JP2006140770A - フレームレート変換装置およびフレームレート変換方法 - Google Patents

フレームレート変換装置およびフレームレート変換方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006140770A
JP2006140770A JP2004328593A JP2004328593A JP2006140770A JP 2006140770 A JP2006140770 A JP 2006140770A JP 2004328593 A JP2004328593 A JP 2004328593A JP 2004328593 A JP2004328593 A JP 2004328593A JP 2006140770 A JP2006140770 A JP 2006140770A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
frame rate
read
moving image
frame data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004328593A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Tsukada
克巳 塚田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2004328593A priority Critical patent/JP2006140770A/ja
Publication of JP2006140770A publication Critical patent/JP2006140770A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Television Systems (AREA)

Abstract

【課題】 入力された動画像と出力する動画像のフレームレートが異なる場合に、フレームレートを適切に変換すること。
【解決手段】 フレームレート変換装置1は、入力された画像を複数フレーム記憶するメモリ30を備え、CPU60によるフレームの読み出し要求状態に応じて、入力されたフレームを書き込むフレームおよびCPU60によって読み出されるフレームを制御する。そのため、入力された動画像のフレームデータを書き込むフレームメモリと、出力される動画像のフレームデータを読み出すフレームメモリとを各ポインタに基づく指定順とすることによって、入力される動画像および出力される動画像のフレームレートの相違を吸収することできる。したがって、入力された動画像と出力する動画像のフレームレートが異なる場合に、フレームレートを適切に変換することが可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、入力された動画像と出力する動画像のフレームレートを変換するフレームレート変換装置およびフレームレート変換方法に関する。
近年、動画像の圧縮技術が向上し、情報処理装置等において動画像処理技術が広く用いられるようになっている。
このような動画像を取り扱う場合、主に、動画像の撮像装置による撮像に続き、画像処理エンジンによる動画像処理が行われる。
ここで、動画像の撮像装置においては、被写体の特性等によって処理時間が変動するために、出力される動画像のフレームレートが変動する場合がある。
一方、後段の画像処理エンジンにおいては、出力する動画像のフレームレートを一定に保持してCPU(Central Processing Unit)等に引き渡す必要がある。
そのため、撮像装置によって出力される動画像のフレームレートを調整し、一定のフレームレートとして出力する処理が必要となる。
このようにフレームレートを変換する技術として、特許文献1に記載された技術が知られている。
特開2001−92429号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術は、動画像を表示する場合におけるフレームレート変換技術であるところ、動画像の撮像から圧縮を行う場合に必要となる過去のフレームの参照を行うことができなかった。
そのため、画像処理エンジンにおいて、撮像装置が出力する動画像のフレームレートを調整する処理に適用する場合等、広く動画像のフレームレートを変換する技術に適用することは困難であった。
このように、入力された動画像と出力する動画像のフレームレートが異なる場合に、フレームレートを適切に変換することは困難であった。
本発明の課題は、入力された動画像と出力する動画像のフレームレートが異なる場合に、フレームレートを適切に変換することである。
