JP2006140664A - 携帯電話端末および携帯電話通信システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ユーザは、通信相手のAさん、Bさん、Cさんそれぞれについて、発信する時の複数の通信機能の優先度を電話帳メモリの符号27の発信優先度の欄に事前登録する。そして、発信時、ユーザがAさんを指定して発信操作を行うと、Aさんに対する発信優先度「TV電話→音声電話→チャット→メール」の順序で、それらの通信機能の起動とアドレス設定と発信が自動で行われる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、携帯電話端末のユーザが簡単な操作で複数の通信機能を選択できると共に、接続できない時には、他の通信機能を自動で選択して起動することができる携帯電話端末および携帯電話通信システムを提供することを目的とする。
図1は、本発明の各実施例にかかる携帯電話端末のブロック図である。この携帯電話端末は、複数の通信機能として、TV電話、音声電話、チャット、メールの通信機能を有している。携帯電話端末の主要部は、カメラ1、表示器2、マイク3、スピーカ4、キー入力部5、制御部6、電話帳メモリ7、発信優先度記憶部8、着信可能記憶部9、通信部10、アンテナ11などにより構成されている。更に、制御部6は、TV電話制御部61、音声電話制御部62、チャット制御部63、メール制御部64、発信優先度設定部65、着信状況モード設定部66、着信許可設定部67などにより構成されている。
着信許可設定部66は、着信時のための設定であり、ユーザ操作によるキー入力部5からの信号により、複数の通信機能であるTV電話、音声電話、チャット、メールの内、どの通信機能について着信許可するかを設定する。この設定は、マナーモードやドライブモードなどの着信状況モード毎に設定してもよい。または、着信状況モードとは無関係に、着信可能な組み合わせを複数パターン用意してもよい。そして、この設定した着信許可の通信機能の種類を着信許可記憶部9に記憶する。
通信部10は、変調復調処理や、RFコンバートなどの処理を行い、アンテナ11から電波として送信受信を行う。
図2は、携帯電話端末の電話帳メモリ7のデータ構成を示す図である。通信相手の例として、Aさん、Bさん、Cさんに関するデータ構成例について示す。符号21の行は、Aさん所有の携帯電話端末に関するデータが記憶され、符号24の列に名前「Aさん」、符号25の列に電話番号「123−456−7890」、符号26の列にメールアドレス「abc@defg」、符号27の列にAさんに対して発信する時の発信優先度「TV電話→音声電話→チャット→メール」が記憶される。
次に、Bさんを指定して(ステップS4)、発信優先度を登録して電話帳メモリに記憶する(ステップS5)。 次に、Cさんを指定して(ステップS6)、発信優先度を登録して電話帳メモリに記憶する(ステップS7)。
そして、ユーザが発信操作を行うと(ステップS13の有り)、制御部は、指定された宛先に該当する電話帳メモリのAさんへの発信優先度「TV電話→音声電話→チャット→メール」の順序に従って、まず、発信優先度1番目のTV電話を起動し、Aさんの電話番号を設定し、発信する(ステップS14)。そして、Aさんの携帯電話端末からの応答が有れば(ステップS15の有り)、TV電話通話を行う(ステップS16)。
ステップS21で応答が無ければ、制御部は、発信優先度4番目のメールを起動し、Aさんのメールアドレスを設定する(ステップS23)。そして、メール送信動作を行う(ステップS24)。 なお、ステップS14、S17、S20、S23において、自動で、通信機能の起動、宛先設定、発信を行ったが、発信については、ユーザが最終決定するようにしてもよい。
また、通信相手毎に発信優先度を登録したが、通信相手を特定せずに一律の発信優先度を登録してもよい。
また、最初の発信はユーザが複数の通信機能の内の1つを指定して行い、これに応答がない場合に発信優先度に従って自動的に発信手段が選択されるようにしてもよい。
図5は、携帯電話端末の着信許可記憶部9のデータ構成を示す図であり、複数種類の許可パターンを設ける構成について示す。携帯電話端末のユーザは、当該ユーザが置かれている状況、たとえば、会議中、運転中、電車の中、映画館の中などの状況に応じて、着信を許可する通信機能を選べるように、予め、着信許可の通信機能の組み合わせについて複数パターンを登録しておく。この例では5種類の許可パターンのデータ構成について示す。符号31の行は、許可パターンNo.1に関するデータが登録され、符号36の列に許可パターンNo.「1」、符号37の列に複数通信機能の着信許可が記憶され、「TV電話(×)、音声電話(×)、チャット(○)、メール(○)」が記憶されている。(×)は禁止、(○)は許可を意味する。符号32〜35の行も、許可パターンNo.2〜5として、同様に許可パターンのデータが設定されて記憶される。
図6(a)において、登録時、ユーザの操作入力に従って、着信許可記憶部を読み出し(ステップS31)、許可パターンNo.1を指定して(ステップS32)、複数の通信機能について着信を許可するか禁止するかの登録を行う。この例では、「TV電話(×)、音声電話(×)、チャット(○)、メール(○)」と決めて、着信許可記憶部に記憶する(ステップS33)。
許可パターンNo.3は「TV電話(○)、音声電話(○)、チャット(×)、メール(×)」、
許可パターンNo.4は「TV電話(×)、音声電話(○)、チャット(×)、メール(×)」、
許可パターンNo.5は「TV電話(○)、音声電話(○)、チャット(○)、メール(○)」を登録する。
なお、GPSなどの位置情報取得手段を利用し、位置情報に応じて許可パターンが自動的に選択されてもよい。
一般に携帯電話端末は、マナーモードやドライブモード等の状況モードの設定ができる。一般のマナーモードでは、TV電話や音声電話の着信を禁止することは行わないで、着信をバイブレータでユーザに報知する等の動作になる。しかし、ユーザはバイブレータで回りに迷惑をかけずに着信を知ることが出来ても、しかし、結局は音声を伴う通話は周りに迷惑をかける場合が多い。
