JPH08192083A - 塗装機の洗浄装置 - Google Patents
塗装機の洗浄装置Info
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- JPH08192083A JPH08192083A JP7021340A JP2134095A JPH08192083A JP H08192083 A JPH08192083 A JP H08192083A JP 7021340 A JP7021340 A JP 7021340A JP 2134095 A JP2134095 A JP 2134095A JP H08192083 A JPH08192083 A JP H08192083A
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- coating machine
- cleaning
- jig
- washing
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B15/00—Details of spraying plant or spraying apparatus not otherwise provided for; Accessories
- B05B15/50—Arrangements for cleaning; Arrangements for preventing deposits, drying-out or blockage; Arrangements for detecting improper discharge caused by the presence of foreign matter
- B05B15/55—Arrangements for cleaning; Arrangements for preventing deposits, drying-out or blockage; Arrangements for detecting improper discharge caused by the presence of foreign matter using cleaning fluids
- B05B15/555—Arrangements for cleaning; Arrangements for preventing deposits, drying-out or blockage; Arrangements for detecting improper discharge caused by the presence of foreign matter using cleaning fluids discharged by cleaning nozzles
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- Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 作業環境を悪化させることなく、塗装機のほ
ぼ全面を迅速に洗浄することができる塗装機の洗浄装置
を提供する。 【構成】 塗料を噴射する塗装機を洗浄する塗装機の洗
浄装置であって、略円環状に配設され、かつその内周側
に前記塗装機をその軸線方向で挿入自在に構成された治
具１２と、この治具１２にその内周側に突出するよう配
設され、かつ前記塗装機の挿入に伴って該塗装機の外周
部と摺動する洗浄部材１５と、この洗浄部材１５および
前記塗装機の外周部にシンナーを供給するよう配設され
たシンナーノズル１８と、洗浄部材１５および前記塗装
機の外周部に空気を供給するエアノズル１９とを備え
る。
ぼ全面を迅速に洗浄することができる塗装機の洗浄装置
を提供する。 【構成】 塗料を噴射する塗装機を洗浄する塗装機の洗
浄装置であって、略円環状に配設され、かつその内周側
に前記塗装機をその軸線方向で挿入自在に構成された治
具１２と、この治具１２にその内周側に突出するよう配
設され、かつ前記塗装機の挿入に伴って該塗装機の外周
部と摺動する洗浄部材１５と、この洗浄部材１５および
前記塗装機の外周部にシンナーを供給するよう配設され
たシンナーノズル１８と、洗浄部材１５および前記塗装
機の外周部に空気を供給するエアノズル１９とを備え
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、塗料を噴射して塗装
