JP2006136659A - 机等における配線装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造が簡単で、十分な配線容量を確保することができ、かつ、低コストで、体裁のよい収まりとすることができる机等における配線装置を提供する。
【解決手段】机1の上部後端部に取り付けられて、配線ケーブル31を机1の天板4の下面4aに沿って左右方向に配線処理可能な配線用のブラケット7を設ける。また、ブラケット7に、デスクトップパネル5が天板4よりも上側に突出した状態で取り付けが可能なデスクトップパネル取付部19と、幕板6が天板4よりも下側に垂れ下がった状態で取り付けが可能な幕板取付部としての係合部22及び被係合部24とを設ける。
【選択図】 図2

Description

本発明は、机等における配線装置に関する。
オフィス等で使用される机やテーブル(以下、これらを総称して「机等」という)の中には、後部に目隠し等を行うためのデスクトップパネルを立設して、執務スペースと、その他のスペースとの仕切りとして機能させることが多い。このようにすることによって、使用者に働きやすい執務空間を提供することが可能となる。また、天板下の後端部に、該天板から垂下するパネル状の幕板を取り付け、下肢空間を執務スペースと、その他のスペースとの仕切りとして機能させたものも多く見られる。
このように構成したパネルの取付構造としては、左右の支持体の側面、若しくは支持体同士を繋ぐ連結材に、デスクトップパネルあるいは基板を係止若しくは螺合して取り付けているのが一般的である(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
また、デスクトップパネルあるいは基板等のパネルの前方に配線ケーブルを配線したい場合には、天板の後端との間に隙間を設けてパネルを取り付け、その隙間を配線空間として配線処理するようにした構造も知られている(例えば、特許文献3、特許文献4参照)。
特開2002−282053号公報 特開2000−300352号公報 特開2004−167125号公報 特開2000−287758号公報
しかし、特許文献1に記載される机の構造では、デスクトップパネルと幕板の取り付けが、それぞれ独立しているから、構造が複雑になるとともに、コストも高くなるという問題を有し、また配線構造も設けられていない。一方、特許文献2に記載される机の構造で、幕板に加えてデスクトップパネルも取り付けできるようにした場合においては、デスクトップパネルと幕板の取り付けが、それぞれ独立した構造になるから、机の構造が複雑になるとともに、コストも高くなるという問題が予想され、また特許文献1と同様に配線構造も設けられていない。
これに対して、特許文献3では、天板の後端との間に隙間を設けて幕板を形成し、その隙間を配線空間として配線処理するようにした構造が用いられているが、天板の後端と幕板との間の隙間、すなわち配線空間を大きくすると、その分、配線空間が外部に露呈することとなって体裁が悪くなり、反対に隙間を小さくすると十分な配線容量が確保できないという問題がある。
特許文献4では、天板の後端と幕板との間に作られた隙間の上側を覆うようにしてカバーを設けているので、体裁の面では解決できるが、カバーを取り付けることにより部品点数が増え、コストも高くなるという問題が予想される。
本発明は、上述のような従来の課題を解決するためになされたものであって、構造が簡単で、十分な配線容量を確保することができ、かつ、低コストで、体裁のよい収まりとすることができる机等における配線装置を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)机の上部後端部に取り付けられて、配線ケーブルを机の天板下面に沿って左右方向に配線処理可能な配線用のブラケットを備え、かつ、前記ブラケットに、少なくともデスクトップパネルが前記天板よりも上側に突出した状態で取り付けが可能なデスクトップパネル取付部と、幕板が前記天板よりも下側に垂れ下がった状態で取り付けが可能な幕板取付部のいずれか一方を設ける。
(2)上記(1)項において、ブラケットの一部が天板下面に当接して取り付けられるとともに、前記ブラケットと前記天板との間に、前記ブラケットと前記天板とで囲まれ、かつ、左右両側が開口された配線スペースを形成する。
(3)上記(2)項において、天板の後端面との間に配線スペースに連通している所定の隙間を設けて、デスクトップパネルをデスクトップパネル取付部に取り付ける。
(4)上記(2)項において、天板の後端面との間に配線スペースに連通している所定の隙間を設けて、幕板を幕板取付部に取り付ける。
