JP2002288142A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JP2002288142A
JP2002288142A JP2001093866A JP2001093866A JP2002288142A JP 2002288142 A JP2002288142 A JP 2002288142A JP 2001093866 A JP2001093866 A JP 2001093866A JP 2001093866 A JP2001093866 A JP 2001093866A JP 2002288142 A JP2002288142 A JP 2002288142A
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JP2001093866A
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Tomohiro Kosaka
友裕 小阪
Hiroshi Kaneko
宏 金子
Osamu Takahashi
修 高橋
Yasuhiko Abe
保彦 阿部
Hitoshi Sato
仁 佐藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーバに接続することなくダウンロード再開
の可否を判定でき、通信料金の節約、通信トラフィック
の低減、データダウンロード効率の向上を図る。 【解決手段】 ダウンロード中断処理において、その時
点で使用していた携帯電話機の端末IDと、中断された
ダウンロードのダウンロードIDを、ダウンロード管理
情報としてメモリカードMCに格納するとともに、これ
らの端末IDおよびダウンロードIDを上記携帯電話機
にも保持する。そして、携帯電話機においてダウンロー
ドの再開操作が行われた場合に、上記メモリカードMC
に格納された端末IDおよびダウンロードIDを、携帯
電話機に保持されているこの電話機自身の端末IDおよ
びダウンロードIDとそれぞれ照合し、両IDとも一致
した場合にのみダウンロード再開が可能と判断して、コ
ンテンツ・サーバTSに対しアクセスしてダウンロード
再開制御を実行するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パーソナル・コ
ンピュータ等の有線通信端末や、携帯電話機、テレビジ
ョン受信端末等の通信端末装置に係わり、特にサーバか
ら通信ネットワークを介してダウンロードされるデータ
を受信する機能を備えた通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信ネットワーク上に設けられた
サーバから、音楽データや映像データ等のコンテンツデ
ータを通信端末装置へダウンロードする情報配信サービ
スが開始されている。
【0003】この種のサービスは例えば次のように実施
される。すなわち、通信端末装置から通信ネットワーク
を介してサーバに対しアクセスして、希望するコンテン
ツデータ、例えば音楽データのダウンロードを要求す
る。そうすると、サーバが要求元の通信端末装置に対し
該当する音楽データを上記通信ネットワークを介してダ
ウンロードする。通信端末装置は、例えば携帯電話機に
携帯型オーディオプレーヤを接続したものからなり、上
記サーバからダウンロードされたコンテンツデータを携
帯電話機で受信してオーディオプレーヤに転送し、この
オーディオプレーヤの内蔵メモリ又は外付けのメモリカ
ードに格納する。そして、上記ダウンロードが終了する
と、通信端末装置はサーバに対し受信完了通知を送信す
る。これに対しサーバは、上記受信完了通知に応じて当
該ダウンロード先の通信端末装置のユーザに対し上記音
楽データのダウンロード料金を課金するための処理を実
行し、この課金処理後に課金応答を上記通信端末装置へ
返送して一連の処理を終了する。
【0004】ところで、以上のような情報配信サービス
では、コンテンツデータのダウンロードを常に最後まで
確実に行えるとは限らず、例えば通信回線上の障害や、
通信端末装置の誤動作やバッテリ切れ等により、データ
のダウンロードが途中で中断されることがある。このよ
うな場合、中断により伝送されなかった残りのデータか
らダウンロードを再開する必要があり、この動作を従来
では次のように行っている。
【0005】すなわち、サーバは、コンテンツデータを
ダウンロードする際に、1回のダウンロードごとにユニ
ークなダウンロード識別情報(ダウンロードID)を生
成し、このダウンロードIDをダウンロード開始時に通
信端末装置に通知する。そして、このダウンロードID
と、ダウンロード先の通信端末装置の端末識別情報(端
末ID)とをそれぞれ保持する。一方通信端末装置は、
ダウンロード開始時に上記サーバから通知されたダウン
ロードIDを内蔵メモリ又は外付けメモリに保存する。
【0006】この状態で、何らかの理由により上記デー
タのダウンロードが中断され、その後ユーザがこの中断
されたダウンロードの再開を行うべくダウンロード要求
操作を行ったとする。そうすると、通信端末装置から網
に対するアクセスに従い通信端末装置とサーバとの間が
通信リンクを介して接続される。そして、通信端末装置
とサーバとの間で、通信端末装置の内蔵メモリ又は外付
けメモリに保存されている端末IDおよびダウンロード
IDと、サーバに保存されている端末IDおよびダウン
ロードIDとがそれぞれ照合され、両IDが一致すると
サーバから通信端末装置へのコンテンツデータのダウン
ロードが再開される。
【0007】したがって、ダウンロード中断前に使用し
ていた端末と同一の端末を使用した場合のみダウンロー
ドを再開することができ、これによりダウンロードデー
タに対する課金処理を一人のユーザに対し確実に行うこ
とが可能となる。また、ユーザがダウンロード中断前に
使用していたメモリカードと同一のメモリカードを使用
