JP2006133827A - 情報処理方法、コンピュータ・システム及び自動現金預払機用入金カード - Google Patents

情報処理方法、コンピュータ・システム及び自動現金預払機用入金カード Download PDF

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Abstract

【課題】
銀行における営業店事務の業務効率化を図る。
【解決手段】
ATM902と金融端末904とのセットであるモジュールボックスを営業店に設置する。営業店の担当者908は、金融端末904一台につき1人配置される。顧客906は、銀行の営業店に来店すると待ち行列900に並ぶ。そして、空モジュールボックスに移動し、営業店の担当者908に目的を告げる。営業店の担当者908は、顧客からの依頼に基づき金融端末904を操作し、現金の入金が必要であれば、当該金融端末904に対応するATM902の操作を顧客906に依頼する。顧客906は、ATM902を操作して現金の入金などを行う。このように営業店の担当者908は、現金を直接取り扱うのをやめ、顧客906に直接ATM902に対して処理を行ってもらう。顧客が可能な限りATM902を直接操作するようにして、顧客による帳票などへの記入を行わないようにし、営業店の担当者908による確認作業も削減する。
【選択図】図6

Description

本発明は、銀行における営業店事務の効率化を図るための情報処理技術に関する。
従来、銀行における営業店では、窓口業務に多くの人員が必要となっていた。また、顧客も必要な用紙に記入した後、順番が回ってくるまで待ち、順番が回ってきても窓口担当者等の処理完了まで待つ必要があるため、窓口での手続が必要な場合には手間と時間が多くかかっていた。例えば税金納付を行う場合について図1を用いて説明する。顧客は、税金納付のための現金を持っているとすると、例えば受付カード等に従ってロビーにて順番が来るのを待つ(ステップ(1))。次に、当該顧客の順番となり、窓口担当者から呼び出されると、ハイカウンタにて受付票に氏名等を記入し(ステップ(2))、記入した受付票、税金の納付書及び現金を渡す。そうすると、顧客は、ロビーにて窓口担当者等の処理待ちとなる(ステップ(3))。一方、窓口担当者等は、顧客から、受付票、税金の納付書及び現金を受け取り、その確認を行う(ステップ(4))。なお、例えば窓口担当者は、氏名、案件種別コード(例えば自治体の識別番号等)、金額等のデータ入力を、営業店端末に対して入力し、ホストコンピュータへ入力されたデータを送信させるという作業も行う。入力データについては、誤りの無いように確認をしっかり行う必要がある。そして、出納係等による現金収納処理(ステップ(5))、窓口担当者等による領収書発行処理(ステップ(6))を経て、領収書等を顧客に返却して処理が完了する(ステップ(7))。現金収納などについても、現金の出入りを誤り無く行うように、確認をしっかり行う必要がある。なお、ホストコンピュータに対するデータ送信については、領収書発行処理までのいずれかのタイミングにて行われる。顧客は、ステップ(7)においてやっと営業店を後にすることができる。この他、営業店では、税金の納付書を事務集中センタに送付するなどの作業も発生する。
このように営業店では、現金を人手で取り扱う場合にはミスをなくすために多くの作業が必要となり、受付票、納付書、入力データの確認など多くの確認事項が発生するため、顧客の待ち時間をある程度に抑えるためには、人員数を減らすことは困難である。
次に、このような営業店における従来の処理のために用いられるコンピュータ・システムについて図2乃至図5を用いて説明しておく。図2に従来のコンピュータ・システムを示す。ホストコンピュータ1000は、銀行内のネットワーク1520を介してAPサーバ1100に接続されている。また、APサーバ1100は、ネットワーク1510を介して、複数の営業店サーバ1200と、事務集中センタサーバ1300とに接続されている。営業店サーバ1200は、営業店LAN1230を介して、営業店内窓口又は後方に設置された複数の営業店端末1210及び1220に接続されている。事務集中センタサーバ1300は、事務集中センタLAN1340を介して、事務集中センタ内に設置された複数の事務集中センタ端末1320及び1330に接続されている。
ホストコンピュータ1000は、口座入金プログラム1010と、口座出金プログラム1011と、預金口座DB1012と、振込専用口座DB1013とを含む。事務集中センタサーバ1300は、電文制御プログラム1311と、電文DB1312とを含む。また、営業店端末1210は、勘定処理プログラム1211を含む。なお、営業店端末1220についても同様である。事務集中センタ端末1320は、決済プログラム1321を含む。事務集中センタ端末1330についても同様である。また、APサーバ1100は、電文制御プログラム1111を含む。なお、営業店サーバ1200も、電文制御プログラムも含むが、ここでは中継処理だけを行うので図示を省略している。
営業店の窓口担当者等は、税金納付に係る氏名、案件種別コード(例えば自治体の識別情報等)及び納付金額等の入力を営業店端末1210の勘定処理プログラム1211に対して行う。営業店端末1210の勘定処理プログラム1211は、氏名、案件種別コード及び納付金額等の入力を受け付け、ホストコンピュータ1000に対する税金納付の現金入金電文を生成して営業店サーバ1200に送信する(図3:ステップS1001)。営業店サーバ1200は、営業店端末1210から、ホストコンピュータ1000に対する税金納付の現金入金電文を受信し、APサーバ1100に転送する(ステップS1003)。さらに、APサーバ1100の電文制御プログラム1111は、営業店サーバ1200から、ホストコンピュータ1000に対する税金納付の現金入金電文を受信し(ステップS1005)、当該税金納付の現金入金電文から振込専用口座への入金処理要求を生成して、ホストコンピュータ1000に送信する(ステップS1007)。ホストコンピュータ1000の口座入金プログラム1010は、APサーバ1100から振込専用口座への入金処理要求を受信し(ステップS1009)、振込専用口座DB1013に対して案件種別コード及び納付金額データに従って入金処理を実施する(ステップS1011)。そして、処理が完了すると振込専用口座への入金処理完了通知をAPサーバ1100に送信する(ステップS1013)。APサーバ1100の電文制御プログラム1111は、ホストコンピュータ1000から振込専用口座への入金処理完了通知を受信し(ステップS1015)、入金処理完了通知を生成して、要求元の営業店端末1210に対する入金処理完了通知を営業店サーバ1200に送信する(ステップS1017)。営業店サーバ1200は、営業店端末1210に対する入金処理完了通知を受信し、営業店端末1210に転送する(ステップS1019)。営業店端末1210の勘定処理プログラム1211は、営業サーバ1200から入金処理完了通知を受信し、表示装置に表示する(ステップS1021)。このような処理を実施することにより、窓口担当者等はシステムへの登録が完了したことを認識することができ、領収書を生成するなどの他の処理を行うことができるようになる。
なお、APサーバ1100における処理は端子Aを介して図4の処理に移行する。APサーバ1100の電文制御プログラム1111は、入金処理完了に係る税金納付の現金入金電文に含まれていた氏名、案件種別コード及び納付金額等のデータを含む仕掛電文を生成し、事務集中センタサーバ1300に送信する(ステップS1023)。事務集中センタサーバ1300の電文制御プログラム1311は、APサーバ1100から仕掛電文を受信し、電文DB1312に蓄積する(ステップS1025)。
