JP2006138362A - ヒンジ装置 - Google Patents

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Takayuki Takahashi
貴幸 高橋
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Abstract

【課題】
回転作動に対してトルクを発生させるヒンジ装置に関して、そのトルクが安定し耐久性に優れたヒンジ構造を提供する。
【解決手段】
機器本体もしくはフタの一方に対して回転が規制される回転係止手段を有し、内周部が略円形状をなし、一部に溝を形成したスライドリングと、先端部にはスライドリングの内周部を押圧、且つ摺動し、さらに溝に係合する突起を形成し、軸線がスライドリングの軸心方向に一致するように設けられたU字形状の板バネと、フタの回転作動に伴って回動する板バネの突起が、スライドリングの内周円形部を摺動する際に生ずる摩擦力や、溝に係合している状態で発生する乗り上げ作用力等によって、フタの開閉操作に対して適当なトルクが付与されるよう構成し、機器本体もしくはフタの他方に対して回転が規制される回転係止手段を有したガイドと、ガイドにはスライドリングと板バネの摺動部に溝を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、機器本体とフタを回転開閉自在に連結し、回転作動に対してトルクが発生するヒンジ装置に関するものである。
従来のヒンジ構造を図7、図8に示した。図7の例では、機器本体の一方に固定される軸部142を有し、スプリング160の平行部161を支える係合溝143を有するホルダ140と、スプリング160の膨出部163が内周面を摺動し特定の回転角度では嵌入する係止溝116が形成され、機器本体の他方に固定されるケーシング110から構成され、ホルダ140とケーシング110との相対回転時に適当なトルク、節度感を出すようにしている。図8の例では、機器本体の一方に固定される固定端部211を有し、バネ213に弾性的に把持されるカム部212を有するカムシャフト210と、バネ213を固定した支持体214を固定し、機器本体の他方に固定されるケース209から構成され、機器本体の開いた位置、閉じた位置の状態を保持するようにしている。
特開2002−81435号公報(図5) 特開平10−153214号公報(図1)
これらの構造のヒンジ装置は、バネ全体をヒンジのケース(ケーシング110及びケース209)内に収納するようにしているので、バネのサイズが小さい。従って、保有できる弾性ヒズミエネルギーが小さいために、バネ力が弱く、高い回転トルクを発生させ、かつ、耐久性を高めたヒンジを提供することが出来ない。
さらに、図7の例のものでは、バネ(スプリング160)が線バネであり、バネに蓄えられる弾性ヒズミエネルギーは極めて小さく、また、膨出部163部分の弾性有効長が短いために、それが係止溝116に出入りする際に発生するたわみ変化に対しての弾性が十分でなく、バネがへたり(永久変形)易い。
また、図8の例のものでは、バネ213をケース214サイドに固定し、バネ213がカムシャフト210のカム部212を押圧してトルクを発生させるようにしている。しかしながら、トルクは押圧部、即ちカム部の半径に比例するが、この構造ではその半径の大きさに限度があり、発生トルクを大きく設計することが出来ないという構造上の問題がある。また、開閉角度は180度に限定されてしまう。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、十分に高い回転トルクを発生させ、さらにそのトルクが安定して、耐久性が高く、また、ヒンジの開閉角度を任意の角度に設定できるヒンジ構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載のヒンジ装置は、機器本体とフタを回転開閉自在に連結するヒンジ装置に於いて、機器本体もしくはフタの一方に対して直接或いは間接的に回転が規制される回転係止手段を有し、内周部が略円形状をなし、一部に溝を形成したスライドリングと、先端部には前記スライドリングの内周部を押圧、且つ摺動し、さらに前記溝に係合する突起を形成し、軸線が前記スライドリングの軸心方向に一致するように設けられた弾性体材質のU字形状の板バネと、前記フタの回転作動に伴って回動する前記板バネの突起が、前記スライドリングの内周円形部を摺動する際に生ずる摩擦力や、前記スライドリングの溝に係合している状態で発生する乗り上げ作用力等によって、前記フタの開閉操作に対して適当なトルクが付与されるよう構成し、前記板バネと一体に回転し、機器本体もしくはフタの他方に対して直接或いは間接的に回転が規制される回転係止手段を有したガイドと、前記ガイドには前記スライドリングと前記板バネの摺動部に油溝を設けた。
