JP3932993B2 - 塗装機洗浄装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、塗装機のヘッドの先端からその軸方向に沿った所定範囲を洗浄する塗装機洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の塗装機洗浄装置の一例が実開平6−63162号公報に記載されている。前記塗装機洗浄装置は、図10に示すように、洗浄用ガン111と乾燥用ガン112とを備えている。洗浄用ガン111は、斜め下向きの状態でロボットアーム103に取付けられた塗装機105のノズル106に向かって洗浄液を吹付ける構成であり、そのノズル106の先端面に付着した塗料を洗い落す。また、乾燥用ガン112は、洗浄後にノズル106に向かってエアーを吹付け、そのノズル106の乾燥を行うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した塗装機洗浄装置は、塗装機105のノズル106の先端面に向かって洗浄液を吹付けることでそのノズル106の先端面の洗浄を行う方式のため、ノズル106の外周面側から垂れ下がった塗料の塊等を良好に除去することが難しい。また、ノズル106の先端面に付着した塗料の一部が洗浄液と共にノズル106の外周面側に押上げられ、その外周面の先端近傍に付着することがある。
また、ノズル106の先端面に向かって、離れた位置から斜め上向き及び斜め下向きに洗浄液を吹き付けるため、洗浄液の飛散防止用カバーが大きなものになり、スペースを取る。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、塗装機のヘッドの先端及びその周辺のみならず、ヘッドの先端からその軸方向に沿った所定範囲まで良好に洗浄できる塗装機洗浄装置の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、塗装機のヘッドの先端からその軸方向に沿った所定範囲を洗浄する塗装機洗浄装置であって、先端を下側にした状態で前記ヘッドを支持する支持手段と、前記支持手段により支持された前記ヘッドを同軸に囲んだ状態で軸方向に移動可能に構成されているリング状部材と、前記リング状部材の内壁面に円周方向で所定間隔を空けて複数設けられ、前記ヘッドに向けて洗浄液を噴射する洗浄液噴射口と、前記リング状部材の内壁面に円周方向で所定間隔を空けて複数設けられ、前記ヘッドに向けてエアーを噴射するエアー噴射口と、前記リング状部材の下部に上端が全周に渡って取付けられる構成で、洗浄液の噴射時に前記洗浄液の飛散を防止する筒状カバーと、前記洗浄液が前記ヘッドの洗浄予定範囲の上端から下端に向けて順に吹き付けられるように前記リング状部材及び前記筒状カバーを移動させる移動手段と、前記筒状カバーの下側に配置された洗浄液の回収容器であり、その開口が前記筒状カバーの下端面よりも高い位置にあり、前記筒状カバーの移動を妨げないように構成された受け部材とを有しており、前記リング状部材の内壁面の軸方向上端部には、隙間を介して前記ヘッドを囲むことができる突条が円周方向に形成されて、その突条の頂部に前記エアー噴射口が斜め下方に向けて設けられ、前記突条よりも下側の位置に前記洗浄液噴射口が同じく斜め下方に向けて設けられていることを特徴とする。
【0005】
本発明によると、リング状部材がヘッドを囲んでいる状態で洗浄液噴射口から洗浄液が噴射されると、その洗浄液がヘッドの外周面に対して周囲から吹付けられ、その洗浄液が吹付けられる部分が洗浄される。さらに、この状態からリング状部材が移動手段の働きで下降すると、リング状部材が下降する過程で、ヘッドの外周面からそのヘッドの先端までが周囲から均等に洗浄される。即ち、本発明によると、塗装機のヘッドの先端及びその周辺のみならず、ヘッドの先端からその軸方向に沿った所定範囲まで良好に洗浄できる。このため、ヘッドの軸状部の外周面に付着塗料が残ることがなく、付着塗料の落下等による塗装不良の発生を低減できる。