その後、営業店から税金納付書が事務集中センタに送付されると、事務集中センタの担当者は、事務集中センタ端末1320を操作して、決済処理すべき税金納付書に係る仕掛電文データを呼び出すための指示を入力する。事務集中センタ端末1320の決済プログラム1321は、担当者による指示入力を受け付け、仕掛電文データ要求を事務集中センタサーバ1300に送信する(ステップS1027)。事務集中センタサーバ1300の電文制御プログラム1311は、事務集中センタ端末1320から仕掛電文データ要求を受信すると(ステップS1029)、電文DB1312から該当仕掛電文データを読み出し、事務集中センタ端末1320に送信する(ステップS1031)。事務集中センタ端末1320の決済プログラム1321は、事務集中センタサーバ1300から仕掛電文データを受信し、表示装置に表示する(ステップS1033)。担当者は、税金納付書の内容と表示内容とを比較して、問題がないかどうかを確認する。そして、問題がないと判断すれば担当者は、事務集中センタ端末1320の決済プログラム1321に、仕掛電文に係る決済指示を入力する。事務集中センタ端末1320の決済プログラム1321は、担当者からの仕掛電文に係る決済指示を受け付け、ホストコンピュータ1000に対する決済要求を事務集中センタサーバ1300に送信する(ステップS1035)。
事務集中センタサーバ1300の電文制御プログラム1311は、事務集中センタ端末1320から、ホストコンピュータ1000に対する決済要求を受信すると、APサーバ1100に転送する(ステップS1037)。APサーバ1100の電文制御プログラム1111は、事務集中センタサーバ1300から仕掛電文に係る決済要求を受信し(ステップS1039)、仕掛電文に係る決済要求に基づいて、振込専用口座出金要求及び振込先口座入金要求を生成し、ホストコンピュータ1000に送信する(ステップS1041)。
ホストコンピュータ1000は、振込専用口座出金要求及び振込先口座入金要求を受信する(ステップS1043)。そして、処理は端子Bを介して図5に移行する。ホストコンピュータ1000の口座出金プログラム1011は、振込専用口座出金処理を振込専用口座DB1013に対して実施し(ステップS1045)、口座入金プログラム1010は、振込先口座入金処理を預金口座DB1012に対して実施する(ステップS1047)。他銀行に送金する必要があれば、送金処理を実施する。このような処理が完了すれば、口座入金プログラム1010は、APサーバ1100に処理完了通知を送信する(ステップS1049)。APサーバ1100の電文制御プログラム1111は、ホストコンピュータ1000から処理完了通知を受信し(ステップS1051)、仕掛電文に係る決済要求の送信元の事務集中センタ端末1320に対する処理完了通知を生成し、事務集中センタサーバ1300に送信する(ステップS1051)。事務集中センタサーバ1300の電文制御プログラム1311は、APサーバから処理完了通知を受信し、事務集中センタ端末1320に転送する(ステップS1053)。事務集中センタ端末1320の決済プログラム1321は、事務集中センタサーバ1300から処理完了通知を受信し、表示装置に表示する(ステップS1055)。これにより事務集中センタの担当者は決済処理が完了したことを認識する。一方、事務集中センタサーバ1300の電文制御プログラム1311は、電文DB1312において、処理完了通知に係る蓄積電文データに対して処理完了を登録する(ステップS1057)。これにより同じ仕掛電文について決済処理を行わなくなる。
なお、このような一般的な銀行の業務などについては様々な文献が存在している。例えば、以下のようなURLにも記述がある。
盛岡信金ATM振込サービス、[平成16年10月21日検索]、インターネット<URL:http://http://www.morishin.co.jp/ebank/index.htm#atm>
このように従来における銀行の営業店における窓口業務は人手がかかり、さらに顧客には待ち時間が発生しており、両者にとって好ましい状態ではない。また、ATM(Auto Teller Machine)は入金・出金・振込などを行うことができるようになっており、ホストコンピュータとネットワークを通じて接続するようになっているが、現在窓口業務となっている業務との連携については何ら考察されていない。また、ATM用に振込カードが用いられているが、現在の振込カードは、固定の振込先に振り込むためのものである。さらに金額も決まっていない。
従って本発明の目的は、銀行における営業店事務の業務効率化を図るための新規の情報処理技術を提供することである。
また、本発明の他の目的は、銀行における営業店事務の業務効率化を図るために必要な新規の振込カードを提供することである。
本発明の第1の態様に係る情報処理方法は、現金自動預払機と営業店端末とを含むモジュールボックスとモジュールボックス用入出金データ格納部及びモジュールボックス用オーダデータ格納部を有するホストコンピュータと事務集中センタ端末とを有するコンピュータ・システムにより実行される情報処理方法である。そして、営業店端末により、特定の顧客の識別情報と取扱金額情報と取引識別情報とを記録した現金自動預払機用カードを発行するステップと、現金自動預払機において、現金自動預払機用カードを用いた入金が指示されると現金自動預払用カードから特定の顧客の識別情報と取扱金額情報と取引識別情報とを読み出し、取扱金額情報に従った入金が確認されると特定の顧客の識別情報と取扱金額情報と取引識別情報とを含む、ホストコンピュータに対する入金処理要求を送信するステップと、ホストコンピュータにおいて、入金処理要求に係るデータを受信すると、当該入金処理要求に係る取扱金額情報に従って入金登録をモジュールボックス用入出金データ格納部に対して行い、さらにモジュールボックス用オーダデータ格納部に入金処理要求に係る特定の顧客の識別情報と取扱金額情報と取引識別情報とを送金先のデータが不足した状態で登録する登録ステップと、登録ステップの後任意のタイミングで、事務集中センタ端末において、取引識別情報に対応して送金先識別情報が入力されると、取引識別情報及び送金先識別情報を含む、ホストコンピュータに対する決済要求を送信する決済要求ステップと、ホストコンピュータにおいて、決済要求に係るデータを受信すると、当該決済要求に係る取引識別情報に対応する取引金額情報に従って出金登録をモジュールボックス用入出金データ格納部に対して行い、決済要求に係る送金先識別情報に従って送金処理を実施し、さらにモジュールボックス用オーダデータ格納部に決済要求に係る取引識別情報に対応して送金先識別情報を登録するステップとを含む。
上で述べたようなモジュールボックス及び現金自動預払機用カードを用いて上で述べたような処理を行わせることにより、営業店における事務処理を軽減し、顧客の待ち時間を削減することができる。なお、事務集中センタにおいて必要な作業を行って処理を行わせることにより、システム上従来同様の処理結果を得ることができる。
また、現金自動預払機において、入金処理要求に対する処理完了通知を受信した場合、入金処理完了を示す伝票を出力すると共に記録データが消去された現金自動預払機用カードを排出するステップをさらに含むようにしてもよい。例えば、営業店の担当者は、本伝票と引き換えに税金の納付書の顧客控え等に領収印を押すことにより、従来の窓口で行っていたのと同様の書類を顧客に渡すことができる。なお、現金自動預払機用カードを繰り返し使用する場合には、同じ現金自動預払機用カードで同じ入金を行わないようにするため、処理完了時に現金自動預払機において記録データを消去するようにする。
さらに、コンピュータ・システムが、仕掛データ格納部を有する事務集中センタ・サーバをさらに含み、登録ステップの後に、入金処理要求に係るデータを受信した場合、事務集中センタ・サーバが、仕掛データ格納部に格納するステップと、事務集中センタ・サーバにおいて、事務集中センタ端末から要求を受信した場合、仕掛データ格納部から該当するデータを読み出し、事務集中センタ端末に送信するステップとをさらに含むようにし、決済要求ステップが、事務集中センタ端末により、事務集中センタ・サーバから受信したデータを用いて行われるようにしてもよい。