を行うよう構成された塗装機を洗浄する装置に関するも
のである。
を行うよう構成された塗装機を洗浄する装置に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】塗料の噴霧を噴射するよう構成された塗
装機では、その噴射口の目詰まりを防止するとともに、
塗装機に付着した塗料が対象物等に飛散することを防止
するため、定期的に塗装機の洗浄を行わなければならな
い。したがって、自動車のボデー等を塗装する工程を自
動化する場合、塗装機の洗浄を自動的に行う装置を配設
する必要がある。このような洗浄装置の一例が、実開平
６−３１８５７号公報に記載されている。これを図４に
示し、簡単に説明する。
装機では、その噴射口の目詰まりを防止するとともに、
塗装機に付着した塗料が対象物等に飛散することを防止
するため、定期的に塗装機の洗浄を行わなければならな
い。したがって、自動車のボデー等を塗装する工程を自
動化する場合、塗装機の洗浄を自動的に行う装置を配設
する必要がある。このような洗浄装置の一例が、実開平
６−３１８５７号公報に記載されている。これを図４に
示し、簡単に説明する。
【０００３】図４において、この塗装機の洗浄装置は、
塗装ロボット１に連結された塗装機すなわち塗装ガン２
と、洗浄液を収容する洗浄液容器３と、この洗浄液容器
３に回転可能に支持されるとともに、前記洗浄液に一部
分が浸される回転ブラシ４とを備えている。そして、回
転ブラシ４の回転により、洗浄液を供給しながら、塗装
ガン２の先端部分すなわち噴射口を洗浄するように構成
されている。
塗装ロボット１に連結された塗装機すなわち塗装ガン２
と、洗浄液を収容する洗浄液容器３と、この洗浄液容器
３に回転可能に支持されるとともに、前記洗浄液に一部
分が浸される回転ブラシ４とを備えている。そして、回
転ブラシ４の回転により、洗浄液を供給しながら、塗装
ガン２の先端部分すなわち噴射口を洗浄するように構成
されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】自動化された塗装工程
では、そのラインを効率良く稼働するために複雑な洗浄
工程を組み込むことができず、上述のような塗装ガン２
の先端部分のみを洗浄する装置が使用されている。すな
わち、従来の自動化された塗装工程では、塗装ガン２の
本体部分に付着した塗料を取り除くことができず、この
本体部分に付着した塗料が被塗装物等に飛散することが
あった。
では、そのラインを効率良く稼働するために複雑な洗浄
工程を組み込むことができず、上述のような塗装ガン２
の先端部分のみを洗浄する装置が使用されている。すな
わち、従来の自動化された塗装工程では、塗装ガン２の
本体部分に付着した塗料を取り除くことができず、この
本体部分に付着した塗料が被塗装物等に飛散することが
あった。
【０００５】そこで、洗浄液を塗装ガン２に噴射するよ
うな洗浄装置を用いて、塗装ガン２の本体部分（ほぼ全
面）を洗浄するよう構成すると、洗浄に要する時間を短
縮しながら十分な洗浄力を得るためには、圧力の高い洗
浄液を大量に噴射せざるを得ず、洗浄液の消費量が増大
するとともに、噴射された洗浄液が周囲の雰囲気を悪化
させるという不都合がある。
うな洗浄装置を用いて、塗装ガン２の本体部分（ほぼ全
面）を洗浄するよう構成すると、洗浄に要する時間を短
縮しながら十分な洗浄力を得るためには、圧力の高い洗
浄液を大量に噴射せざるを得ず、洗浄液の消費量が増大
するとともに、噴射された洗浄液が周囲の雰囲気を悪化
させるという不都合がある。
【０００６】この発明は、上記の事情を背景としてなさ
れたもので、洗浄液の使用量を増大させることなく、塗
装機のほぼ全面を迅速に洗浄することができる塗装機の
洗浄装置を提供することを目的とするものである。
れたもので、洗浄液の使用量を増大させることなく、塗
装機のほぼ全面を迅速に洗浄することができる塗装機の
洗浄装置を提供することを目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項１に記載された発明は、塗料を噴射する塗
装機を洗浄する塗装機の洗浄装置であって、略環状に配
設され、かつその内周側に前記塗装機をその軸線方向で
挿入自在に構成された治具と、この治具にその内周側に
突出するよう配設され、かつ前記塗装機の挿入に伴って
該塗装機の外周部と摺動する洗浄部材と、この洗浄部材
