JP2006142969A - 車両用電動式パワーステアリング制御装置 - Google Patents

車両用電動式パワーステアリング制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】単相または多相のモータ制御にかかわらず、ソフトを変更せずに、左右のハンドルの取付け位置に共用して対応可能な車両用電動式パワーステアリング制御装置を得る。
【解決手段】車両のステアリング機構に操舵補助力を付加するモータと、ステアリング機構の操舵状態に応じた電流をモータに通電するコントローラ3とを備え、コントローラ3は、車両への搭載時に、車両のハンドル1の左右取付け位置判定に寄与する車両情報を車両から取得する車両情報取得手段102と、車両情報に関連したパラメータPを記憶するパラメータ記憶手段103と、記憶されたパラメータPと取得された車両情報とを比較する車両情報比較手段106とを含む。コントローラ3は、車両情報比較手段106の比較結果が不一致の場合には操舵補助を実行せず、一致した場合に操舵補助を実行する。
【選択図】図2

Description

この発明は、操舵用のハンドルの回動操作に対して電動式の操舵補助力を付与する電動モータを備えた車両用電動式パワーステアリング制御装置に関し、特に、自動車に対する左右のハンドル取付け位置に判定に関する車両情報を得て制御を行う車両用電動式パワーステアリング制御装置に関するものである。
通常、自動車には右ハンドルと左ハンドルとの2種類のハンドル取付け形態があり、従来の車両用電動式パワーステアリング制御装置においても、右ハンドル用と左ハンドル用との2種類の製品が必要となっている。
以上のように、ハンドル取付け位置の異なる2種類の自動車を生産する必要があり、車両用電動式パワーステアリング制御装置の生産においても、右ハンドル車、左ハンドル車の生産数に影響を受けることから、生産コストおよび管理コストなどで、無駄な費用が多く発生している。
そこで、これらの無駄なコストを軽減するために、車両用電動式パワーステアリング制御装置の機械部分に関して、ハンドルの取付け位置(右用と左用と)に関して共用化が進められている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の従来装置においては、ハンドルの操舵方向と同一方向に操舵補助力を付勢するために、右ハンドル用と左ハンドル用とでモータを逆方向に回転させる必要があることから、たとえば単相のブラシ付きDCモータが使用されており、モータ電流供給の正負をコネクタ部分で入れ替えるなどの単純な物理的変換により、コントローラのソフトウェアを変更せずに、左右共用に対応することを可能としている。
しかしながら、上記従来装置では、モータ取付け位置に関して物理的な制限を受けることから、モータ位置を左右対象に設計せざるを得ないため、ハンドルの取付け位置が右と左とでモータ回転方向が反転することになる。
また、近年、環境問題に注目が集まっているうえ、比較的排気量の大きな車両に対応するために制御電力の高出力化が要求されていることから、ブラシ付きDCモータでは対応できないので、ブラシレスモータが採用されつつある。
しかしながら、ブラシレスモータは、周知のとおり多相で駆動されることから、コントローラのソフトを変更せずに、モータ電流供給の正負をコネクタ部分で単純に入れ替えることなどによって左右共用に対応することはできない。
特許第3527469号公報
従来の車両用電動式パワーステアリング制御装置では、たとえば特許文献1の場合、モータ取付け位置に関する物理的な制限から、モータ位置を左右対象に設計しているので、ハンドルの取付け位置(右、左)の違いによってモータ回転方向が反転してしまうという課題があった。
また、多相制御のブラシレスモータを用いた場合には、コントローラのソフトを変更せずに、モータ電流供給の正負をコネクタ部分で入れ替えるなどの単純な物理的変換によって左右共用に対応することができないという問題があった。
この発明は、車両へのコントローラ搭載時に、ハンドルの左右取付け位置判定に寄与する車両情報を取得して、車両情報に関連するパラメータを記憶し、記憶したパラメータと新たに取得した車両情報との一致を確認した後に、記憶したパラメータに基づいてステアリング機構の制御を行うことにより、単相または多相のモータ制御にかかわらず、コントローラのソフトを変更せずに、左右のハンドルの取付け位置に対して共用に対応可能な車両用電動式パワーステアリング制御装置を得ることを目的とする。
この発明による車両用電動式パワーステアリング制御装置は、車両のステアリング機構に操舵補助力を付加するモータと、ステアリング機構の操舵状態に応じた電流をモータに通電するコントローラとを備えた車両用電動式パワーステアリング制御装置において、コントローラは、車両への搭載時に、車両のハンドルの左右取付け位置判定に寄与する車両情報を車両から取得する車両情報取得手段と、車両情報に関連したパラメータを記憶するパラメータ記憶手段と、パラメータ記憶手段に記憶されたパラメータと新たに取得された車両情報とを比較する車両情報比較手段とを含み、車両情報比較手段による比較結果が不一致を示す場合にはステアリング機構に対する操舵補助を行わず、比較結果が一致を示す場合には、ステアリング機構の操舵状態に応じた電流をモータに通電して操舵補助を行うものである。
この発明によれば、単相または多相のモータ制御にかかわらず、ソフトを変更せずに、左右のハンドルの取付け位置に共用して対応することができる。
実施の形態1.
