JP2006137332A - ハイブリッド車用駆動装置及びその制御方法 - Google Patents

ハイブリッド車用駆動装置及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 急発進が要求されるストール発進時に、迅速に大きい駆動力を車輪に伝達して良好な加速を得ることが可能なハイブリッド車用駆動装置及びその制御方法を提供する。
【解決手段】 モータと、前記モータとエンジンとの間で駆動力の伝達又は切断を行う第一クラッチと、前記モータ及び前記エンジンの一方又は双方の駆動力の車輪側への伝達又は切断を行う第二クラッチと、前記モータ、前記第一クラッチ及び前記第二クラッチの動作制御を行う制御装置と、を備えたハイブリッド車用駆動装置であって、前記制御装置は、前記車輪が停止し且つ前記エンジンが停止している時に、ブレーキが効いている状態でアクセルが開かれた場合には、前記第二クラッチを開放して前記第一クラッチを係合し、前記モータを駆動して前記エンジンを始動させた後、前記第一クラッチを開放して前記第二クラッチを係合するストール発進待機制御を行う。
【選択図】 図6

Description

本発明は、エンジンとモータとを併用して走行するハイブリッド車両に搭載される駆動装置及びその制御方法に関する。
エンジンとモータとを併用して走行するハイブリッド車両に関する技術として、例えば下記特許文献1には以下のような技術が記載されている。この技術は、図7に示すように、エンジンEと、モータ・ジェネレータM/Gと、エンジンEとモータ・ジェネレータM/Gとの間で駆動力の伝達又は切断を行うエンジン分離クラッチ25と、モータ・ジェネレータM/Gに接続された動力伝達ユニット26と、この動力伝達ユニット26に接続された車輪Wとを有するハイブリッド車両に関する。ここで、動力伝達ユニット26は、自動変速機等により構成され、エンジンE及びモータ・ジェネレータM/Gの一方又は双方の駆動力は、動力伝達ユニット26を介して車輪Wへ伝達される。また、この動力伝達ユニット26は、締結されていない状態、すなわちエンジンE及びモータ・ジェネレータM/Gの一方又は双方の駆動力を車輪Wへ伝達しない状態となり得る。
また、この特許文献1には、上記のような構成のハイブリッド車両の制御として、エンジン分離クラッチ25を開放した状態で、モータ・ジェネレータM/Gのみを用い、運転者の要求に対する滑らかな車両の応答を維持しながら走行する技術が記載されている。
このようなモータ・ジェネレータM/Gのみによる走行を行うことが可能なハイブリッド車両では、通常の発進時には、エンジンEを動作させずにモータ・ジェネレータM/Gのみを駆動して発進する制御を行うのが一般的である。この場合、車両の停止時には、エンジン分離クラッチ25を開放して動力伝達ユニット26が締結されている状態で待機させる。このような待機状態としておけば、モータ・ジェネレータM/Gの駆動を開始するのみで即座に車両を発進させることができるからである。
そして、車両が走行を開始してからエンジン分離クラッチ25を係合させてエンジンEを始動させる制御が行われる。
特開2003−129926号公報(第1−5頁、第1−2図)
一方、従来から運転者が車両を急発進させたい場合に、ブレーキを踏んだままアクセルを開いて車輪に前進駆動力を与えつつ停止した状態とし、その後ブレーキを離すと同時に車両を急発進させるストール発進が行われる場合があった。
しかし、上記のようなハイブリッド車両の発進時の制御では、車両の発進時に、エンジンEの大きい駆動力を迅速に車輪Wに伝達することができないため、発進時の加速が悪くなってしまうという問題がある。
すなわち、上記のようなハイブリッド車両の発進時の制御では、まずモータ・ジェネレータM/Gのみを駆動して車両を発進させる。そして、モータ・ジェネレータM/Gの回転数がエンジンEの始動可能回転数以上になった後にエンジン分離クラッチ25を係合させてエンジンEを始動させ、エンジンEの駆動力を車輪Wに伝達して走行する。したがって、このような発進時の制御では、エンジンEが始動されてその駆動力が車輪Wに伝達されるまでに、モータ・ジェネレータM/Gの回転数の上昇やエンジン分離クラッチ25の係合のために相当の時間を要するため、迅速に大きい駆動力を車輪Wに伝達して良好な加速を得ることが困難である。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、急発進が要求されるストール発進時に、迅速に大きい駆動力を車輪に伝達して良好な加速を得ることが可能なハイブリッド車用駆動装置及びその制御方法を提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係るハイブリッド車用駆動装置の特徴構成は、モータと、前記モータとエンジンとの間で駆動力の伝達又は切断を行う第一クラッチと、前記モータ及び前記エンジンの一方又は双方の駆動力の車輪側への伝達又は切断を行う第二クラッチと、前記モータ、前記第一クラッチ及び前記第二クラッチの動作制御を行う制御装置とを備え、前記制御装置は、前記車輪が停止し且つ前記エンジンが停止している時に、ブレーキが効いている状態でアクセルが開かれた場合には、前記第二クラッチを開放して前記第一クラッチを係合し、前記モータを駆動して前記エンジンを始動させた後、前記第一クラッチを開放して前記第二クラッチを係合するストール発進待機制御を行う点にある。
この特徴構成によれば、車両の停止時に、ブレーキが効いている状態でアクセルが開かれたことによりストール発進が行われると判断し、車輪側にモータの駆動力が影響を与えないようにしつつエンジンを予め始動させることができる。
更に、エンジンを始動させた状態でその駆動力が車輪側に伝達されないようにし、かつモータの駆動力を伝達し得る状態でモータを停止させたストール発進待機状態とするので、例えば車両の発進時に、まず駆動力の立ち上がりが速いモータにより車輪を駆動し、その後既に始動されているエンジンの駆動力の車輪への伝達量を増加させる制御を迅速に行うことが可能となる。
したがって、迅速に大きい駆動力を車輪に伝達することができ、車両の発進時に良好な加速を得ることが可能となる。
