JP2006140770A - フレームレート変換装置およびフレームレート変換方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 フレームレート変換装置1は、入力された画像を複数フレーム記憶するメモリ30を備え、CPU60によるフレームの読み出し要求状態に応じて、入力されたフレームを書き込むフレームおよびCPU60によって読み出されるフレームを制御する。そのため、入力された動画像のフレームデータを書き込むフレームメモリと、出力される動画像のフレームデータを読み出すフレームメモリとを各ポインタに基づく指定順とすることによって、入力される動画像および出力される動画像のフレームレートの相違を吸収することできる。したがって、入力された動画像と出力する動画像のフレームレートが異なる場合に、フレームレートを適切に変換することが可能となる。
【選択図】 図1
Description
このような動画像を取り扱う場合、主に、動画像の撮像装置による撮像に続き、画像処理エンジンによる動画像処理が行われる。
ここで、動画像の撮像装置においては、被写体の特性等によって処理時間が変動するために、出力される動画像のフレームレートが変動する場合がある。
そのため、撮像装置によって出力される動画像のフレームレートを調整し、一定のフレームレートとして出力する処理が必要となる。
このようにフレームレートを変換する技術として、特許文献1に記載された技術が知られている。
そのため、画像処理エンジンにおいて、撮像装置が出力する動画像のフレームレートを調整する処理に適用する場合等、広く動画像のフレームレートを変換する技術に適用することは困難であった。
本発明の課題は、入力された動画像と出力する動画像のフレームレートが異なる場合に、フレームレートを適切に変換することである。
入力された動画像と出力する動画像のフレームレートを変換するフレームレート変換装置であって、入力された動画像におけるフレームデータを記憶するフレームメモリを複数構成する記憶手段(例えば、図1のメモリ30)と、入力される動画像のフレームレートと出力される動画像のフレームレートとの関係に応じて、前記記憶手段においてフレームデータを書き込むフレームメモリおよび出力するフレームデータを読み出すフレームメモリを指定するフレームレート変換手段(例えば、図1の画像書き込み制御部20、フレームレート変換部40および画像読み出し制御部50)とを含むことを特徴としている。
入力された動画像と出力する動画像のフレームレートを変換するフレームレート変換方法であって、入力された動画像におけるフレームデータを記憶するフレームメモリを複数構成し、入力される動画像のフレームレートと出力される動画像のフレームレートとの関係に応じて、前記フレームデータを書き込むフレームメモリおよび出力するフレームデータを読み出すフレームメモリを指定することを特徴としている。
また、前記フレームレート変換手段は、フレームデータの読み出し要求が行われる間に入力されたフレームデータを同一のフレームメモリに書き込むと共に、フレームデータの読み出し要求が行われた場合には、前記記憶手段によって構成された複数のフレームメモリを循環的に指定して、入力されたフレームデータを書き込む書き込み制御手段(例えば、図1の画像書き込み制御部20)と、フレームデータが読み出し要求されることに対応して、前記記憶手段によって構成された複数のフレームメモリを循環的に指定して、フレームデータの読み出しを行う読み出し制御手段(例えば、図1の画像読み出し制御部50)とを含むことを特徴としている。
また、前記フレームレート変換手段は、前記複数のフレームメモリそれぞれについて、該フレームメモリが書き込み先として指定され、かつ、いずれかのフレームデータの読み出し要求が行われた場合にインクリメントされると共に、該フレームメモリが読み出し先として指定され、かつ、いずれかのフレームデータの読み出し要求が行われることに対応してデクリメントされるフレームレート変換ポインタを管理し、前記フレームレート変換ポインタが所定値以下である場合に、フレームデータを読み出すフレームメモリの指定を更新することを特徴としている。
このように、本発明によれば、入力された動画像と出力する動画像のフレームレートが異なる場合に、フレームレートを適切に変換することが可能となる。
まず、構成を説明する。
図1は、本発明に係るフレームレート変換装置1の機能構成を示すブロック図である。
図1において、フレームレート変換装置1は、画像入力装置10と、画像書き込み制御部20と、メモリ30と、フレームレート変換部40と、画像読み出し制御部50と、CPU60とを含んで構成される。
画像書き込み制御部20は、フレームデータの書き込みと読み出しのバランスを示すサンプルフラグ(sample flag)を管理する。
図2に示すように、画像書き込み制御部20は、画像入力装置10によってフレームデータの書き込みが行われた場合(CVSYNCが入力された場合)、False(=0)となり、CPU60によってフレームデータの読み出し要求が行われた場合(後述するRVSYNCが入力された場合)、True(=1)となる。
