JP2005254105A - メタル触媒担体 - Google Patents

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JP2005254105A
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Toshiyuki Hayashi
季之 林
Katsufumi Inoue
勝文 井上
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Marelli Corp
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Calsonic Kansei Corp
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Abstract

【課題】 矩形状又は台形状の波形を有するオフセット波板から成る第1のフィン1と板状の第2のフィン2とを重ね合わせて巻き回し、かつ第1のフィンの頂部5及び底部6を第2のフィンに当接させると共に第1のフィンと第2のフィンとを接合して成るコア3を備えたメタル触媒担体において、排気ガスの浄化効率を向上すると共に安価に製造できるようにする。
【解決手段】 第1のフィン1は、一つの波列W1に対して二つ以上の波列が互いに異なる位相でオフセットしているものであることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジン等から排出される排気ガスを浄化する触媒コンバータのメタル触媒担体に関する。
図4はこの種のメタル触媒担体の一例を概略的に示す外観斜視図、図5は従来のメタル触媒担体の一部の拡大分解斜視図、図6は図5のメタル触媒担体のコアの一部断面図である。
図4に示すメタル触媒担体は、台形状の波形を有する金属製のオフセット波板から成る第1のフィン1と、金属製の平板から成る第2のフィン2とを重ね合わせて巻き回して成るコア3を備えており、このコア3は外筒4内に挿入されている。
第1のフィン1は、例えば金属板をプレス加工することにより形成され、図5に示すように、台形状の波形を有しており、ガス流れ方向(矢印方向)に隣り合う波列W1、W2の位相が所定ピッチづつずれた状態となっている。
なお、一つの波列に対し、それに隣接する波列の位相はオフセットしているが、隣接していない波列は同位相となっている。したがって、第1のフィン1の頂部5及び底部6の稜線は、ガス流れ方向に凸部及び凹部が所定間隔をおいて形成された凹凸状となっている。
図6に示すように、第1のフィン1の頂部5及び底部6はほぼ全面が平板2に当接した状態となっており、第1のフィン1の頂部5と第2のフィン2はろう付けや拡散接合等により接合されている。なお、一点鎖線は、実線の波列に対して隣接する波列を表している。
このようなオフセット波板1を用いる理由は、このオフセット波板1と第2のフィン2との間に形成されたジグザグ状のセルをガスが通ることにより、ガスを拡散させ、触媒との接触頻度を高めてガスの浄化効率を向上させるためである。
上述した構造のメタル触媒担体では、1平方インチ当たりのセル密度が400以上の高密度でないと、ガスが充分に拡散せず、ガスの大部分がセルを直線的に通過してしまうため、所望のガス浄化効率が得られにくいという問題がある。
また、セル密度を高めれば、幾何学的表面積が大きくなるが、箔の使用量が増加するため、製造コストの増加につながるという問題がある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、矩形状又は台形状の波形を有するオフセット波板から成る第1のフィンと板状の第2のフィンとを重ね合わせて巻き回し、かつ第1のフィンの頂部及び底部を第2のフィンに当接させると共に第1のフィンと第2のフィンとを接合して成るコアを備えたメタル触媒担体において、排気ガスの浄化効率を向上すると共に安価に製造できるようにすることにある。
本発明のメタル触媒担体は、矩形状又は台形状の波形を有するオフセット波板から成る第1のフィン1と板状の第2のフィン2とを重ね合わせて巻き回し、かつ第1のフィン1の頂部5及び底部6を第2のフィン2に当接させると共に第1のフィン1と第2のフィン2とを接合して成るコア3を備えたメタル触媒担体であって、第1のフィン1は、一つの波列に対して二つ以上の波列が互いに異なる位相でオフセットしているものであることを特徴としている。
