JP2006151873A - エステティック用の化粧料セット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 被施術者の嗜好性により、温感マッサージ化粧料を用いたコースか、温感パック化粧料を用いたコースかのコース選択を行い、前者を選択した場合には、化粧料のセットを構成する少なくとも2種のジェル状化粧料が、グリセリンを30〜70質量%含有するものであり、且つ、それぞれの化粧料に於けるグリセリンの含有量が互いに異なっている化粧料セットの内、処理温度を指標に化粧料を選択し、後者を選択した場合には、化粧料のセットを構成する少なくとも2種のエアゾル形態の化粧料が、グリセリンを30〜70質量%含有するものであり、且つ、それぞれの化粧料に於けるグリセリンの含有量が互いに異なっている化粧料セットより、処理温度を指標に化粧料を選択し、選択した化粧料を用いてエステティック施術を行う。
【選択図】 なし
Description
エステティックは、皮膚に適度な刺激を与えることにより、生体全体のシステムを整える施術の総称であり、該エステティックにおいては、与える刺激を適切にコントロールすることが重要な要素となっている。刺激のコントロールは、一つには施術の手技の熟度に依存し、もう一つには施術に用いる化粧料の特性に依存する。この様な背景の元に、エステティック施術で使用される化粧料は、通常の市販されている化粧料とは異なる性質を有するものが使用されることが少なくない。例えば、化粧料を皮膚に置いたときの冷感刺激を抑制するために、或いは、施術に於いて程良い温感を好ましい刺激とする為に、温感付与化粧料を用いたり、好ましい触感刺激を与えるために、特殊な化粧小道具やその小道具に特化した化粧料を用いる技術などが存する。前者の技術としては、ゼオライトの水和熱を利用したもの、ポリエチレングリコールやグリセリンの水和熱を利用したもの、酸化マグネシウムの反応熱を利用したものなどが存する。(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3を参照)後者の技術としては、液状の油性化粧料を刷毛で塗布する技術などが存する。(例えば、特許文献4を参照)この中で、温感付与は、提供する心地よさの度合いが非常に大きいため、特にエステティックには好適なものであると言われている。
(1)エステティック施術のためのエアゾル形態の化粧料のセットであって、化粧料のセットを構成する少なくとも2種の化粧料が、グリセリンを30〜70質量%含有するものであり、且つ、それぞれの化粧料に於けるグリセリンの含有量が互いに異なっていることを特徴とする、化粧料のセット。
(2)パック施術に用いるものであることを特徴とする、(1)に記載の化粧料のセット。
(3)構成する化粧料の特性値が温感の程度として表現されることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の化粧料のセット。
(4)構成する化粧料の種類が5〜10種類であることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の化粧料のセット。
(5)前記化粧料のセットにおいて、構成するそれぞれの化粧料に於けるグリセリンの含有量と水の含有量の和が等しいことを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に記載の化粧料。
(6)温感付与効果において、温度の上昇が0.5〜3℃であることを特徴とする、(1)〜(5)何れか1項に記載の化粧料のセット。
(7)更に、エステティック施術のためのマッサージ施術に用いる化粧料のセットであって、化粧料のセットを構成する少なくとも2種の化粧料が、グリセリンを30〜70質量%含有するものであり、且つ、それぞれの化粧料に於けるグリセリンの含有量が互いに異なっていることを特徴とする、化粧料のセットと組み合わせることを特徴とする、(1)〜(6)何れか1項に記載の化粧料のセット。
(8)前記マッサージ施術に用いる化粧料がジェル形態であることを特徴とする、(7)に記載の化粧料のセット。
(9)温感付与効果を有する化粧料を用いたエステティックの施術に於いて、(7)又は(8)に記載の化粧料セットを用い、被施術者の嗜好性により、温感マッサージ化粧料を用いたコースか、温感パック化粧料を用いたコースかのコース選択を行い、温感マッサージ化粧料コースを選択した場合には、エステティック施術のためのマッサージ施術に用いる化粧料のセットであって、化粧料のセットを構成する少なくとも2種の化粧料が、グリセリンを30〜70質量%含有するものであり、且つ、それぞれの化粧料に於けるグリセリンの含有量が互いに異なっている化粧料セットの内、処理温度を指標に化粧料を選択し、温感パック化粧料を用いたコースを選択した場合には、エアゾル形態の化粧料のセットであって、化粧料のセットを構成する少なくとも2種の化粧料が、グリセリンを30〜70質量%含有するものであり、且つ、それぞれの化粧料に於けるグリセリンの含有量が互いに異なっている化粧料セットより、処理温度を指標に化粧料を選択し、選択した化粧料を用いてエステティック施術を行うことを特徴とする、エステティックの施術方法。