以上の課題を解決するため、本発明は、
入力された動画像と出力する動画像のフレームレートを変換するフレームレート変換装置であって、入力された動画像におけるフレームデータを記憶するフレームメモリを複数構成する記憶手段(例えば、図1のメモリ30)と、入力される動画像のフレームレートと出力される動画像のフレームレートとの関係に応じて、前記記憶手段においてフレームデータを書き込むフレームメモリおよび出力するフレームデータを読み出すフレームメモリを指定するフレームレート変換手段(例えば、図1の画像書き込み制御部20、フレームレート変換部40および画像読み出し制御部50)とを含むことを特徴としている。
また、本発明は、
入力された動画像と出力する動画像のフレームレートを変換するフレームレート変換方法であって、入力された動画像におけるフレームデータを記憶するフレームメモリを複数構成し、入力される動画像のフレームレートと出力される動画像のフレームレートとの関係に応じて、前記フレームデータを書き込むフレームメモリおよび出力するフレームデータを読み出すフレームメモリを指定することを特徴としている。
これらにより、入力された動画像のフレームデータを書き込むフレームメモリと、出力される動画像のフレームデータを読み出すフレームメモリとを所定の指定順とすることによって、入力される動画像および出力される動画像のフレームレートの相違を吸収することできる。
したがって、入力された動画像と出力する動画像のフレームレートが異なる場合に、フレームレートを適切に変換することが可能となる。
また、前記フレームレート変換手段は、フレームデータの読み出し要求が行われる間に入力されたフレームデータを同一のフレームメモリに書き込むと共に、フレームデータの読み出し要求が行われた場合には、前記記憶手段によって構成された複数のフレームメモリを循環的に指定して、入力されたフレームデータを書き込む書き込み制御手段(例えば、図1の画像書き込み制御部20)と、フレームデータが読み出し要求されることに対応して、前記記憶手段によって構成された複数のフレームメモリを循環的に指定して、フレームデータの読み出しを行う読み出し制御手段(例えば、図1の画像読み出し制御部50)とを含むことを特徴としている。
また、前記フレームデータの読み出し要求が行われる間に入力されたフレームデータを同一のフレームメモリに書き込むと共に、フレームデータの読み出し要求が行われた場合には、前記複数のフレームメモリを循環的に指定して、入力されたフレームデータを書き込み、前記フレームデータが読み出し要求されることに対応して、前記複数のフレームメモリを循環的に指定して、フレームデータの読み出しを行うことを特徴としている。
これらにより、入力される動画像のフレームレートが、出力される動画像のフレームレートより速い場合であっても、同一のフレームメモリに上書きすることにより、入力される動画像における所定フレーム毎のフレームデータを選択して出力することができ、フレームレートの変換を適切に行うことが可能となる。
また、前記フレームレート変換手段は、前記複数のフレームメモリそれぞれについて、該フレームメモリが書き込み先として指定され、かつ、いずれかのフレームデータの読み出し要求が行われた場合にインクリメントされると共に、該フレームメモリが読み出し先として指定され、かつ、いずれかのフレームデータの読み出し要求が行われることに対応してデクリメントされるフレームレート変換ポインタを管理し、前記フレームレート変換ポインタが所定値以下である場合に、フレームデータを読み出すフレームメモリの指定を更新することを特徴としている。
また、前記複数のフレームメモリそれぞれについて、該フレームメモリが書き込み先として指定され、かつ、いずれかのフレームデータの読み出し要求が行われた場合にインクリメントされると共に、該フレームメモリが読み出し先として指定され、かつ、いずれかのフレームデータの読み出し要求が行われることに対応してデクリメントされるフレームレート変換ポインタを管理し、前記フレームレート変換ポインタが所定値以下である場合に、フレームデータを読み出すフレームメモリの指定を更新することを特徴としている。
これらにより、入力される動画像のフレームレートが、出力される動画像のフレームレートより遅い場合であっても、同一のフレームメモリからフレームデータを読み出すことにより、入力される動画像における1フレームデータを複数回出力することができ、フレームレートの変換を適切に行うことが可能となる。
このように、本発明によれば、入力された動画像と出力する動画像のフレームレートが異なる場合に、フレームレートを適切に変換することが可能となる。
