JP2006135584A - データ伝送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 伝送路で付加されるデータ誤りに対して、高い誤り訂正能力を有するデータ伝送システムを提供することを目的とする。
【解決手段】 送信機は、伝送対象データを所定ビットで分割して並列化することにより得られる行列状の伝送対象データに対して、行方向に第1の誤り訂正符号化を施し、行ごとに第1の冗長ビットを付加して出力する第1の誤り訂正符号化器と、前記行列状の伝送対象データに前記第1の冗長ビットを付加したデータに対して、列方向に前記第2の誤り訂正符号化を施し、列ごとに前記第2の冗長ビットを付加して出力する第2の誤り訂正符号化器とを備え、受信機は、行方向に前記第1の誤り訂正符号化に対応した第1の誤り訂正復号化を施す第1の誤り訂正復号化器23と、第1の誤り訂正復号化後のデータに対して、列方向に前記第2の誤り訂正符号化に対応した第2の誤り訂正復号化を施す第2の誤り訂正復号化器24と、を備えている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像音声データ等の伝送対象データの送受信を行うデータ伝送システムに関する。特に、伝送路にて生じうるデータ誤りに対して、高い訂正能力を有するデータ伝送システムに関する。
図10に従来のデータ伝送システムのブロック図を示す。このデータ伝送システムは、送信機100と受信機200とから構成される。送信機100は、誤り訂正符号化器101と、変調回路102と、RFアップコンバータ103と、アンテナ104と、から概略構成される。受信機200は、アンテナ201と、RFダウンコンバータ202と、復調回路203と、誤り訂正復号化器204と、から概略構成される。
誤り訂正符号化器101は、衛星や放送局(双方とも不図示)から放送される信号を受信することにより得られるデジタルの画像音声データに対して、誤りを検出して訂正するための誤り訂正符号化(FEC;Forward Error Correction)を施す。
変調回路102は、誤り訂正符号化が施された画像音声データを表す信号に、スペクトラム拡散やOFDM(直交波周波数分割多重;Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調等の所定の変調を加える。RFアップコンバータ103は、該変調が加えられた信号の周波数をアップコンバートしてRF信号を出力する。該RF信号はアンテナ104から放射される。
尚、誤り訂正符号化器101に与えられる画像音声データは、例えば、MPEG2のTS(トランスポートストリーム)信号より成る。
アンテナ201で受信された信号は、RFダウンコンバータ202によるダウンコンバート、復調回路203による復調(スペクトラム逆拡散やOFDM復調等)を経て、誤り訂正復号化器204に供給され、誤りの検出及び訂正が施される。
ところで、送信機100と受信機200との間の伝送路で、壁などの障害物が存在した場合、これらの障害物からの無線電波の反射や回折によるマルチパスフェージングが生じる。このマルチパスフェージングは、或るパケット全体あるいはブロック全体で画像音声データ(デジタル画像音声信号)の誤りを起こすバースト誤りの原因となる。
また、伝送路をさえぎるような障害物があった場合、送信機100から出力される電波が、弱まって受信機200に伝わることがある。このような電波の弱まりは、画像音声データの所々のデータを誤らせるランダム誤りを発生させる。
上記のようなマルチパスフェージングや電波の弱まりがある状態においては、送信された画像音声データの品質が劣化し、ビット誤り率(BER;Bit Error Rate)特性が大きく劣化する。
このような品質劣化を防ぐ為に、FECや、再送要求(ARQ:Automatic Repeat Request)、またはこれらを組み合わせた技術が、従来から存在する。
例えば、下記特許文献1や下記特許文献2においては、ARQ機能あるいはFEC等のエラー処理をネットワーク状況に応じて動的に変更することによって、高品質なデータ再生を実現しようとした技術が開示されている。
図11に、FECとARQを組み合わせた処理のフローを示す。送信機がデジタルの画像音声データを送信し(ステップS100)、受信機がその画像音声データを受信する(ステップS101)。受信機では、この受信したデータに対して誤り検出や誤り訂正を行い(ステップS102)、データ誤りが完全に除去できたかを判定する(ステップS103)。
データ誤りが完全に除去できたと判定された場合は(ステップS103のY)、この画像音声データに関する受信動作を終了するが(ステップS110)、データ誤りが依然存在すると判断された場合には、送信機に再送要求信号を送出する(ステップS104)。送信機は、この再送要求信号に応じて、再送要求に係る画像音声データを再度送信する(ステップS105)。このような処理は、受信した画像音声データに誤りがなくなるまで続けられる。この図11に示すような動作により、画像音声データの品質劣化を抑えようとしている。
また、他の従来技術として、送信側では、重要なブロックを奇数回繰り返し送信し、受信側では、相当する部分の多数決をとる、といった技術も開示されている(例えば、下記特許文献3参照)。
また、下記特許文献4に記載の構成においては、ランダム誤りとバースト誤りに対して、それぞれの誤り訂正が出来る様に、誤り訂正符号化/復号化を行っている。
特開2003−179580号公報 特開2004−96143号公報 特開2002−353945号公報 特開平8−140093号公報
従来の構成において、FECのみを用いた場合には、誤り訂正能力が十分ではなく、伝送路で生じる誤りを完全に訂正することは困難な場合がある。ARQのみを用いた場合、比較的データ誤りが少ない通信においても再送を要求することになるため、伝送の遅延が生じ、スループットが著しく劣化する。また、電波環境が悪い状況においては、再送を求める信号自体にデータ誤りが生じる恐れもあるため、画像音声データの品質劣化の抑制は不十分である。また、図11のようにFECとARQを組み合わせても、同様の不都合が生じる。つまり、誤り訂正能力は十分とはいえず、スループットの劣化が生じる。
また、上記特許文献3の手法を用いた場合、電波環境が良くても奇数回送信、多数決処理が行われるため、スループットの低下を招いてしまう。また、重要と扱われないブロックには、このような多数決処理が適用されないため、画像音声データ全体の品質向上には適さない。
また、上記特許文献4においては、ランダム誤りとバースト誤りに対して、それぞれの誤り訂正が出来る様に、誤り訂正符号化/復号化を行っているが、ランダム誤りとバースト誤りの夫々については、1回の誤り訂正符号化/復号化しか行われていないのであるから、訂正能力は十分とはいえない。
本発明は、上記の点に鑑み、伝送路で付加されるデータ誤りに対して、高い誤り訂正能力を有するデータ伝送システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る第1のデータ伝送システムは、入力された伝送対象データを無線にて送信する送信機と、その送信された伝送対象データを受信する受信機と、を備えたデータ伝送システムにおいて、前記送信機は、前記伝送対象データに対して第1の誤り訂正符号化を施し、第1の冗長ビットを付加して出力する第1の誤り訂正符号化器と、前記伝送対象データに対して第2の誤り訂正符号化を施し、第2の冗長ビットを付加して出力する第2の誤り訂正符号化器と、を備えたことを特徴とする。
そして、前記受信機は、前記第1の誤り訂正符号化が施されたデータに対して、前記第1の誤り訂正符号化に対応した第1の誤り訂正復号化を施す第1の誤り訂正復号化器と、前記第2の誤り訂正符号化が施されたデータに対して、前記第2の誤り訂正符号化に対応した第2の誤り訂正復号化を施す第2の誤り訂正復号化器と、を備えている。
このように、2段階の誤り訂正符号化/復号化が行われるため、高い誤り訂正能力が得られる。この結果、再送要求機能を有する場合には、再送要求の頻度が減少するため、通信のスループットが向上する。
また、上記第1のデータ伝送システムにおいて、例えば、前記第1の誤り訂正符号化器は、前記伝送対象データを所定ビットで分割して並列化することにより得られる行列状の伝送対象データに対して、行方向に前記第1の誤り訂正符号化を施し、行ごとに前記第1の冗長ビットを付加して出力し、前記第2の誤り訂正符号化器は、前記行列状の伝送対象データに前記第1の冗長ビットを付加したデータに対して、列方向に前記第2の誤り訂正符号化を施し、列ごとに前記第2の冗長ビットを付加して出力するようにするとよい。
そして、前記送信機は、前記行列状の伝送対象データに前記第1の冗長ビットと前記第2の冗長ビットとを付加して構成されるデータを、送信データとして送信する送信回路を更に備えるようにするとよい。
更に、前記受信機は、受信した前記送信データを訂正対象データとして出力する受信回路と、前記訂正対象データに対して、行方向に前記第1の誤り訂正符号化に対応した第1の誤り訂正復号化を施す第1の誤り訂正復号化器と、前記第1の誤り訂正復号化後のデータに対して、列方向に前記第2の誤り訂正符号化に対応した第2の誤り訂正復号化を施す第2の誤り訂正復号化器と、を備えるようにするとよい(この具体化された構成を、以下「第2のデータ伝送システム」という)。
第2の誤り訂正復号化器は、第1の誤り訂正復号化後のデータに対して第2の誤り訂正復号化を施す。つまり、第1の誤り訂正復号化により誤りが訂正されたビットに関する情報(ビット情報)を用いつつ、第2の誤り訂正復号化は行われる。従って、第2の誤り訂正復号化により誤りが完全に訂正される確率が高まる。
また、上記第1のデータ伝送システムにおいて、例えば、前記送信機は、前記伝送対象データにインタリーブを施すインタリーブ回路を更に備え、前記第2の誤り訂正符号化器は、前記インタリーブが施された後の前記伝送対象データに対して、前記第2の誤り訂正符号化を施し、前記第2の冗長ビットを付加して出力するようにするとよい。
そして、前記送信機は、前記第1の誤り訂正符号化器の出力データと、前記第2の誤り訂正符号化器の出力データとで構成されるデータを、送信データとして送信する送信回路を更に備えるようにするとよい。
