JP2006147486A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】高濃度燃料液を希釈液で希釈した燃料液を用いる燃料電池を利用した燃料電池システムであって、負荷側装置の動作状態に応じて燃料を、燃料電池性能の低下や破損を抑制しつつ節約できるとともに、該燃料節約時においても燃料電池出力を一定電圧以上に維持できる燃料電池システムを提供する。
【解決手段】負荷側装置LDの正規動作停止による低負荷状態においては、燃料電池1をアイドリング動作させる。アイドリング動作時には、発電モードを間欠モード或いは低電圧発電モードとし、かつ、燃料電池出力を一定電圧(電圧Vs又はそれより若干低い電圧)以上に維持するように、燃料液供給のためのポンプMP1、MP2の動作を制御する。【選択図】 図1

Description

本発明は燃料電池システム、特にダイレクトメタノール型燃料電池(DMFC:Direct Methanol Fuel Cell)に代表される、高濃度燃料液を水などの希釈液で希釈した燃料液を用いる燃料電池を利用する燃料電池システムに関する。
ユビキタス社会の幕開けとともに電池の長寿命化に対する要求が高まってきている。従来のリチウム電池はその理論限界に近づきつつあり、これ以上の大幅な性能向上は望めなくなりつつある。そんな中、重量(容積)あたりのエネルギー密度の高さから従来の電池に比べて大幅な長寿命化が可能な燃料電池が注目されている。
燃料電池の中でも特に(1) 構造が簡単、(2) 水素スタンドなどの大規模なインフラ整備を要することなく燃料の入手が容易、(3) 低コスト、低温での動作が可能などの点から、例えば携帯機器(ノート形パーソナルコンピュータ、携帯電話機、各種携帯端末(PDH)機器等)向けの燃料電池として適していると言えるダイレクトメタノール型燃料電池(DMFC)が注目されており、盛んに研究されている。
DMFC型燃料電池を採用した燃料電池システムは燃料供給の方法により二つのタイプに分類される。一つはアクティブ型と呼ばれるもので、電池への燃料供給をポンプにより行うタイプであり、もう一つはパッシブ型と呼ばれるもので、ポンプを用いずに毛細管力等により燃料を供給するタイプである。
ここでDMFCの反応式を示す。
燃料極(アノード)側での反応:CH3 OH+H2 O→CO2 +6e- +6H+
空気極(カソード)側での反応:(3/2) O2 +6H+ +6e- →3H2
全反応 :CH3 OH+(3/2) O2 →CO2 +2H2
この反応式によればメタノールと水は燃料極において等モルで反応し、CO2 と6個の電子とプロトンを生成し、CO2 は外部に排出され、電子は外部回路を通って酸素極(空気極)に、プロトンは電界質層を通って酸素極(空気極)にそれぞれ別ルートで送られ、そこで反応し、水分子3個を生成する。
ところで燃料電池システムは、発電機として機能するので、負荷側の装置の動作状態に対応して電気エネルギーの発生量を調整することが要求される。具体的には負荷側の装置が動作モードであり電力消費が大きい場合は、燃料電池システムの電気エネルギーの発生量を多くし、非動作モードのときは発生量を低く抑え、燃料の消費を抑えることが好ましい。
この点、特開2002−237321号公報には、複数の燃料電池(発電部本体)を採用し、負荷側装置の駆動状態あるいは動作状態に応じて、該複数の燃料電池のうち所定数のものを動作させることが記載されている。
特開2002−237321号公報
しかしながら、燃料電池の数を一つ或いは複数とし、負荷側装置の動作状態に応じて、単純に該燃料電池への燃料供給を停止する、再開するというだけでは、次のような問題が生じる。
すなわち、その利点故にDMFCのような燃料電池を採用する場合、負荷側の装置が非動作モード時において燃料電池への燃料の供給停止が長びくと、燃料電池の出力電圧は徐々に低下していき、負荷側の装置内に、例えば閾値電圧以上の電圧のもとで記録データを保存できるメモリがあり、装置の非動作モードにおいてもそのデータを保存しなければならないような場合に、該データを保存できなくなる。
また、DMFCのような燃料電池〔例えば、アノード、カソード及びそれらの間の電解質膜から形成される所謂膜・電極接合体(MEA:Membrane Electrode Assembly)〕の場合、燃料電池への燃料供給停止時間が長びくと、該燃料電池が乾燥してその性能が劣化したり、破損に到るという問題がある。