【0006】
また、塗装機のヘッドに向けてエアーを噴射するエアー噴射口がリング状部材の内壁面に円周方向で所定間隔を空けて複数設けられる構成とすることで、洗浄後にエアー噴射口からエアーを噴射させてヘッドの先端からその軸方向に沿った所定範囲を均等に乾燥することができる。
また、リング状部材の下部に、洗浄液の噴射時に洗浄液の飛散を防止する筒状カバーが取付けられることにより、必要最小限のスペースで、その筒状カバーにより洗浄液の飛散防止を図ることができる。
また、筒状カバーの下側に洗浄液を回収する受け部材を設けることで、洗浄液を効率的に回収することができる。
【0007】
また、リング状部材の内壁面の軸方向上端部には、隙間を介して塗装機のヘッドを囲むことができる突条が円周方向に形成されており、前記突条の頂部にエアー噴射口が設けられており、さらに前記突条よりも下側の位置に洗浄液噴射口が設けられている。
このため、洗浄液噴射口から噴射された洗浄液が突条に遮られてヘッドの後方に飛散し難くなるとともに、そのヘッドの先端方向に流れ易くなる。また、突条はリング状部材の軸方向上端部に形成されており、さらに突条の頂部にエアー噴射口が設けられているため、ヘッドに付着した洗浄液をエアーにより効率的に除去できる。
【0008】
また、エアー噴射口から噴射されるエアーと洗浄液噴射口から噴射される洗浄液とを斜め下方に向けて噴射するように構成すれば、ヘッドの外周面に衝突したエアーや洗浄液がそのヘッドの先端方向に流れ易くなる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図9に基づいて、本発明の実施形態1に係る塗装機洗浄装置の説明を行う。ここで、図1は本実施形態に係る塗装機洗浄装置の洗浄機構を表す縦断面図であり、図2は図1のIIA- IIA矢視断面図(A図)及びIIB- IIB矢視断面図(B図)、図3は図1のIII矢視拡大図である。また、図4は塗装機洗浄装置の全体正面図、図5は塗装機洗浄装置の全体側面図である。ここで、塗装機洗浄装置の左右方向をX方向、前後方向をY方向及び上下方向をZ方向として以下の説明を行う。なお、上下方向(Z方向)における下側を先端側、上側を後側とする。
先ず、塗装機洗浄装置10の説明を行う前に、図6に基づいて、塗装機1の説明を行う。
【0010】
塗装機1は、ロボットのハンドに取付けられる塗装機本体2と、その塗装機本体2の先端に装着されるヘッド4とから構成されている。
ヘッド4は、塗料を霧化させ、その霧化した塗料(霧化塗料)を放出する部分であり、先細軸状に形成されている。即ち、ヘッド4は、先端寄りに軸状部4xを備えており、その軸状部4xの先端にテーパ面部4tが形成されている。そして、前記テーパ面部4tの先端中央に霧化塗料を放出する噴出部4wが設けられている。また、ヘッド4の軸状部4xの後側には拡開部を介して大径軸状部4eが形成されており、その大径軸状部4eの後側にフランジ部4fが形成されている。
ヘッド4の内部中央には回転体4bが設けられている。回転体4bは、ヘッド4と同軸に保持された状態で軸回りに高速回転可能に構成されており、塗料Trを遠心力で拡散させる働きをする。
【0011】
回転体4bの先端部は、ヘッド4先端の開孔(図示されていない)から所定寸法だけ突出しており、その開孔と回転体4bとの間でリング状に形成された隙間からエアーArが放出される。そして、拡散された前記塗料Trが前記エアーArに飛ばされることで塗料Trが霧化される。即ち、ヘッド4先端の開孔及び回転体4bの先端部が霧化塗料の噴出部4wとなる。
また、ヘッド4内には霧化塗料に静電気を印加させる高電圧印加手段(図示されていない)が設けられている。
【0012】
