JP5534663B2 - 開閉装置及びこの開閉装置を備えたヘルメット - Google Patents

開閉装置及びこの開閉装置を備えたヘルメット Download PDF

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Description

本発明は、とくにヘルメット本体に対してシールドを任意の開閉位置で停止可能に開閉支持させる際に用いられて好適な、開閉装置及びこの開閉装置を備えたヘルメットに関するものである。
例えば、ヘルメットは、前面に開口部を有するヘルメット本体(シェル)と、当該開口部を開閉するシールドとを備え、ヘルメット本体に対してシールドを開閉装置によって任意の位置で停止可能に開閉させるようにしたものが公知である。このヘルメットは、シールドの端部が開閉装置を介してヘルメット本体の側部に回動可能に連結されており、必要に応じて開口部をシールドで遮蔽したり開放したりすることができる。
このような開閉装置として、ヘルメット本体に対してシールドを開閉可能に支持すると共に、ヘルメット本体とシールドとの間に開閉方向のフリクショントルクを発生させてヘルメット本体に対してシールドを、任意の開閉位置で停止可能に開閉させることができるものが提案されている(特許文献1参照。)。
この特許文献1記載の開閉装置は、ヘルメット本体の両側部に設けられ、シールドの両端部を開閉可能に支持するガイド部材と、ヘルメット本体とシールドとの間にフリクショントルクを発生させてヘルメット本体に対してシールドを任意の位置に停止させるフリクショントルク発生手段とを備えている。ここでのフリクショントルク発生手段は、シールド自体の側面に対してヘルメット本体に固定される軸体を圧接させることによってフリクショントルクを発生させ、ヘルメット本体に対するシールドの任意の開閉位置での停止を可能としている。
実用新案登録第2541873号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている開閉装置のように、シールド自体の側面を利用したフリクショントルク発生手段では、必ずしも十分な回動抵抗を発生させることができず、開いたシールドのズレ落ちが発生する場合があった。これを避けるために必要なフリクショントルクを得ようとすれば、大きなフリクション面積を必要とすることから、開閉装置が大型化してしまうという問題があった。
一方、摩擦が発生する位置を、シールドの回動中心(ヘルメット本体に対してシールドが回動して開閉する回動中心)から半径方向に離れた位置となるように構成すれば、簡単な構成で、かつ小型でも大きな回動抵抗を確保することが可能となるが、そのために例えばシールド自体に(半径の)大きな円弧状の溝部を形成したりすれば、当該円弧状の溝が視界の妨げとなったり、強度的に不利な要因(ヒビやクラックが入りやすいといった要因)となってしまうという問題が生じる。
他方、小型でも大きなフリクショントルクを必要とする開閉装置は、ヘルメット以外にも携帯電話機やPDA、ノートパソコンといった小型の携帯機器の、操作部を設けたシールドとしての第1筺体と、ディスプレイ装置を設けたヘルメット本体としての第2筺体を開閉させる際にも求められている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、小型で簡単な構成でも大きなフリクショントルクを発生させてヘルメット本体に対して任意の開閉位置にシールドを安定的に停止することができると共に、コンパクトで設置スペースを取らない、開閉装置及びこの開閉装置を備えたヘルメットを提供することをその目的としている。
上記目的を達成するために本発明は、ヘルメット本体に対してシールドを任意の開閉位置で停止可能に支持する開閉装置を、前記シールド側に固定された回動部材と、この回動部材を前記ヘルメット本体に対して回動可能となるように取り付けた取付シャフトと、前記ヘルメット本体と前記回動部材との間に設けられたフリクショントルク発生手段とから成り、このフリクショントルク発生手段を、前記ヘルメット本体側に取り付けた固定ピンと、この固定ピンと前記取付シャフト間に前記回動部材に重ね合わせた状態で非回転に固定させたアーム部材と、前記回動部材の回動中心から離れた位置に設けられたガイド溝と、前記アーム部材に取り付けられ前記ガイド溝にフリクション移動可能となるように嵌入されたトルクピンと、で構成したことを特徴とする。