更に、前記受信機は、受信した前記送信データを前記第1の誤り訂正符号化器の出力データに対応するデータと前記第2の誤り訂正符号化器の出力データに対応するデータとに分離し、それぞれを第1の訂正対象データ及びデインタリーブ前データとして出力する受信回路と、前記第1の訂正対象データに対して、前記第1の誤り訂正符号化に対応した第1の誤り訂正復号化を施す第1の誤り訂正復号化器と、前記デインタリーブ前データにデインタリーブを施したデータを、第2の訂正対象データとして出力するデインタリーブ回路と、前記第1の誤り訂正復号化により誤りが訂正されたビット情報を用いつつ、前記第2の訂正対象データに対して、前記第2の誤り訂正符号化に対応した第2の誤り訂正復号化を施す第2の誤り訂正復号化器と、を備えるようにするとよい(この具体化された構成を、以下「第3のデータ伝送システム」という)。
第2の誤り訂正復号化器は、第1の誤り訂正復号化により誤りが訂正されたビット情報(ビットに関する情報)を用いつつ、第2の誤り訂正復号化を行う。従って、第2の誤り訂正復号化により誤りが完全に訂正される確率が高まる。
そして、例えば、第2のデータ伝送システム又は第3のデータ伝送システムにおいて、前記第1の誤り訂正復号化後のデータにデータ誤りが存在しているかを判断し、データ誤りが存在しないと判断した場合、誤り訂正が完了したと判断する制御回路を、前記受信機は更に備えるようにしてもよい。
これにより、伝送状態(電波環境)が比較的良好な場合、第2の誤り訂正復号化の処理時間を短縮することができるため、短時間で誤り訂正復号化が完了する。
また、例えば、第2のデータ伝送システム又は第3のデータ伝送システムにおいて、前記第2の誤り訂正復号化後のデータにデータ誤りが存在しているかを判断し、データ誤りが存在していると判断した場合、前記第1の誤り訂正復号化により誤りが訂正されたビット情報及び前記第2の誤り訂正復号化により誤りが訂正されたビット情報を用いつつ前記第1の誤り訂正復号化及び前記第2の誤り訂正復号化が再度繰り返されるように、前記第1の誤り訂正復号化器及び前記第2の誤り訂正復号化器を制御する制御回路を、前記受信機は更に備えるようにしてもよい。
このように構成すれば、1回の第1及び第2の誤り訂正復号化によってデータ誤りが完全に除去できない場合、前記第1の誤り訂正復号化により誤りが訂正されたビット情報及び前記第2の誤り訂正復号化により誤りが訂正されたビット情報を用いつつ前記第1の誤り訂正復号化及び前記第2の誤り訂正復号化が再度繰り返されるため、訂正能力がより高くなる。
また、例えば、前記第1の誤り訂正復号化及び前記第2の誤り訂正復号化の繰り返しは、予め定めた上限回数を上限として行われるようにするとよい。
また、例えば、前記第1の誤り訂正復号化及び前記第2の誤り訂正復号化の繰り返しには、予め上限回数が定められており、前記制御回路は、前記第2の誤り訂正復号化ごとに前記第2の誤り訂正復号化後のデータにデータ誤りが存在しているかを判断し、データ誤りが存在していないと判断した場合、前記第1の誤り訂正復号化及び前記第2の誤り訂正復号化の繰り返し回数が前記上限回数未満であっても、誤り訂正が完了したと判断するようにしてもよい。
また、例えば、前記第1の誤り訂正復号化及び前記第2の誤り訂正復号化の繰り返しには、予め上限回数が定められており、前記受信機は、前記伝送対象データの再送を要求する再送要求信号を送信可能な受信機側送信回路を備え、前記制御回路は、前記第1の誤り訂正復号化及び前記第2の誤り訂正復号化の繰り返しを前記上限回数行っても、前記第2の誤り訂正復号化後のデータにデータ誤りが存在していると判断される場合には、前記再送要求信号が前記送信機に対して送信されるように前記受信機側送信回路を制御するようにしてもよい。
そして、例えば、前記制御回路は、前記第1の誤り訂正復号化及び前記第2の誤り訂正復号化を前記上限回数繰り返した後のデータと前記再送要求信号に応じて再送された送信データとを比較し、不一致のビットが存在する場合、前記再送された送信データに対して前記第1の誤り訂正復号化及び前記第2の誤り訂正復号化が施されるように、前記第1の誤り訂正復号化器及び前記第2の誤り訂正復号化器を制御するようにしてもよい。
また、第1のデータ伝送システムにおいて、例えば、前記伝送対象データの伝送状態が良好な場合、次回の伝送対象データの送受信時において、前記第2の誤り訂正符号化及び前記第2の誤り訂正復号化を停止させる手段を備えるようにしてもよい。
同様に、第2のデータ伝送システムにおいては、例えば、前記伝送対象データの伝送状態が良好な場合、次回の伝送対象データの送受信時において、前記第2の誤り訂正符号化及び前記第2の誤り訂正復号化を停止させ、且つ前記送信データから前記第2の冗長ビットを省く手段を備えるようにしてもよい。
同様に、第3のデータ伝送システムにおいては、例えば、前記伝送対象データの伝送状態が良好な場合、次回の伝送対象データの送受信時において、前記第2の誤り訂正符号化及び前記第2の誤り訂正復号化を停止させ、且つ前記送信データから前記第2の誤り訂正符号化器の出力データを省く手段を備えるようにしてもよい。
これにより、伝送状態(電波環境)が比較的良好な場合、第2の誤り訂正符号化及び第2の誤り訂正復号化の処理時間が短縮されるため、短時間で誤り訂正符号化及び復号化が完了する。
また、上記目的を達成するために本発明に係る第4のデータ伝送システムは、入力された伝送対象データを無線にて送信する送信機と、その送信された伝送対象データを受信する受信機と、を備えたデータ伝送システムにおいて、前記送信機は、前記伝送対象データを所定ビットで分割して並列化することにより得られる行列状の伝送対象データに対して、行方向に第1の誤り訂正符号化を施し、行ごとに第1の冗長ビットを付加して出力する第1の誤り訂正符号化器と、前記行列状の伝送対象データに前記第1の冗長ビットを付加したデータに対して、列方向に前記第2の誤り訂正符号化を施し、列ごとに前記第2の冗長ビットを付加して出力する第2の誤り訂正符号化器と、前記行列状の伝送対象データに前記第1の冗長ビットと前記第2の冗長ビットとを付加して構成されるデータを、送信データとして送信する送信回路と、を備え、前記受信機は、受信した前記送信データを訂正対象データとして出力する受信回路と、前記訂正対象データに対して、行方向に前記第1の誤り訂正符号化に対応した第1の誤り訂正復号化を施す第1の誤り訂正復号化器と、前記訂正対象データに対して、列方向に前記第2の誤り訂正符号化に対応した第2の誤り訂正復号化を施す第2の誤り訂正復号化器と、を備え、前記第1の誤り訂正復号化と前記第2の誤り訂正復号化とは、並行して施されることを特徴とする。
このように、第1の誤り訂正復号化及び第2の誤り訂正復号化を並行して行うようにすることにより、復号化処理の時間短縮を図ることができる。
また、上記目的を達成するために本発明に係る第5のデータ伝送システムは、入力された伝送対象データを無線にて送信する送信機と、その送信された伝送対象データを受信する受信機と、を備えたデータ伝送システムにおいて、前記送信機は、前記伝送対象データに対して第1の誤り訂正符号化を施し、第1の冗長ビットを付加して出力する第1の誤り訂正符号化器と、前記伝送対象データにインタリーブを施すインタリーブ回路と、前記インタリーブが施された後の前記伝送対象データに対して、第2の誤り訂正符号化を施し、第2の冗長ビットを付加して出力する第2の誤り訂正符号化器と、前記第1の誤り訂正符号化器の出力データと、前記第2の誤り訂正符号化器の出力データとで構成されるデータを、送信データとして送信する送信回路を備え、前記受信機は、受信した前記送信データを前記第1の誤り訂正符号化器の出力データに対応するデータと前記第2の誤り訂正符号化器の出力データに対応するデータとに分離し、それぞれを第1の訂正対象データ及びデインタリーブ前データとして出力する受信回路と、前記第1の訂正対象データに対して、前記第1の誤り訂正符号化に対応した第1の誤り訂正復号化を施す第1の誤り訂正復号化器と、前記デインタリーブ前データにデインタリーブを施し、そのデータを第2の訂正対象データとして出力するデインタリーブ回路と、前記第2の訂正対象データに対して、前記第2の誤り訂正符号化に対応した第2の誤り訂正復号化を施す第2の誤り訂正復号化器と、を備え、前記第1の誤り訂正復号化と前記第2の誤り訂正復号化とは、並行して施されることを特徴とする。
このように、第1の誤り訂正復号化及び第2の誤り訂正復号化を並行して行うようにすることにより、復号化処理の時間短縮を図ることができる。
また、例えば、第4のデータ伝送システム又は第5のデータ伝送システムにおいて、前記第1の誤り訂正復号化によって得られる前記伝送対象データに対応するデータと、前記第2の誤り訂正復号化によって得られる前記伝送対象データに対応するデータとを比較し、比較したデータが全て一致する場合、誤り訂正が完了したと判断する制御回路を、前記受信機は更に備えるようにしてもよい。
そして、例えば、前記制御回路は、前記比較において不一致のデータが存在すると判断したとき、前記比較による結果を用いつつ前記第1の誤り訂正復号化及び前記第2の誤り訂正復号化が再度繰り返されるように、前記第1の誤り訂正復号化器及び前記第2の誤り訂正復号化器を制御するとよい。
上述した通り、本発明に係るデータ伝送システムは、伝送路で付加されるデータ誤りに対して、高い誤り訂正能力を有する。
<<第1実施形態>>
以下、本発明に係るデータ伝送システムの第1実施形態につき、図面を参照して詳細に説明する。本実施形態にかかるデータ伝送システムは、送信機1と受信機2とから成る。まず、送信機1の構成について説明を行う。図1は、送信機1の回路ブロック部である。
送信機1は、衛星や放送局(双方とも不図示)から放送される信号を受信するアンテナ11と、アンテナ11が受信した放送信号より所望のチャンネルの放送信号の復調を行うチューナ12と、チューナ12で復調されて得たデジタルの画像音声データ(伝送対象データ)に対して、誤りを検出して訂正するための第1の誤り訂正符号化を施し、第1の冗長ビットを付加して出力する第1の誤り訂正符号化器13と、画像音声データに上記第1の冗長ビットを付加したデータに対して、誤りを検出して訂正するための第2の誤り訂正符号化を施し、第2の冗長ビットを付加して出力する第2の誤り訂正符号化器14と、第1の冗長ビット及び第2の冗長ビットが付加された画像音声データを表す信号に、スペクトラム拡散やOFDM変調等の所定の変調を加える変調回路15aと、該変調が加えられた信号の周波数をアップコンバートして(高い周波数に変換して)RF信号を出力するRFアップコンバータ15bと、該RF信号を放射するアンテナ16と、第1の誤り訂正符号化器13及び第2の誤り訂正符号化器14の動作を制御する制御回路17と、から概略構成される。尚、アンテナ11は、送信機1の構成要素でなく、送信機1の外部に接続されているものと考えても良い。