また、画像書き込み制御部20は、画像入力装置10によって入力された画像を書き込むメモリ30のアドレスを示すポインタ(以下、「書き込み制御ポインタ」と言う。)を管理する。そして、画像書き込み制御部20は、画像入力装置10によって入力された動画像のフレームデータを書き込み制御ポインタが示すメモリ30のアドレスに書き込む。
図3において、書き込み制御ポインタは、メモリ30の書き込みアドレスとして後述するフレームメモリFM1〜FM3を示す状態S1〜状態S3を順に遷移する。
このとき、書き込み制御ポインタは、フレームメモリFM1〜FM3が全て有効なフレームデータを保持しているフル状態(即ち、フレームメモリFM1〜FM3において、読み出し制御ポインタに書き込み制御ポインタが追いついた状態)でなく、かつ、サンプルフラグがTrueであり、かつ、フレームデータの書き込みが行われた状態(CVSYNCが入力された状態)である場合に、次の状態に遷移する。
図1に戻り、メモリ30は、複数フレーム分のフレームメモリFM1〜FM3を含んでおり、画像書き込み制御部20によって入力されたフレームデータを所定のアドレスに書き込む。
なお、ここでは、メモリ30が3フレーム分のフレームメモリを含んでいるものとして説明するが、フレームメモリの数は任意である。
フレームレート変換部40は、画像書き込み制御部20における書き込み制御ポインタと、画像読み出し制御部50における読み出し制御ポインタ(後述)と、CPU60によって入力される読み出し要求フレーム垂直同期信号および後述するポインタアップデート信号(Rup信号)とに基づいて、フレームメモリFM1〜FM3におけるフレームデータのステータスを制御するためのフレームレート変換ポインタを管理する。
図4において、フレームレート変換ポインタは、各フレームメモリについて設定されており、各フレームメモリに記憶されたフレームデータについて、使用状態のステータスを示す状態P1〜状態P3を遷移する。
このとき、フレームレート変換ポインタは、書き込み制御ポインタが、そのフレームメモリを示し、かつ、読み出し要求フレーム垂直同期信号が入力された場合に、状態P1から状態P2あるいは状態P2から状態P3に遷移する。また、フレームレート変換ポインタは、読み出し制御ポインタが、そのフレームメモリを示し、かつ、Rup信号が入力された場合に、状態P3から状態P2あるいは状態P2から状態P1に遷移する。
図5において、読み出し制御ポインタは、メモリ30の読み出しアドレスとしてフレームメモリFM1〜FM3を示す状態T1〜T3(ポインタ値1〜3)を順に遷移する。
このとき、読み出し制御ポインタは、フレームメモリFM1〜FM3のいずれも有効なフレームデータを保持していないエンプティ状態(即ち、フレームメモリFM1〜FM3において、書き込み制御ポインタに読み出し制御ポインタが追いついた状態)でなく、かつ、フレームメモリFM1〜FM3について設けられたフレームレート変換ポインタ(後述)が状態T1〜T3それぞれに対応するフレームメモリについて2以下であり、かつ、CPU60によってポインタアップデート信号(Rup信号)が入力された場合に、次の状態に遷移する。
CPU60は、画像読み出し制御部50に対し、所定周期(即ち、所定のフレームレート)で画像の入力を要求し、画像読み出し制御部50によって入力されたフレームデータに、離散コサイン変換あるいは量子化といった画像の圧縮処理を施す。
上述のように各ポインタが制御されることにより、フレームメモリFM1〜FM3のいずれかに画像入力装置10によって入力されたフレームデータが書き込まれると共に、CPU60によってフレームデータの読み出しが行われる場合に、所定の適切なフレームメモリからフレームデータが読み出されていく。
図6において、画像入力装置10は、図6(a)に示すタイミングで、撮影した画像のフレームデータをサイクル1から画像書き込み制御部20に出力する。
そして、図6(b)に示すタイミングで、CPU60がフレームデータの読み出し要求を行ったとする。
なお、サイクル1においては、フレームメモリFM1のフレームレート変換ポインタは、更新可能であることを示す状態P1であり、サンプルフラグはFalseである。
このとき、読み出し制御ポインタは初期状態から状態T1のまま変化していないため、画像読み出し制御部50は、フレームメモリFM1からフレームデータを読み出す。
なお、フレームメモリFM1のフレームレート変換ポインタは、書き込み制御ポインタがフレームメモリFM1を示し、読み出し要求フレーム垂直同期信号が入力されることから、状態P2に遷移する。また、読み出し要求フレーム垂直同期信号が入力されることから、サンプルフラグはTrueに遷移する。
このとき、読み出し制御ポインタの遷移条件を充足しないことから、画像読み出し制御部50は、フレームメモリFM1からフレームデータを読み出す。
そして、サイクル5において、画像入力装置10が、2番目のフレームデータを画像書き込み制御部20に出力する。
なお、フレームメモリFM2のフレームレート変換ポインタは、書き込み制御ポインタがフレームメモリFM2を示し、読み出し要求フレーム垂直同期信号が入力されることから状態P2に遷移し、サンプルフラグはTrueのままである。
続いて、サイクル6において、CPU60がフレームデータの読み出し要求を行い、読み出し要求フレーム垂直同期信号を出力する。
