JP2006138081A - 戸障子の開閉構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 戸障子5を引き違いにより開閉自在とした戸障子の開閉構造において、戸障子5を、複数の分割戸障子50a〜50dをヒンジ部8において相互に折り畳み可能に連結して構成する。鴨居摺動溝31にはスリット71をもったガイドレール7を設ける。また、分割戸障子50a〜50dにおける上下端の対応位置に、それぞれ係合移動部材6A,6Bを設け、上部の係合移動部材6Aを、スリット71にガイドされる軸体60と、戸障子の折り畳み時にスリット71の両側のレール板71a,71a面上に位置して摺動する係止体62,62とを有するものとし、下部の係合移動部材6Bを敷居摺動溝41内に摺動自在とする。
【選択図】 図1
Description
しかしながら、近年洋風建築の普及に伴い折り畳んだり、回転したりして開口部を全開することができるサッシが広く用いられるようになってくると、和風建築においても、開口部を全開することができる障子や襖が求められてきた。障子や襖を全開にすることにより、押入襖などでは、布団などの物品の出し入れが容易になり、また、部屋同士の間仕切りの襖や、部屋と廊下等との間を仕切る障子では、容易に広い開口を得ることができるので、その需要は益々高まっている。
この需要に答えるべく、障子や襖複数の分割戸障子をヒンジ部で相互に連結することにより折り畳み自在に形成し、それらを折り畳むことにより全開にすることができるとともに、非折り畳み状態では引き違いでも開閉することができる戸障子が提案されている(特許文献1)。
しかしながら、この種の戸障子の開閉構造においては、サッシに摺動自在に組み付けた戸障子を、分割戸障子の折り畳みによる全開、および引き違いで開閉できるようにするため、鴨居および敷居に設けたガイドレールに対する分割戸障子の支持構造が複雑化するのが通例であり、特に、各分割戸障子を折り畳みのために特定の鉛直軸線の周りで回転自在にすると同時に上記ガイドレールに沿って移動自在とする構造が複雑化し、それに伴って組み付けが煩雑になり、コスト高になっていた。
また、本発明の戸障子の開閉構造の他の好ましい実施形態においては、上記鴨居の摺動溝に設けたガイドレールが、該ガイドレールの両側面のそれぞれの下端から相互の対向方向に水平に張り出して上記スリットを形成する一対のレール板を有するチャンネル材から構成される。
上記それぞれの戸障子は、それらの各分割戸障子が戸障子面の同一側に突出するように折り畳まれることが望まれる。
図示した本発明の実施例は、図1に示すように、左右一対の縦枠2,2間において鴨居3および敷居4の間に納められた戸障子5が、第1戸障子5Aと第2戸障子5Bとからなり、これらにより上記一対の縦枠2,2間が開放・閉鎖されるものである。上記第1、第2戸障子5A,5Bは、それぞれ、ヒンジ部8で相互に連結された実質的に略等大の複数(4枚)の分割戸障子50a〜50dからなり、該分割戸障子のヒンジ部8における連結により交互に逆方向に折り畳み可能にし、あるいは、平板状をなすよう展開可能に形成している。上記ヒンジ部8は、隣接する分割戸障子を相互に連結する複数の蝶番8aによって形成されている。
図3は、上記鴨居摺動溝31にガイドレール7の取付ける態様を示すとともに、引き違いに摺動する戸障子5ガイドレール7に装着する状態を示している。
上記鴨居摺動溝31,31と敷居摺動溝41,41とは、従来から用いられている和風建築における障子や襖の摺動溝をそのまま利用することができるものである。また、上記係合移動部材6Aと係合移動部材6Bとは、以下に説明するように、必要な分割戸障子の対応する上端面および下端面に設けられるものである。
そして、上記第1〜第4の分割戸障子50a〜50dは、それらをヒンジ部8において折り畳んで重ねると、分割戸障子50a〜50dの端面同士が平面状となり、それらを左右いずれかの縦枠2,2に当接させると、コンパクトに重畳されるようにしている。
上部の係合移動部材6Aは、分割戸障子の上端に垂直に設けられ、上記スリット71にガイドされる軸体60と、該軸体60から、それに直交し且つ分割戸障子の戸障子面と平行する方向に突出する一対の係止体62,62とを備え、該係止体62,62がその向きに固定されている。これらの係止体62,62は、分割戸障子を折り畳んだ状態でスリット71の両側のレール板71a,71aの面上に位置するように設けられるローラ状のもので、該レール板面上を転動させることもできるが、その形状に限るものではない。
