JP2006140974A - 音声出力装置 - Google Patents

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哲 樋口
Yoshitaka Kamimura
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Abstract

【課題】
本発明はタイマー再生時にユーザに音声を確実に聴取させるようにする。
【解決手段】
オーディオ装置1に対する外部のヘッドフォン30の接続状態または非接続状態を検出するヘッドフォン接続端子8の接続検出スイッチ8Bと、ヘッドフォン30の非接続状態が検出された場合にはスピーカリレー14により音声信号S6をスピーカ7へ供給して音声を出力させ、ヘッドフォン30の接続状態が検出された場合にはミュート回路17により音声信号S7を当該ヘッドフォン30へ供給して音声を出力させて、またクロック回路10Aを用いて予め設定された指定時刻になったことを検出する制御部10とを設け、さらに制御部10により、指定時刻になったことが検出された場合にヘッドフォン30の接続状態または非接続状態に拘わらずスピーカリレー14によりスピーカ7へ音声信号S6を供給して当該スピーカ7から音声を出力させるようにした。
【選択図】 図2

Description

本発明は音声出力装置に関し、例えばCD(Compact Disc)、MD(Mini Disc、商標)、ラジオ等の音声をスピーカまたは外部のヘッドフォンから出力するオーディオ装置に適用して好適なものである。
従来、オーディオ装置においては、ユーザの操作に基づき、CDメディアやMDメディア等を再生し、またラジオを受信する等して、これらのCD、MD、及びラジオ(以下これらをソース(音源)と呼ぶ)の音声をスピーカから出力してユーザに聴取させるようになされている。
またオーディオ装置のなかには、現在時刻を取得するクロック回路を搭載することにより、ユーザに予め設定された予約時刻に予め設定されたソースの音声をスピーカから出力する、いわゆるタイマー再生機能を実現したものもある。
さらにオーディオ装置のなかには、外部のヘッドフォンを接続するためのヘッドフォン接続端子が設けられ、当該ヘッドフォン接続端子に当該ヘッドフォンが接続された場合、スピーカから音声を出力させずに当該ヘッドフォンのみから音声を出力させるようになされたものも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−39869公報(第4頁、第1図)
このようなオーディオ装置は、ヘッドフォンの接続状態または非接続状態に応じて当該ヘッドフォンまたはスピーカのいずれから音声を出力するかを切り換えるようになされており、図4に示すフローチャートを用いて従来の音声出力切換処理手順RT1を説明する。
オーディオ装置は、電源が投入されておらず一部の制御回路等のみが稼動しているスタンバイモードで従来の音声出力切換処理手順RT1を開始してステップSP1へ移る。ステップSP1においてオーディオ装置は、ユーザによる電源オン操作を受け付けたか否かを判定し、ここで肯定結果が得られると電源オンモードに遷移するべくステップSP3へ移り、一方否定結果が得られると次のステップSP2へ移る。
ステップSP2においてオーディオ装置は、クロック回路から現在時刻を取得して予約時刻になったか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、オーディオ装置は再度ステップSP1へ戻って当該ステップSP1及びステップSP2を繰り返すことにより、ユーザによる電源オン操作を受け付けるか予約時刻になるまでスタンバイモードのまま待機する。
一方ステップSP2において肯定結果が得られると、このことは予約時刻になったためにタイマー再生を行う必要があることを表しており、このときオーディオ装置は次のステップSP3へ移る。
ステップSP3においてオーディオ装置は、スタンバイモードから電源オンモードに遷移して全回路を稼動させ、さらに予約時に設定されたソースに切り換えて、次のステップSP4へ移る。
ステップSP4においてオーディオ装置は、ヘッドフォンが接続されたことを検出したか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことはスピーカからではなくヘッドフォンからソースの音声を出力させる必要があることを表しており、このときオーディオ装置は次のステップSP5へ移る。
