JPH07336400A - ディジタル信号伝送方式及びそれに用いる送信装置並びに受信装置 - Google Patents

ディジタル信号伝送方式及びそれに用いる送信装置並びに受信装置

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JPH07336400A
JPH07336400A JP12627394A JP12627394A JPH07336400A JP H07336400 A JPH07336400 A JP H07336400A JP 12627394 A JP12627394 A JP 12627394A JP 12627394 A JP12627394 A JP 12627394A JP H07336400 A JPH07336400 A JP H07336400A
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JP
Japan
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signal
signals
circuit
error correction
digital
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Pending
Application number
JP12627394A
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English (en)
Inventor
Koichi Shirakawa
浩一 白川
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Error Detection And Correction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 映像信号等の信号をディジタル伝送する場
合、受信条件が悪化しても急激な受信信号の品質劣化を
防ぎ、また送信装置、受信装置の回路構成を簡単にす
る。 【構成】送信側で入力信号の優先度に応じて誤り訂正能
力の異なる符号化を行い、これら信号を多重化した後デ
ィジタル変調を行って送信信号を発生し、受信側でディ
ジタル復調を行った後で受信信号を分離、復号すること
により受信条件が悪化しても急激な受信信号の品質劣化
を防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル映像信号等
のディジタル信号を伝送するディジタル信号伝送方式に
関し、C/N比(搬送波電力対雑音電力比)が劣化した
場合においても、受信品質あるいは受信画質が急激に劣
化しにくいディジタル伝送方式およびそれに用いる送信
装置並びに受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は例えば、安田他「軟判定ビタービ
復号の理論ビット誤り率特性」(電子通信学会技術報
告、CS 80-126、1980 )に示された従来の誤り訂正符号
回路、誤り訂正復号回路を用いたディジタル伝送方式を
示すブロック図であり、図において、901は誤り訂正
符号回路、905はディジタル変調回路、906はディ
ジタル復調回路、902は誤り訂正復号回路である。
【0003】次に動作について説明する。図9はディジ
タル信号を変調する前に誤り訂正符号回路を備え、受信
側で復調、復号を行うことで伝送路等で受ける雑音によ
る誤りに強くする伝送方式である。但し、901の誤り
訂正符号回路は入力データ全てに対し1種類の誤り訂正
能力をもつ誤り訂正符号を用いており、又902は90
1に応じた1種類の誤り訂正復号能力をもつ誤り訂正復
号回路である。
【0004】なお、前記文献においては、誤り訂正符号
回路として畳み込み符号器、誤り訂正復号回路としてビ
タビ復号器を用いている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のディジタル伝送
方式は以上のように構成されているので、例えば映像信
号等をディジタル伝送する際、受信C/Nが劣化し、あ
るしきい値を越えると画質が急激に悪くなるというディ
ジタル伝送方式特有の問題点があった。この様子を図1
0に示す。
【0006】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたものであり、受信C/Nが劣化した時で
も、受信画像が急激に劣化しないディジタル信号伝送方
式及びそれに用いる送信装置並びに受信装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
