JP2000354023A - 伝送方式 - Google Patents

伝送方式

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JP2000354023A
JP2000354023A JP16649899A JP16649899A JP2000354023A JP 2000354023 A JP2000354023 A JP 2000354023A JP 16649899 A JP16649899 A JP 16649899A JP 16649899 A JP16649899 A JP 16649899A JP 2000354023 A JP2000354023 A JP 2000354023A
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Hajime Sasaki
源 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノイズによる映像信号,音声信号の乱れや途
切れを解消する。 【解決手段】 分配器Pにより二系列に分離されたデー
タの他方側のみに時間遅延を付加するデータ遅延器24
を送信局1に設け、上記二系列のうち送信側で遅延が付
加されない側に上記データ遅延器24と同じ時間遅延を
付加する遅延器29と、上記二系列のうち誤りの無い側
を選択的に入力する切替器31とを受信局2に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信衛星を用いた
通信回線により映像信号,音声信号をディジタル伝送す
る伝送方式に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は通信衛星を用いた通信回線により
映像,音声信号を伝送する場合の一般的な伝送方式の構
成を示すブロック図である。同図において、1は映像信
号と音声信号とを符号化して送信する送信局、3sは送
信局1から送信された電波3aを受信して、受信局2側
へ電波3bを送信する通信衛星であり、この通信衛星3
sと電波3a,3bとから通信回線としての衛星回線3
が構成される。2はこの衛星回線3の電波3bを受信し
て、送信局1からの映像,音声信号を復号化する受信局
である。
【0003】送信局1の内部構成を以下に説明する。4
は映像信号が入力される入力端子、5は入力端子4から
の映像信号をディジタル信号の映像符号化データに符号
化する映像符号化器、6は音声信号が入力される入力端
子、7は入力端子6からの音声信号をディジタル信号に
符号化する音声符号化器、8は映像符号化器5と音声符
号化器7との符号化された符号化データを多重化する多
重化器、9は多重化器8により多重化された符号化デー
タに、さらに誤り訂正信号を加えて符号化する誤り訂正
符号化器、10は誤り訂正符号化器9で符号化された符
号化データを変調する変調器、11は変調器10で変調
された変調信号を衛星回線3で送信可能な周波数に変換
するアップコンバータ(U/C)、12はアップコンバ
ータ11で周波数変換された高周波信号を増幅する高電
力増幅器(HPA)、13は高電力増幅器12の出力か
ら通信衛星3sに向けて電波3aを送信する送信用アン
テナである。
【0004】次に、受信局2の内部構成を以下に説明す
る。14は通信衛星3sからの電波3bを受信する受信
用アンテナ、15は受信アンテナ14で受信された高周
波信号を増幅する低雑音増幅器(LNA)、16は低雑
音増幅器15で増幅された高周波信号を復調し易いよう
に、低い周波数に変換するダウンコンバータ(D/
C)、17はダウンコンバータ16で周波数変換された
低周波信号から上記符号化データを復調する復調器、1
8は復調器17で復調された符号化データに誤りがある
場合に、この誤りを誤り訂正信号より訂正して復号化す
る誤り訂正復号器、19は誤り訂正復号器18で復号化
され、多重化された上記符号化データから、多重化する
前の映像符号化データと音声符号化データとに分離する
多重分離器、20は多重分離器19で分離されたディジ
タル信号の映像符号化データから映像信号に復号化する
映像復号器、21は映像復号器20で復号化された映像
信号が出力される出力端子、22は上記多重分離器19
で分離されたディジタル信号の音声符号化データから音
声信号に復号化する音声復号器、23は音声復号器22
で復号化された音声信号が出力される出力端子である。
【0005】次に動作について説明する。まず送信局1
において、映像入力端子4に入力された映像信号は映像
符号化器5で符号化され、音声入力端子6に入力された
音声信号は音声符号化器7で符号化される。映像信号符
号化データ、音声信号符号化データは多重化器8で多重
化され、誤り訂正符号化器9で誤り訂正符号化され、変
調器10で変調される。変調された変調信号は、アップ
コンバータ11により衛星回線3用の高周波信号に周波
数変換され、高電力増幅器12で電力増幅されたあと、
送信用アンテナ13を介して衛星回線3に送られる。
【0006】一方、受信局2では受信用アンテナ14で