特に、上記戸障子を押入れ襖として利用する場合などには、図2に示すように、分割戸障子50a〜50dを折り畳んだ際に、それらの分割戸障子が襖の外側で折り畳まれるようにしておくと、押入の収納スペースを狭めることがない。また、各分割戸障子に取り付ける係合移動部材6A,6Bの位置を調整することにより、それらの分割戸障子の折り畳み時における突出方向および突出量を調整することができる。
上記第1、第2戸障子5A,5Bは、各係合移動部材6Aにおける係止体62を介してガイドレール7に吊下させることもでき、それによって戸障子を安定的に移動させることが可能になる。
また、上部の係合移動部材6Aは、スリット71にガイドされる軸体60と、該軸体60に直交してその両側に設けられた係止体62から形成され、これが分割戸障子にその戸障子面と平行に固定されたものであり、一方、下部の係合移動部材6Bは、上部の係合移動部材6Aに対応する分割戸障子の下端面に固定された円盤状等の突起体であり、これらはきわめて簡単な構造を有し、そのうえ、これら係合移動部材6A,6Bを有する戸障子は、従来の戸障子と同様に鴨居および敷居に嵌合するだけで、戸障子を引き違いにも、折り畳みによる全開にも使用することができるものである。
例えば、分割戸障子の連結枚数、および上部および下部の係合移動部材の設置箇所は、上述の実施例に限るものではない。分割戸障子は2枚以上であれば何枚でもよく、それらを連結するヒンジ部は、蝶番に限らず、種々のヒンジ機構を用いることができる。また、上記の係合移動部材は、上記戸障子の両端部近傍に設けることが好ましいが、これに限るものではなく、戸障子が支障なく開閉できる適宜の箇所に設ければよい。さらに、上記実施例では戸障子を2枚用いたが、これに限らず3枚以上でもよい。
3 鴨居
4 敷居
5 戸障子
5A 第1戸障子
5B 第2戸障子
6A 上部の係合移動部材
6B 下部の係合移動部材
7 ガイドレール
8 ヒンジ部
31 鴨居摺動溝
41 敷居摺動溝
50a〜50d 分割戸障子
60 軸体
62 係止体
71 スリット
71a レール板
Claims (6)
- 鴨居と敷居とに沿って複数の戸障子を引き違いにより開閉自在とした戸障子の開閉構造において、
上記戸障子のそれぞれが、平板状をなすように連結された略等大の複数の分割戸障子をヒンジ部において相互に折り畳み可能に連結することにより構成され、
上記鴨居に設けられた戸障子の摺動溝には、該戸障子を摺動自在に保持するスリットをもったガイドレールが設けられ、
複数の上記分割戸障子における上下端の対応位置に、上記摺動溝におけるスリットおよび敷居の摺動溝に係合する係合移動部材が設けられ、
上記分割戸障子の上部の係合移動部材が、該上部に立設されて上記スリットにガイドされる軸体と、該軸体から、それに直交し且つ分割戸障子の戸障子面と平行する方向に突出して、分割戸障子を折り畳んだ状態で上記スリットの両側のレール板面上に位置するように設けられた係止体とを備え、
上記分割戸障子の下部の係合移動部材が、敷居の摺動溝内での分割戸障子の回転を許容する構成を有している、
ことを特徴とする戸障子の開閉構造。 - 上記戸障子が、4枚の分割戸障子からなり、
上記上部および下部の係合移動部材が、上記平板状状態のそれぞれの戸障子における少なくとも両端部近傍に設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載の戸障子の開閉構造。 - 上記鴨居の摺動溝に設けたガイドレールが、該ガイドレールの両側面のそれぞれの下端から相互の対向方向に水平に張り出して上記スリットを形成する一対のレール板を有するチャンネル材から構成されている、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の戸障子の開閉構造。 - 上記係止体が、上記ガイドレールにおけるスリットの両側のレール板面上にガイドされるローラ状をなし、その転動により分割戸障子を該ガイドレールに沿って吊下状態で移動可能とした、
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の戸障子の開閉構造。 - 上記下部の係合移動部材が、敷居の摺動溝に嵌る円盤状をなす、
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の戸障子の開閉構造。 - 上記それぞれの戸障子は、それらの各分割戸障子が戸障子面の同一側に突出するように折り畳まれる、
ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の戸障子の開閉構造。
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