JP4232749B2 - 表示装置 - Google Patents

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本発明は、画像や文字の表示が可能な表示装置に関する。
携帯電話機やデジタルカメラ、PDAなどの電子機器に薄型表示装置が広く利用されている。ネマチック液晶素子を用いた表示装置は、画素ごとに透過率が制御される透過型の液晶素子を背面から照明することにより、液晶素子に形成される像が可視化される。液晶素子はそれ自体が発光しないため、液晶素子を照明する照明部材(たとえばバックライト)が必要とされる。素子自体が発光する有機EL(エレクトロルミネッセンス)素子を液晶素子の代わりに用いて、バックライト部材を不要にした表示装置も知られている。このような液晶表示装置や有機EL表示装置の構成は、たとえば、特許文献1、特許文献2に開示されている。
一方、いわゆる電子ペーパーや電子ブック(登録商標)などの表示装置として、コレステリック液晶やPN液晶(ポリマーネットワーク液晶)を用いたものが知られている(たとえば、特許文献3,特許文献4参照)。これらは外光を照明光として利用するもので、液晶素子の透過状態/反射状態が画素ごとに切換可能に構成される。反射状態に切換られた画素は外光を拡散反射して例えばPN液晶では白っぽく視認され、透過状態に切換られた画素は外光を透過する。液晶下部に外光を吸収する黒色板等の吸収層を設けておく場合には、当該画素は黒っぽく視認される。このような表示装置は、発光を伴わないために消費電力がわずかですむ。
特開2004-125962号公報 特開2004-127662号公報 特開2003-140114号公報 特開2003-98541号公報
上述した発光を伴うタイプの表示装置は、階調表現が豊かで描画速度が速い反面、バックライト部材や素子自体を発光させるために電力消費がかさむ。一方、外光を利用するタイプの表示装置は、表示状態を維持するための電力消費はわずかであるが、透過状態/反射状態の切換えに時間を要するため描画速度が遅い。そこで、消費電力を抑えつつ、描画を短時間で行う表示装置が望まれる。
本発明による表示装置は、画像信号に応じて光の射出量を画素ごとに制御して表示を行う第1の表示素子と、第1の表示素子と積層され、画像信号に応じて光の透過状態および反射状態を画素ごとに制御して表示を行う第2の表示素子と、(1)第1の表示素子へ描画を指示するとともに、少なくとも第1の表示素子による描画領域に対応する第2の表示素子の画素を透過状態にするように第2の表示素子へ指示し、(2)第2の表示素子へ第1の表示素子と少なくとも表示色以外が同内容の描画を指示するとともに、第2の表示素子による描画領域に対応する第1の表示素子の画素を、第2の表示素子による描画速度に同期して所定色に描画するように第1の表示素子へ指示し、(3)第2の表示素子による描画の終了後、少なくとも第1の表示素子に対する表示制御を停止する表示制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明による表示装置では、積層される第1の表示素子による高速描画特性と第2の表示素子による表示保持特性とが適切に利用され、消費電力を抑えつつ、短時間で描画することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。本発明の一実施の形態による表示装置100は、図13に示すように、PDA200あるいは不図示の携帯電話機、デジタルカメラや電子書籍ビューワなどの電子機器に搭載されるものである。
図1および図2は表示装置100の構成を説明する図であり、図1は正面図、図2は側面図である。図1において、表示装置100は有効表示領域100a内に画像やテキストなどを表示する。
図2において、表示装置100は第1の表示モジュール10と第2の表示モジュール20とを積層して構成される。積層された2つの表示モジュール10、20は、バックライト部材によって第1の表示モジュール10側から照明される。バックライト部材は高輝度白色LED141、白色LED141が実装されるLED基板142、および導光板14によって構成される。導光板14は、少なくとも上記有効表示領域100aより広い面積を有する。導光板14は、白色LED141から発せられ、導光板14の側面(図1、図2において右)から導光板14内に入射された光を有効表示領域100a内で輝度が均一な面照明光に変換し、この面照明光で第1の表示モジュール10を照明する。観察者は、図2において上から表示画像を観察する。
第1の表示モジュール10および第2の表示モジュール20には、それぞれ後述する表示制御回路からフレキシブル配線基板150および151を介して表示データや駆動信号などが供給される。
