JP2001111441A - 入力切換装置及び情報報知方法 - Google Patents

入力切換装置及び情報報知方法

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JP2001111441A
JP2001111441A JP29057499A JP29057499A JP2001111441A JP 2001111441 A JP2001111441 A JP 2001111441A JP 29057499 A JP29057499 A JP 29057499A JP 29057499 A JP29057499 A JP 29057499A JP 2001111441 A JP2001111441 A JP 2001111441A
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Japan
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input
signal
audio
switching
tuner
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Hidehiro Ohashi
英裕 大橋
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Kenwood KK
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Kenwood KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者による楽曲等の聴取を中断することな
く所定の情報を報知することのできる入力切換装置を提
供することである。 【解決手段】 マイクロコンピュータ15は、チューナ
24からEON割り込み信号を受信すると、スイッチ1
4を制御し、チューナ24のオーディオ入力と増幅器1
3dとを電気的に接続する。そして、EON割り込み信
号を受信している間、マイクロコンピュータ15は、チ
ューナ24が受信した交通情報等をスピーカ31dによ
り利用者に報知する。その後、交通情報等の放送が終わ
ると、マイクロコンピュータ15は、スイッチ14を制
御し、サラウンド信号デコード回路12と増幅器13d
との接続に戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、適切に入力を切
り換えることにより、利用者による楽曲等の聴取を中断
することなく所定の情報を報知することのできる入力切
換装置及び情報報知方法に関する。
【0002】
【従来の技術】欧州等において、RDS(Radio Data S
ystem)に対応したFM多重放送が従来より行われてお
り、それに伴って、RDSデータを受信することのでき
るRDSチューナ等が普及している。このRDSチュー
ナは、FM多重電波に含まれるAF(Alternative Freq
uency)データ、PI(Program Identification)コー
ド、PS(Program Service Name)データ、及び、EO
N(Enhanced Other Network)データ等を利用して、放
送局の名称表示、自動選局及び、交通情報の自動受信等
を行うことができる。
【0003】例えば、RDSチューナは、利用者により
選局された放送局が放送している歌番組を受信している
状態においても、他ネットワーク局における交通情報の
放送開始を示すEONデータにおけるTI(Traffic In
formation)割り込み(以下、「EON割り込み」とい
う。)の有無を監視する。そして、EON割り込みを受
信すると、RDSチューナは、EONデータに従って他
ネットワーク局を選局し、交通情報を受信して所定のス
ピーカ等を介して利用者に報知する。RDSチューナ
は、交通情報の放送が終了すると、元の放送局を再度選
局し、引き続き歌番組を受信する。なお、RDSチュー
ナは、交通情報の他に、ニュース等の放送開始を示すE
ON割り込みを受信した場合も、同様の自動受信を行い
利用者にニュース等を報知することができる。
【0004】このように、RDSチューナは、EON割
り込み等を利用して、他ネットワーク局にて放送される
交通情報やニュース等を自動受信することができるた
め、利用者が交通情報等を放送しない放送局を選局した
場合であっても、利用者に、有益な情報を報知すること
ができる。
【0005】近年では、利用者がRDSチューナ以外の
オーディオ機器から再生される楽曲等を聴取している場
合であっても、EON割り込み等を利用して、オーディ