本発明の第2の態様に係る現金自動預払機用入金カードは、特定の顧客の識別情報と取引識別情報とが特定の送金先データが不足した状態で記録されているものである。このようなカードを用いることにより、顧客による現金自動預払機の操作の手間が少なくすることができる。また、税金納付などの処理において、顧客に応対する営業店の担当者が、桁数が多い案件種別コード等を入力するといったミスの元となる作業を行わずに済ませることができるようになる。
本発明に係る情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを作成することができ、当該プログラムは、例えばフレキシブル・ディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶媒体又は記憶装置に格納される。また、ネットワークを介してディジタル信号にて頒布される場合もある。なお、処理途中のデータについては、コンピュータのメモリ等の記憶装置に一時保管される。
本発明によれば、銀行における営業店事務の業務効率化を図ることができるようになる。
図6に本発明の一実施の形態を適用した場合における銀行の営業店内のレイアウト例を示す。本実施の形態では、ATM902(図6では902a乃至902c)と金融端末904(図6では904a乃至904c)とのセットをモジュールボックスと呼び、当該モジュールボックスを複数用意する。営業店の担当者908は、金融端末904一台につき1人配置され、それから図示しない総合窓口を用意する場合には当該総合窓口のために要員を配置する。顧客906は、従来の窓口業務に係る処理が必要な場合、銀行の営業店に来店すると待ち行列900に並ぶ。そして、空いているモジュールボックスに移動し、営業店の担当者908に目的を告げる。営業店の担当者908は、顧客からの依頼に基づき、金融端末904を操作し、現金の入金が必要であれば、当該金融端末904に対応するATM902の操作を顧客906に依頼する。顧客906は、ATM902を操作して現金の入金などを行う。営業店の担当者908は、必要があれば顧客906を支援する。このように、営業店の担当者908は、現金を直接取り扱うのをやめ、顧客906に直接ATM902に対して処理を行うようにしてもらう。これにより現金取り扱いのための人員を減らすことができる。また、顧客が可能な限りATM902を直接操作するようにして、顧客による帳票などへの記入を行わないようにし、営業店の担当者908による確認作業も削減するようにする。顧客は、自らATM902を操作することになるが、帳票などへの記入を行わずに済み、一番問題とされる待ち時間も減るため、銀行利用上の顧客満足度が高まることが期待される。
次に、税金の現金納付を行う場合における銀行の営業店内の処理を説明する。まず、顧客906は来店すると、待ち行列900に並ぶ(ステップ(11)。順番が来ると、空いているモジュールボックスに行き、営業店の担当者908に、納税目的であることを告げ、税金の納付書を営業店の担当者908に渡す(ステップ(12))。このとき、顧客906は受付票に記入する必要はない。そうすると、営業店の担当者908は、税金の納付書を確認し、氏名、金額等のデータを金融端末904に入力し、ATM用のMB専用カードを発行させ、顧客906に渡す(ステップ(14))。この時、顧客906は、営業店の担当者908による確認及び作業待ちとなる(ステップ(13))。なお、営業店の担当者908は、納付書記載の案件種別コード(例えば自治体の識別情報等)を入力しない。このような情報を営業店の担当者908に取り扱わせなくすることにより、迅速な手続が可能となる。
次に、顧客は、モジュールボックスのATM902についての待ち行列に並ぶことになるが(ステップ(15))、このような待ち時間はほとんど発生しないものと考えられる。そして、顧客906は、営業店の担当者908からの受け取ったMB専用カードをATM902に挿入し、ATM902を操作して、現金入金処理を行う(ステップ(16))。ATM902は、入金処理が完了すると、レシート伝票を印字して出力すると共に、挿入されたMB専用カードを排出する。顧客906は、レシート伝票及びMB専用カードを、営業店の担当者908に渡す(ステップ(17))。営業店の担当者908は、レシート伝票及びMB専用カードを確認し、税金の納付書に領収印を押すなどの領収書処理を実施する(ステップ(18))。そして、納付書の納税者控えを顧客906に返却する(ステップ(19))。これにて税金の現金納付処理が完了する。顧客906は、銀行の営業店を後にすることができる。営業店の担当者908は、レシート伝票を税金の納付書に添付し、事務集中センタに送付するまで保管する。
図1に示した従来のフローと比較すると、明らかに顧客906の待ち時間は減少しており、顧客満足度の向上が期待される。また、営業店の担当者908の作業もATM902を顧客906が自ら操作しているために減少していることがわかる。
なお、営業店における事務作業量は削減されたが、事務集中センタでは、レシート伝票及び税金の納付書について追加の作業が必要となる。すなわち、事務集中センタでは、税金の納付書及びレシート伝票を確認して、案件種別コードを入力して、ATM902における入金と実際の税金の納付先を対応付ける必要がある。そのため処理通番が、金融端末904において発行され、MB専用カードに書き込まれ、レシート伝票にも印字されるようになる。従って、このような対応付けについても、事務集中センタの担当者に簡単に行わせることができる。
以上のような処理を行うためのシステム構成を図8を用いて説明する。ホストコンピュータ100は、ネットワーク150を介してAPサーバ110に接続している。APサーバ110は、ネットワーク160を介して事務集中センタサーバ130と、複数の営業店サーバ120とに接続されている。事務集中センタサーバ130は、事務集中センタLAN170を介して事務集中センタに設置された複数の事務集中センタ端末140(図8では140a及び140b)に接続されている。営業店サーバ120は、営業店LAN180を介してATM124及び金融端末121のセットで構成される複数の営業店内モジュールボックスに接続される。
ホストコンピュータ100は、口座入金プログラム101と、口座出金プログラム102と、オーダ管理プログラム103と、送金処理プログラム104と、預金口座DB105と、モジュールボックス(MB:Module Box)専用口座DB106と、オーダ管理DB107とを含む。また、APサーバ110は、電文制御プログラム111を含む。事務集中センタサーバ130は、電文制御プログラム131と、仕掛電文DB132とを含む。営業店サーバ120も、APサーバ110のように電文制御プログラムを含むが、営業店サーバ120の電文制御プログラムが実施する処理は、本実施の形態に関係する処理は電文の中継処理であるので、ここでは省略している。
事務集中センタ端末140aは、決済処理プログラム141を含む。ATM124は、入出金プログラム125を含み、図示しないMB専用カードのリーダライタを含む。MB専用カードは、ほぼ従来からATM124で発行可能な振込カードと同様であるため、MB専用カードのリーダライタとして新たなものを設ける必要はない。また、金融端末121は、勘定処理プログラム123を含み、図示しないMB専用カードのリーダライタを含む。
