JP2006150314A - 回転霧化頭型塗装機の洗浄装置 - Google Patents

回転霧化頭型塗装機の洗浄装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006150314A
JP2006150314A JP2004348600A JP2004348600A JP2006150314A JP 2006150314 A JP2006150314 A JP 2006150314A JP 2004348600 A JP2004348600 A JP 2004348600A JP 2004348600 A JP2004348600 A JP 2004348600A JP 2006150314 A JP2006150314 A JP 2006150314A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating machine
cleaning
atomizing head
rotary atomizing
tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004348600A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Yamada
高史 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP2004348600A priority Critical patent/JP2006150314A/ja
Publication of JP2006150314A publication Critical patent/JP2006150314A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Nozzles (AREA)
  • Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】 洗浄液が洗浄チューブと挿通孔内面との間隙内に逆流するのを防止し、かつ前記間隙内をも洗浄することにより、塗装機のメンテナンス周期を延長できる洗浄装置を提供すること。
【解決手段】 ハウジング31から分離された塗装機30を下向きに保持する保持手段15と、該保持手段15に保持された塗装機30の回転軸333内に設けられた挿通孔3331に挿通される洗浄チューブ11と、下端に突出する前記洗浄チューブ11に洗浄液を供給する洗浄液供給路131、及び前記回転軸333内に設けられた挿通孔3331に挿通された前記洗浄チューブ11の外面と前記挿通孔3331との間の間隙G2に圧縮エアを供給するエア通路133a、133cを設けた供給ブロック13とを備えるように構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、回転霧化頭型塗装機の色替え(1サイクル吹き付け終了)時に、該塗装機の回転霧化頭内を洗浄する洗浄装置に関し、特に塗装機の内部に残留した塗料を洗浄可能にした回転霧化頭型塗装機の洗浄装置に関する。
車両ボデーを塗装する塗装機として、特許第3415458号公報(以下、「特許文献1」という。)に記載されたような「回転霧化頭型塗装装置」が、塗装品質や塗装効率等の点から広く採用されている。
通常、1台ごとに塗色が異なる車両ボデーを同一の塗装ラインで塗装する必要から、塗装装置に供給される塗料を頻繁に入れ替えなければならないが、特許文献1に記載の回転霧化頭型塗装装置では、特許文献1の図7に示されるように、供給される塗料色が異なる多数のフィードユニット29を準備しておき、同じく図9に示されるように、このフィードユニット29をハウジング12のフィードユニット取付部16から取り外し、次色のフィードユニット29をフィードユニット取付部16に挿入して次の塗色の塗装を行うようにしている。
前色のフィードユニット29を取り外した直後に次色のフィードユニット29を挿入して次の塗装を行うと、塗装機19や回転霧化頭21に付着・残留していた前色の塗料が次色の塗料に混入して、所定の塗色が得られないため、前色のフィードユニット29を取り外した後に塗装機19や回転霧化頭21に洗浄液を供給して洗浄することが行われる。
この洗浄装置の1例として特開2004−24950号公報(以下、「特許文献2」という。)に記載された「塗装機洗浄装置」がある。