ステップSP5においてオーディオ装置は、スピーカから音声を出力させないようにすると共に、ヘッドフォン接続端子を介してヘッドフォンへ音声信号を送出することにより当該ヘッドフォンから音声を出力させ、次のステップSP7へ移って従来の音声出力切換処理手順RT1を終了する。
一方ステップSP4において否定結果が得られると、このことはヘッドフォンが接続されていないためにスピーカから音声を出力する必要があることを表しており、このときオーディオ装置は次のステップSP6へ移る。
ステップSP6においてオーディオ装置は、スピーカから音声を出力し、次のステップSP7へ移って従来の音声出力切換処理手順RT1を終了する。
ところでかかる構成のオーディオ装置は、タイマー再生機能により予約時刻に各種ソースの音声をスピーカから出力することができるので、ユーザに目覚まし時計として使用される場合がある。
ここでオーディオ装置は、例えばユーザによりヘッドフォンを介して音声が聴取された後で当該ヘッドフォンが接続されたままであった場合、予約時刻になってもスピーカから音声を出力せずにヘッドフォンのみから音声を出力することになる。
このためオーディオ装置は、ヘッドフォンを装着しているとは限らないユーザに音声を聴取させ得ない可能性があり、タイマー再生機能を利用しても目覚まし時計としての役割を果たし得ないという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、タイマー再生時にユーザに音声を確実に聴取させ得る音声出力装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の音声出力装置においては、装置本体に対する外部のヘッドフォンの接続状態または非接続状態を検出する接続検出手段と、ヘッドフォンの非接続状態が検出された場合には所定の音声供給手段によりスピーカへ音声信号を供給して当該スピーカから音声を出力させ、ヘッドフォンの接続状態が検出された場合には音声供給手段により当該ヘッドフォンへ当該音声信号を供給して当該ヘッドフォンから音声を出力させる制御手段と、予め設定された指定時刻になったことを検出する指定時刻検出手段とを設け、制御手段は、指定時刻検出手段により指定時刻になったことが検出された場合、ヘッドフォンの接続状態または非接続状態に拘わらず供給手段によりスピーカへ音声信号を供給して当該スピーカから音声を出力させるようにした。
これにより、指定時刻になった場合、ヘッドフォンの接続状態または非接続状態に拘わらずスピーカから音声を出力させることができるので、ヘッドフォンを装着していない可能性があるユーザに音声を確実に聴取させることができる。
また本発明の音声出力方法においては、予め設定された指定時刻になったことを検出する指定時刻検出ステップと、装置本体に対する外部のヘッドフォンの接続状態または非接続状態を検出する接続検出ステップと、ヘッドフォンの非接続状態が検出された場合に所定の音声供給手段によりスピーカへ音声信号を供給して当該スピーカから音声を出力させ、ヘッドフォンの接続状態が検出された場合に音声供給手段により当該ヘッドフォンへ当該音声信号を供給して当該ヘッドフォンから音声を出力させる制御ステップとを設け、制御ステップは、指定時刻検出ステップにより指定時刻になったことが検出された場合、ヘッドフォンの接続状態または非接続状態に拘わらず供給手段によりスピーカへ音声信号を供給して当該スピーカから音声を出力させるようにした。
これにより、指定時刻になった場合、ヘッドフォンの接続状態または非接続状態に拘わらずスピーカから音声を出力させることができるので、ヘッドフォンを装着していない可能性があるユーザに音声を確実に聴取させることができる。
本発明によれば、指定時刻になった場合、ヘッドフォンの接続状態または非接続状態に拘わらずスピーカから音声を出力させることができるので、ヘッドフォンを装着していない可能性があるユーザに音声を確実に聴取させ得る音声出力装置及び音声出力方法を実現できる。
以下、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)オーディオ装置の全体構成
図1において、1は全体として本発明によるオーディオ装置の全体構成を示しており、音声データが記録されたCDメディアやMDメディア等(図示せず)の音声を再生し、またラジオ放送を受信する等して、これらのCD、MD、及びラジオ(以下これらをソース(音源)と呼ぶ)の音声をユーザに聴取させるようになされている。