以下、図を参照して本発明に係るフレームレート変換装置の実施の形態を説明する。
まず、構成を説明する。
図1は、本発明に係るフレームレート変換装置1の機能構成を示すブロック図である。
図1において、フレームレート変換装置1は、画像入力装置10と、画像書き込み制御部20と、メモリ30と、フレームレート変換部40と、画像読み出し制御部50と、CPU60とを含んで構成される。
画像入力装置10は、CCD(Charge Coupled Device)あるいはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像センサを備えており、被写体を撮影することによって得られる動画像のフレームデータを示す信号(センサ出力信号)を画像書き込み制御部20に出力する。また、画像入力装置10は、画像書き込み制御部20、画像読み出し制御部50およびフレームレート変換部40に対し、フレームデータの出力を開始する際に書き込みフレーム垂直同期信号(CVS YNC)を出力する。
なお、画像入力装置10から出力されるセンサ出力信号のフレームレートはシャッタ速度に撮像条件によって変動している。また、センサ出力信号の信号形式は、例えば、YUV422等の所定方式に基づくものが想定される。
画像書き込み制御部20は、フレームデータの書き込みと読み出しのバランスを示すサンプルフラグ(sample flag)を管理する。
図2は、サンプルフラグの状態遷移を示す図である。サンプルフラグは、フレームメモリ毎に実装される。
図2に示すように、画像書き込み制御部20は、画像入力装置10によってフレームデータの書き込みが行われた場合(CVSYNCが入力された場合)、False(=0)となり、CPU60によってフレームデータの読み出し要求が行われた場合(後述するRVSYNCが入力された場合)、True(=1)となる。
即ち、サンプルフラグは、CPU60によるフレームデータの読み出し要求が1度以上行われている場合にTrueとなり、1度も読み出し要求が行われていない場合にFalseとなる。
また、画像書き込み制御部20は、画像入力装置10によって入力された画像を書き込むメモリ30のアドレスを示すポインタ(以下、「書き込み制御ポインタ」と言う。)を管理する。そして、画像書き込み制御部20は、画像入力装置10によって入力された動画像のフレームデータを書き込み制御ポインタが示すメモリ30のアドレスに書き込む。
図3は、書き込み制御ポインタの状態遷移を示す図である。
図3において、書き込み制御ポインタは、メモリ30の書き込みアドレスとして後述するフレームメモリFM1〜FM3を示す状態S1〜状態S3を順に遷移する。
このとき、書き込み制御ポインタは、フレームメモリFM1〜FM3が全て有効なフレームデータを保持しているフル状態(即ち、フレームメモリFM1〜FM3において、読み出し制御ポインタに書き込み制御ポインタが追いついた状態)でなく、かつ、サンプルフラグがTrueであり、かつ、フレームデータの書き込みが行われた状態(CVSYNCが入力された状態)である場合に、次の状態に遷移する。
即ち、画像書き込み制御部20においては、フレームメモリFM1〜FM3がフル状態でない状態で画像の書き込みが行われた場合に、フレームデータが1度も読み出し要求されていないときには、そのフレームデータに上書きし、1度以上読み出し要求されているときには、そのフレームデータを保持して、次のフレームメモリに新たなフレームデータを書き込む。
なお、書き込み制御ポインタは、リセットされた初期状態(CPU60によってClear信号が入力された状態)においては状態S1を示している。
図1に戻り、メモリ30は、複数フレーム分のフレームメモリFM1〜FM3を含んでおり、画像書き込み制御部20によって入力されたフレームデータを所定のアドレスに書き込む。
また、メモリ30は、画像読み出し制御部50によって読み出しが指示されたアドレスのフレームデータを画像読み出し制御部50に出力する。
なお、ここでは、メモリ30が3フレーム分のフレームメモリを含んでいるものとして説明するが、フレームメモリの数は任意である。
フレームレート変換部40は、画像書き込み制御部20における書き込み制御ポインタと、画像読み出し制御部50における読み出し制御ポインタ(後述)と、CPU60によって入力される読み出し要求フレーム垂直同期信号および後述するポインタアップデート信号(Rup信号)とに基づいて、フレームメモリFM1〜FM3におけるフレームデータのステータスを制御するためのフレームレート変換ポインタを管理する。
図4は、フレームレート変換ポインタの状態遷移を示す図である。