ヘッド4の噴出部4wから噴き出された霧化塗料は静電気の働きで効率的に被塗装面Wに吸引されて塗布される。しかし、一部の霧化塗料は被塗装面Wから跳ね返り、ヘッド4のテーパ面部4tや軸状部4xの外周面に付着する。特に、車両のボディ内塗装の場合、狭い箇所や複雑形状部位が多いため、近距離塗装を余儀なくされる。このため、被塗装面Wから跳ね返った霧化塗料(跳ね返りダスト)がヘッド4のテーパ面部4tや軸状部4xの外周面に付着し易くなる。ヘッド4のテーパ面部4tや外周面に跳ね返りダストが付着して成長すると、ダストの塊が垂れたり、ダストが霧化塗料に飛ばされて被塗装面Wに付着したりし、塗装不良が発生する。
【0013】
塗装機洗浄装置10は、上記した不具合をなくすために塗装機1のヘッド4を定期的に洗浄する装置であり、図4、図5等に示すように、ヘッド4の支持機構20と洗浄機構30とから構成されている。
支持機構20は、塗装機1のヘッド4を下向き、かつそのヘッド4の軸心がZ軸(鉛直線 矢印Z)とほぼ平行になるように支持する部分であり、図5に示すように、ベース12上に立設された主支柱21と背面支柱22とを備えている。主支柱21の上端部には、塗装機1のヘッド4を下方及び周方向から支えるヘッドクランプ24が固定されている。
【0014】
ヘッドクランプ24は、平面略C字形に形成されており、そのヘッドクランプ24の先端側(図4において手前側)が左右に分割されている。ヘッドクランプ24には、図1、図4に示すように、塗装機1のヘッド4の後端部に形成されたフランジ部4fを下方から支持する水平な円弧状段部24dと、そのヘッド4の大径軸状部4eを周方向から拘束する拘束部24kとが設けられている。
【0015】
ヘッドクランプ24の左右の分割部には、それぞれクランプピン24p(図1参照)が軸方向(X方向)に進退可能な状態で内蔵されている。クランプピン24pは、塗装機1のヘッド4を半径方向からクランプするためのピンであり、先端に円錐部24aが形成されている。また、そのクランプピン24pのほぼ中央位置にはフランジ状のピストン24zが形成されている。そして、クランプピン24pのピストン24zがヘッドクランプ24の左右の分割部にそれぞれ形成されたシリンダ24yに収納されている。また、前記シリンダ24y内には、クランプピン24pをシリンダ24yから突出させる方向(前進方向)に付勢されたスプリング24rが収納されている。
【0016】
上記構造により、シリンダ24yが動作しない状態では、クランプピン24pはスプリング24rの力で前進限界位置に保持されており、クランプピン24pの円錐部24aがヘッドクランプ24の拘束部24kから突出している。この状態からシリンダ24yが動作すると、クランプピン24pがスプリング24rの力に抗して後進限界位置まで後進し、クランプピン24pの円錐部24aは拘束部24kの内側に収納される。
ここで、塗装機1のヘッド4の大径軸状部4eには、所定位置にクランプピン24pの円錐部24aと嵌合可能な凹部4hが形成されている。
【0017】
支持機構20の背面支柱22には、図5に示すように、昇降部材26が昇降可能に装着されており、その昇降部材26の先端部分に軸状の位置決め部材27が取付けられている。位置決め部材27は、塗装機1のヘッド4を上方から押える部材であり、その下端面中央に位置決めピン27pが同軸に形成されている。位置決め部材27及び位置決めピン27pは、軸心がZ軸と平行に、かつヘッドクランプ24の円弧状段部24dと同軸に保持されている。さらに、位置決めピン27pの外径寸法はヘッド4の中心開孔(図示されていない)の内径寸法とほぼ等しい値に設定されている。また、位置決め部材27の下端部の外径寸法は、塗装機本体2の先端部の外径寸法とほぼ等しい値に設定されており、ヘッド4のフランジ部4fの内側凹部(図示されていない)に嵌合可能に構成されている。
【0018】