オ入力を切り換えて交通情報等を報知することのできる
入力切換装置も知られている。
【0006】以下、このような入力切換装置について、
図面を参照して説明する。図3は、入力切換装置を含む
オーディオシステムの一例を示すブロック図である。図
3に示すように、入力切換装置100は、入力セレクタ
101と、サラウンド信号デコード回路102と、増幅
器103と、マイクロコンピュータ104とから構成さ
れている。
【0007】入力セレクタ101は、ビデオ(ビデオ再
生装置)A201、ビデオB202、CD(コンパクト
ディスク再生装置)203及びチューナ(RDSチュー
ナ)204における各オーディオ出力(入力切換装置1
00側からとらえるとオーディオ入力)と所定のケーブ
ル等を介して接続されている。入力セレクタ101は、
マイクロコンピュータ104に制御され、いずれかのオ
ーディオ機器(ビデオA201〜チューナ204)を選
択し、選択した機器から送られる音響信号をサラウンド
信号デコード回路102に供給する。
【0008】サラウンド信号デコード回路102は、入
力セレクタ101により選択された機器から送られる音
響信号をデコードし、複数チャンネルのサラウンド信号
を生成する。サラウンド信号デコード回路102は、生
成したサラウンド信号を増幅器103に供給する。
【0009】増幅器103は、複数のアンプ等から構成
され、サラウンド信号デコード回路102から送られた
サラウンド信号を増幅し、増幅したサラウンド信号を外
部のスピーカ301に供給する。
【0010】マイクロコンピュータ104は、ROM
(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memo
ry)等を備えたCPU(Central Processing Unit)か
ら構成され、入力切換装置100全体を制御する。
【0011】以下、従来の入力切換装置100が行うE
ON割り込み処理について図4を参照して説明する。図
4は、EON割り込み処理を説明するためのフローチャ
ートである。このEON割り込み処理は、マイクロコン
ピュータ104がチューナ204から送られるEON割
り込み信号を受信した際に開始する。
【0012】まず、マイクロコンピュータ104は、入
力セレクタ101の入力をチューナ204に切り換える
(ステップS101)。すなわち、マイクロコンピュー
タ104は、所定の機器から送られる楽曲等がスピーカ
301により発せられている状態で、EON割り込み信
号を受信すると、入力セレクタ101を制御して、現在
選択している機器からチューナ204に入力を切り換え
る。これにより、チューナ204が受信した交通情報等
がスピーカ301により利用者に報知される。
【0013】マイクロコンピュータ104は、割り込み
が終了するまで待機し(ステップS102)、割り込み
が終了すると、入力セレクタ101の入力を元に戻す
(ステップS103)。これにより、交通情報等の放送
が終了すると、所定の機器から送られる楽曲等が再度ス
ピーカ301により発せられる。
【0014】このように、利用者がチューナ204以外
のオーディオ機器(ビデオA201等)から再生される
楽曲等を聴取している場合であっても、EON割り込み
等を利用して、オーディオ入力をチューナ204に切り
換えて交通情報等を報知することができ、利用者が交通
情報等を聞き逃すことがなくなる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の入力切換装置100は、EON割り込み時に、オ
ーディオ入力を一括してチューナ204に切り換えてし
まうため、他のオーディオ機器から再生される楽曲等が
中断することとなる。
【0016】例えば、入力セレクタ101がビデオA2
01のオーディオ入力を選択し、スピーカ301から所
定のビデオ映画の音声が発せられている状態で、EON
割り込みが発生すると、オーディオ入力がチューナ20
4に切り換わるため、ビデオ映画の音声が途絶えること
となる。この場合、利用者は、交通情報等を聴取するこ
とができるが、ビデオ映画の音声を聞き逃すこととな
る。このため利用者は、その都度ビデオA201のテー
プを巻き戻した後、再度再生をする必要があり、極めて
煩雑であるのと同時に、鑑賞している映画等に対する興
味が薄れてしまう。
【0017】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
ので、適切に入力を切り換えることにより、利用者によ
る楽曲等の聴取を中断することなく所定の情報を報知す
ることのできる入力切換装置及び情報報知方法を提供す
ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係る入力切換装置は、複数の
オーディオ機器から送られる音響信号のうち1つを選択
して入力する入力選択手段と、前記入力選択手段が入力
した音響信号を複数チャンネルの出力信号にデコードす
るデコード手段と、放送電波を受信しているチューナか
ら送られる音声信号を入力する入力手段と、チューナに
おける特定情報の受信開始を示す割込信号を取得する割
込信号取得手段と、前記割込信号取得手段が割込信号を
取得すると、前記デコード手段がデコードした複数チャ
ンネルの出力信号のうち少なくとも1つを、前記入力手
段が入力した音声信号に切り換える切換手段と、前記切
換手段が切り換えた特定情報の音声信号を含む出力信号
をスピーカに出力する出力手段と、を備えることを特徴
とする。
【0019】この発明によれば、入力選択手段は、複数
のオーディオ機器から送られる音響信号のうち1つを選
択して入力する。デコード手段は、入力選択手段が入力
した音響信号を複数チャンネルの出力信号にデコードす
る。入力手段は、放送電波を受信しているチューナから
送られる音声信号を入力する。割込信号取得手段は、チ
ューナにおける特定情報の受信開始を示す割込信号を取
得する。切換手段は、割込信号取得手段が割込信号を取
得すると、デコード手段がデコードした複数チャンネル
の出力信号のうち少なくとも1つを、入力手段が入力し
た音声信号に切り換える。出力手段は、切換手段が切り
換えた特定情報の音声信号を含む出力信号を複数のスピ
ーカに出力する。このように、適切に入力を切り換える
ことにより、利用者による楽曲等の聴取を中断すること
なく所定の情報を報知することができる。
【0020】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点に係る入力切換装置は、複数のオーディオ機器から
送られる音響信号のうち1つを選択して入力する入力選
択手段と、前記入力選択手段が入力した音響信号を複数
チャンネルのサラウンド信号にデコードするデコード手
段と、RDSに対応した放送電波を受信しているチュー
ナから送られる音声信号を入力する入力手段と、チュー
ナにおける交通情報の受信開始を示すEON割込信号を
取得する割込信号取得手段と、前記割込信号取得手段が
EON割込信号を取得すると、前記デコード手段がデコ
ードした複数チャンネルのサラウンド信号のうち少なく
とも1つを、前記入力手段が入力した音声信号に切り換
える切換手段と、前記切換手段が切り換えた交通情報の
音声信号を含むサラウンド信号をスピーカに出力する出
力手段と、を備えることを特徴とする。
【0021】この発明によれば、入力選択手段は、複数
のオーディオ機器から送られる音響信号のうち1つを選
択して入力する。デコード手段は、入力選択手段が入力
した音響信号を複数チャンネルのサラウンド信号にデコ
ードする。入力手段は、RDSに対応した放送電波を受
信しているチューナから送られる音声信号を入力する。
割込信号取得手段は、チューナにおける交通情報の受信
開始を示すEON割込信号を取得する。切換手段は、割
込信号取得手段がEON割込信号を取得すると、デコー
ド手段がデコードした複数チャンネルのサラウンド信号
のうち少なくとも1つを、入力手段が入力した音声信号
に切り換える。出力手段は、切換手段が切り換えた交通
情報の音声信号を含むサラウンド信号を複数のスピーカ
に出力する。このように、適切に入力を切り換えること
により、利用者による楽曲等の聴取を中断することなく
所定の情報を報知することができる。
【0022】前記切換手段は、前記デコード手段がデコ
ードした複数チャンネルのサラウンド信号のうち少なく
ともセンター信号を前記入力手段が入力した音声信号に
切り換えてもよい。
【0023】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点に係る情報報知方法は、複数のオーディオ機器から
送られる音響信号のうち1つを選択して入力する入力選
択ステップと、前記入力選択ステップにて入力された音
響信号を複数チャンネルの出力信号にデコードするデコ
ードステップと、放送電波を受信しているチューナから
送られる音声信号を入力する入力ステップと、チューナ
における特定情報の受信開始を示す割込信号を取得する
割込信号取得ステップと、前記割込信号取得ステップに
て割込信号を取得すると、前記デコードステップにてデ
コードされた複数チャンネルの出力信号のうち少なくと
も1つを、前記入力ステップにて入力された音声信号に
切り換える切換ステップと、前記切換ステップにて切り
換えた特定情報の音声信号を含む出力信号をスピーカに