本発明のメタル触媒担体は、上記従来のものよりもセルの構造が複雑で、ガスがセルを直線的に通過しにくいため、上記従来のものとセル密度が同じでも触媒との接触頻度が高くなり、浄化効率を向上することができる。また、同じ触媒浄化効率の従来のものと比べてセル密度が小さくなるため触媒の担持量を少なくすることができ、安価に製造することができる。さらに、1セル当たりの強度が従来のものより大きくなるため、耐久性が向上する。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態のメタル触媒担体のコアの一部の拡大分解斜視図、図2は本実施形態のメタル触媒担体のコアの一部断面図、図3は本発明の効果を示す実験データのグラフである。なお、本実施形態において、上記従来例と同一又は類似の部分には同一の符号を付してあり、重複する説明を省略してある。
本実施形態のメタル触媒担体の全体構造は図4と同様であるので説明を省略する。そして、本実施形態では、図1に示すように、一つの波列W1に対して二つの波列W2、W3が互いに異なる位相でオフセットしている。
すなわち、図2に示すように、波列W2の波列W1に対するオフセット幅H1は、波列W3の波列W1に対するオフセット幅H2よりも大きくなっている。
このようにすることで、上記従来のものに比べてセルの構造が複雑となり、ガスがセルを直線的に通過しにくくなる。したがって、上記従来のものとセル密度が同じでも触媒との接触頻度が高くなり、浄化効率を向上することができる。
また、同じ浄化効率の従来のものと比べて、触媒コート厚が同じとすると、セル密度が小さいため触媒の担持量を少なくすることができ、安価に製造することができる。
さらに、1セル当たりの強度が従来のものより大きくなるため、耐久性が向上する。
なお、オフセット波板1及び平板2は、熱伝導性、生産性、製造コスト、耐久性等の点で、Fe、Cr、Al元素を含有するステンレス鋼により形成すると好ましく、厚みは10〜100μmであることが好ましい。
図3は、一つの波列に対して互いに異なる位相でオフセットしている波列の数と熱伝達率との関係を示すグラフである。
同図に示すように、一つの波列に対して互いに異なる位相でオフセットしている波列の数が増加するほど熱伝達率(大きくなるほど浄化性能が向上する)が増加していることが判る。
なお、上記実施形態では、一つの波列に対して二つの波列が互いに異なる位相でオフセットしているオフセット波板を用いているが、三つ以上の波列が一つの波列に対して互いに異なる位相でオフセットしているオフセット波板を用いるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、台形状の波を有するオフセット波板を用いているが、矩形状の波を有するオフセット波板を用いるようにしてもよい。
その他にも、本発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に種々の改変を施すことができる。
実施形態のメタル触媒担体のコアの一部の拡大分解斜視図である。 実施形態のメタル触媒担体のコアの一部断面図である。 本発明の効果を示す実験データのグラフである。 メタル触媒担体の一例を概略的に示す外観斜視図である。 従来のメタル触媒担体の一部の拡大分解斜視図である。 従来のメタル触媒担体のコアの一部断面図である。
符号の説明
1 第1のフィン
2 第2のフィン
3 コア
5 頂部
6 底部

Claims (3)

  1. 矩形状又は台形状の波形を有するオフセット波板から成る第1のフィン(1)と板状の第2のフィン(2)とを重ね合わせて巻き回し、かつ第1のフィン(1)の頂部(5)及び底部(6)を第2のフィン(2)に当接させると共に第1のフィン(1)と第2のフィン(2)とを接合して成るコア(3)を備えたメタル触媒担体であって、第1のフィン(1)は、一つの波列に対して二つ以上の波列が互いに異なる位相でオフセットしているものであることを特徴とするメタル触媒担体。
  2. 第1のフィン(1)及び第2のフィン(2)が、Fe、Cr、Al元素を含有するステンレス鋼から成ることを特徴とする請求項1記載のメタル触媒担体。
  3. 第1のフィン(1)及び第2のフィン(2)の厚みが10〜100μmであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のメタル触媒担体。
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