したがって、塗装機1のヘッド4がヘッドクランプ24にセットされた状態で、位置決め部材27の位置決めピン27pがヘッド4の中心開孔に通され、その位置決め部材27の先端部がヘッド4のフランジ部4fの内側凹部と嵌合した状態で、ヘッド4の上部(後部)は上下方向及び周方向から拘束される。さらに、ヘッドクランプ24の拘束部24kから突出した左右のクランプピン24pの先端がヘッド4の大径軸状部4eの凹部4hと嵌合することで、ヘッド4は支持機構20に固定される。即ち、塗装機1のヘッド4は下向きの状態で、かつその軸心がZ軸とほぼ平行になるように、支持機構20bに固定される。したがって、支持機構20が本発明の支持手段に相当する。
【0019】
次に、洗浄機構30の説明を行う。
洗浄機構30は、支持機構20に支持されたヘッド4を洗浄する部分であり、図5に示すように、主支柱21に取付けられた昇降シリンダ32を備えている。昇降シリンダ32の可動部には昇降部材33を介して飛散防止筒34がヘッドクランプ24と同軸に固定されている。さらに、飛散防止筒34の上端部に洗浄リングユニット40が同軸に固定されている。
【0020】
洗浄リングユニット40は、略リング形をした部材であり、その最小内径寸法がヘッド4の軸状部4xの外径寸法よりも若干大きな値に設定されている。洗浄リングユニット40は、図1、図3に示すように、内部リング41と、その内部リング41を覆う外部リング42とから構成されており、両リング41,42の合わせ部分に環状の主エアー通路43と、同じく環状の主洗浄液通路44とが上下に形成されている。さらに、主エアー通路43の上方と、主エアー通路43と主洗浄液通路44の中間と、主洗浄液通路44の下方とに、リング状のシール部材45が装着されている。
【0021】
主エアー通路43には、図示されていないエアー配管が洗浄リングユニット40の昇降を妨げないように接続されており、そのエアー配管にエアブローバルブが取付けられている。また、主洗浄液通路44には図示されていない洗浄液配管が同じく洗浄リングユニット40の昇降を妨げないように接続されており、その洗浄液配管に洗浄液吐出バルブが取付けられている。ここで、洗浄液には一般的にシンナーが使用される。
【0022】
内部リング41の上端部には、半径方向内側に張り出す内フランジ部41fが形成されており、この内フランジ部41fにエアー分岐通路43bが形成されている。エアー分岐通路43bは、主エアー通路43から内フランジ部41fの頂部に向かって上り傾斜で半径方向に延びており、先端位置で絞られた状態で斜め下方に折り曲げられている。そして、内フランジ部41fの頂部の位置でエアー分岐通路43bが開口しており、その開口がエアー噴射口43nとなる。エアー分岐通路43bは、図2(A)に示すように、内フランジ部41fの円周方向に等間隔で、例えば、24本形成されている。なお、エアー分岐通路43bの数を24本から若干増減することも可能である。
即ち、内フランジ部41fの部分が洗浄リングユニット40の最小内径寸法部分になるとともに、その内フランジ部41fが本発明の突条に相当する。
【0023】
内部リング41の内フランジ部41fの下側には、図3に示すように、薄肉部41tが形成されており、この薄肉部41tの上端位置(内フランジ部41fと薄肉部41tとの境位置)に洗浄液分岐通路44bが形成されている。洗浄液分岐通路44bは、主洗浄液通路44から下り傾斜で半径方向に延びており、薄肉部41tの内壁面の位置で開口している。即ち、その開口が洗浄液噴射口44nとなる。洗浄液分岐通路44bは、図2(B)に示すように、薄肉部41tの円周方向に等間隔で、例えば、36本形成されている。なお、洗浄液分岐通路44bの数を36本から若干増減することも可能である。
【0024】
内部リング41の薄肉部41tの下側には、図1に示すように、外フランジ部41yが形成されており、この外フランジ部41yが例えばボルト等により外部リング42に固定されている。さらに、内部リング41の外フランジ部41yが飛散防止筒34の内周面上端に固定されている。したがって、洗浄リングユニット40は、内部リング41の外フランジ部41yによって飛散防止筒34に固定される。
