JP2009262586A - 車両の駆動装置 - Google Patents

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Shigeru Okuwaki
茂 奥脇
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寛之 柴田
Tomohito Ono
智仁 大野
Yoshika Kawaguchi
美嘉 河口
Nobukazu Ike
宣和 池
重樹 ▲高▼見
Shigeki Takami
Makoto Iwanaka
誠 岩中
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Abstract

【課題】コストの増加を抑えて動力伝達の無駄を抑制することができる車両の駆動装置を提供する。
【解決手段】駆動装置1は、リングギアR16に伝達部材6が、キャリアC16に出力部材9がそれぞれ連結された差動機構16と、サンギアS16と出力部材9とを係合状態と解放状態との間で切り換え可能なクラッチCL10と、サンギアS16をトランスミッション15に対して回転不能に制動する係合状態とその制動を解除する解放状態とを切り替え可能なブレーキB10とを有してクラッチCL10又はブレーキB10のいずれか一方が係合状態のときに伝達部材6の動力を出力部材9に伝達できるように変速機構10が構成されており、シフト操作装置12のシフトレバー23がニュートラルレンジ又はパーキングレンジに操作された場合にクラッチCL10及びブレーキB10のそれぞれが解放状態となるように変速機構10を制御する変速機構制御手段を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、駆動輪に動力を伝達する出力部材と回転電機との間に変速機構を介在させて、回転電機から出力される動力を変速機構で変速して出力部材に伝達する車両の駆動装置に関する。
内燃機関の出力軸が動力分配機構を経て第1の電動発電機と車輪駆動軸とに連結され、車輪駆動軸に第2の電動発電機が連結され、車輪駆動軸の途中に又は第2の電動発電機と車輪駆動軸との間に変速機構が設けられたハイブリッド車両の駆動装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。その他、本発明に関連する先行技術文献として特許文献2〜6が存在する。
特開2003−127681号公報 特願2007−333135号公報 特開2007−99018号公報 特開2005−226514号公報 特開2004−353781号公報 特開2004−60804号公報
上記のような駆動装置においては、車両が停車状態にある場合等、電動発動機等の回転電機の動力を駆動輪に伝達する必要がない場合がある。このような回転電機の動力を駆動輪に伝達する必要がない場合に回転電機の動力が駆動輪に伝達されると動力伝達の無駄が発生してしまう。回転電機と駆動輪との間の動力伝達を遮断すれば動力伝達の無駄は解消できるが、その為には回転電機の動力伝達を遮断するクラッチを変速機構の他に設けなければならない。しかし、変速機構の他にクラッチを設けるとコストの増加を招いてしまう。
そこで、本発明は、コストの増加を抑えて動力伝達の無駄を抑制することができる車両の駆動装置を提供することを目的とする。
本発明の車両の駆動装置は、内燃機関と、回転電機と、前記内燃機関及び前記回転電機が連結された動力分配機構と、前記動力分配機構から出力された動力が伝達される伝達部材と、車両の駆動輪に動力を出力する出力部材と、前記伝達部材から前記出力部材までの動力伝達経路に配置された変速機構と、を備えた車両の駆動装置において、前記変速機構は、相互に差動回転可能な第1回転要素、第2回転要素及び第3回転要素を持ち、前記第1回転要素に前記伝達部材が、前記第2回転要素に前記出力部材がそれぞれ連結された差動機構と、前記第3回転要素と前記出力部材とを接続する係合状態とその接続を解除する解放状態とを切り換え可能なクラッチと、前記第3回転要素を所定の固定部材に対して回転不能に制動する係合状態とその制動を解除する解放状態とを切り替え可能なブレーキとを有し、前記クラッチ又は前記ブレーキのいずれか一方が前記係合状態のときに前記伝達部材の動力を前記出力部材に伝達できるように構成されており、前記伝達部材の動力が前記駆動輪に伝達することを阻止すべき車両状態に対応付けられた特定レンジを含む複数のレンジ間で切り替え操作可能なシフト操作手段と、前記シフト操作手段が前記特定レンジに操作された場合に前記クラッチ及び前記ブレーキのそれぞれが前記解放状態となるように前記変速機構を制御する変速機構制御手段と、を備えることにより、上述した課題を解決する(請求項1)。