(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、デスクトップパネル取付部に取り付けたデスクトップパネルと幕板取付部に取り付けた幕板とが、天板とほぼ直角をなす同一平面を形成するようにする。
(6)上記(1)〜(5)項のいずれかにおいて、ブラケットと机本体との間にブラケット着脱手段を設け、該ブラケット着脱手段を介して、前記ブラケットを前記机本体に着脱可能に取り付ける。
本発明によると、次のような効果を奏することができる。
(a)請求項1記載の発明によれば、配線ケーブルを配線処理するブラケットを使用して、デスクトップパネルまたは幕板を取り付けることができるから、部品点数の低減、及び構造の簡略化が図れ、低コスト化が可能になる。また、天板の下面に沿って配線ケーブルを配線するので、配線ケーブルが外部に露呈するのを防止することができ、体裁の向上が図れる。
(b)請求項2記載の発明によれば、天板下面とブラケットとで囲まれた配線スペース内に配線ケーブルを収容するようにしているので、配線ケーブルが外部に露呈することなく、体裁良く収めることができる。
(c)請求項3記載の発明によれば、天板の後端面とデスクトップパネルとの間に、配線スペースに連通している所定の隙間を設けているので、天板の後端面とデスクトップパネルとの間の隙間を通して、配線スペース内に配線ケーブルを簡単に取り付けることができる。
(d)請求項4記載の発明によれば、天板の後端面と幕板との間に、配線スペースに連通している所定の隙間を設けているので、天板の後端面と幕板との間の隙間を通して、配線スペース内に配線ケーブルを簡単に取り付けることができる。
(e)請求項5記載の発明によれば、デスクトップパネルと幕板とが、同一平面を形成しているから、体裁の向上が図れる。
(f)請求項6記載の発明によれば、机本体に対してブラケットが着脱可能になっているから、配線が不要なとき、及びデスクトップパネルと幕板の取り付けが不要なときには、ブラケットを机本体から取り外し、必要なときに再び取り付けるという選択を自由に行うことができる。これにより、使い勝手が良くなり、実用面での向上が図れる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1は本発明を適用した配線装置の一例を備える机を背面側から見た外観斜視図、図2は、図1のII−II線に沿う拡大断面図である。
図1及び図2において、机(1)は、前後方向を向く左右1対の脚部(2)(2)を有する机本体(3)と、両脚部(2)(2)に跨って机本体(3)上に取り付けられた天板(4)と、該天板(4)の後端部において机本体(3)にそれぞれ取り付けられたデスクトップパネル(5)及び幕板(6)と、該デスクトップパネル(5)及び幕板(6)を机本体(3)に対して着脱可能に支持する左右1対のブラケット(7)(7)等とから構成されている。
なお、デスクトップパネル(5)及び幕板(6)は、ブラケット(7)(7)を介して着脱可能になっていることから、必ずしも同時に使用されるとは限らず、必要に応じてどちらか一方、または両方同時に取り付けて使用する場合もあり、さらには両方とも取り付けずに使用する場合もある。その使用形態は、利用者に任せられる。
また、ブラケット(7)(7)は、机本体(3)に対する幕板(6)の上下方向の位置を、上下2つの位置に切り換えできるようにしているとともに、幕板(6)の上下の向きを反対にして取り付けるのを可能にする。そこで、以下の説明では、図2に示すように、幕板(6)を上側位置に配置して使用する態様を「セッティングA態様」、図3に示すように、下側位置に配置して使用する態様を「セッティングB態様」、図4に示すように、幕板(6)の向きを上下逆さにして取り付けて使用する態様を「セッティングC態様」と、それぞれの態様を区別して呼ぶことにする。なお、図1は図2と同じ、セッティングA態様時の状態で示している。
左右1対のブラケット(7)(7)は同じ構造のものである。その1対のブラケット(7)(7)は、机本体(3)における左右の脚部(2)(2)の後上部間に架設された左右方向を向く連結補強部材(8)に、互いに左右両側に離れ、かつ、それぞれが後方を向くようにして取り付けられている。なお、連結補強部材(8)の上面(8a)には、天板(4)の下面(4a)が当接した状態で取り付けられている。
