JP2006135466A - 携帯情報端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】 通信回線に負荷をかけることなく、修正プログラムを携帯情報端末に簡便にダウンロードできるようにする。
【解決手段】 携帯電話装置メーカ3は、EPROMもしくはフラッシュメモリ32に保持されているプログラムにバグなどの不具合が見つかった場合、通信ネットワーク5を介し、プログラムの修正を通知するパケットをプログラムの修正が必要な携帯情報端末1に送るとともに、秘密鍵にて暗号化された修正プログラムを地上デジタル放送局2に送り、地上デジタル放送局2は、修正プログラムの送信開始時刻になると、その修正プログラムを所定の送信周波数にて放送し、携帯情報端末1は、放送受信用アンテナ11を介してその修正プログラムを受信し、EPROMもしくはフラッシュメモリ32に記憶されているプログラムを書き換える。
【選択図】 図1

Description

本発明は携帯情報端末に関し、特に、データ放送を受信できる携帯電話に適用して好適なものである。
携帯電話装置は普及期を経て現在では付加機能が求められている。付加機能にはテレビジョン受信装置を組み込み、携帯電話装置の表示体を利用して放送を視聴できるような携帯電話装置も発売されている。ここで、付加機能が搭載された携帯電話装置には、これらの付加機能を制御するためのマイクロコンピュータが搭載されている。また、マイクロコンピュータが搭載された携帯電話装置には、マイクロコンピュータの制御方法を記録したプログラムを格納するためのROMが搭載されている。
また、近年国内では、地上デジタル放送のサービスが開始された。このサービスには、携帯電話装置を始めとした移動体に対する放送サービスも含まれ、このサービスに対応する携帯電話装置も発表されている。すなわち、地上デジタル放送の放送帯域を13個のセグメントに分割し、そのうちの1つのセグメントを移動体向けのサービスに割り当てることにより、携帯電話装置などの移動体における受信を想定した1セグメント放送が用意されている。そして、この帯域の一部を利用してデータ放送と同等のサービスが行われる予定である。
一方、様々な付加機能が携帯電話に搭載されるのに伴って、携帯電話装置の開発速度は加速され、半年で新製品が出るに至っている。その反面携帯電話装置のプログラムは巨大化しており、一旦ソフトウエアの不具合が生じると、携帯電話装置に内蔵されているプログラムの修正が必要となっている。そして、携帯電話装置に内蔵されているプログラムを修正する場合、携帯電話装置に搭載されているROMを交換することが行われている。
また、近年では、携帯電話装置に搭載されているROMを交換することなく、携帯電話装置に内蔵されているプログラムの不具合を修正するために、プログラムの書き換えが可能なEEPROMやフラッシュメモリを携帯電話装置に搭載したものもある。
また、特許文献1には、遠隔からシステムの更新などのメンテナンスを行うとともに、利用者が望むアプリケーションを携帯電話機上で実行するため、電話局から電話機に基本システムプログラムをダウンロードすることにより、電話機の基本機能を変更および更新する機能を持たせるとともに、電話局やアプリケーション提供者、利用者が保有するICカードなどからアプリケーションプログラムをダウンロードすることにより、電話機で任意のアプリケーションプログラムが実行できるようにする方法が開示されている。
特開2000−115373号公報
しかしながら、従来の携帯電話装置では、EEPROMやフラッシュメモリに記憶されたプログラムを書き換えるためには、プログラム本体とプログラム転送手段が存在するサービスセンタに携帯電話装置を持ち込み、サービスセンタに携帯電話装置を預ける必要がある。このため、携帯電話装置に内蔵されているプログラムの不具合を修正するためには、サービスセンタに足を運ぶ必要があり、手間がかかるとともに、携帯電話装置が一時期使えなくなり、不便をきたすという問題があった。
また、特許文献1に開示された方法では、修正プログラムの転送に電話回線を使用するため通信コストがかかるという問題があった。また、修正プログラムの転送に電話回線を使用する方法では、ピアツーピアで通信が行われるため、複数の端末に修正プログラムを送信する場合、その端末数分の通話が発生することになり、通信回線の負荷が増大するとともに、修正プログラムの転送中では、ユーザは電話回線を使用することができなくなるという問題があった。
