JP3001891U - 折戸用蝶番 - Google Patents

折戸用蝶番

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JP3001891U
JP3001891U JP1994003257U JP325794U JP3001891U JP 3001891 U JP3001891 U JP 3001891U JP 1994003257 U JP1994003257 U JP 1994003257U JP 325794 U JP325794 U JP 325794U JP 3001891 U JP3001891 U JP 3001891U
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JP
Japan
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hinge
ring
doors
folding door
folding
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Application number
JP1994003257U
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English (en)
Inventor
繁夫 尾野
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Senju Metal Industry Co Ltd
Original Assignee
Senju Metal Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蝶番を構成する部品点数を少なくして製造を
容易にするとともに、扉の開閉時に力のかかる部分の幅
を広くして、利器を緩衝させ、しかも摩耗による寿命を
長くする。 【構成】 蝶番を構成する一方の取付板1にはガイド1
0が形成されており、該ガイドにはバネ附勢されたノッ
ク片3が摺動自在に設置されていて、ノック片の先端の
当接部分12は連結部9、9間のリングに接しながら移
動する。リング5には当接部分12を係合する複数の係
合部a、b、c、dが形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、家具の折戸に取り付けるのに適した蝶番に関する。
【0002】
【従来の技術】
室内の有効利用と収納容積が大きいことから、部屋の一部を洋服ダンスや食器 棚にする所謂「据付家具」が多く用いられるようになってきた。
【0003】 据付家具は出入口が大きいため、扉を二枚使った所謂「観音開」にすると、一 枚の扉が大きくなって、扉を開けたときに、据付家具周囲の物にぶつかるばかり でなく、女性や子供には取り扱いにくいものとなっていた。
【0004】 そのため、近時では、扉を大きく開けなくとも入口を広く開けることのできる 折戸が多く使用されるようになってきた。折戸は、複数枚の扉を蝶番で連結した もので、折戸を開けるときには、連結部分がアコーデオン式に折れ曲がるもので ある。
【0005】 折戸には、開けたときに外方に突出する部分と、そのまま残って敷居または鴨 居のレールを走行する部分とがあり、レールを走行する部分にはローラーが取り 付けられている。従って、折戸を開けるときには、複数枚の扉は蝶番で連結した 部分が折畳まれると同時にローラーがレールを走行するようになっている。
【0006】 ところで、複数枚の扉を移動させて入口を開閉するような折戸では、扉を開閉 するときに、複数枚の扉が折り畳まれて完全に重なった状態でレールを走行させ ると、扉が左右に揺れて円滑に開閉できないことがあった。その原因は、複数枚 の扉が重なると、それぞれの扉に取り付けたローラーが近づき過ぎてローラーが あたかも一つのローラーのようになるため、安定しなくなる。つまり、複数枚の 扉を重ねた状態に折り曲げておいてから扉の上部に力をかけて扉を開けようとす ると、上部が先に移動し、下部が後から移動して、扉全体が揺れて開きにくくな る。従って、折戸では、それぞれの扉はローラーの取付部が少し離れた状態、即 ち、完全に折り畳まれていない状態で開閉すれば、扉が揺れることなく円滑に開 閉できる。
【0007】 そのため、従来より、複数枚の扉を連結する折戸用の蝶番には、連結部分の開 き角度を一定に留めおく機構が設置されていた。この扉の開き角度を一定に留め おく機構としては、各種の構造のものがあるが、全て複雑な構造で、部品点数が 多いものであった。(参照:実開昭62−110489号、同63−10898 1号、同63−111574号、同63−192587号、同64−2879号 、同64−4587号)