そこで本発明は、高濃度燃料液を希釈液で希釈した燃料液を用いる燃料電池を利用した燃料電池システムであって、負荷側装置の動作状態に応じて燃料を、燃料電池性能の低下や破損を抑制しつつ節約できるとともに、該燃料節約時においても燃料電池出力を一定電圧以上に維持できる燃料電池システムを提供することを課題とする。
本発明はかかる課題を解決するため、次の二つのタイプの燃料電池システムを提供する。
(1)第1の燃料電池システム
高濃度燃料液を希釈液で希釈した燃料液を用いる燃料電池と、
前記燃料液を供給するための少なくとも高濃度燃料液供給用の第1ポンプ及び希釈液供給用の第2ポンプを含む燃料供給部と、
前記各ポンプを駆動するためのポンプ駆動回路部と、
前記ポンプ駆動回路部を制御するための制御回路部と、
前記燃料電池に接続される負荷側装置による負荷の状態を検知して前記制御回路部に通知するための信号を発生させる検知部とを備えており、
前記制御回路部は、前記検知部から前記負荷側装置の正規動作停止による低負荷状態であることを示す信号入力があると、前記ポンプ駆動回路部を制御して、前記燃料電池がアイドリング動作するように前記第1、第2のポンプを動作させる燃料電池システム。
(2)第2の燃料電池システム
高濃度燃料液を希釈液で希釈した燃料液を用いる燃料電池と、
前記燃料液を供給するための少なくとも高濃度燃料液供給用の第1ポンプ及び希釈液供給用の第2ポンプを含む燃料供給部と、
前記各ポンプを駆動するためのポンプ駆動回路部と、
前記ポンプ駆動回路部を制御するための制御回路部と、
前記ポンプ駆動回路部にポンプ駆動用電圧を供給するためのDC・DCコンバータと、
前記DC・DCコンバータの入力端子に接続されるバッテリと、
前記燃料電池に接続される負荷側装置による負荷の状態を検知して前記制御回路部に通知するための信号を発生させる検知部と、
前記燃料電池の出力端子に接続された、前記バッテリを充電するための充電器と、
前記バッテリの出力端子の接続を前記充電器又は前記DC・DCコンバータ入力端子に切り替えるための第1スイッチ部と、
前記DC・DCコンバータ入力端子と前記燃料電池の出力端子間を導通又は非導通にさせるための第2スイッチ部とを備えており、
前記制御回路部は、前記検知部から前記負荷側装置の正規動作停止による低負荷状態であることを示す信号入力があると、
前記第1スイッチ部を前記充電器によって前記バッテリが充電される状態に設定するとともに、前記第2スイッチ部を前記DC・DCコンバータと前記燃料電池出力端子とが導通する状態に設定し、該バッテリの充電完了後は、該第1スイッチ部を該バッテリが該DC・DCコンバータ入力端子に接続される状態に設定するとともに、該第2スイッチ部を該DC・DCコンバータと該燃料電池出力端子とが非導通となる状態に設定し、さらに、前記ポンプ駆動回路部を制御して、前記燃料電池がアイドリング動作するように前記第1、第2のポンプを動作させる燃料電池システム。
第1、第2の燃料電池システムにおいて、「高濃度燃料液」としては、メタノール、高濃度メタノール水溶液を例示できる。
また、「負荷側装置の正規動作」とは、該負荷側装置がそれに求められている本来の機能を発揮している動作状態を指している。例えば、負荷側装置がパーソナルコンピュータである場合、それがコンピュータとして動作している状態を指しており、所謂コンピュータの電源オフによりもはやコンピュータとして動作しない非動作状態において、内蔵されているメモリが一定電圧のもとに記録データを保持する状態などは、ここに言う「正規動作」を指すものではない。
第1、第2のいずれの燃料電池システムにおいても、バッテリからDC・DCコンバータを介してポンプ駆動回路部にポンプ運転のための電力を供給でき、ポンプ駆動回路部は制御回路部からの指示に従って第1、第2のポンプを運転することができる。
負荷側装置を正規動作させるべきときには、第1ポンプにより高濃度燃料液が、第2ポンプにより希釈液が供給されるとともに、これらが混合されて希釈された燃料液が燃料電池に供給されることで燃料電池が発電し、この電力が負荷側装置の正規動作に供される。
(1) 負荷側装置の正規動作停止時の第1燃料電池システムの動作
第1燃料電池システムにおいては、負荷側装置の正規動作停止時には、該正規動作停止が前記検知部において検出され、検知部は正規動作停止による負荷側装置の低負荷状態を示す信号を制御回路部に入力する。制御回路部は検知部からの該入力信号に基づいてポンプ駆動回路部を制御して、燃料電池が、後述するアイドリング動作をするように第1、第2のポンプの動作を制御する。