オーディオ装置1は、操作部2を介してユーザからのいずれかのソースを選択する操作指示を受け付けると、CDドライブ部3に装填されたCDメディアまたはMDドライブ部4に装填されたMDメディアから音声データを読み出し復号処理等により音声信号を再生し、あるいはラジオチューナ部5(図2を用いて後述する)により放送波を受信し復調して音声信号を生成し、そのときの再生時間や受信周波数等を表示部6に表示させると共に、選択されたソースの音声信号を基にスピーカ7L及び7Rから音声を出力する。
またオーディオ装置1は、外部のヘッドフォン30を接続するためのヘッドフォン接続端子8を有しており、当該ヘッドフォン30の接続コネクタ32が当該ヘッドフォン接続端子8に接続された場合、ユーザに選択されたソースの音声信号を当該ヘッドフォン30へ送出することにより、当該ヘッドフォン30を装着したユーザに当該選択されたソースの音声を聴取させるようになされている。
(2)オーディオ装置の回路構成
図2に示すように、オーディオ装置1は、CPU(Central Processing Unit)構成でなる制御部10によって全体を統括制御するようになされており、CDドライブ部3によりCDメディアから読み出した音声データに基づく音声信号S1、MDドライブ部4によりMDメディアから読み出した音声データに基づく音声信号S2及びラジオチューナ部5により受信した放送波に基づく音声信号S3をそれぞれソース切換器11へ供給する。
なおオーディオ装置1においては、実際上CDドライブ部3、MDドライブ部4及びラジオチューナ部5からそれぞれ左右2チャンネルの音声信号S1〜S3を出力するようになされているが、説明の都合上、図2では一方のチャンネルについてのみ示している。また以降の信号及び回路についても同様に一方のチャンネルについてのみ示している。
制御部10は、商用電源(図示せず)に接続された時点で当該制御部10のみが動作するスタンバイモードに遷移し、ユーザによる電源オン操作を待ち受ける。その後制御部10は、このスタンバイモードにおいて操作部2を介してユーザによる電源オン操作を受け付けると、電源オンモードに遷移して他の全ての回路を動作させるようになされている。
ちなみに制御部10は、電源オンモードにおいてユーザにより電源オフ操作を受け付けると、当該制御部10以外の他の回路を停止させて再度スタンバイモードに遷移するようになされている。
制御部10は、操作部2を介してユーザによるソース選択操作を受け付け、これに応じてソース切換信号C1をソース切換器11へ送出する。
ソース切換器11は、音声信号S1〜S3のうちソース切換信号C1に応じた音声信号を選択し、これを音声信号S4として音量・音質調整回路12へ供給する。
また制御部10は、操作部2を介してユーザによる音量レベル及び音質を調整する操作を受け付けるようになされており、これに応じて音量・音質制御信号C2を音量・音質調整回路12へ送出する。
音量・音質調整回路12は、音量・音質制御信号C2に基づき、音声信号S4の音量レベル及び音質を調整して音声信号S5を生成し、これをスピーカアンプ13及びヘッドフォンアンプ16へ供給する。
スピーカアンプ13は音声信号S5を所定の増幅率で増幅することにより音声信号S6を生成し、これをスピーカリレー14へ供給する。
スピーカリレー14は、制御部10からのリレー制御信号C4に基づき、スピーカアンプ13から供給された音声信号S6をスピーカ7(7L及び7R)へ供給し、あるいは当該音声信号S6を遮断して当該スピーカ7へ供給しないようになされている。
これによりスピーカ7は、スピーカリレー14から音声信号S6が供給されているときのみ当該音声信号S6に基づく音声を出力してユーザに聴取させる。
一方ヘッドフォンアンプ16は、音声信号S5をヘッドフォン30(図1)に適した音量レベルに増幅した音声信号S7を生成し、これをミュート回路17へ供給する。
ミュート回路17は、スピーカリレー14と同様に、制御部10からのミュート制御信号C5に基づき、ヘッドフォンアンプ16から供給された音声信号S7をヘッドフォン接続端子8の端子部8Aへ供給し、あるいは当該音声信号S7を遮断して当該ヘッドフォン接続端子8の端子部8Aへ供給しない(すなわちミュートする)ようになされている。
これにより、ミュート回路17からヘッドフォン接続端子8へ音声信号S7を供給している場合、当該ヘッドフォン接続端子8にヘッドフォン30(図1)が接続されていれば、当該ヘッドフォン30から当該音声信号S7に基づいた音声を出力することができ、当該ヘッドフォン30を装着しているユーザに当該音声を聴取させることができる。