その際に本発明は、ヘルメット本体に対してシールドを任意の開閉位置で停止可能に支持する開閉装置を、前記シールド側に固定された回動部材と、この回動部材を前記ヘルメット本体に対して回動可能となるように取り付けた取付シャフトと、前記ヘルメット本体と前記回動部材との間に設けられたフリクショントルク発生手段とから成り、このフリクショントルク発生手段を、前記回動部材の回動中心から離れた位置に設けたガイド溝と、前記ヘルメット本体側に取り付けられ、前記ガイド溝にフリクション移動可能となるように嵌入されたトルクピンと、で構成したことを特徴とする。
本発明はさらに、前記ガイド溝にフリクション移動可能となるように嵌入された前記トルクピンを、前記シールド側に取り付けた取付ピンと、この取付ピンの外周に嵌着させた筒部とで構成することができる。
さらに本発明は、前記取付ピンへ前記筒部を嵌着させるに当たり、当該筒部を前記取付ピンへ固定させることを特徴とする。
本発明はさらに、前記トルクピンを前記ガイド溝にフリクション移動可能となるように嵌入させるに当たり、当該トルクピンの両側或は片側が前記ガイド溝の内側に圧接するように成したことを特徴とする。
そして、本発明は、シールドのヘルメット本体に対する開閉装置として、上記した各開閉装置を備えたヘルメットとしたことを特徴とする。
以上説明したように本発明によれば、簡単な構成のコンパクトな開閉装置で必要なフリクショントルクを創出することができるため、この開閉装置自体、及びこの開閉装置を用いるヘルメットの製造コストを下げることができた上で、ヘルメットの機能的、デザイン的な制約を低減することができる。
以下、本発明をヘルメット本体に対しシールドを開閉させる開閉装置及びこの開閉装置を用いたヘルメットに実施した場合について詳述する。しかしながら、本発明に係る開閉装置は、ヘルメットのシールドの開閉装置に限定されることなく、後述するように、携帯機器をはじめとし、広くシールドに対してヘルメット本体を任意の開閉角度で停止可能に開閉させる際の開閉装置として用いることができる。
図1は、本発明に係る開閉装置をヘルメットのシールドに実施した場合の一例を示す側面図であり、(A)が右側面図、(B)が左側面図である。図2は、本発明に係る開閉装置の一例を示す分解斜視図である。図3は、本発明に係る開閉装置の一例を示す図で、(A)は正面側から見た斜視図、(B)は正面図である。図4は、本発明に係る開閉装置の一例を示す図で、背面側から見た分解斜視図である。図5は、本発明に係る開閉装置の一例を示す図で、背面側から見た斜視図である。図6は、アーム部材の斜視図である。図7(A)、はアーム部材の上面図、(B)は、正面図、(C)は側面図である。図8は、筒部の斜視図である。図9は、取付ピンの斜視図である。図10は、開閉装置の断面図である。
<ヘルメットの構成>
本発明に係るヘルメット10は、頭部を覆うヘルメット本体11に対して、シールド13が開閉装置1によって開閉可能に取り付けられたものである。ヘルメット10は、シールド13が開閉可能に取り付けられているものであれば、とくに限定されず、例えば、口部や顎部が覆われる所謂「フルフェイス型」や、口部や顎部が開放されている所謂「ジェット型」などが含まれる。以下ではこのうち「フルフェイス型」を前提に説明しているが、「ジェット型」その他のヘルメットにも適用可能である。
