JP2006146073A - 投影装置、投影方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】自動台形補正処理を実行しながらも、投影される画像の面積が小さくなってしまうのをできるだけ抑える。
【解決手段】画像を投影する投影レンズ12、空間的光変調素子36、表示駆動部35を含む投影系と、装置筐体の下面に設けられ、その長さが個々に調整可能な脚部20a〜20dと、各脚部の長さを個々に調整駆動して投影画像範囲を可変させる脚駆動部43と、投影系による投影対象上での投影画像範囲を検出する測距処理部44(13)と、得た投影画像範囲に基づいて脚駆動部43により各脚部20a〜20dの長さを個々に制御させ、この制御により可変された投影画像範囲に基づいてその画像範囲が矩形となるように投影系での投影画像を可変させる制御部42とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動台形補正機能を有する投影装置、投影方法及びプログラムに関する。
一般にデータプロジェクタとも呼称されている多くのプロジェクタ装置では、自動台形補正機能を搭載したものが多く採用されている。この自動台形補正機能は、装置の設置位置によって生じる台形の歪みを検知し、予め逆の方向に歪みを生じた画像を表示素子で作成してその光像を出射することで、投影した状態では基の画像と同じ正しいアスペクト比の矩形画像となるようにするものである。
装置の設置位置により生じる歪みを検知する1つの方法として、例えば角度センサを備え、設置時の投影角度を検出して、別に設定されたスクリーンの傾斜角度とにより映像の水平垂直各方向の台形補正を行なうプロジェクタ装置の技術が考えられている。(例えば、特許文献1)
特開2001−339671号公報
上記した自動台形補正機能では、自動台形補正を施さない状態、換言すれば光像を形成するための表示素子(透過型液晶パネルやマイクロミラー素子)を全面使用する状態に比して、自動台形補正を施した状態ではその発生している歪みの度合いに応じて、表示素子で形成する光像が縦横の少なくとも一方で縮小するようになるため、投影される画像の面積もより小さいものとなってしまうという不具合があった。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、自動台形補正処理を実行しながらも、投影される画像の面積が小さくなってしまうのをできるだけ抑えることが可能な投影装置、投影方法及びプログラムを提供することにある。
請求項1記載の発明は、画像を投影する投影手段と、装置筐体の下面に設けられ、その長さが個々に調整可能な複数の脚部と、これら複数の脚部の長さを個々に調整駆動して上記投影手段の投影画像範囲を可変させる脚駆動手段と、上記投影手段による投影対象上での投影画像範囲を検出する検出手段と、この検出手段で得た投影画像範囲に基づいて上記脚駆動手段により上記複数の脚部の長さを個々に制御する制御手段と、この制御手段での制御により可変された投影画像範囲に基づいてその画像範囲が矩形となるように上記投影手段での投影画像を可変させる台形補正手段とを具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記制御手段は、投影画像範囲の上辺の両端点の垂直成分差と下辺の両端点の垂直成分差とが略等しくなるように上記脚長調整手段により上記複数の脚部の長さを個々に調整駆動するべく制御させることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記制御手段は、投影画像範囲の左辺の両端点の水平成分差と右辺の両端点の水平成分差とが略等しくなるように上記脚長調整手段により上記複数の脚部の長さを個々に調整駆動するべく制御させることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、画像を投影する投影部と、装置筐体の下面に設けられ、その長さが個々に調整可能な複数の脚部と、これら複数の脚部の長さを個々に調整駆動して上記投影部の投影画像範囲を可変させる脚駆動部とを備えた投影装置での投影方法であって、上記投影部による投影対象上での投影画像範囲を検出する検出工程と、この検出工程で得た投影画像範囲に基づいて上記脚駆動部により上記複数の脚部の長さを個々に制御する制御工程と、この制御工程での制御により可変された投影画像範囲に基づいてその画像範囲が矩形となるように上記投影部での