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
図1はこの発明の実施の形態1に係る車両用電動式パワーステアリング制御装置を示すブロック構成図である。
また、図2は図1内のコントローラ3の機能構成を示すブロック図であり、図3はこの発明の実施の形態1による動作を示すフローチャートである。
図1において、車両用電動式パワーステアリング制御装置は、車両のハンドル1と、ハンドル1に連結されたステアリングシャフト2と、マイクロコンピュータからなるコントローラ3と、車載のバッテリ4と、ステアリングシャフト2に設けられたトルクセンサ5および減速機6と、減速機6に連結されたモータ7とにより構成されている。
車両の運転者により操舵されるハンドル1は、ステアリングシャフト2、トルクセンサ5および減速機6とともにステアリング機構を構成しており、コントローラ3の制御下で駆動されるモータ7と減速機6とを介して操舵補助力が付与される。
コントローラ3は、バッテリ4からの給電により動作し、ハンドル1(ステアリング機構)の操舵状態に応じた電流をモータ7に通電する。
すなわち、コントローラ3は、トルクセンサ5からの操舵トルク信号に応じてモータ7を駆動することにより、減速機6を介してハンドル1に操舵補助力を付与する。
モータ7は、ハンドル1およびステアリングシャフト2を含むステアリング機構を駆動するための電動式パワーステアリング装置の本体を構成している。
図2において、車載LAN101に接続されたコントローラ3は、パラメータ生成手段102と、パラメータ記憶領域104(たとえば、EEPROM)を有するパラメータ記憶手段103と、制御手段105と、車両情報比較手段106とを備えている。
パラメータ生成手段102は、車載LAN101および制御手段105に接続され、制御手段105は、車載LAN101、パラメータ生成手段102およびパラメータ記憶手段103に接続されている。
また、車両情報比較手段106は、車載LAN101、パラメータ記憶手段103および制御手段105に接続されている。
コントローラ3内のパラメータ生成手段102および制御手段105は、車載LAN101を介して車両情報を取得する車両情報取得手段を構成しており、コントローラ3が車両に搭載される際に、ハンドル1の左右取付け位置(車両内の運転席位置)の判定に寄与する車両情報を取得する。
パラメータ生成手段102は、車両情報に関連したパラメータPを生成し、パラメータ記憶手段103は、制御手段105の制御下で、パラメータPをパラメータ記憶領域104に記憶させる。
このとき、制御手段105は、車載LAN101を介して入力される車両情報をデータとして取得し、車両情報からハンドル1の取付け位置(右ハンドルなのか、または、左ハンドルなのか)を判定し、パラメータ生成手段102により、モータ7の制御に使用するパラメータP(車両情報に関連する)を生成させる。
パラメータPは、制御手段105の制御下で、パラメータ記憶手段103により、パラメータ記憶領域104(たとえば、EEPROM)内に記憶される。
車両情報比較手段106は、パラメータ記憶領域104に記憶されたパラメータPと新たに取得された車両情報とを比較し、両者の一致または不一致を示す比較結果Cを生成する。
制御手段105は、車両情報比較手段106による比較結果Cが不一致を示す場合にはハンドル1(ステアリング機構)に対する操舵補助を行わず、比較結果Cが一致を示す場合には、ハンドル1(ステアリング機構)の操舵状態に応じた電流をモータ7に通電して操舵補助を行う。
すなわち、制御手段105は、パラメータ記憶領域104にパラメータPが記憶された後は、比較結果Cが一致を示す場合のみに、パラメータ記憶領域104に記憶されたパラメータPに基づいてモータ7の制御信号を算出し、車載LAN101を介してモータ7を駆動することにより、ハンドル1(ステアリング機構)を制御するようになっている。
仮に、車両へのコントローラ3の接続時に取得して記憶済みのパラメータPをそのまま制御に使用したとすると、現在の搭載対象となる車両情報と記憶済みのパラメータPとが一致しない場合でも、記憶済みのパラメータが正常な情報として処理され、ハンドル1の左右位置が不一致の状態で制御してしまい、ハンドル1を適正に制御することができない可能性がある。
そこで、コントローラ3は、現在の車両通信によって新たに得られた車両情報と、記憶済みのパラメータPとを比較し、両者が一致した場合のみに、ハンドル1の操舵状態に応じた操舵補助制御を行う。
すなわち、制御手段105は、パラメータ記憶領域104内のパラメータPを参照して、モータ7を駆動制御することにより、車両用電動式パワーステアリング制御装置としての制御を実行する。
なお、車載LAN101は、通信を用いてコントローラ3に車両情報を入力するための手段であり、コントローラ3と車載装置とを接続するコネクタにおいて、ハンドルの左右情報を割り付けるための未使用ピン数の余裕が無い場合に特に有効である。
次に、図3のフローチャートを参照しながら、図1および図2に示したこの発明の実施の形態1に係る車両用電動式パワーステアリング制御装置の動作について説明する。