本発明の化粧料のセットについて、施術者の立場での使用性を試験した。化粧料A〜Gには、化粧料の記号と、目安の温度上昇の程度を表示しておいた。即ち、1群5名、4群20名のエスティシャンをパネラーとし、第1群には化粧料Aのみを渡し、第2群には化粧料Dのみを渡し、第3群には化粧料Gのみを渡し、第4群には化粧料A〜Gまでの化粧料を渡した。それぞれのエスティシャンには、これらの化粧料が温感付与効果を有するパック化粧料であり、皮膚にのせ、顔に広げると泡沫状となり、粘度も上昇する。この泡沫化した時点をパックの開始ポイントとし、その状態で5分程度静置する使用形態で使用するものである旨と、目安の温度上昇の程度が表示されている旨とを説明し、2週間試用してもらい、その後に使いやすさを評価してもらった。被施術者は、試験実施者がリクルートし、1人のエスティシャンに対して5名を割り当てた。使いやすさは、評点5:非常に良い、評点4:良い、評点3:可もなく不可もなく、評点2:やや悪い、評点1:悪いの評点を付して評価してもらった。結果を出現例数として、表2に示す。これより、本発明の化粧料のセットの使用が、エスティシャンにとって非常に都合の良いものであることが明白である。
試験例1において、被施術者より、術前術後に唾液を採取し、唾液中のプラステロン硫酸の濃度をサンドウィッチ抗体法により測定し、施術による濃度の上昇率を算出した。表3に平均濃度上昇率を示す。これより、本発明の化粧料のセットは、被験者にとっても好ましいものであることが判る。
(手順)
1.被施術者に、パックを中心とした施術を選択する施術を希望するか、マッサージを中心とした施術を希望するかを問う。
2−1)パックを中心とする施術を希望した場合には、セットAを選択し、希望する温度の上がり具合を問う。この時、具体的に温度の上がり具合を、温度を調整した温水などに触れさせて、大凡の感じを提示するとより好ましい。この温度の上昇の程度より、化粧料を選択する。
2−2)マッサージを中心とする施術を希望した場合には、セットBを選択し希望する温度の上がり具合を問う。この時、具体的に温度の上がり具合を、温度を調整した温水などに触れさせて、大凡の感じを提示するとより好ましい。この温度の上昇の程度より、化粧料を選択する。
Claims (9)
- エステティック施術のためのエアゾル形態の化粧料のセットであって、化粧料のセットを構成する少なくとも2種の化粧料が、グリセリンを30〜70質量%含有するものであり、且つ、それぞれの化粧料に於けるグリセリンの含有量が互いに異なっていることを特徴とする、化粧料のセット。
- パック施術に用いるものであることを特徴とする、請求項1に記載の化粧料のセット。
- 構成する化粧料の特性値が温感の程度として表現されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の化粧料のセット。
- 構成する化粧料の種類が5〜10種類であることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の化粧料のセット。
- 前記化粧料のセットにおいて、構成するそれぞれの化粧料に於けるグリセリンの含有量と水の含有量の和が等しいことを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に記載の化粧料。
- 温感付与効果において、温度の上昇が0.5〜3℃であることを特徴とする、請求項1〜5何れか1項に記載の化粧料のセット。
- 更に、エステティック施術のためのマッサージ施術に用いる化粧料のセットであって、化粧料のセットを構成する少なくとも2種の化粧料が、グリセリンを30〜70質量%含有するものであり、且つ、それぞれの化粧料に於けるグリセリンの含有量が互いに異なっていることを特徴とする、化粧料のセットと組み合わせることを特徴とする、請求項1〜6何れか1項に記載の化粧料のセット。
- 前記マッサージ施術に用いる化粧料がジェル形態であることを特徴とする、請求項7に記載の化粧料のセット。
- 温感付与効果を有する化粧料を用いたエステティックの施術に於いて、請求項7又は8に記載の化粧料セットを用い、被施術者の嗜好性により、温感マッサージ化粧料を用いたコースか、温感パック化粧料を用いたコースかのコース選択を行い、温感マッサージ化粧料コースを選択した場合には、エステティック施術のためのマッサージ施術に用いる化粧料のセットであって、化粧料のセットを構成する少なくとも2種の化粧料が、グリセリンを30〜70質量%含有するものであり、且つ、それぞれの化粧料に於けるグリセリンの含有量が互いに異なっている化粧料セットの内、処理温度を指標に化粧料を選択し、温感パック化粧料を用いたコースを選択した場合には、エアゾル形態の化粧料のセットであって、化粧料のセットを構成する少なくとも2種の化粧料が、グリセリンを30〜70質量%含有するものであり、且つ、それぞれの化粧料に於けるグリセリンの含有量が互いに異なっている化粧料セットより、処理温度を指標に化粧料を選択し、選択した化粧料を用いてエステティック施術を行うことを特徴とする、エステティックの施術方法。
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JP2012082177A (ja) * | 2010-10-14 | 2012-04-26 | Kao Corp | 水性化粧料 |
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JPS61158909A (ja) * | 1984-12-29 | 1986-07-18 | Pola Chem Ind Inc | パツク料 |
JP2000219619A (ja) * | 1999-02-01 | 2000-08-08 | Shiseido Co Ltd | 化粧料 |
JP2000247860A (ja) * | 1999-02-23 | 2000-09-12 | Shiseido Co Ltd | マッサージ化粧料 |
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