投影画像を可変させる台形補正工程とを有したことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、画像を投影する投影部と、装置筐体の下面に設けられ、その長さが個々に調整可能な複数の脚部と、これら複数の脚部の長さを個々に調整駆動して上記投影部の投影画像範囲を可変させる脚駆動部とを備えた投影装置に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、上記投影部による投影対象上での投影画像範囲を検出する検出ステップと、この検出ステップで得た投影画像範囲に基づいて上記脚駆動部により上記複数の脚部の長さを個々に制御する制御ステップと、この制御ステップでの制御により可変された投影画像範囲に基づいてその画像範囲が矩形となるように上記投影部での投影画像を可変させる台形補正ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、投影する装置の設置角度を可変することで、自動台形補正処理を実行しながらも、投影される画像の面積が小さくなってしまうのを極力抑えることが可能となる。
請求項2記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、特に投影画像の水平方向を重視した台形補正処理を施すことにより、視覚上、より正確に台形補正された投影画像を得ることができる。
請求項3記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、上下の辺より短い左右の辺の変化の度合いに基づいて台形補正を行なうため、より短時間のうちに自動補正処理を完了できる。
請求項4記載の発明によれば、投影する装置の設置角度を可変することで、自動台形補正処理を実行しながらも、投影される画像の面積が小さくなってしまうのを極力抑えることが可能となる。
請求項5記載の発明によれば、投影する装置の設置角度を可変することで、自動台形補正処理を実行しながらも、投影される画像の面積が小さくなってしまうのを極力抑えることが可能となる。
以下本発明をプロジェクタ装置に適用した場合の実施の一形態について図面を参照して説明する。
図1は、同実施の形態に係るプロジェクタ装置10の外観構成を示すもので、図1(A)は主として筐体前面及び上面の、図1(B)は筐体背面及び下面のそれぞれ配置構成を示す。
図1(A)に示すように、直方体状の本体ケーシング11の前面に、投影レンズ12、、測距センサ13、及びIr受信部14が配設される。
投影レンズ12は、後述するマイクロミラー素子等の空間的光変調素子で形成された光像をスクリーン等の対象に投影するためのものであり、ここでは合焦位置及びズーム位置(投影画角)を任意に可変できるものとする。
測距センサ13は、2対の位相差センサの一方が水平方向、他方が垂直方向となるように互いに直交する方向に配置され、それぞれ被写体像に対する視差から三角測距の原理に基づいて所定の明暗パターンまでの距離を一次元的な検出ラインに沿って測定する。
Ir受信部14は、図示しないこのプロジェクタ装置10のリモートコントローラからのキー操作信号が重畳された赤外光(Ir)信号を受信する。
また、本体ケーシング11の上面には、スイッチ部15及びスピーカ16が配設される。
スイッチ部15は、例えば電源キー、AF/AK(Automatic Focus/Automatic Key−stone correction:自動合焦/自動台形補正)キー、ズームアップ/ダウンキー、信号選択キー、ボリュームアップ/ダウンキー等からなる。
スピーカ16は、入力された音声信号及び動作時のビープ音等を拡声放音する。
また、図1(B)に示すように本体ケーシング11の背面には、入出力コネクタ部17、Ir受信部18、及びACアダプタ接続部19が配設される。
入出力コネクタ部17は、例えばパーソナルコンピュータ等の外部装置との接続のためのUSB端子、映像入力用のミニD−SUB端子、S端子、及びRCA端子と、音声入力用のステレオミニ端子等からなる。
Ir受信部18は、上記Ir受信部14と同様に、図示しないリモートコントローラからのキー操作信号が重畳された赤外光(Ir)信号を受信する。
ACアダプタ接続部19は、電源となる図示しないACアダプタからのACケーブルを接続する。
さらに、本体ケーシング11の下面には、その四隅にそれぞれ高さ調節が可能な調整脚部20a〜20dが取り付けられる。これら調整脚部20a,20b,20c,20dはいずれも上記キーボード部16でのAF/AKキー操作により必要に応じてその長さが個々に調整される。
