JP2006142138A - メタル担体 - Google Patents

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Shintaro Tabata
紳太郎 田端
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Abstract

【課題】触媒コンバータに用いられるメタル担体において、コアの抜け落ちを防止して長期間に亘って安定した浄化性能が発揮できるようにし、且つ抜け落ち防止のための加工費を削減する。
【解決手段】帯状の波板1と平板2とを交互に重ね、これらを多重に巻き回してコア3を形成し、このコア3を金属製の外筒4内に挿入後、外筒4を絞って、外筒4とコア3とを接合してなるメタル担体10において、平板2の軸方向端部に波板1の端部と当接する突起部5を設け、波板1の排気ガスの流れ方向Aへの移動を規制することでコア3の抜け落ちを防止するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関等の排気系に装着される触媒コンバータに関し、詳しくは、この触媒コンバータの触媒担体として用いられるメタル担体に関する。
内燃機関等の排気系には、排ガスを浄化するための触媒コンバータが装着されている。この種の触媒コンバータに用いる触媒担体として、Fe−Cr−Al系フェライトステンレス箔材等の金属製薄板からなるメタル担体が広く用いられている。
この種のメタル担体を製造するには、金属製薄板からなる波板と平板とを交互に重ね合わせ、これらを多重に巻き回して断面円形状のハニカム構造のコアを形成する。なお、平板に代えて波板よりも波高が低い小波板を使用することもある。次いで、コアの外周にロウ箔材を巻き回し、これらを金属製の外筒内に挿入後、外筒を絞って真空状態で加熱することにより、波板の頂部と平板とを拡散接合するとともに、外筒とコアとの間をロウ付け接合する。
このようなメタル担体を用いた触媒コンバータを内燃機関等を動力源とする車両の排気系に装着した場合、メタル担体は加熱、冷却の過酷な熱サイクルに晒され、また激しい機械的振動を受けるために、コアの一部または全部が外筒から分離して軸方向に抜け落ちてしまうことがあり、本来の浄化性能を発揮できなくなるという課題がある。
この種のメタル担体に関する従来例として、波板と平板の両方に凹凸形状の系合部を形成して、これら係合部により波板と平板を相互に係合固定するように構成したものが知られている(特許文献1参照)。
特開平7−308587号公報
上記特開平7−308587号公報に示されたメタル担体の構造は、耐久性を向上させることを目的としたものであるが、同時にコアの抜け落ちも防止できるものとなっている。しかしながら、このメタル担体は系合部の構造が複雑なため、加工費がかかるという技術的な課題がある。
本発明の目的は、コアの抜け落ちを防止して長期間に亘って安定した浄化性能を発揮することができ、且つ抜け落ち防止のための加工費を削減することができるメタル担体を提供することにある。
上記目的を解決するため、請求項1の発明によれば、金属製薄板からなる帯状の波板と平板もしくは前記波板よりも波高が小さい小波板(以下、平板等)とを交互に重ね、これらを多重に巻き回して前記波板の頂部と平板等とを接合してコアを形成し、このコアを金属製の外筒内に挿入後、外筒を絞って前記外筒とコアとを接合してなるメタル担体において、前記平板等の軸方向端部に、前記波板の端部と当接する突起部を設けたものである。
請求項2の発明は、請求項1において、前記突起部が、前記平板等の軸方向端部に切り込みを入れ、この切り込みの一部を軸方向と直交する方向に切り起こしたものであることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2において、前記突起部を、軸方向の排気側端部に設けたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、波板の端部が平板の突起部と当接して、排気ガスの流れ方向への移動が規制されるため、触媒コンバータとして車両の排気系に装着した場合に、メタル担体の外筒からコアが分離して軸方向に抜け落ちてしまうことを防止することができる。したがって、長期間に亘って安定した浄化性能を発揮することが可能となり、また構造を複雑にすることなしにコアの抜け落ちを防止できるため、加工費を削減することができる。
請求項2の発明によれば、突起部は平板の軸方向端部に形成した切り込みの一部を軸方向と直交する方向に切り起こした簡単な構造であるため、製作が容易であり、且つ突起部は排気ガスが通過する際にほとんど抵抗とならないため、浄化性能の低下を防ぐことができる。
請求項3の発明によれば、突起部を軸方向の排気側端部のみに設けているため、必要最小限の加工でコアの抜け落ちを防止することができる。
図5は本実施例に係わるメタル担体の製造過程を示す説明図、図6はメタル担体の斜視図である。
本実施例に係わるメタル担体の基本構成は従来の一般的なメタル担体と同じであり、図5に示すように、金属製薄板からなる帯状の波板1と平板2とを交互に重ね、これらを多重に巻き回して断面円形状のハニカム構造のコア3を形成し、コア3の外周に図示しないロウ箔材を巻き回し、これらを図6に示すように、金属製の外筒4内に挿入後、外筒4を絞って真空状態で加熱することにより、波板1の頂部と平板2とを拡散接合するとともに、外筒4とコア3との間をロウ付け接合することによりメタル担体10が完成する。
さらに、コア3に白金等の触媒を含有するウォッシュコート溶液を流し込んでコア3の表面に前記触媒を含有する薄膜を形成し、外筒4の両端部に図示しないディフューザを溶着して触媒コンバータとする。なお、図5および図6では、本発明に係わるメタル担体に特徴的な構成については図示を省略している。
図1は、実施例1に係わるメタル担体の分解斜視図であり、波板1と平板2の巻き回し前の状態を示している。また、図2(a)は平板2の上面に波板1を重ね合わせたときの斜視図、図2(b)は(a)の矢視Bから見たときの側面図である。
