JP2016056941A - 角丸三角断面形状を持つねじによる接合法 - Google Patents

Abstract

【課題】ねじは、軸部の断面形状およびねじ差し込み穴が基本は円形のものである。しかしながら、ねじ軸部の断面形状およびねじ差込穴が円形であると、回りやすく強く締め付けた後でも緩みやすく保持力、締め付け力に問題があった。【解決手段】ねじの軸部断面形状およびねじ差込穴を角丸三角形にすることにより、ねじを差し込んだときねじ軸部と差し込み穴が勘合し回りにくくなりナットでねじを締め付けた後、緩みにくくなり保持力、締め付け力が強力になり接合力を向上させる。【選択図】図１

Description

この発明は、ねじの形状と接合法に関する。

従来のねじは軸部の断面形状およびねじ差込穴形状が基本は円形のものである。

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しかしながら、以上の技術によれば、ねじの軸部の断面形状と差し込み穴が円形であると回りやすく強く締め付けた後でも緩みやすく保持力、締め付け力に問題があった。
そこで、この発明はねじの断面形状と差し込み穴の形状を変え保持力、締め付け力をより強力にし接合力を向上させることを課題とする。

以上の課題を解決するために、本発明はねじの軸部を角丸三角形の断面形状とし、ねじ差込穴も角丸三角形にする。

本発明によれば、ねじの軸部を角丸三角形の断面形状とし接合したい部材、部品同士のねじを通すねじ差込穴も角丸三角形にする事で、ねじを通した時ねじ軸部とねじ差込穴が勘合し回転しにくくなり、ねじをナットで締め付けた後ねじが緩みにくく、保持力、締め付け力を強力にすることができ、接合力を向上させこれを使った構造物、建築物、機械、家具等の強度、安全度を増大させることができる。

この発明の一実施形態を示す斜視図である。

この発明の一実施形態を、図１に示す。
ねじの軸部の断面形状とねじ差込穴を直線の辺を持つ角丸三角形とする。

「実施形態の効果」
この実施形態によれば、ねじの軸部の断面形状とねじを差し込む通し穴を角丸三角形にすることで、ねじ軸部と接合する部材、部品同士のねじ差込穴が勘合し回転しにくくなり、ナットでねじを締め付け接合した後ねじが緩みにくく保持力、締め付け力が強力になり接合力を向上させる。

「他の実施形態」
図１の実施形態では、ねじ軸部の断面形状が正三角形の角丸形であるが、直角三角形や他の二等辺三角形や不等辺三角形の角丸形でも直線の辺を持つ三角形の角丸形であればよい。

図１の実施形態では、ボルトねじであるがリベットでもよい。

図１の実施形態では、角丸三角断面形状の軸を持つボルトねじであるが、三角断面形状の軸のリベットでもよい。

図１の実施形態では、軸全体が角丸三角断面形状のボルトねじであるが、車軸用のねじは、両端のみ角丸三角断面形状で、他は円形断面形状でよい。

図１の実施形態では、ボルトねじの頭の形状は六角形であるが他の形状でもよい。

ねじをナットで締め付けた後、ねじの三角形の辺の部分とナットの内側に空いている隙間の部分にクサビを打ち込んでもよい。

ねじの三角形の辺の部分とナットの内側に空いている隙間の部分に打ち込むクサビの表面には抜けにくいよう打ち込む向きと反対向きに方向性を持たせた滑り止めの突起を設けてもよい。

本発明を構成する角丸三角断面形状の軸を持つねじ、ナット、クサビ及び角丸三角形状のねじ差込穴を設けた接合部材、部品の材質は金属に限らず、樹脂等でもよく、この組み合わせでもよい。

１ ねじ軸部 ２ ねじ山 ３ ねじ頭 ４ ナット ５ クサビ
６ 接合部材部品 ７ ねじ差込穴

Claims (1)

1. 角丸三角断面形状を持つねじによる接合法

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