(2) 負荷側装置の正規動作停止時の第2燃料電池システムの動作
第2燃料電池システムにおいては、負荷側装置の正規動作停止時には、該正規動作停止が前記検知部において検出され、検知部は正規動作停止による負荷側装置の低負荷状態を示す信号を制御回路部に入力する。制御回路部は検知部からの該入力信号に基づいて、前記第1スイッチ部を前記充電器によって前記バッテリが充電される状態に設定するとともに、前記第2スイッチ部を前記DC・DCコンバータと燃料電池出力端子とが導通する状態に設定する。すなわち、この段階では、燃料電池がDC・DCコンバータを介してポンプ駆動回路部にポンプ駆動のための電力を供給するとともに充電器にバッテリ充電のための電力を供給する。
制御回路部はさらに、バッテリの充電完了後は、第1スイッチ部をバッテリがDC・DCコンバータ入力端子に接続される状態に設定するとともに、第2スイッチ部をDC・DCコンバータと燃料電池出力端子とが非導通となる状態に設定し、ポンプ駆動回路部を制御して、燃料電池がアイドリング動作するように第1、第2のポンプの動作を制御する。すなわち、第2燃料電池システムにおいては、バッテリ充電後に、該充電されたバッテリからDC・DCコンバータを介してポンプ駆動回路部にポンプ駆動のための電力を供給し、燃料電池をアイドリング動作させる。
(3)燃料電池のアイドリング動作
アイドリング踏査については次の二つを代表例として上げることかできる。
(3-a)
前記制御回路部が、前記燃料電池のアイドリング動作時、前記ポンプ駆動回路部を制御して、該燃料電池への前記燃料液の供給が、供給停止と、該供給停止による燃料電池出力の維持すべき一定電圧への低下後の一定時間供給再開とによる間欠モードになるように、前記第1、第2のポンプを動作させる場合、
(3-b)
前記制御回路部が、前記燃料電池のアイドリング動作時、前記ポンプ駆動回路部を制御して、該燃料電池の出力が一定電圧以上に維持されるように前記燃料液の燃料濃度を調整可能に前記第1、第2のポンプを動作させる場合である。
前記燃料電池のアイドリング動作時に維持すべき一定電圧としては、例えば、前記負荷側装置の正規動作停止時においても該負荷側装置のために維持すべき最低の電圧より高く、該負荷側装置の正規動作時に該負荷側装置に供給する該燃料電池の出力電圧よりも低い電圧を挙げることができる。
かかる一定電圧は、例えば、前記制御回路部に検出電圧として設定しておくことができ、この場合、該制御回路部において、燃料電池からの出力電圧とこの検出電圧とを比較し、燃料電池出力が該検出電圧以上に維持されるように燃料電池をアイドリング動作させることができる。
燃料電池のアイドリング動作時に維持すべき一定電圧の具体例として、前記負荷側装置がメモリを有している場合において、該メモリのデータ保持のための最低電圧より若干大きい電圧を挙げることができる。
第1、第2のいずれの燃料電池システムにおいても、負荷側装置の正規動作停止時には、燃料電池をアイドリング動作させることで、それだけ燃料を節約でき、しかも、アイドリング動作により燃料電池の乾燥を防ぎ、それにより燃料電池の性能低下や破損を抑制することができる。
また、負荷側装置の正規動作停止時、すなわち、燃料電池のアイドリング動作中も、燃料電池出力は一定電圧以上に維持される。
例えば負荷側装置がパーソナルコンピュータ、携帯情報端末等の機器である場合には、それに内蔵されているメモリのデータを、機器の正規動作停止時においても保存できるように、前記一定電圧をかかるメモリ保護のために必要な最低限の電圧より高い設定電圧とすることで、燃料を節約しつつメモリの保護が可能となる。
また、燃料電池のアイドリング動作時においても、燃料電池は電気化学反応により温まった状態に維持されるので、寒冷地においても、希釈液、燃料液の凍結を抑制できる利点もある。
以上説明したように本発明によると、高濃度燃料液を希釈液で希釈した燃料液を用いる燃料電池を利用した燃料電池システムであって、負荷側装置の動作状態に応じて燃料を、燃料電池性能の低下や破損を抑制しつつ節約できるとともに、該燃料節約時においても燃料電池出力を一定電圧以上に維持できる燃料電池システムを提供することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は本発明に係る燃料電池システムの1例を示している。
