JPH05277406A - 塗装ガンのノズル洗浄装置 - Google Patents
塗装ガンのノズル洗浄装置Info
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- JPH05277406A JPH05277406A JP4080659A JP8065992A JPH05277406A JP H05277406 A JPH05277406 A JP H05277406A JP 4080659 A JP4080659 A JP 4080659A JP 8065992 A JP8065992 A JP 8065992A JP H05277406 A JPH05277406 A JP H05277406A
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- coating gun
- coating
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B15/00—Details of spraying plant or spraying apparatus not otherwise provided for; Accessories
- B05B15/50—Arrangements for cleaning; Arrangements for preventing deposits, drying-out or blockage; Arrangements for detecting improper discharge caused by the presence of foreign matter
- B05B15/52—Arrangements for cleaning; Arrangements for preventing deposits, drying-out or blockage; Arrangements for detecting improper discharge caused by the presence of foreign matter for removal of clogging particles
- B05B15/531—Arrangements for cleaning; Arrangements for preventing deposits, drying-out or blockage; Arrangements for detecting improper discharge caused by the presence of foreign matter for removal of clogging particles using backflow
- B05B15/534—Arrangements for cleaning; Arrangements for preventing deposits, drying-out or blockage; Arrangements for detecting improper discharge caused by the presence of foreign matter for removal of clogging particles using backflow by reversing the nozzle relative to the supply conduit
Abstract
(57)【要約】
【目的】 噴射ノズルの詰まりを未然に防止することに
より、噴射ノズルの詰まりによる塗装むらなどの不良を
防止することができ、かつ、噴射ノズルの点検や洗浄の
ための設備の稼働停止時間を短縮することにより設備の
稼働率を向上させることのできる塗装ガンのノズル洗浄
構造を得ること。 【構成】 同一軸線上に対向配置された２つの噴射ノ
ズル１４ａ，１４ｂを有し前記塗装ガンの先端側に反転
自在に取り付けられたノズルホルダ１０と、このノズル
ホルダ１０を反転させて一方の前記噴射ノズル１４ａ
（または１４ｂ）による塗料の噴射を可能にするととも
に、他方の噴射ノズル１４ｂ（または１４ａ）を塗装ガ
ン本体側に位置させて塗装ガン本体１側より供給される
