JP3346146B2 - 回転霧化静電塗装装置の回転霧化頭裏面洗浄方法 - Google Patents
回転霧化静電塗装装置の回転霧化頭裏面洗浄方法Info
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- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B5/00—Electrostatic spraying apparatus; Spraying apparatus with means for charging the spray electrically; Apparatus for spraying liquids or other fluent materials by other electric means
- B05B5/025—Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns
- B05B5/04—Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns characterised by having rotary outlet or deflecting elements, i.e. spraying being also effected by centrifugal forces
- B05B5/0403—Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns characterised by having rotary outlet or deflecting elements, i.e. spraying being also effected by centrifugal forces characterised by the rotating member
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転霧化静電塗装
装置の回転霧化頭裏面洗浄方法に関する。
装置の回転霧化頭裏面洗浄方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】実開昭６２−４８４５８号公報は、回転
霧化静電塗装装置を開示している。そこでは、図７に示
すように、回転霧化頭５１の裏面に対向して霧化頭裏面
洗浄ノズル５２が設けられており、被塗装物の塗装間の
塗装停止時に、回転霧化頭５１を回転させながら、霧化
頭裏面洗浄ノズル５２から洗浄剤５３を噴射させるとと
もにエアキャップ５４に形成したシェーピングエアノズ
ル５５からシェーピングエア５６を噴射させて、回転霧
化頭裏面の洗浄が行われる。
霧化静電塗装装置を開示している。そこでは、図７に示
すように、回転霧化頭５１の裏面に対向して霧化頭裏面
洗浄ノズル５２が設けられており、被塗装物の塗装間の
塗装停止時に、回転霧化頭５１を回転させながら、霧化
頭裏面洗浄ノズル５２から洗浄剤５３を噴射させるとと
もにエアキャップ５４に形成したシェーピングエアノズ
ル５５からシェーピングエア５６を噴射させて、回転霧
化頭裏面の洗浄が行われる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の回転霧
化頭裏面の洗浄にはつぎの問題がある。第１に、図７に
示すように、洗浄中にも噴射されるシェーピングエアに
よって、霧化頭裏面洗浄ノズルから噴出した洗浄溶剤が
霧化頭後方に巻き込まれてしまい、エアキャップに洗浄
溶剤が多量に付着してしまう。付着した洗浄溶剤は塗装
中に徐徐に自動車ボデー面に落下し、塗装不具合を発生
する。第２に、図８に示すように、霧化頭裏面洗浄ノズ
ルが細い円筒状ノズルからなるため、噴出された洗浄溶
剤が霧化頭外面全体には当たらず、狭い範囲しか洗浄す
ることができない。その結果、洗いきれずに蓄積された
塗料が、塗装中に回転霧化頭からはがれ落ちて、ブツや