変調回路15a及びRFアップコンバータ15bは、画像音声データ(伝送対象データ)に第1の冗長ビットと第2の冗長ビットとを付加して構成されるデータ(本実施形態において、以下、このデータを「送信データ」と記すことがある)を、送信(無線送信)するための送信回路15を構成する。
第1の誤り訂正符号化器13に与えられる画像音声データは、例えば、MPEG2のTS(トランスポートストリーム)信号より成る。この画像音声データは、送信機1が受信機2に対して無線送信を行う対象のデータ、即ち、伝送対象データである。
第1の誤り訂正符号化や第2の誤り訂正符号化には、例えば、リードソロモン(RS)符号を用いればよい。第1の誤り訂正符号化及び第2の誤り訂正符号化において、同じ符号(誤り訂正符号)を用いるようにしてもいいし、異なる符号を用いるようにしてもよい。
次に、受信機2の構成について説明を行う。図2は、受信機2の回路ブロック部である。
受信機2は、送信機1から送信された送信データを受信するためのアンテナ21と、アンテナ21が受信した信号の周波数をダウンコンバートする(低い周波数に変換する)RFダウンコンバータ22aと、そのダウンコンバートされた信号の復調(スペクトラム逆拡散やOFDM復調等)を行う復調回路22bと、その復調された信号が表すデータに対して、上記第1の誤り訂正符号化に対応した、誤りを検出して訂正するための第1の誤り訂正復号化を施す第1の誤り訂正復号化器23と、該第1の誤り訂正復号化が施された後のデータに対して、上記第2の誤り訂正符号化に対応した、誤りを検出して訂正するための第2の誤り訂正復号化を施す第2の誤り訂正復号化器24と、第1の誤り訂正復号化器23による第1の誤り訂正復号化後のデータまたは第2の誤り訂正復号化器24による第2の誤り訂正復号化後のデータを受け、そのデータに含まれる画像データや音声データをデコードするデコーダ25と、第1の誤り訂正復号化器23及び第2の誤り訂正復号化器24の動作を制御する制御回路26と、から概略構成される。
デコーダ25によってデコードされた画像データは、図示されない画像出力部を介して液晶パネル等の表示部(不図示)に表示され、デコーダ25によってデコードされた音声データは、図示されない音声出力部を介してスピーカ(不図示)から音声として出力される。
RFダウンコンバータ22a及び復調回路22bは、送信機1からの送信データを復調して後段の第1の誤り訂正符号化器23に出力する受信回路22を構成する。受信回路22より第1の誤り訂正復号化器23に出力されるデータは、第1の誤り訂正復号化及び第2の誤り訂正復号化の対象となるデータであり、これを、本実施形態において以下「訂正対象データ」という。
また、第2の誤り訂正復号化によるデータ誤りの訂正結果(以下、「データ誤りの訂正結果」を、単に「誤り訂正結果」という)が、第2の誤り訂正復号化器24から第1の誤り訂正復号化器23に与えられている。第2の誤り訂正復号化による誤り訂正結果には、第2の誤り訂正復号化により誤りが訂正されたビットに関する情報(ビット情報)が含まれている。
(図3;行列状の伝送対象データ)
次に、送信回路15から送信される送信データのデータ構造について説明しながら、上記の第1の誤り訂正符号化及び第2の誤り訂正符号化について説明する。
図3(a)は、第1の誤り訂正符号化器13に供給される或る1つの画像音声データ(伝送対象データ)Dの構造を示している。画像音声データDを伝送順序で並べ、予め定めた所定のビット数で分割すれば、画像音声データDは、分割データ(ブロック)Da1、Da2、・・・、及びDan(nは2以上の整数)から構成されることになる。例えば、画像音声データDが256ビットから成り、それを16ビットで分割するとすれば、画像音声データDは16ビット数を有する分割データDa1、Da2、・・・、及びDa16を、この順番で並べたデータとなる。尚、各分割データのビット数は、第1の誤り訂正符号化器13や第2の誤り訂正符号化器14等で用いられるRS符号等の誤り訂正符号に応じて定められる。
図3(b)は、上記分割データDa1〜Danを並列にならべ、画像音声データ(伝送対象データ)Dを行列状に配置した状態を示している。それぞれの分割データ内におけるデータの並び方向が行方向であり、分割データ(行データ)Da1から分割データDa2やDanに向かうデータの並び方向が列方向である。
図3(c)は、行列状の画像音声データDに第1の冗長ビット及び第2の冗長ビットを付加した様子を示している。第1の誤り訂正符号化器13は、分割データDa1に対して第1の誤り訂正符号化を施し、分割データDa1に第1の冗長ビットRa1を付加する。同様に、第1の誤り訂正符号化器13は、分割データDa2、・・・、Danの夫々に対しても第1の誤り訂正符号化を施し、夫々に冗長ビットRa2・・・、Ranを付加する。
第2の誤り訂正符号化器14は、分割データDa1に第1の冗長ビットRa1を付加したデータ、分割データDa2に第1の冗長ビットRa2を付加したデータ、・・・、及び分割データDanに第1の冗長ビットRanを付加したデータの夫々の先頭ビットから構成される列データDb1に対して、第2の誤り訂正符号化を施し、その列データDb1に第2の冗長ビットRb1を付加する。
同様に、第2の誤り訂正符号化器14は、分割データDa1に第1の冗長ビットRa1を付加したデータ、分割データDa2に第1の冗長ビットRa2を付加したデータ、・・・、及び分割データDanに第1の冗長ビットRanを付加したデータの夫々の第2ビット(先頭ビットの次のビット)、第3ビット・・・、最終ビット(第1の冗長ビットの最終ビットに等しい)から構成される列データDb2、Db3、・・・、Dbmに対して、それぞれ第2の誤り訂正符号化を施し、それぞれの列データに第2の冗長ビットRb2、Rb3、・・・、Rbmを付加する。ここで、mは3以上の整数であり、各分割データ(例えば、分割データDa1)のビット長に各第1の冗長ビット(例えば、第1の冗長ビットRa1)のビット長を足した数に等しい。
このように、第1の誤り訂正符号化器13は、画像音声データ(伝送対象データ)Dを予め定めた所定のビット数で分割して並列化することにより得られる、図3(b)のような行列状の画像音声データ(伝送対象データ)Dに対し、行方向に第1の誤り訂正符号化を施して行ごとに第1の冗長ビットRa1〜Ranを付加する。そして、第2の誤り訂正符号化器14は、行列状の画像音声データ(伝送対象データ)Dに第1の冗長ビットRa1〜Ranを付加したデータに対し、列方向に第2の誤り訂正符号化を施して列ごとに第2の冗長ビットRb1〜Rbnを付加する。
(図4;動作フローチャート)
行列状の画像音声データ(伝送対象データ)Dに第1の冗長ビットRa1〜Ran及び第2の冗長ビットRb1〜Rbnを付加したデータは、送信回路15、伝送路(空間)及び受信回路22を介して第1の誤り訂正復号化器23に与えられるが、伝送路にてデータ誤りが発生する場合がある。受信機2側において、このデータ誤りを検出して訂正する動作を、図4のフローチャートを用いて説明する。
ステップS1において、受信回路22により受信された送信回路15からの送信データは、ダウンコンバート及び復調を経て、訂正対象データとして第1の誤り訂正復号化器23に送られる。尚、ステップS1の後には、変数kに1が初期値として代入される(ステップS2)。以下の説明は、特に記載していない限り、k=1である場合を説明である。
ステップS2を終えて移行するステップS3において、第1の誤り訂正復号化器23は、与えられた訂正対象データに対して、伝送順序と同じ行方向に第1の誤り訂正符号化に対応した第1の誤り訂正復号化を施し、画像音声データと第1の冗長ビットの誤り検出及び訂正を行ごとに行う。即ち、分割データDa1に第1の冗長ビットRa1を付加したデータ、分割データDa2に第1の冗長ビットRa2を付加したデータ、・・・、及び分割データDanに第1の冗長ビットRanを付加したデータにおけるデータ誤りを、それぞれ第1の冗長ビットRa1、Ra2、・・・、Ranに基づいて、検出し訂正する。
ステップS3を終えて移行するステップS4において、制御回路26は、第1の誤り訂正復号化後のデータにデータ誤りが存在していないかを判定する。即ち、ステップS3の第1の誤り訂正復号化により画像音声データの誤りが完全に訂正できたか、或いは画像音声データに誤りが存在していなかったかを判定する。第1の誤り訂正復号化後のデータにデータ誤りが依然存在する場合は(ステップS4のN)、後述するステップS5に移行する。
一方、データ誤りが存在していないと判断された場合には(ステップS4のY)、ステップS20に移行し、制御回路26は、誤り訂正が完了したとして第1の誤り訂正復号化器23及び第2の誤り訂正復号化器24による誤り訂正復号化を終了する。この場合、ステップS3による第1の誤り訂正復号化後のデータが、第2の誤り訂正復号化を施されることなくデコータ25に供給され、デコードされることになる。このように制御することで、第2の誤り訂正復号化の処理時間が短縮されるため、短時間で誤り訂正復号化が完了する。
ステップS5において、第2の誤り訂正復号化器24は、ステップS3による第1の誤り訂正復号化後のデータに対して、列方向に第2の誤り訂正符号化に対応した第2の誤り訂正復号化を施し、画像音声データと第1の冗長ビットと第2の冗長ビットの誤り検出及び訂正を列ごとに行う。即ち、列データDb1に第2の冗長ビットRb1を付加したデータ、列データDb2に第2の冗長ビットRb2を付加したデータ、・・・、及び列データDbmに第2の冗長ビットRbmを付加したデータにおけるデータ誤りを、それぞれ第2の冗長ビットRb1、Rb2、・・・、Rbmに基づいて、検出し訂正する。
ここで、第2の誤り訂正復号化器24に供給される第1の誤り訂正復号化後のデータは、ステップS3の第1の誤り訂正復号化により訂正を受けたデータであるため、ステップS3により誤りが訂正されたビットと、伝送時に誤りが生じなかったビットと、ステップS3により誤りを訂正できなかったビットとで構成されている。従って、受信回路22から与えられた訂正対象データを、第1の誤り訂正復号化により誤りが訂正されたビットに関する情報(ビット情報)にて補正することにより得られるデータに対して、第2の誤り訂正復号化は行われる、と言える。このように、第1の誤り訂正復号化の誤り訂正結果を用いて第2の誤り訂正復号化は行われるため、第2の誤り訂正復号化によって誤りが完全に訂正される確率が高まる。