図3はコントローラ3による処理手順を示しており、図3の処理ルーチンは、コントローラ3が車両に接続されて電源が投入された時点で起動する。
図3において、まず、車載LAN101を介して車両情報が受信(取得)されたか否かを判定し(ステップS101)、車両情報が受信されていない(すなわち、NO)と判定されれば、後述するステップS105に進む。
一方、ステップS101において、車両情報が受信された(すなわち、YES)と判定されれば、続いて、パラメータPが既に記憶されているか否かを判定する(ステップS102)。
ステップS102において、パラメータPを記憶済み(すなわち、YES)と判定されれば、ステップS105に進む。
一方、ステップS102において、パラメータPが未だ記憶されていない(すなわち、NO)と判定されれば、今回取得された車両情報からパラメータPを生成し(ステップS103)、パラメータPを記憶して(ステップS104)、ステップS105に進む。
このとき、パラメータ生成手段102は、車両情報から、ハンドルの取付け位置(右ハンドルまたは左ハンドル)を判定し、制御手段105で使用するパラメータPを生成し、パラメータ記憶手段103は、パラメータPをパラメータ記憶領域104に書き込む。
続いて、コントローラ3は、取得した車両情報と、記憶しているパラメータPとを比較し(ステップS105)、両者が一致したか否かを判定する(ステップS106)。
ステップS106において、取得した車両情報と記憶済みのパラメータPとが一致した(すなわち、YES)と判定されれば、電動式パワーステアリングの制御を行い(ステップS107)、図3の処理ルーチンを終了する。
一方、ステップS106において、取得した車両情報と記憶済みのパラメータPとが一致しない(すなわち、NO)と判定されれば、電動式パワーステアリングの制御を実行せずに、図3の処理ルーチンを終了する。
これにより、車両から取得した車両情報と記憶済みのパラメータPとが不一致の場合には、電動式パワーステアリングの制御が行われず、ハンドル1への操舵補助トルクの付勢は行われない。
このように、コントローラ3を車両と接続したときに、ハンドル1の左右取付け位置判定に関する車両情報を取得して、車両情報に基づくパラメータPを記憶し、パラメータPの記憶後は、記憶したパラメータPに基づいて制御を行うことにより、モータ7の単相または多相にかかわらず、コントローラ3のソフトを変更せずに、ハンドル1の左右を判定して、左右共用に対応することができる。
また、ハンドル1の左右取付け判定に関する車両情報は、車載LAN101を介した車両通信により取得されるので、得られた車両情報に基づいてパラメータPを自動的に取得することができる。
実施の形態2.
なお、上記実施の形態1では、車載LAN101を介した通信データとして車両情報を取得したが、車両とコントローラ3とを接続するコネクタ(図示せず)のピン状態に基づいて車両情報を取得してもよい。
この場合、コネクタにコントローラ3を接続したときに、コネクタのピン状態によってハンドル1の左右位置を表す情報が割り当てられる。
すなわち、コネクタのピン状態は、ステアリング機構に関連したコネクタの接続状況、または、ステアリング機構のハードウェアの接続状況に対応している。
これにより、コントローラ3内の車両情報取得手段は、コネクタのピン状態に基づいて、車両情報を取得することができる。
たとえば、1ピンを使って電圧レベルが5V以上を示す場合を「右ハンドル」情報とし、GND電位を示す場合を「左ハンドル」情報とすることにより、コネクタのピン状態によって左右を識別することができる。もちろん、1ピンに限らず、複数のピンの組み合わせにより情報を割り当てることも可能である。
この場合も、コネクタの接続状況やハードウェアの接続状況によって、車両情報を自動的に取得することができる。
実施の形態3.
なお、上記実施の形態1、2では、パラメータ記憶領域104に記憶されるパラメータPの具体例について言及しなかったが、パラメータPとして、少なくとも、モータ7に供給される電流の通電方向、モータ7から発生するトルクの発生方向、または、ハンドル1の舵角方向、のいずれかを用いることが望ましい。
上記のパラメータPは、車両用電動式パワーステアリング制御装置の信頼性に直接関係する重要な情報であり、特にハンドル1の左右位置によって影響を受けることから、モータ7の制御に必要不可欠な情報である。
たとえば、上記のモータ電流の通電方向、トルクの発生方向、舵角方向などは、ハンドル1の左右位置情報を取得することが重要であり、ハンドル1の左右位置が異なると制御が全く成り立たなくなってしまう。
一方、車速の係数や、エンジン回転数の係数などは、ハンドル1の左右位置方向に対して影響を受けないので、左右取付け位置に関しては信頼性が低いパラメータと言える。
したがって、パラメータPとして、モータ7に通電される電流の電流通電方向を決定するパラメータ、モータ7が発生するトルクのトルク発生方向を決定するパラメータ、または、ハンドル1(ステアリング機構)の舵角方向を決定するパラメータを用いることにより、有効にモータ7の制御を行うことができる。
実施の形態4.