図4において、フレームレート変換ポインタは、各フレームメモリについて設定されており、各フレームメモリに記憶されたフレームデータについて、使用状態のステータスを示す状態P1〜状態P3を遷移する。
このとき、フレームレート変換ポインタは、書き込み制御ポインタが、そのフレームメモリを示し、かつ、読み出し要求フレーム垂直同期信号が入力された場合に、状態P1から状態P2あるいは状態P2から状態P3に遷移する。また、フレームレート変換ポインタは、読み出し制御ポインタが、そのフレームメモリを示し、かつ、Rup信号が入力された場合に、状態P3から状態P2あるいは状態P2から状態P1に遷移する。
即ち、フレームレート変換部40においては、そのフレームメモリに対する書き込み制御ポインタが遷移する前にCPU60により他のフレームメモリから画像の読み出し要求が2回行われた場合に、そのフレームメモリのフレームデータが1度も読み出し要求されていなければ、そのフレームメモリに対する読み出し制御ポインタを遷移させることなく、フレームデータを保持する状態(ポインタ値3の状態P3)、言い換えれば、少なくとも2回、そのフレームデータが読み出し要求される状態に設定される。つまり、フレームレート変換部40においては、フレームデータの書き込み回数と読み出し要求回数の比率に応じて、読み出し要求されるフレームデータが適切に選択される。
このようにフレームレート変換ポインタが管理されることにより、入力される動画像のフレームレートより読み出し要求されるフレームレートの方が速い場合であっても、2倍のフレームレートまで拡張することが可能となる。また、MPEG(Moving Picture Experts Group)のように前フレームと現フレームを参照して符号化を行う符号化方式の動画像処理にも適切に対応することが可能となる。
画像読み出し制御部50は、CPU60によってフレームデータの読み出しが指示された場合に、フレームデータを読み出すメモリ30のアドレスを示すポインタ(以下、「読み出し制御ポインタ」と言う。)を管理する。そして、画像読み出し制御部50は、CPU60によってフレームデータの読み出しが指示された場合に、読み出し制御ポインタが示すメモリ30のアドレスからフレームデータを読み出し、CPU60に出力する。
図5は、読み出し制御ポインタの状態遷移を示す図である。
図5において、読み出し制御ポインタは、メモリ30の読み出しアドレスとしてフレームメモリFM1〜FM3を示す状態T1〜T3(ポインタ値1〜3)を順に遷移する。
このとき、読み出し制御ポインタは、フレームメモリFM1〜FM3のいずれも有効なフレームデータを保持していないエンプティ状態(即ち、フレームメモリFM1〜FM3において、書き込み制御ポインタに読み出し制御ポインタが追いついた状態)でなく、かつ、フレームメモリFM1〜FM3について設けられたフレームレート変換ポインタ(後述)が状態T1〜T3それぞれに対応するフレームメモリについて2以下であり、かつ、CPU60によってポインタアップデート信号(Rup信号)が入力された場合に、次の状態に遷移する。
即ち、画像読み出し制御部50においては、フレームメモリFM1〜FM3がエンプティ状態でない状態でCPU60が画像の読み出しを終了した場合に、各フレームメモリFM1〜FM3のフレームレート変換ポインタが状態P3を示している場合には、読み出し制御ポインタを遷移させることなく、再度、そのフレームメモリのフレームデータを読み出し、フレームレート変換ポインタが状態P3以外であれば、読み出し制御ポインタを遷移して、次のフレームメモリからフレームデータを読み出す。
なお、読み出し制御ポインタは、リセットされた初期状態においては状態T1を示している。
CPU60は、画像読み出し制御部50に対し、所定周期(即ち、所定のフレームレート)で画像の入力を要求し、画像読み出し制御部50によって入力されたフレームデータに、離散コサイン変換あるいは量子化といった画像の圧縮処理を施す。
また、CPU60は、画像書き込み制御部20、画像読み出し制御部50およびフレームレート変換部40に対し、フレームを読み出す際のトリガとなる読み出し要求フレーム垂直同期信号(RVSYNC)を出力する。さらに、CPU60は、読み出し制御ポインタおよびフレームレート変換ポインタを制御するためのポインタアップデート信号(以下、「Rup信号」と言う。)を、フレームデータの読み出しを行う毎に、画像読み出し制御部50およびフレームレート変換部40に出力する。なお、CPU60がフレームメモリFM1〜FM3からフレームデータを読み出すために、所定サイクルを要するため、読み出し要求フレーム垂直同期信号の出力から所定サイクル遅れてRup信号が出力される。
次に、動作を説明する。