受信された信号が低雑音増幅器15で増幅され、ダウン
コンバータ16で周波数変換されて復調器17に送られ
る。復調器17で復調された後、誤り訂正復号器18で
誤り訂正復号化が行われ、多重分離器19で映像信号符
号化データ、音声信号符号化データに分離される。分離
された映像信号符号化データ、音声信号符号化データは
それぞれ映像復号器20、音声復号器22で復号化さ
れ、映像信号出力端子21、音声信号出力端子23より
出力される。
【0007】通常、衛星を介して映像信号のディジタル
伝送を行う場合、変調器10と復調器17とに用いられ
る変調方式としては、PSK方式(Phase Shi
ftKeying:位相変調方式)、特に4相変調方式
のQPSK、8相変調方式の8PSKなどが用いられて
いる。誤り訂正符号化器9と誤り訂正復号器18とに用
いられる誤り訂正方式としては、リード・ソロモン符号
と畳み込み符号の連接符号を使用する方式が一般的であ
る。また、通信衛星3sに27MHzまたは36MHz
帯域の電波3a,3bを送受信可能なトランスポンダ
(送受信装置)を用いた衛星回線3が一般的に使用され
ている。これらの帯域内で映像,音声をディジタル伝送
する場合には、この帯域内を有効に活用するために映像
信号,音声信号は情報量を削減して、占有する伝送帯域
を狭くして送受信することが必須である。しかし、伝送
帯域を狭くするために映像,音声信号の情報量を削減す
ると、受信された映像と音声の画質,音質が劣化してし
まうので、映像信号,音声信号の情報量は、画質と伝送
帯域のトレードオフで決定される。例えば放送局の中継
などでは、36MHz帯域のトランスポンダで4波伝送
できる伝送帯域が主に使用されており、この場合におけ
る映像信号の情報圧縮率は1/10〜1/15に達す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来は以上の様な構成
で映像信号,音声信号を伝送しているが、衛星回線3上
でデータ誤りが発生し、受信局2側での画質,音質が劣
化してしまうときに、映像,音声信号の情報圧縮率が高
い場合と情報圧縮を行わない場合や圧縮率が低い場合と
を比べると、映像信号の情報圧縮率が高い場合はデータ
誤りの画質,音質劣化への影響が大きい。映像の符号化
方式としてフレーム・フィールド間予測を行い誤り訂正
をすると、予測情報にデータ誤りが発生した場合には、
誤った予測情報が延々と引き継がれてデータに誤りが残
ることになり、画質の劣化が大きくなる。また高能率符
号化の制御情報にデータ誤りが発生した場合には、映像
復号器20で制御不能となり映像の復号化動作が止まっ
てしまうことがある。このため衛星回線3を使用した映
像信号のディジタル伝送においては、二重の誤り訂正符
号化を誤り訂正符号化器9と誤り訂正復号器18とで行
うなど、衛星回線3上の誤り率特性が改善される伝送方
法が通常採用されている。しかし、衛星回線3上のノイ
ズや、送信局1における変調器10,アップコンバータ
11などの衛星伝送用機器のノイズなどによる突発的な
回線品質の劣化により、誤り訂正復号器18で訂正しき
れないデータ誤りが発生した場合、受信局2側で映像が
大きく乱れたり、映像信号,音声信号が途切れてしまう
という問題があった。
【0009】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたもので、誤り訂正復号器で訂正しきれないデータ誤
りが発生した場合であっても、映像信号,音声信号の乱
れや途切れを解消することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の伝送方式は、送信側で符号化されたデータを二系列に
分離して、その他方のみに遅延を付加し、この二系列の
データを多重化してから誤り訂正符号化した後、衛星回
線を経由して受信側に伝送し、受信側でこの伝送された
データを復調してから誤り訂正復号化した後、送信側で
多重化する前の二系列のデータに分離し、二系列のデー
タのうち送信側で遅延が付加されていない系列のデータ
に遅延を付加して、二系列双方に遅延を付加し、この二
系列のデータのデータ誤り検出を行い、誤りのない系列
のデータを選択してから復号化した方式である。
【0011】本発明の請求項2に記載の伝送方式は、上
記受信側で、他方に遅延が付加された二系列のデータを
それぞれ復号化し、一方で二系列のデータのデータ誤り
検出を行い、誤りのない系列の復号化データを選択した
方式である。
【0012】本発明の請求項3に記載の伝送方式は、上
記送信側で、符号化されたデータを誤り訂正符号化し、
誤り訂正符号化されたデータを二つの系列に分離して、
その他方のみに遅延を付加し、この二系列のデータを多
重化した後、衛星回線を経由して受信側に伝送し、受信
側でこの伝送されたデータを復調した後、送信側で多重
化する前の二系列のデータに分離し、二系列のデータの
うち送信側で遅延が付加されていない系列のデータに遅
延を付加して、二系列双方に遅延を付加し、この二系列
のデータをそれぞれ誤り訂正復号化し、一方で二系列の
データのデータ誤り検出を行い、誤りのない系列のデー