と前記塗装機の外周部との少なくとも一方に洗浄液を供
給するよう配設された洗浄液供給手段と、前記洗浄部材
と前記塗装機の外周部との少なくとも一方に気体を供給
する気体供給手段とを備えていることを特徴とするもの
である。
めに、請求項１に記載された発明は、塗料を噴射する塗
装機を洗浄する塗装機の洗浄装置であって、略環状に配
設され、かつその内周側に前記塗装機をその軸線方向で
挿入自在に構成された治具と、この治具にその内周側に
突出するよう配設され、かつ前記塗装機の挿入に伴って
該塗装機の外周部と摺動する洗浄部材と、この洗浄部材
と前記塗装機の外周部との少なくとも一方に洗浄液を供
給するよう配設された洗浄液供給手段と、前記洗浄部材
と前記塗装機の外周部との少なくとも一方に気体を供給
する気体供給手段とを備えていることを特徴とするもの
である。
【０００８】請求項２に記載された発明は、前記挿入さ
れた塗装機の外周部と前記洗浄部材とが接触しながら相
対的に回転するよう構成されていることを特徴とするも
のである。
れた塗装機の外周部と前記洗浄部材とが接触しながら相
対的に回転するよう構成されていることを特徴とするも
のである。
【０００９】請求項３に記載された発明は、前記治具お
よび洗浄部材に、その半径方向に貫通する穴が設けられ
ていることを特徴とするものである。
よび洗浄部材に、その半径方向に貫通する穴が設けられ
ていることを特徴とするものである。
【００１０】
【作用】請求項１に記載の発明によれば、略環状に配設
されて塗装機の外周部と軸線方向で摺動する洗浄部材に
より、洗浄液供給手段により供給された洗浄液が有効に
利用されるため、塗装機の外周部が迅速に洗浄される。
されて塗装機の外周部と軸線方向で摺動する洗浄部材に
より、洗浄液供給手段により供給された洗浄液が有効に
利用されるため、塗装機の外周部が迅速に洗浄される。
【００１１】また、塗装機の外周部に付着した洗浄液
は、前記気体供給手段により供給された気体により乾
燥、もしくは乾燥した洗浄手段により拭き取られるよう
になるため、迅速に取り除かれる。
は、前記気体供給手段により供給された気体により乾
燥、もしくは乾燥した洗浄手段により拭き取られるよう
になるため、迅速に取り除かれる。
【００１２】請求項２に記載の発明によれば、塗装機の
外周部と洗浄部材との摺動が、軸線方向だけでなく、円
周方向においても行われるので、塗装機の洗浄効果が向
上する。
外周部と洗浄部材との摺動が、軸線方向だけでなく、円
周方向においても行われるので、塗装機の洗浄効果が向
上する。
【００１３】請求項３に記載の発明によれば、洗浄部材
に塗装機から取り除かれた塗料粕などの付着物が堆積し
た場合、治具および洗浄部材に設けられた穴を介して付
着物を容易に排出することができる。特に、治具（洗浄
部材）が回転している場合、遠心力により付着物が順次
排出されるため、洗浄部材は清浄状態に維持され、所定
の洗浄効果を持続する。
に塗装機から取り除かれた塗料粕などの付着物が堆積し
た場合、治具および洗浄部材に設けられた穴を介して付
着物を容易に排出することができる。特に、治具（洗浄
部材）が回転している場合、遠心力により付着物が順次
排出されるため、洗浄部材は清浄状態に維持され、所定
の洗浄効果を持続する。
【００１４】
【実施例】以下、この発明を図１ないし図３に示した実
施例に基づいて詳細に説明する。この実施例の洗浄装置
は、自動車のボデー等の塗装を行う回転噴霧化静電塗装
機を自動的に洗浄するものである。図１において、この
洗浄装置は、前記塗装機の洗浄を行う洗浄部１０と、こ
の洗浄部１０の動作を制御する制御部１１とを備えてい
る。
施例に基づいて詳細に説明する。この実施例の洗浄装置
は、自動車のボデー等の塗装を行う回転噴霧化静電塗装
機を自動的に洗浄するものである。図１において、この
洗浄装置は、前記塗装機の洗浄を行う洗浄部１０と、こ
の洗浄部１０の動作を制御する制御部１１とを備えてい
る。
【００１５】まず、この洗浄装置の洗浄部１０について
説明する。この洗浄部１０は、治具１２と、この治具１
２を回転させる駆動部１３とを備えている。治具１２
は、略円環状に配設される複数の腕部１４から構成さ
れ、この腕部１４の内周面に内周側に突出するよう取り
付けられたブラシやスポンジ等の洗浄部材１５とを有し
ている。そして、略円環状に配設された複数の腕部１４
の一端のみが連結されるよう構成されており、治具１２
の内周側に前記塗装機が軸線方向に出入することができ