シールド13は、ヘルメット本体11の右側面(ヘルメット装着者から見ると左側面)において開閉装置1で回動可能に支持されている。一方、シールド13はまた、ヘルメット本体11の左側面(ヘルメット装着者から見ると右側面)において、開閉装置1とはその構成の異なる開閉装置30によって回動可能に支持されている。本実施形態においては、このうち、開閉装置1においては、後述するように、所定の回動抵抗を発生するフリクショントルク発生手段FC1が備わっており、シールド13を任意の開閉位置において停止保持することが可能な機能を有している。一方、開閉装置30は、単にヘルメット本体11に対しシールド13を軸支しているのみであり、開閉装置1のようなフリクショントルク発生手段FC1を備えてはいない。勿論、開閉装置1と開閉装置30との取付位置が左右逆側であってもよく、両側にフリクショントルク発生手段FC1を備える開閉装置1が配置されていてもよい。本明細書において開閉装置といった場合には開閉装置1を指している。
ヘルメット本体11の前面には、装着者の視界を確保するための開口部12が形成されており、当該開口部12を覆うようにシールド13が開閉装置1を介して開閉可能に装着されている。このシールド13を下げれば開口部12が遮蔽され、シールド13を上げると開口部12が開放される。ヘルメット本体11は、例えば、耐久性に優れた合成樹脂材料や衝撃吸収素材等が複数積層されて構成されている。また、シールド13は強度や耐久性に優れた、例えばポリカーボネート素材などで構成される。さらに必要な場合には、紫外線の遮断(UVカット)やキズ防止処理が施されていたり、偏光特性を与えられる等の処理がなされることが好ましい。
図2に示しているように、ヘルメット本体11の側面には、シールド13を取り付けて支持するための取付台座14が固着されている。この取付台座14はフランジ部14B付きで筒状に形成され、内周面に雌ネジ部14Aが形成されている。この取付台座14は、ヘルメット本体11にフランジ部14Bが露出する態様で取付孔11Aに圧入された上で、例えば、図示してない接着剤で固着されているが、取付台座14の外側に雄ネジ部を設けてヘルメット本体11の取付孔11A(図10参照)に設けた雌ネジ部へネジ着させるようにしても良い。尚、ここでの取付台座14はヘルメット本体11と別部材で構成されているが、場合によりヘルメット本体11と一体に形成するように構成してもよい。
<開閉装置の構成>
開閉装置1は、平面略鍵穴形状を呈した平盤状の回動部材25と、この回動部材25を回動可能にヘルメット本体11へ取り付ける取付シャフト26と、とくに図10に示したように、回動部材25の回動支点から離れた位置に設けられたフリクショントルク発生手段FC1と、から構成されている。回動部材25は、好ましくは例えばPBT樹脂(ポリブチレンテレフタレート)を用いて成形されたものであるが、このものに限定されない。回動部材25の略中央には当該回動部材25を貫通する態様で断面略蓮口形状を呈した貫通孔25Aが形成されている。
フリクショントルク発生手段FC1は、この実施例では、とくに図10に示したように、回動部材25の取付シャフト26に対する回動中心Oから半径方向に離れた位置に設けられた円弧状のガイド溝25Eと、固定ピン15と取付シャフト26との間に固定されたアーム部材24と、このアーム部材24に取り付けたフリクション手段の一例としてのトルクピン22とで構成されている。
一方、シールド13には、丸型の嵌合孔17Aと扇型の嵌合孔17Bとが一体に形成された鍵穴形状の嵌合孔17が備わっている。この嵌合孔17の形状と回動部材25の平面の形状とは丁度対応する関係にあり(図2参照)、回動部材25がこの嵌合孔17にガタの生じないように嵌まり込む構成となっている。即ち、回動部材25が取付台座14に取り付けた取付シャフト26によってヘルメット本体11に対し回動可能に取り付けられる際に、回動部材25がシールド13に形成された嵌合孔17に嵌合した上で、さらにワッシャ16を介して取り付けられる(図10を併せて参照)。尚、このワッシャ16は省略しても良い。また、取付シャフト26の雄ネジ部26Aが取付台座14に設けた雌ネジ部14Aと螺合した状態において、とくに図10に示したように、当該取付シャフト26の着座部26Bが取付台座14のフランジ部14Bに当接してそれ以上のネジ込みが阻止され、この時に取付シャフト26と回動部材25との間には僅かのギャップGが形成される。したがって、このギャップGによって回動部材25は、ヘルメット本体11に対してスムーズに回動することが可能となっており、使用中に回動部材25や取付シャフト26が弛んで抜けてしまう恐れがない。尚、必要に応じて弛み防止のため接着剤が使用されても良い。また、ギャップGは、図面上理解容易のため誇張して表現してある。