タを選択してから復号化した方式である。
【0013】本発明の請求項4に記載の伝送方式は、上
記受信側で、誤り訂正復号化された二系列のデータをそ
れぞれ復号化し、一方で二系列のデータのデータ誤り検
出を行い、誤りのない系列の復号化データを選択した方
式である。
【0014】本発明の請求項5に記載の伝送方式は、上
記送信側で信号を二つの系列に分離し、分離された二系
列の信号をそれぞれ符号化し、符号化された二系列のデ
ータのうちその他方のみに遅延を付加し、この二系列の
データを多重化してから誤り訂正符号化した後、衛星回
線を経由して受信側に伝送した方式である。
【0015】本発明の請求項6に記載の伝送方式は、送
信側で信号を二系列に分離して、その他方のみに遅延を
付加し、この二系列の信号をそれぞれ符号化し、符号化
された二系列のデータを多重化してから誤り訂正符号化
した後、衛星回線を経由して受信側に伝送し、受信側で
この伝送されたデータを復調してから誤り訂正復号化し
た後、送信側で多重化する前の二系列のデータに分離し
てからそれぞれ復号化した後、二系列の信号のうち送信
側で遅延が付加されていない系列の信号に遅延を付加し
て、二系列双方に遅延を付加し、一方で二系列のデータ
のデータ誤り検出を行い、誤りのない系列の信号を選択
した方式である。
【0016】本発明の請求項7に記載の伝送方式は、上
記送信側から衛星回線を経由して上記受信側で映像信号
又は音声信号等を受信する伝送方式において、信号又は
データを二系列に分離する分配器と、二系列に分離され
た他方側のみに時間遅延を付加する遅延器とを上記送信
側に設け、上記二系列のうち送信側で遅延が付加されな
い側に送信側の遅延器と同じ時間遅延を付加する遅延器
と、上記二系列のデータ誤り情報から誤りの無い側を選
択的に入力する切替器とを上記受信側に設けた方式であ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づき説明する。
【0018】実施の形態1.図1は、本発明の実施の形
態1に係わる伝送方式の構成を示すブロック図であり、
図8と同じものは同一符号を用いている。同図におい
て、1は映像信号と音声信号とを符号化して送信する送
信局、3sは送信局1から送信された電波3aを受信し
て、受信局2側へ電波3bを送信する通信衛星であり、
この通信衛星3sと電波3a,3bとから通信回線とし
ての衛星回線3が構成される。2はこの衛星回線3の電
波3bを受信して、送信局1からの映像,音声信号を復
号化する受信局である。送信局1の内部構成を従来例と
比較して以下に説明する。この実施の形態1では、映像
符号化器5と多重化器8との間に注目すると、映像符号
化器5の出力側は2つの系列に分配器Pにより分離され
ており、一方の出力は多重化器8に入力され、残る他方
の出力側にはデータ遅延器24が設けられており、この
データ遅延器24の出力が多重化器8に入力されてい
る。データ遅延器24は、上記映像符号化器5から出力
される2つの映像符号化データAのうちで他方側に、所
定時間の遅延を付加する遅延器であり、映像符号化デー
タAを基準として所定時間分遅延された映像符号化デー
タBが出力される。遅延が付加された映像符号化データ
Bと、遅延が付加されない映像符号データAとが多重化
器8に入力される。
【0019】次に、受信局2の内部構成を従来例と比較
して以下に説明する。多重分離器19と映像復号器20
との間に注目すると、多重分離器19より出力される2
つの映像出力のうちで一方の出力側にはデータ遅延器2
9が設けられており、このデータ遅延器29の出力側に
は切替器31が設けられ、さらに切替器31の入力側に
多重分離器19の他方の出力が接続されている。この切
替器31には切替制御器32が接続され、この切替制御
器32には誤り訂正復号器18のデータ誤り情報出力側
と多重分離器19のデータ誤り情報出力側とが接続さ
れ、この切替制御器32により上記切替器31が制御さ
れる。上記データ遅延器29は、多重分離器19で分離
された映像符号化データC,Dのうちで、一方の映像符
号化データCに送信局1側のデータ遅延器24と同じ時
間分の遅延を付加する遅延器であり、この遅延が映像符
号化データCに付加された映像符号化データEが出力さ
れる。上記データ遅延器24,29は遅延時間が同じに
なるように、あらかじめ設定されている。上記切替器3
1は、入力される映像符号化データD,Eのうちで一方
にデータ誤りがあるときに、データ誤りの無い他方のデ
ータ側に選択的に切替えて映像復号器20にデータ誤り
の無い映像符号化データFを出力するものである。この
選択の制御は切替制御器32で行われ、この切替制御器
32は、誤り訂正復号器18と多重分離器19から出力
されるデータ誤り情報より、映像符号化データC,Dの
うちで一方にデータ誤りが検出されたときに、データ誤
りの無いデータ側に入力を切替える制御信号を切替器3
1に出力するものである。ここで、映像符号化データ
C,Dは衛星回線3を介して伝送されたデータである
が、送信局1,受信局2における映像符号化データA〜