このシステムは、燃料電池としてダイレクトメタノール型燃料電池(DMFC)1を採用しており、この電池1に燃料供給部Fにて燃料液を供給して発電させることができる。 電池1は、電解質膜11の両面にアノード(燃料極)12とカソード(空気極)13を接合したMEA構造のもので、アノード12にはセパレータ14を、カソード13にはセパレータ15を貼り合わせてある。
ここでは、アノード12は電解質膜11に接する触媒層(例えば白金黒或いは白金合金をカーボンブラックに担持させたもの)とこれに積層されたカーボンペーパ等の電極からなり、カソード13も電解質膜11に接する同様の触媒層とこれに積層された同様の電極からなっている。
セパレータ14は燃料供給部Fから供給される燃料液をアノード12の全体に分散供給するための液通路を有しているとともに、電池の電気化学反応によりアノード側で発生するガス(主として炭酸ガス)を外部へ放出する通気孔も有している。セパレータ15は電気化学反応によりカソード側に生成される液(水)やアノード側から電解質膜11を通過してカソード側へ移動してくることがある液を、カソード13の全体から回収する液通路を有しているとともに、カソード13に対し外部から空気を取り入れるための通気孔も有している。セパレータ15で回収される液体は図示を省略したポンプでセパレータ外へ放出される。この回収液は再利用してもよい。
なお、図1のシステムでは燃料電池は一つ採用されているだけであるが、複数の燃料電池を採用してもよく、例えば複数の燃料電池を採用して直列に接続することで、「電池一つの出力×該複数個」の出力を得ることができる。複数の燃料電池を並列に接続してもよい。勿論、後述する各実施形態においても、複数の燃料電池を採用しても構わない。
燃料供給部Fは、希釈用水を収容した水カートリッジC1に連通し、途中にポンプMP1を有する液流路L1と、高濃度燃料液(例えば100%メタノール液)を収容したカートリッジC2に連通し、途中にポンプMP2を有する液流路L2と、流路L1とL2の合流部L3と、合流部L3からセパレータ14に連通する混合流路L4とを含んでいる。
この燃料供給部Fによると、ポンプMP2によりカートリッジC2から高濃度燃料液が合流部L3へ送られるとともに、ポンプMP1によりカートリッジC1から希釈用水が合流部L3へ送られ、これら液体はひき続き混合流路L4において混合され、かくして得られる希釈された燃料液(例えば約3%のメタノール水溶液)が燃料電池1に供給され、発電に供される。
ポンプについては後ほどさらに説明する。
図1の燃料電池システムは、さらに、ポンプの駆動回路部としてポンプMP1の駆動回路部D1及びポンプMP2の駆動回路部D2、これら駆動回路部D1、D2に接続されたDC・DCコンバータ3、DC・DCコンバータ3を介してポンプ駆動回路部D1、D2にポンプ駆動のための電力を供給するバッテリ5、ポンプ駆動回路部D1、D2を制御することでポンプ動作を制御する制御回路部4、並びに燃料電池1の出力端子に接続される負荷側装置LDの負荷の状態を検知して制御回路部4へ通知するための信号を生成する検知部2を備えている。燃料電池出力端子は、また、制御回路部4にも接続されており、電池1の出力電圧(発電電圧)Vg、換言すればカソード電圧の信号が制御回路部4に入力されるようになっている。
DC・DCコンバータ3は、約30Vまでのポンプ駆動電圧を得ることができる昇圧型のDC・DCコンバータである。DC・DCコンバータ3の1次側の電源であるバッテリ5には、代表的には2次電池を採用することができ、ここでは、2次電池であるリチウムイオン電池を採用している。
検知部2が生成する信号は、ここでは、負荷側装置LDが正規の動作状態にある(動作モードにある)ときの負荷状態を示す信号〔ON/OFF SIG(Highレベル)〕又は負荷側装置LDが正規動作停止状態にある(非動作モードにある)ときの負荷状態を示す信号〔ON/OFF SIG(Lowレベル)〕である。
燃料供給部FにおけるポンプMP1、ポンプMP2は、送液可能なものであればよいが、ここでは、基本的に、第1絞り流路、第1絞り流路より長い第2絞り流路、第1、第2の絞り流路の間のポンプ室、ポンプ室の可撓性壁に設置された駆動アクチュエータを含み、駆動アクチュエータに台形波状のパルス電圧を印加することでパルス電圧波形に応じて第1絞り流路からポンプ室内へ液体を吸引し、第2絞り流路からポンプ室内液体を吐出させる送液動作をさせ得るマイクロポンプである。