色混じりなど塗装品質不良の原因となっている。それを
抑制するため、霧化頭裏面洗浄ノズルから噴出された洗
浄溶剤ができるだけ回転霧化頭外面に沿って流れるよう
に、霧化頭裏面洗浄ノズル角度や回転霧化頭回転速度を
調節しているが、設定が微妙で難しく、設備導入やメン
テナンスの際に多大の工数を必要としている。第３に、
洗浄溶剤は、常時、霧化頭裏面洗浄ノズルに充填されて
いるため、塗装中に、振動等によって、容易に洗浄溶剤
がボデー表面に落下してしまい、塗装不具合を引き起こ
す。本発明の目的は、上記の問題を解決できる、とくに
洗浄中における洗浄溶剤のエアキャップへの付着を防止
できる、回転霧化静電塗装装置の回転霧化頭裏面洗浄方
法を提供することにある。
化頭裏面の洗浄にはつぎの問題がある。第１に、図７に
示すように、洗浄中にも噴射されるシェーピングエアに
よって、霧化頭裏面洗浄ノズルから噴出した洗浄溶剤が
霧化頭後方に巻き込まれてしまい、エアキャップに洗浄
溶剤が多量に付着してしまう。付着した洗浄溶剤は塗装
中に徐徐に自動車ボデー面に落下し、塗装不具合を発生
する。第２に、図８に示すように、霧化頭裏面洗浄ノズ
ルが細い円筒状ノズルからなるため、噴出された洗浄溶
剤が霧化頭外面全体には当たらず、狭い範囲しか洗浄す
ることができない。その結果、洗いきれずに蓄積された
塗料が、塗装中に回転霧化頭からはがれ落ちて、ブツや
色混じりなど塗装品質不良の原因となっている。それを
抑制するため、霧化頭裏面洗浄ノズルから噴出された洗
浄溶剤ができるだけ回転霧化頭外面に沿って流れるよう
に、霧化頭裏面洗浄ノズル角度や回転霧化頭回転速度を
調節しているが、設定が微妙で難しく、設備導入やメン
テナンスの際に多大の工数を必要としている。第３に、
洗浄溶剤は、常時、霧化頭裏面洗浄ノズルに充填されて
いるため、塗装中に、振動等によって、容易に洗浄溶剤
がボデー表面に落下してしまい、塗装不具合を引き起こ
す。本発明の目的は、上記の問題を解決できる、とくに
洗浄中における洗浄溶剤のエアキャップへの付着を防止
できる、回転霧化静電塗装装置の回転霧化頭裏面洗浄方
法を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明はつぎの通りである。回転霧化頭裏面に対向させて設
けた霧化頭裏面洗浄ノズルから洗浄剤を噴出させるとと
もにシェーピングエアノズルからシェーピングエアを噴
出させて回転霧化頭裏面を洗浄する際霧化頭裏面洗浄ノ
ズルから噴出された洗浄剤が霧化頭後方に巻き込まれて
エアキャップへの付着を生じる構造をもった回転霧化静
電塗装装置の回転霧化頭裏面洗浄方法において、塗装実
行中は１．５ｋｇ／ｃｍ 2 より高い圧力に設定されたシ
ェーピングエアをシェーピングエアノズルに送り、洗浄
剤による回転霧化頭裏面洗浄中は０．５〜１．５ｋｇ／
ｃｍ 2 の圧力に設定されたシェーピングエアをシェーピ
ングエアノズルに送ることにより、洗浄時のシェーピン
グエア圧を塗装時のシェーピングエア圧より小さくした
ことを特徴とする回転霧化静電塗装装置の回転霧化頭裏
面洗浄方法。
明はつぎの通りである。回転霧化頭裏面に対向させて設
けた霧化頭裏面洗浄ノズルから洗浄剤を噴出させるとと
もにシェーピングエアノズルからシェーピングエアを噴
出させて回転霧化頭裏面を洗浄する際霧化頭裏面洗浄ノ
ズルから噴出された洗浄剤が霧化頭後方に巻き込まれて
エアキャップへの付着を生じる構造をもった回転霧化静
電塗装装置の回転霧化頭裏面洗浄方法において、塗装実
行中は１．５ｋｇ／ｃｍ 2 より高い圧力に設定されたシ
ェーピングエアをシェーピングエアノズルに送り、洗浄
剤による回転霧化頭裏面洗浄中は０．５〜１．５ｋｇ／
ｃｍ 2 の圧力に設定されたシェーピングエアをシェーピ
ングエアノズルに送ることにより、洗浄時のシェーピン
グエア圧を塗装時のシェーピングエア圧より小さくした
ことを特徴とする回転霧化静電塗装装置の回転霧化頭裏
面洗浄方法。
【０００５】上記本発明の回転霧化静電塗装装置の回転
霧化頭裏面洗浄方法では、洗浄時のシェーピングエア圧