この車両の駆動装置によれば、伝達部材の動力が駆動輪に伝達することを阻止すべき車両状態において、変速機構のクラッチ及びブレーキのそれぞれが解放状態となるように変速機構が制御される。クラッチ及びブレーキのそれぞれが解放状態となると、クラッチの解放により第2回転要素と第3回転要素とが相対回転可能な状態になり、しかもブレーキの解放により第3回転要素が自由に回転できるため差動機構が空転する。このため、変速機構によって伝達部材の動力が出力部材へ伝達されることを阻止できる。従って、変速機構の他に動力伝達を阻止するためのクラッチ等の手段を設けることなく回転電機の動力が無駄に出力部材に伝達することを抑制することができる。
本発明の車両の駆動装置の一態様において、所定の始動要求を受け付けた場合に前記内燃機関を始動させる機関始動手段を備え、前記変速機構制御手段は、前記シフト操作手段が前記特定レンジに操作された状態で、かつ前記機関始動手段が前記始動要求を受け付けた場合に、前記クラッチ及び前記ブレーキのそれぞれが前記解放状態となるように前記変速機構を制御してもよい(請求項2)。この態様によれば、内燃機関に始動要求がされると、変速機構はクラッチ及びブレーキのそれぞれが解放状態になるように制御され、伝達部材の動力が出力部材に伝達されない状態となる。そのため、内燃機関始動時に内燃機関と出力部材との間のトルク変動は生じず、トルク変動にともなう変速機構のショックや異音の発生を抑えることができる。
この態様において、前記変速機構制御手段は、前記内燃機関の始動が完了した場合に前記変速機構の前記ブレーキ又は前記クラッチのいずれか一方が前記係合状態となるように前記変速機構を制御してもよい(請求項3)。この場合には、内燃機関の始動が完了すると車両の発進に先行して伝達部材と出力部材との動力伝達を可能にするように変速機構が制御される。そのため、内燃機関の始動が完了し、実際に車両を発進させるときには伝達部材と出力部材との動力伝達を可能にするために変速機構のブレーキ又はクラッチを係合状態とする時間を必要としない。従って、車両が発進するときに変速機構の制御にともなって生じる反応遅れを抑制することができる。
本発明の車両の駆動装置の一態様において、前記シフト操作手段が前記特定レンジへ切り替え操作された場合に、前記車両が所定速度を超えて走行していれば、前記回転電機の出力が低下するように前記回転電機を制御する出力制御手段を備え、前記変速機構制御手段は、前記出力制御手段によって前記回転電機の出力が低下するように制御された後に、前記クラッチ及び前記ブレーキのそれぞれが前記解放状態となるように前記変速機構を制御してもよい(請求項4)。この態様によれば、回転電機の出力が低下した後に、変速機構はクラッチ及びブレーキのそれぞれが解放状態になるように制御される。回転電機の負荷が緩和されてから出力部材への動力伝達が遮断されるので、回転電機の負荷の急減に伴う回転電機の過回転を抑制できる。
この態様において、前記出力制御手段は、前記特定レンジへ切り替え操作されてから所定時間経過後に前記回転電機の出力を低下させるように前記回転電機を制御してもよい(請求項5)。この場合には、シフト操作手段に対して特定レンジへ切り替え操作がされてから所定時間の経過を待って回転電機の出力を低下させることができる。
また、この態様において、前記出力制御手段は、前記回転電機をシャットダウンすることにより前記回転電機の出力を低下させてもよい(請求項6)。この場合には、回転電機がシャットダウンされることにより回転電機の出力をゼロにすることができるので、回転電機の過回転を確実に抑制することができる。
本発明の車両の駆動装置の一態様においては、前記車両が所定速度を超えて走行している状態で、前記シフト操作手段に対して所定の切り替え操作が行われた場合に、前記変速機構制御手段による前記変速機構の前記ブレーキ及び前記クラッチの状態の変更を禁止する禁止手段を備えてもよい(請求項7)。この態様によれば、車両が所定速度を超えて走行しているときに変速機構にショックを生じさせ得る所定の切り替え操作がシフト操作手段に行われても変速機構のブレーキ及びクラッチの状態の変更は禁止される。従って、走行中にシフト操作手段に対して所定の切り替え操作が行われることにより変速機構に生じ得るショックを抑制することができる。
この態様においては、前記禁止手段にて前記変速機構の前記ブレーキ及び前記クラッチの状態の変更が禁止された場合、前記シフト操作手段に対する前記所定の切り替え操作前の駆動力が維持されるように、前記回転電機を制御する駆動力制御手段を備えてもよい(請求項8)。この場合には、変速機構のブレーキ及びクラッチの状態の変更が禁止された後、所定の切り替え操作前の駆動力が維持される。従って、変速機構にショックを生じさせ得る所定の切り替え操作がシフト操作手段に行われてもその操作前の駆動力が維持されるので、その後の走行に与える影響を抑制することができる。