した場合にのみダウンロードを再開することが可能とな
り、これにより同一のコンテンツデータが複数のメモリ
カードに分かれて格納される不具合を防止することがで
きる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが以上述べた従
来のシステムでは、ダウンロードの再開に先立ち、必ず
通信端末装置とサーバとの間が一旦接続され、両者間で
端末IDおよびダウンロードIDの照合が行われる。こ
のため、ユーザにとってはダウンロードを再開できなか
った場合でも、上記照合のためだけに通信料金を負担し
なければならないことになる。また通信事業者或いはサ
ーバ運用者にとっては、上記照合処理のためにその都度
通信回線が使用されるため、トラフィックの増大を招く
と共にデータダウンロードの効率低下を生じる。
【0009】この発明は上記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、サーバとの間を通信回
線を介して逐一接続することなくダウンロード再開の可
否を判定できるようにし、これにより通信料金の節約、
および通信トラフィックの低減とデータダウンロード効
率の向上を図った通信端末装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、サーバから通信ネットワークを介して
ダウンロードされたデータを受信する通信端末と、この
通信端末により受信されたデータを記憶するデータ記憶
媒体とを具備する通信端末装置にあって、上記データの
ダウンロードが行われるごとに、当該ダウンロードのた
めに使用される通信端末の端末識別情報を、当該ダウン
ロードのために使用されるデータ記憶媒体に保存する。
そして、データのダウンロード要求が入力された場合
に、この要求の入力時点で使用されているデータ記憶媒
体に保存されている端末識別情報を上記入力時点で使用
されている通信端末の端末識別情報と照合する。そし
て、データ記憶媒体にダウンロード中断データが存在す
る場合に、上記照合結果をもとに上記ダウンロード中断
データのダウンロード再開が可能であるか否かを判定す
るようにしたものである。
【0011】したがってこの発明によれば、使用する通
信端末自身の識別情報とデータ記憶媒体に保存しておい
た端末識別情報との照合により、データダウンロードの
中断時点で使用していた通信端末と再開時点で使用して
いる通信端末とが一致しているかどうかが通信端末装置
内において判定される。すなわち、サーバに対し接続す
ることなく使用端末の照合が行われる。このため、ユー
ザにとっては上記使用端末の照合のために通信料金を負
担しなくても済むようになり、一方通信事業者或いはサ
ーバ運用者にとっては上記端末照合のためにその都度通
信回線を割り当てなくても済むようになり、これにより
通信トラフィックの増加とデータダウンロードの効率低
下を防ぐことが可能となる。
【0012】一方第2の発明は、データのダウンロード
が行われるごとに、当該ダウンロードを他のダウンロー
ドと区別するためのダウンロード識別情報を、上記ダウ
ンロードのために使用される通信端末およびデータ記憶
媒体にそれぞれ保存しておく。そして、データのダウン
ロード要求が入力された場合に、この要求の入力時点で
使用されている通信端末およびデータ記憶媒体に保存さ
れているダウンロード識別情報どうしを照合し、データ
記憶媒体にダウンロード中断データが存在する場合に、
上記照合結果をもとに、上記ダウンロード中断データの
ダウンロード再開が可能であるか否かを判定するように
したものである。
【0013】したがってこの発明によれば、ダウンロー
ドを再開しようとする場合に、中断時点で使用していた
データ記憶媒体と再開時点で使用しているデータ記憶媒
体とが一致しているかどうかが通信端末内において判定
される。すなわち、サーバに対し接続することなく使用
するデータ記憶媒体の照合が行われる。このため、ユー
ザにとっては上記使用記憶媒体の照合のために通信料金
を負担しなくても済むようになり、一方通信事業者或い
はサーバ運用者にとっては上記データ記憶媒体の照合の
ためにその都度通信回線を割り当てなくても済むように
なり、これにより通信トラフィックの増加とデータダウ
ンロードの効率低下を防ぐことが可能となる。
【0014】また第2の発明は、データのダウンロード
が中断された場合に、過去のダウンロード中断に係わる
ダウンロード識別情報が通信端末に保存されているか否
かを判定し、保存されていた場合には当該保存中のダウ
ンロード識別情報を上記新たなダウンロード中断に係わ
るダウンロード識別情報に更新することも特徴としてい
る。
【0015】このように構成することにより、1台の通
信端末装置において複数のダウンロード中断が発生した
場合でも、通信端末には常に最新のダウンロード中断に
係わるダウンロード識別情報のみが保存される。このた
め、当該通信端末装置においてユーザが中断中の複数の
ダウンロードのうち古いダウンロードを再開しようとし
ても、このダウンロードの再開は禁止される。したがっ
て、サーバは各通信端末装置に対応して1つのダウンロ
ード中断に係わる制御情報のみを管理すればよいことに
なり、これによりサーバの管理上の負担を軽減すると共
に、管理用メモリの容量削減を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、この発明に係わる情報デ
ータ配信機能を備える通信システムの一実施形態である
移動通信システムを示す概略構成図であり、CS1〜C
Snは基地局を示している。
【0017】これらの基地局CS1〜CSnは、システ
ムがカバーするサービスエリアに地理的に分散配設され
ており、それぞれセルと呼ばれる無線エリアを形成して
いる。携帯電話機PS1〜PSmは、上記各基地局CS
1〜CSnが形成するセル内において、最寄りの基地局