この図1(B)の状態では、前側に位置する一対の調整脚部20a,20bが共に若干長く調整されると共に、後側に位置する一対の調整脚部20c,20dは最も短い状態に調整されている。
したがって、この状態のままのプロジェクタ装置10を水平な場所に設置した場合、投影レンズ12の投影光軸が投影レンズ12の取付け面に対して垂直な方向であるとすれば、実際の投影レンズ12の投影光軸は若干の仰角をもち、多少上側に向けて投影対象の図示しないスクリーンに出射されることとなる。
そのため、もし投影対象のスクリーンが鉛直方向に張設されるものとすれば、スクリーンの上端に近付くほど投影レンズ12との距離が大きくなるので、自動台形補正を行なわない状態では、矩形の画像を投影した場合にスクリーン上では、上底の方が下底よりも長い台形の画像が投影表示されることとなる。
次に図2により上記プロジェクタ装置10の電子回路の機能構成について説明する。図中、入出力コネクタ部17より入力された各種規格の画像信号が、入出力インタフェース(I/F)31、システムバスSBを介して画像変換部32で所定のフォーマットの画像信号に統一された後に、表示エンコーダ33へ送られる。
表示エンコーダ33は、送られてきた画像信号をビデオRAM34に展開記憶させた上でこのビデオRAM34の記憶内容からビデオ信号を生成して表示駆動部35に出力する。
この表示駆動部35は、送られてきた画像信号に対応して適宜フレームレート、例えば30[フレーム/秒]と階調数とに従った、より高速な時分割駆動で例えばマイクロミラー素子でなる空間的光変調素子(SOM)36を表示駆動するもので、この空間的光変調素子36に対して、例えばリフレクタ37内に配置された超高圧水銀灯等の光源ランプ38が出射する高輝度の白色光をカラーホイール39を介して適宜原色に着色し、ミラー40を介して照射することで、その反射光で光像が形成され、上記投影レンズ12を介してここでは図示しないスクリーンに投影表示される。
しかるに、上記投影レンズ12はレンズモータ(M)41に駆動されることでズーム位置及びフォーカス位置を適宜移動する。
上記各回路のすべての動作制御を司るのが制御部42である。この制御部42は、CPUと、後述する自動台形補正の処理を含む該CPUで実行される動作プログラム等を記憶した不揮発性メモリ、及びワークメモリ、電源のオン/オフに関係なく現在時刻を計時し続けるRTC(Real Time Clock)等により構成される。
この制御部42にはまた、システムバスSBを介して上記Ir受信部14,18、脚駆動部43、測距処理部44、及び音声処理部45が接続される。
脚駆動部43は、上記制御部42の制御の下に、上記本体ケーシング11の下面に装着された上記調整脚部20a〜20dにそれぞれ接続された図示しない各モータを個別に回転駆動し、上記調整脚部20a〜20dの脚長を調整することで、本体ケーシング11の設置姿勢及び投影光軸の角度を制御する。
測距処理部44は、上記測距センサ13を駆動して投影対象までの垂直方向及び水平方向の距離を測定する。
音声処理部45は、PCM音源等の音源回路を備え、投影表示動作時に与えられる音声データをアナログ化し、上記スピーカ16を駆動して拡声放音させる。
なお、上記スイッチ部15における各キー操作信号は直接制御部42に入力されるもので、上記Ir受信部14及び本体ケーシング11の背面側に設けられるIr受信部18での赤外光受信信号も制御部42に入力される。
次に上記実施の形態の動作について説明する。
図3は、投影動作の前準備として、プロジェクタ装置10の本体ケーシング11を設置した場所で電源をオンし、スイッチ部15の「AF/AKキー」が操作されてから、投影条件を整えるまでの設置作業の内容を例示するもので、プロジェクタ装置10内部での処理内容については上記制御部42が予め記憶している動作プログラムに基づいて実行する。
その当初には、台形補正を行なうためのパラメータ値(キーストーンパラメータ)を取得するためのサブルーチンを実行する(ステップM01)。なお、測距センサ13は投影される各チャート画像(UH,UM,UL)に連動して所定の角度でその結像の光軸を上下方向にシフトするものとする。
図4(A)は、このサブルーチンの処理内容を示すもので、まず投影レンズ12を含む投影系により、図4(B)に示す横チャート上画像UHを投影表示させる(ステップS01)。