ところでヘッドフォン接続端子8には、ヘッドフォン30が接続されているか否かを検出する接続検出スイッチ8Bが設けられており、当該ヘッドフォン接続端子8の端子部8Aにヘッドフォン30(図1)の接続コネクタ32が接続されると(以下これを接続状態と呼ぶ)、当該接続検出スイッチ8Bは、当該ヘッドフォン30が接続されたことを検出してヘッドフォン検出信号D1を制御部10へ送出するようになされている。
これにより制御部10は、ヘッドフォン接続端子8にヘッドフォン30が接続されたことを認識することができる。
なお制御部10は、基本的な動作として、ヘッドフォン検出信号D1に応じてスピーカリレー14及びミュート回路17を制御することにより、ヘッドフォン30が接続されていない非接続状態ではスピーカ7から音声を出力させ、一方接続状態ではスピーカ7からの音声の出力を停止させると共にヘッドフォン接続端子8を介して当該ヘッドフォン30のみから音声を出力させるようになされている。
ちなみに制御部10は、スタンバイモードから電源オンモードに遷移した直後に各回路が起動してから安定動作するまでの間(例えば5秒間)、リレー制御信号C4及びミュート制御信号C5によりスピーカリレー14及びミュート回路17を制御することにより、一時的にスピーカ7及びヘッドフォン30からノイズを出力させないようになされている。
このようにオーディオ装置1は、スタンバイモードから電源オンモードに遷移すると、制御部10の制御に基づき、ユーザに指示されたソースの音声をスピーカ7またはヘッドフォン30から出力するようになされている。
ところで制御部10は、内部にクロック回路10Aを有しており、当該クロック回路10Aから現在時刻を取得し、ユーザの操作等に応じて当該現在時刻を表示部6に表示し得るようになされている。
さらに制御部10は、当該クロック回路10Aを利用していわゆるタイマー再生を行うようになされており、ユーザに予約時刻やソースの種類等を予め設定させて所定の記憶部(図示せず)に記憶しておくことにより、当該予約時刻になった時点で、予め設定された種類のソースの音声を再生して(すなわちCDまたはMDを再生して、あるいはラジオを受信して)出力するようになされている。
ちなみに制御部10は、スタンバイモードであっても現在時刻を監視しており、予約時刻になった時点で自動的にスタンバイモードから電源オンモードに遷移してタイマー再生を行うようになされている。
(3)音声出力切換処理
ところでオーディオ装置1の制御部10は、ヘッドフォン30の接続状態または非接続状態のいずれであるかのみでなく、予約時刻になったか否かにも応じて、スピーカ7またはヘッドフォン30のいずれから音声を出力するかを切り換えるようになされており、このときの音声出力切換処理手順RT2について、図3のフローチャートを用いて説明する。
制御部10は、オーディオ装置1(図2)に商用電源が供給された時点でスタンバイモードに遷移すると共に音声出力切換処理手順RT2を開始し、ステップSP11へ移る。ステップSP11において制御部10は、操作部2(図2)を介してユーザによる電源オン操作を受け付けたか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことはユーザによる電源オン操作をまだ受け付けていないことを表しており、このとき制御部10は次のステップSP12へ移る。
ステップSP12において制御部10は、クロック回路10A(図2)から現在時刻を取得し、予約時刻になったか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことはまだ予約時刻になっていないことを表しており、このとき制御部10は再度ステップSP11へ戻り、当該ステップSP11及びステップSP12を繰り返すことにより、ユーザによる電源オン操作を受け付けるかまたは予約時刻になるまでスタンバイモードのまま待機する。
一方ステップSP12において肯定結果が得られると、このことは予約時刻になったためにスタンバイモードから電源オンモードに遷移してタイマー再生を行う、すなわち予約時に設定されたソースを再生してその音声を出力する必要があることを表しており、このとき制御部10は次のステップSP13へ移る。
ステップSP13において制御部10は、スタンバイモードから電源オンモードに遷移させることによりオーディオ装置1の各回路を起動して次のステップSP14へ移る。