なお、上記実施の形態1〜3では、コントローラ3の車両への初回搭載について考慮しなかったが、パラメータPの不用意な書き換え動作を防ぐために、コントローラ3を初めて車両に接続した場合にのみにパラメータPの記憶処理を実行してもよい。
この場合、パラメータ記憶手段103(図2参照)は、コントローラ3が車両に初めて接続されたときにのみ、パラメータPを記憶する。
図4はコントローラ3の初回搭載を条件に含めたこの発明の実施の形態4による動作を示すフローチャートである。
図4において、ステップS101〜S107は前述(図3参照)と同様の処理であり、ステップS101の前後にステップS201およびS202を挿入した点のみが前述と異なる。
図4において、まず、車両搭載済みフラグFを参照し、F=1であるか否かにより、既にコントローラ3を車両に搭載済みか否(コントローラ3が初めて車に搭載された)かを判定する(ステップS201)。
ステップS201において、F=1(すなわち、YES)と判定されれば、コントローラ3が既に車両に搭載されているので、記憶されたパラメータPと車両情報との比較処理(ステップS105)に進む。
一方、ステップS201において、F=0(すなわち、NO)と判定されれば、コントローラ3が初めて車両に搭載された状態なので、車両情報の取得処理を実行し、車両情報が受信されたか否かを判定する(ステップS101)。
ステップS101において、車両情報が受信されていない(すなわち、NO)と判定されれば、ステップS105に進む。
一方、ステップS101において、車両情報が受信された(すなわち、YES)と判定されれば、コントローラ3が既に車載済みであることを表す搭載済みフラグFをON(「1」)にセットして(ステップS202)、パラメータPを記憶済みか否かの判定処理(ステップS102)に進む。
上記ステップS202において、コントローラ3の車載済みフラグFが一旦「1」にセットされると、次回以降のステップS201において、F=1(すなわち、YES)と判定されるので、パラメータ取得書き込み処理(ステップS101〜S103)が選択されることはない。
したがって、パラメータPは、コントローラ3の初回の車載時のみに記憶されるので、パラメータPの不用意な書き換え処理を防ぐことができる。
実施の形態5.
なお、上記実施の形態1〜4では、パラメータPの記憶箇所数について言及しなかったが、1つのパラメータをパラメータ記憶領域104内の複数箇所に記憶させてもよい。
この場合、パラメータ記憶手段103(図2参照)は、たとえば図5および図6に示すように、1つのパラメータPを、パラメータ記憶領域104内の複数のアドレスn、n+1、n+2に記憶させるようになっている。
図5はこの発明の実施の形態5によるパラメータ記憶領域104を示す説明図であり、内部に複数の記憶場所が存在する状態を示している。
また、図6はこの発明の実施の形態5による動作を示すフローチャートである。
図6において、ステップS101〜S103およびS105〜S107は前述(図3、図4参照)と同様の処理であり、前述のステップS104に代えてステップS301を挿入した点のみが前述と異なる。
図6においては、パラメータPの生成処理(ステップS103)に続いて、1つのパラメータPについての記憶処理(ステップS301)を実行した後、ステップS105に進む。
ステップS301においては、パラメータ記憶領域104内に設けられた複数の記憶箇所(たとえば、アドレスn、n+1、n+2)に、生成された同じパラメータPが書き込まれる。
このように、1つのパラメータを複数箇所に書き込んでおき、呼出時に各アドレスから同一パラメータを呼び出すことにより、冗長性が付加されるので、1箇所に書き込む場合よりも、パラメータPのデータ書込時および呼出時の信頼性を向上させることができる。
たとえば、パラメータ記憶領域104の各アドレスn、n+1、n+2からパラメータPを呼び出す際に、呼び出した各データを相互に比較して一致することを確認し、誤りが無ければパラメータPの書き込みにエラーがないと判定するなどのロジックを構成することができ、パラメータPの信頼性が向上する。
なお、パラメータが複数存在する場合には、パラメータごとに複数箇所への書き込みが行われる。たとえば、2つのパラメータPi、Pi+1を書き込む場合、パラメータ記憶領域104内の各アドレスk、k+1、k+2にパラメータPiを書き込み、各アドレスm、m+1、m+2にパラメータPi+1を書き込むことになる。
実施の形態6.