さらに、本発明の請求項2記載のヒンジ装置に於いては、機器本体とフタを回転開閉自在に連結するヒンジ装置に於いて、機器本体もしくはフタの一方に対して直接或いは間接的に回転が規制される回転係止手段を有し、内周部が略円形状をなし、一部に溝を形成したスライドリングと、先端部には前記スライドリングの内周部を押圧、且つ摺動し、さらに前記溝に係合する突起を形成し、軸線が前記スライドリングの軸心方向に一致するように設けられた弾性体材質のU字形状の板バネと、前記フタの回転作動に伴って回動する前記板バネの凸部が、前記スライドリングの内周円形部を摺動する際に生ずる摩擦力や、前記スライドリングの溝に係合している状態で発生する乗り上げ作用力等によって、前記フタの開閉操作に対して適当なトルクが付与されるよう構成し、前記板バネと一体に回転し、機器本体もしくはフタの他方に対して直接或いは間接的に回転が規制される回転係止手段を有したガイドを設け、前記U字形状の板バネの突起を片側1カ所のみ形成した。
本発明によれば、摩擦や乗り上げ作用力の基点がケースの内壁であるので、ヒンジの回転中心との距離(半径)が大きく、トルク値を高くすることが出来る。また、板バネそのものの先端部に摩擦や乗り上げ作用力の基点にするものを形成したので、部品点数を低減することも出来る。さらに、油が長期に渡って供給されるので、耐久性が向上し、トルク値を高くしても異音が発生することはない。
板バネの片側だけ凸部にすることによって、開閉の保持部をスライドリングに設ける溝によって任意に設定できる。
以上の如く、高トルク出力でトルク値バラツキが少なく安定したトルク値が得られる品質の良い、且つ廉価なヒンジ装置を提供出来る。
図面に基づいて、本発明の実施形態を説明する。
図1乃至図3は、本発明の第一実施形態にかかる折畳み携帯電話機用のヒンジ装置のそれぞれ分解斜視図、組立て断面図、A-A断面図である。
ピン10にはプラスチック製のストッパーカバー11、金属製のスライドリング12、プラスチック製のガイド14が回転可能にトメワ13によって連結されている。ガイド14内部に板バネ15が挿入されプラスチック製のキャップ16によって板バネ15が保持されている。
板バネ15とガイド14とキャップ16とが一体に回転するように構成されている。
ピン10は段引きされており、ストッパーカバー11が回転可能に挿入されている。
ストッパーカバー11は円筒形状で、スライドリング12がはめ合わされている。
スライドリング12は中空円筒形状で外形が小判状に形成されており、機器本体もしくはフタの一方に対して直接或いは間接的に回転が規制される第1の出力軸として機能する。内面は板バネ15が摺動し、板バネ15に設けられている突起15aが落ち込み、保持力を得るための溝121,122が形成されている。
図1はガイド14に板バネ15が組み込まれた状態が示されている。ガイド14の一端部には、スライドリング12の内周に勘合する径小部141が形成されている。径小部141には、ピン10が挿入される穴142が貫通して設けられており、円周部に板バネ15の先端が突出してスライドリング12と摩擦接触させるためのスリット143が形成されている。このスリット143は板バネ15の位置決めも兼ね備えている。さらに、径小部141の円周には油溝14aが4カ所形成されている。この油溝14aによって、スライドリング12の内周面と、板バネ15の先端部15aの接触部に塗布される油を長期に渡り供給することができるので、ヒンジの耐久性が向上し、回転時に安定したトルクを得ることができる。
ガイド14の外周にはスリット14bが4カ所設けられており、機器本体もしくはフタの一方に対して直接或いは間接的に回転が規制される第2の出力軸として機能するようになっている。ガイド14にはキャップ16の凸部16bと係合する切り欠き14cが形成されており、キャップ16と組み合わされて一体で回転する。