また、回転霧化頭の内側に開口する塗料用ノズルを洗浄する技術として、特開平9−998号公報(以下、「特許文献3」という。)に、モータ軸の軸芯m上に洗浄ノズル17bを配し、この周りに周方向所定間隔おきに塗料用ノズル11b〜16bを配置し、洗浄用ノズル17bの周方向2箇所に、洗浄剤を放射状に流出させて各塗料用ノズルの先端付近を洗浄するノズル開口52を設けた「多色回転霧化塗装装置および洗浄方法」が記載されている。
特許第3415458号公報 特開2004−24950号公報 特開平9−998号公報
ところが、特許文献2に記載の塗装機洗浄装置10は、被塗装面Wから跳ね返った霧化塗料が、ヘッド4のテーパ面部4tや軸状部4xの外周面に付着し、これが成長するとダストの塊が垂れたり、ダストが霧化塗料に飛ばされて被塗装面Wに付着したりして、塗装不良が発生するため、塗装機1のヘッド4の外周面に対して周囲からシンナーを吹き付けて洗浄するものである(特許文献2の段落「0012」参照)。
また、特許文献3に記載の洗浄経路17は、洗浄用ノズル17bのノズル開口52から交互に放射状にシンナー及び圧縮空気を流出させ、各塗料用ノズル11b〜16bの先端部付近およびベル型ヘッド3の小径内周部3bを洗浄するものである(特許文献3の段落「0067」参照)。
すなわち、特許文献2に記載の塗装機洗浄装置10は、塗装機1のヘッド4の外周面を洗浄するものであり、同じく特許文献3に記載の洗浄経路17は、各塗料用ノズル11b〜16bの先端部付近およびベル型ヘッド3の小径内周部3bを洗浄するものであり、いずれも塗装機内部の汚れ、特に回転霧化頭を高速に回転させる回転軸内の周囲に付着して固化し、その回転を妨げる残留塗料を洗浄するものではない。
特許文献1に記載の回転霧化頭型塗装装置のように、フィードユニットを取り替えて色替えする塗装機の、色替えによる回転霧化頭内の残留塗料を洗浄するものとして、従来は、図11(a)に示すように、フィードユニットのフィードチューブに替えて回転軸9333内に設けられた挿通孔93331に挿通された洗浄チューブ911の先端から洗浄液を吐出させて、回転霧化頭335内に付着した前色の塗料を洗浄する装置が使用されている。
しかし、この従来の洗浄装置910では、図11(a)のb部拡大図である図11(b)に示すように、洗浄チューブ911から吐出された洗浄液が、太線の矢印で示すように回転霧化頭335の中央の山部3351に衝突して残留塗料とともに上部に逆流し、前記洗浄チューブ911と回転軸9333内の挿通孔93331内面との間隙内からエアモータ9331内に進入して固化するため、洗浄チューブ911と回転軸9333とが固着して回転霧化頭335の回転を妨害するとともに、エアモータ9331に異常が発生するという問題があった。
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、洗浄液が洗浄チューブと挿通孔内面との間隙内に逆流するのを防止し、かつ前記間隙内をも洗浄することにより、塗装機のメンテナンス周期を延長できる洗浄装置を提供することを目的とする。
本発明に係る請求項1に記載の回転霧化頭型塗装機の洗浄装置は、前側に塗装機取付部を有し、後側にフィードユニット取付部を有するハウジングと、回転軸を有するエアモータと該エアモータの前側に位置して回転軸に取り付けられた回転霧化頭とを備え、前記ハウジングの塗装機取付部に取り付けられた塗装機と、該回転軸内に設けられた挿通孔に挿通され、先端が回転霧化頭の中央に開口するフィードチューブと該フィードチューブの後側に接続された弁収容部とからなり、前記ハウジングのフィードユニット取付部に取り付けられたフィードユニットと、を備えた回転霧化頭型塗装機の、前記塗装機内部を洗浄する回転霧化頭型塗装機の洗浄装置において、前記ハウジングから分離された前記塗装機を下向きに保持する保持手段と、該保持手段に保持された前記塗装機の前記回転軸内に設けられた挿通孔に挿通される洗浄チューブと、下端に突出する前記洗浄チューブに洗浄液を供給する洗浄液供給路、及び前記回転軸内に設けられた挿通孔に挿通された前記洗浄チューブの外面と前記挿通孔との間の間隙に圧縮エアを供給するエア通路を設けた供給ブロックと、を備えたことを特徴とする。
よって、エア通路を通って挿通孔と前記洗浄チューブの外面との間の間隙に圧縮エアが供給されるので、この間隙内の圧力が高く保持され、残留塗料の混入した洗浄液がこの間隙内に逆流することがなく、前記回転軸と洗浄チューブとが固着することがなく、洗浄中の回転霧化頭をスムースに回転させることができる。
また、本発明に係る請求項2に記載の回転霧化頭型塗装機の洗浄装置は、請求項1に記載の回転霧化頭型塗装機の洗浄装置であって、前記洗浄チューブの軸方向所定位置に、該洗浄チューブの軸と交差し外面に向かって開口する複数の小孔を穿設したことを特徴とする。