出力する出力ステップと、を備えることを特徴とする。
【0024】この発明によれば、入力選択ステップは、
複数のオーディオ機器から送られる音響信号のうち1つ
を選択して入力する。デコードステップは、入力選択ス
テップにて入力された音響信号を複数チャンネルの出力
信号にデコードする。入力ステップは、放送電波を受信
しているチューナから送られる音声信号を入力する。割
込信号取得ステップは、チューナにおける特定情報の受
信開始を示す割込信号を取得する。切換ステップは、割
込信号取得ステップにて割込信号を取得すると、デコー
ドステップにてデコードされた複数チャンネルの出力信
号のうち少なくとも1つを、入力ステップにて入力され
た音声信号に切り換える。出力ステップは、切換ステッ
プにて切り換えた特定情報の音声信号を含む出力信号を
複数のスピーカに出力する。このように、適切に入力を
切り換えることにより、利用者による楽曲等の聴取を中
断することなく所定の情報を報知することができる。
【0025】上記目的を達成するため、本発明の第4の
観点に係る情報報知方法は、複数のオーディオ機器から
送られる音響信号のうち1つを選択して入力する入力選
択ステップと、前記入力選択ステップにて入力された音
響信号を複数チャンネルのサラウンド信号にデコードす
るデコードステップと、RDSに対応した放送電波を受
信しているチューナから送られる音声信号を入力する入
力ステップと、チューナにおける交通情報の受信開始を
示すEON割込信号を取得する割込信号取得ステップ
と、前記割込信号取得ステップにてEON割込信号を取
得すると、前記デコードステップにてデコードされた複
数チャンネルのサラウンド信号のうち少なくとも1つ
を、前記入力ステップにて入力した音声信号に切り換え
る切換ステップと、前記切換ステップにて切り換えた交
通情報の音声信号を含むサラウンド信号をスピーカに出
力する出力ステップと、を備えることを特徴とする。
【0026】この発明によれば、入力選択ステップは、
複数のオーディオ機器から送られる音響信号のうち1つ
を選択して入力する。デコードステップは、入力選択ス
テップにて入力された音響信号を複数チャンネルのサラ
ウンド信号にデコードする。入力ステップは、RDSに
対応した放送電波を受信しているチューナから送られる
音声信号を入力する。割込信号取得ステップは、チュー
ナにおける交通情報の受信開始を示すEON割込信号を
取得する。切換ステップは、割込信号取得ステップにて
EON割込信号を取得すると、デコードステップにてデ
コードされた複数チャンネルのサラウンド信号のうち少
なくとも1つを、入力ステップにて入力した音声信号に
切り換える。出力ステップは、切換ステップにて切り換
えた交通情報の音声信号を含むサラウンド信号を複数の
スピーカに出力する。このように、適切に入力を切り換
えることにより、利用者による楽曲等の聴取を中断する
ことなく所定の情報を報知することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態にかかる入力
切換装置について、以下図面を参照して説明する。
【0028】図1は、この発明の実施の形態に適用され
る入力切換装置を含むオーディオシステムの一例を示す
模式図である。このシステムは、入力切換装置1と、ビ
デオ(ビデオ再生装置)A21と、ビデオB22と、C
D(コンパクトディスク再生装置)23と、チューナ2
4と、スピーカ31a〜31dとから構成される。
【0029】ビデオA21、ビデオB22、CD23、
及びチューナ24は、所定のオーディオ機器(オーディ
オ・ビジュアル機器も含む)であり、各機器のオーディ
オ出力(入力切換装置1側からとらえるとオーディオ入
力)が所定のケーブル等を介して入力切換装置1と接続
されている。また、チューナ24は、RDSに対応した
FM多重放送を受信することのできるRDSチューナで
あり、他ネットワーク局における交通情報等の放送開始
を示すEON割り込みを受信すると、EON割り込み信
号を所定のケーブル等を介して入力切換装置1に供給す
る。そして、チューナ24は、EONデータに従って他
ネットワーク局を選局し、交通情報等を受信する。な
お、チューナ24以外のオーディオ機器の構成及びその
数は、これらビデオA21やCD23等に限られず任意
である。例えば、MD(ミニディスク)、DVD(デジ
タルビデオディスク)等を再生するディスク再生装置で
あってもよい。また、スマートメディア(商標)、メモ
リステック(商標)等の媒体を再生可能な再生装置であ
ってもよい。
【0030】スピーカ31a〜31dは、入力切換装置
1から出力されたサラウンド信号に従って、臨場感のあ