このマイクロポンプの1例の基本構造及び基本動作を図9を参照して説明する。
図9に示すマイクロポンプは、液体を吸引するための第1絞り流路f1、液体を吐出するための第2絞り流路f2、該第1、第2の絞り流路f1、f2間のポンプ室PC、ポンプ室PCの可撓性壁(ダイアフラム)DFに設置された圧電素子PZTを含むポンプである。
圧電素子PZTにパルス電圧を印加してポンプ室壁(ダイアフラム)DFを振動させることでポンプ室PCを収縮膨張させ、第1絞り流路f1からポンプ室PC内へ液体を吸引し、第2絞り流路f2からポンプ室内液体を吐出できる。
さらに説明すると、第1、第2の絞り流路f1、f2は断面積が同じ又は略同じであるが、流路f1より流路f2は長く形成されている。圧電素子PZTを駆動するパルス電圧として図9(C)に示すように急峻な立ち上がり、緩やかな立ち下がりを示すパルス電圧を用いる。
図9(A)に示すように、印加電圧の急峻な立ち上がり時に圧電素子によりダイアフラムDFを急激に変形させてポンプ室PCを急激に収縮させると、長い流路f2では流路抵抗により液体が層流状に流れる一方、短い流路f1では液体が乱流となり、流路f1からの液体の流出が抑制される。これにより、流路f2からポンプ室内液体を吐出することができる。
図9(B)に示すように、印加電圧の緩やかな立ち下がり時に圧電素子によりダイアフラムDFを緩やかに復帰動作させてポンプ室PCを緩やかに膨張させると、短い流路f1からはポンプ室PC内へ液体が流入する一方、このとき流路f1より流路抵抗が大きい長い流路f2からの液体吐出が抑制される。これにより、流路f1からポンプ室PC内へ液体を吸引できる。
よって、所望の送液方向において上流側に流路f1を下流側に流路f2を配置することで所望方向に送液可能である。ポンプMP1、ポンプMP2のそれぞれは、かかる基本構造を有し、かかる動作原理で送液を行うものである。
なお、このようなマイクロポンプを含む燃料液供給部Fはセパレータ14と一体的に形成してもよい。
なお、図9に示すマイクロポンプは、図9(F)に示すように、圧電素子PZTに緩やかな立ち上がり、急峻な立ち下がりを示すパルス電圧を印加することで、図9(D)に示すように流路f1からポンプ室内液体を吐出でき、図9(E)に示すように流路f2から液体を吸引できるが、ここでは、図9(C)に示す駆動波形を採用している。
以上説明した図1の燃料電池システムにおいては、バッテリ5からDC・DCコンバータ3を介してポンプ駆動回路部D1、D2にポンプ運転のための電力が供給され、ポンプ駆動回路部D1、D2は制御回路部4からの指示に従ってポンプMP1、MP2を運転する。
負荷側装置LDを正規動作させるべきときには、ポンプMP2により高濃度燃料液が、ポンプMP1により希釈用の水が供給されるとともに、これらが混合されて希釈された燃料液が燃料電池1に供給されることで燃料電池1が発電し、この電力が負荷側装置LDの正規動作に供される。
負荷側装置LDの非動作時(正規動作停止時)には、該正規動作停止が検知部2において検出され、検知部2は正規動作停止による負荷側装置の低負荷状態を示す信号〔ON/OFF SIG(Lowレベル)〕を制御回路部4に入力する。制御回路部4は検知部2からの該入力信号に基づいてポンプ駆動回路部D1、D2を制御し、それにより燃料電池1が、次に説明するアイドリング動作をするようにポンプMP1、MP2の動作を制御する。
燃料電池アイドリング動作時、制御回路部4は、燃料電池1への燃料液の供給が、供給停止と、該供給停止による燃料電池出力の一定電圧(Vs)への低下後の一定時間供給再開とによる間欠モードになる。
かかる一定電圧は制御回路部4に検出電圧Vsとして設定したもので、それは、アイドリング時にも負荷側装置LDのために維持すべき最低電圧(最低維持電圧Vk)より若干高いものである。制御回路部4において、燃料電池1からの出力電圧Vgとこの検出電圧Vsとを比較し、燃料電池出力が検出電圧Vs以上に維持されるように燃料電池1をアイドリング動作させることができる。
図1の燃料電池システムによると、負荷側装置LDの正規動作停止時には、燃料電池1をアイドリング動作させることで、それだけ燃料を節約でき、しかも、アイドリング動作により燃料電池1の乾燥を防ぎ、それにより燃料電池の性能低下や破損を抑制することができる。
また、負荷側装置LDの正規動作停止時、すなわち、燃料電池のアイドリング動作中も、燃料電池出力は、負荷側装置LDのために維持すべき最低維持電圧Vkより高い電圧Vs以上に維持される。