図5は、デスクトップパネル(5)と幕板(6)とブラケット(7)(7)とを概略的に示す分解斜視図である。デスクトップパネル(5)は、左右のブラケット(7)(7)が取り付けられている位置にそれぞれ対応して、パネル板(5a)の下面に、該下面よりほぼ直角に下側へ向かって突出している1対のピン(5b)(5b)を有している。各ピン(5b)(5b)には、図5のVI部拡大詳細斜視図である図6に示すように、その外周に2つのゴムリング(5c)(5c)が、ピン(5b)の上下方向に離して装着されている。
幕板(6)は、内部が一部空洞になった厚みのあるボードであり、ブラケット(7)と対向する前面(6a)側で、かつ、左右のブラケット(7)(7)と各々対応した位置には、内部に雌ねじを刻設した取付孔(9)(10)(11)(12)(13)がそれぞれ上下方向に離れて形成されている(図2〜図4参照)。また、幕板(6)の2つの位置、すなわちセッティグ態様A及びBのときに、上下方向の上側となる上面(6b)で、かつ、取付孔(9)〜(13)の真上と対応する幕板(6)の位置、及び、セッティング態様Cのときに、上下方向の上側(セッティグ態様A及びBのときには、上下方向の下側)となる下面(6c)で、かつ、取付孔(9)〜(13)の真下と対応する幕板(6)の位置には、それぞれ切欠部(14)(15)が形成可能になっている。なお、切欠部(14)(15)は、図7に部分的に拡大して示しているように、通常は、取り外し可能なキャップ(16)で閉じられ、使用するときにキャップ(16)を外すと切欠部(14)あるいは切欠部(15)が形成され、使用しないときには再びキャップ(16)で閉じると塞ぐことができる構造になっている。なお、図7では、キャップ(16)を取り外した状態を示している。
図8は、ブラケット(7)と幕板(6)の周辺構造を一部分解して示す拡大斜視図である。図8に示すように、各ブラケット(7)は、連結補強部材(8)を介して机本体(3)側に取り付けられるブラケット本体(7A)と、幕板取付部として幕板(6)側に取り付けられる幕板取付片(7B)とにより構成されている。
図9〜図11はブラケット本体(7A)を示す図である。これらの図を参照して、ブラケット本体(7A)の構造をさらに説明すると、ブラケット本体(7A)は、アルミダイキャストで一体に形成された基片部(17)、及び該基片部(17)の後部下面側よりほぼ直角に垂下している垂下部(18)と、該垂下部(18)とは別に作られ、該垂下部(18)に取り付けられた取付プレート(18A)とを有している。また、基片部(17)の前端面には、左右方向に向かう取付凹溝(17A)が設けられており、該取付凹溝(17A)に連結補強部材(8)の前面側の一部を受け入れ、該連結補強部材(8)に対する上下方向の位置決めを可能にしている。
一方、基片部(17)の後端側には、垂下部(18)の後面よりも後方に突出してなるデスクトップパネル取付部(19)が設けられており、このデスクトップパネル取付部(19)のほぼ中心に、机(1)の上下方向に貫通しているパネル取付孔(19A)が形成されている。そのパネル取付孔(19A)の内径は、デスクトップパネル(5)側のピン(5b)を挿入させたとき、パネル取付孔(19A)の内面に、ピン(5b)の外周に取り付けているゴムリング(5c)が圧接されてがたつきを無くした状態となる大きさに設定されている。また、基片部(17)には、デスクトップパネル取付部(19)の後面から取付凹溝(17A)内にわたって連続した状態にして、取付孔(21)が形成されている。さらに、基片部(17)の上面には、ブラケット本体(7A)の左右両側にリード口が開放された状態にして、左右方向に延びる凹溝状の配線受け部(17B)が形成されている。
垂下部(18)の後端面には、机(1)の上下方向に細長く延びる長方形の凹溝(20A)が形成されているとともに、さらに凹溝(20A)の底面に、それぞれ上下方向に延びる2つの凹溝(20B)(20B)が、互いに上下方向に離れて形成されている。そして、凹溝(20A)内には、該凹溝(20A)の全体を覆うようにして、金属製の上記取付プレート(18A)が取り付けられる。
取付プレート(18A)は、ブラケット本体(7A)の凹溝(20B)(20B)にそれぞれ対応して、上下方向に延びる係合部としての係合孔(22)(22)が形成されている。したがって、係合孔(22)(22)の裏面側は、凹溝(20B)(20B)が形成されていることによって空間になっている。また、係合孔(22)(22)は、互いに同じ構造であり、上端に拡幅部(22A)を有し、その下方には拡幅部(22A)から連続し、かつ、拡幅部(22A)よりも狭い幅で形成されている狭幅部(22B)を有している。そして、この取付プレート(18A)は、凹溝(20A)内において、ブラケット本体(7A)に取付ねじ(23a)で固定して取り付けられる。