上述のように各ポインタが制御されることにより、フレームメモリFM1〜FM3のいずれかに画像入力装置10によって入力されたフレームデータが書き込まれると共に、CPU60によってフレームデータの読み出しが行われる場合に、所定の適切なフレームメモリからフレームデータが読み出されていく。
図6は、フレームレート変換装置1が動作する場合の各信号およびポインタの状態を示すタイミングチャートである。
図6において、画像入力装置10は、図6(a)に示すタイミングで、撮影した画像のフレームデータをサイクル1から画像書き込み制御部20に出力する。
そして、図6(b)に示すタイミングで、CPU60がフレームデータの読み出し要求を行ったとする。
このとき、サイクル1においては、初期状態から各ポインタの状態遷移が生じていないことから、書き込み制御ポインタはフレームメモリFM1を示しており、画像入力装置10によって入力されたフレームは、フレームメモリFM1に書き込まれる。
なお、サイクル1においては、フレームメモリFM1のフレームレート変換ポインタは、更新可能であることを示す状態P1であり、サンプルフラグはFalseである。
次に、サイクル2においては、CPU60がフレームデータの読み出しを行い、読み出し要求フレーム垂直同期信号を出力する。
このとき、読み出し制御ポインタは初期状態から状態T1のまま変化していないため、画像読み出し制御部50は、フレームメモリFM1からフレームデータを読み出す。
なお、フレームメモリFM1のフレームレート変換ポインタは、書き込み制御ポインタがフレームメモリFM1を示し、読み出し要求フレーム垂直同期信号が入力されることから、状態P2に遷移する。また、読み出し要求フレーム垂直同期信号が入力されることから、サンプルフラグはTrueに遷移する。
次いで、サイクル4においては、画像入力装置10から新たなフレームデータは入力されず、CPU60によりRup信号の入力もないまま、CPU60が次のフレームデータの読み出しを行っている。
このとき、読み出し制御ポインタの遷移条件を充足しないことから、画像読み出し制御部50は、フレームメモリFM1からフレームデータを読み出す。
なお、フレームメモリFM1のフレームレート変換ポインタは、書き込み制御ポインタがフレームメモリFM1を示し、読み出し要求フレーム垂直同期信号が入力されることから状態P3に遷移し、サンプルフラグはTrueのままである。
そして、サイクル5において、画像入力装置10が、2番目のフレームデータを画像書き込み制御部20に出力する。
このとき、フレームメモリFM1〜FM3が全て有効なフレームデータを保持しているフル状態でなく、かつ、サンプルフラグがTrueであり、かつ、フレームデータの書き込みが行われた状態(CVSYNCが入力された状態)であることから、書き込み制御ポインタは、フレームメモリFM2を示す状態S2に遷移する。
なお、フレームメモリFM2のフレームレート変換ポインタは、書き込み制御ポインタがフレームメモリFM2を示し、読み出し要求フレーム垂直同期信号が入力されることから状態P2に遷移し、サンプルフラグはTrueのままである。
また、サイクル5においては、CPU60がサイクル2において行ったフレームデータの読み出しに対応して、Rup信号を出力する。
続いて、サイクル6において、CPU60がフレームデータの読み出し要求を行い、読み出し要求フレーム垂直同期信号を出力する。
このとき、フレームメモリFM1のフレームレート変換ポインタは、CPU60によって読み出し要求フレーム垂直同期信号およびRup信号が出力されたことから、状態S1に遷移する。
また、フレームメモリFM1〜FM3のいずれも有効なフレームデータを保持していないエンプティ状態でなく、かつ、フレームメモリFM1について設けられたフレームレート変換ポインタが2以下であり、かつ、CPU60によってRup信号が入力されることから、読み出し制御ポインタの遷移条件を充足し、フレームメモリFM2を示す状態T2に遷移する。
なお、フレームメモリFM2のフレームレート変換ポインタは、書き込み制御ポインタがフレームメモリFM2を示し、読み出し要求フレーム垂直同期信号が入力されることから状態S3に遷移し、サンプルフラグはTrueに遷移する。
以後、同様に、フレームデータの書き込みおよび読み出し要求が行われることに対応してポインタの遷移が行われ、フレームレートの変換が実現される。
即ち、画像入力装置10によって入力される動画像のフレームレートより、CPU60によって読み出し要求される動画像のフレームレートの方が速い場合および遅い場合のいずれにおいても、適切にフレームレートの調整が行われる。