るようになっている。
説明する。この洗浄部１０は、治具１２と、この治具１
２を回転させる駆動部１３とを備えている。治具１２
は、略円環状に配設される複数の腕部１４から構成さ
れ、この腕部１４の内周面に内周側に突出するよう取り
付けられたブラシやスポンジ等の洗浄部材１５とを有し
ている。そして、略円環状に配設された複数の腕部１４
の一端のみが連結されるよう構成されており、治具１２
の内周側に前記塗装機が軸線方向に出入することができ
るようになっている。
【００１６】より具体的に説明すると、治具１２内の所
定位置に前記塗装機が移動したときに、塗装機の噴出口
から周部に亘って接触するように、塗装機の形状に沿う
（倣う）ような洗浄部材１５が複数の腕部１４の内周面
に配設されている。そして、洗浄部材１５および腕部１
４には、図３に示すように、その軸線方向に貫通するよ
うな穴１６、すなわち内周側と外周側とに開口部を有す
るような穴１６が適宜設けられている。
定位置に前記塗装機が移動したときに、塗装機の噴出口
から周部に亘って接触するように、塗装機の形状に沿う
（倣う）ような洗浄部材１５が複数の腕部１４の内周面
に配設されている。そして、洗浄部材１５および腕部１
４には、図３に示すように、その軸線方向に貫通するよ
うな穴１６、すなわち内周側と外周側とに開口部を有す
るような穴１６が適宜設けられている。
【００１７】さらに、治具１２の外周側には、シンナー
等の洗浄液の飛散を防止する略円筒形状のカバー部材１
７が配設されている。このカバー部材１７の開口部に
は、治具１２の開口部からその内周側に向けて洗浄液を
噴出する複数のシンナーノズル（洗浄液供給手段）１８
が着脱自在に適宜配設されている。また、略円環状に配
設された腕部１４同士の間隙を介して、治具１２の内周
側に空気等の気体を噴出するよう、複数のエアノズル
（気体供給手段）１９がカバー部材１７の周部に着脱自
在に適宜配設されている。なお、カバー部材１７の底面
部には洗浄液の排出口が設けられている。
等の洗浄液の飛散を防止する略円筒形状のカバー部材１
７が配設されている。このカバー部材１７の開口部に
は、治具１２の開口部からその内周側に向けて洗浄液を
噴出する複数のシンナーノズル（洗浄液供給手段）１８
が着脱自在に適宜配設されている。また、略円環状に配
設された腕部１４同士の間隙を介して、治具１２の内周
側に空気等の気体を噴出するよう、複数のエアノズル
（気体供給手段）１９がカバー部材１７の周部に着脱自
在に適宜配設されている。なお、カバー部材１７の底面
部には洗浄液の排出口が設けられている。
【００１８】一方、駆動部１３は、空気により駆動され
るエアモータ２０とギア列２１と回転軸２２とを備えて
おり、複数の腕部１４の連結されている部分の下部にボ
ルト２３等を介して締結されているターンテーブル２４
を回転させるように構成されている。また、駆動部１３
に治具１２からの洗浄液が侵入しないよう構成されてお
り、特に、回転軸２２とカバー部材１７との間には耐溶
剤性に優れた軸受２５が配設されている。
るエアモータ２０とギア列２１と回転軸２２とを備えて
おり、複数の腕部１４の連結されている部分の下部にボ
ルト２３等を介して締結されているターンテーブル２４
を回転させるように構成されている。また、駆動部１３
に治具１２からの洗浄液が侵入しないよう構成されてお
り、特に、回転軸２２とカバー部材１７との間には耐溶
剤性に優れた軸受２５が配設されている。
【００１９】つぎに、この洗浄装置の制御部１１につい
て説明する。この制御部１１は、洗浄液供給系２６と空
気供給系２７と洗浄液ドレン系２８とこれらを制御する
コントローラ２９とから構成される。このコントローラ
２９は、一次エアの供給源３０に接続され、各系統の動
作をエアにより制御するようになっている。
て説明する。この制御部１１は、洗浄液供給系２６と空
気供給系２７と洗浄液ドレン系２８とこれらを制御する
コントローラ２９とから構成される。このコントローラ
２９は、一次エアの供給源３０に接続され、各系統の動
作をエアにより制御するようになっている。
【００２０】ここで、洗浄液供給系２６は、洗浄液供給
源３１と、洗浄液の圧力もしくは流量を調整するレギュ
レータ３２と、コントローラ２９により供給されるエア
により開閉する自動弁（以下、エアバルブという。）３
３とを備え、シンナーノズル１８からの洗浄液の噴出が
コントローラ２９により制御されるよう構成されてい