次に、図8に示したシステムの処理について図9乃至図32を用いて説明する。まず、顧客は、自分の順番になると、空いているモジュールボックスに行き、その担当者に用件を告げる。ここでは、用件は税金の現金納付であるものする。モジュールボックスの担当者は、顧客から用件(税金の現金納付)を聞き、金融端末121を操作して税金納付のためのMB専用カード作成処理を命ずる。金融端末121は、担当者からの入力を受け付け、税金納付のためのMB専用カード作成処理を実施する(図9:ステップS1)。この処理については、図10乃至図15を用いて説明する。金融端末121の勘定処理プログラム123は、対象業務選択メニュー画面を表示装置に表示させる(ステップS31)。例えば図11に示すような画面が表示装置に表示される。図11の例では、(1)税金納付書、(2)公金納付書、(3)現金振込、(4)振替、(5)出金処理、(6)入金処理といった選択肢が示されている。ここでは、税金納付が用件となっているので、(1)税金納付書という選択肢を選択する。なお、この際モジュールボックスの担当者は、顧客が税金納付書及び現金を持参していることを確認する。また、金融端末121のカードリーダライタの挿入口に今回使用するMB専用カードをセットする。金融端末121の勘定処理プログラム123は、税金納付書の選択入力を受け付け、金融端末121のカードリーダライタの挿入口にセットされたMB専用カードの取り込みを行う(ステップS33)。また、取引通番を自動採番する(ステップS35)。
そして、金融端末121の勘定処理プログラム123は、MB専用カード貸与処理画面を表示装置に表示させる(ステップS37)。図12にMB専用カード貸与処理画面の一例を示す。図12の例では、取引種別入力欄と、顧客氏名入力欄と、金額入力欄と、追徴額入力欄と、専用カード番号表示欄(自動的に取得するのでMB専用カードから取得したものを表示する)と、取引通番表示欄(自動採番するので採番された数字が表示される)と、受付年月日時刻表示欄(自動的に現日時が表示される)とが設けられている。
これに対して、モジュールボックスの担当者は、図12に示したような入力画面において、取引種別(本実施の形態では3桁のコード)、顧客の氏名及び金額(納税額と追徴額があれば追徴額とを含む)の入力を行い、金融端末121の勘定処理プログラム123は、当該入力を受け付け、例えばメインメモリ等の記憶装置に格納する(ステップS38)。そして実行指示に応じて、MB専用カードへのデータ書き込みを行い、当該MB専用カードを排出する(ステップS39)。そして元の処理に戻る。なお、金融端末121の記憶装置には、図12に示したような入力及び表示データを全てログデータとして格納しておく。
MB専用カードの一例を図13に示す。MB専用カードは、例えばキャッシュカードと同様のサイズを有し、図13に示すように例えば上部磁気ストライプ部分に、図14に示すようなデータが記録される。すなわち、図14に示すように、データ書き込み処理を行った年月日時刻と、取引通番と、案件種別コードの取引種別の部分のみと、顧客氏名と、入金金額と店番とが記録される。なお、図14では示されていないが、MB専用カードの管理番号も記録されており、金融端末121等により読み出される。なお、モジュールボックスでは、複数枚のMB専用カードが用意されており、場合によってはATM124において待ち行列が発生する。
図9の説明に戻って、金融端末121の勘定処理プログラム123は、MB専用カードを排出すると、MB処理状況表示を表示装置に行う(ステップS3)。例えば図15に示すような画面を表示する。図15の例では、処理状態表示欄、年月日時刻表示欄、取引通番表示欄、案件種別コード表示欄、顧客氏名表示欄、金額表示欄が設けられており、図12において入力されたデータ、並びに処理状態、年月日時刻及び取引通番が表示されている。ここではまだ処理が完了していないので、処理状態は「処理中」となっている。なお、金融端末121の処理は端子Cを介して図21の処理に移行する。
顧客は、モジュールボックスの担当者からMB専用カードを受け取ると、ATM124まで行き、ATM124にMB専用カードを挿入する。ATM124の入出金プログラム125は、当該MB専用カードの挿入を受け付け、MB専用カードを用いた入金処理を実施する(ステップS5)。この処理については、図16乃至図20を用いて説明する。ATM124の入出金プログラム125は、例えば図17に示すような画面を表示している。図17では、入金、出金、振込、振替、通帳記帳、解約というメニュー項目が表示されており、これらの処理を選択することができるようになっている。顧客が、ATM124のキャッシュカード挿入口からMB専用カードを挿入すると、ATM124の入出金プログラム125は、キャッシュカード挿入口からMB専用カードの挿入を受け付け(ステップS41)、MB専用カードに記録されているデータを例えばメインメモリ等の記憶装置に読み出し、MB専用カード確認画面を表示装置に表示させる(ステップS45)。図18にMB専用カード内容確認画面の一例を示す。図18の例では、取引種別表示欄と、顧客氏名表示欄と、金額表示欄と、専用カード番号表示欄と、取引通番表示欄と、受付年月日時刻表示欄とが設けられており、各表示欄には、MB専用カードから読み出されたデータが表示されるようになっている。
顧客は、ATM124の表示装置に表示された内容を確認し、問題が無ければ確認ボタン(図示せず)、問題を見つけた場合には「取りやめ」ボタン(図示せず)を押す。
これに対してATM124の入出金プログラム125は、顧客からの選択入力を受け付け(ステップS47)、「確認」ボタンが押されたか判断する(ステップS49)。もし、「取りやめ」ボタンが押されている場合には、処理を続けることができないので、MB専用カードを排出し、処理を終了させる(ステップS55)。顧客は、MB専用カードをモジュールボックスの担当者に渡し、問題について説明する。一方、「確認」ボタンが押されたと判断された場合には、指定金額の現金挿入を顧客に対して要求する表示を行う(ステップS51)。また、現金挿入口を開けて、入金を促す。現金が挿入口に入れられると、挿入現金に対する検査及び計数を含む現金取り込み処理を実施する(ステップS53)。この処理の後に図9の処理に戻る。
次にATM124の入出金プログラム125は、MB専用カードから読み出したデータ(取引種別、顧客氏名、入金金額、取引通番及び受付年月日時刻)及び店番などを含む、ホストコンピュータに対する仕掛登録要求(入金処理要求)電文を生成し、営業店サーバ120に送信する(ステップS7)。営業店サーバ120は、ATM124から仕掛登録要求電文を受信すると、APサーバ110に転送する(ステップS9)。APサーバ110の電文制御プログラム111は、営業店サーバ120からATM124からの仕掛登録要求電文を受信すると(ステップS11)、一旦例えばメインメモリ等の記憶装置に格納し、当該仕掛登録要求電文のデータに基づき、入金金額データを含む、MB専用口座への入金処理要求電文を生成し、ホストコンピュータ100に送信する(ステップS13)。ホストコンピュータ100の口座入金プログラム101は、APサーバ110からMB専用口座への入金処理要求電文を受信し(ステップS15)、一旦例えばメインメモリ等の記憶装置に格納し、MB専用口座DB106に対して入金金額の入金処理を実施する(ステップS17)。
図19にMB専用口座DB106に格納されるデータの一例を示す。図19の例では、口座番号、金額、入金出金バランス、MB取引件数についてのデータが登録されるようになっている。MB専用口座DB106は、モジュールボックスによる決済取引の機能を実現するために導入された専用口座であって、一般の預金口座DB105に設けられるようにしても良い。ここでは、説明を行いやすくするため預金口座DB105とは別に図示している。口座番号は、所有者は銀行自身として発行されており、通常の口座番号体系に従っている。また、金額は、入金処理要求に応答して行われる入金処理により加算され、出金処理要求に応じて減算される。銀行のMB取引営業開始時には残高0となっている。業務が終了し、事務集中センタにおいて当日の決済業務が終了すると残高は0になる。入金出金バランスは、MB取引によりMB専用口座に入金、事務集中センタにおける決済により出金が行われるため、処理ミスを防止するための仕組みであって、入金及び出金の差額である。事務集中センタでの決済が行われる時に残高がマイナスになると処理ミスが発生していることが分かり、必要な対応を取ることができるようになっている。MB取引件数は、各営業店のモジュールボックス取引の総件数をカウントするもので、後に説明するオーダ管理DB107の案件数と一致する。従って、MB専用口座の全取引件数と個別取引明細がリンクされることになり、不慮の事故・処理ミス・犯罪対応などの管理に使用される。