図7は、画像入力装置10によって入力される動画像のフレームレートより、CPU60によって読み出し要求される動画像のフレームレートの方が速い場合の動作例を示す図である。
図7に示すように、画像入力装置10による画像の書き込み(書き込みフレーム垂直同期信号の入力)の方が、CPU60による画像の読み出し要求(読み出し要求フレーム垂直同期信号の入力)より速い場合、フレームメモリFM1〜FM3に複数回ずつ画像の書き込みが行われることにより、フレームレートの変換が行われる。
また、図8は、画像入力装置10によって入力される動画像のフレームレートより、CPU60によって読み出し要求される動画像のフレームレートの方が遅い場合の動作例を示す図である。
図8に示すように、画像入力装置10による画像の書き込み(書き込みフレーム垂直同期信号の入力)の方が、CPU60による画像の読み出し要求(読み出し要求フレーム垂直同期信号の入力)より遅い場合、フレームメモリFM1〜FM3に書き込まれた画像が複数回ずつ読み出されることにより、フレームレートの変換が行われる。
以上のように、本実施の形態に係るフレームレート変換装置1は、入力された画像を複数フレーム記憶するメモリ30を備え、CPU60によるフレームの読み出し要求状態に応じて、入力されたフレームを書き込むフレームおよびCPU60によって読み出されるフレームを制御する。
そのため、入力された動画像のフレームデータを書き込むフレームメモリと、出力される動画像のフレームデータを読み出すフレームメモリとを各ポインタに基づく指定順とすることによって、入力される動画像および出力される動画像のフレームレートの相違を吸収することできる。
したがって、入力された動画像と出力する動画像のフレームレートが異なる場合に、フレームレートを適切に変換することが可能となる。
また、入力される動画像のフレームレートが、出力される動画像のフレームレートより速い場合であっても、書き込み制御ポインタが同一のフレームメモリを指定することにより、フレームデータの上書きによって所定のフレームが破棄される。そのため、入力される動画像における所定フレーム毎のフレームデータを選択して出力することができ、フレームレートの変換を適切に行うことが可能となる。
また、入力される動画像のフレームレートが、出力される動画像のフレームレートより遅い場合であっても、フレームレート変換ポインタの値に基づき、読み出し制御ポインタが同一のフレームメモリを指定することにより、同一のフレームデータが複数回読み出される。そのため、入力される動画像における1フレームデータを複数回出力することができ、フレームレートの変換を適切に行うことが可能となる。
さらに、本実施の形態に係るフレームレート変換装置1によれば、後段の動画像圧縮処理等において、フレームレートの制御を行う必要がないため、処理負荷を軽減することができる。また、フレームレートの制御においてフレームの間引きあるいはフレームの挿入を行う際に使用されるメモリを用意する必要がないことから、使用メモリを削減することが可能である。また、画像圧縮処理の要求に応じたフレームレートを柔軟に設定することができるため、画像圧縮処理を行うハードウェアを実装する上で、自由度を向上させることが可能となる。
なお、本実施の形態においては、画像入力装置10が撮像センサを備える撮像装置であるものとして説明したが、動画像を入力するものであればこれに限られるものではなく、本発明に係るフレームレート変換装置1は、入力される動画像のフレームレートと出力する動画像のフレームレートを変換するための種々の形態において適用することが可能である。
本発明に係るフレームレート変換装置1の機能構成を示すブロック図である。 サンプルフラグの状態遷移を示す図である。 書き込み制御ポインタの状態遷移を示す図である。 フレームレート変換ポインタの状態遷移を示す図である。 読み出し制御ポインタの状態遷移を示す図である。 フレームレート変換装置1が動作する場合の各信号およびポインタの状態を示すタイミングチャートである。 画像入力装置10によって入力される動画像のフレームレートより、CPU60によって読み出し要求される動画像のフレームレートの方が速い場合の動作例を示す図である。 画像入力装置10によって入力される動画像のフレームレートより、CPU60によって読み出し要求される動画像のフレームレートの方が遅い場合の動作例を示す図である。
符号の説明
1 フレームレート変換装置、10 画像入力装置、20 画像書き込み制御部、30 メモリ、40 フレームレート変換部、50 画像読み出し制御部、60 CPU、FM1〜FM3 フレームメモリ

Claims (6)

  1. 入力された動画像と出力する動画像のフレームレートを変換するフレームレート変換装置であって、