このように構成されたブラケット本体(7A)(7A)は、机本体(3)側に取り付ける場合、図2に示すように、まず、配線受け部(17B)を上側に向け、かつ、上面の一部(7a)を天板(4)の下面(4a)に当接させた状態にして、連結補強部材(8)の前面に取付凹溝(17A)を当接させる。次いで、さらにブラケット本体(7A)の後端側からブラケット着脱手段を構成しているタッピングスクリュー(23b)を、取付孔(21)を通って連結補強部材(8)の前面に設けられている取付孔(8A)に螺合させると、それぞれ連結補強部材(8)に固定して取り付けることができる。これにより、ブラケット本体(7A)(7A)が連結補強部材(8)を介して机本体(3)に取り付けられる。
図12〜図15は幕板取付片(7B)を示す図である。これらの図を参照して、幕板取付片(7B)の構造をさらに説明する。幕板取付片(7B)は、合成樹脂成形品で、取付プレート(18A)の拡幅部(22A)(22A)と対応する寸法だけ、互いに上下方向に離れて形成された1対の被係合部(24)(24)と、この被係合部(24)(24)との間で、かつ、上下方向に延びる長孔として形成された取付孔(25)と、被係合部(24)を挟んで取付孔(25)と反対側に形成された取付孔(26)(27)とを有している。各被係合部(24)(24)は、幕板取付片(7B)の前面(28)から前方に向かってほぼ直角に突出され、取付プレート(18A)の拡幅部(22A)を貫通して凹溝(20B)内まで侵入できる状態になっている。
なお、各被係合部(24)(24)の前面(28)から取付プレート(18A)の板厚(t)と同じか若しくは幾分大きな寸法となる間の部分は、首部(24a)として機能し、該首部(24a)は左右の寸法が狭幅部(22B)の幅(S1)と同じか若しくは幾分小さな寸法で形成されている。さらに、各被係合部(24)(24)の首部(24a)よりも先端側の部分は拡幅頭部(24b)として機能し、該拡幅頭部(24b)は左右の寸法が拡幅部(22A)の左右の寸法よりも小さく、かつ、狭幅部(22B)よりも大きく形成されている。
したがって、幕板取付片(7B)は、幕板取付片(7B)の前面(28)側から取付プレート(18A)における拡幅部(22A)の内側に向かって押し付けて行くと、幕板取付片(7B)の各被係合部(24)(24)は、ブラケット本体(7A)の拡幅部(22A)を通って凹溝(20B)内まで侵入できる。続いて、幕板取付片(7B)を狭幅部(22B)内へ向かってスライドさせると、首部(24a)が狭幅部(22B)内に侵入され、かつ、拡幅頭部(24b)が取付プレート(18A)の背面側に係合された凸凹係合が得られる。この該凸凹係合により、幕板取付片(7B)の各被係合部(24)(24)は、ブラケット本体(7A)における取付プレート(18A)の前後面に対して直角の方向に抜け止めされ、幕板取付片(7B)がブラケット本体(7A)に対して取り付けられる。
また、幕板取付片(7B)の各取付孔(25)(26)(27)は、幕板(6)の取付孔(9)〜(13)に対応している。その対応関係は、セッティングA態様の位置では、取付孔(26)と取付孔(9)、及び取付孔(27)と取付孔(11)が対応し、セッティングB態様の位置では、取付孔(25)と取付孔(9)、及び取付孔(27)と取付孔(10)が対応し、セッティングC態様の位置では、取付孔(25)と取付孔(13)、及び取付孔(27)と取付孔(12)が対応する。そして、幕板取付片(7B)はそれぞれの対応する位置において、取付ねじ(29)で幕板(6)の前面(6a)に固定できるようになっている。
次に、作用を説明する。幕板(6)のセッティングA態様位置に幕板取付片(7B)を取り付けた状態で、幕板取付片(7B)を幕板(6)とともにブラケット本体(7A)に取り付ける。このセッティングA態様位置に取り付けた状態では、ブラケット本体(7A)のデスクトップパネル取付部(19)が、幕板(6)内に侵入した状態となる。しかし、該デスクトップパネル取付部(19)と対応する位置には切欠部(14)を設けているので、切欠部(14)のキャップ(16)を取り外すと、切欠部(14)内にデスクトップパネル取付部(19)を逃がし、図2に示すように、幕板取付片(7B)の前面(28)を取付プレート(18A)に当接させた状態で取り付けることができる。この取付状態では、幕板(6)の上面(6B)が天板(4)の下面(4a)とほぼ同一となる。