本発明の駆動装置においては、特定レンジとして如何なるレンジが設けられていてもよい。例えば、前記シフト操作手段には、前記特定レンジとしてニュートラルレンジ又はパーキングレンジが設けられていてもよい(請求項9)。
以上説明したように、本発明によれば、伝達部材の動力が駆動輪に伝達することを阻止すべき車両状態において、変速機構によって伝達部材の動力が出力部材へ伝達されることを阻止できるので、変速機構の他に動力伝達を阻止するためのクラッチ等の手段を設ける必要がない。従って、コストの増加を抑えて動力伝達の無駄を抑制することができる。
図1は、本発明の一形態に係る車両の駆動装置のスケルトン図を示している。図1の車両は駆動装置1が組み込まれることにより、ハイブリッド車両として構成されている。周知のようにハイブリッド車両は、内燃機関を走行用の駆動力源として備えるとともに、モータ・ジェネレータ等の回転電機を他の走行用の駆動力源として備えた車両である。駆動装置1は、内燃機関2と、内燃機関2から動力を伝達する入力軸3と、第1モーター・ジェネレータ4と、入力軸3と第1モーター・ジェネレータ4との間に介在する動力分配機構5と、内燃機関2及び第1モーター・ジェネレータ4の動力を伝達する伝達部材6と、回転電機としての第2モータ・ジェネレータ7と、伝達部材6と第2モータ・ジェネレータ7との間に介在する減速機構8と、出力部材9と、減速機構8と出力部材9との間に介在し、減速機構8から出力される動力を出力部材9に伝達する変速機構10と、パーキング機構11と、シフト操作手段としてのシフト操作装置12と、電子制御装置13と、を備えている。
内燃機関2は、火花点火型の多気筒内燃機関として構成されており、その動力は入力軸3を介して動力分配機構5に伝達される。内燃機関2は、ハイブリッド車に搭載される周知のものと同じでよいため、詳細な説明は省略する。また、第1モーター・ジェネレータ4と第2モータ・ジェネレータ7とは、同様の構成であり、電動機としての機能と発電機としての機能とを生じるように構成されている。第1モーター・ジェネレータ4及び第2モータ・ジェネレータ7もハイブリッド車に搭載される周知のものと同じでよいため、詳細な説明は省略する。
動力分配機構5は、3つの回転要素の間に差動作用を生じさせる遊星歯車機構として構成されており、外歯歯車であるサンギアS5と、そのサンギアS5に対して同軸的に配置された内歯歯車であるリングギアR5と、これらのギアS5、R5に噛み合うピニオンを自転かつ公転自在に保持するキャリアC5とを備えている。この形態では、入力軸3がキャリアC5に、第1モータ・ジェネレータ4がサンギアS5に、伝達部材6がリングギアR5にそれぞれ接続されている。
減速機構8は、動力分配機構5と同様に3つの回転要素の間に差動作用を生じさせる周知の遊星歯車機構として構成されている。即ち、外歯歯車であるサンギアS8と、そのサンギアS8に対して同軸的に配置された内歯歯車であるリングギアR8と、これらのギアS8、R8に噛み合うピニオンを自転かつ公転自在に保持するキャリアC8とを備えている。減速機構8の形態では、伝達部材6がキャリアC8に、第2モータ・ジェネレータ7がサンギアS8にそれぞれ接続され、リングギアR8が固定部材としてのトランスミッションケース15に固定されている。
変速機構10は、減速機構8から出力された動力を変速して出力部材9に伝達する機構であり、差動機構16を備えている。差動機構16は、いわゆるダブルピニオン型の遊星歯車機構として構成されている。即ち、差動機構16は、相互に差動回転する回転要素として、外歯歯車である第3回転要素としてのサンギアS16と、そのサンギアS16に対して同軸的に配置された内歯歯車である第1回転要素としてのリングギアR16と、サンギアS16に噛み合う第1ピニオン21及びリングギアR16に噛み合う第2ピニオン22を相互に噛み合わせた状態で、各ピニオン21、22を自転かつ公転自在に保持する第2回転要素としてのキャリアC16とを備える。
また、変速機構10には、トランスミッションケース15に対してサンギアS16を制動する係合状態とその制動を解除する解放状態との間で動作するブレーキB10が設けられている。更に、サンギアS16と出力部材9とを接続する係合状態とその接続を解除する解放状態との間で動作するクラッチCL10が設けられている。ブレーキB10及びクラッチCL10は、例えば油圧の供給とその停止とを切り替えることにより状態の切り替えを行い、変速機構10の動作を変化させるように構成されている。なお、ブレーキB10及びクラッチCL10の形式は、例えば摩擦式や噛み合い式が考えられるが、任意の形式でよい。そして、サンギアS16は、ブレーキB10又はクラッチCL10と選択的に接続可能に構成されており、キャリアC16は、出力部材9に接続されている。また、リングギアR16は、伝達部材6に接続されている。