ステップS17では、MB専用口座DB106において金額の値を入金金額分増加させる。また、入金出金バランスの値も入金金額分増加させる。さらに、MB取引件数の値を1増加させる。そして、口座入金プログラム101は、MB専用口座DB106に対する入金処理が完了するとAPサーバ110に処理完了通知を送信する。これに対してAPサーバ110の電文制御プログラム111はホストコンピュータ100から処理完了通知を受信すると、仕掛登録要求電文に従って、オーダ管理DB107に対してデータ(取引種別、顧客氏名、入金金額、取引通番、受付年月日時刻、店番など)を登録するためのオーダ登録要求電文を生成し、ホストコンピュータ100に送信する(ステップS19)。ホストコンピュータ100のオーダ管理プログラム103は、APサーバ110からオーダ登録要求電文を受信し(ステップS21)、一旦例えばメインメモリ等の記憶装置に格納し、オーダ登録要求電文に従って、オーダ管理DB107に対する登録処理を実施する(ステップS23)。処理は端子Dを介して図21の処理に移行する。
オーダ管理DB107は、銀行の全てのモジュールボックスからの仕掛登録と決済完了とを統合的に管理するデータベースであり、例えば図20に示すようなデータを格納している。図20の例では、処理状態の列と、処理年月日時刻の列と、取引通番の列と、案件種別コードの列と、顧客氏名の列と、金額の列と、店番の列と、備考の列とを含む。処理状態については、仕掛登録だけ行われたレコードについては「処理待ち」となり、決済処理が行われたレコードについては「完了」となる。処理年月日時刻は、登録処理を行った日時又は受付日時である。取引通番についてはATM124から受信したデータがそのまま登録される。案件種別コードについては、初期的にはATM124から受信したデータがそのまま登録される。なお、本例では最初の3桁で納税、出金、入金、振込、振替、公共料金収納などの種別を示す。納税の場合には、その後の桁にて自治体別納税種別を表すようになっているが、仕掛登録だけではこの部分は登録されない。この自治体別納税種別により対応する預金口座が識別される。さらに、その後の桁で銀行番号、店番、預金口座番号等を特定できるようになる。このように案件種別コードは、案件種別に応じて銀行窓口で発生する様々な取引に対応可能な情報項目を示すようになっている。店番は、ATM124設置の営業店の店番である。
次に図21を用いて処理の続きを説明する。オーダ管理プログラム103は、オーダ管理DB107に、受信したオーダ登録要求電文に含まれるデータを用いてレコードを登録する。ここで処理状態は「処理待ち」として登録する。処理が完了すると、オーダ登録完了電文を生成し、APサーバ110に送信する(ステップS61)。APサーバ110の電文制御プログラム111は、ホストコンピュータ100からオーダ登録完了電文を受信し(ステップS63)、ステップS11において受信した仕掛登録要求電文に対応して、ATM124及びATM124に対応する金融端末121に対する仕掛登録完了電文を生成し、営業店サーバ120に送信する(ステップS65)。APサーバ110の電文制御プログラム111の処理は、端子Gを介して図26の処理に移行する。
営業店サーバ120は、APサーバ120からATM124及び金融端末121に対する仕掛登録完了電文を受信し、ATM124及び金融端末121に転送する(ステップS67)。ATM124の入出金プログラム125は、営業サーバ120から仕掛登録完了電文を受信する(ステップS69)。そして、表示装置に処理完了を表示する(ステップS71)。例えば図22に示すような画面が表示される。図22の例では、レシートとカードをモジュールボックスの担当者に返却することを求めるメッセージが表示される。そして、MB専用カードに登録されている氏名、入金金額、取引種別、受付年月日時刻及び取引通番を消去する処理などを実行する(ステップS73)。このようにすれば、何らかの理由で同じMB専用カードを用いて入金するようなことが無くなる。また、レシート伝票を印刷する(ステップS75)。そして、MB専用カード及びレシート伝票をATM124から排出する(ステップS77)。
例えば、図23に示すようなレシート伝票が出力される。図23のレシート伝票は、ATM124が通常出力する用紙であり、お取引内容の欄232と、お振込み明細またはご案内の欄231とに印字される内容が異なる。お取引内容の欄232には、MB取引納税と印字され、お振込み明細またはご案内の欄231には、取引通番、案件種別(一部)、顧客氏名、及びコメント(このレシートは、速やかに係の者にお渡しください)が印字される。
一方、金融端末121の勘定処理プログラム123は、営業店サーバ120から仕掛登録完了電文を受信し(ステップS79)、MB処理状況表示を変更する(ステップS81)。すなわち、図24に示すように、図15の表示のうち処理状態の欄の表示が「完了」に変更される。
顧客は、ATM124から排出されたレシート伝票及びMB専用カードを受け取り、モジュールボックスの担当者に、当該レシート伝票及びMB専用カードを渡す。モジュールボックスの担当者は、レシート伝票及びMB専用カードを顧客から受け取り、金融端末121の表示装置の表示内容を見る。そして、金融端末121の表示内容及びレシート伝票から処理が正常に完了していることを確認すると、税金の納付書に領収印を押し、顧客に納付書を返却する。
納付書は例えば図25のような帳票であるが、従来と同様に領収印押印欄251及び252に押印し、この例であれば右側の納税者控えを顧客に返却する。一方、この例であれば左側の部分については、ATM124により排出されたレシート伝票を添付して、一時保管する。この後例えば1日分をまとめて、事務集中センタに送付する。
そして、領収書返戻が終了すると、モジュールボックスの担当者は、金融端末121の勘定処理プログラム123に対して取引完了を入力する。金融端末121の勘定処理プログラム123は、モジュールボックスの担当者による取引完了入力を受け付け、初期画面に画面の変更を行う(ステップS83)。
このような処理を行うことにより、銀行の営業店における処理は完了する。顧客は、受付票に記入することもなく、窓口担当者の処理待ちを行うこともない。従って、顧客に対するサービスの満足度を向上させることができ、現金の確認などに人員をさく必要が無いので、コストを軽減することも可能となる。
次に、図26を用いて図21の処理の続きを説明する。APサーバ110の電文制御プログラム111は、事務集中センタサーバに対する仕掛完了電文を生成し、事務集中センタサーバ130に送信する(ステップS91)。なお、仕掛完了電文には、取引通番、氏名、案件種別コード(一部)、入金金額、受付年月日時刻、及び店番などのデータを含む。事務集中センタサーバ130の電文制御プログラム131は、APサーバ110から仕掛完了電文を受信し(ステップS93)、仕掛完了電文から取引種別(案件種別コードの一部)を特定し、仕掛電文DB132において取引種別から電文蓄積ファイルを特定する(ステップS95)。そして、当該仕掛完了電文についての処理状態を「処理待ち」に設定し(ステップS97)、特定された電文蓄積ファイルに登録する(ステップS99)。
電文蓄積ファイルに格納されるデータの一例を図27に示す。図27の例では、処理状態の列と、処理年月日時刻(受付年月日時刻)の列と、取引通番の列と、案件種別コードの列と、顧客氏名の列と、金額(入金金額)の列と、店番の列とが設けられている。基本的には、オーダ管理DB107に登録されているデータと同様である。処理状態が「処理待ち」の状態であれば、案件種別コードは完全には登録されていない。ステップS99では、図27の第1レコードのような状態で登録される。