Dの対応関係を説明すると、映像符号化データCは送信
側で遅延が付加されない映像符号化データAに対応し、
映像符号化データDは送信側で映像符号化データ遅延器
24により遅延が付加された映像符号化データBに対応
する。
【0020】次に動作について説明する。送信局1にお
いて、まず、入力端子4に入力された映像信号は映像符
号化器5で符号化され、入力端子6に入力された音声信
号は音声符号化器7で符号化される。そして、上記映像
符号化器5の出力である映像符号化データAは、二系列
に分離される。2つのうちで、一方の系列の映像符号化
データAは、そのまま多重化器8に入力される。他方の
系列の映像符号化データAは、映像符号化データ遅延器
24により遅延が付加され映像符号化データBとして多
重化器8に入力される。ついで、多重化器8は、入力さ
れた映像符号化データA,Bと音声符号化器7より出力
される音声符号化データ等とを共に多重化する。多重化
器8により多重化されたデータは、誤り訂正符号化器9
で誤り訂正符号化され、変調器10で変調される。変調
された信号は、アップコンバータ11により衛星回線3
用の高周波に周波数変換され、高電力増幅器12で電力
増幅されたあと、送信用アンテナ13を介して衛星回線
3に伝送される。
【0021】一方、受信局2では、衛星回線3より受信
用アンテナ14で受信された信号は低雑音増幅器15で
増幅され、ダウンコンバータ16で周波数変換される。
低周波に周波数変換された信号は、復調器17で復調さ
れた後に、誤り訂正復号器18により誤り訂正復号化が
行われる。この誤り訂正復号器18でほとんどのデータ
誤りが訂正されるが、訂正しきれない誤り(例えば、衛
星回線3上のノイズにより瞬間的にデータが欠落してし
まうこと等)が発生したときには、切替制御器32にデ
ータ誤り情報が出力される。そして、誤り訂正復号器1
8で復号化された信号は、多重分離器19により多重化
前の二系列の映像符号化データC,Dと音声符号化デー
タ等に分離される。この多重分離器19においても、映
像符号化データC,Dにデータ欠落等があった場合に
は、切替制御器32に誤り情報が出力される。そして、
多重分離器19で分離された映像符号化データC,Dの
うち、一方の映像符号化データCは、送信局1のデータ
遅延器24と同じ時間遅延量のデータ遅延器29を通
り、このデータ遅延器29より遅延が付加され映像符号
化データEとして出力され、この映像符号化データEが
切替器31に入力される。また、他方の映像符号化デー
タDは、そのまま切替器31に入力される。すなわち、
この二系列の映像符号化データD,Eは双方に遅延が付
加されたことになり、伝送中にデータ誤りが発生しない
場合には、全く同じデータとなる。このデータ誤りが無
い場合には、映像符号化データD,Eのどちらか一方が
選択されて、切替器31に入力される。入力されたデー
タは切替器31を通過し映像符号化データFとして出力
され、映像復号器20で復号化されて出力端子21より
映像信号が出力される。
【0022】ここで、伝送中にデータ誤りが発生した場
合、つまり誤り訂正符号化器9と誤り訂正復号器18と
の間における衛星回線3上のノイズや、送信局1におけ
る衛星伝送用機器のノイズによるデータ誤りが発生した
場合を以下に説明する。すなわち、データ誤りが発生し
ていると切替制御器32では、誤り訂正復号器18及び
多重分離器19から出力されるデータ誤り情報から映像
符号化データCまたは映像符号化データDのデータ誤り
を判定し、誤りの無い映像符号化データ側を選択して入
力する様に切替器31を制御する。そして、切替器31
は映像符号化データC,Dのうちでデータ誤りの無い映
像符号化データに入力を切替えて、データ誤りの無い映
像符号化データFが出力される。この映像符号化データ
Fが映像復号器20で復号化され、出力端子21より映
像信号が出力される。
【0023】ここで、衛星回線3上の突発的な回線品質
の劣化によりデータ誤りが発生した場合について、図2
を用いて説明する。図2は、送信局1の映像符号化デー
タA,B、衛星回線3に伝送される多重化された映像符
号化データG、受信局2の映像符号化データC〜Fの関
係を時系列に模式的に示したものであり、単位時間に区
切られたフレームのうちで第1〜10フレームを示して
いる。なお、音声符号化データは省略している。同図に
おいて、フレーム内の数字の意味は、例えば、映像符号
化データAの第1フレームにおけるデータ5と、映像符
号化データBの第5フレームにおけるデータ#5とは、
同一内容であり同じデータが伝送されることを示す。こ
こでは、衛星回線3の伝送途中にデータ誤りが起こった
場合を想定し、この場合は多重化された映像符号化デー
タGにおいて、第5フレームと第6フレーム前半にデー
タ欠落が起きたときを例に説明する。まず、送信局1側
における映像符号化データA,Bは、映像符号化データ
遅延器24の遅延時間の分が時間的にずれており、この
場合は4フレーム時間分がずらされている。このずれた
状態で映像符号化データA,Bが多重化されており、多
重化された映像符号化データGの1フレーム中には、こ
の場合2つのデータが挿入される。例えば、第5フレー