を塗装時のシェーピングエア圧より小さくするので、洗
浄時のシェーピングエアの巻き込み力が小さくなり、そ
の結果、洗浄剤がシェーピングエアに巻き込まれにくく
なり、洗浄剤のエアキャップへの付着が少なくなって、
付着洗浄剤の被塗装面への落下、塗装不具合の発生等が
生じなくなる。
霧化頭裏面洗浄方法では、洗浄時のシェーピングエア圧
を塗装時のシェーピングエア圧より小さくするので、洗
浄時のシェーピングエアの巻き込み力が小さくなり、そ
の結果、洗浄剤がシェーピングエアに巻き込まれにくく
なり、洗浄剤のエアキャップへの付着が少なくなって、
付着洗浄剤の被塗装面への落下、塗装不具合の発生等が
生じなくなる。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１から図６は本発明の実施例を
示している。まず、本発明実施例の回転霧化頭裏面洗浄
方法を実施する回転霧化静電塗装装置を説明する。図
１、図２の回転霧化静電塗装装置において、回転霧化頭
１は中空シャフト１０の前端に固定されている。中空シ
ャフト１０は空気軸受８によって静止部材であるボデー
９に回転自在に支持されている。中空シャフト１０はエ
アモータ１２により回転駆動され、回転霧化頭１は中空
シャフト１０と一体になって、高速で回転される。回転
霧化頭１には高電圧発生器４（ボデー９の内部に埋め込
まれていてもよいし、外部にあってもよい）からの高電
圧が付与され、回転霧化頭１の前端エッジから飛散する
塗料を帯電させる。５は電気絶縁材の樹脂カバーであ
る。
示している。まず、本発明実施例の回転霧化頭裏面洗浄
方法を実施する回転霧化静電塗装装置を説明する。図
１、図２の回転霧化静電塗装装置において、回転霧化頭
１は中空シャフト１０の前端に固定されている。中空シ
ャフト１０は空気軸受８によって静止部材であるボデー
９に回転自在に支持されている。中空シャフト１０はエ
アモータ１２により回転駆動され、回転霧化頭１は中空
シャフト１０と一体になって、高速で回転される。回転
霧化頭１には高電圧発生器４（ボデー９の内部に埋め込
まれていてもよいし、外部にあってもよい）からの高電
圧が付与され、回転霧化頭１の前端エッジから飛散する
塗料を帯電させる。５は電気絶縁材の樹脂カバーであ
る。
【０００７】中空シャフト１０を挿通して塗料と洗浄剤
（洗浄溶剤、シンナーともいう）のフィードチューブ６
が延びており、回転霧化頭１の内部に塗装時には塗料を
供給して塗装を実行し、洗浄時には洗浄剤を供給して回
転霧化頭１の内面を洗浄する。塗料フィードチューブ６
は単一の洗浄剤フィードチューブを挿通するマルチフィ
ードチューブであってもよい。
（洗浄溶剤、シンナーともいう）のフィードチューブ６
が延びており、回転霧化頭１の内部に塗装時には塗料を
供給して塗装を実行し、洗浄時には洗浄剤を供給して回
転霧化頭１の内面を洗浄する。塗料フィードチューブ６
は単一の洗浄剤フィードチューブを挿通するマルチフィ
ードチューブであってもよい。
【０００８】３はエアキャップであり、内部にプレナム
室１１を有し、同一円周上に配列された多数のシェーピ
ングエアノズル７からシェーピングエアを噴出して、回
転霧化頭１から遠心力で半径方向外方に飛散する塗料の
飛行パターンを前方の被塗装物の方に向ける。回転霧化
頭１の裏面に対向させて霧化頭裏面洗浄ノズル２が設け
られており、塗装中に回転霧化頭１の裏面に付着した塗
料を、被塗装物の塗装とつぎの被塗装物の塗装との間の
塗装停止中に洗浄剤を噴出して、洗浄する。霧化頭裏面
洗浄ノズル２は回転霧化頭１の周りに１個設けられてお
り、霧化頭裏面洗浄ノズル２から噴出される洗浄剤は回
転霧化頭１が回転することによって回転霧化頭１の裏面
の全周に当たる。
室１１を有し、同一円周上に配列された多数のシェーピ
ングエアノズル７からシェーピングエアを噴出して、回
転霧化頭１から遠心力で半径方向外方に飛散する塗料の
飛行パターンを前方の被塗装物の方に向ける。回転霧化
頭１の裏面に対向させて霧化頭裏面洗浄ノズル２が設け