次に、事務集中センタにおいて担当者が行う処理等について図28乃至図32を用いて説明する。事務集中センタでは、各営業店から税金等の納付書及びレシート伝票のセットが集められる。事務集中センタの担当者は、納付書及びレシート伝票をつき合わせ、氏名や金額が一致しているか確認する。一致しないと判断すれば、別途処理する。一致すると判断すれば、以下の処理を実施する。なお、事務集中センタ端末140aの決済プログラム141は、業務選択メニューを表示装置に表示している(図28:ステップS101)。例えば図29のような画面が表示されている。図29の例では、税金、公金、振込、振替、管理、その他といったメニュー項目が含まれている。
ここで、事務集中センタの担当者は、税金の納付書から税金の納付であると判断して、税金というメニュー項目を選択する。事務集中センタ端末140aの決済プログラム141は、担当者からの選択入力を受け付け、対応するデータ入力画面を表示させる(ステップS103)。ここでは取引通番の入力画面を表示させる。そして、担当者は、取引通番の入力画面を見て、処理対象のレシート伝票に印字された。取引通番を入力する。事務集中センタ端末140aの決済プログラム141は、取引通番の入力を受け付け(ステップS105)、取引通番を含む検索要求を事務集中センタサーバ130に対して送信する(ステップS107)。事務集中センタサーバ130の電文制御プログラム131は、事務集中センタ端末140aから取引通番を含む検索要求を受信すると(ステップS109)、仕掛電文DB132を検索し、取引通番に対応するデータを読み出し、事務集中センタ端末140aに送信する(ステップS111)。事務集中センタ端末140aの決済プログラム141は、事務集中センタサーバ130からデータを受信し、表示装置に表示する(ステップS113)。例えば図30に示すような画面が表示されることになる。図30の例では、取引通番表示欄、案件種別コード入力欄、顧客氏名表示欄、金額(入金金額)表示欄、受付年月日時刻表示欄が含まれている。表示欄についてはATM124からのデータが表示され、案件種別コード入力欄には、税金納付のコード(001)が表示されている。事務集中センタの担当者は、税金の納付書を確認し、案件種別コード入力欄に、案件種別コードを入力する。事務集中センタ端末140aの決済プログラム141は、案件種別コードの入力を受け付ける(ステップS115)。処理は、端子Hを介して図31に移行する。
そして、事務集中センタの担当者は、入力内容を確認した上、事務集中センタ端末140aに決済指示を行う。事務集中センタ端末140aの決済プログラム141は、担当者からの決済指示に応じて、ホストコンピュータ100に対する決済処理要求電文を生成し、事務集中センタサーバ130に送信する(ステップS117)。決済処理要求電文は、取引通番、案件種別コード、及び金額情報を含む。その他のデータを含むようにしてもよい。事務集中センタサーバ130の電文制御プログラム131は、事務集中センタ端末140aから決済処理要求電文を受信し、APサーバ110に転送する(ステップS119)。APサーバ110の電文制御プログラム111は、事務集中センタサーバ130から決済処理要求電文を受信すると(ステップS121)、一旦例えばメインメモリ等の記憶装置に格納する。APサーバ110の電文制御プログラム111は、決済処理要求電文に含まれる金額情報等を含む、MB専用口座DB106に対する出金処理要求電文を生成し、ホストコンピュータ100に送信する(ステップS123)。
ホストコンピュータ100の口座出金プログラム102は、決済処理要求電文に含まれる金額等を含む出金処理要求電文を受信し(ステップS125)、一旦例えばメインメモリ等の記憶装置に格納する。そして、出金処理要求電文に従ってMB専用口座DB106に対して出金処理を実施する(ステップS127)。MB専用口座DB106の「金額」の列の値を減算し、さらに「入金出金バランス」の列の値を減算する。なお、「入金出金バランス」の列の値が負にならないか確認する。負となれば、エラーを発生させ別途処理を行う。
また、APサーバ110の電文制御プログラム111はホストコンピュータ100から処理完了通知を受信すると、ステップS121において受信した決済処理要求に従って、オーダ管理DB107に対して取引通番に対応して案件種別コードを登録するためのオーダ更新要求電文を生成し、ホストコンピュータ100に送信する(ステップS129)。ホストコンピュータ100のオーダ管理プログラム103は、APサーバ110からオーダ更新要求電文を受信し(ステップS131)、一旦メインメモリ等の記憶装置に格納し、当該オーダ更新要求電文に従って、オーダ管理DB107に対する更新処理を実施する(ステップS133)。取引通番でオーダ管理DB107を検索し、該当レコードの案件種別コードを更新し、処理状態を「完了」に変更する。
また、ホストコンピュータ100の送金処理プログラム104は、出金処理完了又はオーダ更新処理完了に応じて所定の送金処理を実施する(ステップS135)。所定の送金処理は、預金口座DB105において案件種別コードにより特定される口座に対する入金処理または他銀行への送金などを実施する。そして処理は端子Jを介して図32の処理に移行する。
ホストコンピュータ100のオーダ管理プログラム103は、処理通番及び案件種別コードを含むオーダ更新完了電文を生成し、APサーバ110に送信する(ステップS137)。APサーバ110の電文制御プログラム111は、処理通番及び案件種別コードを含むオーダ更新完了電文を受信し(ステップS139)、処理通番及び案件種別コードを含む、事務集中センタ端末140aに対する決済処理完了電文を生成し、事務集中センタサーバ130に送信する(ステップS141)。事務集中センタサーバ130の電文制御プログラム131は、APサーバ110から決済処理完了電文を受信し、事務集中センタ端末140aに転送する(ステップS143)。また、当該決済処理完了電文に含まれる処理通番を用いて仕掛電文DB132を検索し、案件種別コードを登録すると共に処理状態を「完了」に変更する(ステップS145)。
また、事務集中センタ端末140aの決済プログラム141は、事務集中センタサーバ130から決済処理完了電文を受信し(ステップS147)、一旦例えばメインメモリ等の記憶装置に格納する。そして、決済プログラム141は、処理完了表示を行う(ステップS149)。事務集中センタの担当者は、処理完了表示を確認して、所定のキーなどを押して、次の画面(例えば取引番号入力画面)に移行させる(ステップS151)。
このような処理を実行することにより、案件種別コードの入力を営業店で行わなず事務集中センタでまとめて行っても従来と同様のシステム上の効果を得ることができる。なお、上でも述べたが営業店における事務効率の向上は実現され、顧客の待ち時間短縮などの効果も得られる。
なお、事務集中センタ端末140からは、オーダ管理DB107の参照処理を行うことも可能である。事務集中センタ端末140から取引通番を含む参照要求を、事務集中センタサーバ130、APサーバ110を介してホストコンピュータ100のオーダ管理プログラム103に送信し、登録されたデータを取得する。また、事務集中センタサーバ130の仕掛電文DB132に対する検索を行うことも可能である。
以上本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば図8に示したシステム構成は一例であって、営業店サーバ120、APサーバ110、事務集中センタサーバ等の機能については、上で述べたようなMB専用口座DB106及びオーダ管理DB107に対する処理が可能であれば、どのような構成であってもよい。処理ステップについても、上で述べたようなMB専用口座DB106及びオーダ管理DB107に対する処理が可能であれば、ステップの順番や内容を変更しても良い。