ステップS5を終えて移行するステップS6において、制御回路26は、ステップS5の第2の誤り訂正復号化により画像音声データの誤りが完全に訂正できたかを判定する。第2の誤り訂正復号化後のデータにデータ誤りが依然存在する場合は(ステップS6のN)、後述するステップS7に移行する。
一方、データ誤りが存在していないと判断される場合には(ステップS6のY)、ステップS20に移行し、制御回路26は、誤り訂正が完了したとして第1の誤り訂正復号化器23及び第2の誤り訂正復号化器24による誤り訂正復号化を終了する。この場合、ステップS5による第2の誤り訂正復号化後のデータが、デコータ25に供給され、デコードされることになる。
ステップS7において、制御回路26は、変数kの値が予め定められた上限値(上限回数)より小さいかを判定する。この上限値は、1以上の整数であり、例えば、3である。例えば、この上限値が3であり、且つk=1の場合、ステップS7の判定結果は肯定となり(ステップS7のY)、後述するステップS8に移行する。
ステップS8においては変数kに1が加算される。ステップS8を終えるとステップS3に戻り、変数kが2の状態にて、第1の誤り訂正復号化が再度行われる。このk=2における第1の誤り訂正復号化は、k=1における第1の誤り訂正復号化の誤り訂正結果及びk=1における第2の誤り訂正復号化の誤り訂正結果を用いて行われる。
つまり、k=1において第1の誤り訂正復号化器23に与えられた訂正対象データを、k=1における第1の誤り訂正復号化により誤りが訂正されたビット情報、及びk=1における第2の誤り訂正復号化により誤りが訂正されたビット情報にて補正することにより得られるデータに対して、k=2における第1の誤り訂正復号化は行われる。
これは、k=1における第2の誤り訂正復号化後のデータを、新たな訂正対象データとして第1の誤り訂正復号化を施すことに等しく、この新たな訂正対象データは、k=1における第1の誤り訂正復号化(ステップS3)により誤りが訂正されたビットと、k=1における第2の誤り訂正復号化(ステップS5)により誤りが訂正されたビットと、伝送時に誤りが生じなかったビットと、k=1におけるステップS3及びS5により誤りを訂正できなかったビットとで構成されている。
第1の誤り訂正復号化の訂正対象データが異なる以外、k=2におけるステップS3〜S8の動作は、k=1におけるものと同様である。つまり、1回目(k=1)における第1の誤り訂正復号化により誤りが訂正されたビット情報及び1回目(k=1)における第2の誤り訂正復号化により誤りが訂正されたビット情報を用いて、2回目(k=2)の第1の誤り訂正復号化及び第2の誤り訂正復号化が施される。
3回目以降の第1の誤り訂正復号化及び第2の誤り訂正復号化も同様である。即ち、回数を一般化して記載すると、1、2、・・・及び(k−1)回目の第1及び第2の誤り訂正復号化により訂正されたビット情報を用いて、k回目の第1及び第2の誤り訂正復号化が施される。
そして、ステップS3〜S8の処理が繰り返され、kが上記の上限値(上限回数)に達した状態でステップS7に至ると、ステップS7の判定結果は否定となって(ステップS7のN)、ステップS20に移行する。つまり、制御回路26は、第1の誤り訂正復号化器23及び第2の誤り訂正復号化器24による誤り訂正復号化を終了する。この場合、最後の第2の誤り訂正復号化を施した後のデータが、デコータ25に供給され、デコードされることになる。
上記のように、本実施形態に係るデータ伝送システムにおいては、送信機側にて誤り訂正符号化が2回施され、これに対応して受信機側にて2回の誤り訂正復号化が施される
。これにより、データ誤りを訂正する能力を向上する。また、この結果、再送要求の頻度が減少するため、通信のスループットが向上する。
更にまた、1回の第1及び第2の誤り訂正復号化によってデータ誤りが完全に除去できない場合、第1の誤り訂正復号化の誤り訂正結果及び第2の誤り訂正復号化の誤り訂正結果を用いて、再度第1及び第2の誤り訂正復号化が行われるため、訂正能力が極めて高いといえる。
(図5;図4の変形)
また、ステップS7の判定結果が否定の場合、図5に示すように、ステップS10に移行し、送信機1に再送要求信号を送出するようにしてもよい。つまり、第1及び第2の誤り訂正復号化の繰り返しを上限回数行っても、依然第2の誤り訂正復号化後のデータにデータ誤りが存在していると判断される場合には、再送要求信号を送信機1に対して送信するのである。具体的には、受信機2に、画像音声データの再送を要求する再送要求信号を送信可能な受信機側送信回路(不図示)を備えるようにし、ステップS10において、制御回路26が受信機側送信回路を制御することにより、再送要求信号を送出すればよい。
送信機1は、再送要求信号を受信するための送信機側受信回路(不図示)を備えるようにし、再送要求信号を受け取った場合、再送要求に係る画像音声データを含む送信データを再度、送信回路15を介して送信する。
制御回路26は、ステップS10に至る直前の第2の誤り訂正復号化後のデータ、即ち、第1の誤り訂正復号化及び第2の誤り訂正復号化を上限回数繰り返した後のデータと、再送要求信号に応じて再送された送信データとを比較する。そして、不一致のビットが存在する場合に、再送された送信データについて、ステップS1から処理を行うようにする。一方、全てのビットが一致する場合には、ステップS10に至る直前の第2の誤り訂正復号化後のデータを、或いは再送された送信データに含まれる画像音声データを、デコーダ25に供給する。
尚、図5は、図4の動作フローチャートの変形例であり、図4と同一のステップについては、同一の符号を付し、再度の説明を省略する。
(第2の誤り訂正符号化/復号化の停止)
また、制御回路26は、次々と受信機2に送られてくる画像音声データ(或いは送信データ)の受信のビット誤り率(BER;Bit Error Rate)を監視しており、画像音声データの伝送状態の良/不良を判断する。
具体的には、例えば、受信機2による画像音声データ(伝送対象データ)の受信のビット誤り率が予め定めた基準誤り率より小さい状態が予め定めた時間t1以上継続しているとき、或いはその状態が予め定めた受信データ量V1以上に亘って継続しているとき、伝送状態は良好であると判断される。
逆に、受信機2による画像音声データ(伝送対象データ)の受信のビット誤り率が予め定めた上記基準誤り率より大きい状態が予め定めた時間t2以上継続しているとき、或いはその状態が予め定めた受信データ量V2以上に亘って継続しているとき、伝送状態は不良であると判断される。尚、上記時間t1とt2は、同じであっても良いし、異なっていても良い。受信データ量V1とV2は、同じであっても良いし、異なっていても良い。
そして、該伝送状態が良好であると判断した場合、制御回路26は、伝送モードを「良好モード」に切り替え、受信機2の受信機側送信回路(不図示)から伝送状態が良好であることを示す信号を送信機1に送信する。この信号は、送信機1内の図示されない送信機側受信回路を介して制御回路17に与えられる。すると、制御回路17は、伝送モードが「良好モード」であることを認識し、次回の画像音声データの送信時において、第2の誤り訂正符号化が行われないようにする。
具体的には、例えば、第1の誤り訂正符号化器13の出力が、第2の誤り訂正符号化器14を介することなく、トランジスタ等のスイッチ素子(不図示)を介して直接変調回路15aに供給されるようにすればよい。この場合、送信回路15から送信される送信データは、画像音声データに第1の冗長ビットを付加したものになる。これは、上述してきた送信データから第2の冗長ビットを省略したものに相当する。
この第2の冗長ビットが省略された送信データを受信した受信機2において、制御回路26は、第2の誤り訂正復号化が行われないようにする。
具体的には、第1の誤り訂正復号化後のデータが、第2の誤り訂正符号化器24を介することなく、そのまま訂正完了データとしてデコータ25に供給されるようにすればよい。このように制御することで、第2の誤り訂正符号化及び第2の誤り訂正復号化の処理時間が短縮されるため、短時間で誤り訂正符号化及び復号化が完了する。
上記の第2の誤り訂正符号化及び第2の誤り訂正復号化を停止させる制御は、伝送モードが「良好モード」である限り継続する。制御回路26は、伝送モードが「良好モード」である場合においても、画像音声データ(或いは送信データ)の受信のビット誤り率を監視している。そして、該伝送状態が「良好」から「不良」に遷移したと判断した場合、伝送モードを「不良モード」に切り替え、受信機2の受信機側送信回路(不図示)から伝送状態が不良であることを示す信号を送信機1に送信する。この信号は、送信機1内の図示されない送信機側受信回路を介して制御回路17に与えられる。すると、制御回路17は、伝送モードが「不良モード」であることを認識し、次回の画像音声データの送信時において、第2の誤り訂正符号化が行われるようにする。これに応じて、受信機2内における動作は図4又は図5のフローチャート動作のようになる。
尚、受信機2は、必要なときに制御信号等(以下、単に、制御信号と記す)を送信機1に対して送信している。これを利用し、送信機1の制御回路17がその制御信号の受信のビット誤り率を監視することで、画像音声データの伝送状態の良/不良を判断してもよい。画像音声データのビット誤り率と上記制御信号のビット誤り率には、相関関係があるからである。
具体的には、例えば、送信機1による上記制御信号の受信のビット誤り率が予め定めた基準誤り率より小さい状態が予め定めた時間t1以上継続しているとき、或いはその状態が予め定めた受信データ量V1以上に亘って継続しているとき、伝送状態は良好であると判断される。
逆に、送信機1による上記制御信号の受信のビット誤り率が予め定めた上記基準誤り率より大きい状態が予め定めた時間t2以上継続しているとき、或いはその状態が予め定めた受信データ量V2以上に亘って継続しているとき、伝送状態は不良であると判断される。
この場合、送信機1の制御回路17が、伝送状態の良/不良の判断主体となり、その良/不良に関する情報は送信回路15及び受信回路22を介して受信機2側の制御回路26に伝送される。送信機1の制御回路17が伝送状態の良/不良の判断主体となる場合における制御回路17及び制御回路26の動作は、受信機2の制御回路26が伝送状態の良/不良の判断主体となる場合におけるものと同様である。