変速機構10では、ブレーキB10によってサンギアS16を制動した係合状態で、伝達部材6からリングギアR16に動力が入力されると変速作用が生じて、入力された動力がキャリアC16に出力される。一方、クラッチCL10によってサンギアS16と出力部材9とを係合状態にすると、出力部材9はキャリアC16と接続されているためサンギアS16とキャリアC16は同じ回転数となる。クラッチCL10を係合状態としてブレーキB10を解放状態とすると低速段が設定され、ブレーキB10を係合状態としてクラッチCL10を解放状態とすると高速段が設定される。そして、これらブレーキB10、クラッチCL10のそれぞれが解放状態となると、クラッチCL10の解放によりキャリアC16とサンギアS16とが相対回転可能な状態になり、しかもブレーキB10の解放によりサンギアS16が自由に回転できる。そのため、差動機構16は空転し、変速機構10には伝達部材6からの動力を出力部材9に伝達しないニュートラル状態が設定される。
パーキング機構11は、車輪18と第2モータ・ジェネレータ7との間の出力部材9に設けられたパーキングギア19と、不図示のアクチュエータにより動作するパーキングポール20とを備えている。パーキング機構11は、パーキングギア19をパーキングポール20で拘束して車輪18を制動する拘束状態と、パーキングギア19に対するパーキングポール20の拘束を解除する拘束解除状態との間で切り替えが可能である。
シフト操作装置12は、装置本体22と、シフトレバー23と、シフトレバー23の位置を検出するシフト位置センサ24とを備えている。装置本体22には、パーキング機構11の拘束状態に対応するパーキングレンジと変速機構10のニュートラル状態に対応するニュートラルレンジと走行レンジとを含む複数のレンジが設定されている。また、走行レンジには、ドライブレンジとリバースレンジとが含まれている。ドライブレンジは車両の前進走行に対応する走行レンジであり、リバースレンジは車両の後退走行に対応するレンジである。これらのレンジのうち、ニュートラルレンジ及びパーキングレンジは本発明に係る特定レンジに相当し、伝達部材6の動力が駆動輪18に伝達することを阻止すべき車両状態に対応づけられている。シフトレバー23は、装置本体22に設定された複数のレンジ間で切り替え操作可能である。シフト位置センサ24は、シフトレバー23の装置本体22におけるレンジ位置を検出し、その検出位置を示す信号を出力する。
電子制御装置13は、不図示のマイクロプロセッサ及びその動作に必要なRAM、ROM等の周辺装置を含んだコンピュータとして構成されている。電子制御装置13は、車両に組み込まれた各種センサから出力された信号を参照しつつ所定のプログラムに従って駆動装置に関する各種の制御を実行する。シフト位置センサ24も電子制御装置13が参照するセンサの一つとして使用される。本形態では、電子制御装置13は内燃機関2の運転状態の制御も行っている。例えば、内燃機関2の空燃比制御等を行う他、電子制御装置13は本発明に係る機関始動手段としても機能する。一例として、電子制御装置13は、不図示のイグニッションキー、パワーボタン、スタートボタン等の操作手段に対する操作を始動要求の一つとして受け付けて、その始動要求を受け付けた場合に第1モータ・ジェネレータ4がスタータモータとして機能するように第1モータ・ジェネレータ4の動作を制御する。
また、電子制御装置13は、シフト位置センサ24が検出した信号を参照し、変速機構10のブレーキB10及びクラッチCL10とパーキング機構11のパーキングポール20の動作をそれぞれ制御する。電子制御装置13は、シフトレバー23がニュートラルレンジに切り替え操作されたことを確認すると、変速機構10がニュートラル状態に設定されるようにブレーキB10及びクラッチCL10を制御する。シフトレバー23が走行レンジに切り替え操作されたことを確認すると、電子制御装置13は、走行状況に応じて適切な状態となるようにブレーキB10及びクラッチCL10を制御する。また、電子制御装置13は、シフトレバー23がパーキングレンジに切り替え操作されたことを確認すると拘束状態に切り替えるようにパーキングポール20を制御し、さらに、変速機構10がニュートラル状態に設定されるようにブレーキB10及びクラッチCL10も制御する。一方、シフトレバー23がパーキングレンジ以外に切り替え操作されたことを確認すると拘束解除状態に切り替えるようにパーキングポール20を制御する。