よって、前記洗浄チューブ内に供給された洗浄液が前記小孔を通って洗浄チューブと前記挿通孔内面との間隙内にも供給されるため、回転霧化頭内だけでなく前記間隙も洗浄されるので、前記回転軸と洗浄チューブとが固着することがない。
また、本発明に係る請求項3に記載の回転霧化頭型塗装機の洗浄装置は、請求項1又は請求項2に記載の回転霧化頭型塗装機の洗浄装置であって、前記保持手段の上方で、前記供給ブロックを支持する支持手段と、該支持手段を上下移動可能に支持する移動手段と、を備えたことを特徴とする。
よって、ハウジングから分離された回転霧化頭側を下向きにした塗装機を保持手段により保持し、支持手段により支持された供給ブロックを移動手段により下降させて、洗浄チューブを前記塗装機の回転軸の挿通孔に挿入して、前記圧縮エアと洗浄液を注入することにより回転霧化頭型塗装機の洗浄を自動化することができる。
本発明の回転霧化頭型塗装機の洗浄装置によれば、回転軸内に設けられた挿通孔と洗浄チューブの外面との間隙に洗浄液が供給でき、かつ、この間隙に圧縮エアを供給することができるので、間隙内に残留塗料を逆流させずに洗浄でき、回転軸と洗浄チューブとが固着することがない洗浄装置を提供することができる。
次に、本発明に係る回転霧化頭型塗装機の洗浄装置の一の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施の形態の回転霧化頭型塗装機の洗浄装置は、自動車ボデーの塗装ラインに設けられたものである。
ここで、図1は、回転霧化頭型塗装機の洗浄装置の全体を示した側面図であり、図2は、回転霧化頭型塗装機の一部欠載側面図である。
回転霧化頭型塗装機の洗浄装置の構成について説明するが、その前に回転霧化頭型塗装機の概略の構成を説明する。
回転霧化頭型塗装機30は、図2に示すように、前側に塗装機取付部311を有し、後側にフィードユニット取付部313を有し、中間にロボットへの接続部37を有するハウジング31と、該ハウジング31の塗装機取付部311に取り付けられる塗装機33と、フィードユニット取付部313に取り付けられるフィードユニット35とを備えている。
塗装機33は、図3(A)にも示すように、回転軸333を有するエアモータ331と該エアモータ331の前側に位置して回転軸333に取り付けられた回転霧化頭335とを備えている。
回転軸333は挿通孔3331を有する中空のパイプ状で、塗装機本体330の中央に設けられ、挿通孔33011を有する中空の回転軸軸受3301の外側に、わずかな間隙をもって高速回転可能に支持されている。回転軸軸受3301の軸方向の長さは回転軸333を所要長さで支持するように設定され、該回転軸軸受3301の軸方向中間部には、図3(A)のB部詳細である図3(B)に示すように、その中空の内面と外面とを軸と直交する方向で貫通する貫通孔3301aが設けられている。
なお、本実施の形態では、塗装機本体330に回転軸軸受3301を設けているが、該回転軸軸受3301を設けなくてもよい。回転軸軸受3301を設けた場合は、後述するフィードチューブ351や洗浄チューブ11は前記挿通孔33011に挿通されることとなるが、請求項1の「回転軸内に設けられた挿通孔に挿通され」ることと同義として説明する。
フィードユニット35は、比較的大径の弁収容部353と、該弁収容部353の前側からハウジング31を貫通して前方に突出し、前記塗装機33の回転軸軸受3301内に設けられた挿通孔33011に挿通され、先端が回転霧化頭335の中央に開口するフィードチューブ351とを備えている。該フィードチューブ351には弁収容部353を介して図略の塗料供給管から供給される塗料が流通し、その先端から回転霧化頭335の中央に塗料が吐出される。
一方、洗浄装置10は、図1に示すように、回転霧化頭型塗装機30から分離され、回転霧化頭335側を下にした塗装機33を保持する保持手段15と、該保持手段15の上方に設けられた供給ブロック13と、該供給ブロック13を支持する支持手段17と、該支持手段17を上下方向に移動させる移動手段19とを備えている。
なお、上記の構成からなる洗浄装置10は、間断なく清掃作業を行なわせるために左右に2セット設置されているが、その一方のみを表示して説明する。
ハウジング31から分離された塗装機33を保持する保持手段15は、塗装機33の回転霧化頭335を下側に、かつ塗装機33の回転軸333の軸心が後述する供給ブロック13の洗浄チューブ11と同一軸心上になるように塗装機33を保持するものである。