また、前記制御装置は、前記ストール発進待機制御が終了した後のストール発進待機状態で、前記ブレーキが解除された場合には、前記モータの駆動力により前記車輪を駆動しつつ、前記第一クラッチの作動圧を上昇させて前記エンジンの駆動力の前記車輪側への伝達量を増加させるストール発進制御を行うこととすると好適である。
これにより、車両の発進時に、まず駆動力の立ち上がりが速いモータにより車輪を駆動し、その後既に始動されているエンジンの駆動力の車輪への伝達量を増加させるので、モータ及びエンジンの特性に応じて迅速かつ効率的に大きい駆動力を車輪に伝達することができ、車両の発進時に良好な加速を得ることが可能となる。
また、前記制御装置は、前記エンジンが始動した後、前記ブレーキが解除されるまでの間、前記モータを停止させる制御を行うことができる。
これにより、エンジンの始動後から車両を発進させるまでの間、モータに不必要な駆動力を発生させることがない。したがって、バッテリの電力の無駄な消費を抑えることができるとともに、モータや第二クラッチに作用する負荷を軽減することができる。
また、前記制御装置は、前記ストール発進待機制御が終了した後、前記ブレーキが解除されるまでの間、前記モータに駆動力を発生させる制御を行うことができる。
なお、この際に前記モータに発生させる駆動力としては、例えば、前記アクセルの開度に応じた駆動力や、上り勾配のある場所等で車両を停止させるために必要な駆動力等とすることができる。
これにより、ブレーキが効いて車両が停止されている間も、車輪に対して駆動力が与えられた状態となるので、ブレーキを解除した際に車両をより迅速に発進させることができる。
また、上り勾配のある場所で車両が停止している場合等であっても、ブレーキを解除した際に車両が後退することを防止できる。
また、前記制御装置は、前記車輪が停止し且つ前記エンジンが停止している時に、アクセルが閉じられてブレーキが効いている状態では、前記モータを停止させ、前記第一クラッチを開放して前記第二クラッチを係合した通常発進待機状態とする制御を行うと好適である。
車両の停止時に、アクセルが閉じられてブレーキが効いている状態では、通常の発進が行われると判断し、燃費を良くするためにエンジンを停止したままの状態とすることができる。更に、モータの駆動力を伝達し得る状態でモータを停止させた通常発進待機状態とするので、モータのみによる通常の発進動作を好適に行うことが可能となる。
本発明に係るハイブリッド車用駆動装置のもう一つの特徴構成は、モータと、前記モータとエンジンとの間で駆動力の伝達又は切断を行う第一クラッチと、前記モータ及び前記エンジンの一方又は双方の駆動力の車輪側への伝達又は切断を行う第二クラッチと、前記モータ、前記第一クラッチ及び前記第二クラッチの動作制御を行う制御装置と、を備え、前記制御装置は、ブレーキが効いて前記車輪が停止している状態で、アクセルが閉じられている場合には通常発進待機状態とし、アクセルが開かれた場合にはストール発進待機状態とする制御を行う点にある。
この特徴構成によれば、制御装置は、ブレーキが効いて前記車輪が停止している状態でアクセルが閉じられている場合には通常の発進が行われると判断し、同じく前記車輪が停止している状態でアクセルが開かれた場合にはストール発進が行われると判断し、その判断に従ってそれぞれの発進に適した待機状態を選択して実行する。したがって、運転者の要求に応じて迅速かつ的確な車両の発進制御を行うことができる。
本発明に係るハイブリッド車用駆動装置の制御方法の特徴構成は、モータと、前記モータとエンジンとの間で駆動力の伝達又は切断を行う第一クラッチと、前記モータ及び前記エンジンの一方又は双方の駆動力の車輪側への伝達又は切断を行う第二クラッチと、を備えたハイブリッド車用駆動装置に対して、前記車輪が停止し且つ前記エンジンが停止している時に、ブレーキが効いている状態でアクセルが開かれた場合には、前記第二クラッチを開放して前記第一クラッチを係合し、前記モータを駆動して前記エンジンを始動させた後、前記第一クラッチを開放して前記第二クラッチを係合する制御を行う点にある。
この特徴構成によれば、車両の停止時に、ブレーキが効いている状態でアクセルが開かれたことによりストール発進が行われると判断し、車輪側にモータの駆動力が影響を与えないようにしつつエンジンを予め始動させることができる。更に、エンジンを始動させた状態でその駆動力が車輪側に伝達されないようにし、かつモータの駆動力を伝達し得る状態でモータを停止させたストール発進待機状態とするので、車両の発進時に、まず駆動力の立ち上がりが速いモータにより車輪を駆動し、その後既に始動されているエンジンの駆動力の車輪への伝達量を増加させる制御を迅速に行うことが可能となる。したがって、迅速に大きい駆動力を車輪に伝達することができ、車両の発進時に良好な加速を得ることが可能となる。
〔第一の実施形態〕
以下に、本発明の第一の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態に係るハイブリッド車用駆動装置のシステム構成の概略を示す概念図である。
本実施形態に係る駆動装置1は、ハイブリッド車両に搭載され、モータ・ジェネレータM/G及びエンジンEの一方又は双方の駆動力を車輪Wに伝達するとともに、エンジンEの停止時にはモータ・ジェネレータM/Gの駆動力をエンジンEに伝達してエンジンEの始動を行う装置である。そこで、この駆動装置1は、モータ・ジェネレータM/G、モータ・ジェネレータM/GとエンジンEとの間で駆動力の伝達又は切断を行う第一クラッチC1、モータ・ジェネレータM/Gと車輪Wとの間に配置され、モータ・ジェネレータM/G及びエンジンEの一方又は双方の駆動力の車輪W側への伝達又は切断を行う第二クラッチC2としても機能する変速機2、及びこれらの動作制御を行う制御装置3を有して構成されている。そして、変速機2の出力軸4はディファレンシャルギヤ5に接続されており、そこから駆動軸6を介して車輪Wに駆動力が伝達される構成となっている。ここで、エンジンEとしては、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関が好適に用いられる。