に対し無線回線を介して接続される。この基地局CS1
〜CSnと携帯電話機PS1〜PSmとの間の無線アク
セス方式としては、例えばTDMA−TDD(Time Div
ision Multiple Access−Time Division Duplex)方式
が使用される。
【0018】また上記各基地局CS1〜CSnはそれぞ
れ、有線回線を介して公衆網INWに接続される。公衆
網INWは、統合サービスディジタル網(ISDN)
と、このISDNに上記各基地局CS1〜CSnを収容
するためのI′インタフェース網とを有する。公衆網I
NWには多くの加入者有線端末の他に、コンピュータ・
ネットワークや企業内ネットワーク等が接続される。例
えばインターネットの場合には、ISDNにインターネ
ット・サービスプロバイダが運用するアクセス・サーバ
ASが接続され、このアクセス・サーバASを介してイ
ンターネットITNに接続される。インターネットIT
Nには多数のWWW(World-Wide Web)サーバWS1,
WS2,…が接続され、TCP/IPプロトコルを使用
することで、加入者有線端末は勿論のこと上記携帯電話
機PS1〜PSmからもアクセスが可能となっている。
【0019】またアクセス・サーバASには、例えばイ
ンターネット・サービスプロバイダが保有するコンテン
ツ・サーバTSが接続されている。このコンテンツ・サ
ーバTSは、加入者有線端末および携帯電話機PS1〜
PSmの要求に応じて、各種コンテンツデータをダウン
ロードする機能を有する。なお、MSは管理制御装置で
あり、この管理制御装置MSでは各携帯電話機PS1〜
PSmについての認証処理や課金処理等が行われる。
【0020】ところで、上記携帯電話機PS1〜PSm
には、オーディオプレーヤAP1,AP2が接続される
タイプのものPS1,PS2と、携帯電話機それ自体で
オーディオプレーヤ機能を備えているタイプのものPS
mとがあり、音楽データの記憶媒体としてはいずれもメ
モリカードMCが使用される。このメモリカードMCは
フラッシュEEPRM(Flash Electrically Erasable
Programmable Read Only Memory)を使用したもので、
SDメモリ(商品名)、スマートメディア(商品名)、
コンパクトフラッシュ(商品名)、メモリスティック
(商品名)等と呼ばれるものがこれに相当する。
【0021】以下、携帯電話機PS1〜PSmの構成
を、オーディオプレーヤAP1が接続されるタイプPS
1を例にとって説明する。図2はその機能構成を示すブ
ロック図である。携帯電話機PS1は、アンテナ11を
備えた無線部1と、モデム部2と、TDMA部3と、通
話部4と、制御部5と、情報記憶部6と、データ通信部
7と、外部インタフェース(外部I/F)9とを備えて
いる。
【0022】すなわち、基地局CS1〜CSnから到来
した無線搬送波信号は、アンテナ11で受信されたのち
無線部1の高周波スイッチ(SW)12を介して受信部
13に入力される。この受信部13では、上記受信され
た無線搬送波信号がシンセサイザ14から発生された局
部発振信号とミキシングされて受信中間周波信号にダウ
ンコンバートされる。なお、上記シンセサイザ14から
発生される局部発振信号周波数は制御部5より無線チャ
ネル周波数に対応する値に指示される。また、無線部1
には受信電界強度検出部(RSSI)16が設けられて
いる。この受信電界強度検出部16では、基地局CS1
〜CSnから到来した無線搬送波信号の受信電界強度が
検出され、その検出値は例えば受信品質の判定・表示を
行うために制御部5に通知される。
【0023】上記受信部13から出力された受信中間周
波信号は、モデム部2の復調部21に入力される。復調
部21では上記受信中間周波信号のディジタル復調が行
なわれ、これによりディジタル復調信号が再生される。
【0024】TDMA部3のTDMAデコード部31
は、上記ディジタル復調信号を受信タイムスロットごと
に分離する。そして、分離したスロットのデータが音声
データであればこの音声データをインタフェース部4に
入力する。一方、分離したスロットのデータが非制限デ
ィジタルデータや制御データであれば、これらのデータ
をデータ通信部7に入力する。
【0025】通話部4は、ADPCM(Adaptive Diffe
rential Pulse Code Modulation)トランスコーダ41
と、PCMコーデック42と、スピーカ43と、マイク
ロホン44とを備えている。ADPCMトランスコーダ
41は、上記TDMAデコード部31から出力された音
声データを復号する。PCMコーデック42は、上記A
DPCMトランスコーダ41から出力されたディジタル
音声信号をアナログ信号に変換し、この音声信号をスピ
ーカ43から拡声出力する。
【0026】データ通信部7は、上記TDMAでコード
部31から供給されたデータを受信し、このデータを制
御部5に供給する。制御部5は受信データが制御データ
であればこの制御データを解析して必要な制御を行う。
これに対し受信データがサーバ等から到来した情報デー
タであれば、この情報データを情報記憶部6に記憶する
と共に、液晶表示器(LCD)からなる表示部8aに供
給して表示させる。
【0027】一方、マイクロホン44に入力されたユー
ザの音声信号は、PCMコーデック42でPCM符号化
されたのち、ADPCMトランスコーダ41でさらに圧
縮符号化される。そして、この符号化音声データはTD
MAエンコード部32に入力される。また制御部5から
出力された制御データや情報データは、データ通信部7
を経て上記TDMAエンコード部32に入力される。
【0028】TDMAエンコード部32は、上記ADP
CMトランスコーダ41から出力された各チャネルのデ
ィジタル音声データ、およびデータ通信部7から出力さ
れた制御データや情報データを、制御部5から指示され
た送信タイムスロットに挿入して多重化する。変調部2