即ち、洗浄リングユニット40が本発明のリング状部材に相当し、飛散防止筒34が本発明の筒状カバーに相当する。また、昇降シリンダ32が本発明の移動手段に相当する。
【0025】
塗装機洗浄装置10のベース12上には、図4等に示すように、飛散防止筒34の真下位置に洗浄液を回収するための回収容器39が設置されている。
回収容器39は上部開放形の容器であり、その開口39mの高さ位置が上限位置に保持された飛散防止筒34の下端面よりも高い位置に設定されている。また、回収容器39の深さ寸法は、飛散防止筒34が下限位置まで下降した状態で、その飛散防止筒34の下端面が回収容器39の底面39bに当接しない深さに設定されている。
【0026】
次に、図7から図9のフローチャートに基づいて塗装機洗浄装置10の動作説明を行う。
先ず、塗装機本体2からヘッド4が取り外され、そのヘッド4が支持機構20のヘッドクランプ24にセットされる。即ち、ヘッド4のフランジ部4fがヘッドクランプ24の円弧状段部24d上に載置されるとともに、ヘッド4の大径軸状部4eがそのヘッドクランプ24の拘束部24kによって周方向から拘束される。さらに、位置決め部材27が下降し、その位置決め部材27の位置決めピン27pがヘッド4の中心開孔に通されるとともに、その位置決め部材27の先端部がヘッド4のフランジ部4fの内側凹部と嵌合する。この状態で、ヘッド4の上部(後部)は上下方向及び周方向から拘束される。さらに、ヘッドクランプ24の拘束部24kから突出した左右のクランプピン24pの先端がヘッド4の大径軸状部4eの凹部4hと嵌合することで、ヘッド4がヘッドクランプ24に固定される(図7ステップ101参照)。
【0027】
この状態で、図示されていない制御部のカウンタが零(N=0)となる(ステップ102参照)。
次に、洗浄機構30の昇降シリンダ32が上昇方向に駆動され、洗浄リングユニット40及び飛散防止筒34が上昇する。そして、洗浄リングユニット40及び飛散防止筒34が図1に示す上限位置まで到達した段階で昇降シリンダ32が停止する(ステップ103からステップ107参照)。即ち、この状態で、洗浄リングユニット40の洗浄液噴射口44nがヘッド4の軸状部4xを囲んだ状態に保持される。
前述のように、ステップ102で N=0 に設定されているため(ステップ109 YES)、次に洗浄液による洗浄(以下、シンナー洗浄という)が行われる(ステップ120)。
【0028】
シンナー洗浄処理では、図8に示すように、先ず、洗浄液(シンナー)吐出バルブが開かれる(ステップ121参照)。これによって、シンナーが洗浄液配管、主洗浄液通路44を介して各々の洗浄液分岐通路44bを通り、洗浄液分岐通路44bの洗浄液噴射口44nから噴射される。噴射されたシンナーはヘッド4の軸状部4xの外周面に対して周方向から吹付けられ、そのヘッド4の軸状部4xを洗浄する。
【0029】
この状態で、昇降シリンダ32が下降方向に低速駆動され、洗浄リングユニット40及び飛散防止筒34がゆっくりと下降する(ステップ122)。これによって、ヘッド4に対するシンナーの吹付け位置が徐々にヘッド4の先端方向に移動する。そして、洗浄リングユニット40の洗浄液噴射口44nがヘッド4の噴出部4wを囲む位置まで洗浄リングユニット40が下降した段階、即ち、洗浄リングユニット40が洗浄下限位置まで下降した段階で、昇降シリンダ32が停止し、シンナー吐出バルブが閉じられる(ステップ123〜125)。
なお、洗浄下限位置は、洗浄液噴射口44nのレベルがヘッド4の噴出部4wのレベルよりも低くなる位置に設定することも可能である。
【0030】