ディジタル信号伝送方式は、優先度が異なる複数の入力
信号系列を伝送する伝送方式において、送信側では、前
記信号系列の優先度に応じて誤り訂正能力の異なる誤り
訂正符号を前記信号系列の全部または一部に施し、時分
割多重回路(以下、「マルチプレクサ」という)により
多重化した後、ディジタル変調回路により送信信号を発
生させ、受信側では、ディジタル復調回路により前記送
信信号による受信信号を復調し、デマルチプレクサによ
り分離した後、分離後の信号系列の全部または一部に誤
り訂正復号を施すものである。
【0008】また、本発明の請求項2に係るディジタル
信号送信装置は、複数の入力信号系列の優先度に応じ
て、その全部または一部に対し訂正能力の異なる誤り訂
正符号を誤り訂正符号回路により施し、マルチプレクサ
により多重化後、ディジタル変調回路により送信信号を
発生させるものである。
【0009】さらに、本発明の請求項3に係るディジタ
ル信号送信装置は、上記マルチプレクサの後にインター
リーブ回路を備えるものである。
【0010】また、本発明の請求項4に係るディジタル
信号受信装置は、ディジタル復調回路により受信信号を
復調し、デマルチプレクサより復調信号を分離した後、
分離後の信号系列の全部または一部に対し、誤り訂正復
号回路により誤り訂正復号を行うものである。
【0011】さらに、本発明の請求項5に係るディジタ
ル信号受信装置は、上記デマルチプレクサの前にデイン
ターリーブ回路を備えるものである。
【0012】
【作用】本発明の請求項1に係るディジタル信号伝送方
式においては、送信側で、複数の入力信号の優先度に応
じてその全部または一部に誤り訂正能力が異なる誤り訂
正符号を施した後、多重化し、ディジタル変調を行って
送信信号を発生させ、受信側で、前記送信信号による受
信信号をディジタル復調し、その受信信号を分離した
後、全部または一部の信号系列に誤り訂正復号を施すた
め、信号の優先度により誤り耐性能力が異なり、受信側
で受信C/Nが低下しても受信信号が急激に劣化しな
い。
【0013】また、本発明の請求項2に係るディジタル
信号送信装置においては、複数の入力信号の優先度に応
じてその全部または一部に誤り訂正能力が異なる誤り訂
正符号を誤り訂正符号回路により施した後、マルチプレ
クサにより多重化し、ディジタル変調回路によりディジ
タル変調を行って送信信号を発生させるため、入力信号
の優先度が高いほど訂正能力が高い誤り訂正符号が施さ
れている信号を発生する。
【0014】さらに、本発明の請求項3に係るディジタ
ル信号送信装置においては、マルチプレクサの後にイン
ターリーブ回路を備えているため、送信装置の回路構成
を簡略化できる。
【0015】また、本発明の請求項4に係るディジタル
信号受信装置においては、ディジタル復調回路により受
信信号を復調し、デマルチプレクサより復調信号を分離
した後、分離後の信号系列の全部または一部に対し、誤
り訂正復号回路により誤り訂正復号を施すため、信号の
優先度により誤り耐性能力が異なり、受信C/Nが低下
しても受信信号が急激に劣化しない。
【0016】さらに、本発明の請求項5に係るディジタ
ル信号受信装置においては、デマルチプレクサの前にデ
インターリーブ回路を備えているため、受信装置の回路
構成を簡略化できる。
【0017】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の実施例1におけるディジタル
信号伝送方式を示すブロック図である。図において、入
力信号1、入力信号2、入力信号3の順に優先度が高
く、101は入力信号1に対する誤り訂正符号回路とし
てリードソロモン(以下、RSと記す)(255、23
9)符号回路、同じく102はRS(255、243)
符号回路、103はRS(255、247)符号回路、
104はマルチプレクサ、105はQPSK変調回路、
106はQPSK復調回路、107はデマルチプレク
サ、108は出力信号1に関する誤り訂正復号回路とし
てRS(255、239)復号回路、同じく109はR
S(255、243)復号回路、110はRS(25
5、247)復号回路であり、入力信号1、入力信号
2、入力信号3に対応した出力信号1、出力信号2、出
力信号3が出力される。
【0018】次に動作について説明する。入力信号1、
入力信号2、入力信号3は優先度がそれぞれ異なり、例
えばディジタル映像信号の低域周波数成分信号、中域周
波数成分信号、高域周波数成分信号に対応するディジタ
ルデータである。これら入力信号は優先度の高い順に、
それぞれRS(255、239)符号回路101、RS
(255、243)符号回路102、RS(255、2
47)符号回路103により誤り訂正符号化される。R