(インタリーブ挿入)
また、送信機1のチューナ12と第1の誤り訂正符号化器13との間に、画像音声データのビットの並べ替えを行う、即ちインタリーブを行うインタリーブ回路(不図示)を設けるようにしてもよい。この場合、受信機2側において、復調回路22bと第2の誤り訂正復号化器23との間に、上記並べ替えを元に戻す、即ちデインタリーブを行うデインタリーブ回路(不図示)を設ければよい。
また、送信機1の第1の誤り訂正符号化器13と第2の誤り訂正符号化器14との間に、画像音声データのビットの並べ替えを行う、即ちインタリーブを行うインタリーブ回路(不図示)を設けるようにしてもよい。このインタリーブ回路は、異なる分割データ間をまたいでビットの並べ替えを行うようにするとよい(図3参照)。例えば、分割データDa1の或るビットを、インタリーブによって分割データDa2内に配置するのである。受信機2側においては、復調回路22bと第2の誤り訂正復号化器23との間に、上記並べ替えを元に戻す、即ちデインタリーブを行うデインタリーブ回路(不図示)を設ければよい。
(2つの復号化の並列処理)
また、受信回路22の出力する訂正対象データを、第1の誤り訂正復号化器23だけでなく、第2の誤り訂正復号化器24にも直接供給し、第1の誤り訂正復号化と第2の誤り訂正復号化が同時に、即ち並列に施されるように、上記構成及び動作を変形してもよい。この変形例について、以下、説明する。この変形例における送信機1及び受信機2の構成及び動作は、以下に特別の記載を設けない限り、上述してきたものと同一である。
受信回路22から訂正対象データの供給を受けた第1の誤り訂正復号化器23は、訂正対象データに対して、行方向に第1の誤り訂正符号化に対応した第1の誤り訂正復号化を第1の冗長ビットに基づいて施す。この第1の誤り訂正符号化の動作は、上述してきたものと同一である。
これと同時に(並列に)、受信回路22から訂正対象データの供給を受けた第2の誤り訂正復号化器24は、第2の冗長ビットに基づきつつ、訂正対象データに対して、列方向に第2の誤り訂正符号化に対応した第2の誤り訂正復号化を列ごとに施す。この場合の第2の誤り訂正復号化においては、第1の誤り訂正復号化による誤り訂正結果は利用されない。
制御回路26は、第1の誤り訂正復号化器23が出力する「第1の誤り訂正復号化によって得られる画像音声データに対応するデータ」(即ち、画像音声データにデータ誤りが付加されたもの、或いは画像音声データそのもの)と、第2の誤り訂正復号化器24が出力する「第2の誤り訂正復号化によって得られる画像音声データに対応するデータ」と、を比較する。
そして、比較したデータ(ビット)が全て一致する場合、誤り訂正が完了したと判断する。即ち、第1の誤り訂正復号化器23が出力する「第1の誤り訂正復号化によって得られる画像音声データに対応するデータ」、及び第2の誤り訂正復号化器24が出力する「第2の誤り訂正復号化によって得られる画像音声データに対応するデータ」にデータ誤りがないと判断し、それらの少なくとも一方が訂正完了データとしてデコーダ25に供給されるようにする。デコーダ25は、該訂正完了データをデコードする。
一方、比較したデータ間に1つでも不一致が存在する場合、その比較による結果を用いつつ、第1の誤り訂正復号化及び第2の誤り訂正復号化が再度繰り返されるように、制御回路26は第1の誤り訂正復号化器23及び第2の誤り訂正復号化器24を制御する。
つまり、上記「第1の誤り訂正復号化によって得られる画像音声データに対応するデータ」と上記「第2の誤り訂正復号化によって得られる画像音声データに対応するデータ」との比較において、情報(“1”または“0”)が一致するビットを正ビット、情報(“1”または“0”)が不一致のビットを誤ビットとしたとき、訂正対象データを上記正ビット(誤りが訂正されたビット情報)で補正することにより得られるデータを、新たな訂正対象データとして第1の誤り訂正復号化及び第2の誤り訂正復号化を再度施すのである。
そして、この第1の誤り訂正復号化及び第2の誤り訂正復号化の繰り返しは、上限回数を定めて行われるようにするとよい。
このように、第1の誤り訂正復号化及び第2の誤り訂正復号化を並行して行うようにすることにより、復号化処理の時間短縮を図ることができる。
<<第2実施形態>>
以下、本発明に係るデータ伝送システムの第2実施形態につき、図面を参照して詳細に説明する。本実施形態にかかるデータ伝送システムは、送信機3と受信機4とから成る。まず、送信機3の構成について説明を行う。図6は、送信機3の回路ブロック部である。
送信機3は、衛星や放送局(双方とも不図示)から放送される信号を受信するアンテナ31と、アンテナ31が受信した放送信号より所望のチャンネルの放送信号の復調を行うチューナ32と、チューナ32で復調されて得たデジタルの画像音声データ(伝送対象データ)に対して、誤りを検出して訂正するための第1の誤り訂正符号化を施し、第1の冗長ビットを付加して出力する第1の誤り訂正符号化器33と、チューナ32からの画像音声データのビットの並べ替えを行う、即ち、画像音声データにインタリーブを施すインタリーブ回路38と、インタリーブ回路38よるインタリーブが施された後の画像音声データに対して、誤りを検出して訂正するための第2の誤り訂正符号化を施し、第2の冗長ビットを付加して出力する第2の誤り訂正符号化器34と、第1の誤り訂正符号化器33の出力データと第2の誤り訂正符号化器34の出力データとを多重化して、スペクトラム拡散やOFDM変調等の所定の変調を加え、RF信号を出力する送信回路35と、該RF信号を放射するアンテナ36と、インタリーブ回路38、第1の誤り訂正符号化器33及び第2の誤り訂正符号化器34の動作を制御する制御回路37と、から概略構成される。尚、アンテナ31は、送信機3の構成要素でなく、送信機3の外部に接続されているものと考えても良い。
上述の説明から理解されるように、送信回路35は、第1の誤り訂正符号化器33の出力データ(画像音声データに第1の冗長ビットを付加したデータ)と、第2の誤り訂正符号化器34の出力(画像音声データに上記インタリーブを施し、第2の冗長ビットを付加したデータ)とで構成されるデータ(本実施形態において、以下、このデータを「送信データ」と記すことがある)を、送信することになる。
第1の誤り訂正符号化器33に与えられる画像音声データは、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)2のTS(トランスポートストリーム)信号より成る。この画像音声データは、送信機3が受信機4に対して無線送信を行う対象のデータ、即ち、伝送対象データである。
第1の誤り訂正符号化や第2の誤り訂正符号化には、例えば、リードソロモン(RS)符号を用いればよい。第1の誤り訂正符号化及び第2の誤り訂正符号化において、同じ符号(誤り訂正符号)を用いるようにしてもいいし、異なる符号を用いるようにしてもよい。
第1の誤り訂正符号化器33による第1の誤り訂正符号化は、第1実施形態における第1の誤り訂正符号化器13による第1の誤り訂正符号化と同様に行われる。
インタリーブ回路38は、図3(b)のように行列状に配置された画像音声データDに対しインタリーブを施すが、その際、異なる分割データ間をまたいでビットの並べ替えを行うようにするとよい。例えば、分割データDa1の或るビットを、インタリーブによって分割データDa2内に配置するのである。
次に、受信機4の構成について説明を行う。図7は、受信機4の回路ブロック部である。受信機4は、アンテナ41と、受信回路42と、第1の誤り訂正復号化器43と、第2の誤り訂正復号化器44と、デコーダ45と、制御回路46と、デインタリーブ回路47とから、概略構成されている。
アンテナ41は、送信機3から送信された送信データを受信する。受信回路42は、アンテナ41が受信した信号、即ち送信機3からの送信データの復調(スペクトラム逆拡散やOFDM復調等)を行うと共に、該送信データを第1の誤り訂正符号化器33の出力データに対応するデータと第2の誤り訂正符号化器34の出力データに対応するデータとに分離し、それぞれを第1の誤り訂正復号化器43、デインタリーブ回路47に供給する。
上記の「第1の誤り訂正符号化器33の出力データに対応するデータ」とは、第1の誤り訂正符号化器33の出力データに、伝送時において生じうるデータ誤りが付与されたデータである。従って、伝送時にデータ誤りが発生しなかった場合、「第1の誤り訂正符号化器33の出力データに対応するデータ」は、第1の誤り訂正符号化器33の出力データに等しい。
受信回路42より第1の誤り訂正復号化器43に出力される、上記の「第1の誤り訂正符号化器33の出力データに対応するデータ」は、第1の誤り訂正復号化の対象となるデータであり、これを、本実施形態において以下「第1の訂正対象データ」という。
上記の「第2の誤り訂正符号化器34の出力データに対応するデータ」とは、第2の誤り訂正符号化器34の出力データに、伝送時において生じうるデータ誤りが付与されたデータである。従って、伝送時にデータ誤りが発生しなかった場合、「第2の誤り訂正符号化器34の出力データに対応するデータ」は、第2の誤り訂正符号化器34の出力データに等しい。
受信回路42よりデインタリーブ回路47に出力される、上記の「第2の誤り訂正符号化器34の出力データに対応するデータ」は、デインタリーブ回路47によるデインタリーブの対象となるデータであり、これを、本実施形態において以下「デインタリーブ前データ」という。
第1の誤り訂正復号化器43は、受信回路42から与えられた第1の訂正対象データに対して、第1の誤り訂正符号化に対応した、誤りを検出して訂正するための第1の誤り訂正復号化を、第1の冗長ビットに基づいて施す。第1の誤り訂正復号化器43は、第1の誤り訂正復号化による誤り訂正結果を、第2の誤り訂正復号化器44に与える。第1の誤り訂正復号化による誤り訂正結果には、第1の誤り訂正復号化により誤りが訂正されたビットに関する情報(ビット情報)が含まれている。
デインタリーブ回路47は、受信回路42から与えられたデインタリーブ前データに、デインタリーブを施す。即ち、送信機3のインタリーブ回路38による画像音声データに対するビットの並べ替えを元に戻す。このデインタリーブが施されたデータは、第2の訂正対象データとして後段の第2の誤り訂正復号化器44に与えられる。