また、燃料電池のアイドリング動作時においても、燃料電池は電気化学反応により温まった状態に維持されるので、寒冷地においても、水、燃料液の凍結を抑制できる利点もある。
例えば負荷側装置LDがパーソナルコンピュータ、携帯電話機、携帯情報端末等の機器である場合には、それに内蔵されているメモリのデータを、機器の正規動作停止時においても保存できるように、前記一定電圧Vkをかかるメモリ保護のために必要な電圧とすることで、燃料を節約しつつメモリの保護が可能となる。
以上説明した図1の燃料電池システムの動作を、さらに、図2から図4を参照して説明する。 図3は負荷側装置の正規動作のための連続発電時にポンプMP1、MP2に印加する駆動波形を示している。電池1に供給する燃料液を約3%濃度のメタノール水溶液とすると、その燃料液を得るためには水を送るポンプMP1に印加するMP1駆動波形の波高値(VD1)は約30Vであり、メタノール(100 %濃度)を送るポンプMP2に印加するMP2駆動波形の波高値(VD2)は約10V〜15Vである。
図2は負荷側装置LDが動作状態(正規動作状態)から非動作状態(正規動作停止状態)に変化したときの燃料電池1の発電状態を模式的に示している。負荷側装置LDが動作時は、図3に示すような連続した駆動波形をそれぞれのポンプに印加し、負荷側装置LDに一定の発電電圧Vgを印加する。負荷側装置LDが非動作状態になると、検知部2が制御回路部4に非動作状態になったことを知らせるON/OFF SIG(signal) (Lowレベル)を発生する。非動作時は燃料電池1を間欠的に発電させる間欠モード(間欠発電モード)に切り替わる。
この間欠モードでは、図2の間欠発電期間で示すように、燃料液供給が停止されると燃料電池1の出力電圧Vgが徐々に低下していき、制御回路部4内に設定された検出電圧Vsを制御回路部4において検知すると、燃料液を供給する期間(A期間)に移行する。なお、B期間は燃料液が供給されたあとの電圧保持期間であり、C期間は燃料が消費され電圧が徐々に低下する期間を示す。
図4に示すように、A期間においては、連続発電モードと同じ駆動波形をそれぞれのポンプに印加し、B期間及びC期間ではポンプMP1、MP2とも停止状態になっている。 なお、図2中の最低維持電圧Vkは負荷側装置LD内の例えばCPU、RAM等のメモリ等を保護するための最低電圧であり、図に示すように検出電圧Vsは最低維持電圧Vkよりも高い電圧に設定してある。
間欠発電期間(間欠モードの期間)を設けることによって、負荷側装置LDが非動作時に燃料の消費を抑えることができる。また、電池1のMEA部分を常に湿潤状態に保つことができるのでMEAの乾燥を防止することができ、MEAの性能劣化や破損等の不具合の発生を抑制できる。
<第2実施形態>
第2の実施形態に係る燃料電池システムの基本構成は図1に示すものと同じである。
第2実施形態に係る燃料電池システムによると、制御回路部4は、燃料電池1のアイドリング動作時、ポンプ駆動回路部D1、D2を制御して、燃料電池1の出力が一定電圧(前記検出電圧Vs又はそれより僅かに低い電位)以上に維持されるように燃料液の燃料濃度を調整可能にポンプMP1、MP2の動作を制御する。
これを図5及び図6を参照して説明する。
図5は、負荷側装置LDが動作状態から非動作状態に変化したときの燃料電池1の発電モードを示している。負荷側装置LDが非動作時には燃料の濃度を通常の3%より低い値にすることによって燃料電池1の出力電圧を低下させ検出電圧Vsの値に近づくように燃料濃度をコントロールしている。
この場合も、第1実施形態と同じく、最低維持電圧Vkは負荷側装置LD内の例えばCPU、RAM等のメモリ等を保護するための電圧であり、図に示すように検出電圧Vsは最低維持電圧Vkよりも高い電圧に設定してある。図6は本実施形態で用いる駆動波形の例であり、低電圧発電期間においては、ポンプMP2の駆動電圧(VD3)を調整しながら発電電圧を連続発電時のそれよりも低く設定することで、燃料濃度を低濃度にコントロールするようにしている。
このように低電圧発電期間を設けることによって、負荷側装置が非動作時のときに燃料の消費を抑えることができる。また、MEAを常に湿潤状態に保つことができるのでMEAの乾燥を防止することができ、MEAの性能劣化、破損等の不具合の発生を抑制できる。
<第3実施形態>