S(255、239)符号回路101は入力ビット列を
239シンボルごとにブロック化し、これに16シンボ
ルの検査ビットをつけ加え計255シンボルにして出力
する。但し1シンボルは1バイト即ち8ビットである。
この符号は255シンボル中8シンボルを訂正できる誤
り訂正能力を持つ。同様にRS(255、243)符号
回路102は入力ビット列を243シンボルごとにブロ
ック化し、これに12シンボルの検査ビットをつけ加え
計255シンボルにして出力する。この符号は255シ
ンボル中6シンボル訂正できる誤り訂正能力を持つ。R
S(255、247)符号回路103は入力ビット列を
247シンボルごとにブロック化しこれに8シンボルの
検査ビットをつけ加え計255シンボルにして出力す
る。この符号は255シンボル中4シンボル訂正できる
誤り訂正能力をもつ。このように優先度が高い入力信号
ほど誤り訂正能力が高いRS符号化を行っているため、
優先度が高い入力信号ほど誤り耐性能力が高い。次にマ
ルチプレクサ104は前記の様に誤り訂正符号化された
入力信号を時分割多重する。即ちマルチプレクサ104
には上記3個の符号器の出力が並列に入力されるが、こ
れらの信号をメモリ等を用いて並べ変え直列に出力す
る。よってマルチプレクサの出力は連続した一系列のデ
ィジタルデータである。そしてこの多重化された信号は
4相位相変調(以下、QPSK変調という)回路105
により変調され、送信波として伝送路に出力される。こ
こで伝送路は、例えば衛星回線等であり、一般に雑音等
の外乱が送信波に加えられる。
【0019】前記のように送信側で符号化、変調された
送信波は伝送路で雑音の影響を受けて、受信側でQPS
Kディジタル復調回路106により復調される。受信側
の動作は送信側の動作の逆である。すなわち、復調され
た一系列のディジタルデータはデマルチプレクサ107
により分割される。この分割された信号はそれぞれRS
(255、239)復号回路108、RS(255、2
43)復号回路109、RS(255、247)復号回
路110により誤り訂正復号化され、入力信号1、入力
信号2、入力信号3にそれぞれ対応した出力信号1、出
力信号2、出力信号3が出力される。例えば映像信号の
低域成分信号、中域成分信号、高域成分信号である。前
記で述べた理由から優先度が高い出力信号ほど雑音によ
る誤りに強くなるため、受信C/Nが劣化していっても
出力信号1、出力信号2、出力信号3が同時に劣化せ
ず、優先度の低い出力信号から段階的に劣化する。例え
ば、映像信号を受信する場合、受信画像が急激に劣化す
ることなく、優先度の低い高域成分信号から劣化し始
め、段階的に中域成分信号、高域成分信号の順に劣化す
る。この様子を図2に示す。例えば、映像信号を受信す
る場合、すべての出力信号が急激に劣化することなく、
優先度の低い高域成分信号から劣化し始め、段階的に中
域成分信号、高域成分信号の純に劣化する。そして、そ
れぞれの出力信号の誤り率を判断すること等により、再
生不能な出力信号から順次切り捨ててゆき、再生可能な
出力信号を表示することにより、受信画像の急激な劣化
を防ぐことができる。
【0020】実施例2.図3は本発明の実施例2におけ
る送信装置を示すブロック図である。図において、入力
信号1、入力信号2、入力信号3の順に優先度が高く、
301は入力信号1に対する誤り訂正符号回路として拘
束長7、符号化率1/2の畳み込み符号回路、同じく3
02は拘束長7、符号化率3/4の畳み込み符号回路、
303は拘束長7、符号化率7/8の畳み込み符号回路
(但し、符号化率3/4、7/8の畳み込み符号は符号
化率1/2のパンクチャド符号とする)、304はこれ
ら3種類の信号を時分割多重するマルチプレクサ、30
5はディジタル変調するためのQPSK変調回路であ
る。
【0021】次に動作について説明する。入力信号1、
入力信号2、入力信号3は優先度がそれぞれ異なり、例
えばディジタル映像信号の低域周波数成分信号、中域周
波数成分信号、高域周波数信号に対応するディジタルデ
ータである。これら入力信号は優先度の高い順に、それ
ぞれ符号化率1/2の畳み込み符号回路301、符号化
率3/4の畳み込み符号回路302、符号化率7/8の
畳み込み符号回路303により誤り訂正符号化される。
符号化率1/2の畳み込み符号とは入力データ1ビット
に対し誤り訂正符号化された出力データを2ビット出力
する。同様に符号化率3/4の畳み込み符号は入力3ビ
ットに対し出力4ビット、符号化率7/8の畳み込み符
号は入力7ビットに対し、出力8ビットを出力する。符
号化率が小さいほど誤り訂正のための冗長度が大きくな
り、誤り訂正能力が高い。このように優先度が高い入力
信号ほど誤り訂正能力が高い畳み込み符号化を行ってい