上述のように電子制御装置13によって、シフト操作装置12のシフトレバー23がパーキングレンジに位置するとブレーキ及びクラッチCL10のそれぞれを解放状態としてニュートラル状態になるように変速機構10が制御される。第2モータ・ジェネレータ7の動力を出力部材9に伝達しないニュートラル状態を変速機構10で実現するため、変速機構10の他にクラッチを設ける必要がない。従って、コストの増加を抑えることができる。また、上述のようにシフト操作装置12のシフトレバー23がパーキングレンジに位置すると、パーキング機構11も拘束状態に切り替えられ、車両は停車している。そのため、シフト操作装置12のシフトレバー23がパーキングレンジに位置している場合には、第2モータ・ジェネレータ7の動力を出力部材9に伝達する必要はない。電子制御装置13は、シフト操作装置12のシフトレバー23がパーキングレンジ及びニュートラルレンジに位置すると変速機構10をニュートラル状態に設定するので第2モータ・ジェネレータ7と出力部材9との間で動力伝達が行われない。従って、車両が停車している場合等、第2モータ・ジェネレータ7と出力部材9との間の動力伝達が不要な場合に生じる動力伝達の無駄を抑制することができる。
図2は、変速機構10のブレーキB10及びクラッチCL10の状態を切り替える油圧回路の一例を示す図である。油圧回路30は、ストレーナ31により供給されたオイルをメカニカルオイルポンプ32とエレクトリックオイルポンプ33とによってブレーキ用ソレノイド34及びクラッチ用ソレノイド35に供給することにより、ブレーキ用ソレノイド34及びクラッチ用ソレノイド35の切り替えを行う構成である。ブレーキ用ソレノイド34は、ブレーキB10に接続されており、クラッチ用ソレノイド35は、クラッチCL10に接続されている。ソレノイド34、35の切り替えにより、ブレーキB10及びクラッチCL10の状態を切り替える。メカニカルオイルポンプ32及びエレクトリックオイルポンプ33とソレノイド34、35の経路内には油圧を一定に保つプレッシャーレギュレータバルブ36と油圧の変換を行うモジュレータバルブ37が配置されている。また、プレッシャーレギュレータバルブ36とモジュレータバルブ37とソレノイド34、35との経路にはオイルの供給を切り替えるライン圧用ソレノイド38が配置されている。なお、図2から明らかなように油圧回路30にはいわゆるマニュアルバルブが配置されていない。
図3は、電子制御装置13が実行する変速機構制御の制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。まず、ステップS1において電子制御装置13は、シフト位置センサ24からシフトレバー23の位置に応答した信号を取得する。電子制御装置13はシフト位置センサ24から取得した信号によりシフトレバー23の位置がパーキングレンジ又はニュートラルレンジであるか否かを判定し、肯定的判定の場合はステップS2に進む。一方、否定的判定の場合には、ステップS2以降をスキップして今回のルーチンを終了する。
ステップS2では、内燃機関2に対する始動要求を受け付けたか否かを判定し、肯定的判定の場合はステップS3に進み、否定的判定の場合には、ステップS3以降をスキップして今回のルーチンを終了する。ステップS3では、ブレーキB10及びクラッチCL10のそれぞれがともに解放状態となるように変速機構10を制御する。
ステップS4では、不図示のセンサからの信号により内燃機関2の始動が完了したか否かを判定し、肯定的判定の場合はステップS5に進み、否定的判定の場合には、ステップS5をスキップして今回のルーチンを終了する。ステップS5において、電子制御装置13は、ブレーキB10又はクラッチCL10のいずれか一方が係合状態となるように変速機構10を制御する。その後、電子制御装置10は今回のルーチンを終了する。
図3のルーチンの実行により、シフト操作装置12のシフトレバー23がパーキングレンジ又はニュートラルレンジに位置している状態で第1モータ・ジェネレータ4が内燃機関2の始動要求を受け付けた場合には変速機構10はニュートラル状態に設定される。内燃機関2の始動により内燃機関2から生じる動力が停止している出力部材9にそのまま伝達されると出力部材9からのイナーシャトルクにより変速機構10にはショックが生じる。しかし、変速機構10がニュートラル状態に設定されていれば、内燃機関2から生じる動力は出力部材9に伝達されず、変速機構10にショックが生じることもない。一方、図3のルーチンの実行により、内燃機関2の始動が完了すれば、変速機構10は車両の発進に先行して第2モータ・ジェネレータ7の動力を伝達できるようにブレーキB10又はクラッチCL10のいずれか一方が係合状態となるように制御される。これにより、実際にシフト操作装置12のシフトレバー23がパーキングレンジ又はニュートラルレンジから走行レンジに切り替え操作されても、その切り替え操作のときには既に変速機構10のブレーキB10及びクラッチCL10が係合状態にあるので、変速ショックが発生しない。また、変速機構10のブレーキB10及びクラッチCL10が係合状態であれば、内燃機関等の駆動力源から出力部材9へ動力伝達を行うことができる。そのため、車両の発進要求に対して改めて変速機構を制御する必要はなく、車両の発進要求に遅れることなく内燃機関等の駆動力源からの動力を出力部材9へ伝達することができる。従って、図3のルーチンの実行により内燃機関2の始動時に変速機構10に発生するショックを抑制するとともに車両が発進する際の反応遅れを抑制することができる。図3のルーチンを電子制御装置13が実行することにより、本発明に係る変速機構制御手段が実現される。