ステップSP14において制御部10は、ソース切換信号C1をソース切換器11(図2)へ送出することにより予約時に設定されたソースに切り換えさせると共に、音量・音質調整回路12(図2)へ音量・音質制御信号C2を送出することにより所定のタイマー再生音量レベルに変更させる。その後制御部10は、ヘッドフォン30の接続状態に拘わらずスピーカ7から音声を出力させるべく、次のステップSP18へ移る。
ちなみにこのタイマー再生音量レベルは、一般的な楽曲等の音声をスピーカ7から出力した際に、ユーザが確実に聴取し得る程度の音量レベルに予め設定されている。
一方、ステップSP11において肯定結果が得られると、制御部10は次のステップSP15へ移る。
ステップSP15において制御部10は、スタンバイモードから電源オンモードに遷移させることによりオーディオ装置1の各回路を起動し、前回電源オンモードであったときに選択されていたソース及び設定されていた音量レベルをそのまま変更せずに次のステップSP16へ移る。
ステップSP16において制御部10は、ヘッドフォン接続端子8の接続検出スイッチ8B(図2)から送出されるヘッドフォン検出信号D1に基づき、接続状態または非接続状態のいずれであるかを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことはヘッドフォン接続端子8にヘッドフォン30が接続された接続状態であるため、スピーカ7からではなく当該ヘッドフォン30からソースの音声を出力させる必要があることを表しており、このとき制御部10は次のステップSP17へ移る。
ステップSP17において制御部10は、リレー制御信号C4をスピーカリレー14(図2)へ送出してスピーカ7への音声信号S6の供給を遮断することにより当該スピーカ7からの音声の出力を停止させると共に、ミュート制御信号C5をミュート回路17へ送出することにより音声信号S7をヘッドフォン接続端子8へ供給させ、当該ヘッドフォン接続端子8を介して当該音声信号S7をヘッドフォン30へ送出させることにより当該ヘッドフォン30から音声を出力させて、次のステップSP19へ移る。
一方ステップSP16において否定結果が得られると、このことはヘッドフォン30がヘッドフォン接続端子8に接続されていない非接続状態であるため、スピーカ7から音声を出力する必要があることを表しており、このとき制御部10は次のステップSP18へ移る。
ステップSP18において制御部10は、リレー制御信号C4によりスピーカリレー14(図2)を制御して音声信号S6をスピーカ7へ供給させ、当該スピーカ7から音声を出力させて、次のステップSP19へ移る。
ちなみに制御部10は、このとき敢えてミュート回路17によるミュートを行わないため、タイマー再生時にヘッドフォン30がヘッドフォン接続端子8に接続されたままの状態であれば、当該ヘッドフォン30からも音声を出力させる。
ステップSP19において制御部10は、ステップSP12と同様に、クロック回路10A(図2)から現在時刻を取得し、次の予約時刻になったか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことはまだ次の予約時刻になっていないことを表しており、このとき制御部10は当該ステップSP19を繰り返すことにより、次の予約時刻になるまで待機する。
一方ステップSP19において肯定結果が得られると、このことは次の予約時刻になったことを表しており、このとき制御部10はステップSP14へ戻り、当該ステップSP14以降の処理を再度繰り返すことにより次のタイマー再生を行う。
このため制御部10は、既に電源オンモードであったとしても、スタンバイモードであった場合と同様にタイマー再生を行うことができる。
ちなみに制御部10は、ユーザにより操作部2を介して電源オフ操作を受け付けた時点でこの音声出力切換処理手順RT2を終了して、当該制御部10以外の回路の動作を停止させて再度スタンバイモードに遷移するようになされている。
(4)動作及び効果
以上の構成において、オーディオ装置1の制御部10は、ユーザにより予め設定された予約時刻になった場合、スタンバイモードから電源オンモードに遷移して、ヘッドフォン30の接続状態または非接続状態に拘わらず、予め設定されたソースの音声を所定のタイマー再生音量レベルでスピーカ7から出力させることによりタイマー再生を行う。