本実施例の平板2は、その軸方向の排気側端部(図中、矢印Aは排気ガスの流れ方向を示す)に、波板1の端部と当接する突起部5が所定間隔で設けられている。この突起部5は、平板2の軸方向端部にH字形の切り込みを入れ、この切り込みにより形成されたコ字形状の舌片5aを軸方向と直交する方向にそれぞれ切り起こしたものである。
突起部5の高さ、幅は組み合わせる波板1の波高により適宜に設定される。例えば波板1の波高を1mm、波ピッチ(山−山)4.5mm、軸方向の長さ109mmとすると、突起部5の高さは1mm、突起の間隔は2mmとなる。また、突起部5は平板2の端部から5mmの位置に設けられる。
この平板2の上面に波板1を載せて、図2(a)に示すように、平板2の突起部5に波板1の端部を当接させると、波板1の端部1aと突起部5とが互いに突き当たるため、波板1の排気ガスの流れ方向Aへの移動が規制されることになる。そして、この状態から、図5に示すように、波板1と平板2とを多重に巻き回すことによりコア3を形成する。このとき、図示しないガイド部材を用いて、突起部5に波板1の端部1aを押し付けるように相対位置を確保しながら巻き回すことにより、断面円形状のハニカム構造のコア3が出来上がる。この後は、図6に示すように、金属製の外筒4内に挿入後、外筒4を絞って真空状態で加熱することにより、波板1の頂部と平板2とを拡散接合するとともに、外筒4とコア3との間をロウ付け接合することによりメタル担体10が完成する。
本実施例のメタル担体10では、波板1の端部1aが平板2の突起部5と当接して、排気ガスの流れ方向Aへの移動が規制されるため、触媒コンバータとして車両の排気系に装着した場合でも、メタル担体10の外筒4からコア3が分離して軸方向に抜け落ちてしまうことを防止することができる。したがって、長期間に亘って安定した浄化性能を発揮することが可能となり、また構造を複雑にすることなしにコアの抜け落ちを防止できるため、加工費を削減することができる(請求項1の効果)。
とくに、本実施例における突起部5は、平板2の軸方向端部に形成した切り込みの一部を軸方向と直交する方向に切り起こした簡単な構造であるため、製作が容易であり、且つ突起部5は排気ガスが通過する際にほとんど抵抗とならないため、浄化性能の低下を防ぐことができる(請求項2の効果)。
また、本実施例では突起部5を軸方向の排気側端部のみに設けているため、必要最小限の加工でコアの抜け落ちを防止することができる(請求項3の効果)。ただし、図3に示すように、突起部5を軸方向の両端部に設けた構造としてもよい。この場合は、触媒インバータとして組み立てる際に、突起部5の位置を意識することなしにコア3の取り付けを行うことができる。
図4は、実施例2に係わる平板2Aを示す斜視図である。本実施例では、平板2Aの軸方向端部にコ字形の切り込みを入れ、この切り込み部分を軸方向と直交する方向に切り起こして突起部5Aとしている。図4に示すような突起部5Aを設けた場合でも、メタル担体10の外筒4からコア3が分離して軸方向に抜け落ちてしまうことを防止することができるので、長期間に亘って安定した浄化性能を発揮することが可能となり、また構造を複雑にすることなしにコアの抜け落ちを防止できるため、加工費を削減することができる(請求項1の効果)。
また、本実施例における突起部5Aについても簡単な構造であるため、製作が容易であり、且つ突起部5Aは排気ガスが通過する際にほとんど抵抗とならないため、浄化性能の低下を防ぐことができる(請求項2効果)。
さらに、本実施例では突起部5Aを軸方向の排気側端部のみに設けているため、必要最小限の加工でコアの抜け落ちを防止することができる(請求項3の効果)。また、実施例1と同様に、突起部5Aを軸方向の両端部に設けた構造としてもよく(図示を省略)、この場合は、触媒インバータとして組み立てる際に、突起部5Aの位置を意識することなしにコア3の取り付けを行うことができる。
なお、上記実施例1,2では、波板と平板とを重ねた例について示したが、平板に代えて波板よりも波高が小さい小波板を波板と重ねてコアを形成した場合についても同様の効果を得ることができる。
実施例1に係わるメタル担体の分解斜視図。 (a)は平板の上面に波板を重ね合わせたときの斜視図。(b)は(a)の矢視Bから見たときの側面図。 突起部を軸方向の両端部に設けた場合の平板を示す斜視図。 実施例2に係わる平板を示す斜視図。 実施例に係わるメタル担体の製造過程を示す説明図。 メタル担体の斜視図。
符号の説明
1…波板
2,2A…平板
3…コア
4…外筒
5,5A…突起部
10…メタル担体

Claims (3)

  1. 金属製薄板からなる帯状の波板(1)と平板(2)もしくは前記波板よりも波高が小さい小波板(以下、平板等)とを交互に重ね、これらを多重に巻き回して前記波板(1)の頂部と平板(2)等とを接合してコア(3)を形成し、このコア(3)を金属製の外筒(4)内に挿入後、外筒を絞って前記外筒(4)とコア(3)とを接合してなるメタル担体において、
    前記平板(2)等の軸方向端部に、前記波板(1)の端部と当接する突起部(5)を設けたことを特徴とするメタル担体。
  2. 前記突起部(5)は、前記平板(2)等の軸方向端部に切り込みを入れ、この切り込みの一部を軸方向と直交する方向に切り起こしたものであることを特徴とする請求項1に記載のメタル担体。
  3. 前記突起部(5)を、軸方向の排気側端部に設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のメタル担体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023042479A1 (ja) * 2021-09-17 2023-03-23 日鉄ケミカル&マテリアル株式会社 ハニカム型メタル担体及び触媒コンバータ

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