塗料により前記噴射ノズル１４ｂ（または１４ａ）の洗
浄を可能にする反転駆動手段１２とからなることを特徴
とする。
より、噴射ノズルの詰まりによる塗装むらなどの不良を
防止することができ、かつ、噴射ノズルの点検や洗浄の
ための設備の稼働停止時間を短縮することにより設備の
稼働率を向上させることのできる塗装ガンのノズル洗浄
構造を得ること。 【構成】 同一軸線上に対向配置された２つの噴射ノ
ズル１４ａ，１４ｂを有し前記塗装ガンの先端側に反転
自在に取り付けられたノズルホルダ１０と、このノズル
ホルダ１０を反転させて一方の前記噴射ノズル１４ａ
（または１４ｂ）による塗料の噴射を可能にするととも
に、他方の噴射ノズル１４ｂ（または１４ａ）を塗装ガ
ン本体側に位置させて塗装ガン本体１側より供給される
塗料により前記噴射ノズル１４ｂ（または１４ａ）の洗
浄を可能にする反転駆動手段１２とからなることを特徴
とする。
Description
【産業上の利用分野】この発明は、被塗装物に向けて所
定の噴霧パターンで塗料を噴射する塗装ガンのノズル洗
浄装置に関わり、特に、噴射ノズルの詰まりや付着した
異物を除去するための噴射ノズルの洗浄作業を、塗装作
業と同時に行うことのできる塗装ガンのノズル洗浄装置
に関する。
定の噴霧パターンで塗料を噴射する塗装ガンのノズル洗
浄装置に関わり、特に、噴射ノズルの詰まりや付着した
異物を除去するための噴射ノズルの洗浄作業を、塗装作
業と同時に行うことのできる塗装ガンのノズル洗浄装置
に関する。
【０００１】
【従来の技術】塗装ガンの先端に取り付けられた噴射ノ
ズルから噴射される塗料の噴霧パターンの変化は、被塗
装物の塗装面に塗装ムラなどの塗装不良を生じさせる要
因となるため、塗装仕上面の品質安定のためには常に一
定の噴霧パターンを保持して塗装作業を行う必要があ
る。
ズルから噴射される塗料の噴霧パターンの変化は、被塗
装物の塗装面に塗装ムラなどの塗装不良を生じさせる要
因となるため、塗装仕上面の品質安定のためには常に一
定の噴霧パターンを保持して塗装作業を行う必要があ
る。
【０００２】しかし、塗装作業がある程度以上の長時間
に及ぶと、噴射ノズルの塗料噴射口の周縁に塵や塗料カ
スなどの異物が付着して堆積し、あるいはゲル化した塗
料自体が塗料噴射口に詰まって噴霧パターンを乱し、塗
装不良を発生させることがある。そこで、塗装ガンを使
用しての塗装作業においては作業者が常に噴射ノズルか
ら噴射される塗料の噴霧パターンを監視し、適宜に噴射
ノズルの洗浄を行って塗料噴射口の周縁に付着した異物
や塗料噴射口に詰まった異物を除去していた。そして、
上述したような噴射ノズルの洗浄作業における作業負担
の軽減と作業効率の向上のため、自動的にノズル洗浄作
業を行うことができる塗装ガンのノズル洗浄装置が、例
えば実開昭６１−５１０４８号公報や実開昭６３−７７
６５５号公報等により知られている。
に及ぶと、噴射ノズルの塗料噴射口の周縁に塵や塗料カ
スなどの異物が付着して堆積し、あるいはゲル化した塗
料自体が塗料噴射口に詰まって噴霧パターンを乱し、塗
装不良を発生させることがある。そこで、塗装ガンを使
用しての塗装作業においては作業者が常に噴射ノズルか
ら噴射される塗料の噴霧パターンを監視し、適宜に噴射
ノズルの洗浄を行って塗料噴射口の周縁に付着した異物
や塗料噴射口に詰まった異物を除去していた。そして、
上述したような噴射ノズルの洗浄作業における作業負担
の軽減と作業効率の向上のため、自動的にノズル洗浄作
業を行うことができる塗装ガンのノズル洗浄装置が、例
えば実開昭６１−５１０４８号公報や実開昭６３−７７
６５５号公報等により知られている。
【０００３】図３は、塗装ガンのノズル洗浄装置の従来
例にかかり、本願出願人が実開昭６３−７７６５５号公
報で開示した塗装ガンのノズル洗浄装置の作用を説明す
る要部の断面図である。この塗装ガンのノズル洗浄装置
においては、図３（Ａ）に示すように、塗装ガン本体２
１の先端に設けられたカバー２３に塗料を所定の噴霧パ
ターンで噴射するノズルチップ２４（噴射ノズル）が反
転可能に取り付けられている。このノズルチップ２４の
塗料噴射口２６に塗料カスなどの異物２７が詰まったと