また、一般のドライブモードでは、電話にでることができない旨のアナウンスを返信し、録音状態にするなどの対応をしている。しかし、音声電話以外の他の通信手段を自動で起動することは行っていない。
まず、着信の待ち受け状態において着信が有ると(ステップS81の有り)、予め選択されている着信許可パターンを着信許可記憶部から読み出す(ステップS82)。図5の例では、例えば、予め選択されている着信許可パターンがNo.1だとすると、「TV電話(×)、音声電話(×)、チャット(○)、メール(○)」が読み出される。図7の例では、予めマナーモードが設定されているとすると、「TV電話(×)、音声電話(×)、チャット(○)、メール(○)」が読み出される。
そして、ステップS81での着信が音声電話だとすると、「TV電話(×)、音声電話(×)、チャット(○)、メール(○)」で許可されているかをチェックする(ステップS63)。音声電話(×)で禁止されているので(ステップS83でNO)、着信の音声電話に対する応答は返信しないで、予め選択されている着信許可パターンNo.1で許可されている通信種別を発信側へ送信し(ステップS86)、終了する。
ステップS96で応答が無い場合は、受信した着信許可種別の通信機能の2個目を起動し、当該通信機能の通信相手アドレスを電話帳などを参照して設定し、発信する(ステップS98)。そして、これに対する応答が有れば(ステップS99で有り)、その通信を行う(ステップS100)。
図示しないが、受信した着信許可種別の通信機能の3個目以降があれば、同様に継続する。
また、実施例1の発信側の発信優先度設定と、実施例2とを組み合わせて実施しても良い。その場合、発信側は、最初は発信優先度で起動するが、着信側から着信許可種別を受信した場合には、発信優先度に関係なく、受信した着信許可種別で発信動作を行うようにしてもよい。
2 表示器
3 マイク
4 スピーカ
5 キー入力部
6 制御部
7 電話帳メモリ
8 発信優先度記憶部
9 着信可能記憶部
10 通信部
11 アンテナ
61 TV電話制御部
62 音声電話制御部
63 チャット制御部
64 メール制御部
65 発信優先度設定部
66 着信状況モード設定部
67 着信許可設定部
Claims (6)
- TV電話、音声通話、チャット、メール等の複数の通信機能を有する携帯電話端末であって、
前記複数の通信機能の発信時の優先度を設定する優先度設定手段と、
前記優先度を記憶する優先度記憶手段と、
発信時に前記優先度の順序で発信する発信手段と
を具備することを特徴とする携帯電話端末。 - TV電話、音声通話、チャット、メール等の複数の通信機能を有する携帯電話端末であって、
通信相手の名前、電話番号、メールアドレス等を記憶する電話帳記憶手段と、
前記通信相手毎に、前記複数の通信機能の発信時の優先度を設定する優先度設定手段と、
前記優先度を記憶する優先度記憶手段と、
発信時に前記通信相手毎の前記優先度の順序で発信する発信手段と
を具備することを特徴とする携帯電話端末。 - 複数の通信機能を有する発信側の携帯電話端末と複数の通信機能を有する着信側の携帯電話端末とを有する携帯電話通信システムであって、
前記着信側の携帯電話端末は、
前記複数の通信機能それぞれについて着信許可を設定する着信許可設定手段と、
前記着信許可の通信機能を記憶する着信許可記憶手段と、
前記着信許可の通信機能以外の着信があった時に、前記着信許可の通信機能を発信側に通知する通知手段と
を備え、前記発信側の携帯電話端末は、
前記着信側の携帯電話端末から送信された前記着信許可の通信機能を受信した時、当該着信許可の通信機能のいずれかにより前記着信側へ発信する発信手段を具備することを特徴とする携帯電話通信システム。 - 複数の通信機能を有する発信側の携帯電話端末と複数の通信機能を有する着信側の携帯電話端末とを有する携帯電話通信システムの発信側の携帯電話端末であって、
前記着信側の携帯電話端末から送信される着信許可の通信機能を受信した時、当該着信許可の通信機能のいずれかにより前記着信側へ発信する発信手段を具備することを特徴とする発信側の携帯電話端末。 - 複数の通信機能を有する発信側の携帯電話端末と複数の通信機能を有する着信側の携帯電話端末とを有する携帯電話通信システムの着信側の携帯電話端末であって、
前記複数の通信機能それぞれについて着信許可を設定する着信許可設定手段と、
前記着信許可した通信機能を記憶する着信許可記憶手段と、
前記着信許可した通信機能以外の着信があった時に、前記着信許可した通信機能を発信側に通知する通知手段と
を具備することを特徴とする携帯電話通信システムの着信側の携帯電話端末。 - 複数の通信機能を有する発信側の携帯電話端末と複数の通信機能を有する着信側の携帯電話端末とを有する携帯電話通信システムの着信側の携帯電話端末であって、
マナーモード、ドライブモード等の状況モード設定を行う状況モード設定手段と、
前記各状況モード毎に前記複数の通信機能の着信許可を設定する着信許可設定手段と、
前記着信許可の通信機能を記憶する着信許可記憶手段と、
前記状況モードが設定された状態で、当該設定された状況モードに対応する前記着信許可の通信機能以外の着信があった時に、当該設定された状況モードに対応する前記着信許可の通信機能を発信側に通知する通知手段と
を具備することを特徴とする携帯電話通信システムの着信側の携帯電話端末。
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JP2004327257A JP2006140664A (ja) | 2004-11-11 | 2004-11-11 | 携帯電話端末および携帯電話通信システム |
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2004
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