なお、上記実施の形態1〜5では、車両情報の受信(取得)回数に冗長性を持たせなかったが、同じ車両情報を所定回数だけ取得した後にパラメータPを記憶させてもよい。
この場合、パラメータ記憶手段103(図2参照)は、たとえば図7に示すように、車両情報を所定回数αだけ取得し、所定回数α分の車両情報が同一であることを検出した後に、パラメータPを記憶する。
図7はこの発明の実施の形態6による動作を示すフローチャートである。
図7において、ステップS101〜S107は前述(図3参照)と同様の処理であり、ステップS101とステップS102との間にステップS401〜S404を挿入した点のみが前述と異なる。
図7において、コントローラ3は、ステップS101で車両情報を受信した(すなわち、YES)と判定された場合に、受信回数Nが所定回数α以上に達したか否かを判定する(ステップS401)。
なお、受信回数Nを示すカウンタ値は、あらかじめ「0」に初期設定されているものとする。
ステップS401において、N<α(すなわち、NO)と判定されれば、受信回数Nを計数するカウンタ値を「1」だけインクリメントして(ステップS402)、図7の処理ルーチンを終了する。
一方、ステップS401において、N≧α(すなわち、YES)と判定されれば、続いて、受信回数N分の各車両情報が一致するか否かを判定する(ステップS403)。
ステップS403において、各車両情報が一致する(すなわち、YES)と判定されれば、パラメータPが記憶済みか否かの判定処理(ステップS102)に進む。
一方、ステップS403において、各車両情報が一致しない(すなわち、NO)と判定されれば、受信回数Nを計数するカウンタ値を0クリアして(ステップS404)、図7の処理ルーチンを終了する。
このように、車両情報を所定回数αだけ取得し、各車両情報が同一情報であることを検出した上で、モータ7の制御に使用するパラメータPを生成して記憶することにより、使用する車両情報に冗長性が付加されるので、パラメータPの信頼性を向上させることができる。
実施の形態7.
なお、上記実施の形態1〜6では、複数の異なる車両情報データの組み合わせについて考慮しなかったが、複数の車両情報の組み合わせを考慮してパラメータPを記憶してもよい。
この場合、パラメータ記憶手段103(図2参照)は、複数の車両情報の組み合わせに基づいて、各データの一致確認後に生成されたパラメータPを記憶する。
図8はこの発明の実施の形態7による動作を示すフローチャートである。
図8において、ステップS101〜S107は前述(図3参照)と同様の処理であり、ステップS101とステップS102との間にステップS501〜S504を挿入した点のみが前述と異なる。
図8においては、ステップS101で車両情報が受信されていない(すなわち、NO)と判定された場合に、続いて、複数の車両情報の組み合わせデータとして、車両が出荷される「向け先情報」を受信したか否かを判定する(ステップS501)。
また、ステップS501において、車両出荷の「向け先情報」を受信していない(すなわち、NO)と判定されれば、続いて、複数の車両情報の組み合わせデータとして、「部品番号」を受信したか否かを判定する(ステップS502)。
ステップS502において、「部品番号」を受信していない(すなわち、NO)と判定されれば、ステップS105に進む。
一方、ステップS101において車両情報を受信した(すなわち、YES)と判定された場合、ステップS501において「向け先情報」を受信した(すなわち、YES)と判定された場合、または、ステップS502において「部品番号」を受信した(すなわち、YES)と判定された場合には、受信した複数の車両情報データの一致を照合確認する(ステップS503)。
続いて、データ照合結果が一致したか否かを判定し(ステップS504)、一致しない(すなわち、NO)と判定されれば、ステップS105に進む。
一方、データが一致した(すなわち、YES)と判定されれば、パラメータPを記憶済みか否かの判定処理(ステップS102)に進む。
このように、複数の車両情報の組み合わせに基づいて、各データの一致確認後にパラメータPを生成して、コントローラ3内に記憶することにより、パラメータPの信頼性を向上させることができる。
特に、図2のように、車載LAN101から受信されている車両情報データを取得する場合に、複数の異なる車両情報データの組み合わせによって、ハンドル1の取付け位置を判定することができる。
実施の形態8.