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、折戸は1日に何回も開閉するため故障の少ないもの、そして大きな 据付家具では取付個数も多くなるため、安価なものが望まれていた。しかしなが ら、従来の折戸用蝶番は、複雑な構造で部品点数が多いことから、故障しやすく 、また製造工数が多くなって製造価格が高価となっていた。
【0009】 本考案は、構造が簡単で部品点数が少ないため、堅牢で故障が少なく、しかも 安価に製造できるという折戸用蝶番を提供することにある。
【0010】 本考案者は、蝶番では一対の取付板を連結する連結部間に回動を円滑にするた めの樹脂製のリングが設置されていることから、このリングが連結部の開き角度 を一定にすることに利用できれば、部品点数を増やす必要がなくなることに着目 して本考案を完成させた。
【0011】 本考案は、一方の取付板の一側の上下2箇所には貫通孔を有する連結部があり 、もう一方の取付板の一側中央にも貫通孔を有する連結部があって、これらの取 付板はそれぞれの連結部に挿入したピンで連結してある折戸用蝶番において、一 方の取付板にガイドを形成するとともに、該ガイドにバネ附勢したノック片を摺 動自在に配設してあり、またそれぞれの連結部間には樹脂製の幅広のリングを設 置してあって、しかも該リングには前記ノック片を係合できる係合部が形成して あることを特徴とする折戸用蝶番である。
【0012】
【作用】
連結部間に設置されているリングをノック片の係合に利用することから、従来 のように別途係止部を取付板に設置する必要がなくなり、部品点数を減らすこと ができる。またリングを幅広にしたため、ピン保持孔間の回動性がよくなり、ま た寿命も長くなる。
【0013】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案を説明する。図1は本考案の折戸用蝶番の分解斜 視図、図2は本考案の折戸用蝶番の平面図、図3は本考案の折戸用蝶番に使用す るリングの断面拡大図、図4〜図7は本考案の折戸用蝶番が取り付けられた折戸 を順次開いていく状態の断面図である。
【0014】 本考案の折戸用蝶番(以下、単に蝶番という)は、一対の取付板1、2、ノッ ク片3、圧縮バネ4、リング5、ピン6から構成されている。
【0015】 一方の取付板1の一側には中央に矩形の切り込み7が刻設され、その両側には 貫通孔8を有する連結部9、9が形成されている。また、切り込み7の反対側の 表面にはガイド10が形成されている。ガイド10は、箱形で一方が開口となっ ており、両側の立ち上がり部にはフランジがある。
【0016】 ガイド10にはノック片3が摺動自在に配設されている。ノック片3は摺動部 分11と当接部分12から成り、摺動部分11は前述ガイド10内を摺動し、当 接部分12は後述リングの係合部に係合するものである。また当接部分12の下 部は摺動部分11よりも少し下方に突出しており、この両側が前述取付板1の切 り込み7の両側に沿って摺動するようになっている。当接部分12の近傍には溝 が刻設されており、また外側の上部は丸みを帯びている。この溝は当接部分に弾 性を持たせるためのものであり、丸みは後述リングに接しながら移動する時に、 それを円滑にするためのものである。
【0017】 摺動部分11の後部には穴13が穿設されており、該穴には一端をガイド10 の壁面で保持した圧縮バネ4が挿入されていて、ノック片3を前方にバネ附勢し ている。
【0018】 もう一方の取付板2の一側の中央には貫通孔8を有する連結部9が形成されて おり、一対の取付板1と2とは、それぞれの連結部の貫通孔にピン6を挿入する ことにより回動自在に連結されている。
【0019】 また取付板1の連結部9と取付板2の連結部9間は少し広くあいており、この間 には従来のリングよりも幅広の特殊形状の2個のリング5、5が設置されている 。該リングは樹脂製で、ピン6を容易に挿入できる貫通孔14が穿設されており 、また2個のリング5、5は下部が連結されている。リング5には丸みを帯びた 複数の突出部15、16、17と切り欠き18が形成されている。図4で突出部 15の下部が係合部a、突出部16の左部が係合部b、突出部16と17の間が 係合部c、突出部17の下部が係合部dとなっている。リング5は切り込み18 が取付板2の側部に係合し、一対の取付板1、2の連結部間に設置され、ピン6 で保持されている。符号19は取付板1、2に穿設したネジ孔である。
【0020】 次に上記構造を有する本考案の蝶番の使用状態について説明する。