きには、図３（Ｂ）に示すように、図示しない反転駆動
装置によりノズルチップ２４を１８０度反転させ、塗装
ガン本体２１から塗料供給孔２２を経て供給される高圧
の塗料により塗料噴射口２６に詰まった異物２７を除去
することができるものである。そして、異物２７を除去
した後は、ノズルチップ２４を再度反転させて塗装作業
を再開することができる。
例にかかり、本願出願人が実開昭６３−７７６５５号公
報で開示した塗装ガンのノズル洗浄装置の作用を説明す
る要部の断面図である。この塗装ガンのノズル洗浄装置
においては、図３（Ａ）に示すように、塗装ガン本体２
１の先端に設けられたカバー２３に塗料を所定の噴霧パ
ターンで噴射するノズルチップ２４（噴射ノズル）が反
転可能に取り付けられている。このノズルチップ２４の
塗料噴射口２６に塗料カスなどの異物２７が詰まったと
きには、図３（Ｂ）に示すように、図示しない反転駆動
装置によりノズルチップ２４を１８０度反転させ、塗装
ガン本体２１から塗料供給孔２２を経て供給される高圧
の塗料により塗料噴射口２６に詰まった異物２７を除去
することができるものである。そして、異物２７を除去
した後は、ノズルチップ２４を再度反転させて塗装作業
を再開することができる。
【０００４】しかしながら、上述した従来の塗装ガンの
ノズル洗浄装置においては、塗料噴射口２６に詰まった
異物２７は、ノズルチップ２４を反転させて塗装ガン本
体２１側から高圧の塗料を供給するのみでは容易に除去
できない場合があり、このような場合には作業者は塗装
作業を中断してノズルチップ２４の洗浄作業に専念しな
ければならず、作業者の作業負担が大きいばかりでな
く、塗装装置の停止により設備の稼働率が低下するとい
う問題があった。また、上述した従来の装置において
は、ノズルチップ２４の洗浄作業中は被塗装物の塗装作
業を行うことができず、塗料噴射口２６の詰まりを未然
に防止するためにノズルチップ２４の洗浄を頻繁に行う
ものとすれば設備の停止時間が長くなり設備稼働率が低
下することから、塗料噴射口２６の詰まりや異物の付着
による噴霧パターンの変化を未然に防止することが困難
であった。
ノズル洗浄装置においては、塗料噴射口２６に詰まった
異物２７は、ノズルチップ２４を反転させて塗装ガン本
体２１側から高圧の塗料を供給するのみでは容易に除去
できない場合があり、このような場合には作業者は塗装
作業を中断してノズルチップ２４の洗浄作業に専念しな
ければならず、作業者の作業負担が大きいばかりでな
く、塗装装置の停止により設備の稼働率が低下するとい
う問題があった。また、上述した従来の装置において
は、ノズルチップ２４の洗浄作業中は被塗装物の塗装作
業を行うことができず、塗料噴射口２６の詰まりを未然
に防止するためにノズルチップ２４の洗浄を頻繁に行う
ものとすれば設備の停止時間が長くなり設備稼働率が低
下することから、塗料噴射口２６の詰まりや異物の付着
による噴霧パターンの変化を未然に防止することが困難
であった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記の問題
点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
定期的に噴射ノズルの洗浄を行うことにより噴射ノズル
の詰まりや異物の付着を未然に防止して塗装不良の発生
を低減させることができ、かつ、噴射ノズルの洗浄作業
による設備稼働率を低下させることのない塗装ガンのノ
ズル洗浄装置を得るところにある。
点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
定期的に噴射ノズルの洗浄を行うことにより噴射ノズル
の詰まりや異物の付着を未然に防止して塗装不良の発生
を低減させることができ、かつ、噴射ノズルの洗浄作業
による設備稼働率を低下させることのない塗装ガンのノ
ズル洗浄装置を得るところにある。
【０００６】
【問題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
めに、この発明の塗装ガンのノズル洗浄装置は、塗装ガ
ン本体の先端側に取り付けられ前記塗装ガン本体側から
供給される塗料を所定の噴霧パターンで噴射する噴射ノ
