JP2006138365A - 回り止めバネ長板及び回り止めバネボルト - Google Patents

回り止めバネ長板及び回り止めバネボルト Download PDF

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Abstract

【目的】
ナット締めでのボルトの共回りを防ぐとともにナットの弛み止めをも実現する。
【構成】
ア−ク状に形成した長板形金属弾性体の所定偏芯位置にボルトを通せる孔を設けたバネ長板の外面をボルトの頭の内側に固着して成る回り止めバネボルト及びボルト回り止め用嵌合部を設けたバネ長板。
【選択図】 図6

Description

本発明は角頭ボルトの回り止めバネ長板及び回り止めバネボルトに関する。より詳細には結合対象物にボルトを通してナットで締めるとき、ボルトがナットと共回りしたり、弛むのを防ぐ技術に関する。
従来、複数の対象物のボルト結合では、バネ座金或いは各種の緩み止めナットを使うが、ボルトとの共回りを防ぐにはボルトの頭をスパナで押さえるか、又は頭部分を内接する対象物に溶着したり、結合対象物に設けた凹みに嵌めて頭を固定する等であった。
一般に、ボルトの頭は六角であり、六角頭以外のボルトは特殊ボルトとして扱われている。本発明は六角頭及び四角形等の角頭のボルトにおいて、ナット締付け時のボルトの共回りを防ぐ溶接・窪み加工等の手段を省略可能とし、ナット締付け後の複数の対象物の乾燥による収縮・振動等でのナットの弛みを防ぎ、かつナット外しでボルトの空回りを防ぐための回り止め部品として、ボルト一個に一個の部品の嵌め合い或いは固定だけで、回り止めと弛み止め作用を併有する回り止めバネ長板を提供し、かつ丸頭・角頭にかかわらず回り止めと弛み止めを併有するバネボルトの提供が目的である。
本発明の請求項1は内方に曲げた長板形金属弾性体の所定位置にボルトを通せる孔を設けたバネ長板の外面に角頭ボルトの頭を回り止めせしめる嵌合部を設けて成る回り止めバネ長板であり、請求項2は内方に曲げるとともに端部に回り止め片を設けた長板形金属弾性体の所定位置にボルトを通せる孔を設けたバネ長板の外面に角頭ボルトの頭を回り止めせしめる嵌合部を設けて成る回り止めバネ長板であり、請求項3は内方に曲げた長板形金属弾性体の所定位置にボルトを通せる孔を設けたバネ長板の外面に角頭ボルトの頭を回り止めせしめるペアーの突起を設けて成る回り止めバネ長板であり、請求項4は内方に曲げるとともに端部に回り止め片を設けた長板形金属弾性体の所定位置にボルトを通せる孔を設けたバネ長板の外面に角頭ボルトの頭を回り止めせしめるペアーの突起を設けて成る回り止めバネ長板であり、請求項5は内方に曲げた長板形金属弾性体の所定位置にボルトを通せる孔を設けたバネ長板の外面に、ボルトの頭の内面を接して、ボルトを固定して成る回り止めバネボルトであり、請求項6は内方に曲げるとともに端部に回り止め片を設けた長板形金属弾性体の所定位置にボルトを通せる孔を設けたバネ長板の外面に、ボルトの頭の内面を接して、ボルトを固定して成る回り止めバネボルトであり、請求項7は所定位置において平面に形成してある請求項1乃至6の何れかに記載の回り止めバネ長板であり、請求項8は所定位置が偏芯させてある請求項1乃至6の何れかに記載の回り止めバネ長板である。
より詳細には、バネ鋼・ステンレスバネ鋼・燐青銅等の弾性素材を用いて、内方に曲げた長板形金属弾性体の所定位置にボルトを通せる孔を設けたバネ長板の外面に角頭ボルトの頭を回り止めせしめる嵌合部に角形ボルト頭の一部を填めるコ型突条又はペアーの突起をボルト孔の両側に設けて成る回り止めバネ長板、そしてバネ長板のボルト孔に通したボルトの頭をバネ長板に固定して成る回り止めバネボルト或いは、内方に曲げた長板形金属弾性体の所定偏芯位置にボルトを通せる孔を設けたバネ長板の外面にボルトの頭の内側を内接させ固着して成る回り止めバネボルト等であり、バネ長板端部の回り止め片は回り止め作用をより大にする。本発明の回り止めバネ長板及び回り止めバネボルトはバネ長板が回り止めと弛み止め作用を併有し、弛み止めナットを省略可能とし、ボルト或いは締付け対象物の特別な加工を不要とする。
本発明により、(1)ナット締め時にボルトとナットの共回りを防止するから、トルクレンチが使用可能で作業の省力化を実現し、(2)ナットを外す時、錆でボルトに付着した原因によるボルトとの共回りの発生を防ぎナットの回転だけで外せる、(3)バネ長板で弾力的に締め付けるので、歪みの範囲内の復元反発力で対象物相互の密着を保持し、かつナットも対象物の面と密接状態が保持され、(4)復元反発力の限界まではナットと接合面との隙間を生じない、(5)バネ長板端部の回り止め片は回り止め作用を大にする等の効果がある。