従ってオーディオ装置1は、例えば目覚まし時計代わりにタイマー再生機能を利用したいユーザが、ヘッドフォン30をヘッドフォン接続端子8に接続したまま当該ヘッドフォン30を装着していなかった場合であっても、予約時刻にスピーカ7から音声を出力することができるので、当該ユーザに当該音声を確実に聴取させることができ、目覚まし時計代わりの役目を確実に果たすことができる。
このときオーディオ装置1は、ヘッドフォン接続端子8に接続されたヘッドフォン30からも音声を出力させているので、ユーザがヘッドフォン30を装着していれば、より確実に音声を聴取させることができる。
またオーディオ装置1の制御部10は、タイマー再生ではなくユーザの電源オン操作によって起動した場合、ヘッドフォン30がヘッドフォン接続端子8に接続されていれば当該ヘッドフォン30から、また当該ヘッドフォン30が当該ヘッドフォン接続端子8に接続されていなければスピーカ7から、それぞれ音声を出力させる。
従ってオーディオ装置1は、タイマー再生時以外には、ヘッドフォン30の接続状態または非接続状態をユーザの意思表示として認識することにより、当該ユーザの意思に合わせてヘッドフォン30またはスピーカ7のいずれかに切り換えて音声を出力することができる。
さらにオーディオ装置1の制御部10は、スタンバイモードのみでなく電源オンモードであったとしても、予約時刻になればヘッドフォン30の接続状態に拘わらずスピーカ7から音声を出力することができる。
従ってオーディオ装置1は、例えばユーザがヘッドフォン30を介してCDの再生音声を聴取した後、ユーザが当該ヘッドフォン30を取り外し忘れ且つ電源をオフにすることも忘れているものの、当該ユーザが勘違いをしてヘッドフォン30を取り外し且つ電源をオフにしたつもりでいるような場合であっても、予約時刻になれば、予め設定されたソースの音声をスピーカ7から出力することができるので、当該ユーザに当該音声を確実に聴取させることができる。
そのうえオーディオ装置1の制御部10は、タイマー再生時には直前の音量レベルに拘わらず、タイマー再生音量レベルに変更した音声をスピーカ7から出力するので、仮に直前に小さい音量レベルに設定されていたとしても、ユーザが確実に聴取し得るタイマー再生音量レベルの音声を当該ユーザに聴取させることができる。
以上の構成によれば、オーディオ装置1は、ユーザにより予め設定された予約時刻になった場合、ヘッドフォン30の接続状態または非接続状態に拘わらず、予め設定されたソースの音声を所定のタイマー再生音量レベルでスピーカ7から出力させることにより、タイマー再生時に当該ヘッドフォン30がヘッドフォン接続端子8に接続されたままであっても当該スピーカ7から音声を出力することができるので、ユーザに当該音声を確実に聴取させることができる。
(5)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、タイマー再生時にはヘッドフォン30の接続状態または非接続状態に拘わらず一律にスピーカ7から音声を出力するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばユーザに予め設定させておくことにより、ユーザの操作によって電源オンモードにされた場合と同様に、タイマー再生時にもヘッドフォン30の接続状態には当該ヘッドフォン30から、また非接続状態にはスピーカ7からそれぞれ音声を出力するように切り換え得るようにしても良い。
また上述の実施の形態においては、タイマー再生時のみヘッドフォン30の接続状態または非接続状態に拘わらず一律にスピーカ7から音声を出力するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば予約時刻に所定のラジオ放送局等から放送される番組を受信してMDに録音するタイマー録音時にも、当該ヘッドフォン30の接続状態または非接続状態に拘わらず一律にスピーカ7から音声を出力するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、タイマー再生時にオーディオ装置1に内蔵するソース(CD、MD、ラジオ)のいずれかの音声をスピーカ7から出力するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、当該オーディオ装置1に外部のDVDプレーヤ等から入力された音声をスピーカ7から出力するようにしても良い。この場合、外部のDVDプレーヤ等においてもタイマー再生の設定をしておくか、あるいは当該オーディオ装置1と連動して動作させる等すると良い。