ズルを洗浄するための塗装ガンのノズル洗浄装置におい
て、同一軸線上に対向配置された２つの噴射ノズルを有
し前記塗装ガンの先端側に反転自在に取り付けられたノ
ズルホルダと、このノズルホルダを反転させて一方の前
記噴射ノズルによる塗料の噴射を可能にするとともに、
他方の噴射ノズルを塗装ガン本体側に位置させて塗装ガ
ン本体側より供給される塗料により他方の前記噴射ノズ
ルの洗浄を可能にする反転駆動手段とからなることを特
徴とするものである。
めに、この発明の塗装ガンのノズル洗浄装置は、塗装ガ
ン本体の先端側に取り付けられ前記塗装ガン本体側から
供給される塗料を所定の噴霧パターンで噴射する噴射ノ
ズルを洗浄するための塗装ガンのノズル洗浄装置におい
て、同一軸線上に対向配置された２つの噴射ノズルを有
し前記塗装ガンの先端側に反転自在に取り付けられたノ
ズルホルダと、このノズルホルダを反転させて一方の前
記噴射ノズルによる塗料の噴射を可能にするとともに、
他方の噴射ノズルを塗装ガン本体側に位置させて塗装ガ
ン本体側より供給される塗料により他方の前記噴射ノズ
ルの洗浄を可能にする反転駆動手段とからなることを特
徴とするものである。
【０００７】
【作用】この発明は前記のとおり構成されているので、
以下のように作用する。塗装ガン本体側から供給される
塗料は、ノズルホルダに対向配置された他方の噴射ノズ
ルを通って一方の噴射ノズルに流れ、この噴射ノズルか
ら所定の噴霧パターンで被塗装物に向けて噴射される。
他方の噴射ノズルは、前記一方の噴射ノズルによる塗装
作業の間前記他方の噴射ノズルを通過する高圧の塗料の
流れにより塗料噴射口の洗浄が行われ、詰まりや異物の
除去が行われる。ここで、反転駆動手段によりノズルホ
ルダを反転させると、ノズルホルダに対向配置された２
つの噴射ノズルが入れ換わり、前記他方の噴射ノズルに
より塗料が噴射されて塗装作業が継続されるとともに、
一方の噴射ノズルは供給される高圧の塗料の流れにより
塗料噴射口の洗浄が行われる。
以下のように作用する。塗装ガン本体側から供給される
塗料は、ノズルホルダに対向配置された他方の噴射ノズ
ルを通って一方の噴射ノズルに流れ、この噴射ノズルか
ら所定の噴霧パターンで被塗装物に向けて噴射される。
他方の噴射ノズルは、前記一方の噴射ノズルによる塗装
作業の間前記他方の噴射ノズルを通過する高圧の塗料の
流れにより塗料噴射口の洗浄が行われ、詰まりや異物の
除去が行われる。ここで、反転駆動手段によりノズルホ
ルダを反転させると、ノズルホルダに対向配置された２
つの噴射ノズルが入れ換わり、前記他方の噴射ノズルに
より塗料が噴射されて塗装作業が継続されるとともに、
一方の噴射ノズルは供給される高圧の塗料の流れにより
塗料噴射口の洗浄が行われる。
【０００８】
【実施例】以下、図面に従ってこの発明の好適な実施例
について説明する。なお、この発明はこの実施例により
何ら限定されるものでない。図１はこの発明の塗装ガン
のノズル洗浄装置にかかり、その側面断面図、図２は図
１のＸ方向矢視図である。この発明の塗装ガンのノズル
洗浄装置は、対向配置して取り付けられた２つの噴射ノ
ズル１４ａ，１４ｂを有し塗装ガン本体１の先端側に反
転自在に取り付けられたノズルホルダ１０と、前記ノズ
ルホルダ１０を反転させる反転駆動手段としての反転駆
動装置１２とからなる。
について説明する。なお、この発明はこの実施例により
何ら限定されるものでない。図１はこの発明の塗装ガン
のノズル洗浄装置にかかり、その側面断面図、図２は図
１のＸ方向矢視図である。この発明の塗装ガンのノズル
洗浄装置は、対向配置して取り付けられた２つの噴射ノ
ズル１４ａ，１４ｂを有し塗装ガン本体１の先端側に反
転自在に取り付けられたノズルホルダ１０と、前記ノズ
ルホルダ１０を反転させる反転駆動手段としての反転駆
動装置１２とからなる。
【０００９】塗装ガン本体１の内部には、この塗装ガン
本体１の外部に設けられた塗料供給装置１７にホース１
９およびカプラ接続部１８を介して連通する塗料室３が
穿設されている。塗料を所定の噴霧パターンで噴射する
ことのできる噴射ノズル１４ａ，１４ｂは、球体の両側
面を切落して略太鼓形状に形成されたノズルホルダ１０