る。
源３１と、洗浄液の圧力もしくは流量を調整するレギュ
レータ３２と、コントローラ２９により供給されるエア
により開閉する自動弁（以下、エアバルブという。）３
３とを備え、シンナーノズル１８からの洗浄液の噴出が
コントローラ２９により制御されるよう構成されてい
る。
【００２１】また、空気供給系２７は、エアモータ２０
を駆動するエアモータ駆動系３４と、エアノズル１９に
エアを供給するエアノズル動作系３５とから構成されて
いる。エアモータ駆動系３４は、一次エアの供給源３６
と、エアの圧力もしくは流量を調整するレギュレータ３
７と、コントローラ２９により開閉するエアバルブ３８
とを備えて、エアモータ２０の駆動を制御するよう構成
されている。
を駆動するエアモータ駆動系３４と、エアノズル１９に
エアを供給するエアノズル動作系３５とから構成されて
いる。エアモータ駆動系３４は、一次エアの供給源３６
と、エアの圧力もしくは流量を調整するレギュレータ３
７と、コントローラ２９により開閉するエアバルブ３８
とを備えて、エアモータ２０の駆動を制御するよう構成
されている。
【００２２】一方、エアノズル動作系３５は、一次エア
の供給源３６と、エアの圧力もしくは流量を調整するレ
ギュレータ３９と、コントローラ２９により開閉するエ
アバルブ４０とを備えて、エアノズル１９からのエアの
噴出がコントローラ２９により制御されるよう構成され
ている。
の供給源３６と、エアの圧力もしくは流量を調整するレ
ギュレータ３９と、コントローラ２９により開閉するエ
アバルブ４０とを備えて、エアノズル１９からのエアの
噴出がコントローラ２９により制御されるよう構成され
ている。
【００２３】また、洗浄液ドレン系２８は、前述したカ
バー部材１７の底面部の排出口に接続されたボールバル
ブ４１と、コントローラ２９から供給されるエアにより
動作するエジェクタ４２とを備え、カバー部材１７に貯
溜した洗浄廃液をシンナー回収系に吸い出すよう構成さ
れている。なお、この洗浄液ドレン系２８には、別途ボ
ールバルブ４３が接続され、コントローラ２９やエジェ
クタ４２に異常が生じた場合、ボールバルブ４１を閉じ
るとともに、ボールバルブ４３を開けて、洗浄廃液をカ
バー部材１７の内部から排出するようになっている。
バー部材１７の底面部の排出口に接続されたボールバル
ブ４１と、コントローラ２９から供給されるエアにより
動作するエジェクタ４２とを備え、カバー部材１７に貯
溜した洗浄廃液をシンナー回収系に吸い出すよう構成さ
れている。なお、この洗浄液ドレン系２８には、別途ボ
ールバルブ４３が接続され、コントローラ２９やエジェ
クタ４２に異常が生じた場合、ボールバルブ４１を閉じ
るとともに、ボールバルブ４３を開けて、洗浄廃液をカ
バー部材１７の内部から排出するようになっている。
【００２４】勿論、上述した各系のレギュレータ３２，
３７，３９の動作をコントローラ２９からのエアにより
制御するようにも構成することができ、この場合、エア
モータ２０の回転数や洗浄液およびエアの噴出量を、塗
装機の洗浄状態に合わせて時系列的に制御することが可
能である。すなわち、上記のように構成された洗浄装置
では、洗浄液およびエアの噴出時期や噴出量ならびに治
具１２の回転時期や回転速度などを適宜設定することが
できる。
３７，３９の動作をコントローラ２９からのエアにより
制御するようにも構成することができ、この場合、エア
モータ２０の回転数や洗浄液およびエアの噴出量を、塗
装機の洗浄状態に合わせて時系列的に制御することが可
能である。すなわち、上記のように構成された洗浄装置
では、洗浄液およびエアの噴出時期や噴出量ならびに治
具１２の回転時期や回転速度などを適宜設定することが
できる。
【００２５】つぎに、この実施例の動作につき説明す
る。治具１２の内部の所定の位置に、図示しない塗装機
が挿入されるとき、シンナーノズル１８から清浄な洗浄
液が前記塗装機の外周部と洗浄部材１５とに噴出される
とともに、治具１２すなわち洗浄部材１５の表面が前記
外周部と接触しながら回転して、塗装機の洗浄が行われ
る。
る。治具１２の内部の所定の位置に、図示しない塗装機
が挿入されるとき、シンナーノズル１８から清浄な洗浄
液が前記塗装機の外周部と洗浄部材１５とに噴出される
とともに、治具１２すなわち洗浄部材１５の表面が前記
外周部と接触しながら回転して、塗装機の洗浄が行われ
る。
【００２６】具体的に説明すると、塗装機に付着してい