なお、図8に示したサーバ、ホストコンピュータ、端末は、コンピュータ装置であって、図33に示すように、メモリ2501(記憶装置)とCPU2503(処理装置)とハードディスク・ドライブ(HDD)2505と表示装置2509に接続される表示制御部2507とリムーバブル・ディスク2511用のドライブ装置2513と入力装置2515とネットワークに接続するための通信制御部2517とがバス2519で接続されている。オペレーティング・システム(OS:Operating System)及び本実施の形態における処理を実施するためのアプリケーション・プログラムは、HDD2505に格納されており、CPU2503により実行される際にはHDD2505からメモリ2501に読み出される。必要に応じてCPU2503は、表示制御部2507、通信制御部2517、ドライブ装置2513を制御して、必要な動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、メモリ2501に格納され、必要があればHDD2505に格納される。本発明の実施の形態では、上で述べた処理を実施するためのアプリケーション・プログラムはリムーバブル・ディスク2511に格納されて頒布され、ドライブ装置2513からHDD2505にインストールされる。インターネットなどのネットワーク及び通信制御部2517を経由して、HDD2505にインストールされる場合もある。このようなコンピュータ装置は、上で述べたCPU2503、メモリ2501などのハードウエアとOS及び必要なアプリケーション・プログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたような各種機能を実現する。
(付記1)
現金自動預払機と営業店端末とを含むモジュールボックスとモジュールボックス用入出金データ格納部及びモジュールボックス用オーダデータ格納部を有するホストコンピュータと事務集中センタ端末とを有するコンピュータ・システムにより実行される情報処理方法であって、
前記営業店端末により、特定の顧客の識別情報と取扱金額情報と取引識別情報とを記録した現金自動預払機用カードを発行するステップと、
前記現金自動預払機において、前記現金自動預払機用カードを用いた入金が指示されると前記現金自動預払用カードから前記特定の顧客の識別情報と前記取扱金額情報と前記取引識別情報とを読み出し、前記取扱金額情報に従った入金が確認されると前記特定の顧客の識別情報と前記取扱金額情報と前記取引識別情報とを含む、前記ホストコンピュータに対する入金処理要求を送信するステップと、
前記ホストコンピュータにおいて、前記入金処理要求に係るデータを受信すると、当該入金処理要求に係る前記取扱金額情報に従って入金登録を前記モジュールボックス用入出金データ格納部に対して行い、さらに前記モジュールボックス用オーダデータ格納部に前記入金処理要求に係る前記特定の顧客の識別情報と前記取扱金額情報と前記取引識別情報とを送金先のデータが不足した状態で登録する登録ステップと、
前記登録ステップの後任意のタイミングで、前記事務集中センタ端末において、前記取引識別情報に対応して送金先識別情報が入力されると、前記取引識別情報及び前記送金先識別情報を含む、前記ホストコンピュータに対する決済要求を送信する決済要求ステップと、
前記ホストコンピュータにおいて、前記決済要求に係るデータを受信すると、当該決済要求に係る前記取引識別情報に対応する前記取引金額情報に従って出金登録を前記モジュールボックス用入出金データ格納部に対して行い、前記決済要求に係る前記送金先識別情報に従って送金処理を実施し、さらに前記モジュールボックス用オーダデータ格納部に前記決済要求に係る前記取引識別情報に対応して前記送金先識別情報を登録するステップと、
を含む情報処理方法。
(付記2)
前記現金自動預払機において、前記入金処理要求に対する処理完了通知を受信した場合、入金処理完了を示す伝票を出力すると共に記録データが消去された前記現金自動預払機用カードを排出するステップ
をさらに含む付記1記載の情報処理方法。
(付記3)
前記コンピュータ・システムが、仕掛データ格納部を有する事務集中センタ・サーバをさらに含み、
前記登録ステップの後に、前記入金処理要求に係るデータを受信した場合、前記事務集中センタ・サーバが、前記仕掛データ格納部に格納するステップと、
前記事務集中センタ・サーバにおいて、前記事務集中センタ端末から要求を受信した場合、前記仕掛データ格納部から該当するデータを読み出し、前記事務集中センタ端末に送信するステップと、
をさらに含み、
前記決済要求ステップが、前記事務集中センタ端末により、前記事務集中センタ・サーバから受信したデータを用いて行われる
ことを特徴とする付記1又は2記載の情報処理方法。
(付記4)
現金自動預払機と営業店端末とを含むモジュールボックスと、
モジュールボックス用入出金データ格納部及びモジュールボックス用オーダデータ格納部を有するホストコンピュータと、
事務集中センタ端末と、
を有し、
前記営業店端末は、特定の顧客の識別情報と取扱金額情報と取引識別情報とを記録した現金自動預払機用カードを発行し、
前記現金自動預払機は、前記現金自動預払機用カードを用いた入金が指示されると前記現金自動預払用カードから前記特定の顧客の識別情報と前記取扱金額情報と前記取引識別情報とを読み出し、前記取扱金額情報に従った入金が確認されると前記特定の顧客の識別情報と前記取扱金額情報と前記取引識別情報とを含む、前記ホストコンピュータに対する入金処理要求を送信し、
前記ホストコンピュータは、前記入金処理要求に係るデータを受信すると、当該入金処理要求に係る前記取扱金額情報に従って入金登録を前記モジュールボックス用入出金データ格納部に対して行い、さらに前記モジュールボックス用オーダデータ格納部に前記入金処理要求に係る前記特定の顧客の識別情報と前記取扱金額情報と前記取引識別情報とを送金先のデータが不足した状態で登録し、
前記事務集中センタ端末は、前記ホストコンピュータにおける登録処理の後任意のタイミングで、前記取引識別情報に対応して送金先識別情報が入力されると、前記取引識別情報及び前記送金先識別情報を含む、前記ホストコンピュータに対する決済要求を送信し、
前記ホストコンピュータは、前記決済要求に係るデータを受信すると、当該決済要求に係る前記取引識別情報に対応する前記取引金額情報に従って出金登録を前記モジュールボックス用入出金データ格納部に対して行い、前記決済要求に係る前記送金先識別情報に従って送金処理を実施し、さらに前記モジュールボックス用オーダデータ格納部に前記決済要求に係る前記取引識別情報に対応して前記送金先識別情報を登録する
コンピュータ・システム。
(付記5)
前記現金自動預払機が、前記入金処理要求に対する処理完了通知を受信した場合、入金処理完了を示す伝票を出力すると共に記録データが消去された前記現金自動預払機用カードを排出する
付記4記載のコンピュータ・システム。
(付記6)
仕掛データ格納部を有する事務集中センタ・サーバをさらに含み、
前記入金処理要求に係るデータを受信した場合、前記事務集中センタ・サーバが、前記仕掛データ格納部に格納し、
前記事務集中センタ・サーバが、前記事務集中センタ端末から要求を受信した場合、前記仕掛データ格納部から該当するデータを読み出し、前記事務集中センタ端末に送信し、
前記事務集中センタ端末が、前記事務集中センタ・サーバから受信したデータを用いて処理を行い、前記決済要求を送信する
付記4又は5記載のコンピュータ・システム。
(付記7)
特定の顧客の識別情報と取引識別情報とが特定の送金先データが不足した状態で記録された現金自動預払機用入金カード。
(付記8)
取引金額情報がさらに記録された付記7記載の現金自動預払機用入金カード。