本発明はバネ長板の素材としてバネ鋼・ステンレスバネ鋼・リン精銅などの弾性板を利用するのが好ましく、内方に曲がる長板形金属弾性体の端部で回り止め作用をさせ、トルクレンチ等で作業の迅速化・省力化の効果を得るとともに締付け後に、バネ長板の両端間に曲がりで生ずる高さの差以内に於いては、締付けボルトに嵌めたナットの弛みを防ぎ、かつ締付け部材との弛みを防ぐバネの弾力で、ナットを対象物に引付けてナットの弛み止め作用を発揮させてナット又はボルト本体或いは締付け対象物の特別な加工を不要にする。従って、その目的に於いて内方への曲がりの形状では、アーク状に形成するのが歪みを分散するので好ましいし、弾力の限界内の曲がりが望ましい。回り止め効果ではボルト孔を偏芯せしめるのが最も好ましく、嵌合部では突起を板本体の部分破断により形成させるのが生産コスト面で好ましい。又、所定部分を平面に形成すれば、ボルト頭の内面とバネ長板の外面とをスポット溶接できて、省力加工を可能にする。
更に、バネ長板の端部に於いてわずかに爪状の回り止め片を形成させ回り止め作用を大にすることが望ましい。
図1乃至図7において、ステンレスバネ鋼製のバネ長板1は偏芯位置のR間(図1参照)にボルト孔を穿孔してあり、穿孔位置の水準に比較して該バネ長板1の一端はa−a’線上にあり、他端はb−b’線までカーブして下がり、段差がある(図1、2参照)。該バネ長板1のボルト孔2に鋼製の六角頭ボルトの本体4を貫通させ頭3の下面に密接させて溶接部7で固定し、回り止めバネボルト5を構成できる(図3、4、5参照)。
該回り止めバネボルト5を固定対象物8、8’に通して軽くナットを回し図6の状態にすると、バネ長板の長片の端部は結合対象物に接触するから、このとき、ボルトは該端部と一体で回り止め作用を受けるが偏芯しているのでその分強力にナットとの共回りを妨げられ、途中他端が同時に該対象物に接しても長さの差だけ両端に加わる締付け力は異なるので、円滑な共回りを強く妨げられ、ナットは該ボルトとの共回りをしないし(図6、7参照)、締め終わった時、バネの作用でナットを該対象物に引付けるので、対象物が収縮してもバネ長板の復元反発力の範囲の収縮ではナットの弛みがない。
更に、図8、9ではアングル6の直角折り曲げ上端縁部に矢印Pの如くバネ長板の端部が接触して角頭ボルトの頭の回転を止めるので、容易にナットを完全に締め、かつ締付け後はナットを対象物との接触面に引付け弛み止め効果を奏する。尚、この時の引付け可能の距離は、図1の破線a−a’とb−b’の間隔と同じ程度になる。この程度に配慮して実施するのが好ましい。更に、バネ長板の所定偏芯位置で平面であれば、ボルトの頭の内面との接合がスポット溶接も可能となり、容易である。
図10はボルト孔2を中心に設けたバネ長板1の一例である。このバネ長板1のボルト孔2の左右において突起12を外方に突出せしめた突起付きバネ長板11の左右の突起12のボルト孔寄りの割れ目(図11、15参照)には、外方より該ボルト孔に通したボルトの六角頭13の角の部分を嵌めてある(図13、14参照)。
従って、反対側からナットを締めてもボルトの頭13は突起12の割れ目により回り止めされ、バネ長板1は復元反発力で両端部が実施例1の如く対象物面に密着して弛み止め作用をするので、本例も実施例1と同様の回り止めと弛み止めの両効果を奏する。
更に、該バネ長板1の四方の端部を内方に圧屈形成した回り止め片9は回り止め作用を大にする。
本発明により、嵌合部を設けたバネ長板はナット締付け時に角頭ボルトの共回りを防ぎトルクレンチが使用可能となり、ナットを外す時角頭ボルトに錆付いていてもバネの復元反発間隔の範囲内で共回りを防いで容易に外せる。又、バネ長板の復元反発力内でナットの弛みをも防ぐ作用があるので、乾燥収縮性の木材と鉄材等の結合にも安心して使用可能で、特に折り返し部分のある鉄材、例えばアングル・ミゾ型鋼などと木質の柱とのボルト結合ではバネ長板の回り止め効果が大きいので、溶接手段を介在させずにトルクレンチでの作業可能の省力化が期待できる。
各図は本発明による一実施例の概略図で、
ボルト孔を設けたバネ長板の側面図、 図1のバネ長板の平面図、 バネ長板を固定した回り止めバネボルトの平面図、 図3の回り止めバネボルトの底面図、 図3の回り止めバネボルトの側面図、 回り止めバネボルトで対象物2個をナットで締め付ける直前の状態の側面図、 回り止めバネボルトで対象物2個をナットで完全に締め付けた状態の側面図、 鉄のアングルを回り止めバネボルトで締め付ける直前の状態の側面図、 図8の正面図でアングルの立ち上げ片にバネ長板の一端が矢印Pで、回り止め作用をなす状態。 中央部にボルト孔を設けたバネ長板の一例の平面図、 突起付きバネ長板の一例の平面図、 図11の側面図、 突起付きバネ長板に六角頭ボルトを嵌めた一例の側面図、 図13の平面図、 図11の突起付きバネ長板の断面DD−D’である。
符号の説明
1・・バネ長板 2・・ボルト孔 3・・回り止めバネボルトの頭
4・・回り止めバネボルトのネジ本体 5・・回り止めバネボルト
6・・鉄製アングル 7・・溶接部 8・・固定対象物
8’・・固定対象物 9・・回り止め片 11・・突起付きバネ長板
12・・突起 13・・ナットの頭