また、洗浄装置10には、前記塗装機33の外面を洗浄する外部洗浄機構40が設けられているが、本発明は、塗装機33の内部、即ち前記回転軸333内に設けられた挿通孔3331を洗浄するものであり、この部分について詳細に説明する。
すなわち、塗装機33の内部を洗浄するために洗浄液を供給する供給ブロック13は、図4に示すように、前記支持手段17に固定されるブロック本体130と、該ブロック本体130の略中央部から下方に突出する洗浄チューブ11とを備えている。
ブロック本体130には、上面に前記支持手段17に固定するための所要数の固定部1301が設けられ、下面には前記塗装機33の上面から突出した位置決めピンが挿入される位置決めピン用孔1302と、後述する洗浄チューブ11を接続するチューブ取付孔1303と、該洗浄チューブ11に洗浄液を送る洗浄液供給路131と、前記洗浄チューブ11ならびに塗装機33のエアモータ331に圧縮エアを送るエア通路133a、133b等が設けられている。
洗浄液供給路131およびエア通路133a、133bは、図7の平面図に記載したように、支持手段17の下面に平行に移動手段19側に延びるパイプ2131、2133aおよび2133bに接続されるように形成されている。
洗浄チューブ11は、上端を前記ブロック本体130の略中央部に設けられたチューブ取付孔1303に嵌入される大径部111と、該大径部111から前記フィードチューブ351と同一の外径を有し、先端が回転霧化頭335の中央底部に開口するパイプ状の細径部115とからなる。
洗浄チューブ11内には、前記ブロック本体130に設けられた洗浄液供給路131に連結する洗浄液通路1115が、細径部115の先端に開口するように設けられている。洗浄液通路1115の先端付近は若干内径が小さく形成されて小径部1151となっている。
小径部1151の上部位置で、前記回転軸軸受3301の下端より下部の位置には、前記洗浄チューブ11の軸と交差し外面に向かって約45°の傾斜で先端側に広がるように開口する複数の小孔1151aが穿設されている。該小孔1151aは、図5に示すように、洗浄チューブ11の軸に直角な断面で十字状に設けられている。
大径部111の、洗浄液通路1115の周囲には、エア通路133aに繋がるエア通路133cが設けられている。該エア通路133cは、供給ブロック13が塗装機33に接続されて前記洗浄チューブ11が塗装機33の回転軸軸受3301内に挿入されたときに、前記洗浄チューブ11の外表面と前記回転軸軸受3301の内周面との間隙G1(図10参照)内に圧縮エアを送るためのものである。
なお、前述した回転軸軸受3301の軸方向中間部に設けられた貫通孔3301a(図3(B)参照)は、供給ブロック13が塗装機33に接続されて前記洗浄チューブ11が塗装機33の回転軸軸受3301内に挿入されたときに、エア通路133cから送られた圧縮エアが前記間隙G1から、前記回転軸軸受3301の外表面と回転軸333の内面すなわち挿通孔3331との間隙内にも供給されて、該間隙内の圧力を高くして残留塗料が入り込まないようにするために設けられている。
次に、供給ブロック13を支持する支持手段17は、図1に示すように、一端に供給ブロック13をボルト179(図4参照)により固定し、他端をステー171により後述する移動手段19のピストン193に保持されている。
そして、供給ブロック13の横面に接続されたパイプ2131、2133a、2133bが、ステー171から保持チェーン173に沿って洗浄液や圧縮エアの供給源に接続されている。
移動手段19は、図1および図6乃至図8に示すように、前記支持手段17のステー171を連結したピストン193と、このピストン193を圧縮エアで上下移動可能にする角型のシリンダ191とからなり、洗浄装置10の後部(図1の左方)に立設されている。
塗装機33を保持する保持手段15は、平面視で略C字形に形成された保持部152が支柱151に支持され、その先端側が左右に分割されている。
また、外部洗浄機構40を支持するステー41は、前記支柱151に取り付けられたシリンダ153により上下動可能になっており、塗装機33が保持部152に保持されると上昇して塗装機33の外部を洗浄するように構成されている。
以上のように構成された回転霧化頭型塗装機30の洗浄装置10の作用を説明する。
次色の塗料に変更するためにロボットのハンド(図略)に取り付けられている回転霧化頭型塗装機30を、図1に2点鎖線で示すように、該ロボットの近傍に据え付けられている洗浄装置10の保持手段15に、塗装機33の回転霧化頭335が下側になるように載置し、保持させた後、回転霧化頭型塗装機30から塗装機33を切り離し、洗浄装置10の図略の他方に設けられた保持手段に保持され、既に洗浄の終了している塗装機とドッキングさせて次の塗色の塗装を行う。