2は、上記TDMAエンコード部32から出力された多
重化ディジタル通信信号により送信中間周波信号をディ
ジタル変調し、この変調した送信中間周波信号を送信部
15に入力する。
【0029】送信部15は、上記変調された送信中間周
波信号をシンセサイザ14から発生された局部発振信号
とミキシングして無線搬送波周波数にアップコンバート
し、さらに所定の送信電力レベルに増幅する。この送信
部15から出力された無線搬送波信号は、高周波スイッ
チ12を介してアンテナ11から基地局CS1〜CSn
に向け送信される。
【0030】制御部5は、例えばマイクロコンピュータ
を主制御部として備えたもので、無線接続制御機能や通
話制御機能等の基本制御機能に加え、この発明に係わる
新たな機能としてダウンロード中断制御機能51と、ダ
ウンロード再開可否判定機能52と、ダウンロード再開
制御機能53とを備えている。
【0031】ダウンロード中断制御機能51は、コンテ
ンツデータのダウンロードが行われるごとに、ダウンロ
ードの中断に備えてダウンロード管理情報を作成する。
このダウンロード管理情報には、ダウンロードごとにサ
ーバから付与されるダウンロードIDと、携帯電話機の
端末IDとが含められる。そして、上記ダウンロード管
理情報をデータオーディオプレーヤAP1に転送してメ
モリカードMCに保存させる。また、上記ダウンロード
管理情報のうちダウンロードIDについては、携帯電話
機PS1の制御部5内のメモリにも保存する。なお、携
帯電話機PS1のメモリに、過去に中断されたダウンロ
ードに係わるダウンロードIDが保存されている場合に
は、この過去のダウンロードIDに代えて上記新たな中
断によるダウンロードIDを保存する。
【0032】ダウンロード開始判定機能52は、ダウン
ロードを要求する操作が行われた場合に、ダウンロード
の開始に先立ち、メモリカードMCに保存されている過
去のダウンロードに係わるダウンロード管理情報を順次
読み出す。そして、このダウンロード管理情報に含まれ
る端末IDと携帯電話機PS1自身の端末IDとを照合
すると共に、上記ダウンロード管理情報に含まれるダウ
ンロードIDと携帯電話機PS1自身に保存しておいた
ダウンロードIDとを照合する。そして、これらの端末
IDおよびダウンロードIDがともに一致した場合に限
り、ダウンロードの再開が可能なダウンロード中断デー
タが存在すると判断してダウンロード再開制御に移行
し、いずれか一方でも一致しなければダウンロード再開
不可能と判断して新規ダウンロードのための制御に移行
する。
【0033】ダウンロード再開制御機能53は、上記ダ
ウンロード開始判定機能52においてダウンロード再開
可能なダウンロード中断データが存在すると判断された
場合に、公衆網INWを介してコンテンツ・サーバTS
に対しアクセスする。そして、コンテンツ・サーバTS
との間に通信リンクが確立されると、コンテンツ・サー
バTSとの間でダウンロードを再開するためのネゴシエ
ーションを行ったのち、コンテンツ・サーバTSからダ
ウンロードされるコンテンツデータを受信して、オーデ
ィオプレーヤAP1のメモリカードMCに追加記憶させ
る。
【0034】なお、外部I/F9は、携帯電話機PS1
にオーディオプレーヤAP1を接続するために使用され
る。また8bは入力部であり、ダイヤルキー、発信キー
および各種機能キーを備える。さらに10aは電源回路
であり、バッテリ10bにより発生された電圧をもとに
所定の電源電圧Vccを生成して前記各回路部に供給す
る。
【0035】一方、オーディオプレーヤAP1は次のよ
うに構成される。図3はその構成を示す回路ブロック図
である。すなわち、オーディオプレーヤAP1は、外部
インタフェース(外部I/F)101と、メモリカード
インタフェース(メモリカードI/F)102とを備え
る。外部I/F101にはケーブルを介して前記携帯電
話機PS1が接続される。外部I/F101は、制御回
路100の制御に従い、携帯電話機PS1との間で音楽
データの転送を行う。メモリカードI/F102にはス
ロットが設けてあり、このスロットにメモリカードMC
が装着される。メモリカードI/F102は、制御回路
100の制御に従い、メモリカードMCに対するデータ
の書き込みおよび読み出しを行う。
【0036】オーディオ回路103は、制御回路100
の制御によりメモリカードMCから読み出された音楽デ
ータを復号してアナログオーディオ信号を再生し、この
アナログオーディオ信号をスピーカ104又は図示しな
いイヤホンから出力する。
【0037】なお、105は入力部であり、オーディオ
プレーヤAP1の動作をユーザが指定するために使用さ
れる。また106はLCD表示器を使用した表示部であ
り、この表示部にはオーディオプレーヤAP1の動作状
態を表す情報や再生される音楽の曲目などが表示され
る。
【0038】次に、以上のように構成された携帯電話機
PS1およびオーディオプレーヤAP1において、デー
タのダウンロードを途中で中断したときの動作と、中断
したダウンロードを再開するときの動作について説明す
る。
【0039】いま仮に、ユーザが携帯電話機PS1にオ
ーディオプレーヤAP1を接続し、さらにこのオーディ
オプレーヤAP1のスロットにメモリカードMC1を装
着して、コンテンツ・サーバTSからダウンロードされ
た音楽データを受信するものとする。
【0040】携帯電話機PS1においてユーザがダウン
ロードの要求を入力し、これに伴いコンテンツ・サーバ
TSとの間が通信リンクを介して接続されると、携帯電
話機PS1の制御部5は先ずステップ4においてコンテ
ンツ・サーバTSからダウンロードIDを受信する。そ
して、この受信したダウンロードIDを、携帯電話機P
S1に対し網から予め割り当てられている端末IDと共
にオーディオプレーヤAP1に転送して、そのメモリカ
ードMCに格納する(ステップ4b)。