この図1に示すように、この駆動装置1のシステム構成は、駆動力の伝達経路に沿って、エンジンE、第一クラッチC1、モータ・ジェネレータM/G、第二クラッチC2としても機能する変速機2、車輪Wの順に直列に接続された構成として表すことができる。なお、図1では、本実施形態に係る駆動装置1のシステム構成を分かりやすく表現するために、変速機2の内部を第二クラッチC2と変速機構7とに分離して機能的に表現している。
モータ・ジェネレータM/Gは、インバータ8により直流から交流に変換されたバッテリ9からの電力の供給を受けて中間軸10を回転駆動する。この中間軸10は、一方端が第一クラッチC1を介してエンジンEの図示しないクランクシャフトと同期回転するクランク軸11に接続され、他方端が第二クラッチC2を介して変速機2の変速機構7に接続されている。したがって、モータ・ジェネレータM/Gは、第一クラッチC1を係合した状態ではエンジンEの始動(クランキング)を行うことができ、第二クラッチC2を係合した状態では車輪Wの駆動を行うことができる構成となっている。
また、モータ・ジェネレータM/Gは、エンジンE又は車輪側からの駆動力により中間軸10が駆動されている状態では発電機として動作させることができる。この場合、モータ・ジェネレータM/Gで発電された電力は、インバータ8により交流から直流に変換されてバッテリ9に蓄えられる。
そして、このモータ・ジェネレータM/Gの動作制御は、M/G制御装置12からの制御信号に基づいて行われる。
第一クラッチC1は、モータ・ジェネレータM/GとエンジンEとの間に配置され、モータ・ジェネレータM/Gにより回転駆動される中間軸10と、エンジンEの図示しないクランクシャフトに同期回転するクランク軸11との接続又は分離を行うことにより、エンジンEとモータ・ジェネレータM/Gとの間での駆動力の伝達又は切断を行う。
したがって、エンジンEの停止時には、この第一クラッチC1を係合することによりモータ・ジェネレータM/Gの駆動力をエンジンEに伝達してエンジンEの始動を行うことができ、エンジンEの動作時には、この第一クラッチC1を係合することによりエンジンEの駆動力が変速機2を介して車輪Wに伝達される。
このような第一クラッチC1としては、係合開始から完全係合状態となるまでの間の半係合状態で滑らせながら駆動力の伝達を行うことが可能なクラッチが好適に用いられ、例えば湿式多板クラッチ等が用いられる。
そして、この第一クラッチC1の動作制御は、第一クラッチ制御装置13からの制御信号に基づいて行われる。
変速機2は、ここでは、モータ・ジェネレータM/Gと車輪Wとの間に配置され、モータ・ジェネレータM/G及びエンジンEの一方又は双方の駆動力により回転駆動される中間軸10からの入力回転を所望の変速比で変速して出力軸4に出力するとともに、その駆動力(回転)の出力軸4への伝達又は切断を行う。
このような変速機2としては、有段又は無段の自動変速機が好適に用いられる。本実施形態においては、変速機2として例えば6段等の有段の自動変速機を用いており、これは中間軸10を介して伝達された入力回転を所望の変速比で変速して出力軸4に出力するための遊星歯車列や、この遊星歯車列の動作制御を行うためのクラッチ及びブレーキ等を有している。そして、この変速機2は、これらのクラッチ及びブレーキの係合又は開放を行うことにより、所望の変速段への切り替えを行い、或いは中間軸10から入力された駆動力を出力軸4に伝達しない空転(ニュートラル)状態とすることができる。
すなわち、変速機2は、所望の変速段を選択して中間軸10から入力された駆動力を出力軸4に伝達する伝達状態と、その駆動力を出力軸4に伝達しない空転状態とを切り替えることができるので、第二クラッチC2としても機能することになる。したがって上記のとおり、変速機2は、機能的に見ると、第二クラッチC2と変速機構7とを有するものとして考えることができる。
本実施形態においては、変速機2の動作制御は、変速機制御装置14からの制御信号に基づいて行われる。
制御装置3は、エンジンEの動作制御を行うエンジン制御装置15、モータ・ジェネレータM/Gの動作制御を行うM/G制御装置12、第一クラッチC1の動作制御を行う第一クラッチ制御装置13、変速機2の動作制御を行う変速機制御装置14、車輪Wに設けられたブレーキBの動作制御を行うブレーキ制御装置24、及び車両全体の動作制御を行う車両制御装置16を備えている。
また、車両制御装置16には、中間軸10の回転数を検出する回転数センサ17、変速機2の出力軸4の回転数を検出する車速センサ18、アクセルペダル19の踏み込み量(アクセル開度)を検出するアクセルセンサ20、及びブレーキペダル21の踏み込み量(ブレーキストローク)を検出するブレーキセンサ22からの検出信号がそれぞれ入力される構成となっている。
更に、車両制御装置16のメモリ23には、後述するように、車両の各部からの情報に基づいて車両制御装置16により決定した状態フラグが格納される。
次に、本実施形態に係る駆動装置1の動作制御について図面に基づいて説明する。
図2から図5は、本実施形態に係る駆動装置1の動作制御を示すフローチャートである。また、図6は、本実施形態に係る駆動装置1による車両のストール発進時における各部の動作状態を示すタイミングチャートの一例である。
以下、車輪Wが停止し且つエンジンEが停止している車両の停止状態から車両が発進する際の動作制御を中心に、本実施形態に係る駆動装置1の動作制御について詳細に説明する。なお、以下に説明する駆動装置1の動作制御は、特に断らない限り制御装置3に含まれる車両制御装置16の制御の下に行われる。
図2は、本実施形態に係る駆動装置1において、「停止時制御」、「ストール発進待機制御」、「走行制御」の3つの制御処理のいずれかを選択する際の車両制御装置16における処理の流れを示すフローチャートである。この図に示すように、車両制御装置16は、メモリ23に格納されている状態フラグが「停止時制御」を示す「STOP」の状態である場合(ステップ#01:YES)、「停止時制御」を選択して実行し(ステップ#02)、状態フラグが「ストール発進待機制御」を示す「SSwait」の状態である場合(ステップ#03:YES)、「ストール発進待機制御」を選択して実行し(ステップ#04)、状態フラグが「走行制御」を示す「RUN」の状態である場合(ステップ#05:YES)、「走行制御」を選択して実行する(ステップ#06)。