第3実施形態について図7及び図8を参照して説明する。図7は第3実施形態に係る燃料電池システムを示している。図8は、図7のシステムにおいて、負荷側装置LDが動作状態(正規動作状態)から非動作状態(正規動作停止状態)に変化したときの燃料電池1の発電状態、ポンプ駆動波形等を示している。
この第3実施形態に係る燃料電池システムは、端的に言えば、DC・DCコンバータ3の1次側電源として用いられているバッテリ5を、負荷側装置LDが非動作状態(正規動作停止状態)になったとき、燃料電池1の出力で充電器6を通して充電し、充電が完了したら間欠発電モードを実施するようにしたものである。
図7を参照してさらに説明すると、この燃料電池システムは、図1の燃料電池システムにおいて、バッテリ5を充電するための充電器6と、バッテリ5の出力端子の接続を充電器6又はDC・DCコンバータ3の入力端子に切り替えるための第1スイッチ部SW1と、DC・DCコンバータ3の入力端子と燃料電池1の出力端子間を導通又は非導通にさせるための第2スイッチ部SW2とを設けたものである。
その他の点は図1のシステムと同様であり、図1のシステムにおける部分、部品と実質上同じ部分、部品には図1と同じ参照符号を付してある。
制御回路部4は、検知部2から負荷側装置LDの正規動作停止による低負荷状態であることを示す信号(ON/OFF SIG)(Lowレベル)の入力があると、第1スイッチ部SW1を充電器6によってバッテリ5が充電される状態に設定するとともに、第2スイッチ部SW2をDC・DCコンバータ3と燃料電池出力端子とが導通する状態に設定し、燃料電池1を充電器6とDC・DCコンバータ3の双方の電源として機能させる。
また、制御回路部4は、バッテリ5の電圧Vbを充電器6が検出することで充電が完了したと判断されると、第1スイッチ部SW1をバッテリ5がDC・DCコンバータ3の入力端子に接続される状態に設定するとともに、第2スイッチ部SW2をDC・DCコンバータ3と燃料電池出力端子とが非導通となる状態に設定し、同時にポンプ駆動回路部D1、D2を制御して、燃料電池1が間欠発電モードによるアイドリング動作をするようにポンプMP1、MP2の動作を制御する。
このシステムでは、バッテリ5は負荷側装置LDが非動作状態において燃料電池1のエネルギーを用いて充電されるので、バッテリ5の電圧が低下したときに外部にバッテリを取り出して充電する必要が無くなる。
なお、図7に示す構成の燃料電池システムの場合も、既述の第2実施形態と同様に、燃料電池をアイドリング動作させるとき、バッテリ5の充電完了後、発電モードを低電圧発電モードとするようにポンプMP1、MP2の動作を制御してもよい。
本発明は、ダイレクトメタノール型燃料電池を利用した燃料電池システムであって、負荷側装置の動作状態に応じて燃料を、燃料電池性能の低下や破損を抑制しつつ節約できるとともに、該燃料節約時においても燃料電池出力を一定電圧以上に維持できる燃料電池システムを提供することに利用できる。
本発明の第1実施形態に係る燃料電池システムを示すブロック図である。 第1実施形態に係る燃料電池システムにおける発電モードを示す図である。 負荷側装置が動作状態であるときのポンプ駆動波形を示す図である。 負荷側装置が動作状態から非動作状態に変化するときのポンプ駆動波形を示す図である。 本発明の第2実施形態の燃料電池システムにおける発電モードを示す図である。 本発明の第2実施形態の燃料電池システムにおいて、負荷側装置が動作状態から非動作状態に変化するときのポンプ駆動波形を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る燃料電池システムを示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る燃料電池システムにおける発電モード、ポンプ駆動波形等を示す図である。 マイクロポンプの1例の基本構造、基本動作を示す図である。
符号の説明
1 燃料電池
11 電解質膜
12 アノード
13 カソード
14、15 セパレータ
F 燃料供給部
L1 水用流路
L2 高濃度燃料液用流路
L3 合流部
L4 混合流路
MP1 水用の第1ホンプ
MP2 高濃度燃料液用の第2ポンプ
D1 第1ポンプの駆動回路部
D2 第2ホンプの駆動回路部
C1 水カートリッジ
C2 高濃度燃料液カートリッジ
2 検知部
3 DC・DCコンバータ
4 制御回路部
5 バッテリ
6 充電器
SW1 第1スイッチ部
SW2 第2スイッチ部

Claims (7)

  1. 高濃度燃料液を希釈液で希釈した燃料液を用いる燃料電池と、