ムの後半に注目するとデータ9があるが、ここから4フ
レーム時間後の第10フレーム前半には、同じ内容のデ
ータ#9が挿入されている。それゆえ、第5フレーム後
半のデータ9が損壊していたとしても、この替わりに第
10フレーム前半のデータ#9を差し替えればよい。そ
のため、衛星回線3上の回線品質が劣化してデータ誤り
が発生しても、この劣化している時間より映像符号化デ
ータ遅延器24の遅延時間(4フレーム分)が大きけれ
ば、映像符号化データDあるいは映像符号化データEの
どちらかはデータ誤りが発生しない。
【0024】例えば、映像符号化データDを選択して映
像信号を復号化していた場合、映像符号化データDのデ
ータ誤りが第5フレームで検出されたときに、切替器3
1は映像符号化データDから誤りの無い映像符号化デー
タEに入力を選択して映像符号化データFとして出力す
る。そして、第10フレームで映像符号化データEにデ
ータ誤りが検出されたときに、切替器31は入力を映像
符号化データDに切替えて、映像符号化データFとして
出力する。この映像符号化データFを映像復号器20で
復号化すれば、映像符号化データFのデータ誤りは発生
しない。
【0025】なお、本発明を映像符号化データに適用し
た場合を説明したが、本発明を音声符号化データに適用
してもよく、映像や音声に限らずに通常に用いる文章フ
ァイル等の通信データに適用してもよい。
【0026】このようにすれば、突発的な衛星回線3の
回線品質の劣化によりデータ誤りが発生しても、誤りの
無い側に切替えて出力される映像符号化データFにはデ
ータ誤りが発生せず映像信号,音声信号の復号化が継続
でき、映像信号,音声信号の乱れや途切れを防ぐことが
できる。
【0027】実施の形態2.上記実施の形態1は、二つ
の系列の映像符号化データD,Eを切替えてデータ誤り
の無い系列を選択して1つの映像復号器20で復号化し
た場合を説明したが、この実施の形態2は、図3に示す
ように、受信局2側で、二つの系列の映像符号化データ
D,Eを、それぞれ別々の2つの映像復号器20a,3
3で復号化したあとに、復号化された2つの映像信号を
切替器34で切替えて出力するものである。同図におい
て、データ遅延器29の出力側には、映像符号化データ
Eを映像信号に復号化する映像復号器20aが設けられ
ている。多重分離器19の他方の出力側には、映像符号
化データDを映像信号に復号化する映像復号器33が設
けられている。これら映像復号器20a,33の出力側
には、それぞれ復号化された映像信号を選択的に切替え
て入力する切替器34が設けられており、この切替器3
4の制御は切替制御器32により行われる。この切替制
御器32には、映像復号器20a,33の誤り情報が入
力される。上記実施の形態1では、切替制御器32での
データ誤り判定に誤り訂正復号器18及び多重分離器1
9のデータ誤り情報を使用する構成であったが、このよ
うにすれば、データ誤り判定に映像復号器20a,33
のデータ誤り情報も使用することができ、誤り訂正復号
器18及び多重分離19のデータ誤り検出漏れが発生し
た場合にも、映像復号器20a,33で確実にデータ誤
りを検出でき、より確実に映像信号の乱れや途切れを防
ぐことができる。
【0028】実施の形態3.上記実施の形態1は、送信
局1側では映像信号符号化データA,Bを1つの多重化
器8で多重化し、受信局2側では1つの多重分離器19
により映像符号化データC,Dに分離していた場合を説
明したが、この実施の形態3は、図4に示すように、送
信局1側では2つの多重化器8,36を設け、受信局2
側では2つの多重分離器19,37を設けたものであ
る。図4に示す如く、送信局1側において、誤り訂正符
号化器9の出力側は分配器Pにより二系列に分離されて
おり、一方の出力側には多重化器36が設けられてい
る。他方の出力側にはデータ遅延器35が設けられてお
り、このデータ遅延器35の出力は上記多重化器36に
接続され、この多重化器36の出力は変調器10に入力
される。一方、受信局2側には、復調器17の出力側に
は多重分離器37が設けられ、多重分離器37の出力は
二系列に分配されている。一方に出力側には、上記デー
タ遅延器35と同じ遅延時間に設定されたデータ遅延器
38が設けられ、このデータ遅延器38の出力は誤り訂
正復号器18aに入力される。多重分離器37の他方の
出力側には、誤り訂正復号器39が設けられている。こ
れら誤り訂正復号器18a,39の出力側には切替器4
0が設けられている。切替器40は切替制御器32に制
御され、切替制御器32には上記誤り訂正復号器18
a,39の誤り情報が入力される。
【0029】すなわち、誤り訂正符号化器9により誤り
符号化されたデータを二系列に分離して、二系列に分離
された他方側のみにデータ遅延器35により遅延を付加
し、この二系列のデータを多重化器36により多重化す
る。この多重化されたデータは、変調器10,アップコ
ンバータ11,高電力増幅器12,送信用アンテナ13
を介し衛星回線3を経由して受信局2に伝送される。受
信局2側では、受信用アンテナ14,低雑音増幅器1