また、この取付状態では、配線受け部(17B)において、天板(4)の後端面(4c)と幕板(6)との間に隙間(30a)が作られ、さらに該隙間(30a)に連通して、天板(4)の下面(4a)と配線受け部(17B)との間に配線スペースとしての隙間(30b)が作られる。そして、配線ケーブル(31)を左右方向に向け、その配線ケーブル(31)を隙間(30a)より各配線受け部(17B)上の隙間(30b)内に侵入させ、左右1対のブラケット(7)(7)に跨らせると、該配線ケーブル(31)を天板(4)の下面(4a)に沿った状態にして配置することができる。すなわち、この配線では、該配線ケーブル(31)は天板(4)で隠され、外部に露呈しない状態で配線される。
次いで、デスクトップパネル取付部(19)の取付孔(19A)にピン(5b)を差し込むと、ブラケット本体(7A)上にデスクトップパネル(5)を取り付けることができる。このようにして取り付けたデスクトップパネル(5)は、幕板(6)と同一平面をなし、また、天板(4)とほぼ直角をなした状態になる。図1及び図2は、この状態を示す。
次に、幕板(6)のセッティングB態様位置に幕板取付片(7B)を取り付けた状態で、幕板取付片(7B)を幕板(6)とともにブラケット本体(7A)に取り付けた場合が、図3である。この場合では、幕板(6)がセッティングA態様位置の場合と比べて、上下方向において下側へ移動された状態になる。次いで、ピン(5b)をデスクトップパネル取付部(19)の取付孔(19A)に差し込み、デスクトップパネル(5)をブラケット本体(7A)上に取り付けると、デスクトップパネル(5)と幕板(6)との間に隙間(α)が作られた状態となる。この隙間(α)が作られる点がセッティングA態様位置の場合と異なる点であり、それ以外は同じであるので、説明は省略する。
次に、幕板(6)のセッティングC態様位置に幕板取付片(7B)を取り付ける場合は、幕板(6)は、上下の向きがセッティングA態様位置、及びセッティングB態様位置の場合とは逆になる。すなわち、幕板取付片(7B)は、幕板(6)に対して上下の向きが逆になった状態で取り付けられ、幕板取付片(7B)をブラケット本体(7A)に幕板(6)とともに取り付ける。図4は、このセッティングC態様位置に取り付けた状態を示す。
この幕板取付片(7B)を幕板(6)のセッティングC態様位置に取り付けた場合では、幕板(6)がセッティングA態様位置の場合と比べて、机(1)の上下方向において、上側へ位置が移動された状態になる。また、ブラケット本体(7A)のデスクトップパネル取付部(19)が、幕板取付片(7B)の内部に侵入する状態となる。しかし、該デスクトップパネル取付部(19)と対応する位置には切欠部(15)を設けているので、切欠部(15)のキャップ(16)を取り外すことにより、デスクトップパネル取付部(19)を切欠部(15)内に逃がし、図4に示すように、幕板取付片(7B)の前面(28)を取付プレート(18A)に当接させた状態で取り付けることができる。この取付状態では、幕板(6)の上面(6B)が天板(4)の上面(4b)とほぼ同一になる。
次いで、ピン(5b)をデスクトップパネル取付部(19)の取付孔(19A)に差し込み、デスクトップパネル(5)をブラケット本体(7A)上に取り付けた場合では、デスクトップパネル(5)と幕板(6)とは、間に隙間が作られることなく密着した状態になる。
したがって、この実施形態における構成では、上述のように作用することによって、次の(i)〜(xi)のような効果が期待できる。
(i)机(1)に設けられた配線処理用のブラケット(7)を使用して、デスクトップパネル(5)または幕板(6)を取り付けることができるから、部品点数の低減、及び構造の簡略化が図れ、低コスト化が可能になる。また、天板(4)の下面(4a)に沿って配線ケーブル(31)を配線するので、配線ケーブル(31)が外部に露呈するのを防止することができ、体裁の向上が図れる。
(ii)天板(4)の下面(4a)とブラケット(7)とで囲まれた隙間(30b)である配線スペース内に配線ケーブル(31)を収容するようにしているので、配線ケーブル(31)が外部に露呈することなく、体裁良く収めることができる。
(iii)天板(4)の後端面(4c)とデスクトップパネル(5)との間に、配線スペースである隙間(30b)に連通している所定の隙間(30a)を設けているので、この隙間(30a)を通して隙間(30b)内に配線ケーブル(31)を簡単に取り付けることができる。
(iv)天板(4)の後端面(4c)と幕板(6)との間に、配線スペースである隙間(30b)に連通している所定の隙間(30a)を設けているので、この隙間(30a)を通して隙間(30b)内に配線ケーブル(31)を簡単に取り付けることができる。
(v)デスクトップパネル(5)と幕板(6)をブラケット(7)に取り付けた状態では、デスクトップパネル(5)と幕板(6)とが互いに同一平面を形成するから、体裁の向上が図れる。