このように、ヘッド4に対して周囲からシンナーを吹付け、さらにその吹付け位置をヘッド4の先端方向に移動させる方式のため、ヘッド4の軸状部4xからヘッド4の先端の噴出部4wまで均等に洗浄される。ヘッド4に吹付けられたシンナーはそのヘッド4を洗浄した後、飛散防止筒34によって効率的に回収容器39に回収される。
このようにして、シンナー洗浄処理(図7 ステップ120)が終了すると、制御部のカウンタに1を加算する(図7 ステップ111 N=1)。これによって、処理はステップ113からステップ103に進み、昇降シリンダ32が上昇方向に駆動される。
【0031】
そして、洗浄リングユニット40及び飛散防止筒34が上限位置まで到達した段階で昇降シリンダ32が停止する(ステップ103からステップ107)。
前述のように、ステップ111で N=1 に設定されているため、次にエアブローが行われる(ステップ130)。
エアブロー処理では、図9に示すように、先ず、エアブローバルブが開かれる(ステップ131参照)。これによって、エアーがエアー配管、主エアー通路43を介して各々のエアー分岐通路43bを通り、エアー分岐通路43bのエアー噴射口43nから噴射される。噴射されたエアーはヘッド4の軸状部4xの外周面に対して周方向から吹付けられる。
【0032】
この状態で、昇降シリンダ32が下降方向に低速駆動され、洗浄リングユニット40及び飛散防止筒34がゆっくりと下降する(ステップ133)。これによって、ヘッド4に対するエアーの吹付け位置が徐々にヘッド4の先端方向に移動する。そして、洗浄リングユニット40が洗浄下限位置まで下降した段階で、昇降シリンダ32が停止し、エアブローバルブが閉じられる(ステップ133〜138)。これによって、ヘッド4はエアーによって均等に乾燥させられる。
【0033】
このようにして、エアブロー処理(図7 ステップ130)が終了すると、制御部のカウンタに1を加算する(ステップ111 N=2)。これによって、処理はステップ113からステップ103に進み、昇降シリンダ32が上昇方向に駆動される。そして、上記したように、再びエアブロー処理(ステップ130)が実行される。エアブロー処理が終了して制御部のカウンタに1が加算されると
N=3 になるため、塗装機洗浄装置10の洗浄動作が終了する。
【0034】
このように、本実施形態に係る塗装機洗浄装置10によると、塗装機1のヘッド4における軸状部4xの先端に設けられた噴出部4w及びその周辺のみならず、その軸状部4xの外周面まで良好に洗浄できる。このため、ヘッド4の軸状部4xの外周面に付着塗料が残ることがなく、付着塗料の落下等による塗装不良の発生を低減できる。
また、洗浄リングユニット40の内壁面にエアー噴射口43nを円周方向に所定間隔で複数個設けているため、噴射エアーによりヘッド4の軸状部4xからその軸状部4xの先端の噴出部4wまで均等に乾燥することができる。
【0035】
また、洗浄リングユニット40を飛散防止筒34の内側に取付けることにより、その飛散防止筒34で洗浄液の飛散防止を図るとともに、その洗浄液を回収容器39に効率的に回収することができる。
また、洗浄リングユニット40の内壁面の上端部には、隙間を介して塗装機1のヘッド4の軸状部4xを囲むことができる内フランジ部41fが形成されて、その内フランジ部41fよりも下側の位置に洗浄液噴射口44nが設けられている。このため、洗浄液噴射口44nから噴射された洗浄液が内フランジ部41fに遮られてヘッド4の後方に飛散し難くなるとともに、そのヘッド4の先端方向に流れ易くなる。
【0036】
また、内フランジ部41fの頂部にエアー噴射口43nが設けられているため、エアー噴射口43nがヘッド4の軸状部4xと接近しており、勢い良くエアーをヘッド4に吹付けることができる。このため、ヘッド4の軸状部4xからヘッド4の先端にかけて付着した洗浄液を効率的に除去できる。