このように回動部材25はヘルメット本体11に対して自由に回動可能であることから、回動部材25をその嵌合孔17に嵌合させて一体となったシールド13もヘルメット本体11に対して回動することが可能となっている。
次に、ヘルメット本体11に取り付けた取付台座14より開口部12側に寄った位置には、円柱状の固定ピン15が取り付けられている。この固定ピン15のヘルメット本体11に対する固着手段は、ヘルメット本体11に設けた取付孔に対する圧入、或は雌ネジ部に対するネジ着等の手段による。取付シャフト26によって回動部材25がヘルメット本体11に取り付けられる際には、アーム部材24の一端部に形成された取付孔24Aに固定ピン15を嵌合させ、他端部に形成された軸支孔24Eが取付シャフト26に軸支されるものである。
図3乃至図5と図10及び図11に示してあるように、開閉装置1は、回動部材25と、この回動部材25をヘルメット本体11に対して回動可能に取り付ける取付シャフト26と、回動部材25の回動支点から半径方向に離れた位置に設けたフリクショントルク発生手段FC1とで構成されている。このフリクショントルク発生手段FC1は、その一端部に設けた取付孔24Aを固定ピン15に嵌入させ、その他端部に設けた軸支孔24Eを取付シャフト26に回動部材25と同軸に軸支させて成るアーム部材24と、このアーム部材24の取付孔24A側に位置して設けた貫通孔24Fに取り付けたトルクピン22と、回動部材25に設けられトルクピン22を圧入させてなる円弧状のガイド溝25Eと25Gとで構成されている。尚、このガイド溝25Eと25G(図10)のうち、ガイド溝25Gを省略することができる。
動部材25は、シールド13に形成された平面略鍵穴形状の嵌合孔17の形状に対応した形状を呈している。即ち、丸型の丸型立設部25Bと扇形の扇型立設部25Cとが一体的に形成されている。その結果、これら丸型立設部25Bと扇型立設部25Cとが形成された部分については、形成されていない部分に比べて、開閉装置1の厚み(正面側から背面側にかけての厚み)が大きくなっている。またこの厚みが大きく形成されている部分について、貫通孔25Aの内周面周辺から回動部材25の側面に向かってアーム挿入部25Fが形成されている。このアーム挿入部25Fは、扇型立設部25Cを介して回動部材25の側面に開口しており、アーム挿入開口25Dが形成されている。また、扇型立設部25Cには、アーム挿入開口25D及びアーム挿入部25Fへと連通するガイド溝25Eと25Gが形成されている。このガイド溝25Eと25Gの円弧形状は、回動部材25の回動中心である回動中心Oが円弧中心となっている。
アーム部材24は、回動部材25の側面に形成されたアーム挿入開口25Dからアーム挿入部25Fを介して回動部材25へと挿入される部材である。アーム部材24は、一端が肉厚とされた肉厚部24Bを有する平板上の部材である。当該肉厚部24Bにはヘルメット本体11に立設された固定ピン15が挿入される取付孔24Aが形成されている。また、肉厚部24Bの他端側には軸支孔24Eが形成された円形部24Dが形成され、当該円形部24Dと肉厚部24Bとが連結部24Cで連結された構成とされている。
円形部24Dは、アーム挿入開口25Dから挿入されて取付シャフト26に軸支孔24Eを介して軸支されている。
付ピン22Aとこの取付ピン22Aの回りに嵌めこんだ筒部22Bから成るトルクピン22が圧入されている。また、筒部22Bは、例えば、POM(ポリアセタール樹脂)のような摩擦特性に優れた材料で成形されている。尚、図8に示しているように、筒部22Bは中空部22Cを有した中空構造をなしており、軸方向に沿ってキー溝22Dが形成されている。このキー溝22Dが、アーム部材24の貫通孔24Fに形成されたキー部24Gに嵌合して筒部22Bが取付ピン22Aに対して回転しないように固定されている。