【0041】例えば、開始しようとするダウンロードに
対しコンテンツ・サーバTSから付与されたダウンロー
ドID(DLIDi)と、携帯電話機PS1の端末ID
(PSID1)とを含むダウンロード管理情報が作成さ
れ、このダウンロード管理情報がオーディオプレーヤA
P1に転送されてメモリカードMC1に格納される。
【0042】メモリカードMC1には、例えば図7に示
すようにダウンロード中断データ記憶エリアE1と、ダ
ウンロード完了データ記憶エリアE2とが設けてある。
上記ダウンロード管理情報は、ダウンロードの中断に備
え、このうちのダウンロード中断データ記憶エリアE1
の空き領域にQ3として格納される。
【0043】なお、上記ダウンロード中断データ記憶エ
リアE1、およびダウンロード完了データ記憶エリアE
2のうち、ダウンロード完了データ記憶エリアE2につ
いてはどのオーディオプレーヤ又は携帯電話機からでも
自由にデータの読み出しが可能であるが、ダウンロード
中断データ記憶エリアE1の各ダウンロード管理情報に
ついては当該ダウンロード管理情報を格納したオーディ
オプレーヤ又は携帯電話機からのみデータの読み出しお
よび変更が可能である。
【0044】また、携帯電話機PS1の制御部5は、上
記ダウンロードID(DLIDi)を自身の端末ID
(PSID1)と共に制御管理用メモリに保存する。な
お、この制御管理用メモリに、過去のダウンロード中断
によるダウンロードIDが保存されている場合には、こ
の過去のダウンロードIDに代えて上記新たなダウンロ
ードID(DLIDi)が保存される。すなわち、携帯
電話機PS1の制御管理用メモリには、図6に示すよう
に常に最新のダウンロードIDが一つだけ格納されるこ
とになる。
【0045】そして、以後データのダウンロードが開始
されると、携帯電話機PS1はコンテンツ・サーバTS
からダウンロードされるデータをステップ4cで受信
し、この受信データをオーディオプレーヤAP1に転送
してメモリカードMCCに保存させる。また、このダウ
ンロードデータの受信中に携帯電話機PS1の制御部5
は、ステップ4dおよびステップ4eにおいてそれぞれ
データダウンロードの中断監視とダウンロード完了の監
視を繰り返し行う。
【0046】この状態で、例えば携帯電話機PS1が基
地局CS1の無線エリア外へ出るか、或いは無線伝送路
の品質劣化により携帯電話機PS1と基地局CS1との
間で回線断が発生したとする。そうすると、携帯電話機
PS1の制御部5は、回線断となる前にコンテンツ・サ
ーバTSとの間でダウンロードを中断するための手順を
実行して通信リンクを開放し、待ち受け状態に復帰す
る。このときコンテンツ・サーバTSには、ダウンロー
ドの再開に備えて、上記携帯電話機PS1の端末ID
(PSID1)と、上記ダウンロードに対しコンテンツ
・サーバTSが与えたダウンロードID(DLIDi)
とが図6に示すように格納される。一方携帯電話機PS
1では、ダウンロードの中断が検出されると、ステップ
4fにおいてダウンロードの中断が発生した旨のメッセ
ージを生成して表示部に8aに表示する。
【0047】さて、この状態でユーザが、中断時と同じ
携帯電話機PS1およびメモリカードMC1を使用し
て、中断のために受信できなかったデータのダウンロー
ド再開を要求するための操作を行ったとする。そうする
と携帯電話機PS1は、制御部5により、先ずダウンロ
ード開始に伴う判定処理を行う。図5はこの判定の手順
と内容を示すフローチャートである。
【0048】すなわち、携帯電話機PS1の制御部5
は、先ずステップ5aによりメモリカードMC1のダウ
ンロード中断データ記憶エリアE1からダウンロード管
理情報を一つ読み出し、この読み出したダウンロード管
理情報に含まれる端末IDを、自身の制御管理メモリに
保存してある端末IDとステップ5bにおいて照合す
る。そして、この照合の結果端末IDが一致すると、続
いて上記ダウンロード管理情報に含まれるダウンロード
IDを、自身の制御管理メモリに保存してあるダウンロ
ードIDとステップ5cにおいて照合する。
【0049】いまは、携帯電話機PS1の制御管理用メ
モリには、図6に示すように自身の端末ID(PSID
1)およびダウンロードID(DLIDi)が保存され
ており、またメモリカードMC1にも図6に示すように
携帯電話機PS1の端末ID(PSID1)およびダウ
ンロードID(DLIDi)が格納されている。このた
め、上記ステップ5bおよびステップ5cの照合では、
端末IDおよびダウンロードIDとも一致する。
【0050】制御部5は、この端末IDおよびダウンロ
ードIDの一致を確認すると、ステップ5eに移行して
ここでダウンロード中断データが存在する旨のメッセー
ジを表示部8aに表示して、ステップ5fによりユーザ
の指示操作の入力を待つ。そして、この状態でユーザが
ダウンロード再開指示操作を行うと、ステップ5fから
ステップ5gに移行してここでダウンロード再開制御を
選択し、以後ダウンロード再開制御が実行される。
【0051】なお、ユーザがダウンロードの再開を希望
せずに新規ダウンロードを指定した場合には、制御部5
はステップ5fからステップ5hに移行してここで新規
ダウンロード制御を選択し、以後新規ダウンロードを実
行する。
【0052】以上のように、ユーザが中断時と同じ携帯
電話機PS1およびメモリカードMC1を使用してダウ
ンロードの再開を行おうとした場合には、携帯電話機P
S1の制御管理用メモリに保持されている自身の端末I
D(PSID1)およびダウンロードID(DLID
i)と、メモリカードMC1に保存されている携帯電話
機PS1の端末ID(PSID1)およびダウンロード
ID(DLIDi)とがそれぞれ一致するため、ダウン
ロード再開が可能と判断されてダウンロード再開制御が
実行される。
【0053】一方、いま仮にユーザが、図6に示すよう
に、中断時の携帯電話機PS1とは別の携帯電話機PS