洗浄装置10の本説明側では、つぎに、移動手段19を作動させて支持手段17ひいては供給ブロック13を徐々に下降させ、その洗浄チューブ11を塗装機33の回転軸軸受3301内の挿通孔33011に挿通させ、図8、図9に示すように、供給ブロック13を塗装機33にドッキングさせる。
次に、エア通路133bから圧縮エアをエアモータ331に供給して回転霧化頭335を通常の塗装時のように2万から3万回転/分の高速で回転させる。これと同時にエア通路133aからも圧縮エアを供給して、エア通路133aと連結するエア通路133cを介して洗浄チューブ11の外面と回転軸軸受3301の内面との間隙G1内(図10参照)および回転軸軸受3301に設けた貫通孔3301aを通して回転軸軸受3301の外表面と回転軸3301の内面との間隙内、ならびにこれらの間隙に連なる洗浄チューブ11の外面と回転軸333の内面との間隙G2および回転霧化頭335の塗料孔と洗浄チューブ11の先端との間隙G3に圧縮エアを流し、これらの間隙内の圧力を高めておく。
同時に、洗浄液供給路131からシンナ等の洗浄液を洗浄チューブ11の洗浄液通路1115に供給して、該洗浄チューブ11の先端から回転霧化頭335の中央部に吐出させる。このとき、回転霧化頭335の中央部から吐出された洗浄液は、回転霧化頭335の間隙G4に付着している残留塗料とともに回転霧化頭335の塗料孔と洗浄チューブ11の先端との間隙G3から洗浄チューブ11の外面と回転軸333の内面との間隙G2内に逆流しようとするが、前述したエア通路133cから供給されている圧縮エアにより間隙G1および間隙G2内は圧力が高く保たれているので、逆流せず、残留塗料とともに回転霧化頭335から吐出される。
さらに、洗浄チューブ11の小径部1151に設けられた小孔1151aから洗浄液が間隙G2に吐出されるため、この間隙G2より先端側に残留塗料があったとしても洗浄することができる。
なお、支柱151に設けたシリンダ153により上下動されるステー41に支持された外部洗浄機構40が上昇して塗装機33の外側を覆い、その外部から洗浄液を吹き付けて塗装機33の外面も同時に洗浄する。
そして、洗浄液および圧縮エアの供給を停止して、支持手段17ひいては供給ブロック13を移動手段19により上昇させて最上部位置で待機させて塗装機33の洗浄が完了する。
以上により塗装機33の洗浄が完了したら、ロボットのハンドに取り付けられた次色の塗料を有するフィードユニット35が取り付けられたハウジング31を塗装機33の上部に位置させ、そのフィードチューブ351を挿通孔33011に挿通させて、ハウジング31と塗装機33とをドッキングさせる。そして、塗装機33を洗浄装置10より脱出させて通常の塗装作業を行う。
このように、本実施の形態の洗浄装置10によれば、洗浄チューブ11の外面と回転軸333の内面との間隙に圧縮エアを供給可能にエア通路133a、133cを設けたので、洗浄チューブ11の外面と回転軸333の挿通孔3331との間隙内の圧力を高め、残留塗料の逆流を防ぐことが可能となった。
さらに、洗浄チューブ11の小径部1151に該洗浄チューブ11の軸と交差し外面に向かって開口する複数の小孔1151aを穿設したので、この小孔1151aから吐出される洗浄液によって洗浄チューブ11の外面と回転軸333内の挿通孔3331との間隙内を洗浄することが可能となった。
なお、本発明は前記実施の形態のものに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、前記実施の形態では、フィードユニットに塗料パイプが外部から接続されて塗料が供給されるもので説明したが、これに限られず、フィードユニットに塗料タンクを設けたものでも可能である。
また前述したように、回転軸軸受を設けなくてもよい。
本発明は、前側に塗装機取付部を有し、後側にフィードユニット取付部を有するハウジングと、回転軸を有するエアモータと該エアモータの前側に位置して回転軸に取り付けられた回転霧化頭とを備え、前記ハウジングの塗装機取付部に取り付けられた塗装機と、該回転軸内に設けられた挿通孔に挿通され、先端が回転霧化頭の中央に開口するフィードチューブと該フィードチューブの後側に接続された弁収容部とからなり、前記ハウジングのフィードユニット取付部に取り付けられたフィードユニットと、を備えた回転霧化頭型塗装機の、前記塗装機内部を洗浄する回転霧化頭型塗装機の洗浄装置において、前記ハウジングから分離された前記塗装機を下向きに保持する保持手段と、該保持手段に保持された前記塗装機の前記回転軸内に設けられた挿通孔に挿通される洗浄チューブと、下端に突出する前記洗浄チューブに洗浄液を供給する洗浄液供給路、及び前記回転軸内に設けられた挿通孔に挿通された前記洗浄チューブの外面と前記挿通孔との間の間隙に圧縮エアを供給するエア通路を設けた供給ブロックと、を備えるように構成したので、挿通孔と前記洗浄チューブの外面との間の間隙内の圧力を高めて該間隙内に残留塗料が混在した洗浄液が逆流するのを防止し、洗浄時の回転霧化頭の回転をスムースにすることが可能となった。