ここで、状態フラグは、アクセルセンサ20、ブレーキセンサ22、車速センサ18、及び回転数センサ17を含む車両の各部からの情報に基づいて車両制御装置16において決定され、メモリ23に格納されているものが用いられる。
ここでは、ブレーキセンサ22により検出されるブレーキストロークが「0」でなくブレーキBが効いている状態で、かつ車速センサ18により検出される車速が「0」であり、エンジン制御装置15により制御されるエンジンEが停止状態であるときに、状態フラグは「STOP」の状態となる。
図3は、図2のフローチャートにおけるステップ#02「停止時制御」の処理の詳細を示すフローチャートである。この図に示すように、「停止時制御」の処理では、車両制御装置16は、まず、ブレーキセンサ22により検出されるブレーキストロークが「0」であるか否かについて判断する(ステップ#11)。そして、ブレーキストロークが「0」であり、ブレーキBが解除された状態である場合には(ステップ#11:YES)、通常の走行制御を行い(ステップ#12)、停止時制御は終了する。なお、このステップ#12の通常の走行制御としては、公知の各種のハイブリッド車両の走行制御を行うことができるが、ここでは詳細な説明は省略する。
一方、ブレーキストロークが「0」でなく、ブレーキBが効いている状態である場合には(ステップ#11:NO)、車両制御装置16は、次にアクセルセンサ20により検出されるアクセル開度が「0」より大きいか否かについて判断する(ステップ#13)。ここで、アクセル開度が「0」である場合には(ステップ#13:NO)、通常の停止状態であるので通常発進待機状態とする制御を行う。すなわち、車両制御装置16は、モータ・ジェネレータM/Gの出力トルクTmgを「0」としてモータ・ジェネレータM/Gを停止状態とし(ステップ#14)、第一クラッチC1の作動圧P1をスタンバイ圧P1sとし(ステップ#15)、第二クラッチC2の作動圧P2を完全係合圧P2eとする(ステップ#16)。
ここで、第一クラッチC1のスタンバイ圧P1sは、第一クラッチC1を開放状態とする圧力であればよく、第一クラッチC1を係合開始直前の状態とする圧力から圧力「0」までの間の任意の圧力とすることが可能である。また、第二クラッチC2の完全係合圧P2eは、第二クラッチC2が完全係合状態となる圧力である。
そして、ブレーキ制御装置24は、車両制御装置16からの命令信号を受けて、ブレーキBの作動圧Pbをブレーキストローク量に応じた圧Pbstとする(ステップ#17)。
また、ブレーキストロークが「0」でなく、ブレーキBが効いている状態で(ステップ#11:NO)、アクセルが開かれてアクセル開度が「0」より大きくなった場合には(ステップ#13:YES)、車両制御装置16は、ストール発進が行われると判断し、メモリ23に格納されている状態フラグを、「ストール発進待機制御」を示す「SSwait」の状態とする(ステップ#18)。これにより、図2のフローチャートに示すように「ストール発進待機制御」(ステップ#04)が行われる。
図4は、図2のフローチャートにおけるステップ#04「ストール発進待機制御」の処理の詳細を示すフローチャートである。この図に示すように、「ストール発進待機制御」の処理では、車両制御装置16は、まずエンジンEが既に始動しているか否か、すなわちエンジンEが完爆状態となっているか否かについて判断する(ステップ#21)。エンジンが完爆しているか否かは、エンジンに設けられた各種センサからエンジン制御装置15に入力される検出信号に基づいて判断される。
エンジンEが完爆状態となっていない場合には(ステップ#21:NO)、車両制御装置16は、第二クラッチC2の作動圧P2をスタンバイ圧P2sとし(ステップ#22)、第一クラッチC1の作動圧P1を完全係合圧P1eとし(ステップ#23)、モータ・ジェネレータM/Gの回転数Rmgをエンジンスタート回転数Resとするように回転数制御を行う(ステップ#24)。これによりエンジンEのクランキングが行われる。
そしてこの間も、ブレーキ制御装置24は、車両制御装置16からの命令信号を受けて、ブレーキBの作動圧Pbをブレーキストローク量に応じた圧Pbstとする(ステップ#25)。
ここで、第二クラッチC2のスタンバイ圧P2sは、第二クラッチC2を開放状態とする圧力であればよく、第二クラッチC2を係合開始直前の状態とする圧力から圧力「0」までの間の任意の圧力とすることが可能である。また、第一クラッチC1の完全係合圧P1eは、第一クラッチC1が完全係合状態となる圧力である。
また、エンジンスタート回転数Resは、第一クラッチC1を完全係合状態とした際にエンジンEを始動可能なモータ・ジェネレータM/Gの回転数以上の回転数に設定される。このエンジンスタート回転数Resは、具体的には、エンジンEのアイドリング回転数程度となり、例えば600〜700rpm程度となる。本実施形態においては、中間軸10はモータ・ジェネレータM/Gにより直接駆動される構成としているので、モータ・ジェネレータM/Gの回転数Rmgと中間軸10の回転数Rmとは同じとなる。したがって、本実施形態においては、モータ・ジェネレータM/Gの回転数Rmgは、中間軸10の回転数Rmを検出する回転数センサ17からの検出信号に基づいて検出される。
なお、このようにモータ・ジェネレータM/Gを所定回転数に維持する回転数制御は、中間軸10に作用する負荷に関わらずモータ・ジェネレータM/Gが当該所定回転数となるように、モータ・ジェネレータM/Gの出力トルクTmgを制御することにより行うことができる。
そして、エンジンEが完爆状態となった場合には(ステップ#21:YES)、車両制御装置16は、モータ・ジェネレータM/Gの回転数Rmgが「0」であるか否かについて判断する(ステップ#26)。ここで、モータ・ジェネレータM/Gの回転数Rmgが「0」でない場合には(ステップ#26:NO)、第二クラッチC2の作動圧P2をスタンバイ圧P2sとしたまま(ステップ#27)、第一クラッチC1の作動圧P1をスタンバイ圧P1sとする(ステップ#28)。そして、モータ・ジェネレータM/Gの回転数Rmgを「0」としてモータ・ジェネレータM/Gを停止状態とする回転数制御を行う(ステップ#29)。