そこで、本発明の目的は、通信回線に負荷をかけることなく、修正プログラムを簡便にダウンロードすることが可能な携帯情報端末を提供することである。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様に係る携帯情報端末によれば、無線通信用電波を受信する無線通信用アンテナと、放送用電波を受信する放送受信用アンテナと、前記無線通信用電波に乗せて送られたデータの受信処理を行う通信用受信処理手段と、前記放送用電波に乗せて送られたデータの受信処理を行う放送用受信処理手段と、前記通信用受信処理手段および前記通信用受信処理手段の制御を行う制御手段と、前記制御手段を動作させるプログラムを記憶する不揮発性記憶手段とを備え、前記制御手段は、前記放送用電波に乗せて送られた修正プログラムを前記放送用受信処理手段に受信させることにより、前記制御手段の修正プログラムをダウンロードすることを特徴とする。
これにより、サービスセンタなどに携帯情報端末を持ち込むことなく、携帯情報端末に保持されているプログラムを書き換えることが可能となるとともに、通信回線を占有することなく、修正プログラムをダウンロードすることができる。このため、プログラムを書き換えるための手間を軽減しつつ、携帯情報端末の不具合を除去することが可能となるとともに、通信費用の増大を抑制することができる。また、修正プログラムを放送用電波に乗せて送ることにより、修正プログラムをダウンロードしながら無線通信を行うことができ、修正プログラムのダウンロード中に通話ができなくなることを防止することができる。
また、本発明の一態様に係る携帯情報端末によれば、前記制御手段は、前記無線通信用電波に乗せて送られたデータを前記通信用受信処理手段に受信させることにより、前記修正プログラムの有無、前記修正プログラムの放送時刻および前記修正プログラムが放送されるチャンネルに関する情報を取得することを特徴とする。
これにより、プログラムの書き換えが必要な携帯情報端末に特定して修正プログラムに関する情報を送ることができ、修正プログラムのダウンロードの準備を容易に行わせることが可能となる
また、本発明の一態様に係る携帯情報端末によれば、前記制御手段は、前記修正プログラムの放送時刻になったら、前記放送用受信処理手段の電源を入れ、前記修正プログラムを前記放送用受信処理手段に受信させることを特徴とする。
これにより、修正プログラムが放送されていない時間帯に放送用受信処理手段の電源が遮断されていた場合においても、修正プログラムを確実にダウンロードすることが可能となるとともに、修正プログラムが放送されていない時間帯では放送用受信処理手段の電源を遮断することができ、消費電力を削減することが可能となる。
また、本発明の一態様に係る携帯情報端末によれば、前記修正プログラムは前記放送用電波に多重化されていることを特徴とする。
これにより、修正プログラムが放送用電波に乗せて送られた場合においても、他の放送に支障を与えることなく、修正プログラムをダウンロードすることができる。
また、本発明の一態様に係る携帯情報端末によれば、前記修正プログラムは暗号化されていることを特徴とする。
これにより、修正プログラムが放送で送られる場合においても、不正に改ざんが行われた修正プログラムをダウンロードすることを防止できる。
また、本発明の一態様に係る携帯情報端末によれば、前記制御手段は、前記無線通信用電波に乗せて送られたデータを前記通信用受信処理手段に受信させることにより秘密鍵を取得し、前記暗号化された修正プログラムを前記秘密鍵にて復号化することを特徴とする。
これにより、秘密鍵の秘密性を確保しつつ、秘密鍵を容易に取得することが可能となり、修正プログラムの復号にかかる手間を増大させることなく、修正プログラムのセキュリティを保つことができる。
また、本発明の一態様に係る携帯情報端末によれば、前記制御手段は、全ての修正プログラムを含んだパケットが受信できるまで、前記修正プログラムの放送に同期して前記放送用受信処理手段を作動させることを特徴とする。
これにより、全ての修正プログラムが受信時間帯内にダウンロードできない場合においても、修正プログラムのダウンロードにかかる手間を増大させることなく、全ての修正プログラムをダウンロードすることが可能となるとともに、放送用受信処理手段を小まめに作動させることを可能として、消費電力を削減することが可能となる。