この横チャート上画像UHは、その時点で投影レンズ12に設定されている投影範囲の上端位置に、画角等間隔で水平方向に配列された3つのポイント(点)画像からなる。
この横チャート上画像UHを投影表示させた状態で、中央に位置するポイントの投影画像位置までの距離「UC」、左側に位置するポイントの投影画像位置までの距離「UL」、及び右側に位置するポイントの投影画像位置までの距離「UR」を測距センサ13及び測距処理部44により順次測定する(ステップS02)。
次に、投影レンズ12を含む投影系により、上記図4(B)に示す横チャート上画像UHに代えて、横チャート中画像MHを投影表示させる(ステップS03)。
この横チャート中画像MHも、横チャート上画像UHと同様に等間隔で水平方向に配列された3つのポイント(点)画像からなるもので、その時点で投影レンズ12に設定されている投影範囲の垂直方向成分での中間位置にあるものとする。
この横チャート中画像MHを投影表示させた状態で、中央に位置するポイントの投影画像位置までの距離「MC」、左側に位置するポイントの投影画像位置までの距離「ML」、及び右側に位置するポイントの投影画像位置までの距離「MR」を測距センサ13及び測距処理部44により順次測定する(ステップS04)。
さらに、投影レンズ12を含む投影系により図4(B)に示す横チャート中画像MHに代えて、横チャート下画像LHを投影表示させる(ステップS05)。
この横チャート下画像LHもまた、その時点で投影レンズ12に設定されている投影範囲の上端位置に、画角等間隔で水平方向に配列された3つのポイント(点)画像からなる。
この横チャート下画像LHを投影表示させた状態で、中央に位置するポイントの投影画像位置までの距離「LC」、左側に位置するポイントの投影画像位置までの距離「LL」、及び右側に位置するポイントの投影画像位置までの距離「LR」を測距センサ13及び測距処理部44により順次測定する(ステップS06)。
以上で横3×縦3の合計9ポイントの各距離値が得られたことになるので、これらの各距離値を台形補正を行なうためのパラメータ値(キーストーンパラメータ)として取得すると、再び図3のメインルーチンに復帰し、具体的な台形補正間処理を開始する(ステップM02)。
すなわち、まずその時点で投影レンズ12より投影される範囲の上辺両端点の垂直成分差「TY」を取得する(ステップM03)。
図5(A)は、投影対象となるスクリーンSCにまだ何も投影表示されていない状態を示し、これに対して図5(B)は投影レンズ12による当初の投影範囲PAと、この投影範囲PAからそのまま台形補正処理を施した場合に得られる矩形の投影範囲RTとを示す。
上記ステップM01でのサブルーチンにより横3×縦3の合計9ポイントの各距離値が得られているため、投影レンズ12の投影光軸と垂直となる平面に対し、投影対象のスクリーンSCがどの方向にどの程度傾いているかが算出できる。
したがって、そのスクリーンSCの傾きの方向と度合い、及び上記図4(B)の横チャート上画像UHの左側に位置するポイントの投影画像位置までの距離「UL」、同右側に位置するポイントの投影画像位置までの距離「UR」を基に、投影範囲PAにおける上辺両端点の垂直成分差「TY」を算出して取得する。
続いて、同じくその時点の投影範囲PAの下辺両端点の垂直成分差「BY」を取得する(ステップM04)。
この下辺両端点の垂直成分差「BY」も、スクリーンSCの傾きの方向と度合い、及び上記図図4(B)の横チャート下画像LHの左側に位置するポイントの投影画像位置までの距離「LL」、同右側に位置するポイントの投影画像位置までの距離「LR」を基に算出して取得する。
こうして得た台形補正前の上辺、下辺各両端点の各垂直成分差「TY」「BY」に基づき、これらの和が「0(ゼロ)」となる、換言すれば、これらの値の符号が逆である場合、その絶対値が等しくなると思われる値を算出する(ステップM05)。
例えば、投影範囲PA上辺の右端点までの距離に相当する距離値「UR」から同左端点までの距離値「UL」を減算することで得られる垂直成分差「TY」が「(+)20」であり、投影範囲PA下辺の右端点までの距離に相当する距離値「LR」から同左端点までの距離値「LL」を減算することで得られる垂直成分差「BY」が「−10」であったとする。