そしてこの間も、ブレーキ制御装置24は、車両制御装置16からの命令信号を受けて、ブレーキBの作動圧Pbをブレーキストローク量に応じた圧Pbstとする(ステップ#30)。
そして、モータ・ジェネレータM/Gの回転数Rmgが「0」となった場合には(ステップ#26:YES)、第二クラッチC2の作動圧P2が完全係合圧P2eとなっているか否かについて判断する(ステップ#31)。そして、第二クラッチC2の作動圧P2が完全係合圧P2eとなっていない場合には(ステップ#31:NO)、第一クラッチC1の作動圧P1をスタンバイ圧P1sとしたまま(ステップ#32)、第二クラッチC2の作動圧P2を完全係合圧P2eとする(ステップ#33)。そして、この間もモータ・ジェネレータM/Gの回転数Rmgは「0」のままとする(ステップ#34)。また、ブレーキ制御装置24も、ブレーキBの作動圧Pbをブレーキストローク量に応じた圧Pbstとする(ステップ#30)。
これにより、ストール発進待機制御が終了し、駆動装置1はストール発進待機状態となる。
そして、第二クラッチC2の作動圧P2が完全係合圧P2eとなった場合には(ステップ#31:YES)、車両制御装置16は、メモリ23に格納されている状態フラグを、「走行制御」を示す「RUN」の状態とする(ステップ#36)。これにより、図2のフローチャートに示すように「走行制御」(ステップ#06)が行われる。
図5は、図2のフローチャートにおけるステップ#06「走行制御」の処理の詳細を示すフローチャートである。この図に示すように、「走行制御」の処理では、車両制御装置16は、まず、ブレーキセンサ22により検出されるブレーキストロークが「0」であるか否かについて判断する(ステップ#41)。そして、ブレーキストロークが「0」でなく、ブレーキBが効いている状態である場合には(ステップ#41:NO)、車両制御装置16は、駆動装置1のストール発進待機状態を維持する制御を行う。
すなわち、車両制御装置16は、第一クラッチC1の作動圧P1をスタンバイ圧P1sとし(ステップ#42)、第二クラッチC2の作動圧P2を完全係合圧P2eとした状態に維持する(ステップ#43)。そして、既に始動しているエンジンEについては、車両制御装置16からの命令信号を受けて、エンジン制御装置15がエンジンEの回転数Reをアイドリング回転数Ridに維持する制御を行う(ステップ#44)。またこの間、モータ・ジェネレータM/Gの出力トルクTmgは「0」として停止状態を維持する(ステップ#45)。ブレーキ制御装置24も、ブレーキBの作動圧Pbをブレーキストローク量に応じた圧Pbstとする(ステップ#46)。
一方、ブレーキストロークが「0」となり、ブレーキBが解除された場合には(ステップ#41:YES)、ストール発進のための制御を行う。そのため、まず車両制御装置16は、中間軸10の回転数Rmが、エンジンEのアイドリング回転数Rid以上であるか否かについて判断する(ステップ#47)。このとき第二クラッチC2は完全係合状態であるので、中間軸10は変速機2の変速機構7を介して車輪Wと接続されている。したがって、中間軸10の回転数Rmは、そのときの車両の走行速度及び変速機構7において選択されている変速段に応じて定まる回転数となる。なお、中間軸10の回転数Rmは回転数センサ17により検出される。
そして、中間軸10の回転数RmがエンジンEのアイドリング回転数Rid未満である場合には(ステップ#47:NO)、モータ・ジェネレータM/Gの出力トルクTmgにより車輪Wを駆動しつつ、第一クラッチC1を半係合状態として滑らせながら、エンジンEの出力トルクTeを車輪W側に伝達するための制御を行う。この際、要求トルクTthを満たしつつ、中間軸10の回転数Rmの上昇に合せて第一クラッチC1の作動圧P1を上昇させてエンジンEの出力トルクTeの車輪W側への伝達量を増加させ、それに従ってモータ・ジェネレータM/Gの出力トルクTmgを減少させる制御を行う。
これは、中間軸10の回転数RmがエンジンEのアイドリング回転数Ridより低い状態で第一クラッチC1を完全に係合させると、エンジンEの回転数Reがアイドリング回転数Ridより下がりエンジンEの回転が不安定になる、或いは、第一クラッチC1のエンジンE側のクランク軸11の回転数(ここではエンジンEの回転数Re)と中間軸10の回転数Rmとの差による第一クラッチC1の係合時のトルク変動が車輪Wに伝達される等により、車輪Wの円滑な動作状態を維持することができないからである。
そこで、まず要求トルクTthを算出する(ステップ#48)。ここで、要求トルクTthは、アクセルセンサ20により検出されたアクセル開度の情報に基づいて車両制御装置16において決定される。したがって、要求トルクTthは、アクセル開度thの関数f(th)として表すことができ(Tth=f(th))、車両制御装置16は、この関数f(th)又はこの関数f(th)を利用して作成されたテーブルを用いて要求トルクTthを算出する。
この間もエンジン制御装置15は、エンジンEの回転数Reをアイドリング回転数Ridに維持する制御を行う(ステップ#49)。
また、第二クラッチC2の作動圧P2は完全係合圧P2eのまま維持される(ステップ#50)。
そして、第一クラッチ制御装置13は、車両制御装置16からの命令信号を受けて、第一クラッチC1の作動圧P1を、エンジンEの回転数Reをアイドリング回転数Rid以上に維持しつつエンジンEの出力トルクTeを車輪W側に伝達することができるように調整される調整係合圧P1aとする制御を行う(ステップ#51)。この調整係合圧P1aは、エンジンEの回転数Reと中間軸10の回転数Rmとの差(Re−Rm)の関数として表すことができ(P1a=g(Re−Rm))、車両制御装置16は、この関数g(Re−Rm)又はこの関数g(Re−Rm)を利用して作成されたテーブルを用いて調整係合圧P1aを算出し、第一クラッチC1の作動圧P1を調整する制御を行う。なお、ここでは、この関数g(Re−Rm)は、エンジンEの回転数Reと中間軸10の回転数Rmとの差(Re−Rm)が減少するに従って増加する関数となる。