このとき、フレームメモリFM1のフレームレート変換ポインタは、CPU60によって読み出し要求フレーム垂直同期信号およびRup信号が出力されたことから、状態S1に遷移する。
以後、同様に、フレームデータの書き込みおよび読み出し要求が行われることに対応してポインタの遷移が行われ、フレームレートの変換が実現される。
図7は、画像入力装置10によって入力される動画像のフレームレートより、CPU60によって読み出し要求される動画像のフレームレートの方が速い場合の動作例を示す図である。
また、図8は、画像入力装置10によって入力される動画像のフレームレートより、CPU60によって読み出し要求される動画像のフレームレートの方が遅い場合の動作例を示す図である。
以上のように、本実施の形態に係るフレームレート変換装置1は、入力された画像を複数フレーム記憶するメモリ30を備え、CPU60によるフレームの読み出し要求状態に応じて、入力されたフレームを書き込むフレームおよびCPU60によって読み出されるフレームを制御する。
したがって、入力された動画像と出力する動画像のフレームレートが異なる場合に、フレームレートを適切に変換することが可能となる。
Claims (6)
- 入力された動画像と出力する動画像のフレームレートを変換するフレームレート変換装置であって、
入力された動画像におけるフレームデータを記憶するフレームメモリを複数構成する記憶手段と、
入力される動画像のフレームレートと出力される動画像のフレームレートとの関係に応じて、前記記憶手段においてフレームデータを書き込むフレームメモリおよび出力するフレームデータを読み出すフレームメモリを指定するフレームレート変換手段と、
を含むことを特徴とするフレームレート変換装置。 - 前記フレームレート変換手段は、
フレームデータの読み出し要求が行われる間に入力されたフレームデータを同一のフレームメモリに書き込むと共に、フレームデータの読み出し要求が行われた場合には、前記記憶手段によって構成された複数のフレームメモリを循環的に指定して、入力されたフレームデータを書き込む書き込み制御手段と、
フレームデータが読み出し要求されることに対応して、前記記憶手段によって構成された複数のフレームメモリを循環的に指定して、フレームデータの読み出しを行う読み出し制御手段と、
を含むことを特徴とする請求項1記載のフレームレート変換装置。 - 前記フレームレート変換手段は、
前記複数のフレームメモリそれぞれについて、該フレームメモリが書き込み先として指定され、かつ、いずれかのフレームデータの読み出し要求が行われた場合にインクリメントされると共に、該フレームメモリが読み出し先として指定され、かつ、いずれかのフレームデータの読み出し要求が行われることに対応してデクリメントされるフレームレート変換ポインタを管理し、
前記フレームレート変換ポインタが所定値以下である場合に、フレームデータを読み出すフレームメモリの指定を更新することを特徴とする請求項1または2記載のフレームレート変換装置。 - 入力された動画像と出力する動画像のフレームレートを変換するフレームレート変換方法であって、
入力された動画像におけるフレームデータを記憶するフレームメモリを複数構成し、
入力される動画像のフレームレートと出力される動画像のフレームレートとの関係に応じて、前記フレームデータを書き込むフレームメモリおよび出力するフレームデータを読み出すフレームメモリを指定することを特徴とするフレームレート変換方法。 - 前記フレームデータの読み出し要求が行われる間に入力されたフレームデータを同一のフレームメモリに書き込むと共に、フレームデータの読み出し要求が行われた場合には、前記複数のフレームメモリを循環的に指定して、入力されたフレームデータを書き込み、
前記フレームデータが読み出し要求されることに対応して、前記複数のフレームメモリを循環的に指定して、フレームデータの読み出しを行うことを特徴とする請求項4記載のフレームレート変換方法。 - 前記複数のフレームメモリそれぞれについて、該フレームメモリが書き込み先として指定され、かつ、いずれかのフレームデータの読み出し要求が行われた場合にインクリメントされると共に、該フレームメモリが読み出し先として指定され、かつ、いずれかのフレームデータの読み出し要求が行われることに対応してデクリメントされるフレームレート変換ポインタを管理し、
前記フレームレート変換ポインタが所定値以下である場合に、フレームデータを読み出すフレームメモリの指定を更新することを特徴とする請求項4または5記載のフレームレート変換方法。
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WO2017086218A1 (ja) * | 2015-11-17 | 2017-05-26 | 株式会社日立国際電気 | カメラ制御装置およびテレビジョンカメラ |
CN115955539A (zh) * | 2023-03-15 | 2023-04-11 | 广州美凯信息技术股份有限公司 | 基于fpga的视频帧率动态转换方法、装置及存储介质 |
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