本発明の一の実施の形態に係る回転霧化頭型塗装機の洗浄装置の全体を示した側面図である。 本発明の一の実施の形態に係る回転霧化頭型塗装機の一部欠載側面図である。 本発明の一の実施の形態に係る回転霧化頭型塗装機の塗装機の、(A)は断面図であり、(B)は(A)のB部拡大図である。 本発明の一の実施の形態に係る回転霧化頭型塗装機の洗浄装置の供給ブロックの断面図である。 本発明の一の実施の形態に係る回転霧化頭型塗装機の洗浄装置の洗浄チューブに設けた小孔の部分の平面断面図である。 本発明の一の実施の形態に係る回転霧化頭型塗装機の洗浄装置の正面図である。 本発明の一の実施の形態に係る回転霧化頭型塗装機の洗浄装置の平面図である。 本発明の一の実施の形態に係る回転霧化頭型塗装機の洗浄装置の、供給ブロックが塗装機にドッキングした状態の側面図である。 本発明の一の実施の形態に係る回転霧化頭型塗装機の洗浄装置の、供給ブロックが塗装機にドッキングした状態の塗装機と供給ブロックの断面図である。 図9の拡大断面図である。 従来の回転霧化頭型塗装機の洗浄装置の、(a)は供給ブロックが塗装機にドッキングした状態の塗装機と供給ブロックの断面図であり、(b)は(a)のb部拡大図である。
符号の説明
10 洗浄装置
11 洗浄チューブ
1115 洗浄液通路
1151a 小孔
13 供給ブロック
131 洗浄液供給路
133 エア通路
15 保持手段
17 支持手段
19 移動手段
30 回転霧化頭型塗装機
31 ハウジング
311 塗装機取付部
313 フィードユニット取付部
33 塗装機
3301 回転軸軸受
331 エアモータ
333 回転軸
3331 挿通孔
335 回転霧化頭
35 フィードユニット
351 フィードチューブ
353 弁収容部

Claims (3)

  1. 前側に塗装機取付部を有し、後側にフィードユニット取付部を有するハウジングと、
    回転軸を有するエアモータと該エアモータの前側に位置して回転軸に取り付けられた回転霧化頭とを備え、前記ハウジングの塗装機取付部に取り付けられた塗装機と、
    該回転軸内に設けられた挿通孔に挿通され、先端が回転霧化頭の中央に開口するフィードチューブと該フィードチューブの後側に接続された弁収容部とからなり、前記ハウジングのフィードユニット取付部に取り付けられたフィードユニットと、
    を備えた回転霧化頭型塗装機の、前記塗装機内部を洗浄する回転霧化頭型塗装機の洗浄装置において、
    前記ハウジングから分離された前記塗装機を下向きに保持する保持手段と、
    該保持手段に保持された前記塗装機の前記回転軸内に設けられた挿通孔に挿通される洗浄チューブと、
    下端に突出する前記洗浄チューブに洗浄液を供給する洗浄液供給路、及び前記回転軸内に設けられた挿通孔に挿通された前記洗浄チューブの外面と前記挿通孔との間の間隙に圧縮エアを供給するエア通路を設けた供給ブロックと、
    を備えたことを特徴とする回転霧化頭型塗装機の洗浄装置。
  2. 請求項1に記載の回転霧化頭型塗装機の洗浄装置であって、
    前記洗浄チューブの軸方向所定位置に、該洗浄チューブの軸と交差し外面に向かって開口する複数の小孔を穿設したことを特徴とする回転霧化頭型塗装機の洗浄装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の回転霧化頭型塗装機の洗浄装置であって、
    前記保持手段の上方で、前記供給ブロックを支持する支持手段と、
    該支持手段を上下移動可能に支持する移動手段と、
    を備えたことを特徴とする回転霧化頭型塗装機の洗浄装置。
JP2004348600A 2004-12-01 2004-12-01 回転霧化頭型塗装機の洗浄装置 Pending JP2006150314A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004348600A JP2006150314A (ja) 2004-12-01 2004-12-01 回転霧化頭型塗装機の洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004348600A JP2006150314A (ja) 2004-12-01 2004-12-01 回転霧化頭型塗装機の洗浄装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006150314A true JP2006150314A (ja) 2006-06-15