また、エアー噴射口43nから噴射されるエアーと洗浄液噴射口44nから噴射される洗浄液とは斜め下方に向けて噴射されるため、ヘッド4の軸状部4xの外周面に衝突したエアーや洗浄液がそのヘッド4の先端方向に流れ易くなる。
【0037】
ここで、本実施形態に係る塗装機洗浄装置10では、塗装機1から取り外されたヘッド4を支持する支持機構20を例に説明を行ったが、ロボットのハンドに取付けられた塗装機1のヘッド4をそのまま支持できる構造の支持機構を採用することも可能である。
また、本実施形態では、支持機構20と洗浄機構30とを一組備える塗装機洗浄装置10を例に説明を行ったが、例えば、支持機構20と洗浄機構30とを二組設けるようにすることも可能である。これにより、一方の組の支持機構20と洗浄機構30とにより一方のヘッド4の洗浄を行っている間に、他の組の支持機構20と洗浄機構30とにより洗浄された他方のヘッド4を塗装機1に装着して塗装を続行することができる。即ち、洗浄待ち時間を省略できる。
【0038】
【発明の効果】
本発明によると、塗装機のヘッドにおける軸状部の先端に設けられた噴出部及びその周辺のみならず、その軸状部の外周面まで良好に洗浄できるため、ヘッドの軸状部の外周面に付着塗料が残ることがなく、付着塗料の落下等による塗装不良の発生を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る塗装機洗浄装置の洗浄機構等を表す縦断面図である。
【図2】図1のIIA -IIA矢視断面図(A図)及びIIB -IIB矢視断面図(B図)である。
【図3】図1のIII矢視拡大図である。
【図4】塗装機洗浄装置の全体正面図である。
【図5】塗装機洗浄装置の全体側面図である。
【図6】塗装機のヘッドの部分の拡大図である。
【図7】塗装機洗浄装置の動作を表すフローチャートである。
【図8】塗装機洗浄装置の動作を表すフローチャートである。
【図9】塗装機洗浄装置の動作を表すフローチャートである。
【図10】従来の塗装機洗浄装置を表す平面図(A図)及び側面図(B図)である。
【符号の説明】
1 塗装機
4 ヘッド
4x 軸状部
4w 噴出部
20 支持機構(支持手段)
32 昇降シリンダ(移動手段)
34 飛散防止筒(筒状カバー)
39 回収容器(受け部材)
40 洗浄リングユニット(リング状部材)
41f 内フランジ部(リング状の突条)
43n エアー噴射口
44n 洗浄液噴射口
Claims (1)
- 塗装機のヘッドの先端からその軸方向に沿った所定範囲を洗浄する塗装機洗浄装置であって、
先端を下側にした状態で前記ヘッドを支持する支持手段と、
前記支持手段により支持された前記ヘッドを同軸に囲んだ状態で軸方向に移動可能に構成されているリング状部材と、
前記リング状部材の内壁面に円周方向で所定間隔を空けて複数設けられ、前記ヘッドに向けて洗浄液を噴射する洗浄液噴射口と、
前記リング状部材の内壁面に円周方向で所定間隔を空けて複数設けられ、前記ヘッドに向けてエアーを噴射するエアー噴射口と、
前記リング状部材の下部に上端が全周に渡って取付けられる構成で、洗浄液の噴射時に前記洗浄液の飛散を防止する筒状カバーと、
前記洗浄液が前記ヘッドの洗浄予定範囲の上端から下端に向けて順に吹き付けられるように前記リング状部材及び前記筒状カバーを移動させる移動手段と、
前記筒状カバーの下側に配置された洗浄液の回収容器であり、その開口が前記筒状カバーの下端面よりも高い位置にあり、前記筒状カバーの移動を妨げないように構成された受け部材とを有しており、
前記リング状部材の内壁面の軸方向上端部には、隙間を介して前記ヘッドを囲むことができる突条が円周方向に形成されて、その突条の頂部に前記エアー噴射口が斜め下方に向けて設けられ、前記突条よりも下側の位置に前記洗浄液噴射口が同じく斜め下方に向けて設けられていることを特徴とする塗装機洗浄装置。
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