なお、上記実施の形態1〜7では、ステアリング機構の製造ラインモードを制御条件として考慮しなかったが、製造ラインモード時には、図9に示すように、パラメータ記憶手段を参照せずに、車両から取得される車両情報を直接参照し、パラメータPを「右」または「左」に固定設定して、検査用の電動式パワーステアリングの制御を実行してもよい。
この場合、コントローラ3は、ハンドル1を含むステアリング機構の製造ラインモードであるか否かを判定するモード判定手段を含み、製造ラインモードであると判定された場合には、パラメータ記憶領域104に記憶されたパラメータPを参照せずに、車両から取得された車両情報に基づくパラメータPを直接参照して、ステアリング機構の制御を行うようになっている。
以下、図1および図2とともに、図9を参照しながら、この発明の実施の形態8による処理手順について説明する。
図9はこの発明の実施の形態8による動作を示すフローチャートである。
図9において、ステップS105〜S107は前述(図3、図4、図6〜図8参照)と同様の処理である。
まず、コントローラ3内のモード判定手段は、現在の状況が製造ラインモードであるか否かを判定し(ステップS601)、製造ラインモードでない(すなわち、NO)と判定されれば、ステップS105に進む。
一方、ステップS601において、製造ラインモードである(すなわち、YES)と判定されれば、続いて、車両情報が「右」であるか否(「左」である)かを判定する(ステップS602)。
ステップS602において、車両情報が「左」である(すなわち、NO)と判定されれば、パラメータPを「左」に固定して電動式パワーステアリングの制御を実行し(ステップS603)、図9の処理ルーチンを終了する。
一方、ステップS602において、車両情報が「右」である(すなわち、YES)と判定されれば、パラメータPを「右」に固定して電動式パワーステアリングの制御を実行し(ステップS604)、図9の処理ルーチンを終了する。
一般に、製造ラインモード時には、仮に組み付け動作させる必要があるが、コントローラ3が車両に搭載されていないので、パラメータPの記憶処理を実行することができない。
また、製造ラインにおいて、仮にパラメータ記憶領域104(EEPROM)にパラメータPを記憶させると、製造ラインモードでのチェック時にデータ書込処理を行い、且つ出荷時にデータ消去する手間が発生する。
これに対して、図9のように、製造ラインモードにおいて、パラメータ記憶手段103内のパラメータPの記憶データを参照せずに、たとえば通信データで取得された車両情報からパラメータPを生成し、生成されたパラメータPを直接参照して制御に用いることにより、上記データ書込処理およびデータ消去処理を省いて製品検査を行うことができる。
また、製造ラインモードにおいては、「左右」を示す位置情報に特に重要性がないので、車両情報に応じたパラメータに基づいて制御を行うことにより、検査での利便性を向上させることができる。
実施の形態9.
なお、上記実施の形態8では、製造ラインモード時に車両から取得される車両情報を参照した後で、パラメータPを「右」または「左」に固定設定したが、図10に示すように、製造ラインモード時の仮の検査用パラメータとして、あらかじめハンドル1の位置情報を「右」または「左」に固定設定しておいてもよい。
この場合、パラメータ記憶手段103(図2参照)は、製造ラインモードであると判定された場合には、パラメータ情報をあらかじめ「右」(または「左」)に固定設定し、製造ラインモードの終了時には、パラメータ情報の記憶内容を初期状態に戻す。
その後、コントローラ3は、前述と同様に、パラメータ記憶領域104に記憶されたパラメータPに基づいてハンドル1(ステアリング機構)を制御する。
すなわち、コントローラ3は、ステアリング機構の製造ラインモードであるか否かを判定するモード判定手段を含み、製造ラインモードであると判定された場合には、あらかじめ固定設定されたパラメータ(たとえば「右」)を参照してステアリング機構の制御を行い、製造ラインモードの終了時には、パラメータ記憶領域104に記憶されたパラメータPに基づいてステアリング機構の制御を行うようになっている。
以下、図1および図2とともに、図10を参照しながら、この発明の実施の形態9による処理手順について説明する。
図10はこの発明の実施の形態9による動作を示すフローチャートであり、製造ラインモード時の検査用パラメータが、あらかじめ「右」に固定設定された場合を示している。
図10において、ステップS601およびS105〜S107は前述(図9参照)と同様の処理であり、新たな処理ステップS701〜S703が追加されている点が前述と異なる。
まず、ステップS601において、製造ラインモードでない(すなわち、NO)と判定された場合にはステップS702に進む。
一方、ステップS601において、製造ラインモードである(すなわち、YES)と判定された場合には、パラメータPとして、あらかじめ固定設定されている「右」を記憶し(ステップS701)、製造ラインモードが終了したか否かを判定する(ステップS702)。
ステップS702において、製造ラインモードが終了していない(すなわち、NO)と判定されれば、パラメータPの比較処理(ステップS105)および一致判定処理(ステップS106)後に、電動式パワーステアリングを制御して(ステップS107)、図10の処理ルーチンを終了する。
つまり、製造ラインモード中であれば、あらかじめ固定設定された「右」をパラメータ情報として制御が実行される。
一方、ステップS702において、製造ラインモードが終了した(すなわち、YES)と判定されれば、パラメータPの記憶情報を初期化して(ステップS703)、ステップS107に進む。
このように、製造ラインモード時には、検査用パラメータとして仮に「右ハンドル」(または「左ハンドル」)に固定設定することにより、製品検査が可能となる。
また、製造ラインモードにおいて、上記実施の形態8のように車両情報を取得するのではなく、あらかじめ「右」(または「左」)に固定設定されているパラメータ情報に基づいて制御を行い、製造ラインモードの終了時には、パラメータPを初期状態に戻すことにより、検査での利便性を向上させることができる。
実施の形態10.