また、本発明の一態様に係る携帯情報端末によれば、前記制御手段は、前記修正プログラムを完全に受信した後、前記修正プログラムへの更新の適用許可を求めることを特徴とする。
これにより、正しい修正プログラムがダウンロードされたかどうかを確認してから、修正プログラムを携帯情報端末にインストールすることが可能となり、修正プログラムの適用を安全に行うことができる。
また、本発明の一態様に係る携帯情報端末によれば、前記制御手段は、前記放送用受信処理手段を動作させた後、一定時間たっても放送波が受信できなかった場合には前記受信動作をキャンセルすることを特徴とする。
これにより、放送用受信処理手段が長時間無駄に動作させられることを防止することが可能となり、消費電力の消耗を防止することが可能となる。
また、本発明の一態様に係る携帯情報端末によれば、前記制御手段は、すべての修正プログラムを受信できなかった場合、それまでに受信できた修正プログラムを保持し、次の受信機会まで待機することを特徴とする。
これにより、すべての修正プログラムのダウンロードに失敗した場合においても、修正プログラムのダウンロードにかかる時間を増大させることなく、全ての修正プログラムをダウンロードすることが可能となる。
また、本発明の一態様に係る携帯情報端末によれば、前記制御手段は、機能ブロックごとに分割して修正プログラムをダウンロードすることを特徴とする。
これにより、すべての修正プログラムを一度にダウンロードする必要がなくなり、修正プログラムのサイズが大きい場合においても、修正プログラムのダウンロードの失敗を防止することができる。
以下、本発明の実施形態に係る携帯情報端末について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る携帯情報端末1を含むシステム構成を示す図、図2は、図1の携帯情報端末1の概略構成を示すブロック図である。
図1および図2において、通信ネットワーク5には、地上デジタル放送局2、携帯電話装置メーカ3および基地局4が接続されている。そして、携帯情報端末1は基地局4と接続を確立することにより、基地局4の間で無線通信を行うことができる。また、携帯情報端末1は、地上デジタル放送局2から送出された放送を受信することができる。なお、通信ネットワーク5としては、IP通信を行う公衆通信網を用いることができ、インターネットであってもよい。あるいは、固定電話通信網、移動体通信網やLANなどであってもよい。また、携帯情報端末1は、携帯電話の他、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Data Assistant)あるいはICカードなどでもよい。
ここで、携帯情報端末1には、無線通信用電波を受信する無線通信用アンテナ20および放送用電波を受信する放送受信用アンテナ11が設けられるとともに、無線通信用アンテナ20を介して受信されたデータの受信処理を行う受信部22、無線通信用アンテナ20を介して送信されるデータの送信処理を行う送信部29および放送受信用アンテナ1を介して受信されたデータの受信処理を行う受信回路12が設けられている。
そして、無線通信用アンテナ20は、基地局4との間で所定の周波数帯の制御信号及び音声信号を送受信する。そして、無線通信用アンテナ20にて受信された信号は受信部22に送られるとともに、送信部29から送られた信号は無線通信用アンテナ20を介して基地局に送信される。ここで、スイッチ21は、時分割でスイッチングし、無線通信用アンテナ20を受信部22と送信部29とに択一的に接続し、無線通信用アンテナ20から入力された信号を受信部22に出力したり、送信部29から入力される信号を無線通信用アンテナ20を介して送信させたりする。
PLLシンセサイザ31は、CPU28により設定される周波数を局発周波数として生成し、受信部22及び送信部29に出力する。ここで、受信部22には、ダウンコンバータ22aおよび復調部22bが設けられている。そして、受信部22は、無線通信用アンテナ20にて受信されスイッチ21で振り分けられて入力された信号を、PLLシンセサイザ31から入力される局部発振信号とダウンコンバータ22aを介して混合し、信号の周波数を一定に下げてから復調部22bへ出力する。