5,ダウンコンバータ16を介し復調器17で復調され
る。この復調されたデータを多重分離器37で多重化す
る前の二系列のデータに分離する。この二系列のデータ
のうち送信側で遅延をかけていない系列側のデータにデ
ータ遅延器38で遅延を付加して、二系列のデータ双方
に遅延を付加する。そして、この二系列のデータは、そ
れぞれ誤り訂正復号器18,39で誤り訂正復号が行わ
れる。誤り訂正復号器18,39のデータ誤り情報によ
り切替制御器32でデータ誤り判定を行い、この切替制
御器32の制御によりデータ誤りの無い系列のデータが
切替制御器32により選択され、切替器40に入力され
る。切替器40から出力された多重符号化データは多重
分離器19に入力されて分離される。この多重分離器1
9の出力より映像信号と音声信号とを映像復号器20と
音声復号器22とにより復号化し、映像,音声信号が出
力端子21,23より出力される。これにより発明の実
施の形態1と同等の効果が得られる。
【0030】実施の形態4.上記実施の形態3は、誤り
訂正復号化された二つの系列の信号を切替えて分離し、
分離された信号を1つの復号器20で復号化していた場
合を説明したが、この実施の形態4は、図5に示すよう
に、受信局2側で、誤り訂正復号化された二系列の映像
符号化データをそれぞれ別々に復号化するように2つの
映像復号器20b,33bを設けたものである。同図に
おいて、一方の誤り訂正復号器18aの出力側には多重
分離器19bが設けられ、この多重分離器19bの出力
側には、映像復号器20bと音声復号器22bとが設け
られている。さらに、他方の誤り訂正復号器39の出力
側には、映像復号器33bが設けられ、これら映像復号
器20b,33bの出力側には切替器34bが設けられ
ている。この切替器34bは、切替制御器32に制御さ
れ、この切替制御器32に映像復号器20b,33bの
誤り情報が入力される。すなわち、誤り訂正復号器18
aで誤り訂正復号化された多重符号化データは、多重分
離器19bにより映像符号化データ,音声符号化データ
などに分離される。この映像符号化データは映像復号器
20bで映像信号に復号化される。一方、誤り訂正復号
器39により誤り訂正復号化された映像符号化データ
は、映像復号器33bで映像信号に復号化される。これ
らの復号化された二系列の映像信号は、切替制御器32
で制御される切替器34bに選択的に入力される。この
切替制御器32は誤り訂正復号器18a,39及び映像
復号器20b,33bのデータ誤り情報によりデータ誤
り判定を行い、データ誤りの無い系列の映像信号を出力
するように映像信号切替器34を制御する。これにより
発明の実施の形態2と同等の効果が得られる。
【0031】実施の形態5.上記実施の形態1では、映
像信号が1つの映像符号器5により符号化され、二系列
に分離された映像符号化データのうちで他方側に遅延を
付加した場合を説明したが、この実施の形態5は、図6
に示すように、送信局1側で、入力端子4の後段に設け
られた分配器4により映像信号を二系列に分離し、この
二系列の映像信号をそれぞれ符号化する2つの映像符号
化器5a,41を設けたものである。すなわち、送信局
1で映像信号を二系列に分配し、一方は映像符号化器5
aで符号化し多重化器8で多重化する。もう一方は映像
符号化器41で符号化した後にデータ遅延器24dで遅
延を付加したあとに多重化器8で多重化して、受信局2
へ伝送する。これにより受信局2の形態により発明の実
施の形態1或いは形態2と同じ効果が得られる。
【0032】実施の形態6.上記実施の形態5では、映
像符号化器41の後段に設けられたデータ遅延器24d
により遅延を付加した場合を説明したが、この実施の形
態6では、図7に示すように、送信局1では映像符号化
器41aの前段に遅延器42を設け、受信局2では映像
復号器20の後段に遅延器43が設けられ、出力端子2
1の前段に切替器34が設けられている。上記遅延器4
2,43はあらかじめ遅延時間が同じになるように設定
されている。すなわち、送信局1では映像信号を分配器
Pにより二系列の映像信号に分離し、一方の映像信号は
映像符号化器5aにより符号化され、他方の映像信号は
遅延器42により遅延が付加される。遅延が付加された
映像信号は映像符号化器41aで符号化され、これら二
系列の映像信号が多重化器8で多重化されて受信局2へ
伝送される。受信局2では、復調されたデータを多重分
離器19で二系列の映像符号化データに戻し、それぞれ
映像復号器20,33で復号化される。復号化された二
系列の映像信号のうちで、送信側で遅延をかけていない
系列の映像信号は遅延器43で遅延が付加され、二系列
の映像信号双方に遅延が付加されたことになる。二系列
の映像信号はそれぞれ映像信号切替器34に選択的に入
力される。切替制御器32は誤り訂正復号器18,多重
分離器19及び映像復号器20,33のデータ誤り情報
によりデータ誤り判定を行い、データ誤りのない系列の
データを出力する用に切替器34を制御する。つまり、
アナログ信号の状態で時間的遅延を付加するものであ
る。これにより、発明の実施の形態2と同じ効果が得ら
れる。