第2の誤り訂正復号化器44は、上記第2の訂正対象データに対して、第2の誤り訂正符号化に対応した、誤りを検出して訂正するための第2の誤り訂正復号化を第2の冗長ビットに基づいて施す。この第2の誤り訂正復号化においては、第1の誤り訂正復号化による誤り訂正結果(即ち、第1の誤り訂正復号化により誤りが訂正されたビット情報)が用いられる。つまり、第2の誤り訂正復号化は、第2の訂正対象データを、第1の誤り訂正復号化により誤りが訂正されたビット情報にて補正することにより得られるデータに対して、行われる。
また、第2の誤り訂正復号化によるデータ誤りの訂正結果(誤り訂正結果)が、第2の誤り訂正復号化器44から第1の誤り訂正復号化器43に与えられている。第2の誤り訂正復号化による誤り訂正結果には、第2の誤り訂正復号化により誤りが訂正されたビットに関する情報(ビット情報)が含まれている。
デコーダ45は、第1の誤り訂正復号化器43による第1の誤り訂正復号化後のデータまたは第2の誤り訂正復号化器44による第2の誤り訂正復号化後のデータを受け、そのデータに含まれる画像データや音声データをデコードする。デコーダ45によってデコードされた画像データは、図示されない画像出力部を介して液晶パネル等の表示部(不図示)に表示され、デコーダ45によってデコードされた音声データは、図示されない音声出力部を介してスピーカ(不図示)から音声として出力される。
制御回路46は、デインタリーブ回路47、第1の誤り訂正復号化器43及び第2の誤り訂正復号化器44の動作を制御する。
(図8;動作フローチャート)
伝送時に生じうるデータ誤りを検出して訂正する動作を、図8のフローチャートを用いて説明する。
まず、送信回路35からの送信データが、受信回路42により受信される(ステップS30)と、変数kに1が初期値として代入される(ステップS31)。以下の説明は、特に記載していない限り、k=1である場合を説明である。
ステップS31の後に続いて、デインタリーブ回路47は、ステップS30にて受信した送信データから得られるデインタリーブ前データに、デインタリーブを施し、第2の訂正対象データを第2の誤り訂正復号化器44に供給する(ステップS32)。
ステップS32の処理を終えて移行するステップS33において、第1の誤り訂正復号化器43は、与えられた第1の訂正対象データに対して、伝送順序と同じ行方向に第1の誤り訂正符号化に対応した第1の誤り訂正復号化を施し、画像音声データと第1の冗長ビットの誤り検出及び訂正を行ごとに行う。この動作は、第1実施形態におけるステップS3の動作と同様である。
ステップS33を終えて移行するステップS34において、制御回路46は、第1の誤り訂正復号化後のデータにデータ誤りが存在していないかを判定する。即ち、ステップS33の第1の誤り訂正復号化により画像音声データの誤りが完全に訂正できたか、或いは画像音声データに誤りが存在していなかったかを判定する。第1の誤り訂正復号化後のデータにデータ誤りが依然存在する場合は(ステップS34のN)、後述するステップS35に移行する。
一方、データ誤りが存在していないと判断された場合には(ステップS34のY)、ステップS50に移行し、制御回路46は、誤り訂正が完了したとして第1の誤り訂正復号化器43及び第2の誤り訂正復号化器44による誤り訂正復号化を終了する。この場合、ステップS33による第1の誤り訂正復号化後のデータが、デコータ45に供給され、デコードされることになる。このように制御することで、第2の誤り訂正復号化の処理時間が短縮されるため、短時間で誤り訂正復号化が完了する。
ステップS35において、第2の誤り訂正復号化器44は、ステップS32にて供給された第2の訂正対象データに対して、第1の誤り訂正復号化による誤り訂正結果を用いつつ、第2の誤り訂正符号化に対応した第2の誤り訂正復号化を第2の冗長ビットに基づいて施し、画像音声データと第1の冗長ビットと第2の冗長ビットの誤り検出及び訂正を行う。このように、第1の誤り訂正復号化の誤り訂正結果を用いて第2の誤り訂正復号化は行われるため、第2の誤り訂正復号化によって誤りが完全に訂正される確率が高まる。
ステップS35を終えて移行するステップS36において、制御回路46は、ステップS35の第2の誤り訂正復号化により画像音声データの誤りが完全に訂正できたかを判定する。第2の誤り訂正復号化後のデータにデータ誤りが依然存在する場合は(ステップS36のN)、後述するステップS37に移行する。
一方、データ誤りが存在していないと判断される場合には(ステップS36のY)、ステップS50に移行し、制御回路46は、誤り訂正が完了したとして第1の誤り訂正復号化器43及び第2の誤り訂正復号化器44による誤り訂正復号化を終了する。この場合、ステップS35による第2の誤り訂正復号化後のデータが、デコータ45に供給され、デコードされることになる。
ステップS37において、制御回路46は、変数kの値が予め定められた上限値(上限回数)より小さいかを判定する。この上限値は、1以上の整数であり、例えば、3である。例えば、この上限値が3であり、且つk=1の場合、ステップS37の判定結果は肯定となり(ステップS37のY)、後述するステップS38に移行する。
ステップS38においては変数kに1が加算される。ステップS38を終えるとステップS33に戻り、変数kが2の状態にて、第1の誤り訂正復号化が再度行われる。このk=2における第1の誤り訂正復号化は、k=1における第1の誤り訂正復号化の誤り訂正結果及びk=1における第2の誤り訂正復号化の誤り訂正結果を用いて行われる。
つまり、k=1において第1の誤り訂正復号化器43に与えられた第1の訂正対象データを、k=1における第1の誤り訂正復号化により誤りが訂正されたビット情報、及びk=1における第2の誤り訂正復号化により誤りが訂正されたビット情報にて補正することにより得られるデータに対して、k=2における第1の誤り訂正復号化は行われる。
これは、k=1における第2の誤り訂正復号化後のデータを、新たな第1の訂正対象データとして第1の誤り訂正復号化を施すことに等しく、この新たな第1の訂正対象データは、k=1における第1の誤り訂正復号化(ステップS33)により誤りが訂正されたビットと、k=1における第2の誤り訂正復号化(ステップS35)により誤りが訂正されたビットと、伝送時に誤りが生じなかったビットと、k=1におけるステップS33及びS35により誤りを訂正できなかったビットとで構成されている。
第1の誤り訂正復号化の第1の訂正対象データが異なる以外、k=2におけるステップS33〜S38の動作は、k=1におけるものと同様である。つまり、1回目(k=1)における第1の誤り訂正復号化により誤りが訂正されたビット情報及び1回目(k=1)における第2の誤り訂正復号化により誤りが訂正されたビット情報を用いて、2回目(k=2)の第1の誤り訂正復号化及び第2の誤り訂正復号化が施される。
3回目以降の第1の誤り訂正復号化及び第2の誤り訂正復号化も同様である。即ち、回数を一般化して記載すると、1、2、・・・及び(k−1)回目の第1及び第2の誤り訂正復号化により訂正されたビット情報を用いて、k回目の第1及び第2の誤り訂正復号化が施される。
そして、ステップS33〜S38の処理が繰り返され、kが上記の上限値(上限回数)に達した状態でステップS37に至ると、ステップS37の判定結果は否定となって(ステップS37のN)、ステップS50に移行する。つまり、制御回路46は、第1の誤り訂正復号化器43及び第2の誤り訂正復号化器44による誤り訂正復号化を終了する。この場合、最後の第2の誤り訂正復号化を施した後のデータが、デコータ45に供給され、デコードされることになる。
上記のように、本実施形態に係るデータ伝送システムにおいては、送信機側にて誤り訂正符号化が2回施され、これに対応して受信機側にて2回の誤り訂正復号化が施される
。これにより、データ誤りを訂正する能力を向上する。また、この結果、再送要求の頻度が減少するため、通信のスループットが向上する。
更にまた、1回の第1及び第2の誤り訂正復号化によってデータ誤りが完全に除去できない場合、第1の誤り訂正復号化の誤り訂正結果及び第2の誤り訂正復号化の誤り訂正結果を用いて、再度第1及び第2の誤り訂正復号化が行われるため、訂正能力が極めて高いといえる。
(図9;図8の変形)
また、ステップS37の判定結果が否定の場合、図9に示すように、ステップS40に移行し、送信機3に再送要求信号を送出するようにしてもよい。つまり、第1及び第2の誤り訂正復号化の繰り返しを上限回数行っても、依然第2の誤り訂正復号化後のデータにデータ誤りが存在していると判断される場合には、再送要求信号を送信機3に対して送信するのである。具体的には、受信機4に、画像音声データの再送を要求する再送要求信号を送信可能な受信機側送信回路(不図示)を備えるようにし、ステップS40において、制御回路46が受信機側送信回路を制御することにより、再送要求信号を送出すればよい。
送信機3は、再送要求信号を受信するための送信機側受信回路(不図示)を備えるようにし、再送要求信号を受け取った場合、再送要求に係る画像音声データを含む送信データを再度、送信回路35を介して送信する。
制御回路46は、ステップS40に至る直前の第2の誤り訂正復号化後のデータ、即ち、第1の誤り訂正復号化及び第2の誤り訂正復号化を上限回数繰り返した後のデータと、再送要求信号に応じて再送された送信データとを比較する。そして、不一致のビットが存在する場合に、再送された送信データについて、ステップS30から処理を行うようにする。一方、全てのビットが一致する場合には、ステップS40に至る直前の第2の誤り訂正復号化後のデータを、或いは再送された送信データに含まれる画像音声データを、デコーダ45に供給する。
尚、図9は、図8の動作フローチャートの変形例であり、図8と同一のステップについては、同一の符号を付し、再度の説明を省略する。
(第2の誤り訂正符号化/復号化の停止)
また、制御回路46は、次々と受信機4に送られてくる画像音声データ(或いは送信データ)の受信のビット誤り率を監視しており、画像音声データの伝送状態の良/不良を判断する。
具体的には、例えば、受信機4による画像音声データ(伝送対象データ)の受信のビット誤り率が予め定めた基準誤り率より小さい状態が予め定めた時間t1以上継続しているとき、或いはその状態が予め定めた受信データ量V1以上に亘って継続しているとき、伝送状態は良好であると判断される。