られており、塗装中に回転霧化頭１の裏面に付着した塗
料を、被塗装物の塗装とつぎの被塗装物の塗装との間の
塗装停止中に洗浄剤を噴出して、洗浄する。霧化頭裏面
洗浄ノズル２は回転霧化頭１の周りに１個設けられてお
り、霧化頭裏面洗浄ノズル２から噴出される洗浄剤は回
転霧化頭１が回転することによって回転霧化頭１の裏面
の全周に当たる。
【０００９】塗料フィードチューブには塗料源１４（フ
ィードポンプを含む）からの塗料が供給される。その塗
料供給経路の途中には色替バルブ２７、流量制御弁２
６、オンオフ電磁弁２５が、上流から下流に順に設けら
れる。塗料フィードチューブがマルチフィードチューブ
からなる場合は異なる色ごとにフィードチューブと塗料
源が設けられ、その各供給経路ごとに流量制御弁２６、
オンオフ電磁弁２５が設けられる。
ィードポンプを含む）からの塗料が供給される。その塗
料供給経路の途中には色替バルブ２７、流量制御弁２
６、オンオフ電磁弁２５が、上流から下流に順に設けら
れる。塗料フィードチューブがマルチフィードチューブ
からなる場合は異なる色ごとにフィードチューブと塗料
源が設けられ、その各供給経路ごとに流量制御弁２６、
オンオフ電磁弁２５が設けられる。
【００１０】洗浄剤フィードチューブ（回転霧化頭の内
面の洗浄用）および霧化頭裏面洗浄ノズル２（回転霧化
頭の外面の洗浄用）には共通の洗浄剤源１５から洗浄剤
が供給される。洗浄剤フィードチューブへの洗浄剤供給
経路の途中には流量制御弁２４、オンオフ電磁弁２３
が、上流から下流に順に設けられる。霧化頭裏面洗浄ノ
ズル２への洗浄剤供給経路の途中には流量制御弁２２、
オンオフ電磁弁２１が、上流から下流に順に設けられ
る。
面の洗浄用）および霧化頭裏面洗浄ノズル２（回転霧化
頭の外面の洗浄用）には共通の洗浄剤源１５から洗浄剤
が供給される。洗浄剤フィードチューブへの洗浄剤供給
経路の途中には流量制御弁２４、オンオフ電磁弁２３
が、上流から下流に順に設けられる。霧化頭裏面洗浄ノ
ズル２への洗浄剤供給経路の途中には流量制御弁２２、
オンオフ電磁弁２１が、上流から下流に順に設けられ
る。
【００１１】エアモータ１２、空気軸受８、シェーピン
グエアノズル７には共通の圧縮エア源１２から圧縮エア
が供給される。エアモータ１２への圧縮エア供給経路に
は圧力レギュレータ２０が設けられている。空気軸受８
には圧縮エア源１２から圧縮エアがそのまま供給される
ようになっている。ただし、その圧縮エア供給経路に圧
力レギュレータ、流量制御弁を設けてもよい。
グエアノズル７には共通の圧縮エア源１２から圧縮エア
が供給される。エアモータ１２への圧縮エア供給経路に
は圧力レギュレータ２０が設けられている。空気軸受８
には圧縮エア源１２から圧縮エアがそのまま供給される
ようになっている。ただし、その圧縮エア供給経路に圧
力レギュレータ、流量制御弁を設けてもよい。
【００１２】シェーピングエアノズル７への圧縮エア供
給経路はシェーピングエアノズル７から上流側に隔たっ
た所で複数の通路に分岐されており、各分岐通路に圧力
レギュレータとオンオフ電磁弁が上流から下流に順に設
けられる。そして各分岐通路の圧力レギュレータは設定
圧力を変えてある。たとえば、ひとつの分岐通路には圧
力レギュレータ１８とオンオフ電磁弁１６が上流から下
流に順に設けられており、別の分岐通路には圧力レギュ
レータ１９とオンオフ電磁弁１７が上流から下流に順に
設けられており、圧力レギュレータ１８の設定圧力と圧
力レギュレータ１９の設定圧力は異ならされている。た
とえば、圧力レギュレータ１８の設定圧力は圧力レギュ
レータ１９の設定圧力より小とされている。低い方の圧
力レギュレータ１８の設定圧は０．５〜１．５ｋｇ／ｃ
ｍ2 とされている。下限を０．５ｋｇ／ｃｍ2 とする理
由はそれより低いと洗浄中に霧化頭内面を洗浄するため
の洗浄剤が前方に吹き飛んでくれなく遠心方向に飛び散
ってエアキャップ３に付着したり、塗装機を取り付けて
いるロボットや、自動車ボデーを汚してしまうからであ