その後、第一クラッチC1を介してエンジンE側から中間軸10側に伝達される伝達トルクTcを検出する(ステップ#52)。この伝達トルクTcが、エンジンEの出力トルクTeのうち調整係合圧P1aの下で第一クラッチC1を介して車輪W側に伝達されるトルクに相当する。
この第一クラッチC1の伝達トルクTcは、第一クラッチC1の作動圧P1(=調整係合圧P1a)の関数として表すことができ(Tc=h(P1))、車両制御装置16は、この関数h(P1)又はこの関数h(P1)を利用して作成されたテーブルを用いて伝達トルクTcを検出する処理を行う。
そして、M/G制御装置12は、車両制御装置16からの命令信号を受けて、モータ・ジェネレータM/Gの出力トルクTmgが、要求トルクTthからクラッチ伝達トルクTcを差し引いたトルク(Tmg=Tth−Tc)となるようにモータ・ジェネレータM/Gを動作させる(ステップ#53)。これにより、運転者のアクセル操作による出力要求を反映した走行を行うことができる。但し、このときの要求トルクTthがモータ・ジェネレータM/Gの出力トルクTmgの最大トルクTmgmaxよりも大きい場合には、当然ながら出力トルクTmgはその最大トルクTmgmaxとなる。
一方、中間軸10の回転数RmがエンジンEのアイドリング回転数Rid以上である場合には(ステップ#47:YES)、第一クラッチC1を完全係合状態として、要求トルクTthを満たす車輪Wの駆動を主としてエンジンEの出力トルクTeにより行わせるための制御を行う。この際、モータ・ジェネレータM/Gの出力トルクTmgは、エンジンEの出力トルクTeの増加に伴って減少させ、定常走行状態に入った後は、モータ・ジェネレータM/GはエンジンEにより回転駆動される発電機として動作させる。
そこで、まず要求トルクTthを算出する(ステップ#54)。この処理は上記のステップ#48と同様であるので説明は省略する。
また、第二クラッチC2の作動圧P2は完全係合圧P2eのまま維持される(ステップ#55)。
そして、第一クラッチ制御装置13は、車両制御装置16からの命令信号を受けて、第一クラッチC1の作動圧P1を完全係合圧P1eまで上昇させる制御を行う(ステップ#56)。本実施形態においては、第一クラッチC1の作動圧P1を完全係合圧P1eまで上昇させる制御は、第一クラッチC1の滑り量を検出し、その滑り量がゼロになるまで第一クラッチC1の作動圧P1を上昇させるフィードバック制御としている。
次に、エンジン制御装置15は、車両制御装置16からの命令信号を受けて、エンジンEの出力トルクTeを、要求トルクTthにモータ・ジェネレータM/Gによる発電に要するトルク(発電トルク)Tgを加えたトルク(Te=Tth+Tg)まで増加させ、当該トルクを維持するようにエンジンEを動作させる(ステップ#57)。この際、エンジンEの出力トルクTeを増加させるのに伴ってモータ・ジェネレータM/Gの出力トルクTmgを減少させ、最終的には、モータ・ジェネレータM/GはエンジンEにより回転駆動される発電機として動作させる。
したがって、M/G制御装置12は、車両制御装置16からの命令信号を受けて、モータ・ジェネレータM/Gの出力トルクTmgが、要求トルクTthからエンジンEの出力トルクTeを差し引いたトルク(Tmg=Tth−Te)となるようにモータ・ジェネレータM/Gを動作させる(ステップ#58)。
図6は、車両の通常の停止状態からブレーキが効いたままの状態でアクセルが開かれ、ストール発進が行われた場合の駆動装置1の各部の動作状態を示すタイミングチャートの一例である。
この図に示す例では、領域Aでは、アクセル開度が「0」であってブレーキが効いており、車速(出力軸回転数)が「0」であることから、車両は通常の停止状態にある。この状態では、図3の停止時制御のフローチャートに示されているように、モータ・ジェネレータM/Gの出力トルクTmgは「0」とし(ステップ#14)、第一クラッチC1の作動圧P1をスタンバイ圧P1sとし(ステップ#15)、第二クラッチC2の作動圧P2を完全係合圧P2eとしている(ステップ#16)。
この状態から、領域Bに入ったところでアクセルが開かれている。これにより、車両制御装置16はストール発進が行われると判断し、図4のフローチャートに示されているストール発進待機制御を開始する。
すなわち、まず、領域Bに示されているように、第二クラッチC2の作動圧P2をスタンバイ圧P2sとして第二クラッチC2を開放する(ステップ#22)とともに、第一クラッチC1の作動圧P1を完全係合圧P1eとして第一クラッチC1を係合する(ステップ#23)。これにより、モータ・ジェネレータM/Gは、車輪W側から切り離されてエンジンE側と接続される。そしてこの状態で、領域Cに示されているように、モータ・ジェネレータM/Gの回転数Rmgをエンジンスタート回転数ResとしてエンジンEのクランキングを行う(ステップ#24)。
エンジンEが完爆(始動)した後は、領域Dに示されているように、第二クラッチC2の作動圧P2をスタンバイ圧P2sとしたまま(ステップ#27)、第一クラッチC1の作動圧P1をスタンバイ圧P1sとする(ステップ#28)。これにより、モータ・ジェネレータM/Gは、車輪W側からもエンジンE側からも切り離される。そしてこの状態で、モータ・ジェネレータM/Gに対する電力供給を止めてモータ・ジェネレータM/Gを停止状態とする。図においてモータ・ジェネレータM/Gの出力トルクTmgが負の状態となっているのは、第一クラッチC1がスタンバイ圧P1sまで下がるまでの間、エンジンEにより回転駆動される状態となるからであり、車両制御装置16の制御としてはモータ・ジェネレータM/Gの出力トルクTmgは「0」としている。
その後、領域Eに示されているように、モータ・ジェネレータM/Gを停止し、エンジンEの回転数Reをアイドリング回転数Ridに維持した状態で、第一クラッチC1の作動圧P1をスタンバイ圧P1sとしたまま(ステップ#32)、第二クラッチC2の作動圧P2を完全係合圧P2eとする(ステップ#33)。これにより、モータ・ジェネレータM/Gは車輪W側に接続された状態となる。
この状態から、領域Fに入ったところでブレーキBが解除されている。これにより、車両制御装置16は、図5のフローチャートに示されているストール発進制御を開始する。