(iv)机本体(3)に対してブラケット(7)が着脱可能になっているから、配線が不要なとき、及びデスクトップパネル(5)と幕板(6)の取り付けが不要なときには、ブラケット(7)を机本体(3)から取り外し、必要なときに再び取り付けるという選択を自由に行うことができる。これにより、使い勝手が良くなり、実用面での向上が図れる。
なお、本発明は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、上記各実施形態に種々の変形や変更を施すことが可能である。例えば、上記実施の形態では、ブラケット(7)は左右に1対設けた構造を開示したが、2つ以上であってもよい。
本発明の一実施形態を備える机を背面側から見た外観斜視図である。 図1におけるII−II線に沿う拡大縦断側面図であり、セッティングA態様としたときの状態を示す。 セッティングB態様の状態としたときの図2と同様の部分の拡大縦断側面図である。 セッティングC態様の状態としたときの図2と同様の部分の拡大縦断側面図である。 デスクトップパネルと幕板とブラケットとを概略的に示す分解斜視図である。 図5のVI部拡大詳細斜視図である。 切欠部を説明する要部拡大斜視図である。 ブラケットと幕板の周辺構造を一部分解して示す拡大斜視図である。 ブラケット本体の正面図である。 図9のX−X線に沿う縦断側面図である。 図9のXI−XI線に沿う横断平面図である。 幕板取付片の正面図である。 同じく側面図である。 同じく底面図である。 図12のXV−XV線に沿う縦断側面図である。
符号の説明
(1)机
(2)脚部
(3)机本体
(4)天板
(4a)下面
(4b)上面
(4c)後端面
(5)デスクトップパネル
(5a)パネル板
(5b)ピン
(5c)ゴムリング(弾性部材)
(6)幕板
(6a)前面
(6b)上面
(7)ブラケット
(7A)ブラケット本体
(7B)幕板取付片
(8)連結補強部材
(8A)取付孔
(9)(10)(11)(12)(13)取付孔
(14)切欠部
(15)切欠部
(16)キャップ
(17)基片部
(17A)取付凹溝
(17B)配線受け部
(18)垂下部
(18A)取付プレート
(19)デスクトップパネル取付部
(19A)取付孔
(20A)凹溝
(20B)凹溝
(22)係合孔(係合部)
(22A)拡幅部
(22B)狭幅部
(23a)取付ねじ
(23b)タッピングスクリュー(ブラケット着脱手段)
(24)被係合部
(24a)首部
(24b)拡幅頭部
(25)(26)(27)取付孔
(28)前面
(29)取付ねじ
(30a)隙間
(30b)隙間
(31)配線ケーブル
(α)隙間

Claims (6)

  1. 机の上部後端部に取り付けられて、配線ケーブルを机の天板下面に沿って左右方向に配線処理可能な配線用のブラケットを備え、かつ、前記ブラケットに、少なくともデスクトップパネルが前記天板よりも上側に突出した状態で取り付けが可能なデスクトップパネル取付部と、幕板が前記天板よりも下側に垂れ下がった状態で取り付けが可能な幕板取付部のいずれか一方を設けたことを特徴とする机等における配線装置。
  2. ブラケットの一部が天板下面に当接して取り付けられるとともに、前記ブラケットと前記天板との間に、前記ブラケットと前記天板とで囲まれ、かつ、左右両側が開口された配線スペースを形成したことを特徴とする請求項1記載の机等における配線装置。
  3. 天板の後端面との間に配線スペースに連通している所定の隙間を設けて、デスクトップパネルをデスクトップパネル取付部に取り付けたことを特徴とする請求項2記載の机等における配線装置。
  4. 天板の後端面との間に配線スペースに連通している所定の隙間を設けて、幕板を幕板取付部に取り付けたことを特徴とする請求項2記載の机等における配線装置。
  5. デスクトップパネル取付部に取り付けたデスクトップパネルと幕板取付部に取り付けた幕板とが、天板とほぼ直角をなす同一平面を形成するようにしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の机等における配線装置。
  6. ブラケットと机本体との間にブラケット着脱手段を設け、該ブラケット着脱手段を介して、前記ブラケットを前記机本体に着脱可能に取り付けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の机等における配線装置。
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