る。また、上限を１．５ｋｇ／ｃｍ2 とする理由はそれ
より高いと霧化頭外周面の洗浄剤がエアキャップ３に巻
き込まれて付着し、塗装中にそれが垂れ落ちるおそれが
あるからである。
給経路はシェーピングエアノズル７から上流側に隔たっ
た所で複数の通路に分岐されており、各分岐通路に圧力
レギュレータとオンオフ電磁弁が上流から下流に順に設
けられる。そして各分岐通路の圧力レギュレータは設定
圧力を変えてある。たとえば、ひとつの分岐通路には圧
力レギュレータ１８とオンオフ電磁弁１６が上流から下
流に順に設けられており、別の分岐通路には圧力レギュ
レータ１９とオンオフ電磁弁１７が上流から下流に順に
設けられており、圧力レギュレータ１８の設定圧力と圧
力レギュレータ１９の設定圧力は異ならされている。た
とえば、圧力レギュレータ１８の設定圧力は圧力レギュ
レータ１９の設定圧力より小とされている。低い方の圧
力レギュレータ１８の設定圧は０．５〜１．５ｋｇ／ｃ
ｍ2 とされている。下限を０．５ｋｇ／ｃｍ2 とする理
由はそれより低いと洗浄中に霧化頭内面を洗浄するため
の洗浄剤が前方に吹き飛んでくれなく遠心方向に飛び散
ってエアキャップ３に付着したり、塗装機を取り付けて
いるロボットや、自動車ボデーを汚してしまうからであ
る。また、上限を１．５ｋｇ／ｃｍ2 とする理由はそれ
より高いと霧化頭外周面の洗浄剤がエアキャップ３に巻
き込まれて付着し、塗装中にそれが垂れ落ちるおそれが
あるからである。
【００１３】また、圧縮エア供給源１３からの圧縮エア
供給経路は、霧化頭裏面洗浄ノズル２への洗浄剤供給経
路の電磁弁２１の下流部分に接続されており、接続部の
上流部分にオンオフ電磁弁２９が設けられている。電磁
弁２９を開としかつ電磁弁２１を閉とすることにより、
霧化頭裏面洗浄ノズル２から前記接続部までの洗浄剤を
パージすることができる。
供給経路は、霧化頭裏面洗浄ノズル２への洗浄剤供給経
路の電磁弁２１の下流部分に接続されており、接続部の
上流部分にオンオフ電磁弁２９が設けられている。電磁
弁２９を開としかつ電磁弁２１を閉とすることにより、
霧化頭裏面洗浄ノズル２から前記接続部までの洗浄剤を
パージすることができる。
【００１４】各電磁弁２０、２１、２３、２５、１６、
１７、２９および色替えバルブ２７は制御装置２８から
の指令により作動し、必要に応じて流量制御弁２２、２
４、２６、圧力レギュレータ１８、１９も制御装置２８
からの指令により作動するようにしてある。そして、制
御装置２８は、塗装実行中は設定圧力の高い方の圧力レ
ギュレータ１９が設置されている分岐通路を通して圧力
の高いシェーピングエアをシェーピングエアノズル７に
送り、洗浄剤による回転霧化頭裏面洗浄中は設定圧力の
低い方の圧力レギュレータ１８が設置されている分岐通
路を通して圧力の低いシェーピングエアをシェーピング
エアノズル７に送るように、電磁弁１６、１７を制御す
る。
１７、２９および色替えバルブ２７は制御装置２８から
の指令により作動し、必要に応じて流量制御弁２２、２
４、２６、圧力レギュレータ１８、１９も制御装置２８
からの指令により作動するようにしてある。そして、制
御装置２８は、塗装実行中は設定圧力の高い方の圧力レ
ギュレータ１９が設置されている分岐通路を通して圧力
の高いシェーピングエアをシェーピングエアノズル７に
送り、洗浄剤による回転霧化頭裏面洗浄中は設定圧力の
低い方の圧力レギュレータ１８が設置されている分岐通
路を通して圧力の低いシェーピングエアをシェーピング
エアノズル７に送るように、電磁弁１６、１７を制御す
る。
【００１５】回転霧化頭裏面洗浄ノズル２は、洗浄剤の
噴出口の形状を、図３に示す如く、そこから噴出される
洗浄剤が噴出後噴出口から離れるに従って広がるパター
ン３０となり回転霧化頭１の裏面の全長にわたって当た
るように、広角ノズルとしてある。霧化頭裏面洗浄ノズ
ル２から噴出される洗浄剤の噴出パターンは、図４に示
す如く楕円パターン３１であってもよいし、図５に示す
如く円形パターン３２であってもよい。