また、トルクピン22の直径は、ガイド溝25Eと25Gの幅よりも若干大きく構成されている。その結果、トルクピン22はガイド溝25Eと25Gの両側面において圧接している。即ち、ガイド溝25Eと25Gの両側面においてトルクピン22との摩擦が発生可能とされている。このガイド溝25Eと及び25Gとトルクピン22との間に発生する摩擦の存在により、回動部材25を回動させようとする場合には、相応のトルクを要することとなる。尚、トルクピン22はその片側においてガイド溝25E及び25Gと圧接するように構成してもよい。
尚、トルクピン22の筒部22Bの材質や直径を変更したり、ガイド溝25Eや25Gの幅や材質を適宜変更することによって、両者の間に発生する摩擦の大きさを調整することが可能である。また、上記では、トルクピン22は、別部材の取付ピン22Aと筒部22Bとで別体構成されているが、一部材で一体的に構成されていてもよい。さらには、アーム部材24と一部材で一体的に構成されていてもよい。
また、回動部材25の取付シャフト26に対する回動の範囲を、アーム挿入開口25D及びガイド溝25Eや25Gの形状(幅)によって一定範囲に制限してストッパー手段としてのストッパー機能を持たせても良い。即ち、本実施形態においては、当該回動範囲の制限がそのままヘルメット本体11に対するシールド13の回動範囲とすることができる。勿論、これに限らず、後述するように、ヘルメット本体11と回動部材25との間やシールド13側に何らかの回動制限機構を別途設けていても良い。
<ヘルメット及び開閉装置の作用>
次に、図11を参照しつつ、本発明に係る開閉装置1及びヘルメット10の作用を説明する。図11において、(A)、(C)、(E)はヘルメット10全体を示し、(B)、(D)、(F)は開閉装置1の部分に焦点をあてて図示している。また、(A)、(B)はシールド13を閉じた閉成状態、(C)、(D)は中間開成状態、(E)、(F)はシールド13を開いた全開成状態を示した図である。尚、いずれも説明容易のため一部の部材を省略した図示としている。
シールド13が閉じられている状態では、シールド13がヘルメット本体11の開口部12を全面的に覆っている。また、トルクピン22が、ガイド溝25Eや25Gの最も上部(図11(B)において上方)に位置している。この時、アーム部材24はその肉厚部24Bをストッパー手段として機能させ、この肉厚部24Bが扇型の嵌合孔17Bの上端部17C側に当接してシールド13の閉成位置を定めるようにしても良い。さらに、ここのところは、シールド13の下端部がヘルメット本体11に当接するようにして、ストッパー手段としてのストッパー機能を果たせるようにしても良いし、アーム部材24とアーム挿入開口25Dとの間、或はトルクピン22がガイド溝25Eと25Gの上端部側に当接して、ストッパー手段としてのストッパー機能を果たせるようにしても良い。
図11の(C)と(D)に示したように、シールド13が中間開成状態(閉じた状態と開いた状態の間の状態)にある場合には、アーム部材24の肉厚部24Bは扇型の嵌合孔17Bの中程に位置している。見方を変えてトルクピン22に着目すれば、トルクピン22はガイド溝25Eと25Gの中程(図11(D)において中程)に位置している。
シールド13が全開成状態では、アーム部材24の肉厚部24Bは、扇型の嵌合孔17Bの下端部17Dに当接している。見方を変えてトルクピン22に着目すれば、トルクピン22が、ガイド溝25Eと25Gの最も下方に位置している。
本実施形態においては、上記の通り、回動部材25がシールド13側に嵌合して一体化されているため、シールド13の開閉動作に伴って回動部材25が回動する。一方で、アーム部材24は回動しない。即ち、シールド13の開閉動作によって回動部材25とアーム部材24との相対的な回動は行われるが、ヘルメット本体11を中心として回動の動きを捉えた場合、回動部材25のみ回動しアーム部材24は何ら回動しない。