図4は、電子制御装置13が実行する出力制御の制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。まず、ステップS11において電子制御装置13は、シフト位置センサ24からシフトレバー23の切り替え操作に応答した信号を取得する。電子制御装置13は、シフト位置センサ24から取得した信号によりシフトレバー23がパーキングレンジ又はニュートラルレンジへの切り替え操作がされたか否かを判定し、肯定的判定の場合はステップS12に進む。一方、否定的判定の場合には、ステップS12以降をスキップして今回のルーチンを終了する。
ステップS12では、電子制御装置13は、不図示のセンサからの信号により車両の速度が所定速度を超えているか否かを判定し、肯定的判定の場合はステップS13に進み、否定的判定の場合には、ステップS13以降をスキップして今回のルーチンを終了する。次に、ステップS13では、電子制御装置13は、シフトレバー23の切り替え操作がされた後からの経過時間が所定時間を超えているか否かを判定し、肯定的判定の場合はステップS14に進み、否定的判定の場合には、ステップS14以降をスキップして今回のルーチンを終了する。ステップS14において電子制御装置13は、第2モータ・ジェネレータ7をシャットダウンさせる。続くステップS15では、不図示のセンサより第2モータ・ジェネレータ7のシャットダウンが完了したか否かを判定し、肯定的判定の場合はステップS16に進み、否定的判定の場合にはステップS16をスキップして今回のルーチンを終了する。ステップS16において電子制御装置13は、ブレーキB10及びクラッチCL10のそれぞれが解放状態となるように変速機構10を制御する。その後、電子制御装置13は今回のルーチンを終了する。
図4のルーチンの実行により、シフト操作装置12のシフトレバー23がパーキングレンジ又はニュートラルレンジへ切り替え操作されても、車両の速度が所定速度を超えていれば、電子制御装置13は、第2モータ・ジェネレータ7をシャットダウンするまで変速機構をニュートラル状態に設定しない。車両が所定速度を超えて走行している状態で変速機構がニュートラル状態に設定されると第2モータ・ジェネレータ7にかかる負荷が急に減少し、第2モータ・ジェネレータ7に過回転を発生させてしまう。しかし、図4のルーチンの実行により、変速機構10にニュートラル状態が設定されるのは、第2モータ・ジェネレータ7がシャットダウンされて出力がゼロとなった後である。従って、車両の速度が所定速度を超えて走行している場合にシフト操作装置12のシフトレバー23にパーキングレンジ又はニュートラルレンジへの切り替え操作がされても第2モータ・ジェネレータ7に生じる過回転を抑制することができる。電子制御装置13が図4のルーチンを実行することにより、本発明に係る変速機構制御手段及び出力制御手段がそれぞれ実現される。
図5は、本発明に係る電子制御装置13が実行する変速段変更禁止制御の制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。まず、ステップS21において電子制御装置13は、シフト位置センサ24からシフトレバー23の切り替え操作に応答した信号を取得する。電子制御装置13は、シフト位置センサ24から取得した信号によりシフトレバー23がドライブレンジとリバースレンジとの間の切り替え操作がされたか否かを判定し、肯定的判定の場合はステップS22に進む。一方、否定的判定の場合には、ステップS22以降をスキップして今回のルーチンを終了する。ステップS22では、電子制御装置13は、不図示のセンサからの信号により車両の速度が所定速度を超えているか否かを判定し、肯定的判定の場合はステップS23に進み、否定的判定の場合には、ステップS23以降をスキップして今回のルーチンを終了する。
次のステップS23では、電子制御装置13は、変速機構10の変速段がシフトレバー23によるドライブレンジとリバースレンジとの間の切り替え操作される前の変速段に維持されるように変速機構10を制御する。つまり、電子制御装置13は、ブレーキB10及びクラッチCL10の状態の変更を禁止する。続くステップS24で電子制御装置13は、シフトレバー23によるドライブレンジとリバースレンジとの間の切り替え操作がされる前の駆動力が維持されるように第2モータ・ジェネレータ7の出力を制御する。その後、電子制御装置13は、今回のルーチンを終了する。