2を使用し、この携帯電話機PS2に接続されたオーデ
ィオプレーヤAP2に、中断時に使用していたメモリカ
ードMS1を装着して、ダウンロード再開のための操作
を行ったとする。
【0054】この場合には、携帯電話機PS2に保持さ
れている端末IDはPSID2であり、メモリカードM
C1に保存されている携帯電話機PS1の端末ID(P
SID1)とは異なる。このため、携帯電話機PS2の
制御部5は、ステップ5bの端末IDの照合において両
端末IDは不一致と判定し、ステップ5iで不一致とな
った旨のメッセージを作成して表示部8aに表示させた
のち、ステップ5dに移行する。そして、このステップ
5dにおいてメモリカードMC1に他のダウンロード管
理情報が保存されているかどうかを判定し、保存されて
いなければそのままステップ5hに移行してここで新規
ダウンロード制御を選択し、以後新規ダウンロードを実
行する。
【0055】すなわち、中断が発生したダウンロードに
おいて使用していた携帯電話機PS1とは異なる携帯電
話機PS2を使用してダウンロードを再開しようとした
場合には、携帯電話機PS2自身の端末IDとメモリカ
ードMC1に保存されている端末IDとの照合により、
ダウンロードの再開は不可と判定され、ダウンロード再
開制御の代わりに新規ダウンロード制御が実行される。
【0056】またユーザが、中断が発生したダウンロー
ドにおいて使用していた携帯電話機PS1と同じ携帯電
話機を使用していながら、中断時に使用していたメモリ
カードMC1とは別のメモリカードMC3を使用してダ
ウンロードの要求操作を行ったとする。この場合、メモ
リカードMC3が過去に一度でも上記携帯電話機PS1
に装着して使用したことがあるカードであれば、メモリ
カードMC3には携帯電話機PS1の端末ID(PSI
D1)を含むダウンロード管理情報が保存されている可
能性がある。しかし、このダウンロード管理情報に含ま
れるダウンロードID(DLIDk)は、例えば図6に
示すように、携帯電話機PS1の制御管理用メモリに保
持されている最新のダウンロードロードID(DLID
i)とは異なる。
【0057】このため、携帯電話機PS1の制御部5
は、ステップ5cのダウンロードIDの照合において両
ダウンロードIDは不一致と判定し、ステップ5dに移
行する。そして、このステップ5dにおいてメモリカー
ドMC3に他のダウンロード管理情報が保存されている
かどうかを判定し、保存されていなければそのままステ
ップ5hに移行してここで新規ダウンロード制御を選択
し、以後新規ダウンロードを実行する。
【0058】すなわち、中断時点で使用していた携帯電
話機PS1をそのまま使用してはいても、中断が発生し
たダウンロードで使用していたメモリカードMC1とは
異なるメモリカードMC3を使用してダウンロードを再
開しようとした場合には、携帯電話機PS1に保持され
ている最新のダウンロードID(DLIDi)と、メモ
リカードMC3に保存されているダウンロードID(D
LIDk)との照合により、ダウンロードの再開は不可
と判定され、ダウンロード再開制御の代わりに新規ダウ
ンロード制御が実行される。
【0059】なお、例えば図7に示すようにメモリカー
ドMCに複数のダウンロード管理情報が格納されている
場合には、携帯電話機PS1の制御部5はステップ5a
〜ステップ5dにおいて、すべてのダウンロード管理情
報についてその端末IDおよびダウンロードIDの照合
を繰り返す。そして、上記複数のダウンロード管理情報
の中に、端末IDおよびダウンロードIDが携帯電話機
PS1に保持されている端末IDおよびダウンロードI
Dとともに一致するダウンロード管理情報があれば、以
後このダウンロード管理情報に係わるダウンロードの再
開制御が実行可能となる。
【0060】以上述べたようにこの実施形態では、ダウ
ンロード中断処理において、その時点で使用していた携
帯電話機の端末IDと、中断されたダウンロードのダウ
ンロードIDを、ダウンロード管理情報としてメモリカ
ードMCに格納するとともに、これらの端末IDおよび
ダウンロードIDを上記携帯電話機にも保持する。そし
て、携帯電話機においてダウンロードの再開操作が行わ
れた場合に、上記メモリカードMCに格納された端末I
DおよびダウンロードIDを、携帯電話機に保持されて
いるこの電話機自身の端末IDおよびダウンロードID
とそれぞれ照合し、両IDとも一致した場合にのみダウ
ンロード再開が可能と判断して、コンテンツ・サーバT
Sに対しアクセスしてダウンロード再開制御を実行する
ようにしている。
【0061】したがって、中断時点で使用していた携帯
電話機とメモリカードを使用してダウンロードの再開を
行おうとした場合にのみダウンロードを再開することが
でき、これによりダウンロードデータに対する課金の明
確化と、同一のダウンロードデータが複数のメモリカー
ドに分かれて記録されてしまう不具合を未然に防止する
ことができる。
【0062】しかも、上記ダウンロード再開の可否判定
をコンテンツ・サーバTSに対し携帯電話機を接続する
ことなく行える。このため、ユーザにとっては上記ダウ
ンロード再開の可否判定のために通信料金を負担しなく
ても済むようになる。一方、通信事業者或いはサーバ運
用者にとっては、携帯電話機に対しその都度通信回線を
割り当てなくても済むため、通信トラフィックの増加と
データダウンロードの効率低下を防止することができ
る。
【0063】さらにこの実施形態では、ダウンロード再
開の可否判定の結果、ダウンロード再開が不可能と判定
された場合には、自動的に新規ダウンロード制御を実行
するようにしている。このため、ダウンロード再開が不
可能と判定された場合に、ユーザは新規ダウンロードの
ための操作を最初からやり直す必要がなく、簡単かつ迅
速にデータの新規ダウンロードを実行することができ
る。
【0064】さらにこの実施形態では、ダウンロード中
断処理時に、過去のダウンロード中断に係わるダウンロ