一方、送信部29には、アップコンバータ29aおよび変調部29bが設けられている。そして、送信部29は、変調部29bから入力される変調波を、アップコンバートにより周波数変換し、パワーアンプ30およびスイッチ21を介して無線通信用アンテナ20から送信させる。
コーデック23は、デジタル信号の圧縮及び伸長処理を行うものであり、復調部22bから出力された信号をD/A変換器25にてアナログ信号に変換させ、スピーカ27から音声として出力させる。また、マイク26にて検出された音声信号はA/D変換器24へ出力され、デジタル信号に変換された後、コーデック23を介して変調部29bへと出力される。
一方、地上デジタル放送局2から送信された地上デジタル放送波は、放送受信用アンテナ11を介して受信される。そして、放送受信用アンテナ11にて受信されたRF(Radio Frequency)信号はバンドパスフィルタ13に送られ、バンドパスフィルタ13にて所望の帯域が抽出された後、RF増幅器14に送られる。そして、RF信号がRF増幅器14に送られると、RF信号の増幅が行われた後、ダウンコンバータ15に送られる。そして、RF信号がダウンコンバータ15に送られると、ダウンコンバータ15では、局部発振信号をRF信号に混合することにより、RF信号がダウンコンバートされる。そして、ダウンコンバータ15にてダウンコンバートされた信号はOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調器16に送られ、OFDM復調器16にて復調処理が行われる。
そして、OFDM復調器16にて復調されたデジタル信号は映像データ復号器17に送られ、映像データ復号器17にて映像信号および音声信号に復調される。そして、映像データ復号器17にて復調された音声信号はスピーカ27に送られ、スピーカ27から地上デジタル放送の音声が出力される。また、映像データ復号器17にて復調された映像信号は液晶表示装置18に送られ、液晶表示装置18にて地上デジタル放送の映像が表示される。また、映像データ復号器17にて復調された映像信号および音声信号はCPU28に送られ、映像データ復号器17にて復調された映像信号および音声信号がRAM33に格納される。
なお、上述した処理をCPU28に行わせるためのプログラムやデータはEPROMもしくはフラッシュメモリ32に記憶することができ、EPROMもしくはフラッシュメモリ32に記憶されたプログラムを実行することにより、CPU28は上述した処理を実現することができる。ここで、EPROMもしくはフラッシュメモリ32としては、プログラムの書き換えが可能なEEPROMやフラッシュメモリを用いることができる。
そして、携帯電話装置メーカ3は、EEPROMやフラッシュメモリ32に保持されているプログラムにバグなどの不具合が見つかった場合、通信ネットワーク5を介し、プログラムの修正を通知するパケットをプログラムの修正が必要な携帯情報端末1に送る。なお、このパケットには、プログラムの修正が必要な携帯情報端末1の種類を示すID、修正プログラムのサイズ、チェックサム、修正プログラムの送信周波数、修正プログラムの送信開始時刻と送信終了時刻、秘密鍵などを含めることができる。そして、携帯電話装置メーカ3がプログラムの修正を通知するパケットを携帯情報端末1に送ると、そのパケットが基地局4から無線送信される。そして、携帯電話装置メーカ3から送られたパケットが基地局4から無線送信されると、そのパケットが無線通信用アンテナ20を介して受信され、そのパケットの内容が携帯情報端末1に保持される。
また、携帯電話装置メーカ3は、EPROMもしくはフラッシュメモリ32に保持されているプログラムにバグなどの不具合が見つかった場合、通信ネットワーク5を介し、秘密鍵にて暗号化された修正プログラムを地上デジタル放送局2に送る。ここで、修正プログラムを暗号化する場合、携帯情報端末1に送った秘密鍵と同一の秘密鍵を用いる。また、秘密鍵は、携帯情報端末1の種類ごとに予め決められたビット列を用いることができる。そして、地上デジタル放送局2は、秘密鍵にて暗号化された修正プログラムを携帯電話装置メーカ3から受け取ると、その修正プログラムを保持する。そして、地上デジタル放送局2は、修正プログラムの送信開始時刻になると、その修正プログラムを所定の送信周波数にて放送する。
