JP2006133346A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光の射出量を画素ごとに制御して発光表示を行う第1の表示部10と、外光を透過する透過状態と反射する反射状態とが画素ごとに設定可能とされ、透過領域と反射領域との組み合わせで表示を行う第2の表示部20とを有する。第2の表示部20は、その透過領域を通して第1の表示部10が視認し得るよう第1の表示部10に積層されている。したがって、第2の表示部20の一部または全部を透過領域とすることで、その透過領域を通して第1の表示部10による表示が視認できる。また第1の表示部10を電源オフ状態(黒色)とすれば、第2の表示部20の透過領域は黒色表示される(反射領域は黄色表示)。
【選択図】図3
Description
これら液晶表示装置や有機EL表示装置の構成は、例えば特許文献1,2に記載されている。
請求項2の発明では、第1の表示部で表示を行うときには、少なくともその表示領域に対応する第2の表示部の領域を透過領域とする。
請求項3の発明では、第2の表示部で表示を行うときは、その表示領域に対応する第1の表示部の全画素を非射出状態とする。
請求項4の発明では、第2の表示部で表示を行うときは、その表示領域の前記透過領域を含む所定領域に対応する第1の表示部の画素を射出状態とし、当該表示領域の他の画素を非射出状態とする。
請求項5の発明では、上記表示領域で第2の表示部による表示を行い、他の表示領域で第1の表示部による表示を同時に行うときには、第2の表示部の上記他の表示領域に対応する領域を透過領域とする。
請求項6の発明では、条件に応じて第1の表示部と第2の表示部のいずれかを選択し、選択された表示部で表示を行うとともに、第1の表示部が選択された場合には、少なくともその表示領域に対応する第2の表示部の領域を透過領域とし、第2の表示部が選択された場合には、第2の表示部の反射領域に対応する第1の表示部の画素を非射出状態とする。
請求項7の発明では、表示内容を検出する検出手段を有し、その検出結果に応じて第1の表示部と第2の表示部のいずれかを選択する。
請求項8の発明では、周囲の明るさを検出する検出手段を有し、所定の明るさ以上であることが検出された場合には第2の表示部を選択し、所定の明るさ未満であることが検出された場合には第1の表示部を選択する。
請求項9の発明では、電源電池の残量を検出する検出手段を有し、残量が所定値以上であることが検出された場合には第1の表示部を選択し、所定値未満であることが検出された場合には第2の表示部を選択する。
請求項10の発明では、第1の表示部が表示素子として液晶素子を有し、バックライトを用いて発光表示を行う。
請求項11の発明では、第1の表示部が表示素子としてエレクトロルミネッセンス素子を有する。
請求項12の発明では、第1の表示部がカラー表示可能である。
請求項13の発明では、第2の表示部が、電源オフ状態で表示状態を維持することが可能な表示素子を有する。
請求項14の発明では、第2の表示部の表示素子がコレステリック液晶素子である。
請求項15の発明では、第2の表示部の表示素子がポリマーネットワーク液晶である。
図9,図10に示すように、本実施形態における表示装置100は、PDA200や携帯電話機300、あるいは不図示のデジタルカメラや電子ブックなどの電子機器に搭載されるものである。図1〜図3に示すように、表示装置100は2つの表示モジュール(第1,第2の表示部)10,20を積層して成る。下側の表示モジュール10は、画像表示に適しているので画像表示モジュールと呼び、上側の表示モジュール20は文字表示に適しているので文字表示モジュールと呼ぶ。
画像表示モジュール10および文字表示モジュール20には、各々伝送手段であるフレキシブルプリント基板150,151を介し、表示データや表示のための制御信号などが伝送される。
<基本的な表示>
例えば画像記憶装置34やメモリカードMC等に記録された画像を表示するには、図5に示すように画像表示モジュール10で目的とする画像を表示し、バックライト部14をオンとする一方、文字表示モジュール20の全画素を透過(透明)状態とする。これにより画像表示モジュール10から発した表示光は、透過状態にある文字表示モジュール20を透過して視認される。したがって、画像表示モジュール10を単体で用いたときと同等の表示が実現される。ここで、文字表示モジュール20の全画素を透過状態した後は、文字表示モジュール20への通電を断ってもその状態が維持されるので、継続して電力消費を伴うのは画像表示モジュール10のみである。
次に、画面100aの一部に画像を、他の部分に文字を同時に表示することを考える。例えば、画面上半分に表示された画像に関する情報を下半分に文字表示するようなケースである。この場合は、図7に示すように、画像表示モジュール10の上半分に画像を表示し、下半分は黒表示状態とする。一方、文字表示モジュール20においては、上半分を透過状態とし、下半分は文字部分を透過状態、それ以外を反射状態とする。このようにすることで、画面上半分では画像表示モジュール10による画像が文字表示モジュール20の透過部分を通して視認でき、下半分では文字表示モジュール20による文字表示(黄色地に黒文字)が視認できる。また、後述するように画像表示モジュールとして、有機ELなどの自動発光素子を用いた場合は、画像表示モジュール10の下半分は電源オフでよいため、画像表示モジュール単体で同様の表示を行った場合と比べで消費電力は半分で済む。なお、画像表示領域と文字表示領域の数や位置、大きさを任意に変更できることはいうまでもない。
文字表示モジュール単体では文字のカラー表示はできないが、画像表示モジュール10との組み合わせによりカラー表示が可能となる。例えば文字を赤色で表示したい場合、図8に示すように文字表示モジュール20の文字部分を透過状態、他の部分を反射状態とする。画像表示モジュール10においては、上記文字部分に相当する箇所、あるいは文字相当箇所を含む所定領域を赤色とするとともに、他は黒色表示状態とし、バックライトはオンとする。このようにすることで、文字表示モジュール10の透過部分(文字部分)を通して画像表示モジュール10の赤が視認できるので、黄色地に赤の文字が表示されることになる。赤に限らず任意の色の文字を表示でき、表示項目ごと、あるいは文字ごとに色を変えることも容易である。