Family

ID=36629223

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004348600A Pending JP2006150314A (ja) 2004-12-01 2004-12-01 回転霧化頭型塗装機の洗浄装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006150314A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010070456A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Noevir Co Ltd アルギナーゼ活性促進剤、免疫賦活剤、抗老化剤、美白剤、抗酸化剤、及び痩身剤
CN114454404A (zh) * 2022-02-14 2022-05-10 上海崇湛智能科技有限公司 一种浸涂固化清洗设备

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010070456A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Noevir Co Ltd アルギナーゼ活性促進剤、免疫賦活剤、抗老化剤、美白剤、抗酸化剤、及び痩身剤
CN114454404A (zh) * 2022-02-14 2022-05-10 上海崇湛智能科技有限公司 一种浸涂固化清洗设备
CN114454404B (zh) * 2022-02-14 2023-10-27 上海昊丰医疗科技有限公司 一种浸涂固化清洗设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5989489B2 (ja) 塗装機用洗浄機構、塗装機の洗浄方法
JP4951870B2 (ja) 工作機械
JP5502489B2 (ja) 汎用噴霧器及びその関連操業方法
JP2007130594A (ja) ワイヤロープの洗浄装置
CN114823430B (zh) 一种用于晶圆清洗的设备及方法
JP2809170B2 (ja) 回転霧化静電塗装装置
JP2006263859A (ja) 工作機械用洗浄装置
JP5029153B2 (ja) 余剰溶射皮膜除去方法および装置ならびに該装置に使用する液体噴射ノズル
KR101373783B1 (ko) 피혁용 오토스프레이 장치
JP2006150314A (ja) 回転霧化頭型塗装機の洗浄装置
JP2008546541A (ja) 互いに同心的に配置された2つの射出領域を有する噴射剤ノズルを備えるアーク溶接トーチまたは切断トーチの洗浄装置、およびこれに対応する方法
JP3932993B2 (ja) 塗装機洗浄装置
JP5653874B2 (ja) 塗装装置及びそれを用いた塗装方法
JP5408791B2 (ja) 回転霧化塗装機
JP2010120148A (ja) 塗装装置におけるスプレーガンの取付構造及びそれを用いたスプレーガンの交換方法
JP2007007533A (ja) 塗装機
JPH0653240B2 (ja) 塗装ガンの洗浄装置
JPH11319456A (ja) エアーフィルター清掃装置
JP6738929B1 (ja) バグフィルターの濾布洗浄装置
JP3601461B2 (ja) ワーク付着物除去装置
JPH0671582B2 (ja) 回転式2系統噴射ノズル装置
JPS6349270A (ja) ミニベル型塗装機の色替洗浄装置
JP7483116B1 (ja) 塗装装置
JP5653875B2 (ja) 塗装装置
JPH05277406A (ja) 塗装ガンのノズル洗浄装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090623

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090818

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100223