すなわち、領域Fに示されているように、モータ・ジェネレータM/Gの出力トルクTmgにより車輪Wを駆動して車両を発進させつつ、第一クラッチC1を半係合状態として滑らせながら、エンジンEの出力トルクTeを車輪W側に伝達する。この際、出力軸4の回転数の上昇(ここでは変速機2による変速が行われていないので中間軸10の回転数Rmの上昇に比例する)に合せて第一クラッチC1の作動圧P1を上昇させてエンジンEの出力トルクTeの車輪W側への伝達量を増加させる。そして、要求トルクTthを満たしつつ、エンジンEの出力トルクTeの車輪W側への伝達量の増加に従って、モータ・ジェネレータM/Gの出力トルクTmgは減少させる。この際の具体的な処理の流れは図5のフローチャートのステップ#48からステップ#53において説明したとおりである。
その後、第一クラッチC1の作動圧P1が完全係合圧P1eまで上昇して第一クラッチC1が完全係合状態となった後は、領域Gに示されているように、要求トルクTthを満たす車輪Wの駆動を主としてエンジンEの出力トルクTeにより行わせる定常走行状態に入る。すなわち、エンジンEの出力トルクTeが、要求トルクTthにモータ・ジェネレータM/Gによる発電に要するトルク(発電トルク)Tgを加えたトルク(Te=Tth+Tg)となるように制御する。そして、このとき第一クラッチC1が完全係合状態となっているので、モータ・ジェネレータM/GはエンジンEの駆動力により回転駆動されて発電機として動作する。よって、このときのモータ・ジェネレータM/Gの回転数RmgはエンジンEの回転数Reと一致している。
なお、このストール発進のタイミングチャートにおいて、M/G制御装置12によるモータ・ジェネレータM/Gの制御方法は、エンジンEを始動してその後回転を停止させるまでの領域C及びDでは回転数制御が行われ、その後の領域EからGではトルク制御が行われている。
〔第二の実施形態〕
次に、本発明の第二の実施形態について説明する。
上記第一の実施形態においては、図4のフローチャートに示すストール発進待機制御が終了して状態フラグが「走行制御」を示す「RUN」の状態となった後、ブレーキBが解除されるまでの間は、図5のフローチャートのステップ#42からステップ#46に示されているようにストール発進待機状態が維持されるが、このとき、モータ・ジェネレータM/Gは、出力トルクTmgが「0」とされて停止状態となっている(ステップ#45)。
これに対して、本実施形態に係る駆動装置1は、図4のフローチャートに示すストール発進待機制御が終了した後ブレーキBが解除されるまでの間、モータ・ジェネレータM/Gに駆動力を発生させる制御を行う点で上記第一の実施形態と相違する。以下、詳細に説明する。
本実施形態においては、ストール発進待機制御が終了した後ブレーキBが解除されるまでの間、モータ・ジェネレータM/Gに、要求トルクTthに応じた出力トルクTmgを出力させる制御を行う。ここで要求トルクTthは、上記のとおりアクセルセンサ20により検出されたアクセル開度の情報に基づいて車両制御装置16において決定されるものである。具体的には、上記第一の実施形態についての図5のフローチャートのステップ#45において、モータ・ジェネレータM/Gの出力トルクTmgを、要求トルクTthに一致させる制御を行う(Tmg=Tth)。
またこのとき、要求トルクTthがモータ・ジェネレータM/Gの出力トルクTmgの最大トルクTmgmaxよりも大きい場合には、第一クラッチC1の作動圧P1を上昇させて半係合状態とすることにより、エンジンEの出力トルクTeを車輪W側へ伝達することにより、不足分のトルクを補う制御とする。この際、エンジンEの出力トルクTeの車輪W側への伝達量は、第一クラッチC1の作動圧P1により調整することができる。
なお、このような制御に代えて、要求トルクTthがモータ・ジェネレータM/Gの出力トルクTmgの最大トルクTmgmaxよりも大きい場合に、モータ・ジェネレータM/Gの出力トルクTmgは最大トルクTmgmaxに維持し、エンジンEの出力トルクTeの車輪W側への伝達は行わない制御とすることも当然に可能である。
以上のような制御とすることにより、ストール発進待機状態を維持しつつ車両が停止している際に、車輪Wに要求トルクTthに応じたトルクを与えつつ、それをブレーキBにより停止させている状態とするので、ブレーキBを解除した際のストール発進において、より迅速に車両を発進させることが可能となる。
また、ストール発進待機制御が終了した後ブレーキBが解除されるまでの間、モータ・ジェネレータM/Gに、要求トルクTthに応じた出力トルクTmgに代えて、上り勾配のある場所等において車両を停止させるために必要な停止トルクTstに応じた出力トルクTmgとすることも好適な実施形態の一つである。
この場合、具体的には、上記第一の実施形態についての図5のフローチャートのステップ#45において、モータ・ジェネレータM/Gの出力トルクTmgを、停止トルクTstに一致させる制御を行う(Tmg=Tst)。
ここで、モータ・ジェネレータM/Gの出力トルクTmgを停止トルクTstに一致させる制御としては、例えば、車輪Wと接続されている出力軸4の回転数を車速センサ18により検出しているので、この車速センサ18により検出される出力軸4の回転数を「0」とするようにモータ・ジェネレータM/Gの出力トルクTmgを制御するフィードバック制御とすることができる。
また、モータ・ジェネレータM/Gの出力トルクTmgを停止トルクTstに一致させる制御としては、例えば、以下のような構成とすることもできる。すなわち、駆動装置1は、車両の傾きを検出する傾きセンサを備える構成とする。そして、車両制御装置16が、この傾きセンサからの出力に基づいて車両の停止している場所の上り勾配θを算出する。また、車両制御装置16は上り勾配θと、必要となる停止トルクTstとの関係を示す関数I(θ)の演算処理機能又はこの関数I(θ)の演算結果を示すテーブルを備えており、それに基づいてモータ・ジェネレータM/Gの停止トルクTstを算出する(Tst=I(θ))。そして、M/G制御装置12に対して命令信号を出力してモータ・ジェネレータM/Gの出力トルクTmgを停止トルクTstに一致させる制御を行う(Tmg=Tst)。なお、ここでの上り勾配θとしては、車両の前後方向に沿った上り勾配を算出する構成とすると好適である。