噴出口の形状を、図３に示す如く、そこから噴出される
洗浄剤が噴出後噴出口から離れるに従って広がるパター
ン３０となり回転霧化頭１の裏面の全長にわたって当た
るように、広角ノズルとしてある。霧化頭裏面洗浄ノズ
ル２から噴出される洗浄剤の噴出パターンは、図４に示
す如く楕円パターン３１であってもよいし、図５に示す
如く円形パターン３２であってもよい。
【００１６】回転霧化頭裏面洗浄ノズル２から噴出され
る洗浄剤が回転霧化頭１の裏面の全長にわたって当たる
ようにするためには、上記の如く広角ノズルとする代わ
りに、図６に示すように洗浄ノズル３３、３４、３５を
複数本設け、各洗浄ノズルから噴出される洗浄剤が回転
霧化頭１の裏面の軸方向の異なる部分に当たるようにし
てもよい。この場合、複数本の洗浄ノズルから同時に、
あるいは内周側の洗浄ノズル２から順に、洗浄剤を噴出
するようにする。洗浄ノズルを複数本設ける場合は、必
ずしも広角ノズルとする必要はない。
る洗浄剤が回転霧化頭１の裏面の全長にわたって当たる
ようにするためには、上記の如く広角ノズルとする代わ
りに、図６に示すように洗浄ノズル３３、３４、３５を
複数本設け、各洗浄ノズルから噴出される洗浄剤が回転
霧化頭１の裏面の軸方向の異なる部分に当たるようにし
てもよい。この場合、複数本の洗浄ノズルから同時に、
あるいは内周側の洗浄ノズル２から順に、洗浄剤を噴出
するようにする。洗浄ノズルを複数本設ける場合は、必
ずしも広角ノズルとする必要はない。
【００１７】つぎに、上記装置を用いて実施される本発
明実施例の回転霧化頭裏面洗浄方法を説明する。本発明
実施例の回転霧化頭裏面洗浄方法は、回転霧化頭裏面１
に対向させて設けた霧化頭裏面洗浄ノズル２から洗浄剤
を噴射させるとともにシェーピングエアノズル７からシ
ェーピングエアを噴射させて回転霧化頭裏面１を洗浄す
る回転霧化静電塗装装置の回転霧化頭裏面洗浄方法であ
って、洗浄時のシェーピングエア圧を塗装時のシェーピ
ングエア圧より小さくした方法からなる。洗浄時には、
図３に示すように広角ノズルを用いるか、あるいは図６
に示すように異なる円周上に配置した複数のノズル３
３、３４、３５を用いることにより、噴出洗浄剤が回転
霧化頭１の軸方向全長にわたって当たるようにする。洗
浄時には、回転霧化頭１を回転するので、洗浄剤は回転
霧化頭１の裏面全面に当たる。
明実施例の回転霧化頭裏面洗浄方法を説明する。本発明
実施例の回転霧化頭裏面洗浄方法は、回転霧化頭裏面１
に対向させて設けた霧化頭裏面洗浄ノズル２から洗浄剤
を噴射させるとともにシェーピングエアノズル７からシ
ェーピングエアを噴射させて回転霧化頭裏面１を洗浄す
る回転霧化静電塗装装置の回転霧化頭裏面洗浄方法であ
って、洗浄時のシェーピングエア圧を塗装時のシェーピ
ングエア圧より小さくした方法からなる。洗浄時には、
図３に示すように広角ノズルを用いるか、あるいは図６
に示すように異なる円周上に配置した複数のノズル３
３、３４、３５を用いることにより、噴出洗浄剤が回転
霧化頭１の軸方向全長にわたって当たるようにする。洗
浄時には、回転霧化頭１を回転するので、洗浄剤は回転
霧化頭１の裏面全面に当たる。
【００１８】洗浄は、塗装とつぎの塗装との間に行い、
シェーピングエアノズル７からシェーピングエアを噴出
させながら行う。洗浄時には、塗料のオンオフ電磁弁２
５は閉となっており、まず電磁弁２３を開として回転霧
化頭１の内面を洗浄し、ついで電磁弁２１を開として回
転霧化頭１の裏面を洗浄する。塗装時には電磁弁１７が
開で電磁弁１６が閉であり、シェーピングエア圧は約
１．５ｋｇ／ｃｍ2 より高いが、洗浄中は電磁弁１７が
閉で電磁弁１６が開であり、シェーピングエア圧は０．
５〜１．５ｋｇ／ｃｍ2 とされる。洗浄中のシェーピン
グエア圧を０．５〜１．５ｋｇ／ｃｍ2 と低くすること
により、霧化頭裏面洗浄ノズル２から噴射された洗浄剤
のシェーピングエアへの巻き込みが抑制され、洗浄剤が
エアキャップ３に付着しなくなる。洗浄後には、電磁弁