なお、上記実施の形態1〜9では、パラメータPの消去について言及しなかったが、コントローラ3内に、パラメータ記憶領域104に記憶されたパラメータPを消去するパラメータ消去手段を設けてもよい。
この場合、コントローラ3内のパラメータ消去手段(図示せず)は、たとえば消去信号を受信したときに、パラメータ記憶領域104に記憶されたパラメータを消去する。
パラメータ消去手段は、たとえば、パラメータ初期化手段(図10内のステップS703参照)に含まれていてもよい。
また、パラメータ消去手段は、たとえば外部機器から与えられる少なくとも1つのコマンド信号を受信したとき、または、ユーザにより特定の操作が行われたときに、パラメータ記憶手段103(パラメータ記憶領域104)に記憶されたパラメータを消去する。
上記パラメータ消去手段は、パラメータPを誤って記憶してしまった場合や、製造ラインモードで仮に記憶させた場合に、内容を消去することができるので、特に有用である。
なお、パラメータ消去手段に対するトリガ方法としては、コントローラ3のコネクタが直接見える状態、すなわちコントローラ3が車両に搭載される前であれば、消去信号をトリガとして電気的にコネクタに与える方法が考えられる。
また、コントローラ3が車両に搭載されてしまった場合には、車両のハンドル操作など、普通の操作ではあり得ない操作を行うことにより、パラメータ消去手段にトリガを与えることができる。
ただし、このように特殊操作を行う方法では煩雑な操作が必要となるので、通信コマンド信号により消去トリガを与える方法も有効である。この場合、コマンド信号は、通信線に対して接続可能な外部機器から与えられるので、整備作業はさらに簡略化される。
また、パラメータ消去手段にトリガを与えるコマンド信号として複数の信号を生成し、複数のコマンド信号の任意に組み合わせを実トリガとすることにより、パラメータ記憶手段103内のパラメータPを不用意に消してしまうなどのミスを防ぐことができる。
実施の形態11.
なお、上記実施の形態1〜10では、車両情報比較処理の回数について言及しなかったが、車両のイグニションON時に1回のみ車両情報比較処理を実行してもよい。
このように、イグニションON時に1回のみ車両情報比較処理を実行することにより、コントローラ3の実行時間に負荷をかけることなく、確実に比較処理を実行することができる。
実施の形態12.
また、上記実施の形態1〜11では、車両情報比較処理のデータ数について言及しなかったが、パラメータPが複数箇所に記憶されている場合には、取得した車両情報を記憶済みの複数個のパラメータPとそれぞれに比較してもよい。
このように、パラメータ記憶手段103(パラメータ記憶領域104)の複数箇所に記憶された各パラメータPと新たに取得された車両情報とを比較することにより、パラメータPの信頼性を向上させることができる。
実施の形態13.
さらに、上記実施の形態1〜12では、特に言及しなかったが、パラメータPが記憶されるまでは、ステアリング機構の制御を禁止するようにしてもよい。
この場合、コントローラ3は、パラメータ記憶手段103へのパラメータPの記憶処理が完了した時点で、ステアリング機構の制御を実行し、パラメータPの記憶処理が完了しないときにはステアリング機構の制御を実行しない。
このように、パラメータPの記憶が完了していない場合には、電動式パワーステアリング制御を禁止することにより、さらに安全性を配慮した制御を実現することができる。
この発明の実施の形態1に係る車両用電動式パワーステアリング制御装置を示すブロック構成図である。 この発明の実施の形態1に係るコントローラを示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係るコントローラの動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態4に係るコントローラの動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態5に係るパラメータ記憶手段のパラメータ記憶領域を示す説明図である。 この発明の実施の形態5に係るコントローラの動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態6に係るコントローラの動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態7に係るコントローラの動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態8に係るコントローラの動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態9に係るコントローラの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ハンドル、2 ステアリングシャフト、3 コントローラ、4 バッテリ、5 トルクセンサ、6 減速機、7 モータ、101 車載LAN、102 パラメータ生成手段、103 パラメータ記憶手段、104 パラメータ記憶領域、105 制御手段、P、Pn、Pn+1、Pn+2 パラメータ。

Claims (20)

  1. 車両のステアリング機構に操舵補助力を付加するモータと、
    前記ステアリング機構の操舵状態に応じた電流を前記モータに通電するコントローラと
    を備えた車両用電動式パワーステアリング制御装置において、
    前記コントローラは、
    前記車両への搭載時に、前記車両のハンドルの左右取付け位置判定に寄与する車両情報を前記車両から取得する車両情報取得手段と、
    前記車両情報に関連したパラメータを記憶するパラメータ記憶手段と、
    前記パラメータ記憶手段に記憶されたパラメータと新たに取得された車両情報とを比較する車両情報比較手段とを含み、
    前記車両情報比較手段による比較結果が不一致を示す場合には前記ステアリング機構に対する操舵補助を行わず、前記比較結果が一致を示す場合には、前記ステアリング機構の操舵状態に応じた電流を前記モータに通電して前記操舵補助を行うことを特徴とする車両用電動式パワーステアリング制御装置。