図5のルーチンの実行により、所定速度を超えた走行中のシフト操作装置12のドライブレンジとリバースレンジとの間の切り替え操作がされてもブレーキB10及びクラッチCL10の状態の変更は禁止される。これにより、車両の進行方向及び変速段もシフト操作装置12に対して行われた切り替え操作前の状態が維持される。ドライブレンジとリバースレンジとの間の切り替え操作は、進行方向が逆方向である走行レンジ間の切り替え操作に相当し、出力部材9に生じている動力と逆方向の動力を第2モータ・ジェネレータ7が出力することになる。この場合、変速機構10にはイナーシャトルクが発生することによりショックが生じてしまう。従って、シフト操作装置12による進行方向が逆方向である走行レンジ間の切り替え操作を禁止することにより、所定速度を超えた走行中のシフト操作装置12の切り替え操作によって変速機構10に生じ得るショックを抑制することができる。また、ブレーキB10及びクラッチCL10の状態の変更を禁止した後も、変速段及び駆動力が維持される。このため、ブレーキB10及びクラッチCL10の状態の変更を禁止したことによる車両の走行に与える影響を抑制することができる。
電子制御装置13が図5のルーチンを実行することにより禁止手段が実現され、さらに、図5のステップS23及びステップS24を実行することにより、駆動力制御手段が実現される。
但し、本発明は上述の形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の形態にて実施できる。上記の形態は本発明に係る車両の駆動装置1をハイブリッド車両に適用したものであるが、回転電機を備えたものであればハイブリッド車に限らず、電気自動車に適用することもできる。また、上述の形態では、パーキング機構11を車輪18と変速機構10との間の出力部材9上に配置しているが、このような配置に限定されるものではなく、車輪18と第2モータ・ジェネレータ7との間の動力伝達経路内に設けられていればよい。
また、上述したシフト操作装置12の構成も一例にすぎない。例えば、シフト操作手段としての切り替えボタンを備え、切り替えボタンのON/OFF信号を出力する構成であってもよい。この場合、電子制御装置13は、切り替えボタンのON/OFF信号に応答して、パーキング機構11のパーキングポール20及び変速機構10を制御すればよい。また、上述した図3、図4、図5の各ルーチンでは、レンジ位置に応答したボタンのON/OFF信号に基づいて各ステップにおける判定を実行してもよい。
また、第1モータ・ジェネレータ4を使用して内燃機関2を始動させることは一例にすぎない。例えば、電子制御装置13は、所定の始動要求を受け付けた場合に、膨張行程等の特定工程で停止した気筒内に残存する燃料を点火プラグにて着火することにより内燃機関2を始動させることもできる。このような始動制御を行うことを前提とする場合でも本発明の駆動装置は実現可能であり、この電子制御装置13は本発明に係る機関始動手段として機能する。
また、上述した動力分配機構5、減速機構8、変速機構10の構成は一例にすぎず、これらを機構学上等価な別形態に変更することも可能である。動力分配機構5、減速機構8、変速機構10の各回転要素に対する接続関係も別形態に変更することは可能である。更に、これらを遊星歯車機構で構成することは一例にすぎず、例えばこれらを歯車ではない摩擦車(ローラ)を回転要素として持つ遊星ローラ機構に置き換えても実施することは可能である。
また、上述した図4の制御ルーチンにおける第2モータ・ジェネレータ7をシャットダウンする構成も一例にすぎない。例えば、第2モータ・ジェネレータ7の出力を所定速度における出力よりも低下させることによっても第2モータ・ジェネレータ7の過回転を抑制する効果が得られる。さらに、上述の図5の制御ルーチンにおけるブレーキB10及びクラッチCL10の状態の変更が禁止されるシフト操作は、進行方向が逆方向であるレンジ間の切り替え操作に限定されるものではない。例えば、図5の制御ルーチンのステップS21においてドライブレンジからパーキングレンジへの切り替え操作がされた場合を肯定的判定としてもよい。ドライブレンジからパーキングレンジへの切り替え操作によっても第2モータ・ジェネレータ7と出力部材9との間にトルク変動が生じ、変速機構10にショックが生じ得るので、この場合でも変速機構10に生じるショックを抑制する効果が得られる。