【0033】また、送信局1と受信局2は、地上に固定
された固定局であってもよく、車や船等に搭載された移
動局であってもよく、地上局に限らずに飛行機等に搭載
される移動局であってもよい。尚、上記実施の形態1か
ら形態6では、受信局2のデータ遅延器29,38,4
3の遅延時間は、送信局1のデータ遅延器24,35,
42の遅延時間と同じになるようにあらかじめ設定され
ているとしたが、送信局1で遅延時間の情報をデータと
して多重化し、受信局2でこの遅延時間の情報を分離し
てデータ遅延器29,38,43の遅延時間を設定する
ようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、送信側で符号化されたデータを二系列に
分離して、その他方のみに遅延を付加し、この二系列の
データを多重化してから誤り訂正符号化した後、衛星回
線を経由して受信側に伝送し、受信側でこの伝送された
データを復調してから誤り訂正復号化した後、送信側で
多重化する前の二系列のデータに分離し、二系列のデー
タのうち送信側で遅延が付加されていない系列のデータ
に遅延を付加して、二系列双方に遅延を付加し、この二
系列のデータのデータ誤り検出を行い、誤りのない系列
のデータを選択してから復号化したので、映像信号,音
声信号の乱れや途切れを防ぐことができる。
【0035】また、請求項2に記載の発明によれば、上
記受信側で、他方に遅延が付加された二系列のデータを
それぞれ復号化し、一方で二系列のデータのデータ誤り
検出を行い、誤りのない系列の復号データを選択したの
で、より確実にデータ誤りを検出でき、より確実に信号
の乱れや途切れを防ぐことができる。
【0036】また、請求項3に記載の発明によれば、上
記送信側で、符号化されたデータを誤り訂正符号化し、
誤り訂正符号化されたデータを二つの系列に分離して、
その他方のみに遅延を付加し、この二系列のデータを多
重化した後、衛星回線を経由して受信側に伝送し、受信
側でこの伝送されたデータを復調した後、送信側で多重
化する前の二系列のデータに分離し、二系列のデータの
うち送信側で遅延が付加されていない系列のデータに遅
延を付加して、二系列双方に遅延を付加し、この二系列
のデータをそれぞれ誤り訂正復号化し、一方で二系列の
データのデータ誤り検出を行い、誤りのない系列のデー
タを選択してから復号化したので、映像信号,音声信号
の乱れや途切れを防ぐことができる。
【0037】また、請求項4に記載の発明によれば、上
記受信側で、誤り訂正復号化された二系列のデータをそ
れぞれ復号化し、一方で二系列のデータのデータ誤り検
出を行い、誤りのない系列の復号データを選択したの
で、映像信号,音声信号の乱れや途切れを防ぐことがで
きる。
【0038】また、請求項5に記載の発明によれば、上
記送信側で信号を二つの系列に分離し、分離された二系
列の信号をそれぞれ符号化し、符号化された二系列のデ
ータのうちその他方のみに遅延を付加し、この二系列の
データを多重化してから誤り訂正符号化した後、衛星回
線を経由して受信側に伝送したので、映像信号,音声信
号の乱れや途切れを防ぐことができる。
【0039】また、請求項6に記載の発明によれば、送
信側で信号を二系列に分離して、その他方のみに遅延を
付加し、この二系列の信号をそれぞれ符号化し、符号化
された二系列のデータを多重化してから誤り訂正符号化
した後、衛星回線を経由して受信側に伝送し、受信側で
この伝送されたデータを復調してから誤り訂正復号化し
た後、送信側で多重化する前の二系列のデータに分離し
てからそれぞれ復号化した後、二系列の信号のうち送信
側で遅延が付加されていない系列の信号に遅延を付加し
て、二系列双方に遅延を付加し、一方で二系列のデータ
のデータ誤り検出を行い、誤りのない系列の信号を選択
したので、映像信号,音声信号の乱れや途切れを防ぐこ
とができる。
【0040】また、請求項7に記載の発明によれば、上
記送信側から衛星回線を経由して上記受信側で映像信号
又は音声信号等を受信する伝送方式において、信号又は
データを二系列に分離する分配器と、二系列に分離され
た他方側のみに時間遅延を付加する遅延器とを上記送信
側に設け、上記二系列のうち送信側で遅延が付加されな
い側に送信側の遅延器と同じ時間遅延を付加する遅延器
と、上記二系列のデータ誤り情報から誤りの無い側を選
択的に入力する切替器とを上記受信側に設けたので、映
像信号,音声信号の乱れや途切れ或いはデータの誤りを
防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係わる伝送方式の構
成を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態1に係わる映像符号化データを示
す模式図である。
【図3】 実施の形態2に係わる伝送方式の構成を示す
ブロック図である。
【図4】 実施の形態3に係わる伝送方式の構成を示す
ブロック図である。
【図5】 実施の形態4に係わる伝送方式の構成を示す
ブロック図である。
【図6】 実施の形態5に係わる伝送方式の構成を示す
ブロック図である。