の両側面に対向配置して取り付けられている。この噴射
ノズル１４ａ，１４ｂは同一軸線にあって前記ノズルホ
ルダ１０の外側に向けてそれぞれ開口する塗料噴射口１
６ａ，１６ｂを有しており、かつ、前記ノズルホルダ１
０の内部中央に形成された空洞部１３側から前記塗料噴
射口１６ａ，１６ｂに向けて次第にその内径が減少して
なる塗料通孔１３ａ，１３ｂが形成されている。
本体１の外部に設けられた塗料供給装置１７にホース１
９およびカプラ接続部１８を介して連通する塗料室３が
穿設されている。塗料を所定の噴霧パターンで噴射する
ことのできる噴射ノズル１４ａ，１４ｂは、球体の両側
面を切落して略太鼓形状に形成されたノズルホルダ１０
の両側面に対向配置して取り付けられている。この噴射
ノズル１４ａ，１４ｂは同一軸線にあって前記ノズルホ
ルダ１０の外側に向けてそれぞれ開口する塗料噴射口１
６ａ，１６ｂを有しており、かつ、前記ノズルホルダ１
０の内部中央に形成された空洞部１３側から前記塗料噴
射口１６ａ，１６ｂに向けて次第にその内径が減少して
なる塗料通孔１３ａ，１３ｂが形成されている。
【００１０】ノズルホルダ１０は、塗装ガン本体１の先
端にリテーナナット９を介して取り付けられたハウジン
グ８内で、その前後に配設されたパッキン１１ａおよび
パッキン１１ｂにより液密状態に保持されている。前記
ノズルホルダ１０を反転させる反転駆動装置１２は、前
記ハウジング８の外周面上に取り付けられており、その
回動軸１２ａの先端はハウジング８を挿通してノズルホ
ルダ１０の外周面に固着されている。この反転駆動装置
１２は、回動軸１２ａを１８０度反転させることのでき
る、例えばエアアクチュエータなどで構成されており、
図示しない制御装置の制御命令によりノズルホルダ８を
図１中矢印で示す方向に１８０度反転させることができ
るものである。
端にリテーナナット９を介して取り付けられたハウジン
グ８内で、その前後に配設されたパッキン１１ａおよび
パッキン１１ｂにより液密状態に保持されている。前記
ノズルホルダ１０を反転させる反転駆動装置１２は、前
記ハウジング８の外周面上に取り付けられており、その
回動軸１２ａの先端はハウジング８を挿通してノズルホ
ルダ１０の外周面に固着されている。この反転駆動装置
１２は、回動軸１２ａを１８０度反転させることのでき
る、例えばエアアクチュエータなどで構成されており、
図示しない制御装置の制御命令によりノズルホルダ８を
図１中矢印で示す方向に１８０度反転させることができ
るものである。
【００１１】また、塗装ガン本体１とハウジング８との
間には、前記塗装ガン本体１の先端から螺入され塗料室
３を挿通する弁棒２により開閉される塗料供給孔５が形
成された弁体４と、この弁体４とノズルホルダ１０との
間に介在し、パッキン１１ａ，１１ｂおよびノズルホル
ダ１０がハウジング８内で移動しないように規制するス
ペーサ７とが設けられている。
間には、前記塗装ガン本体１の先端から螺入され塗料室
３を挿通する弁棒２により開閉される塗料供給孔５が形
成された弁体４と、この弁体４とノズルホルダ１０との
間に介在し、パッキン１１ａ，１１ｂおよびノズルホル
ダ１０がハウジング８内で移動しないように規制するス
ペーサ７とが設けられている。
【００１２】上記のように構成されたこの発明の塗装ガ
ンのノズル洗浄装置の作用を説明する。塗料は、塗装ガ
ン本体１の外部に設けられた塗料供給装置１７からホー
ス１９を介して塗料室３内に供給される。次に塗料供給
孔５を開閉する弁棒２を後退（図面右方向）させると、
前記塗料供給孔５が開いて塗料室３内の塗料が塗装ガン
の先端側に向けて流れる。塗料は、塗料供給孔５および
スペーサ７に形成された塗料供給孔６を経てノズルホル
ダ１０に達し、このノズルホルダ１０の後方（塗装ガン
本体１側）に位置する噴射ノズル１４ｂの塗料噴射口１
６ｂから塗料通孔１５ｂを通って空洞部１３内に流れ
る。塗料噴射口１６ｂの周縁に付着した塗料カスなどの
異物は、この塗料の流れとともに除去される。
ンのノズル洗浄装置の作用を説明する。塗料は、塗装ガ
ン本体１の外部に設けられた塗料供給装置１７からホー
ス１９を介して塗料室３内に供給される。次に塗料供給
孔５を開閉する弁棒２を後退（図面右方向）させると、