  2. 前記車両情報取得手段は、前記ステアリング機構に関連したコネクタの接続状況、または、前記ステアリング機構のハードウェアの接続状況に基づいて、前記車両情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の車両用電動式パワーステアリング制御装置。
  3. 前記車両情報取得手段は、前記車両との間の通信データにより前記車両情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の車両用電動式パワーステアリング制御装置。
  4. 前記パラメータは、前記モータに通電される電流の電流通電方向を決定するパラメータからなることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の車両用電動式パワーステアリング制御装置。
  5. 前記パラメータは、前記モータが発生するトルクのトルク発生方向を決定するパラメータからなることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の車両用電動式パワーステアリング制御装置。
  6. 前記パラメータは、前記ステアリング機構の舵角方向を決定するパラメータからなることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の車両用電動式パワーステアリング制御装置。
  7. 前記パラメータ記憶手段は、前記コントローラが前記車両に初めて接続された場合にのみ、前記パラメータを記憶することを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の車両用電動式パワーステアリング制御装置。
  8. 前記パラメータ記憶手段は、前記パラメータを複数箇所に記憶することを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の車両用電動式パワーステアリング制御装置。
  9. 前記パラメータ記憶手段は、前記車両情報を所定回数だけ取得し、前記所定回数分の車両情報が同一であることを検出した後に、前記パラメータを記憶することを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の車両用電動式パワーステアリング制御装置。
  10. 前記車両情報は複数の車両情報からなり、
    前記パラメータ記憶手段は、前記複数の車両情報の組み合わせに基づいて生成された前記パラメータを記憶することを特徴とする請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の車両用電動式パワーステアリング制御装置。
  11. 前記コントローラは、
    前記ステアリング機構の製造ラインモードであるか否かを判定するモード判定手段を含み、
    前記製造ラインモードであると判定された場合には、前記パラメータ記憶手段に記憶されたパラメータを参照せずに、前記車両から取得された車両情報に基づくパラメータを直接参照して、前記ステアリング機構の制御を行うことを特徴とする請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の車両用電動式パワーステアリング制御装置。
  12. 前記コントローラは、
    前記ステアリング機構の製造ラインモードであるか否かを判定するモード判定手段を含み、
    前記製造ラインモードであると判定された場合には、あらかじめ決められたパラメータを参照して、前記ステアリング機構の制御を行うことを特徴とする請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の車両用電動式パワーステアリング制御装置。
  13. 前記コントローラは、
    前記ステアリング機構の製造ラインモードであるか否かを判定するモード判定手段を含み、
    前記製造ラインモードであると判定された場合には、あらかじめ左または右のどちらかに決められたパラメータを前記パラメータ記憶手段に記憶させ、記憶された前記パラメータに基づいて、前記ステアリング機構の制御を行い、
    前記製造ラインモードの終了時には、前記パラメータ記憶手段の記憶内容を初期状態に戻すことを特徴とする請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の車両用電動式パワーステアリング制御装置。
  14. 前記コントローラは、前記パラメータ記憶手段に記憶されたパラメータを消去するパラメータ消去手段を含むことを特徴とする請求項1から請求項13までのいずれか1項に記載の車両用電動式パワーステアリング制御装置。
  15. 前記パラメータ消去手段は、消去信号を受信したときに、前記パラメータ記憶手段に記憶されたパラメータを消去することを特徴とする請求項14に記載の車両用電動式パワーステアリング制御装置。
  16. 前記パラメータ消去手段は、外部機器から与えられる少なくとも1つのコマンド信号を受信したときに、前記パラメータ記憶手段に記憶されたパラメータを消去することを特徴とする請求項14に記載の車両用電動式パワーステアリング制御装置。
  17. 前記パラメータ消去手段は、ユーザにより特定の操作が行われたときに、前記パラメータ記憶手段に記憶されたパラメータを消去することを特徴とする請求項14に記載の車両用電動式パワーステアリング制御装置。
  18. 前記車両情報比較手段は、前記車両情報の比較処理を、前記車両のイグニションON時に1回のみ実行することを特徴とする請求項1から請求項17までのいずれか1項に記載の車両用電動式パワーステアリング制御装置。
  19. 前記車両情報比較手段は、前記パラメータ記憶手段の複数箇所に記憶された各パラメータと新たに取得された車両情報とを比較することを特徴とする請求項8に記載の車両用電動式パワーステアリング制御装置。
  20. 前記コントローラは、前記パラメータ記憶手段への前記パラメータの記憶処理が完了した時点で、前記ステアリング機構の制御を実行し、前記パラメータの記憶処理が完了しないときには前記ステアリング機構の制御を実行しないことを特徴とする請求項1から請求項10までのいずれか1項または請求項14から請求項19までのいずれか1項に記載の車両用電動式パワーステアリング制御装置。
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