また、修正プログラムの送信開始時刻になると、CPU28は受信回路12の電源を入れることにより、受信回路12を作動させる。そして、修正プログラムが地上デジタル放送局2から放送されると、携帯情報端末1は、放送受信用アンテナ11を介してその修正プログラムを受信する。そして、修正プログラムが放送受信用アンテナ11にて受信されると、受信回路12にて復調処理が行われた後、CPU28に送られる。そして、CPU28は受信回路12から修正プログラムを受け取ると、その修正プログラムの秘密鍵をEPROMもしくはフラッシュメモリ32から読み出し、その修正プログラムの復号を行う。そして、CPU28は修正プログラムを復号すると、修正プログラムを用いることにより、EPROMもしくはフラッシュメモリ32に記憶されているプログラムを書き換える。そして、CPU28は、修正プログラムの送信終了時刻になると、受信回路12の電源を遮断する。
これにより、サービスセンタなどに携帯情報端末1を持ち込むことなく、携帯情報端末1に保持されているプログラムを書き換えることが可能となるとともに、通信回線を占有することなく、修正プログラムを携帯情報端末1にダウンロードすることができる。このため、プログラムを書き換えるための手間を軽減しつつ、携帯情報端末1の不具合を除去することが可能となるとともに、通信費用の増大を抑制することができる。また、修正プログラムを放送用電波に乗せて送ることにより、修正プログラムをダウンロードしながら無線通信を行うことができ、修正プログラムのダウンロード中に通話ができなくなることを防止することができる。さらに、CPU28は、修正プログラムの送信開始時刻および送信終了時刻に同期して受信回路12の電源をオン/オフすることにより、携帯情報端末1の消費電力を削減することが可能となる。
また、携帯情報端末1は、修正プログラムを完全に受信した後、ユーザに修正プログラムの更新の適用許可を求めることができる。そして、修正プログラムの更新の適用許可が得られたら、EPROMもしくはフラッシュメモリ32に記憶されているプログラムを修正プログラムに書き換えるようにしてもよい。これにより、正しい修正プログラムがダウンロードされたかどうかを確認してから、修正プログラムを携帯情報端末1にインストールすることが可能となり、修正プログラムの適用を安全に行うことができる。
また、すべての修正プログラムがダウンロードできた場合には、以降の修正プログラムの受信動作をキャンセルするようにしてもよい。これにより、同一の修正プログラムが繰り返し放送される場合においても、その度に受信回路12が動作することを防止することができ、携帯情報端末1電力の消耗を防ぐことができる。
また、CPU28は受信回路12を動作させた後、一定時間たっても放送波が受信できなかった場合には、そのときの修正プログラムの受信動作をキャンセルさせるようにしてもよい。これにより、受信回路12が長時間無駄に動作させられることを防止することが可能となり、消費電力の消耗を防止することが可能となる。
また、CPU28は、修正プログラムを完全にダウンロードできなかった場合には、その旨を携帯電話装置の液晶表示装置18に表示させ、サービスセンタでの修正プログラムの更新をユーザに促し、不完全な受信が行われた修正プログラムは破棄するようにしてもよい。これにより、修正プログラムの適用を完全なものにすると同時に、不完全な修正プログラムの適用を防ぐことができる。
なお、携帯情報端末1は、その現在位置によっては受信条件が異なるため、全てのパケットを1回の送信で完全に受信できるとは限らない。そのため、地上デジタル放送局2は、時間間隔をおいて同一の修正プログラムを複数回繰り返して送信するようにしてもよい。例えば、地上デジタル放送局2は、10日間に渡って2時間おきに10分間だけ修正プログラムを送信するようにしてもよい。そして、携帯情報端末1は、全ての修正プログラムを含んだパケットが受信できるまで、修正プログラムの放送時間帯に同期して受信回路12を動作させることができる。これにより、全ての修正プログラムが放送時間帯内にダウンロードできない場合においても、修正プログラムのダウンロードにかかる手間を増大させることなく、全ての修正プログラムをダウンロードすることが可能となるとともに、受信回路12を小まめに作動させることを可能として、消費電力を削減することが可能となる。