た塗料粕等４４が、洗浄液とともに洗浄部材１５に移
動、もしくはカバー部材１７の下側に流下する。すなわ
ち、洗浄部材１５に移動した塗料粕等４４は、重力によ
り治具１２の下側に排出されるとともに、遠心力により
穴１６を介して治具１２の外側に排出され、カバー部材
１７の下側に流下する。そして、カバー部材１７の下側
に流下した塗料粕等４４を含有する洗浄液は洗浄液ドレ
ン系２８に回収される。
た塗料粕等４４が、洗浄液とともに洗浄部材１５に移
動、もしくはカバー部材１７の下側に流下する。すなわ
ち、洗浄部材１５に移動した塗料粕等４４は、重力によ
り治具１２の下側に排出されるとともに、遠心力により
穴１６を介して治具１２の外側に排出され、カバー部材
１７の下側に流下する。そして、カバー部材１７の下側
に流下した塗料粕等４４を含有する洗浄液は洗浄液ドレ
ン系２８に回収される。
【００２７】所定時間経過して塗装機の洗浄が終了した
ら、洗浄液の噴出が停止され、エアノズル１９から空気
が噴出され、塗装機に付着している洗浄液が取り除かれ
る。具体的には、塗装機に付着した洗浄液は、空気によ
り乾燥されるとともに、空気により乾燥した洗浄部材１
５により掃き取られる。なお、この乾燥動作の間、治具
１２は回転していても回転していなくとも良い。
ら、洗浄液の噴出が停止され、エアノズル１９から空気
が噴出され、塗装機に付着している洗浄液が取り除かれ
る。具体的には、塗装機に付着した洗浄液は、空気によ
り乾燥されるとともに、空気により乾燥した洗浄部材１
５により掃き取られる。なお、この乾燥動作の間、治具
１２は回転していても回転していなくとも良い。
【００２８】つまり、この実施例の洗浄装置によれば、
洗浄部材１５と洗浄液との洗浄効果により、塗装機の全
面の洗浄が迅速に行われるので、自動化された塗装工程
の効率を低下させずに、被塗装物への塗料粕等の思わぬ
飛散が防止される。このとき、シンナーノズル１８から
噴出される洗浄液により洗浄部材１５の洗浄も同時に行
われるため、清浄な洗浄液と洗浄部材１５による良好な
洗浄効果が持続される。そして、洗浄部材１５により洗
浄液が有効に使用されるため、洗浄液を大量に噴出する
ことなく、十分な洗浄効果を得ることができ、作業環境
を悪化させない。
洗浄部材１５と洗浄液との洗浄効果により、塗装機の全
面の洗浄が迅速に行われるので、自動化された塗装工程
の効率を低下させずに、被塗装物への塗料粕等の思わぬ
飛散が防止される。このとき、シンナーノズル１８から
噴出される洗浄液により洗浄部材１５の洗浄も同時に行
われるため、清浄な洗浄液と洗浄部材１５による良好な
洗浄効果が持続される。そして、洗浄部材１５により洗
浄液が有効に使用されるため、洗浄液を大量に噴出する
ことなく、十分な洗浄効果を得ることができ、作業環境
を悪化させない。
【００２９】また、治具１２に設けられた穴１６によ
り、洗浄部材１５は清浄に保たれるので、所定の洗浄効
果が長期間に亘って持続する。さらに、洗浄部１０から
治具１２を取り外した場合にも、治具１２の穴１６を利
用、例えば穴１６を介して外周側から内周側に洗浄液を
噴出するなどにより、治具１２および洗浄部材１５を良
好に洗浄することができる。
り、洗浄部材１５は清浄に保たれるので、所定の洗浄効
果が長期間に亘って持続する。さらに、洗浄部１０から
治具１２を取り外した場合にも、治具１２の穴１６を利
用、例えば穴１６を介して外周側から内周側に洗浄液を
噴出するなどにより、治具１２および洗浄部材１５を良
好に洗浄することができる。
【００３０】さらに、この洗浄装置は、コントローラ２
９から供給されるエアにより動作するよう構成されてい
るので、シンナー等の蒸発物が浮遊している防爆区域内
においても安全に使用することができる。当然、シンナ
ーノズル１８やエアノズル１９の配設位置や配設個数な
らびに治具１２の回転数等は、必要に応じて適宜設定す
ることができる。当然、エアノズル１９から噴出する空
気を加温するよう構成することができるし、噴出される
気体は空気に限定されない。
９から供給されるエアにより動作するよう構成されてい
るので、シンナー等の蒸発物が浮遊している防爆区域内
においても安全に使用することができる。当然、シンナ
ーノズル１８やエアノズル１９の配設位置や配設個数な
らびに治具１２の回転数等は、必要に応じて適宜設定す
ることができる。当然、エアノズル１９から噴出する空
気を加温するよう構成することができるし、噴出される