逆に、受信機4による画像音声データ(伝送対象データ)の受信のビット誤り率が予め定めた上記基準誤り率より大きい状態が予め定めた時間t2以上継続しているとき、或いはその状態が予め定めた受信データ量V2以上に亘って継続しているとき、伝送状態は不良であると判断される。尚、上記時間t1とt2は、同じであっても良いし、異なっていても良い。受信データ量V1とV2は、同じであっても良いし、異なっていても良い。
そして、該伝送状態が良好であると判断した場合、制御回路46は、伝送モードを「良好モード」に切り替え、受信機4の受信機側送信回路(不図示)から伝送状態が良好であることを示す信号を送信機3に送信する。この信号は、送信機3内の図示されない送信機側受信回路を介して制御回路37に与えられる。すると、制御回路37は、伝送モードが「良好モード」であることを認識し、次回の画像音声データの送信時において、インタリーブ及び第2の誤り訂正符号化が行われないようにする。
具体的には、第1の誤り訂正符号化器33の出力データのみを送信回路35を介して送信するようにすればよい。この場合、送信回路35から送信される送信データは、画像音声データに第1の冗長ビットを付加したものになる。これは、上述してきた送信データから第2の誤り訂正符号化器34の出力データを省略したものに相当する。
この第2の誤り訂正符号化器34の出力データが省略された送信データを受信した受信機4において、制御回路46は、デインタリーブ及び第2の誤り訂正復号化が行われないようにする。
具体的には、第1の誤り訂正復号化後のデータが、そのまま訂正完了データとしてデコータ45に供給されるようにすればよい。このように制御することで、第2の誤り訂正符号化及び第2の誤り訂正復号化の処理時間が短縮されるため、短時間で誤り訂正符号化及び復号化が完了する。
上記のインタリーブ及び第2の誤り訂正符号化、並びにデインタリーブ及び第2の誤り訂正復号化を停止させる制御は、伝送モードが「良好モード」である限り継続する。制御回路46は、伝送モードが「良好モード」である場合においても、画像音声データ(或いは送信データ)の受信のビット誤り率を監視している。そして、該伝送状態が「良好」から「不良」に遷移したと判断した場合、伝送モードを「不良モード」に切り替え、受信機4の受信機側送信回路(不図示)から伝送状態が不良であることを示す信号を送信機3に送信する。この信号は、送信機3内の図示されない送信機側受信回路を介して制御回路37に与えられる。すると、制御回路37は、伝送モードが「不良モード」であることを認識し、次回の画像音声データの送信時において、インタリーブ及び第2の誤り訂正符号化が行われるようにする。これに応じて、受信機4内における動作は図8又は図9のフローチャート動作のようになる。
尚、受信機4は、必要なときに制御信号等(以下、単に、制御信号と記す)を送信機3に対して送信している。これを利用し、送信機3の制御回路37がその制御信号の受信のビット誤り率を監視することで、画像音声データの伝送状態の良/不良を判断してもよい。画像音声データのビット誤り率と上記制御信号のビット誤り率には、相関関係があるからである。
具体的には、例えば、送信機3による上記制御信号の受信のビット誤り率が予め定めた基準誤り率より小さい状態が予め定めた時間t1以上継続しているとき、或いはその状態が予め定めた受信データ量V1以上に亘って継続しているとき、伝送状態は良好であると判断される。
逆に、送信機3による上記制御信号の受信のビット誤り率が予め定めた上記基準誤り率より大きい状態が予め定めた時間t2以上継続しているとき、或いはその状態が予め定めた受信データ量V2以上に亘って継続しているとき、伝送状態は不良であると判断される。
この場合、送信機3の制御回路37が、伝送状態の良/不良の判断主体となり、その良/不良に関する情報は送信回路35及び受信回路42を介して受信機4側の制御回路46に伝送される。送信機3の制御回路37が伝送状態の良/不良の判断主体となる場合における制御回路37及び制御回路46の動作は、受信機4の制御回路46が伝送状態の良/不良の判断主体となる場合におけるものと同様である。
(2つの復号化の並列処理)
また、第1の誤り訂正復号化と第2の誤り訂正復号化が同時に、即ち並列に施されるように、上記構成及び動作を変形してもよい。この変形例について、以下、説明する。この変形例における送信機3及び受信機4の構成及び動作は、以下に特別の記載を設けない限り、第2実施形態において上述してきたものと同一である。
受信回路42から出力される第1の訂正対象データは、一旦、メモリ等の記憶媒体(不図示)に格納される。同様に、デインタリーブ回路47から出力される第2の訂正対象データも、一旦、メモリ等の記憶媒体(不図示)に格納される。そして、第1の誤り訂正復号化器43は、上記記憶媒体から供給される第1の訂正対象データに対して、第1の誤り訂正符号化に対応した第1の誤り訂正復号化を第1の冗長ビットに基づいて施す。この第1の誤り訂正符号化の動作は、上述してきたものと同一である。
これと同時に(並列に)、第2の誤り訂正復号化器44は、第2の冗長ビットに基づきつつ、上記記憶媒体からの第2の訂正対象データに対して、第2の誤り訂正符号化に対応した第2の誤り訂正復号化を施す。この場合の第2の誤り訂正復号化においては、第1の誤り訂正復号化による誤り訂正結果は利用されない。
制御回路46は、第1の誤り訂正復号化器43が出力する「第1の誤り訂正復号化によって得られる画像音声データに対応するデータ」(即ち、画像音声データにデータ誤りが付加されたもの、或いは画像音声データそのもの)と、第2の誤り訂正復号化器44が出力する「第2の誤り訂正復号化によって得られる画像音声データに対応するデータ」と、を比較する。
そして、比較したデータ(ビット)が全て一致する場合、誤り訂正が完了したと判断する。即ち、第1の誤り訂正復号化器43が出力する「第1の誤り訂正復号化によって得られる画像音声データに対応するデータ」、及び第2の誤り訂正復号化器44が出力する「第2の誤り訂正復号化によって得られる画像音声データに対応するデータ」にデータ誤りがないと判断し、それらの少なくとも一方が訂正完了データとしてデコーダ45に供給されるようにする。デコーダ45は、該訂正完了データをデコードする。
一方、比較したデータ間に1つでも不一致が存在する場合、その比較による結果を用いつつ、第1の誤り訂正復号化及び第2の誤り訂正復号化が再度繰り返されるように、制御回路46は第1の誤り訂正復号化器43及び第2の誤り訂正復号化器44を制御する。
つまり、上記「第1の誤り訂正復号化によって得られる画像音声データに対応するデータ」と上記「第2の誤り訂正復号化によって得られる画像音声データに対応するデータ」との比較において、情報(“1”または“0”)が一致するビットを正ビット、情報(“1”または“0”)が不一致のビットを誤ビットとしたとき、第1の訂正対象データ及び第2の訂正対象データを上記正ビット(誤りが訂正されたビット情報)で補正することにより得られるデータを、それぞれ新たな第1の訂正対象データ及び新たな第2の訂正対象データとして、第1の誤り訂正復号化及び第2の誤り訂正復号化を再度施すのである。
そして、この第1の誤り訂正復号化及び第2の誤り訂正復号化の繰り返しは、上限回数を定めて行われるようにするとよい。
このように、第1の誤り訂正復号化及び第2の誤り訂正復号化を並行して行うようにすることにより、復号化処理の時間短縮を図ることができる。
上述した通り、本発明に係るデータ伝送システムは、伝送路で付加されるデータ誤りに対して、高い誤り訂正能力を有する。
本発明の第1実施形態に係るデータ伝送システムを構成する送信機の回路ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るデータ伝送システムを構成する受信機の回路ブロック図である。 図1の送信機が送信する伝送対象データに対して施される誤り訂正符号化を説明するための図である。 第1実施形態に係るデータ伝送システムの動作を説明するための図である。 第1実施形態に係るデータ伝送システムの動作の変形例を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係るデータ伝送システムを構成する送信機の回路ブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るデータ伝送システムを構成する受信機の回路ブロック図である。 第2実施形態に係るデータ伝送システムの動作を説明するための図である。 第2実施形態に係るデータ伝送システムの動作の変形例を説明するための図である。 従来のデータ伝送システムのブロック図である。 従来の他のデータ伝送システムの動作を説明するための図である。
符号の説明
1、3 送信機
11、16、31、36 アンテナ
12、32 チューナ
13、33 第1の誤り訂正符号化器
14、34 第2の誤り訂正符号化器
15、35 送信回路
17、37 制御回路
38 インタリーブ回路

2、4 受信機
21、41 アンテナ
22、42 受信回路
23、43 第1の誤り訂正復号化器
24、44 第2の誤り訂正復号化器
25、45 デコーダ
26、46 制御回路
47 デインタリーブ回路

D 画像音声データ(伝送対象データ)
Da1、Da2、・・・、Dan 分割データ
Db1、Db2、・・・、Dbm 列データ
Ra1、Ra2、・・・、Ran 第1の冗長ビット
Rb1、Rb2、・・・、Rbm 第2の冗長ビット

Claims (21)

  1. 入力された伝送対象データを無線にて送信する送信機と、その送信された伝送対象データを受信する受信機と、を備えたデータ伝送システムにおいて、前記送信機は、
    前記伝送対象データに対して第1の誤り訂正符号化を施し、第1の冗長ビットを付加して出力する第1の誤り訂正符号化器と、
    前記伝送対象データに対して第2の誤り訂正符号化を施し、第2の冗長ビットを付加して出力する第2の誤り訂正符号化器と、を備えた
    ことを特徴とするデータ伝送システム。
  2. 前記受信機は、前記第1の誤り訂正符号化が施されたデータに対して、前記第1の誤り訂正符号化に対応した第1の誤り訂正復号化を施す第1の誤り訂正復号化器と、
    前記第2の誤り訂正符号化が施されたデータに対して、前記第2の誤り訂正符号化に対応した第2の誤り訂正復号化を施す第2の誤り訂正復号化器と、を備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ伝送システム。