    入力された動画像におけるフレームデータを記憶するフレームメモリを複数構成する記憶手段と、
    入力される動画像のフレームレートと出力される動画像のフレームレートとの関係に応じて、前記記憶手段においてフレームデータを書き込むフレームメモリおよび出力するフレームデータを読み出すフレームメモリを指定するフレームレート変換手段と、
    を含むことを特徴とするフレームレート変換装置。
  2. 前記フレームレート変換手段は、
    フレームデータの読み出し要求が行われる間に入力されたフレームデータを同一のフレームメモリに書き込むと共に、フレームデータの読み出し要求が行われた場合には、前記記憶手段によって構成された複数のフレームメモリを循環的に指定して、入力されたフレームデータを書き込む書き込み制御手段と、
    フレームデータが読み出し要求されることに対応して、前記記憶手段によって構成された複数のフレームメモリを循環的に指定して、フレームデータの読み出しを行う読み出し制御手段と、
    を含むことを特徴とする請求項1記載のフレームレート変換装置。
  3. 前記フレームレート変換手段は、
    前記複数のフレームメモリそれぞれについて、該フレームメモリが書き込み先として指定され、かつ、いずれかのフレームデータの読み出し要求が行われた場合にインクリメントされると共に、該フレームメモリが読み出し先として指定され、かつ、いずれかのフレームデータの読み出し要求が行われることに対応してデクリメントされるフレームレート変換ポインタを管理し、
    前記フレームレート変換ポインタが所定値以下である場合に、フレームデータを読み出すフレームメモリの指定を更新することを特徴とする請求項1または2記載のフレームレート変換装置。
  4. 入力された動画像と出力する動画像のフレームレートを変換するフレームレート変換方法であって、
    入力された動画像におけるフレームデータを記憶するフレームメモリを複数構成し、
    入力される動画像のフレームレートと出力される動画像のフレームレートとの関係に応じて、前記フレームデータを書き込むフレームメモリおよび出力するフレームデータを読み出すフレームメモリを指定することを特徴とするフレームレート変換方法。
  5. 前記フレームデータの読み出し要求が行われる間に入力されたフレームデータを同一のフレームメモリに書き込むと共に、フレームデータの読み出し要求が行われた場合には、前記複数のフレームメモリを循環的に指定して、入力されたフレームデータを書き込み、
    前記フレームデータが読み出し要求されることに対応して、前記複数のフレームメモリを循環的に指定して、フレームデータの読み出しを行うことを特徴とする請求項4記載のフレームレート変換方法。
  6. 前記複数のフレームメモリそれぞれについて、該フレームメモリが書き込み先として指定され、かつ、いずれかのフレームデータの読み出し要求が行われた場合にインクリメントされると共に、該フレームメモリが読み出し先として指定され、かつ、いずれかのフレームデータの読み出し要求が行われることに対応してデクリメントされるフレームレート変換ポインタを管理し、
    前記フレームレート変換ポインタが所定値以下である場合に、フレームデータを読み出すフレームメモリの指定を更新することを特徴とする請求項4または5記載のフレームレート変換方法。
JP2004328593A 2004-11-12 2004-11-12 フレームレート変換装置およびフレームレート変換方法 Withdrawn JP2006140770A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004328593A JP2006140770A (ja) 2004-11-12 2004-11-12 フレームレート変換装置およびフレームレート変換方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004328593A JP2006140770A (ja) 2004-11-12 2004-11-12 フレームレート変換装置およびフレームレート変換方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006140770A true JP2006140770A (ja) 2006-06-01

Family

ID=36621256