このような制御とすることにより、上り勾配のある場所で車両が停止している場合等に、ブレーキを解除した際に車両が後退することを防止することができる。
〔別実施形態〕
(1)上記の第一及び第二の実施形態では、ストール発進待機制御において、モータ・ジェネレータM/Gの回転数を「0」として停止させた状態で第二クラッチC2を係合する制御処理としている。これは、従来から一般的に用いられている自動変速機の内部のクラッチやブレーキ等を用いて第二クラッチC2を構成することを前提とした場合には、第二クラッチC2として半係合状態で滑らせながら駆動力の伝達を行うことがない構成とすることが望ましいからである。
したがって、第二クラッチC2として半係合状態で滑らせながら駆動力の伝達を行うことが可能なクラッチを用いる場合には、当然ながら、モータ・ジェネレータM/Gの回転動作中に、又はモータ・ジェネレータM/Gを所定の出力トルクTmgで駆動しながら第二クラッチC2を係合する制御とすることも可能である。
(2)また、上記の第一及び第二の実施形態では、ストール発進待機制御を行う条件は、図3のフローチャートに示すように、ブレーキストロークが「0」でなく(ステップ#11:NO)、かつアクセル開度が「0」より大きい(ステップ#13:YES)こととしている。しかし、ストール発進待機制御を行う条件はこれに限定されるものではない。したがって、例えば、ブレーキペダル21やアクセルペダル19の遊び等を考慮して、ブレーキストロークが「0」の近傍の一定範囲内にあり、かつアクセル開度が「0」より大きい一定の開度以上であるという条件でストール発進待機制御を行うことも好適な実施形態の一つである。
本発明は、エンジンとモータとを併用して走行するハイブリッド車両の発進時の制御に好適に用いることができる。
本発明の実施形態に係るハイブリッド車用駆動装置のシステム構成の概略を示す概念図 本発明の実施形態に係るハイブリッド車用駆動装置における制御処理の選択の際の処理の流れを示すフローチャート 図2のフローチャートにおけるステップ#02「停止時制御」の処理の詳細を示すフローチャート 図2のフローチャートにおけるステップ#04「ストール発進待機制御」の処理の詳細を示すフローチャート 図2のフローチャートにおけるステップ#06「走行制御」の処理の詳細を示すフローチャート 本発明の実施形態に係るハイブリッド車用駆動装置において、車両の停止状態からストール発進が行われた場合の駆動装置の各部の動作状態を示すタイミングチャートの一例 従来のハイブリッド車用駆動装置のシステム構成の概略を示す概念図
符号の説明
1 駆動装置
2 変速機
3 制御装置
16 車両制御装置
E エンジン
M/G モータ・ジェネレータ
W 車輪
C1 第一クラッチ
C2 第二クラッチ
P1 第一クラッチの作動圧
P2 第二クラッチの作動圧
Rmg モータ・ジェネレータの回転数
Re エンジンの回転数
Tmg モータ・ジェネレータの出力トルク
Te エンジンの出力トルク

Claims (7)

  1. モータと、前記モータとエンジンとの間で駆動力の伝達又は切断を行う第一クラッチと、前記モータ及び前記エンジンの一方又は双方の駆動力の車輪側への伝達又は切断を行う第二クラッチと、前記モータ、前記第一クラッチ及び前記第二クラッチの動作制御を行う制御装置と、を備えたハイブリッド車用駆動装置であって、
    前記制御装置は、前記車輪が停止し且つ前記エンジンが停止している時に、ブレーキが効いている状態でアクセルが開かれた場合には、前記第二クラッチを開放して前記第一クラッチを係合し、前記モータを駆動して前記エンジンを始動させた後、前記第一クラッチを開放して前記第二クラッチを係合するストール発進待機制御を行うハイブリッド車用駆動装置。
  2. 前記制御装置は、前記ストール発進待機制御が終了した後のストール発進待機状態で、前記ブレーキが解除された場合には、前記モータの駆動力により前記車輪を駆動しつつ、前記第一クラッチの作動圧を上昇させて前記エンジンの駆動力の前記車輪側への伝達量を増加させるストール発進制御を行う請求項1に記載のハイブリッド車用駆動装置。
  3. 前記制御装置は、前記エンジンが始動した後、前記ブレーキが解除されるまでの間、前記モータを停止させる制御を行う請求項1又は2に記載のハイブリッド車用駆動装置。
  4. 前記制御装置は、前記ストール発進待機制御が終了した後、前記ブレーキが解除されるまでの間、前記モータに駆動力を発生させる制御を行う請求項1又は2に記載のハイブリッド車用駆動装置。
  5. 前記制御装置は、前記車輪が停止し且つ前記エンジンが停止している時に、アクセルが閉じられてブレーキが効いている状態では、前記モータを停止させ、前記第一クラッチを開放して前記第二クラッチを係合した通常発進待機状態とする制御を行う請求項1から4の何れか一項に記載のハイブリッド車用駆動装置。
  6. モータと、前記モータとエンジンとの間で駆動力の伝達又は切断を行う第一クラッチと、前記モータ及び前記エンジンの一方又は双方の駆動力の車輪側への伝達又は切断を行う第二クラッチと、前記モータ、前記第一クラッチ及び前記第二クラッチの動作制御を行う制御装置と、を備えたハイブリッド車用駆動装置であって、
    前記制御装置は、ブレーキが効いて前記車輪が停止している状態で、アクセルが閉じられている場合には通常発進待機状態とし、アクセルが開かれた場合にはストール発進待機状態とする制御を行うハイブリッド車用駆動装置。
  7. モータと、前記モータとエンジンとの間で駆動力の伝達又は切断を行う第一クラッチと、前記モータ及び前記エンジンの一方又は双方の駆動力の車輪側への伝達又は切断を行う第二クラッチと、を備えたハイブリッド車用駆動装置の制御方法であって、
    前記車輪が停止し且つ前記エンジンが停止している時に、ブレーキが効いている状態でアクセルが開かれた場合には、前記第二クラッチを開放して前記第一クラッチを係合し、前記モータを駆動して前記エンジンを始動させた後、前記第一クラッチを開放して前記第二クラッチを係合するハイブリッド車用駆動装置の制御方法。
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