また、地上デジタル放送局2は、機能ブロックごとに分割して修正プログラムを放送し、CPU28は、機能ブロックごとに分割して修正プログラムをダウンロードするようにしてもよい。これにより、CPU28は、すべての修正プログラムを一度にダウンロードする必要がなくなり、修正プログラムのサイズが大きい場合においても、修正プログラムのダウンロードの失敗を防止することができる。
また、地上デジタル放送では、13個のセグメントのうち1つは移動体向けに音声やデータや簡易動画を伝送するために使われる。ここで、地上デジタル放送の1セグメントは、おおよそ300〜600kbits/sec程度の伝送容量を持つ。このため、32キロバイト(全角文字数にして16000字)程度の文字情報の場合には、1秒から2秒程度の時間で伝送することができる。
図3は、本発明の一実施形態に係る地上デジタル放送のセグメント構成を示す図である。
図3において、地上デジタル放送の伝送帯域は全体で約5.6MHzである。この地上デジタル放送では、この伝送帯域がセグメントと呼ばれる430kHz幅の13個のセグメントに分けられる。そして、この13個のセグメントのうち12個のセグメントを使うことでハイビジョン番組を放送したり、4個のセグメントを使うことで標準テレビ番組を1つの帯域内で同時に3番組分を放送したりことが可能である。
図4は、本発明の一実施形態に係るデータパケットの送信手順を示す図である。
図4において、放送局からの放送を受信できるように設定された受信時間帯には、一度に送られるデータの組が繰り返し配列されているものとする。なお、一度に送られるデータの組の数は予め決められた受信時間帯内に送信できる回数を示している。ここで、一度に送られるデータの組は、ヘッダパケットHおよびn個のパケットP1〜Pnで構成することができる。そして、ヘッダパケットHには、情報が送られる日付時刻情報およびチェックサムを付加することができる。また、各データパケットP1〜Pnには、チェックサムおよびデータを付加することができる。また、個々のデータパケットP1〜Pn間の送信間隔は任意の長さに設定することができる。
そして、修正プログラムの送信開始時刻になると、CPU28は受信回路12を動作させる。そして、携帯情報端末は最初にヘッダパケットHの受信を試みる。そして、ヘッダパケットHの受信を試みた結果、修正プログラムの放送波が検出されなかった場合には、CPU28は受信回路12の電源を遮断する。一方、修正プログラムの放送波の受信に成功した場合には、EPROMもしくはフラッシュメモリ32に記憶されている修正プログラムのバージョンとヘッダパケットHの内容を比較し、データパケットP1〜Pnの更新がある場合や、EPROMもしくはフラッシュメモリ32に記憶されている修正プログラムの一部または全部が欠落していた場合には、受信回路12は続くデータパケットP1〜Pnの受信を試みることにより、最新の修正プログラムを受信する。
図5は、本発明の一実施形態に係る携帯情報端末の動作を示すフローチャートである。
図5において、携帯電話装置メーカ3は、EPROMもしくはフラッシュメモリ32に保持されているプログラムにバグなどの不具合が見つかった場合、通信ネットワーク5を介し、プログラムの修正を通知するメールをプログラムの修正が必要な携帯情報端末1に送る。そして、携帯電話装置メーカ3がプログラムの修正を通知するメールを携帯情報端末1に送ると、携帯情報端末1は、無線通信用アンテナ20を介してそのメールを受信する(ステップS1)。ここで、プログラムの修正を通知するメールには、修正プログラムの送信開始時刻と送信終了時刻、修正プログラムを放送するチャンネルなどを含めることができる。なお、プログラムの修正を通知するメールの内容は、携帯情報端末1内に保持されている秘密鍵と同一の秘密鍵を用いて暗号化することができる。
そして、携帯情報端末1は、プログラムの修正を通知するメールを受け取ると、携帯情報端末1内に保持されている秘密鍵を用いることにより、修正プログラムの送信開始時刻と送信終了時刻、修正プログラムを放送するチャンネルなどの情報を得る(ステップS2)。