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004328593A Withdrawn JP2006140770A (ja) 2004-11-12 2004-11-12 フレームレート変換装置およびフレームレート変換方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006140770A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017086218A1 (ja) * 2015-11-17 2017-05-26 株式会社日立国際電気 カメラ制御装置およびテレビジョンカメラ
CN115955539A (zh) * 2023-03-15 2023-04-11 广州美凯信息技术股份有限公司 基于fpga的视频帧率动态转换方法、装置及存储介质

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017086218A1 (ja) * 2015-11-17 2017-05-26 株式会社日立国際電気 カメラ制御装置およびテレビジョンカメラ
JPWO2017086218A1 (ja) * 2015-11-17 2018-09-13 株式会社日立国際電気 カメラ制御装置およびテレビジョンカメラ
CN115955539A (zh) * 2023-03-15 2023-04-11 广州美凯信息技术股份有限公司 基于fpga的视频帧率动态转换方法、装置及存储介质
CN115955539B (zh) * 2023-03-15 2023-08-18 广州美凯信息技术股份有限公司 基于fpga的视频帧率动态转换方法、装置及存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8009337B2 (en) Image display apparatus, method, and program
JP2008506295A (ja) 一連のイメージ・フレームを表示する方法及びシステム
CN100474890C (zh) 图像显示装置
CN106471797B (zh) 用于加速相机控制算法的平台架构
JP4712195B2 (ja) ビデオ・データのダウン・コンバージョンに関する方法および装置
US7751687B2 (en) Data processing apparatus, data processing method, data processing system, program, and storage medium
JP2790007B2 (ja) 画像メモリアクセス制御方式
JP4854620B2 (ja) 電子ズーム装置およびプログラム
JPH1198099A (ja) データ多重化方法および装置
CN116962870A (zh) 车载拍摄数据管理方法、装置、电子设备及可读存储介质
JP2006140770A (ja) フレームレート変換装置およびフレームレート変換方法
US8169506B2 (en) Image storage apparatus having continuous-shooting function
JP2003304481A (ja) 画像処理装置と画像処理方法
US6408100B2 (en) Method and device of moving picture decoding
JP2003116044A (ja) データ変更方法及びそれを使った電子装置
JP2006024993A (ja) 撮像信号処理装置
JPH10322665A (ja) Gopデータの反復読出し制御方法および装置
KR100571764B1 (ko) 데이터 처리시스템의 데이터 보안장치 및 방법들
JP4489245B2 (ja) 画像処理装置とその制御方法
JP4525382B2 (ja) 表示装置及び撮像装置
JP2001268566A (ja) 画像処理装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2001237930A (ja) 情報処理装置及びその方法
JP2000059800A (ja) 画像信号処理回路
US20060088295A1 (en) Reproduction apparatus, data processing system, reproduction method, program, and storage medium
JP2009278199A (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070403

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090818

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20091016