さらに上述の実施の形態においては、タイマー再生時のタイマー再生音量レベルが予め固定されているようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、当該タイマー再生音量レベルをユーザに予め設定させるようにし、あるいはタイマー再生時に直前の音量レベルから変更しないようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、音声のみを出力するオーディオ装置1に本発明を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば音声及び映像の両方を出力し得ると共にスピーカから音声を出力し得、さらにヘッドフォン接続端子を有するテレビジョン装置やパーソナルコンピュータ等、あるいはPDA(Personal Digital Assistant)や携帯電話機等に適用するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、接続検出手段としての接続検出スイッチ8Bと、制御手段及び指定時刻検出手段としての制御部10とによって音声出力装置としてのオーディオ装置1を構成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、その他種々の回路構成でなる接続検出手段と、制御手段と、指定時刻検出手段とによって音声出力装置を構成するようにしても良い。
本発明は、音声のみを出力するオーディオ装置以外にも、音声及び映像を出力し得るテレビジョン装置や携帯電話機等でも利用できる。
本発明によるオーディオ装置の全体構成を示す略線図である。 オーディオ装置の回路構成を示すブロック図である。 音声出力切換処理手順を示すフローチャートである。 従来の音声出力切換処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1……オーディオ装置、7(7L、7R)……スピーカ、8……ヘッドフォン接続端子、8B……接続検出スイッチ、10……制御部、10A……クロック回路、12……音量・音質調整回路、14……スピーカリレー、17……ミュート回路、30……ヘッドフォン。

Claims (3)

  1. 装置本体に対する外部のヘッドフォンの接続状態または非接続状態を検出する接続検出手段と、
    上記ヘッドフォンの非接続状態が検出された場合には所定の音声供給手段によりスピーカへ音声信号を供給して当該スピーカから音声を出力させ、上記ヘッドフォンの接続状態が検出された場合には上記音声供給手段により当該ヘッドフォンへ当該音声信号を供給して当該ヘッドフォンから音声を出力させる制御手段と、
    予め設定された指定時刻になったことを検出する指定時刻検出手段と
    を具え、
    上記制御手段は、
    上記指定時刻検出手段により上記指定時刻になったことが検出された場合、上記ヘッドフォンの接続状態または非接続状態に拘わらず上記供給手段により上記スピーカへ上記音声信号を供給して当該スピーカから音声を出力させる
    ことを特徴とする音声出力装置。
  2. 上記制御手段は、
    上記指定時刻検出手段により上記指定時刻になったことが検出された場合、所定の音量調整手段により所定の音量レベルに調整された上記音声信号を上記音声供給手段により上記スピーカへ供給する
    ことを特徴とする請求項1に記載の音声出力装置。
  3. 予め設定された指定時刻になったことを検出する指定時刻検出ステップと、
    装置本体に対する外部のヘッドフォンの接続状態または非接続状態を検出する接続検出ステップと、
    上記ヘッドフォンの非接続状態が検出された場合に所定の音声供給手段によりスピーカへ音声信号を供給して当該スピーカから音声を出力させ、上記ヘッドフォンの接続状態が検出された場合に上記音声供給手段により当該ヘッドフォンへ当該音声信号を供給して当該ヘッドフォンから音声を出力させる制御ステップと
    を具え、
    上記制御ステップは、
    上記指定時刻検出ステップにより上記指定時刻になったことが検出された場合、上記ヘッドフォンの接続状態または非接続状態に拘わらず上記供給手段により上記スピーカへ上記音声信号を供給して当該スピーカから音声を出力させる
    ことを特徴とする音声出力方法。
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