前記塗料供給孔５が開いて塗料室３内の塗料が塗装ガン
の先端側に向けて流れる。塗料は、塗料供給孔５および
スペーサ７に形成された塗料供給孔６を経てノズルホル
ダ１０に達し、このノズルホルダ１０の後方（塗装ガン
本体１側）に位置する噴射ノズル１４ｂの塗料噴射口１
６ｂから塗料通孔１５ｂを通って空洞部１３内に流れ
る。塗料噴射口１６ｂの周縁に付着した塗料カスなどの
異物は、この塗料の流れとともに除去される。
【００１３】さらに塗料は、ノズルホルダ１０の前方
（塗装ガン先端側）に位置する噴射ノズル１４ａの塗料
通孔１５ａを通って塗料噴射口１６ａより所定の噴霧パ
ターンにて被塗装物に向けて噴射される。この噴射ノズ
ル１４ａによる被塗装物の塗装台数が所定台数になる
と、図示しない制御装置の制御命令により反転駆動装置
１２が駆動してノズルホルダ１０を図１中矢印の方向に
回動させる。ノズルホルダ１０は、パッキン１１ａ，１
１ｂとの接触面に案内されながら１８０度反転して噴射
ノズル１４ａと１４ｂとを入れ換える。従って、被塗装
物の塗装作業は洗浄を終えた噴射ノズル１４ｂにより継
続されるとともに、噴射ノズル１４ａの洗浄が行われ
る。
（塗装ガン先端側）に位置する噴射ノズル１４ａの塗料
通孔１５ａを通って塗料噴射口１６ａより所定の噴霧パ
ターンにて被塗装物に向けて噴射される。この噴射ノズ
ル１４ａによる被塗装物の塗装台数が所定台数になる
と、図示しない制御装置の制御命令により反転駆動装置
１２が駆動してノズルホルダ１０を図１中矢印の方向に
回動させる。ノズルホルダ１０は、パッキン１１ａ，１
１ｂとの接触面に案内されながら１８０度反転して噴射
ノズル１４ａと１４ｂとを入れ換える。従って、被塗装
物の塗装作業は洗浄を終えた噴射ノズル１４ｂにより継
続されるとともに、噴射ノズル１４ａの洗浄が行われ
る。
【００１４】なお、この発明の塗装ガンのノズル洗浄装
置においてはノズルホルダ１０に２つの噴射ノズル１４
ａ，１４ｂを対向配置して設けたことにより、塗料噴射
の際の背圧を従来のものに比して２倍にすることがで
き、従って、塗料噴射口１６ａ，１６ｂの口径を従来の
ものより大きく形成することができるので、塗料噴射口
に詰まった異物の除去が容易であるうえ、塗料噴射口１
６ａ，１６ｂの穿孔加工を容易にすることができるとい
う利点がある。また、上記の実施例では、噴射ノズル１
４ａと１４ｂとの交換は、一方の噴射ノズル１４ａ（ま
たは１４ｂ）による被塗装物の塗装台数が所定台数にな
ったときに行われるものとして説明したが、一方の噴射
ノズル１４ａ（または１４ｂ）による塗料の噴射時間が
所定時間に達したときに噴射ノズル１４ａと１４ｂとを
入れ換えるものとしてもよいことはいうまでもない。さ
らに、ノズルホルダ１０の反転駆動手段としてエアアク
チュエータなどの反転駆動装置を用いるものとして説明
したが、反転駆動手段としてはこれに限られるものでな
く、例えば、実開昭６３−７７６５５号公報に記載の反
転駆動機構を採用するものとしてもよい。
置においてはノズルホルダ１０に２つの噴射ノズル１４
ａ，１４ｂを対向配置して設けたことにより、塗料噴射
の際の背圧を従来のものに比して２倍にすることがで
き、従って、塗料噴射口１６ａ，１６ｂの口径を従来の
ものより大きく形成することができるので、塗料噴射口
に詰まった異物の除去が容易であるうえ、塗料噴射口１
６ａ，１６ｂの穿孔加工を容易にすることができるとい
う利点がある。また、上記の実施例では、噴射ノズル１
４ａと１４ｂとの交換は、一方の噴射ノズル１４ａ（ま
たは１４ｂ）による被塗装物の塗装台数が所定台数にな
ったときに行われるものとして説明したが、一方の噴射
ノズル１４ａ（または１４ｂ）による塗料の噴射時間が
所定時間に達したときに噴射ノズル１４ａと１４ｂとを
入れ換えるものとしてもよいことはいうまでもない。さ
らに、ノズルホルダ１０の反転駆動手段としてエアアク
チュエータなどの反転駆動装置を用いるものとして説明
したが、反転駆動手段としてはこれに限られるものでな
く、例えば、実開昭６３−７７６５５号公報に記載の反
転駆動機構を採用するものとしてもよい。
【００１５】
【発明の効果】この発明は前記したとおり構成されてい