気体は空気に限定されない。
【００３１】なお、この実施例では、治具１２が回転す
るよう構成されたが、塗装機を回転するように構成して
もほぼ同様な洗浄効果が得られる。また、治具１２の回
転方向を適宜反転するようにも構成することができ、洗
浄部材１５の摩耗を均一にして、洗浄部材１５の耐用時
間を延長させることもできる。さらに、洗浄部１０が移
動して、治具１２の内側に塗装機を収納するよう構成す
ることもできる。また、治具１２および塗装機が回転し
なくとも、治具１２に配設される洗浄部材１５を塗装機
の全面に沿うよう構成することにより、塗装機の全面の
洗浄を行うことができる。勿論、塗装機が軸線方向の移
動を繰り返すように構成して、軸線方向の摺動のみを利
用して洗浄することもできる。
るよう構成されたが、塗装機を回転するように構成して
もほぼ同様な洗浄効果が得られる。また、治具１２の回
転方向を適宜反転するようにも構成することができ、洗
浄部材１５の摩耗を均一にして、洗浄部材１５の耐用時
間を延長させることもできる。さらに、洗浄部１０が移
動して、治具１２の内側に塗装機を収納するよう構成す
ることもできる。また、治具１２および塗装機が回転し
なくとも、治具１２に配設される洗浄部材１５を塗装機
の全面に沿うよう構成することにより、塗装機の全面の
洗浄を行うことができる。勿論、塗装機が軸線方向の移
動を繰り返すように構成して、軸線方向の摺動のみを利
用して洗浄することもできる。
【００３２】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、非常に簡単な構成により、洗浄部材と洗浄液との洗
浄効果を利用することができる。すなわち、少ない洗浄
液により塗装機の全面を迅速に洗浄することができる。
したがって、塗装工程の効率を低下させることなく、被
塗装物の不良ならびに作業環境の悪化を防止することが
できる。このとき、常に清浄な洗浄液が使用されるた
め、良好な洗浄効果を維持することができる。
ば、非常に簡単な構成により、洗浄部材と洗浄液との洗
浄効果を利用することができる。すなわち、少ない洗浄
液により塗装機の全面を迅速に洗浄することができる。
したがって、塗装工程の効率を低下させることなく、被
塗装物の不良ならびに作業環境の悪化を防止することが
できる。このとき、常に清浄な洗浄液が使用されるた
め、良好な洗浄効果を維持することができる。
【００３３】特に、請求項３に記載の発明によれば、洗
浄部材を容易に清浄状態に保つことができるため、所定
の洗浄効果を維持することができる。
浄部材を容易に清浄状態に保つことができるため、所定
の洗浄効果を維持することができる。
【図１】この発明の一実施例を概略的に示した図であ
る。
る。
【図２】図１に示した実施例の洗浄部の上面図である。
【図３】図１に示した実施例における治具および洗浄部
材の部分断面図である。
材の部分断面図である。
【図４】従来の塗装機の洗浄装置を概略的に示す図であ
る。
る。
１０ 洗浄部 １１ 制御部 １２ 治具 １３ 駆動部 １４ 腕部 １５ 洗浄部材 １６ 穴 １８ シンナーノズル（洗浄液供給手段） １９ エアノズル（気体供給手段）
Claims (3)
- 【請求項１】 塗料を噴射する塗装機を洗浄する塗装機
の洗浄装置であって、略環状に配設され、かつその内周
側に前記塗装機をその軸線方向で挿入自在に構成された
治具と、この治具にその内周側に突出するよう配設さ
れ、かつ前記塗装機の挿入に伴って該塗装機の外周部と
摺動する洗浄部材と、この洗浄部材と前記塗装機の外周
部との少なくとも一方に洗浄液を供給するよう配設され
た洗浄液供給手段と、前記洗浄部材と前記塗装機の外周
部との少なくとも一方に気体を供給する気体供給手段と
を備えていることを特徴とする塗装機の洗浄装置。 - 【請求項２】 前記挿入された塗装機の外周部と前記洗
浄部材とが接触しながら相対的に回転するよう構成され
ていることを特徴とする請求項１に記載の塗装機の洗浄
装置。 - 【請求項３】 前記治具および洗浄部材に、その半径方
向に貫通する穴が設けられていることを特徴とする請求