また、シールド13を閉じた閉成状態、中間開成状態、及全開成状態のいずれの状態においても、ガイド溝25Eと25Gには常にトルクピン22が圧入している。また、当該圧入によって、ガイド溝25Eと25Gに対してトルクピン22を動かそうとすれば(摺動させようとすれば)両者の間に摩擦力が発生する。即ち、当該摩擦力の存在によって、ヘルメット本体11に対してシールド13をその位置に保持し続けようとする力(回動抵抗)が発生している。具体的には、シールド13が閉じた状態ではシールド13を開こうとすると閉じ続けようとする力が作用し、シールド13が中間状態にある場合にはシールド13を動かそうとすると、その中間状態に位置させ続けようとする力が作用し、シールド13が開いた状態ではシールド13を閉じようとすると開き続けようとする力が作用する。尚、シールド13を開いた状態や閉じた状態をより確実に保持するために、別途ロック機構を設けるようにしてもよい。
このヘルメット10の開口部12を開放するには、ヘルメット本体11を固定した状態で(例えば頭部に装着した状態で)、例えば、シールド13に指を掛けたりシールド13を指でつまんだりして、シールド13をフリクショントルク発生手段FC1のフリクショントルクに抗して上方に持ち上げる。これにより、シールド13が取付シャフト26を中心に(即ち回動部材25に形成された貫通孔25Aの中心である回動中心Oを中心に)回動し、開口部12が徐々に開放され、全開成状態となって、開口部12が開放される。そして、例えば、シールド13が中間開成状態になった段階で、シールド13の移動を停止させると、シールド13はその位置において停止した状態で保持される。この保持は、いずれの中間開成状態でも同様に機能する。即ち、開閉装置1によって、任意の開成位置での保持状態、所謂「フリーストップ状態」を実現することが可能となっている。
また、シールド13がヘルメット本体11に対して全開成状態となったときには、トルクピン22が、ガイド溝25Eと25Gの最も下部に位置している。この時、アーム部材24はその肉厚部24Bをストッパー手段のストッパーとして機能させ、この肉厚部24Bが扇型の嵌合孔17Bの下端部17D側に当接してシールド13の全開成位置を規制するようにしても良い。最もここのところは、シールド3の上端部がヘルメット本体に11に当接するようにして、ストッパー手段としてのストッパー機能を果たせるようにしても良いし、上述したように、アーム部材24とアーム挿入開口25Dとの間、或はトルクピン22がガイド溝25Eと25Gの下端部側に当接して、ストッパー手段としてのストッパー機能を果たせるようにしても良い。
一方、シールド13を閉じる場合には、上記とは逆に、例えばシールド13を指でつまんで閉じればよい。この閉じる段階のいずれの中間状態(中間位置)においても、閉じ動作を中止すればその時点でシールド13の動きは止まり、シールド13がその位置において保持される。
上記でも説明した通り、本発明の実施形態の一例である開閉装置1は、ヘルメット本体11に対してシールド13を開閉可能に支持する開閉装置であって、シールド13側に固定された回動部材25と、シールド13の開閉動作に伴って回動部材25に対して相対的に回動するアーム部材24と、シールド13の開閉動作に伴って所定のフリクショントルクを生じさせるフリクショントルク発生手段FC1と、を備え、該フリクショントルク発生手段FC1は、回動部材25に形成された円弧状のガイド溝25E及び25Gと、該ガイド溝25Eと25Gに嵌合するトルクピン22と、を有し、且つ、ガイド溝25Eと25Gの両側面においてトルクピン22と圧接摺動してフリクショントルクを発生する構成を採用している。このような構成を採用したことによって、コンパクトな開閉装置1で大きなフリクショントルクを発生させることを可能としている。即ち、形成したガイド溝25Eと25Gの少なくとも両側面に対してトルクピン22を圧接させることで摩擦の発生面積を大きく確保して十分な回動抵抗を得ることを可能とし、シールド13を任意の位置において確実に保持することが可能となっている。とくに、ガイド溝25Eが、(シールド13とは別部材で構成された)回動部材25に形成されていることから、トルクピン22との間で摩擦係数の高い材質を自由に選択できるため、より大きな回動抵抗の発生が可能となっている。