るため、優先度が高い入力信号ほど誤り耐性能力が高
い。次にマルチプレクサ304は前記の様に誤り訂正符
号化された入力信号を時分割多重する。即ちマルチプレ
クサ304には上記3個の符号器の出力が並列に入力さ
れるが、これらの信号をメモリ等を用いて並べ変え直列
に出力する。よってマルチプレクサ304の出力は連続
した一系列のディジタルデータである。そしてこの多重
化された信号はQPSK変調回路305により変調さ
れ、送信波として伝送路に出力される。ここで伝送路
は、例えば衛星回線等であり、一般に雑音等の外乱が送
信波に加えられる。
【0022】実施例3.図4は本発明の実施例3におけ
る受信装置を示すブロック図である。図において、40
6は受信信号をディジタル復調するためのQPSK復調
回路、407は多重化された信号を分離するためのデマ
ルチプレクサ、408、409、410はそれぞれ、送
信側で施された誤り訂正符号である符号化率1/2の畳
み込み符号を復号するビタビ復号回路、符号化率3/4
の畳み込み符号を復号するビタビ復号回路、符号化率7
/8の畳み込み符号を復号するビタビ復号回路である。
【0023】次に動作について説明する。伝送路等で雑
音等の影響を受けた信号は、QPSK復調回路406に
より復調される。復調された1系列のディジタル信号は
デマルチプレクサ407により分離される。分離された
信号はそれぞれ、ビタビ復号回路408、409、41
0により誤り訂正復号され、送信側の入力信号1、入力
信号2、入力信号3にそれぞれ対応した出力信号1、出
力信号2、出力信号3が出力され、この順に優先度が高
い。例えば映像信号の低域周波数信号、中域周波数信
号、高域周波数信号である。優先度の高い信号ほど訂正
能力の高い誤り訂正復号を行っているため、優先度が高
い出力信号ほど雑音の影響を受けにくい。このため受信
C/Nが劣化していっても出力信号1、出力信号2、出
力信号3が同時に劣化せず、優先度の低い出力信号から
段階的に劣化する。各出力信号ごとの受信C/N対ビッ
ト誤り率の関係を図5に示す。例えば、映像信号を受信
する場合、すべての出力信号が急激に劣化することな
く、優先度の低い高域成分信号から劣化し始め、段階的
に中域成分信号、高域成分信号の純に劣化する。そし
て、それぞれの出力信号の誤り率を判断すること等によ
り、再生不能な出力信号から順次切り捨ててゆき、再生
可能な出力信号を表示することにより、受信画像の急激
な劣化を防ぐことができる。
【0024】実施例4.図6は本発明の実施例6におけ
る送信装置を示すブロック図である。図において、入力
信号1、入力信号2、入力信号3の順に優先度が高く、
601は入力信号1に対する誤り訂正符号回路としてR
S(255、239)符号回路、同じく602はRS
(255、243)符号回路、603はRS(255、
247)符号回路であり、604はこれら3種の入力信
号を時分割多重するためのマルチプレクサ、606は多
重化された信号をインターリーブするインターリーブ回
路、605はディジタル変調するためのQPSK変調回
路である。
【0025】次に動作について説明する。入力信号1、
入力信号2、入力信号3は優先度がそれぞれ異なり、例
えばディジタル映像信号の低域周波数信号、中域周波数
信号、高域周波数信号に対応したディジタルデータであ
る。これら入力信号は優先度の高い順にそれぞれRS
(255、239)符号回路601、RS(255、2
43)符号回路602、RS(255、247)符号回
路603により誤り訂正符号化される。RS(255、
239)符号回路601は入力ビット列を239シンボ
ルごとにブロック化し、これに16シンボルの検査ビッ
トをつけ加え計255シンボルにして出力する。但し1
シンボルは1バイト即ち8ビットである。この符号は2
55シンボル中8シンボルを訂正できる誤り訂正能力を
持つ。同様にRS(255、243)符号回路602は
入力ビット列を243シンボルごとにブロック化し、こ
れに12シンボルの検査ビットをつけ加え計255シン
ボルにして出力する。この符号は255シンボル中6シ
ンボル訂正できる誤り訂正能力を持つ。RS(255、
247)符号回路603は入力ビット列を247シンボ
ルごとにブロック化しこれに8シンボルの検査ビットを
つけ加え計255シンボルにして出力する。この符号は
255シンボル中4シンボル訂正できる誤り訂正能力を
もつ。このように優先度が高い入力信号ほど誤り訂正能
力が高いRS符号化を行っているため、優先度が高い入
力信号ほど誤り耐性能力が高い。次にマルチプレクサ6
04は前記の様に誤り訂正符号化された入力信号を時分
割多重する。即ちマルチプレクサ604には上記3個の
符号器の出力が並列に入力されるが、これらの信号をメ