この場合、投影範囲PA上辺両端点の垂直成分差「TY」が「(+)15」、同下辺両端点の垂直成分差「BY」が「−15」となるようにするには、投影範囲PAをどの程度その投影光軸に沿って傾け、且つその投影光軸を仰角または俯角方向にどの程度変動させるべきかを、調整脚部20a〜20dの取付け位置と投影レンズ12の取付け位置、投影画角、その時点での調整脚部20a〜20dの各脚長等から演算により求める。
しかるに、この演算結果に基づき、脚駆動部43でさらに調整脚部20a〜20dをそれぞれどの方向にどの程度伸縮させるべきかを、調整脚部20a〜20dを回転駆動する図示しない各モータの駆動量として算出する(ステップS06)。
こうして算出した各モータの駆動量に基づき、制御部42が脚駆動部43により実際に調整脚部20a〜20dの脚長を可変設定するべく各モータを回転駆動させながら(ステップM07)、その駆動量が上記算出した値となったか否かを判断する(ステップM08)、という処理を繰返し実行することで、各モータ共に算出した駆動量となるのを待機する。
しかして、調整脚部20a〜20dの脚長を可変する各モータがそれぞれ算出した駆動量分だけの駆動を実行し終えると上記ステップM08でこれを判断し、以上で投影範囲PAの可変設定に関する処理を終了する。
図5(C)は、上記図5(B)に示した投影範囲PAから全体を投影光軸を中心に右方向に必要量だけ傾けた状態を例示する。ここでは、投影範囲PA上辺両端点の垂直成分差「TY」と同下辺両端点の垂直成分差「BY」とが等しくなっており、結果として自動台形補正により得られる矩形の投影範囲RTが上記図5(B)で示した状態より大きくなっていることがわかる。
このように、より大きな矩形の投影範囲RTが得られるように投影範囲PAの角度を必要に応じて傾けた状態で実際に自動台形補正の処理を実行し(ステップM09)、得られる矩形の投影範囲RTの例えば中心位置に合焦するように自動合焦処理を実行して(ステップM10)、以上でこの図3の処理に基づく投影動作の前準備を終了する。
図6(A)は、上記図3による処理を実行する前のプロジェクタ装置10の姿勢をその背面側から例示するものであり、これに対して図6(B)は、上記図3による処理を実行した後のプロジェクタ装置10の姿勢を例示するものである。
ここでは、プロジェクタ装置10の右側に位置する調整脚部20b,20cの脚長が変化していないのに比して、同左側に位置する調整脚部20a,20dはいずれも大幅に伸長され、結果としてプロジェクタ装置10が大きく右側に傾いた状態を例示している。
したがって、プロジェクタ装置10の前面に位置する、ここでは図示しない投影レンズ12による投影範囲も傾いたものとなり、上記図5で示した如く当該投影範囲PAに基づく自動台形補正による矩形の投影範囲RTの面積も変化、具体的には大きくすることができる。
なお、上記図6(A),図6(B)共に、プロジェクタ装置10背面の入出力コネクタ部17及びACアダプタ接続部19に何ら他の機器を接続していない状態で示しているが、当然ながら投影動作の前準備時には少なくともACアダプタ接続部19に図示しないACアダプタ用ケーブルを接続し、ACアダプタより電源を供給するものである。
このように、プロジェクタ装置10の調整脚部20a〜20dの各脚長を制御してその設置角度を可変することで、自動台形補正処理を実行しながらも、投影される画像の面積が小さくなってしまうのを極力抑えることが可能となる。
加えて、投影範囲PA上辺両端点の垂直成分差「TY」と同下辺両端点の垂直成分差「BY」を等しくするものとし、特に投影画像の水平方向を重視した台形補正処理を施すものとしたので、視覚上、より正確に台形補正された投影画像を得ることができる。
なお、上記実施の形態では、投影範囲PA上辺両端点の垂直成分差「TY」と同下辺両端点の垂直成分差「BY」とが等しくなるようにしたが、上記図3のステップM03〜M05でも示した処理に代えて、図7に示すように投影範囲PAの左辺両端点の水平成分差「LX」と同右辺両端点の水平成分差「RX」とが等しくなるようにし、特に投影画像の垂直方向を重視した台形補正処理を施すものとしてもよい。
この場合、投影範囲PAの上下の辺より短い左右の辺の変化の度合いに基づいて台形補正を行なうため、より短時間のうちに自動補正処理を完了できる。
また、上記実施の形態は、投影レンズ12と近接配置した測距センサ13により投影範囲内の複数点位置までの距離を得、キーストーンパラメータ値を得るものとしたが、本発明はこれにかぎるものではなく、例えば上記測距センサ13に代えて自動合焦機能付きの撮影部を設け、投影画像中の複数点位置までの距離を撮影部の自動合焦機能によりフォーカスエリアを順次切換えることで取得するものとしてもよい。