るサラウンド音響を発する6チャンネルスピーカ(5チ
ャンネル+サブウーファ)からなる。具体的には、スピ
ーカ31aがフロントスピーカ(左右)、スピーカ31
bがサラウンドスピーカ(左右)、スピーカ31cがサ
ブウーファスピーカ、そして、スピーカ31dがセンタ
スピーカである。そして、スピーカ31a〜31dは、
入力切換装置1とそれぞれ所定のケーブル等を介して接
続されて構成されている。
【0031】入力切換装置1は、入力セレクタ11と、
サラウンド信号デコード回路12と、増幅器13a〜1
3dと、スイッチ14と、マイクロコンピュータ15と
から構成される。
【0032】入力セレクタ11は、マイクロコンピュー
タ15に制御され、所定のケーブル等を介して接続され
たビデオA21、ビデオB22、CD23及びチューナ
24のいずれかの機器におけるオーディオ入力を選択す
る。入力セレクタ11は、選択した機器のオーディオ入
力から送られる音響信号をサラウンド信号デコード回路
12に供給する。
【0033】サラウンド信号デコード回路12は、入力
セレクタ11により選択された機器から送られる音響信
号をデコードし、レフトフロント信号、センタ信号、ラ
イトフロント信号、レフトサラウンド信号、ライトサラ
ウンド信号、及び、サブウーファ信号等からなるサラウ
ンド信号を生成する。サラウンド信号デコード回路12
は、生成したサラウンド信号を増幅器13a〜13dに
供給する。
【0034】増幅器13a〜13dは、それぞれアンプ
等から構成され、サラウンド信号デコード回路12から
送られたサラウンド信号を増幅し、増幅したサラウンド
信号を所定のケーブル等を介して接続されたスピーカ3
1a〜31dに供給する。なお、増幅器13dは、スイ
ッチ14を介して、サラウンド信号デコード回路12の
他に、チューナ24のオーディオ入力とも選択的に接続
されている。すなわち、増幅器13dは、スイッチ14
がチューナ24のオーディオ入力を選択している場合、
チューナ24から送られた交通情報等の音声信号を増幅
してスピーカ31d(センタスピーカ)に供給する。
【0035】スイッチ14は、2入力1出力の接点スイ
ッチ等であって、入力側がサラウンド信号デコード回路
12及びチューナ24と接続され、また、出力側が増幅
器13dと接続されて構成される。スイッチ14は、マ
イクロコンピュータ15に制御され、サラウンド信号デ
コード回路12又はチューナ24のいずれかを選択し、
増幅器13dと電気的に接続する。具体的にスイッチ1
4は、マイクロコンピュータ15がチューナ24からE
ON割り込み信号を受信していない場合、サラウンド信
号デコード回路12を選択して増幅器13dと接続す
る。一方、EON割り込み信号を受信している場合、ス
イッチ14は、チューナ24を選択して増幅器13dと
接続する。
【0036】マイクロコンピュータ15は、ROM(Re
ad Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)
等を備えたCPU(Central Processing Unit)から構
成され、入力切換装置1全体を制御する。すなわち、マ
イクロコンピュータ15は、入力セレクタ11を制御し
て、図示せぬ操作スイッチ等を介して利用者から指示さ
れるいずれかの機器(ビデオA21〜チューナ24)の
オーディオ入力を選択する。そして、マイクロコンピュ
ータ15は、サラウンド信号デコード回路12を制御し
て、入力セレクタ11により選択された機器より送られ
た音響信号からサラウンド信号を生成し、増幅器13a
〜13d等を介してスピーカ31a〜31dに供給す
る。
【0037】また、マイクロコンピュータ15は、チュ
ーナ24からEON割り込み信号を受信すると、スイッ
チ14を制御し、チューナ24のオーディオ入力と増幅
器13dとを電気的に接続する。そして、EON割り込
み信号を受信している間、マイクロコンピュータ15
は、チューナ24が受信した交通情報等をスピーカ31
d(センタスピーカ)により利用者に報知する。その
後、交通情報等の放送が終了すると、マイクロコンピュ
ータ15は、スイッチ14を制御し、サラウンド信号デ
コード回路12と増幅器13dとの接続に戻す。
【0038】以下、この実施の形態に係る入力切換装置
1が行うEON割り込み処理について図面を参照して説
明する。
【0039】図2は、EON割り込み処理を説明するた
めのフローチャートである。このEON割り込み処理
は、マイクロコンピュータ15がチューナ24から送ら
れるEON割り込み信号を受信した際に開始する。な
お、EON割り込み信号の受信前、スイッチ14は、サ
ラウンド信号デコード回路12を選択し、サラウンド信