モリ等を用いて並べ変え直列に出力する。よってマルチ
プレクサの出力は連続した1系列のディジタルデータで
ある。そしてこの多重化された信号はバースト誤りに対
処するため、インターリーブ回路606によりインター
リーブされる。図7にインターリーブ回路の構成を示
す。この図に示すように、変調回路が一つの伝送シンボ
ルで伝送できるビット数(例えばQPSK変調回路の場
合1シンボルで2ビット伝送する)を単位として、デー
タ書き込み方向とデータ読みだし方向を直交させるため
伝送路等でバースト状のノイズを受けても復調後デイン
ターリーブする事によりランダム誤りとして対処でき
る。また多重化された後にインターリーブすることによ
り多重化前の3系列それぞれにインターリーブするより
もインターリーブ回路の数を節約できる利点がある。イ
ンターリーブされた信号は、QPSK変調回路605に
より変調され、送信波として伝送路に出力される。ここ
で伝送路は、例えば衛星回線等であり、一般に雑音等の
外乱が送信波に加えられる。
【0026】実施例5.図8は本発明の実施例5におけ
る受信装置を示すブロック図である。図において、80
6は受信信号をディジタル復調するためのQPSK復調
回路、811は送信側でインターリーブされている信号
をデインターリーブするためのデインターリーブ回路、
807は送信側で多重化された信号を分離するためのデ
マルチプレクサ、808、809、810はそれぞれ、
送信側で施された誤り訂正符号であるRS(255、2
39)符号を復号するRS(255,239)復号回
路、RS(255、239)符号を復号するRS(25
5,239)復号回路、RS(255、239)符号を
復号するRS(255,239)復号回路である。
【0027】次に動作について説明する。伝送路等で雑
音等の影響を受けた信号は、QPSK復調回路806に
より復調される。復調された1系列のディジタル信号は
デインターリーブ回路811に送られる。これにより伝
送路等で受けたバースト状の誤りをランダムな誤りとし
て対処できる。またデマルチプレクサにより分離される
前にデインターリーブ回路を設けることによりデマルチ
プレクサ後の3系列の信号それぞれにデインターリーブ
回路を設けるより、デインターリーブ回路の数を節約で
きる利点がある。デインターリーブされた信号は、デマ
ルチプレクサ807により分離される。分離された信号
はそれぞれRS復号回路808、809、810により
復号され出力される。この出力信号は出力信号1、出力
信号2、出力信号3の順に優先度が高い。優先度の高い
信号ほど誤り訂正能力の高い誤り訂正復号を行っている
ため、優先度が高い出力信号ほど雑音の影響を受けにく
い。このため、受信C/Nが劣化していっても出力信号
1、出力信号2、出力信号3が同時に劣化せず、優先度
の低い出力信号から段階的に劣化する。例えば、映像信
号を受信する場合、すべての出力信号が急激に劣化する
ことなく、優先度の低い高域成分信号から劣化し始め、
段階的に中域成分信号、高域成分信号の純に劣化する。
そして、それぞれの出力信号の誤り率を判断すること等
により、再生不能な出力信号から順次切り捨ててゆき、
再生可能な出力信号を表示することにより、受信画像の
急激な劣化を防ぐことができる。
【0028】但し、上記全ての実施例において送信側の
マルチプレクサと受信側のデマルチプレクサとのタイミ
ングを合わせるには送信側でマルチプレクサの後に同期
ワードを付加し、受信側でこれを検出するようにすれば
よい。ここで同期ワードは、少なくとも3種の誤り訂正
符号回路のうち最も訂正能力のある符号語以上の誤り耐
性能力を持つ必要がある。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下のような効果を奏する。
【0030】本発明の請求項1記載のディジタル信号伝
送方式によれば、従来のディジタル伝送方式と比べて、
受信側で受信C/Nが劣化しても受信信号が急激に劣化
しない効果がある。
【0031】また、本発明の請求項2記載のディジタル
信号送信装置によれば、優先度の異なる入力信号系列に
応じて誤り耐性能力の異なる符号化信号を生成し送信す
る送信装置が得られる。
【0032】さらに、本発明の請求項3記載のディジタ
ル信号送信装置によれば、バースト誤りに対処するため
のインターリーブ回路を入力信号を多重化した後に設け
ることにより、送信装置の回路構成を簡略化できる。
【0033】また、本発明の請求項4記載のディジタル
信号受信装置によれば、受信C/Nが劣化しても受信信
号が急激に劣化しない受信装置が得られる。
【0034】さらに、本発明の請求項5記載のディジタ
ル信号受信装置によれば、バースト誤りに対処するため
のデインターリーブ回路を受信信号を分離する前に設け