  3. 前記第1の誤り訂正符号化器は、前記伝送対象データを所定ビットで分割して並列化することにより得られる行列状の伝送対象データに対して、行方向に前記第1の誤り訂正符号化を施し、行ごとに前記第1の冗長ビットを付加して出力し、
    前記第2の誤り訂正符号化器は、前記行列状の伝送対象データに前記第1の冗長ビットを付加したデータに対して、列方向に前記第2の誤り訂正符号化を施し、列ごとに前記第2の冗長ビットを付加して出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ伝送システム。
  4. 前記送信機は、前記行列状の伝送対象データに前記第1の冗長ビットと前記第2の冗長ビットとを付加して構成されるデータを、送信データとして送信する送信回路を更に備えた
    ことを特徴とする請求項3に記載のデータ伝送システム。
  5. 前記受信機は、受信した前記送信データを訂正対象データとして出力する受信回路と、
    前記訂正対象データに対して、行方向に前記第1の誤り訂正符号化に対応した第1の誤り訂正復号化を施す第1の誤り訂正復号化器と、
    前記第1の誤り訂正復号化後のデータに対して、列方向に前記第2の誤り訂正符号化に対応した第2の誤り訂正復号化を施す第2の誤り訂正復号化器と、を備えた
    ことを特徴とする請求項4に記載のデータ伝送システム。
  6. 前記送信機は、前記伝送対象データにインタリーブを施すインタリーブ回路を更に備え、
    前記第2の誤り訂正符号化器は、前記インタリーブが施された後の前記伝送対象データに対して、前記第2の誤り訂正符号化を施し、前記第2の冗長ビットを付加して出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ伝送システム。
  7. 前記送信機は、前記第1の誤り訂正符号化器の出力データと、前記第2の誤り訂正符号化器の出力データとで構成されるデータを、送信データとして送信する送信回路を更に備えた
    ことを特徴とする請求項6に記載のデータ伝送システム。
  8. 前記受信機は、受信した前記送信データを前記第1の誤り訂正符号化器の出力データに対応するデータと前記第2の誤り訂正符号化器の出力データに対応するデータとに分離し、それぞれを第1の訂正対象データ及びデインタリーブ前データとして出力する受信回路と、
    前記第1の訂正対象データに対して、前記第1の誤り訂正符号化に対応した第1の誤り訂正復号化を施す第1の誤り訂正復号化器と、
    前記デインタリーブ前データにデインタリーブを施したデータを、第2の訂正対象データとして出力するデインタリーブ回路と、
    前記第1の誤り訂正復号化により誤りが訂正されたビット情報を用いつつ、前記第2の訂正対象データに対して、前記第2の誤り訂正符号化に対応した第2の誤り訂正復号化を施す第2の誤り訂正復号化器と、を備えた
    ことを特徴とする請求項7に記載のデータ伝送システム。
  9. 前記第1の誤り訂正復号化後のデータにデータ誤りが存在しているかを判断し、データ誤りが存在しないと判断した場合、誤り訂正が完了したと判断する制御回路を、前記受信機は更に備えた
    ことを特徴とする請求項5または請求項8に記載のデータ伝送システム。
  10. 前記第2の誤り訂正復号化後のデータにデータ誤りが存在しているかを判断し、データ誤りが存在していると判断した場合、前記第1の誤り訂正復号化により誤りが訂正されたビット情報及び前記第2の誤り訂正復号化により誤りが訂正されたビット情報を用いつつ前記第1の誤り訂正復号化及び前記第2の誤り訂正復号化が再度繰り返されるように、前記第1の誤り訂正復号化器及び前記第2の誤り訂正復号化器を制御する制御回路を、前記受信機は更に備えた
    ことを特徴とする請求項5または請求項8に記載のデータ伝送システム。
  11. 前記第1の誤り訂正復号化及び前記第2の誤り訂正復号化の繰り返しは、予め定めた上限回数を上限として行われる
    ことを特徴とする請求項10に記載のデータ伝送システム。
  12. 前記第1の誤り訂正復号化及び前記第2の誤り訂正復号化の繰り返しには、予め上限回数が定められており、
    前記制御回路は、前記第2の誤り訂正復号化ごとに前記第2の誤り訂正復号化後のデータにデータ誤りが存在しているかを判断し、データ誤りが存在していないと判断した場合、前記第1の誤り訂正復号化及び前記第2の誤り訂正復号化の繰り返し回数が前記上限回数未満であっても、誤り訂正が完了したと判断する
    ことを特徴とする請求項10に記載のデータ伝送システム。
  13. 前記第1の誤り訂正復号化及び前記第2の誤り訂正復号化の繰り返しには、予め上限回数が定められており、
    前記受信機は、前記伝送対象データの再送を要求する再送要求信号を送信可能な受信機側送信回路を備え、
    前記制御回路は、前記第1の誤り訂正復号化及び前記第2の誤り訂正復号化の繰り返しを前記上限回数行っても、前記第2の誤り訂正復号化後のデータにデータ誤りが存在していると判断される場合には、前記再送要求信号が前記送信機に対して送信されるように前記受信機側送信回路を制御する
    ことを特徴とする請求項10に記載のデータ伝送システム。
  14. 前記制御回路は、前記第1の誤り訂正復号化及び前記第2の誤り訂正復号化を前記上限回数繰り返した後のデータと前記再送要求信号に応じて再送された送信データとを比較し、不一致のビットが存在する場合、前記再送された送信データに対して前記第1の誤り訂正復号化及び前記第2の誤り訂正復号化が施されるように、前記第1の誤り訂正復号化器及び前記第2の誤り訂正復号化器を制御する
    ことを特徴とする請求項13に記載のデータ伝送システム。
  15. 前記伝送対象データの伝送状態が良好な場合、次回の伝送対象データの送受信時において、前記第2の誤り訂正符号化及び前記第2の誤り訂正復号化を停止させる手段を備えた
    ことを特徴とする請求項2に記載のデータ伝送システム。
  16. 前記伝送対象データの伝送状態が良好な場合、次回の伝送対象データの送受信時において、前記第2の誤り訂正符号化及び前記第2の誤り訂正復号化を停止させ、且つ前記送信データから前記第2の冗長ビットを省く手段を備えた
    ことを特徴とする請求項5に記載のデータ伝送システム。
  17. 前記伝送対象データの伝送状態が良好な場合、
    次回の伝送対象データの送受信時において、前記第2の誤り訂正符号化及び前記第2の誤り訂正復号化を停止させ、且つ前記送信データから前記第2の誤り訂正符号化器の出力データを省く手段を備えた
    ことを特徴とする請求項8に記載のデータ伝送システム。
  18. 入力された伝送対象データを無線にて送信する送信機と、その送信された伝送対象データを受信する受信機と、を備えたデータ伝送システムにおいて、前記送信機は、
    前記伝送対象データを所定ビットで分割して並列化することにより得られる行列状の伝送対象データに対して、行方向に第1の誤り訂正符号化を施し、行ごとに第1の冗長ビットを付加して出力する第1の誤り訂正符号化器と、
    前記行列状の伝送対象データに前記第1の冗長ビットを付加したデータに対して、列方向に前記第2の誤り訂正符号化を施し、列ごとに前記第2の冗長ビットを付加して出力する第2の誤り訂正符号化器と、
    前記行列状の伝送対象データに前記第1の冗長ビットと前記第2の冗長ビットとを付加して構成されるデータを、送信データとして送信する送信回路と、を備え、前記受信機は、
    受信した前記送信データを訂正対象データとして出力する受信回路と、
    前記訂正対象データに対して、行方向に前記第1の誤り訂正符号化に対応した第1の誤り訂正復号化を施す第1の誤り訂正復号化器と、
    前記訂正対象データに対して、列方向に前記第2の誤り訂正符号化に対応した第2の誤り訂正復号化を施す第2の誤り訂正復号化器と、を備え、
    前記第1の誤り訂正復号化と前記第2の誤り訂正復号化とは、並行して施される
    ことを特徴とするデータ伝送システム。
  19. 入力された伝送対象データを無線にて送信する送信機と、その送信された伝送対象データを受信する受信機と、を備えたデータ伝送システムにおいて、前記送信機は、
    前記伝送対象データに対して第1の誤り訂正符号化を施し、第1の冗長ビットを付加して出力する第1の誤り訂正符号化器と、
    前記伝送対象データにインタリーブを施すインタリーブ回路と、
    前記インタリーブが施された後の前記伝送対象データに対して、第2の誤り訂正符号化を施し、第2の冗長ビットを付加して出力する第2の誤り訂正符号化器と、
    前記第1の誤り訂正符号化器の出力データと、前記第2の誤り訂正符号化器の出力データとで構成されるデータを、送信データとして送信する送信回路を備え、前記受信機は、
    受信した前記送信データを前記第1の誤り訂正符号化器の出力データに対応するデータと前記第2の誤り訂正符号化器の出力データに対応するデータとに分離し、それぞれを第1の訂正対象データ及びデインタリーブ前データとして出力する受信回路と、
    前記第1の訂正対象データに対して、前記第1の誤り訂正符号化に対応した第1の誤り訂正復号化を施す第1の誤り訂正復号化器と、
    前記デインタリーブ前データにデインタリーブを施し、そのデータを第2の訂正対象データとして出力するデインタリーブ回路と、
    前記第2の訂正対象データに対して、前記第2の誤り訂正符号化に対応した第2の誤り訂正復号化を施す第2の誤り訂正復号化器と、を備え、
    前記第1の誤り訂正復号化と前記第2の誤り訂正復号化とは、並行して施される
    ことを特徴とするデータ伝送システム。
  20. 前記第1の誤り訂正復号化によって得られる前記伝送対象データに対応するデータと、前記第2の誤り訂正復号化によって得られる前記伝送対象データに対応するデータとを比較し、比較したデータが全て一致する場合、誤り訂正が完了したと判断する制御回路を、前記受信機は更に備えた
    ことを特徴とする請求項18または請求項19に記載のデータ伝送システム。
  21. 前記制御回路は、前記比較において不一致のデータが存在すると判断したとき、前記比較による結果を用いつつ前記第1の誤り訂正復号化及び前記第2の誤り訂正復号化が再度繰り返されるように、前記第1の誤り訂正復号化器及び前記第2の誤り訂正復号化器を制御する
    ことを特徴とする請求項20に記載のデータ伝送システム。
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