また、例えば、フリクショントルク発生手段FC1に加えて、アーム部材24の肉厚部24Bの外周面を、シールド13に形成された扇型の嵌合孔17Bの内側に意図的に当接させるように構成し、当該当接箇所の摺動で生じる摩擦を利用することも可能である。
尚、上記では、ガイド溝25Eと25Gの形状を文字通り「円弧」としているが、例えば、円弧形状をベースに、所定の角度毎に凸部や凹部を形成することによって構成したクリック停止手段を設けることで、シールド13をクリック動作させることも可能である。
また、フリクショントルク発生手段をFC1を備えた開閉装置1が、ヘルメット本体11の両側面にそれぞれ1つずつ備わる構成とすれば、2つの開閉装置1の組み合わせでより大きな回動抵抗を発生させることができるため、所望の開閉位置においてシールド13をより確実に保持することが可能となると共に、開閉装置1単体をよりコンパクトに構成することが可能となる。
図12乃至14は本発明に係る開閉装置の他の実施例を示す。図面において、図12は、この実施例2に係る開閉装置100の分解斜視図である。図13は、実施例2に係る開閉装置を示す図で、背面側から見た分解斜視図である。図14は、実施例2に係る開閉装置の縦断面図である。
この実施例2では、フリクショントルク発生手段FC2としては、開閉装置100を構成する回動部材125に形成したガイド溝125Eに対して、ヘルメット本体111に取り付けたトルクピン115を直接に圧入させるという構成を採用している。即ち、実施例1に係る固定ピン15とアーム部材24を省略して、構成部品点数を少なくし、装置全体のさらなるコンパクト性、低コスト化を追求することができているものである。尚、この実施例に係る開閉装置100のトルクピン115を、先の実施例1のトルクピン22ように、2つの部材で構成することは任意に選択できることである。さらに、図12乃至図14において、記載されているその他の指示記号に係る部材名は以下のとおりであり、順不同で説明する。
即ち、指示記号125Aは貫通孔、125Bは丸型立設部、125Cは扇型立設部を示し、指示記号113はシールドを、114は取付台座、114Aは雌ネジ部、114Bはフランジ部をそれぞれ示している。さらに、指示記号111はヘルメット本体、116はワッシャ、117は嵌合孔、117Aは丸型の嵌合孔、117Bは扇型の嵌合孔をそれぞれ示している。そして、指示記号126は取付シャフト、126Aは雄ネジ部、126Bは着座部をそれぞれ示している。いずれも実施例1の部材名と一致するものは同じ構成と機能を持っている。
以上の説明から解るように、本発明に係る開閉装置は、ヘルメットのシールドの開閉装置以外にも用いることができる。例えば、携帯電話機やPDA、ノートパソコンといった小型の携帯機器の、操作部を設けたシールドとしての第1筺体と、ディスプレイ装置を設けたヘルメット本体としての第2筺体を開閉させる開閉装置として用いることが可能である。
その際には、例えば、第1筐体に回動部材を取付シャフトを介して回転可能に取り付け、この回動部材を第2筐体と共に回動するように構成し、回動部材と第1筐体の間に実施例1と2に記載のフリクショントルク発生手段を設けるようにするものである。
上記では、シールドを自動車やバイク等の運転の際に使用するヘルメットのヘルメット本体とし、ヘルメット本体をシールドとして、その開閉装置を説明しているが、その他にも、自転車用ヘルメット、工事現場等で使用するヘルメットをはじめとした各種ヘルメットに幅広く利用することができると共に、携帯電話やPDAを初めとした情報端末の開閉装置として適用することも可能である。