ードIDが携帯電話機に保持されているか否かを判定
し、保持されていた場合には当該保持中のダウンロード
IDを上記新たなダウンロード中断に係わるダウンロー
ドIDに更新するようにしている。すなわち、1台の携
帯電話機において複数のダウンロード中断が発生した場
合、当該携帯電話機には常に最新のダウンロード中断に
係わるダウンロードIDのみが保持される。このため、
携帯電話機においてユーザが中断中の複数のダウンロー
ドのうち古いダウンロードを再開しようとしても、この
ダウンロードの再開は禁止される。したがって、コンテ
ンツ・サーバTSは携帯電話機ごとに1個のダウンロー
ド中断に係わる制御情報のみを管理すればよいことにな
り、これによりコンテンツ・サーバTSの管理上の負担
を軽減すると共に、管理用メモリの容量削減を図ること
ができる。
【0065】なお、この発明は上記実施形態に限定され
るものではない。例えば、前記実施形態ではダウンロー
ド再開の可否判定において、ダウンロード再開が可能と
判定された場合にのみその旨を表示するようにしたが、
ダウンロード不可能と判定された場合にもその旨のメッ
セージを理由と共に表示部8aに表示するようにしても
よい。このようにすると、ユーザはダウンロード再開が
不可能な理由を明確に知ることができる。
【0066】また、前記実施形態ではダウンロード再開
が不可能と判定された場合に、自動的に新規ダウンロー
ド制御を実行するようにしたが、ダウンロード再開が不
可能である旨のメッセージを理由と共に表示部8aに表
示した状態でユーザの指示入力を監視し、ユーザが新規
ダウンロードの実行に同意した場合に新規ダウンロード
を実行するようにしてもよい。
【0067】さらに、前記実施形態ではメモリカードM
Cをデータ記憶媒体として使用するオーディオプレーヤ
APを携帯電話機PSに接続するタイプの通信端末装置
を例にとって説明したが、携帯電話機自体がオーディオ
プレーヤ機能を備えこの携帯電話機にメモリカードを装
着して使用するタイプの通信端末装置にもこの発明を適
用可能である。また、コンテンツデータとして音楽デー
タを受信する場合を例にとって説明したが、映像データ
やコンピュータデータを受信する場合にも、この発明を
適用可能である。
【0068】その他、通信ネットワークの種類とその構
成、通信端末装置の種類とその構成、メモリカードの種
類とその機能、ダウンロード再開判定手順とその制御内
容、ダウンロード再開制御および新規ダウンロード制御
の手順とその内容などについても、この発明の要旨を逸
脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0069】
【発明の効果】以上詳述したように第1の発明では、デ
ータのダウンロードが中断された場合に、当該ダウンロ
ード中断時点で使用されている通信端末の端末識別情報
を、上記ダウンロード中断時点で使用されているデータ
記憶媒体に保存する。そして、上記中断されたダウンロ
ードの再開要求が入力された場合に、この入力時点で使
用されているデータ記憶媒体に保存されている端末識別
情報を上記入力時点で使用されている通信端末の端末識
別情報と照合し、その照合結果をもとに上記ダウンロー
ドの再開が可能であるか否かを判定するようにしてい
る。
【0070】また第2の発明では、データのダウンロー
ドが中断された場合に、当該ダウンロードを他のダウン
ロードと区別するためのダウンロード識別情報を、ダウ
ンロード中断時点で使用されていた通信端末およびデー
タ記憶媒体にそれぞれ保存する。そして、上記中断され
たダウンロードの再開要求が入力された場合に、この再
開要求の入力時点で使用されている通信端末およびデー
タ記憶媒体に保存されているダウンロード識別情報どう
しを照合し、この照合結果をもとに上記ダウンロードの
再開が可能であるか否かを判定するようにしている。
【0071】したがってこれらの発明によれば、サーバ
との間を逐一接続することなくダウンロード再開の可否
を判定できるようになり、これにより通信料金の節約、
および通信トラフィックの低減とデータダウンロード効
率向上を図った通信端末装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係わる通信システムの第1の実施
形態を示す概略構成図。
【図2】 図1に示したシステムの携帯電話機の構成を
示す回路ブロック図。
【図3】 図1に示したシステムのオーディオプレーヤ
の構成を示す回路ブロック図。
【図4】 図2に示した携帯電話機によるダウンロード
データ受信制御手順とその制御内容を示すフローチャー
ト。
【図5】 図2に示した携帯電話機によるダウンロード
データ開始判定制御手順とその制御内容を示すフローチ
ャート。
【図6】 図5に示したダウンロード開始判定制御によ
る判定動作を説明するための図。
【図7】 メモリカードにおけるダウンロード管理情報
およびダウンロード完了データの記憶結果の一例を示す
図。
【符号の説明】
CS1〜CSn…基地局 PS1〜PSm…携帯電話機 AP1,AP2…オーディオプレーヤ MC,MC1〜MC3…メモリカード INW…公衆網 MS…管理制御装置 ITN…インターネット WS1,WS2,WS3…WWWサーバ AS…アクセス・サーバ TS…コンテンツ・サーバ 1…無線部 2…モデム部 3…TDMA部 4…通話部 5…携帯電話機の制御部 6…記憶部 7…データ通信部 8a…携帯電話機の表示部 8b…携帯電話機の入力部 9…外部インタフェース(外部I/F) 10a…電源回路 10b…バッテリ 11…アンテナ 12…高周波スイッチ(SW) 13…受信部 14…シンセサイザ 15…送信部 16…受信電界強度検出部(RSSI) 21…復調部 22…変調部 31…TDMAデコード部 32…TDMAエンコード部 41…ADPCMトランスコーダ 42…PCMコーデック 43…スピーカ 44…マイクロホン 51…ダウンロード中断制御機能 52…ダウンロード開始判定機能 53…ダウンロード再開制御機能 100…オーディオプレーヤの制御回路 101…オーディオプレーヤの外部インタフェース 102…メモリカードインタフェース(メモリカードI