項１に記載の塗装機の洗浄装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7021340A JPH08192083A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 塗装機の洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7021340A JPH08192083A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 塗装機の洗浄装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08192083A true JPH08192083A (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=12052386
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7021340A Pending JPH08192083A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 塗装機の洗浄装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08192083A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016104480A (ja) * | 2010-11-26 | 2016-06-09 | デュール システムズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | アトマイザー用の洗浄機器および洗浄ブラシ、および対応する洗浄方法 |
| CN107670889A (zh) * | 2017-10-31 | 2018-02-09 | 蔡樟鹏 | 一种花洒出水孔清洁装置 |
| JP2019505359A (ja) * | 2016-11-22 | 2019-02-28 | クリスタル キャップ クリーナーズ インコーポレーテッドＣｒｙｓｔａｌ Ｃａｐ Ｃｌｅａｎｅｒｓ Ｉｎｃ． | 改良型スプレーガン洗浄装置 |
| US10700166B2 (en) | 2012-05-31 | 2020-06-30 | Tokyo Electron Limited | Nozzle cleaning device, nozzle cleaning method, and substrate processing apparatus |
| CN111845648A (zh) * | 2019-04-26 | 2020-10-30 | 上海禾赛光电科技有限公司 | 车载设备的清洁装置、清洁系统以及汽车 |
-
1995
- 1995-01-13 JP JP7021340A patent/JPH08192083A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016104480A (ja) * | 2010-11-26 | 2016-06-09 | デュール システムズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | アトマイザー用の洗浄機器および洗浄ブラシ、および対応する洗浄方法 |
| US10700166B2 (en) | 2012-05-31 | 2020-06-30 | Tokyo Electron Limited | Nozzle cleaning device, nozzle cleaning method, and substrate processing apparatus |
| JP2019505359A (ja) * | 2016-11-22 | 2019-02-28 | クリスタル キャップ クリーナーズ インコーポレーテッドＣｒｙｓｔａｌ Ｃａｐ Ｃｌｅａｎｅｒｓ Ｉｎｃ． | 改良型スプレーガン洗浄装置 |
| CN107670889A (zh) * | 2017-10-31 | 2018-02-09 | 蔡樟鹏 | 一种花洒出水孔清洁装置 |
| CN107670889B (zh) * | 2017-10-31 | 2019-04-23 | 新昌县南明街道晨升信息咨询服务部 | 一种花洒出水孔清洁装置 |
| CN111845648A (zh) * | 2019-04-26 | 2020-10-30 | 上海禾赛光电科技有限公司 | 车载设备的清洁装置、清洁系统以及汽车 |
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