るので以下のような効果を奏する。ノズルホルダを反転
させることにより対向配置された２つの噴射ノズルを入
れ換えて、一方の噴射ノズルによる被塗装物の塗装作業
を行うと同時に他方の噴射ノズルの洗浄作業を行うこと
ができるので、定期的に噴射ノズルを入れ換えて洗浄を
行うことにより噴射ノズルの詰まりや異物の付着による
噴霧パターンの変化を未然に防止して、塗装不良の発生
を低減させることができる。また、塗装作業とノズルの
洗浄作業とが一つの装置内で同時に行われるので、噴射
ノズルの洗浄のために塗装装置などを停止させる必要が
なく噴射ノズルの洗浄による設備稼働率の低下を防止す
ることができる。
るので以下のような効果を奏する。ノズルホルダを反転
させることにより対向配置された２つの噴射ノズルを入
れ換えて、一方の噴射ノズルによる被塗装物の塗装作業
を行うと同時に他方の噴射ノズルの洗浄作業を行うこと
ができるので、定期的に噴射ノズルを入れ換えて洗浄を
行うことにより噴射ノズルの詰まりや異物の付着による
噴霧パターンの変化を未然に防止して、塗装不良の発生
を低減させることができる。また、塗装作業とノズルの
洗浄作業とが一つの装置内で同時に行われるので、噴射
ノズルの洗浄のために塗装装置などを停止させる必要が
なく噴射ノズルの洗浄による設備稼働率の低下を防止す
ることができる。
【図１】この発明の塗装ガンのノズル洗浄装置にかか
り、その側面断面図である。
り、その側面断面図である。
【図２】図１のＸ方向矢視図である。
【図３】塗装ガンのノズル洗浄装置の従来例に係り、
（Ａ）は塗料噴射状態を示す要部の断面側面図、（Ｂ）
は詰まり除去作業を示す要部の断面側面図である。
（Ａ）は塗料噴射状態を示す要部の断面側面図、（Ｂ）
は詰まり除去作業を示す要部の断面側面図である。
１ 塗装ガン本体 ２ 弁棒 ３ 塗料室 ４ 弁体 ５，６ 塗料供給孔 ７ スペーサ ８ ハウジング ９ リテーナナット １０ ノズルホルダ １１ａ，１１ｂ パッキン １２ 反転駆動装置（反転駆動手段） １３ 空洞部 １４ａ，１４ｂ 噴射ノズル １５ａ，１５ｂ 塗料通孔 １６ａ，１６ｂ 塗料噴射口 １７ 塗料供給装置 １８ カプラ接続部 １９ ホース
Claims (1)
- 【請求項１】 塗装ガン本体の先端側に取り付けられ前
記塗装ガン本体側から供給される塗料を所定の噴霧パタ
ーンで噴射する噴射ノズルを洗浄するための塗装ガンの
ノズル洗浄装置において、 同一軸線上に対向配置された２つの噴射ノズルを有し前
記塗装ガンの先端側に反転自在に取り付けられたノズル
ホルダと、 このノズルホルダを反転させて一方の前記噴射ノズルに
よる塗料の噴射を可能にするとともに、他方の噴射ノズ
ルを塗装ガン本体側に位置させて塗装ガン本体側より供
給される塗料により前記噴射ノズルの洗浄を可能にする
反転駆動手段とからなることを特徴とする塗装ガンのノ
ズル洗浄装置。 【０００１】
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4080659A JPH05277406A (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | 塗装ガンのノズル洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4080659A JPH05277406A (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | 塗装ガンのノズル洗浄装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05277406A true JPH05277406A (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=13724493