２９を開として霧化頭裏面洗浄ノズル２とそれに接続さ
れたホース内の洗浄剤をパージする。これによって、塗
装中に霧化頭裏面洗浄ノズル２に充満していた洗浄剤が
垂れ落ちて塗装不具合を生じることもなくなる。
シェーピングエアノズル７からシェーピングエアを噴出
させながら行う。洗浄時には、塗料のオンオフ電磁弁２
５は閉となっており、まず電磁弁２３を開として回転霧
化頭１の内面を洗浄し、ついで電磁弁２１を開として回
転霧化頭１の裏面を洗浄する。塗装時には電磁弁１７が
開で電磁弁１６が閉であり、シェーピングエア圧は約
１．５ｋｇ／ｃｍ2 より高いが、洗浄中は電磁弁１７が
閉で電磁弁１６が開であり、シェーピングエア圧は０．
５〜１．５ｋｇ／ｃｍ2 とされる。洗浄中のシェーピン
グエア圧を０．５〜１．５ｋｇ／ｃｍ2 と低くすること
により、霧化頭裏面洗浄ノズル２から噴射された洗浄剤
のシェーピングエアへの巻き込みが抑制され、洗浄剤が
エアキャップ３に付着しなくなる。洗浄後には、電磁弁
２９を開として霧化頭裏面洗浄ノズル２とそれに接続さ
れたホース内の洗浄剤をパージする。これによって、塗
装中に霧化頭裏面洗浄ノズル２に充満していた洗浄剤が
垂れ落ちて塗装不具合を生じることもなくなる。
【００１９】
【発明の効果】本発明の回転霧化静電塗装装置の回転霧
化頭裏面洗浄方法によれば、洗浄時のシェーピングエア
圧を塗装時のシェーピングエア圧より小さくするので、
洗浄時のシェーピングエアの巻き込み力が小さくなり、
その結果、洗浄剤がシェーピングエアに巻き込まれにく
くなり、洗浄剤のエアキャップへの付着が少なくなっ
て、塗装時における付着洗浄剤の被塗装面への落下、塗
装不具合の発生等が生じなくなる。
化頭裏面洗浄方法によれば、洗浄時のシェーピングエア
圧を塗装時のシェーピングエア圧より小さくするので、
洗浄時のシェーピングエアの巻き込み力が小さくなり、
その結果、洗浄剤がシェーピングエアに巻き込まれにく
くなり、洗浄剤のエアキャップへの付着が少なくなっ
て、塗装時における付着洗浄剤の被塗装面への落下、塗
装不具合の発生等が生じなくなる。
【図１】本発明の一実施例の回転霧化頭裏面洗浄方法を
実施する装置の断面図および系統図である。
実施する装置の断面図および系統図である。
【図２】図１の装置の正面図である。
【図３】図１で霧化頭裏面洗浄ノズルの洗浄剤噴出パタ
ーンを示す側面図である。
ーンを示す側面図である。
【図４】図３の広角ノズルの洗浄剤噴出パターンの一例
の側面図である。
の側面図である。
【図５】図３の広角ノズルの洗浄剤噴出パターンのもう
一つの例の側面図である。
一つの例の側面図である。
【図６】図３の広角ノズルの代わりに霧化頭裏面洗浄ノ
ズルを複数本設けた場合の側面図である。
ズルを複数本設けた場合の側面図である。
【図７】従来の回転霧化頭裏面洗浄方法を実施する装置
の部分断面図である。
の部分断面図である。
【図８】従来の回転霧化頭裏面洗浄方法で洗浄できる範
囲を示す回転霧化頭の側面図である。
囲を示す回転霧化頭の側面図である。
１ 回転霧化頭 ２ 霧化頭裏面洗浄ノズル ３ エアキャップ ４ 高電圧発生器 ５ 樹脂カバー ６ フィードノズル ７ シェーピングエアノズル ８ 空気軸受 ９ ボデー １０ 中空シャフト １１ プレナム室 １２ エアモータ １３ 圧縮エア源 １５ 洗浄剤源 １６、１７、２９ オンオフ電磁弁 １８、１９ 圧力レギュレータ ２８ 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−24662（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B05B 5/00 - 5/16
Claims (1)
- 【請求項１】 回転霧化頭裏面に対向させて設けた霧化
頭裏面洗浄ノズルから洗浄剤を噴出させるとともにシェ
ーピングエアノズルからシェーピングエアを噴出させて
回転霧化頭裏面を洗浄する際霧化頭裏面洗浄ノズルから
噴出された洗浄剤が霧化頭後方に巻き込まれてエアキャ