号デコード回路12と増幅器13dとを接続している。
そして、マイクロコンピュータ15は、入力セレクタ1
1を制御して、図示せぬ操作スイッチ等を介して利用者
から指示される機器(ビデオA21等)のオーディオ入
力を選択している。マイクロコンピュータ15は、サラ
ウンド信号デコード回路12を制御して、選択された機
器より送られる音響信号からサラウンド信号を生成し、
増幅器13a〜13dを介してスピーカ31a〜31d
に供給する。すなわち、利用者が指示した機器から送ら
れる楽曲等がスピーカ31a〜31dにより発せられて
いる。
【0040】まず、マイクロコンピュータ15は、EO
N割り込み信号を受信すると、スイッチ14の接続をチ
ューナ24と増幅器13dとに切り換える(ステップS
1)。すなわち、マイクロコンピュータ15は、スイッ
チ14を制御して、チューナ24のオーディオ入力と増
幅器13dとを電気的に接続する。
【0041】この際、チューナ24がEONデータに従
って他ネットワーク局を選局し、交通情報等を受信して
いるため、スピーカ31dは、増幅器13dを介して送
られる交通情報等を利用者に報知する。一方、他のスピ
ーカ31a〜31cは、EON割り込み信号の受信前と
変わらずに、入力セレクタ11により選択された機器か
ら送られる楽曲等を発している。すなわち、チューナ2
4がEON割り込み信号を受信した際に、所定の機器が
再生する楽曲等を中断することなく、並行して交通情報
等を利用者に報知することができる。
【0042】マイクロコンピュータ15は、割り込みが
終了するまで待機する(ステップS2)。すなわち、マ
イクロコンピュータ15は、交通情報等の放送が終了す
るまで、処理を待機する。
【0043】割り込みが終了すると、マイクロコンピュ
ータ15は、スイッチ14の接続を元に戻す(ステップ
S3)。すなわち、マイクロコンピュータ15は、スイ
ッチ14を制御して、サラウンド信号デコード回路12
と増幅器13dとを電気的に接続する。これにより、入
力セレクタ11により選択された機器から送られる楽曲
等がスピーカ31dからも発せられる。スイッチ14の
接続を元に戻すと、マイクロコンピュータ15は、EO
N割り込み処理を終了する。
【0044】このように、マイクロコンピュータ15に
よりスイッチ14が適切に切り換えられるため、利用者
による楽曲等の聴取を中断することなく所定の情報を報
知することができる。
【0045】上記の実施の形態では、スイッチ14の入
力を切り換えてセンタスピーカであるスピーカ31dか
ら交通情報等を報知したが、交通情報等を発するスピー
カ及びその数は任意である。例えば、スイッチ14と同
様のスイッチを増幅器13cの前段に更に設置し、サブ
ウーファであるスピーカ31cからも交通情報等を報知
してもよい。また、スイッチ14にて入力を切り換える
ことなく、サラウンド信号デコード回路12がデコード
したサラウンド信号と、チューナ24から送られる交通
情報等の音声信号とを所定の割合で合成し、合成した信
号を増幅器13a〜13dを介してスピーカ31a〜3
1dに出力してもよい。
【0046】更に、増幅器13a〜13dを制御して、
交通情報等の音声信号をサラウンド信号と対比して相対
的に幾分大きく増幅し、スピーカ31d等から利用者が
聴取し易いように交通情報等を報知してもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
適切に入力を切り換えることにより、利用者による楽曲
等の聴取を中断することなく所定の情報を報知すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る入力切換装置を含む
オーディオシステムの構成の一例を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態に係るEON割り込み処理
を説明するためのフローチャートである。
【図3】従来の入力切換装置を含むオーディオシステム
の構成の一例を示すブロック図である。
【図4】従来の入力切換装置におけるEON割り込み処
理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 入力切換装置 11 入力セレクタ 12 サラウンド信号デコード回路 13a〜13d 増幅器 14 スイッチ 15 マイクロコンピュータ 21 ビデオA 22 ビデオB 23 CD 24 チューナ 31a〜31d スピーカ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のオーディオ機器から送られる音響信