本発明に係る車両の駆動装置のスケルトン図。 本発明に係る変速機構の油圧回路。 本発明に係る電子制御装置が実行する変速機構制御の制御ルーチンの一例を示すフローチャート。 本発明に係る電子制御装置が実行する場合の出力制御の制御ルーチンの一例を示すフローチャート。 本発明に係る電子制御装置が実行する場合の変速段変更禁止制御の制御ルーチンの一例を示すフローチャート。
符号の説明
1 車両の駆動装置
2 内燃機関
4 第1モータ・ジェネレータ(機関始動手段)
5 動力分配機構
6 伝達部材
7 第2モータ・ジェネレータ
9 出力部材
10 変速機構
11 パーキング機構
12 シフト操作手段
13 電子制御装置(変速機構制御手段、機関始動手段、出力制御手段、変速段変更禁止手段、駆動力制御手段)
15 トランスミッションケース(固定部材)
16 差動機構
B10 ブレーキ
CL10 クラッチ
S16 サンギア(第3回転要素)
C16 キャリア(第2回転要素)
R16 リングギア(第1回転要素)

Claims (9)

  1. 内燃機関と、回転電機と、前記内燃機関及び前記回転電機が連結された動力分配機構と、前記動力分配機構から出力された動力が伝達される伝達部材と、車両の駆動輪に動力を出力する出力部材と、前記伝達部材から前記出力部材までの動力伝達経路に配置された変速機構と、を備えた車両の駆動装置において、
    前記変速機構は、相互に差動回転可能な第1回転要素、第2回転要素及び第3回転要素を持ち、前記第1回転要素に前記伝達部材が、前記第2回転要素に前記出力部材がそれぞれ連結された差動機構と、前記第3回転要素と前記出力部材とを接続する係合状態とその接続を解除する解放状態とを切り換え可能なクラッチと、前記第3回転要素を所定の固定部材に対して回転不能に制動する係合状態とその制動を解除する解放状態とを切り替え可能なブレーキとを有し、前記クラッチ又は前記ブレーキのいずれか一方が前記係合状態のときに前記伝達部材の動力を前記出力部材に伝達できるように構成されており、
    前記伝達部材の動力が前記駆動輪に伝達することを阻止すべき車両状態に対応付けられた特定レンジを含む複数のレンジ間で切り替え操作可能なシフト操作手段と、前記シフト操作手段が前記特定レンジに操作された場合に前記クラッチ及び前記ブレーキのそれぞれが前記解放状態となるように前記変速機構を制御する変速機構制御手段と、を備えることを特徴とする車両の駆動装置。
  2. 所定の始動要求を受け付けた場合に前記内燃機関を始動させる機関始動手段を備え、
    前記変速機構制御手段は、前記シフト操作手段が前記特定レンジに操作された状態で、かつ前記機関始動手段が前記始動要求を受け付けた場合に、前記クラッチ及び前記ブレーキのそれぞれが前記解放状態となるように前記変速機構を制御する請求項1に記載の車両の駆動装置。
  3. 前記変速機構制御手段は、前記内燃機関の始動が完了した場合に前記変速機構の前記ブレーキ又は前記クラッチのいずれか一方が前記係合状態となるように前記変速機構を制御する請求項2に記載の車両の駆動装置。
  4. 前記シフト操作手段が前記特定レンジへ切り替え操作された場合に、前記車両が所定速度を超えて走行していれば、前記回転電機の出力が低下するように前記回転電機を制御する出力制御手段を備え、
    前記変速機構制御手段は、前記出力制御手段によって前記回転電機の出力が低下するように制御された後に、前記クラッチ及び前記ブレーキのそれぞれが前記解放状態となるように前記変速機構を制御する請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両の駆動装置。
  5. 前記出力制御手段は、前記特定レンジへ切り替え操作されてから所定時間経過後に前記回転電機の出力を低下させるように前記回転電機を制御する請求項4に記載の車両の駆動装置。
  6. 前記出力制御手段は、前記回転電機をシャットダウンすることにより前記回転電機の出力を低下させる請求項4又は5に記載の車両の駆動装置。
  7. 前記車両が所定速度を超えて走行している状態で、前記シフト操作手段に対して所定の切り替え操作が行われた場合に、前記変速機構制御手段による前記変速機構の前記ブレーキ及び前記クラッチの状態の変更を禁止する禁止手段を備える請求項1〜6のいずれか一項に記載の車両の駆動装置。
  8. 前記禁止手段にて前記変速機構の前記ブレーキ及び前記クラッチの状態の変更が禁止された場合、前記シフト操作手段に対する前記所定の切り替え操作前の駆動力が維持されるように、前記回転電機を制御する駆動力制御手段を備える請求項7に記載の車両の駆動装置。
  9. 前記シフト操作手段には、前記特定レンジとしてニュートラルレンジ又はパーキングレンジが設けられている請求項1〜8のいずれか一項に記載の車両の駆動装置。
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