【0021】 蝶番はネジ孔19に図示しない木ネジで2枚の扉A、Bに取り付けて2枚の扉 を連結する。図4は2枚の扉A、Bが閉じられた状態であり、扉に取り付けられ た蝶番は一対の取付板1、2が180度となっている。この時、ノック片3の当 接部分12は、リング5の係合部aに係合している。この状態では、ノック片3 が圧縮バネ4でリング5を押圧しており、突出部15に係止されて安定を保って いる。
【0022】 折戸を開ける時、図4に示す如く2枚の扉A、Bの連結部は蝶番を取り付けた 反対側が前方(矢印X方向)に出て折れる。この始めに折れた状態は図5に示す ように90度であり、この状態でも安定に保つこともできる。この状態は、ノッ ク片の当接部分12が係合部bに係合された時である。この状態もバネ附勢され たノック片3がリング5を押圧して安定を保っている。この90度に開いた状態 で中の物が取り出せる時には、扉を完全に開く必要がない。
【0023】 扉を完全に開く場合には、図6に示すように、2枚の扉A、Bをさらに折り曲 げる。この時ノック片3の当接部分12はリング5の係合部cに係合するように なり、ここでもバネ附勢されたノック片3で安定を保っている。2枚の扉の一方 が据付家具の側板に蝶番で取り付けられてない折戸では、この状態、即ち2枚の 扉が完全に重なっていない状態で据付家具のレールを走行させる。すると、それ ぞれの扉に取り付けたローラーは接近していないため、2枚の扉はレールを安定 した状態で据付家具の側方に移動していく。
【0024】 このようにして、2枚の扉が完全に折れていない状態で据付家具の側方に移動 したならば、2枚の扉A、Bを図7のように重ね合わせると、折戸は完全に開い た状態となる。この状態では、ノック片3の当接部分12がリング5の係合部d に係合している。
【0025】 このように折戸の開閉時、ノック片はリングと接しながら移動するが、リング は樹脂製であり、ノック片はバネ附勢されていて、しかもリングに接する部分が 丸みを帯び、さらに当接部分に溝が刻設されているため、ノック片は円滑に、そ して係合部では正確に停止する。
【0026】 以上、説明した如く、本考案の蝶番は、リングに係合部を形成してあって、別 途係合部を設置する必要がないため、部品点数が少なくなって安価に製造できる ばかりでなく、リングが従来のものよりも幅広となっているため、連結部に大き な力がかかっても、この力を緩衝させ、しかもリングが摩耗するまでに相当な時 間がかかることから寿命も長くなる等、従来にない優れた効果を有するものであ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の折戸用蝶番の分解斜視図
【図2】本考案の折戸用蝶番の平面図
【図3】本考案の折戸用蝶番に使用するリングの拡大断
面図
【図4】本考案の折戸用蝶番を取り付けた折戸が閉まっ
ている状態の断面図
【図5】本考案の折戸用蝶番を取り付けた折戸の扉が9
0度開いた状態の断面図
【図6】本考案の折戸用蝶番を取り付けた折戸の扉が9
0度よりさらに開いた状態の断面図
【図7】本考案の折戸用蝶番を取り付けた折戸の扉が完
全に開いた状態の断面図
【符号の説明】
1、2 取付板 3 ノック片 4 圧縮バネ 5 リング 6 ピン 8 貫通孔 9 連結部 10 ガイド 12 当接部分 a、b、c、d 係合部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の取付板の一側の上下2箇所には貫
    通孔を有する連結部があり、もう一方の取付板の一側中
    央にも貫通孔を有する連結部があって、これらの取付板
    はそれぞれの連結部に挿入したピンで連結してある折戸
    用蝶番において、一方の取付板にガイドを形成するとと
    もに、該ガイドにバネ附勢したノック片を摺動自在に配
    設してあり、またそれぞれの連結部間には樹脂製の幅広
    のリングを設置してあって、しかも該リングには前記ノ
    ック片を係合できる係合部が形成してあることを特徴と
    する折戸用蝶番。
  2. 【請求項2】 前記ガイドは箱形で、一方に開口を有
    し、その両側の立ち上がり部分には内方フランジが形成
    してあることを特徴とする請求項1記載の折戸用蝶番。
  3. 【請求項3】 前記ノック片は、リングに接する当接部
    分が丸みを帯びていることを特徴とする請求項1記載の
    折戸用蝶番。
JP1994003257U 1994-03-10 1994-03-10 折戸用蝶番 Expired - Lifetime JP3001891U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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