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4080659A Pending JPH05277406A (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | 塗装ガンのノズル洗浄装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05277406A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1445030A2 (fr) * | 2003-01-17 | 2004-08-11 | Exit S.A. | Tête de pulvérisation reversible |
| US9283577B2 (en) | 2013-06-26 | 2016-03-15 | Nelson Irrigation Corporation | Sprinkler with multi-functional, side-load nozzle |
| US9387494B2 (en) | 2013-10-10 | 2016-07-12 | Nelson Irrigation Corporation | Sprinkler with multi-functional, side-load nozzle insert with ball-type valve |
| US9403177B2 (en) | 2013-06-26 | 2016-08-02 | Nelson Irrigation Corporation | Sprinkler with multi-functional, side-load nozzle |
| US9534619B2 (en) | 2013-06-26 | 2017-01-03 | Nelson Irrigation Corporation | Sprinkler with multi-functional, side-load nozzle with nozzle storage clip and related tool |
-
1992
- 1992-04-02 JP JP4080659A patent/JPH05277406A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1445030A2 (fr) * | 2003-01-17 | 2004-08-11 | Exit S.A. | Tête de pulvérisation reversible |
| US6918546B2 (en) * | 2003-01-17 | 2005-07-19 | Exit Sa | Reversible spray head |
| EP1445030A3 (fr) * | 2003-01-17 | 2008-12-17 | LEISI, Marcel | Tête de pulvérisation reversible |
| US9283577B2 (en) | 2013-06-26 | 2016-03-15 | Nelson Irrigation Corporation | Sprinkler with multi-functional, side-load nozzle |
| US9403177B2 (en) | 2013-06-26 | 2016-08-02 | Nelson Irrigation Corporation | Sprinkler with multi-functional, side-load nozzle |
| US9534619B2 (en) | 2013-06-26 | 2017-01-03 | Nelson Irrigation Corporation | Sprinkler with multi-functional, side-load nozzle with nozzle storage clip and related tool |
| US9387494B2 (en) | 2013-10-10 | 2016-07-12 | Nelson Irrigation Corporation | Sprinkler with multi-functional, side-load nozzle insert with ball-type valve |
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