ここで、表示を行うにあたって図5〜図7のいずれの表示形態をとるかを、表示すべきコンテンツに応じてCPU31が自動選択できるようにすることが望ましい。例えば画像や動画、アニメーション等のカラー表示である場合、CPU31は自動的に図5の表示形態、つまり画像表示モジュール10を選択する。一方、テキストや簡単な絵柄の表示であれば自動的に図6の表示形態、つまり文字表示モジュール20を選択する。また画像とテキストの混在表示である場合には、図7の表示形態を選択する。これによれば、ユーザが表示形態の選択に気を配る必要がなく、使い勝手がよい。なお、ユーザの操作によって表示形態を選択できるようにしてもよい。
このようにガラス基板を2つの表示モジュールで兼用することで、先の実施形態と同様の作用効果を奏しつつ、ガラス基板が1枚少なくて済み、部品点数の低減および薄型化が図れる。
11 液晶層
12 ガラス基板
13 偏光板
14 バックライト部
20 文字表示モジュール
21 液晶層
22 ガラス基板
31 CPU
32 駆動回路
32a,33 液晶駆動回路
32b バックライト制御部
50 画像表示モジュール(有機ELモジュール)
51 基板51
52 発光層
53 ガラス板
61,62 ガラス基板
100 表示装置
141 光源
150,151,152 フレキシブルプリント基板
100a 表示画面
200 PDA
300 携帯電話機
Claims (15)
- 光の射出量を画素ごとに制御して発光表示を行う第1の表示部と、外光を透過する透過状態と少なくとも一部を反射する反射状態とが画素ごとに設定可能とされ、透過領域と反射領域との組み合わせで表示を行う第2の表示部とを有し、前記第2の表示部の透過領域を通して前記第1の表示部を視認し得るよう該第1の表示部に該第2の表示部を積層して成ることを特徴とする表示装置。
- 前記第1の表示部で表示を行うときには、少なくともその表示領域に対応する前記第2の表示部の領域を前記透過領域とすることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 光の射出量を画素ごとに制御して発光表示を行う第1の表示部と、外光を透過する透過状態と少なくとも一部を反射する反射状態とが画素ごとに設定可能とされ、透過領域と反射領域との組み合わせで表示を行う第2の表示部とを有し、前記第2の表示部の透過領域を通して前記第1の表示部を視認し得るよう該第1の表示部に該第2の表示部を積層して成り、前記第2の表示部で表示を行うときは、その表示領域に対応する前記第1の表示部の全画素を非射出状態とすることを特徴とする表示装置。
- 光の射出量を画素ごとに制御して発光表示を行う第1の表示部と、外光を透過する透過状態と少なくとも一部を反射する反射状態とが画素ごとに設定可能とされ、透過領域と反射領域との組み合わせで表示を行う第2の表示部とを有し、前記第2の表示部の透過領域を通して前記第1の表示部を視認し得るよう該第1の表示部に該第2の表示部を積層して成り、前記第2の表示部で表示を行うときは、その表示領域の前記透過領域を含む所定領域に対応する前記第1の表示部の画素を射出状態とし、当該表示領域の他の画素を非射出状態とすることを特徴とする表示装置。
- 前記表示領域で前記第2の表示部による表示を行い、他の表示領域で前記第1の表示部による表示を同時に行うときには、前記第2の表示部の前記他の表示領域に対応する領域を透過領域とすることを特徴とする請求項3または4に記載の表示装置。
- 条件に応じて前記第1の表示部と第2の表示部のいずれかを選択し、選択された表示部で表示を行うとともに、第1の表示部が選択された場合には、少なくともその表示領域に対応する前記第2の表示部の領域を前記透過領域とし、第2の表示部が選択された場合には、該第2の表示部の反射領域に対応する前記第1の表示部の画素を非射出状態とすることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 表示内容を検出する検出手段を有し、該検出手段の検出結果に応じて前記第1の表示部と第2の表示部のいずれかを選択することを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
- 周囲の明るさを検出する検出手段を有し、所定の明るさ以上であることが検出された場合には前記第2の表示部を選択し、所定の明るさ未満であることが検出された場合には前記第1の表示部を選択することを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
- 電源電池の残量を検出する検出手段を有し、残量が所定値以上であることが検出された場合には前記第1の表示部を選択し、所定値未満であることが検出された場合には前記第2の表示部を選択することを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
- 前記第1の表示部は、表示素子として液晶素子を有し、バックライトを用いて発光表示を行うことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の表示装置。
- 前記第1の表示部は、表示素子としてエレクトロルミネッセンス素子を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の表示装置。
- 前記第1の表示部は、カラー表示が可能であることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の表示装置。
- 前記第2の表示部は、電源オフ状態で表示状態を維持することが可能な表示素子を有することを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の表示装置。
- 前記表示素子はコレステリック液晶素子であることを特徴とする請求項13に記載の表示装置。
- 前記第2の表示部は、表示素子としてポリマーネットワーク液晶を有することを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の表示装置。
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