その他、本発明は上記実施の形態に限らず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能であるものとする。
さらに、上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の実施の一形態に係るプロジェクタ装置の外観構成を示す斜視図。 同実施の形態に係る電子回路の機能構成を示すブロック図。 同実施の形態に係る自動合焦/自動台形補正の処理内容を示すフローチャート。 同実施の形態に係る図4のキーストーンパラメータ取得のサブルーチンの処理内容を示すフローチャート。 同実施の形態に係る投影状態の変移を例示する図。 同実施の形態に係るプロジェクタ装置の姿勢の変化を示す図。 同実施の形態に係る他の
符号の説明
10…プロジェクタ装置、11…本体ケーシング、12…投影レンズ、13…測距センサ、14…測距センサ、15…スイッチ部、16…スピーカ、17…入出力コネクタ部、18…Ir受信部、19…ACアダプタ接続部、20a〜20d…調整脚部、31…入出力インタフェース(I/F)、32…画像変換部、33…表示エンコーダ、34…ビデオRAM、35…表示駆動部、36…空間的光変調素子、37…リフレクタ、38…光源ランプ、39…カラーホイール、40…ミラー、41…レンズモータ(M)、42…制御部、43…脚駆動部、44…測距処理部、45…音声処理部、PA…投影範囲、RT…(台形補正処理後)投影範囲、SB…システムバス、SC…スクリーン。

Claims (5)

  1. 画像を投影する投影手段と、
    装置筐体の下面に設けられ、その長さが個々に調整可能な複数の脚部と、
    これら複数の脚部の長さを個々に調整駆動して上記投影手段の投影画像範囲を可変させる脚駆動手段と、
    上記投影手段による投影対象上での投影画像範囲を検出する検出手段と、
    この検出手段で得た投影画像範囲に基づいて上記脚駆動手段により上記複数の脚部の長さを個々に制御する制御手段と、
    この制御手段での制御により可変された投影画像範囲に基づいてその画像範囲が矩形となるように上記投影手段での投影画像を可変させる台形補正手段と
    を具備したことを特徴とする投影装置。
  2. 上記制御手段は、投影画像範囲の上辺の両端点の垂直成分差と下辺の両端点の垂直成分差とが略等しくなるように上記脚長調整手段により上記複数の脚部の長さを個々に調整駆動するべく制御させることを特徴とする請求項1記載の投影装置。
  3. 上記制御手段は、投影画像範囲の左辺の両端点の水平成分差と右辺の両端点の水平成分差とが略等しくなるように上記脚長調整手段により上記複数の脚部の長さを個々に調整駆動するべく制御させることを特徴とする請求項1記載の投影装置。
  4. 画像を投影する投影部と、装置筐体の下面に設けられ、その長さが個々に調整可能な複数の脚部と、これら複数の脚部の長さを個々に調整駆動して上記投影部の投影画像範囲を可変させる脚駆動部とを備えた投影装置での投影方法であって、
    上記投影部による投影対象上での投影画像範囲を検出する検出工程と、
    この検出工程で得た投影画像範囲に基づいて上記脚駆動部により上記複数の脚部の長さを個々に制御する制御工程と、
    この制御工程での制御により可変された投影画像範囲に基づいてその画像範囲が矩形となるように上記投影部での投影画像を可変させる台形補正工程と
    を有したことを特徴とする投影方法。
  5. 画像を投影する投影部と、装置筐体の下面に設けられ、その長さが個々に調整可能な複数の脚部と、これら複数の脚部の長さを個々に調整駆動して上記投影部の投影画像範囲を可変させる脚駆動部とを備えた投影装置に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、
    上記投影部による投影対象上での投影画像範囲を検出する検出ステップと、
    この検出ステップで得た投影画像範囲に基づいて上記脚駆動部により上記複数の脚部の長さを個々に制御する制御ステップと、
    この制御ステップでの制御により可変された投影画像範囲に基づいてその画像範囲が矩形となるように上記投影部での投影画像を可変させる台形補正ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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