そして、CPU28は、修正プログラムの送信開始時刻になったかどうかを判断し(ステップS3)、修正プログラムの送信開始時刻になると、修正プログラムの受信がすべて行われているかどうかを判断する(ステップS4)。そして、CPU28は、修正プログラムの受信がすべて完了している場合、受信回路12の電源を入れることなく、修正プログラムの適用の許可を求めるダイアログボックスを液晶表示装置18に表示させる(ステップS13)。そして、CPU28は、修正プログラムの適用の許可が得られると、EPROMもしくはフラッシュメモリ32に記憶されているプログラムを修正プログラムに書き換える。
一方、CPU28は、修正プログラムの受信がすべて行われていない場合、携帯情報端末1にACアダプタが接続されているかどうかを判断する(ステップS5)。そして、携帯情報端末1にACアダプタが接続されていない場合、CPU28は、受信回路12の電源を入れることなく、携帯情報端末1にACアダプタを接続して充電を促すダイアログボックスを液晶表示装置18に表示させる(ステップS6)。一方、携帯情報端末1にACアダプタが接続されている場合、CPU28は、受信回路12の電源を入れることにより受信回路12を作動させ、修正プログラムが放送されるチャンネルに受信回路12を同調させる(ステップS7)。なお、地上デジタル放送局2による修正プログラムの送信開始時刻において、受信回路12にて別の周波数の番組が視聴されている場合には、修正プログラムの受信動作をキャンセルするようにしてもよい。
また、地上デジタル放送局2は、修正プログラムの送信開始時刻になると、秘密鍵にて暗号化された修正プログラムを所定の送信周波数にて放送する(ステップS8)。なお、地上デジタル放送局2は、修正プログラムを放送する場合、地上デジタル放送の1セグメント放送に修正プログラムを多重させることができる。そして、多重されたパケットは、1セグメント放送の視聴に支障がない速度で送ることができる。これにより、修正プログラムが放送用電波に乗せて送られた場合においても、他の放送に支障を与えることなく、修正プログラムを携帯情報端末1にダウンロードさせることができる。また、夜間などで通常の番組の放送が行われていない放送チャネルを利用して修正プログラムを放送するようにしてもよい。これにより、通常の番組の放送に支障をきたすことなく、放送チャネルのすべての帯域を利用して修正プログラムを放送することができ、修正プログラムの転送効率を向上させることができる。
そして、修正プログラムが地上デジタル放送局2から放送されると、携帯情報端末1は、放送受信用アンテナ11を介してその修正プログラムを受信し、秘密鍵を用いることにより修正プログラムの復号を行う(ステップS9)。なお、修正プログラムを携帯情報端末1に送信する頻度は高くないと考えられるので、共通鍵方式を取った場合においても、修正プログラムのセキュリティを保障することができる。
そして、CPU28は、修正プログラムの復号を行うと、修正プログラムをすべて受信したかどうかを判断する(ステップS10)。そして、CPU28は、修正プログラムをすべて受信した場合、受信回路12の電源を入れることなく、修正プログラムの適用の許可を求めるダイアログボックスを液晶表示装置18に表示させる(ステップS13)。一方、CPU28は、すべての修正プログラムを受信していない場合、受信終了時刻かどうかを判断し(ステップS11)、受信終了時刻になるまで修正プログラムの受信を受信回路12に継続させる。そして、修正プログラムの受信終了時刻になると、CPU28は、受信回路12の電源を遮断し、今まで受信した修正プログラムをEPROMもしくはフラッシュメモリ32に保存する(ステップS12)。
本発明の一実施形態に係る携帯情報端末を含むシステム構成を示す図。 本発明の一実施形態に係る携帯情報端末の概略構成を示すブロック図。 本発明の一実施形態に係る地上デジタル放送のセグメント構成を示す図。 本発明の一実施形態に係るデータパケットの送信手順を示す図。 本発明の一実施形態に係る携帯情報端末の動作を示すフローチャート。
符号の説明
1 携帯情報端末、2 地上デジタル放送局、3 携帯電話装置メーカ、4 基地局、5 通信ネットワーク、11 放送受信用アンテナ、12 受信回路、13 バンドパスフィルタ、14 RF増幅器、15 ダウンコンバータ、16 OFDM復調器、17 映像データ復号器、18 液晶表示装置、20 通信用アンテナ、21 切替スイッチ、22 受信部、22a ダウンコンバータ、22b 復調器、23 コーデック、24 A/D変換器、25 D/A変換器、26 マイク、27 スピーカ、28 CPU、29 送信部、29a アップコンバータ、29b 変調部、30 パワーアンプ、31 PLLシンセサイザ、32 EPROMもしくはフラッシュメモリ、33 RAM