キャップ16にはガイド14中に挿入される板バネ15のバネ押さえ部16aが設けられており、バネ押さえ部16aによって回転時の板バネ15のねじれを防止しているので、安定したトルクを発生させることができる。
図2に示されているように、ピン10にはストッパーカバー11,スライドリング12、ガイド14が回転可能にプッシュナットなどのトメワ13によって取り付けられている。この状態から板バネ15をガイド14中に挿入して、キャップ16をガイド14に圧入すればヒンジが完成する。
板バネ15は板材をU字形状に曲げて形成されており、曲げ元が幅広くて、先端部に向かって細くなるような形状にされている。先端部には突起15aが設けられており、この突起15aがスライドリング12に設けられている溝121,122に落ち込むことによって携帯電話を開いた時、閉じた時にその保持位置を保っており、開閉時には突起15aが溝121又は122を乗り越えて回転する。本実施例では略170度回転すると突起15aが溝121,122に落ち込むように構成されている。
図4乃至6には本発明第2の実施例が示されている。
板バネ15の端部の一方にのみ突起15aを形成し、他端部は面取りされた板状形状の15bを形成している。
スライドリング12に設けられている溝121,122と、突起15bとは係合せずに乗り越えるため、ヒンジが回転した場合に突起15aのみが溝121,122に落ち込む。このように構成したので、溝121,122の位置を変えることによって開閉角度が180度を超えても任意に設定できる。
本発明の第一実施形態にかかる折畳み携帯電話機用のヒンジ装置の分解斜視図である。 ヒンジ装置を組み立てた状態の断面図である。 図2におけるA−A断面図である。 本発明の第二実施形態にかかる折畳み携帯電話機用のヒンジ装置のA−A断面図である。 ヒンジ装置を回転した状態を示すA−A断面図である。 バネの形状を示す斜視図である。 従来のヒンジ構造である。 従来のヒンジ構造である。
符号の説明
10 ピン
11 ストッパーカバー
12 スライドリング
13 トメワ
14 ガイド
15 板バネ
16 キャップ

Claims (2)

  1. 機器本体とフタを回転開閉自在に連結するヒンジ装置に於いて、機器本体もしくはフタの一方に対して直接或いは間接的に回転が規制される回転係止手段を有し、内周部が略円形状をなし、一部に溝を形成したスライドリングと、先端部には前記スライドリングの内周部を押圧、且つ摺動し、さらに前記溝に係合する突起を形成し、軸線が前記スライドリングの軸心方向に一致するように設けられた弾性体材質のU字形状の板バネと、前記フタの回転作動に伴って回動する前記板バネの突起が、前記スライドリングの内周円形部を摺動する際に生ずる摩擦力や、前記スライドリングの溝に係合している状態で発生する乗り上げ作用力等によって、前記フタの開閉操作に対して適当なトルクが付与されるよう構成し、前記板バネと一体に回転し、機器本体もしくはフタの他方に対して直接或いは間接的に回転が規制される回転係止手段を有したガイドと、前記ガイドには前記スライドリングと前記板バネの摺動部に油溝を設けたことを特徴とするヒンジ装置。
  2. 機器本体とフタを回転開閉自在に連結するヒンジ装置に於いて、機器本体もしくはフタの一方に対して直接或いは間接的に回転が規制される回転係止手段を有し、内周部が略円形状をなし、一部に溝を形成したスライドリングと、先端部には前記スライドリングの内周部を押圧、且つ摺動し、さらに前記溝に係合する突起を形成し、軸線が前記スライドリングの軸心方向に一致するように設けられた弾性体材質のU字形状の板バネと、前記フタの回転作動に伴って回動する前記板バネの凸部が、前記スライドリングの内周円形部を摺動する際に生ずる摩擦力や、前記スライドリングの溝に係合している状態で発生する乗り上げ作用力等によって、前記フタの開閉操作に対して適当なトルクが付与されるよう構成し、前記板バネと一体に回転し、機器本体もしくはフタの他方に対して直接或いは間接的に回転が規制される回転係止手段を有したガイドを設け、前記U字形状の板バネの突起を片側1カ所のみ形成したことを特徴とするヒンジ装置。
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