【図7】 実施の形態6に係わる伝送方式の構成を示す
ブロック図である。
【図8】 従来の伝送方式の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 送信局、2 受信局、3 衛星回線、24,29
データ遅延器、31切替器、32 切替制御器、P 分
配器、A〜G 映像符号化データ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J065 AB02 AB05 AC02 AE02 AE06 AH09 5K014 AA01 BA01 BA05 DA03 EA01 FA08 5K072 AA22 BB03 BB04 BB22 BB27 CC12 CC31 DD01 DD16 DD17 GG08 GG12 GG13 GG14 GG32

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側で符号化されたデータを二系列に
    分離して、その他方のみに遅延を付加し、この二系列の
    データを多重化してから誤り訂正符号化した後、衛星回
    線を経由して受信側に伝送し、受信側でこの伝送された
    データを復調してから誤り訂正復号化した後、送信側で
    多重化する前の二系列のデータに分離し、二系列のデー
    タのうち送信側で遅延が付加されていない系列のデータ
    に遅延を付加して、二系列双方に遅延を付加し、この二
    系列のデータのデータ誤り検出を行い、誤りのない系列
    のデータを選択してから復号化したことを特徴とする伝
    送方式。
  2. 【請求項2】 上記受信側で、他方に遅延が付加された
    二系列のデータをそれぞれ復号化し、一方で二系列のデ
    ータのデータ誤り検出を行い、誤りのない系列のデータ
    を選択して復号信号を得ることを特徴とする請求項1に
    記載の伝送方式。
  3. 【請求項3】 上記送信側で、符号化されたデータを誤
    り訂正符号化し、誤り訂正符号化されたデータを二つの
    系列に分離して、その他方のみに遅延を付加し、この二
    系列のデータを多重化した後、衛星回線を経由して受信
    側に伝送し、受信側でこの伝送されたデータを復調した
    後、送信側で多重化する前の二系列のデータに分離し、
    二系列のデータのうち送信側で遅延が付加されていない
    系列のデータに遅延を付加して、二系列双方に遅延を付
    加し、この二系列のデータをそれぞれ誤り訂正復号化
    し、一方で二系列のデータのデータ誤り検出を行い、誤
    りのない系列のデータを選択してから復号化したことを
    特徴とする請求項1に記載の伝送方式。
  4. 【請求項4】 上記受信側で、誤り訂正復号化された二
    系列のデータをそれぞれ復号化し、一方で二系列のデー
    タのデータ誤り検出を行い、誤りのない系列のデータを
    選択して復号信号を得ることを特徴とする請求項3に記
    載の伝送方式。
  5. 【請求項5】 上記送信側で信号を二つの系列に分離
    し、分離された二系列の信号をそれぞれ符号化し、符号
    化された二系列のデータのうちその他方のみに遅延を付
    加し、この二系列のデータを多重化してから誤り訂正符
    号化した後、衛星回線を経由して受信側に伝送したこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の伝送方式。
  6. 【請求項6】 送信側で信号を二系列に分離して、その
    他方のみに遅延を付加し、この二系列の信号をそれぞれ
    符号化し、符号化された二系列のデータを多重化してか
    ら誤り訂正符号化した後、衛星回線を経由して受信側に
    伝送し、受信側でこの伝送されたデータを復調してから
    誤り訂正復号化した後、送信側で多重化する前の二系列
    のデータに分離してからそれぞれ復号化した後、二系列
    の信号のうち送信側で遅延が付加されていない系列の信
    号に遅延を付加して、二系列双方に遅延を付加し、一方
    で二系列のデータのデータ誤り検出を行い、誤りのない
    系列の信号を選択したことを特徴とする伝送方式。
  7. 【請求項7】 上記送信側から衛星回線を経由して上記
    受信側で映像信号又は音声信号等を受信する伝送方式に
    おいて、信号又はデータを二系列に分離する分配器と、
    二系列に分離された他方側のみに時間遅延を付加する遅
    延器とを上記送信側に設け、上記二系列のうち送信側で
    遅延が付加されない側に送信側の遅延器と同じ時間遅延
    を付加する遅延器と、上記二系列のデータ誤り情報から
    誤りの無い側を選択的に入力する切替器とを上記受信側
    に設けたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれ
    かに記載の伝送方式。
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