Claims (8)

  1. 内方に曲げた長板形金属弾性体の所定位置にボルトを通せる孔を設けたバネ長板の外面に角頭ボルトの頭を回り止めせしめる嵌合部を設けて成る回り止めバネ長板。
  2. 内方に曲げるとともに端部に回り止め片を設けた長板形金属弾性体の所定位置にボルトを通せる孔を設けたバネ長板の外面に角頭ボルトの頭を回り止めせしめる嵌合部を設けて成る回り止めバネ長板。
  3. 内方に曲げた長板形金属弾性体の所定位置にボルトを通せる孔を設けたバネ長板の外面に角頭ボルトの頭を回り止めせしめるペアーの突起を設けて成る回り止めバネ長板。
  4. 内方に曲げるとともに端部に回り止め片を設けた長板形金属弾性体の所定位置にボルトを通せる孔を設けたバネ長板の外面に角頭ボルトの頭を回り止めせしめるペアーの突起を設けて成る回り止めバネ長板。
  5. 内方に曲げた長板形金属弾性体の所定位置にボルトを通せる孔を設けたバネ長板の外面に、ボルトの頭の内面を接して、ボルトを固定して成る回り止めバネボルト。
  6. 内方に曲げるとともに端部に回り止め片を設けた長板形金属弾性体の所定位置にボルトを通せる孔を設けたバネ長板の外面に、ボルトの頭の内面を接して、ボルトを固定して成る回り止めバネボルト。
  7. 所定位置において平面に形成してある請求項1乃至6の何れかに記載の回り止めバネ長板。
  8. 所定位置が偏芯させてある請求項1乃至6の何れかに記載の回り止めバネ長板。
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Cited By (4)

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CN103362927A (zh) * 2013-08-05 2013-10-23 无锡市张泾宇钢机械厂 拱形状弹性垫片
CN103398072A (zh) * 2013-08-05 2013-11-20 无锡市张泾宇钢机械厂 拱形弹性垫片
CN103486129A (zh) * 2013-10-10 2014-01-01 江西稀有金属钨业控股集团有限公司 一种弧形垫片及安装使用方法

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