ップへの付着を生じる構造をもった回転霧化静電塗装装
置の回転霧化頭裏面洗浄方法において、塗装実行中は
１．５ｋｇ／ｃｍ 2 より高い圧力に設定されたシェーピ
ングエアをシェーピングエアノズルに送り、洗浄剤によ
る回転霧化頭裏面洗浄中は０．５〜１．５ｋｇ／ｃｍ 2
の圧力に設定されたシェーピングエアをシェーピングエ
アノズルに送ることにより、洗浄時のシェーピングエア
圧を塗装時のシェーピングエア圧より小さくしたことを
特徴とする回転霧化静電塗装装置の回転霧化頭裏面洗浄
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00966896A JP3346146B2 (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | 回転霧化静電塗装装置の回転霧化頭裏面洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00966896A JP3346146B2 (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | 回転霧化静電塗装装置の回転霧化頭裏面洗浄方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09192546A JPH09192546A (ja) | 1997-07-29 |
| JP3346146B2 true JP3346146B2 (ja) | 2002-11-18 |
Family
ID=11726602
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP00966896A Expired - Fee Related JP3346146B2 (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | 回転霧化静電塗装装置の回転霧化頭裏面洗浄方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3346146B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011230034A (ja) * | 2010-04-26 | 2011-11-17 | Honda Motor Co Ltd | 回転霧化頭の洗浄装置及びその方法 |
| CN102762310B (zh) * | 2010-02-12 | 2015-06-03 | 本田技研工业株式会社 | 喷涂枪的清洗装置及清洗方法 |
| JP5538938B2 (ja) * | 2010-02-12 | 2014-07-02 | 本田技研工業株式会社 | 塗装ガンの洗浄方法及びその装置 |
| JP5408791B2 (ja) * | 2010-03-29 | 2014-02-05 | トヨタ車体株式会社 | 回転霧化塗装機 |
| JP5989489B2 (ja) * | 2012-09-28 | 2016-09-07 | トリニティ工業株式会社 | 塗装機用洗浄機構、塗装機の洗浄方法 |
| JP6815478B2 (ja) * | 2017-02-21 | 2021-01-20 | トリニティ工業株式会社 | 回転霧化式塗装機 |
| US11534789B2 (en) | 2018-02-07 | 2022-12-27 | Honda Motor Co., Ltd. | Method for cleaning paint spray gun |
-
1996
- 1996-01-24 JP JP00966896A patent/JP3346146B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|
| JPH09192546A (ja) | 1997-07-29 |
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