ることにより、受信装置の回路構成を簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1におけるディジタル信号伝
送方式を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施例1におけるディジタル信号伝
送方式による受信C/N対伝送効率を示す図である。
【図3】 本発明の実施例2における送信装置を示すブ
ロック図である。
【図4】 本発明の実施例3における受信装置を示すブ
ロック図である。
【図5】 本発明の実施例3における受信装置による受
信C/N対ビット誤り率を示す図である。
【図6】 本発明の実施例4における送信装置を示すブ
ロック図である。
【図7】 本発明の実施例4におけるインターリーブ回
路の構成を示すブロック図である。
【図8】 本発明の実施例5における受信装置を示すブ
ロック図である。
【図9】 従来例のディジタル信号伝送方式を示すブロ
ック図である。
【図10】 上記従来のディジタル信号伝送方式による
受信C/N対伝送効率を示す図である。
【符号の説明】
101,601 RS(255,239)符号回路、1
02,602 RS(255,243)符号回路、10
3,603 RS(255,247)符号回路、10
8,808 RS(255、239)復号回路、10
9,809 RS(255,243)復号回路、11
0,810 RS(255,247)復号回路、301
符号化率1/2ー拘束長7の畳み込み符号回路、30
2 符号化率3/4ー拘束長7の畳み込み符号回路、3
03 符号化率7/8ー拘束長7の畳み込み符号回路、
408 符号化率1/2ー拘束長7の畳み込み符号用の
ビタビ復号回路、409 符号化率3/4ー拘束長7の
畳み込み符号用のビタビ復号回路、410 符号化率7
/8ー拘束長7の畳み込み符号用のビタビ復号回路、1
04,304,604 マルチプレクサ、107,40
7,807 デマルチプレクサ、606 インターリー
ブ回路、811 デインターリーブ回路、105,30
5,605 QPSK変調回路、106,406,80
6 QPSK復調回路、901 誤り訂正符号回路、9
02 誤り訂正復号回路、905 ディジタル変調回
路、906 ディジタル復調回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 1/00 F 27/22 H04N 1/41 Z 7/24

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 優先度が異なる複数の入力信号系列をデ
    ィジタル伝送する伝送方式において、送信側では、前記
    信号系列の優先度に応じて誤り訂正能力の異なる誤り訂
    正符号を前記信号系列の全部または一部に施し、その後
    多重化を行い複数の信号系列を一系列にした後、ディジ
    タル変調を行って送信信号を発生させ、受信側では、前
    記送信信号による受信信号をディジタル復調し、復調後
    の信号を分離した後、分離後の信号系列の全部または一
    部の信号系列に誤り訂正復号を施すことを特徴とするデ
    ィジタル信号伝送方式。
  2. 【請求項2】 複数の入力信号系列の優先度に応じて、
    その全部または一部に対し、訂正能力の異なる誤り訂正
    符号を誤り訂正符号回路により施し、マルチプレクサに
    より多重化後、ディジタル変調回路により送信信号を発
    生させることを特徴とするディジタル信号送信装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のディジタル信号送信装
    置において、マルチプレクサの後にインターリーブ回路
    を設けることにより信号を多重化した後インターリーブ
    を行うことを特徴とするディジタル信号送信装置。
  4. 【請求項4】 ディジタル復調回路により受信信号を復
    調し、デマルチプレクサより復調信号を分離した後、分
    離後の信号系列の全部または一部に対し、誤り訂正復号
    回路により誤り訂正復号を行うことを特徴とするディジ
    タル信号受信装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のディジタル信号受信装
    置において、デマルチプレクサの前にデインターリーブ
    回路を有することにより復調信号を分離する前にデイン
    ターリーブを施すことを特徴とするディジタル信号受信
    装置。
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