    前記燃料液を供給するための少なくとも高濃度燃料液供給用の第1ポンプ及び希釈液供給用の第2ポンプを含む燃料供給部と、
    前記各ポンプを駆動するためのポンプ駆動回路部と、
    前記ポンプ駆動回路部を制御するための制御回路部と、
    前記燃料電池に接続される負荷側装置による負荷の状態を検知して前記制御回路部に通知するための信号を発生させる検知部とを備えており、
    前記制御回路部は、前記検知部から前記負荷側装置の正規動作停止による低負荷状態であることを示す信号入力があると、前記ポンプ駆動回路部を制御して、前記燃料電池がアイドリング動作するように前記第1、第2のポンプを動作させることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 高濃度燃料液を希釈液で希釈した燃料液を用いる燃料電池と、
    前記燃料液を供給するための少なくとも高濃度燃料液供給用の第1ポンプ及び希釈液供給用の第2ポンプを含む燃料供給部と、
    前記各ポンプを駆動するためのポンプ駆動回路部と、
    前記ポンプ駆動回路部を制御するための制御回路部と、
    前記ポンプ駆動回路部にポンプ駆動用電圧を供給するためのDC・DCコンバータと、
    前記DC・DCコンバータの入力端子に接続されるバッテリと、
    前記燃料電池に接続される負荷側装置による負荷の状態を検知して前記制御回路部に通知するための信号を発生させる検知部と、
    前記燃料電池の出力端子に接続された、前記バッテリを充電するための充電器と、
    前記バッテリの出力端子の接続を前記充電器又は前記DC・DCコンバータ入力端子に切り替えるための第1スイッチ部と、
    前記DC・DCコンバータ入力端子と前記燃料電池の出力端子間を導通又は非導通にさせるための第2スイッチ部とを備えており、
    前記制御回路部は、前記検知部から前記負荷側装置の正規動作停止による低負荷状態であることを示す信号入力があると、
    前記第1スイッチ部を前記充電器によって前記バッテリが充電される状態に設定するとともに、前記第2スイッチ部を前記DC・DCコンバータと前記燃料電池出力端子とが導通する状態に設定し、該バッテリの充電完了後は、該第1スイッチ部を該バッテリが該DC・DCコンバータ入力端子に接続される状態に設定するとともに、該第2スイッチ部を該DC・DCコンバータと該燃料電池出力端子とが非導通となる状態に設定し、さらに、前記ポンプ駆動回路部を制御して、前記燃料電池がアイドリング動作するように前記第1、第2のポンプを動作させることを特徴とする燃料電池システム。
  3. 前記制御回路部は、前記燃料電池のアイドリング動作時、前記ポンプ駆動回路部を制御して、該燃料電池への前記燃料液の供給が、供給停止と、該供給停止による燃料電池出力の維持すべき一定電圧への低下後の一定時間供給再開とによる間欠モードになるように、前記第1、第2のポンプを動作させる請求項1又は2記載の燃料電池システム。
  4. 前記制御回路部は、前記燃料電池のアイドリング動作時、前記ポンプ駆動回路部を制御して、該燃料電池の出力が一定電圧以上に維持されるように前記燃料液の燃料濃度を調整可能に前記第1、第2のポンプを動作させる請求項1又は2記載の燃料電池システム。
  5. 前記燃料電池のアイドリング動作時に維持すべき前記一定電圧は、前記負荷側装置の正規動作停止時においても該負荷側装置のために維持すべき最低の電圧より高く、該負荷側装置の正規動作時に該負荷側装置に供給する該燃料電池の出力電圧よりも低い電圧である請求項3又は4記載の燃料電池システム。
  6. 前記負荷側装置はメモリを有しており、前記燃料電池アイドリング動作時に維持されるべき前記燃料電池の一定出力電圧は、該メモリのデータ保持のための最低電圧より大きい請求項5記載の燃料電池システム。
  7. 前記第1、第2の各ポンプは、第1絞り流路、第1絞り流路より長い第2絞り流路、第1、第2の絞り流路の間のポンプ室、ポンプ室の可撓性壁に設置された駆動アクチュエータを含み、駆動アクチュエータにパルス電圧を印加することでパルス電圧波形に応じて第1絞り流路からポンプ室内へ液体を吸引し、第2絞り流路からポンプ室内液体を吐出させる送液動作をさせ得るマイクロポンプである請求項1から6のいずれかに記載の燃料電池システム。
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