従来の業務フローを説明するための図である。 従来のコンピュータ・システムの概要を示す図である。 従来技術における第1の処理フローを示す図である。 従来技術における第2の処理フローを示す図である。 従来技術における第3の処理フローを示す図である。 本発明の実施の形態に係る銀行の営業店内のレイアウトを説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る業務フローを説明するための図である。 本発明の実施の形態に係るコンピュータ・システムの概要を示す図である。 本発明の実施の形態に係る第1の処理フローを示す図である。 本発明の実施の形態に係る第2の処理フローを示す図である。 金融端末に表示される第1の表示画面の一例を示す図である。 金融端末に表示される第2の表示画面の一例を示す図である。 MB専用カードの一例を示す図である。 MB専用カードに記録されるデータの一例を示す図である。 金融端末に表示される第3の表示画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る第3の処理フローを示す図である。 ATMに表示される第1の表示画面の一例を示す図である。 ATMに表示される第2の表示画面の一例を示す図である。 MB専用口座DBに格納されるデータの一例を示す図である。 オーダ管理DBに格納されるデータの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る第4の処理フローを示す図である。 ATMに表示される第3の表示画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るレシート伝票の一例を示す図である。 金融端末に表示される第4の表示画面の一例を示す図である。 税金の納付書の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る第5の処理フローを示す図である。 仕掛電文DBに格納されるデータの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る第5の処理フローを示す図である。 事務集中センタ端末に表示される第1の表示画面の一例を示す図である。 事務集中センタ端末に表示される第2の表示画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る第6の処理フローを示す図である。 本発明の実施の形態に係る第7の処理フローを示す図である。 コンピュータの機能ブロック図である。
符号の説明
100 ホストコンピュータ 101 口座入金プログラム
102 口座出金プログラム 103 オーダ管理プログラム
104 送金処理プログラム 105 預金口座DB
106 MB専用口座DB 107 オーダ管理DB
110 APサーバ 111 電文制御プログラム
120 営業店サーバ 121 金融端末
123 勘定処理プログラム 124 ATM
125 入出金プログラム 130 事務集中センタサーバ
131 電文制御プログラム 132 仕掛電文DB
140a,140b 事務集中センタ端末
141 決済プログラム

Claims (5)

  1. 現金自動預払機と営業店端末とを含むモジュールボックスとモジュールボックス用入出金データ格納部及びモジュールボックス用オーダデータ格納部を有するホストコンピュータと事務集中センタ端末とを有するコンピュータ・システムにより実行される情報処理方法であって、
    前記営業店端末により、特定の顧客の識別情報と取扱金額情報と取引識別情報とを記録した現金自動預払機用カードを発行するステップと、
    前記現金自動預払機において、前記現金自動預払機用カードを用いた入金が指示されると前記現金自動預払用カードから前記特定の顧客の識別情報と前記取扱金額情報と前記取引識別情報とを読み出し、前記取扱金額情報に従った入金が確認されると前記特定の顧客の識別情報と前記取扱金額情報と前記取引識別情報とを含む、前記ホストコンピュータに対する入金処理要求を送信するステップと、
    前記ホストコンピュータにおいて、前記入金処理要求に係るデータを受信すると、当該入金処理要求に係る前記取扱金額情報に従って入金登録を前記モジュールボックス用入出金データ格納部に対して行い、さらに前記モジュールボックス用オーダデータ格納部に前記入金処理要求に係る前記特定の顧客の識別情報と前記取扱金額情報と前記取引識別情報とを送金先のデータが不足した状態で登録する登録ステップと、
    前記登録ステップの後任意のタイミングで、前記事務集中センタ端末において、前記取引識別情報に対応して送金先識別情報が入力されると、前記取引識別情報及び前記送金先識別情報を含む、前記ホストコンピュータに対する決済要求を送信する決済要求ステップと、
    前記ホストコンピュータにおいて、前記決済要求に係るデータを受信すると、当該決済要求に係る前記取引識別情報に対応する前記取引金額情報に従って出金登録を前記モジュールボックス用入出金データ格納部に対して行い、前記決済要求に係る前記送金先識別情報に従って送金処理を実施し、さらに前記モジュールボックス用オーダデータ格納部に前記決済要求に係る前記取引識別情報に対応して前記送金先識別情報を登録するステップと、
    を含む情報処理方法。
  2. 前記現金自動預払機において、前記入金処理要求に対する処理完了通知を受信した場合、入金処理完了を示す伝票を出力すると共に記録データが消去された前記現金自動預払機用カードを排出するステップ
    をさらに含む請求項1記載の情報処理方法。
  3. 前記コンピュータ・システムが、仕掛データ格納部を有する事務集中センタ・サーバをさらに含み、
    前記登録ステップの後に、前記入金処理要求に係るデータを受信した場合、前記事務集中センタ・サーバが、前記仕掛データ格納部に格納するステップと、
    前記事務集中センタ・サーバにおいて、前記事務集中センタ端末から要求を受信した場合、前記仕掛データ格納部から該当するデータを読み出し、前記事務集中センタ端末に送信するステップと、
    をさらに含み、
    前記決済要求ステップが、前記事務集中センタ端末により、前記事務集中センタ・サーバから受信したデータを用いて行われる
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理方法。
  4. 現金自動預払機と営業店端末とを含むモジュールボックスと、
    モジュールボックス用入出金データ格納部及びモジュールボックス用オーダデータ格納部を有するホストコンピュータと、
    事務集中センタ端末と、
    を有し、
    前記営業店端末は、特定の顧客の識別情報と取扱金額情報と取引識別情報とを記録した現金自動預払機用カードを発行し、
    前記現金自動預払機は、前記現金自動預払機用カードを用いた入金が指示されると前記現金自動預払用カードから前記特定の顧客の識別情報と前記取扱金額情報と前記取引識別情報とを読み出し、前記取扱金額情報に従った入金が確認されると前記特定の顧客の識別情報と前記取扱金額情報と前記取引識別情報とを含む、前記ホストコンピュータに対する入金処理要求を送信し、
    前記ホストコンピュータは、前記入金処理要求に係るデータを受信すると、当該入金処理要求に係る前記取扱金額情報に従って入金登録を前記モジュールボックス用入出金データ格納部に対して行い、さらに前記モジュールボックス用オーダデータ格納部に前記入金処理要求に係る前記特定の顧客の識別情報と前記取扱金額情報と前記取引識別情報とを送金先のデータが不足した状態で登録し、
    前記事務集中センタ端末は、前記ホストコンピュータにおける登録処理の後任意のタイミングで、前記取引識別情報に対応して送金先識別情報が入力されると、前記取引識別情報及び前記送金先識別情報を含む、前記ホストコンピュータに対する決済要求を送信し、
    前記ホストコンピュータは、前記決済要求に係るデータを受信すると、当該決済要求に係る前記取引識別情報に対応する前記取引金額情報に従って出金登録を前記モジュールボックス用入出金データ格納部に対して行い、前記決済要求に係る前記送金先識別情報に従って送金処理を実施し、さらに前記モジュールボックス用オーダデータ格納部に前記決済要求に係る前記取引識別情報に対応して前記送金先識別情報を登録する
    コンピュータ・システム。
  5. 特定の顧客の識別情報と取引識別情報とが特定の送金先データが不足した状態で記録された現金自動預払機用入金カード。
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