本発明に係るヘルメット用シールドの開閉装置を備えたヘルメットの一例を示す側面図であり、(A)が右側面図、(B)が左側面図 本発明に係るヘルメット用シールドの開閉装置の一例を示す分解斜視図 本発明に係るヘルメット用シールドの開閉装置の一例を示す図で、(A)は正面側から見た斜視図、(B)は正面図 本発明に係るヘルメット用シールドの開閉装置の一例を示す図で、背面側から見た分解斜視図 本発明に係るヘルメット用シールドの開閉装置の一例を示す図で、背面側から見た斜視図 アーム部材の斜視図 (A)はアーム部材の上面図、(B)は、正面図、(C)は側面図 筒部の斜視図 取付ピンの斜視図 開閉装置の断面図 本発明に係るヘルメット用シールドの開閉装置並びにこのヘルメット用シールドの開閉装置を備えたヘルメットの右側面図を示す図であって、(A)及び(B)はシールドを閉じた状態、(C)及び(D)は中間状態、(E)及び(F)はシールドを開いた状態を示した図 本発明の第2実施例に係るヘルメット用シールドの開閉装置を示す分解斜視図 本発明の第2実施例に係るヘルメット用シールドの開閉装置を示す図で、背面側から見た分解斜視図 本発明の第2実施例に係るヘルメット用シールドの開閉装置の断面図
FC1…フリクショントルク発生手段
FC2…フリクショントルク発生手段
1、100…開閉装置
10…ヘルメット
11、111…ヘルメット本
12…開口部
13、113…シール
14、114…取付台座
15…固定ピン
17,117…嵌合孔
22,115…トルクピン
22A…取付ピン
22B…筒部
24…アーム部材
25,125…回動部材
25E、125E…ガイド溝
25G…ガイド溝
26,126…取付シャフト

Claims (6)

  1. ヘルメット本体に対してシールドを任意の開閉位置で停止可能に支持する開閉装置であって、
    前記シールド側に固定された回動部材と、
    この回動部材を前記ヘルメット本体に対して回動可能となるように取り付けた取付シャフトと、
    前記ヘルメット本体と前記回動部材との間に設けられたフリクショントルク発生手段とから成り、
    このフリクショントルク発生手段を、
    前記ヘルメット本体側に取り付けた固定ピンと、
    この固定ピンと前記取付シャフト間に前記回動部材に重ね合わせた状態で非回転に固定させたアーム部材と、
    前記回動部材の回動中心から離れた位置に設けられたガイド溝と、
    前記アーム部材に取り付けられ前記ガイド溝にフリクション移動可能となるように嵌入されたトルクピンと、
    で構成したことを特徴とする、開閉装置。
  2. ヘルメット本体に対してシールドを任意の開閉位置で停止可能に支持する開閉装置であって、
    前記シールド側に固定された回動部材と、
    この回動部材を前記ヘルメット本体に対して回動可能となるように取り付けた取付シャフトと、
    前記ヘルメット本体と前記回動部材との間に設けられたフリクショントルク発生手段とから成り、
    このフリクショントルク発生手段を、
    前記回動部材の回動中心から離れた位置に設けたガイド溝と、
    前記ヘルメット本体側に取り付けられ、前記ガイド溝にフリクション移動可能となるように嵌入されたトルクピンと、で構成したことを特徴とする、開閉装置。
  3. 前記ガイド溝にフリクション移動可能となるように嵌入された前記トルクピンが、取付ピンと、この取付ピンの外周に嵌着させた筒部とで構成したことを特徴とする、請求項1または2のいずれか1項に記載の開閉装置。
  4. 前記取付ピンへ前記筒部を嵌着させるに当たり、当該筒部を前記取付ピンへ固定させることを特徴とする、請求項3に記載の開閉装置。
  5. 前記トルクピンを前記ガイド溝にフリクション移動可能となるように嵌入させるに当たり、当該トルクピンの両側或は片側が前記ガイド溝の内側に圧接するように成したことを特徴とする、請求項2乃至4のいずれか1項に記載の開閉装置。
  6. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の開閉装置を備えたことを特徴とする、ヘルメット。
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