/F) 103…オーディオ回路 104…オーディオプレーヤの表示部 105…オーディオプレーヤの入力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 11/00 302 H04B 7/26 109M (72)発明者 高橋 修 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (72)発明者 阿部 保彦 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (72)発明者 佐藤 仁 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 Fターム(参考) 5B085 AA08 BA07 BG07 CA04 5K027 AA11 BB02 HH00 5K067 BB21 DD17 EE02 EE10 EE12 EE16 FF02 FF23 HH22 HH23 5K101 LL01 LL12 MM07 NN01 NN11 NN21

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーバから通信ネットワークを介してダ
    ウンロードされたデータを受信する通信端末と、この通
    信端末により受信されたデータを記憶するデータ記憶媒
    体とを具備する通信端末装置において、 前記データのダウンロードが行われるごとに、当該ダウ
    ンロードのために使用される通信端末の端末識別情報
    を、当該ダウンロードのために使用されるデータ記憶媒
    体に保存する保存手段と、 前記データのダウンロード要求が入力された場合に、こ
    の要求の入力時点で使用されているデータ記憶媒体に保
    存されている端末識別情報を、前記入力時点で使用され
    ている通信端末の端末識別情報と照合する照合手段と、 前記データ記憶媒体にダウンロード中断データが存在す
    る場合に、前記照合手段の照合結果をもとに、前記ダウ
    ンロード中断データのダウンロード再開が可能であるか
    否かを判定する判定手段とを具備したことを特徴とする
    通信端末装置。
  2. 【請求項2】 サーバから通信ネットワークを介してダ
    ウンロードされたデータを受信する通信端末と、この通
    信端末により受信されたデータを記憶するデータ記憶媒
    体とを具備する通信端末装置において、 前記データのダウンロードが行われるごとに、当該ダウ
    ンロードを他のダウンロードと区別するためのダウンロ
    ード識別情報を、前記ダウンロードのために使用される
    通信端末およびデータ記憶媒体にそれぞれ保存する保存
    手段と、 前記データのダウンロード要求が入力された場合に、こ
    の要求の入力時点で使用されている通信端末およびデー
    タ記憶媒体に保存されているダウンロード識別情報どう
    しを照合する照合手段と、 前記データ記憶媒体にダウンロード中断データが存在す
    る場合に、前記照合手段の照合結果をもとに、前記ダウ
    ンロード中断データのダウンロード再開が可能であるか
    否かを判定する判定手段とを具備したことを特徴とする
    通信端末装置。
  3. 【請求項3】 前記保存手段は、データのダウンロード
    が中断された場合に、過去のダウンロード中断に係わる
    ダウンロード識別情報が通信端末に保存されているか否
    かを判定し、保存されていた場合には当該保存中のダウ
    ンロード識別情報を前記新たなダウンロード中断に係わ
    るダウンロード識別情報に更新することを特徴とする請
    求項2記載の通信端末装置。
  4. 【請求項4】 前記判定手段によりダウンロード中断デ
    ータのダウンロード再開が可能であるか否かを判定され
    た場合に、前記サーバに対し前記ダウンロードの再開の
    ためのアクセス処理を実行する手段を、さらに具備した
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の通信端末装置。
  5. 【請求項5】 前記判定手段によりダウンロード中断デ
    ータのダウンロード再開が不可能と判定された場合に
    は、前記サーバに対するダウンロード再開のためのアク
    セス処理を中止する手段を、さらに具備したことを特徴
    とする請求項1又は2記載の通信端末装置。
  6. 【請求項6】 前記判定手段によりダウンロード中断デ
    ータのダウンロード再開が不可能と判定された場合に
    は、前記サーバに対しデータの新規ダウンロードを要求
    するためのアクセス処理を実行する手段を、さらに具備
    したことを特徴とする請求項1又は2記載の通信端末装
    置。
  7. 【請求項7】 前記判定手段の判定結果を、前記ダウン
    ロードの要求を入力したユーザに対し報知する報知手段
    を、さらに備えたことを特徴とする請求項1又は2記載
    の通信端末装置。
  8. 【請求項8】 前記報知手段により、ダウンロード中断
    データのダウンロード再開が可能である旨が報知された
    状態で、ユーザがダウンロードの再開指示を入力した場
    合に、前記サーバに対し前記ダウンロードの再開を要求
    するためのアクセス処理を実行する手段を、さらに具備
    したことを特徴とする請求項7記載の通信端末装置。
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