Claims (11)

  1. 無線通信用電波を受信する無線通信用アンテナと、
    放送用電波を受信する放送受信用アンテナと、
    前記無線通信用電波に乗せて送られたデータの受信処理を行う通信用受信処理手段と、
    前記放送用電波に乗せて送られたデータの受信処理を行う放送用受信処理手段と、
    前記通信用受信処理手段および前記通信用受信処理手段の制御を行う制御手段と、
    前記制御手段を動作させるプログラムを記憶する不揮発性記憶手段とを備え、
    前記制御手段は、前記放送用電波に乗せて送られた修正プログラムを前記放送用受信処理手段に受信させることにより、前記制御手段の修正プログラムをダウンロードすることを特徴とする携帯情報端末。
  2. 前記制御手段は、前記無線通信用電波に乗せて送られたデータを前記通信用受信処理手段に受信させることにより、前記修正プログラムの有無、前記修正プログラムの放送時刻および前記修正プログラムが放送されるチャンネルに関する情報を取得することを特徴とする請求項1記載の携帯情報端末。
  3. 前記制御手段は、前記修正プログラムの放送時刻になったら、前記放送用受信処理手段の電源を入れ、前記修正プログラムを前記放送用受信処理手段に受信させることを特徴とする請求項2記載の携帯情報端末。
  4. 前記修正プログラムは前記放送用電波に多重化されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の携帯情報端末。
  5. 前記修正プログラムは暗号化されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の携帯情報端末。
  6. 前記制御手段は、前記無線通信用電波に乗せて送られたデータを前記通信用受信処理手段に受信させることにより秘密鍵を取得し、前記暗号化された修正プログラムを前記秘密鍵にて復号化することを特徴とする請求項5項記載の携帯情報端末。
  7. 前記制御手段は、全ての修正プログラムを含んだパケットが受信できるまで、前記修正プログラムの放送に同期して前記放送用受信処理手段を作動させることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の携帯情報端末。
  8. 前記制御手段は、前記修正プログラムを完全に受信した後、前記修正プログラムへの更新の適用許可を求めることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の携帯情報端末。
  9. 前記制御手段は、前記放送用受信処理手段を動作させた後、一定時間たっても放送波が受信できなかった場合には前記受信動作をキャンセルすることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項記載の携帯情報端末。
  10. 前記制御手段は、すべての修正プログラムを受信できなかった場合、それまでに受信できた修正プログラムを保持し、次の受信機会まで待機することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項記載の携帯情報端末。
  11. 前記制御手段は、機能ブロックごとに分割して修正プログラムをダウンロードすることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項記載の携帯情報端末。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008153069A1 (ja) * 2007-06-12 2008-12-18 Nec Corporation 通信制御システム、通信制御方法および通信端末
JP2011066777A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Toyota Motor Corp 車載無線通信装置

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