    号のうち1つを選択して入力する入力選択手段と、 前記入力選択手段が入力した音響信号を複数チャンネル
    の出力信号にデコードするデコード手段と、 放送電波を受信しているチューナから送られる音声信号
    を入力する入力手段と、 チューナにおける特定情報の受信開始を示す割込信号を
    取得する割込信号取得手段と、 前記割込信号取得手段が割込信号を取得すると、前記デ
    コード手段がデコードした複数チャンネルの出力信号の
    うち少なくとも1つを、前記入力手段が入力した音声信
    号に切り換える切換手段と、 前記切換手段が切り換えた特定情報の音声信号を含む出
    力信号をスピーカに出力する出力手段と、 を備えることを特徴とする入力切換装置。
  2. 【請求項2】複数のオーディオ機器から送られる音響信
    号のうち1つを選択して入力する入力選択手段と、 前記入力選択手段が入力した音響信号を複数チャンネル
    のサラウンド信号にデコードするデコード手段と、 RDS(Radio Data System)に対応した放送電波を受
    信しているチューナから送られる音声信号を入力する入
    力手段と、 チューナにおける交通情報の受信開始を示すEON(En
    hanced Other Network)割込信号を取得する割込信号取
    得手段と、 前記割込信号取得手段がEON割込信号を取得すると、
    前記デコード手段がデコードした複数チャンネルのサラ
    ウンド信号のうち少なくとも1つを、前記入力手段が入
    力した音声信号に切り換える切換手段と、 前記切換手段が切り換えた交通情報の音声信号を含むサ
    ラウンド信号をスピーカに出力する出力手段と、 を備えることを特徴とする入力切換装置。
  3. 【請求項3】前記切換手段は、前記デコード手段がデコ
    ードした複数チャンネルのサラウンド信号のうち少なく
    ともセンタ信号を前記入力手段が入力した音声信号に切
    り換える、 ことを特徴とする請求項2に記載の入力切換装置。
  4. 【請求項4】複数のオーディオ機器から送られる音響信
    号のうち1つを選択して入力する入力選択ステップと、 前記入力選択ステップにて入力された音響信号を複数チ
    ャンネルの出力信号にデコードするデコードステップ
    と、 放送電波を受信しているチューナから送られる音声信号
    を入力する入力ステップと、 チューナにおける特定情報の受信開始を示す割込信号を
    取得する割込信号取得ステップと、 前記割込信号取得ステップにて割込信号を取得すると、
    前記デコードステップにてデコードされた複数チャンネ
    ルの出力信号のうち少なくとも1つを、前記入力ステッ
    プにて入力された音声信号に切り換える切換ステップ
    と、 前記切換ステップにて切り換えた特定情報の音声信号を
    含む出力信号をスピーカに出力する出力ステップと、 を備えることを特徴とする情報報知方法。
  5. 【請求項5】複数のオーディオ機器から送られる音響信
    号のうち1つを選択して入力する入力選択ステップと、 前記入力選択ステップにて入力された音響信号を複数チ
    ャンネルのサラウンド信号にデコードするデコードステ
    ップと、 RDSに対応した放送電波を受信しているチューナから
    送られる音声信号を入力する入力ステップと、 チューナにおける交通情報の受信開始を示すEON割込
    信号を取得する割込信号取得ステップと、 前記割込信号取得ステップにてEON割込信号を取得す
    ると、前記デコードステップにてデコードされた複数チ
    ャンネルのサラウンド信号のうち少なくとも1つを、前
    記入力ステップにて入力した音声信号に切り換える切換
    ステップと、 前記切換ステップにて切り換えた交通情報の音声信号を
    含むサラウンド信号をスピーカに出力する出力ステップ
    と、 を備えることを特徴とする情報報知方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021027403A (ja) * 2019-07-31 2021-02-22 東芝映像ソリューション株式会社 通知機能を備えた電子装置及び電子装置の制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021027403A (ja) * 2019-07-31 2021-02-22 東芝映像ソリューション株式会社 通知機能を備えた電子装置及び電子装置の制御方法
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