図3は、表示装置100の内部構造を説明するために図2の一部を拡大した図である。図3において、第1の表示モジュール10は、たとえば、周知のTFT方式の液晶パネルによって構成される。液晶11が2枚のガラス基板12aおよび12b間に封入され、これらガラス基板12aおよび12bを挟むように第1の偏光板13aおよび第2の偏光板13bが配設される。ここで、第2の偏光板13bを通過する光の偏光方向と、第1の偏光板13aを通過する光の偏光方向とは90度異なるように構成されている。また、ガラス基板12bおよび第2の偏光板13b間には、不図示のカラーフィルタが配設されている。
液晶11は、ガラス基板12の内側に設けられている不図示の透明電極から電圧が印加されていない状態では、液晶層内の液晶分子の配列(配向)によって液晶層の中に入射された光の偏光方向を90度回転させる。これにより、第1の偏光板13aを介して液晶11内に入射された偏光光は、液晶層内で90度回転された後に第2の偏光板13bを通過して第1の表示モジュール10から射出され、第2の表示モジュール20へ入射される。
一方、不図示の透明電極から電圧が印加された液晶11は、液晶層内の液晶分子の配列が変わり、入射光の偏光方向を90度回転させなくなる。これにより、第1の偏光板13aを介して液晶11内に入射された偏光光は、第2の偏光板13bを通過できないために第1の表示モジュール10から射出される透過光量が小さくなる。液晶分子の配列変化が印加電圧に比例することから、液晶層を進行する光の偏光方向の回転比率も印加電圧に比例する。したがって、第1の表示モジュール10を透過して第2の表示モジュール20へ入射される光量は、液晶11に対する印加電圧の増加に伴って減少する。
液晶11には、画像信号に基づいて表示制御回路(後述)から供給される駆動信号に応じた任意の電圧を、マトリクス状に分割された所定領域(画素)ごとに印加可能に構成されている。これにより、画像信号に基づいて第1の表示モジュール10によって生成された光像が第2の表示モジュール20へ入射される。この表示方式は、照明光の透過率、換言すれば変調光の射出量を画素ごとに任意に制御できるため、豊かな階調表現が可能である。さらに、上述したようにカラーフィルタを透過させているので、写真画像や動画像のフルカラー表示に適している。
第2の表示モジュール20は、コレステリック液晶21を2枚のガラス基板22aおよび22b間に封入した液晶パネルによって構成される。コレステリック液晶21は、画像信号に基づいて表示制御回路(後述)から供給される駆動信号に応じた任意の電圧を、マトリクス状に分割された所定領域(画素)ごとに印加可能に構成されている。透明電極から電圧が印加された液晶21は、透過状態と反射状態とが切換わる。
反射状態にされた画素は外光を拡散反射し、観察者によって例えば黄色く視認される。透過状態にされた画素は第1の表示モジュール10によって生成された光像を透過し、観察者は第1の表示モジュール10によって表示されたカラー画像を視認する。コレステリック液晶はメモリ性を有するので、第2の表示モジュール20に対する電源供給を遮断しても反射状態(もしくは透過状態)を維持する。
表示装置100の有効表示領域100aは、第1の表示モジュール10による有効表示領域に対応し、第2の表示モジュール20の有効表示領域は、少なくとも有効表示領域100aより広くするように構成される。以上説明した導光板14、第1の表示モジュール10および第2の表示モジュール20は、略密着するように重ね合わされ、表示装置100を構成する。
図4は、表示装置100の制御ブロック図である。バッテリBTは、CPU31をはじめとする各ブロックに給電する。第1の表示モジュール10は、表示制御回路32によって駆動制御される。表示制御回路32は、透明電極を介して液晶11を駆動する液晶駆動回路32aと、白色LED141を点灯制御するバックライト制御部32bとを含む。一方、第2の表示モジュール20は、表示制御回路33によって駆動制御される。表示制御回路33は、透明電極を介して液晶21を駆動する。CPU31は、液晶駆動指令を表示データとともに表示制御回路32および33へ送信する他、画像記憶装置34や記録媒体37に対して画像データや文字データなどの読み出し、書き込みを行ったりする。明るさセンサ35は、表示装置100の周囲の明るさを検出し、検出信号をCPU31へ出力する。時計回路36は、クロック信号を分周して時刻情報を生成する。画像記憶装置34は、たとえば、ハードディスク装置によって構成される。記録媒体37は、たとえば、着脱可能なメモリカードによって構成される。
以上のように構成された表示装置100による表示態様について説明する。
(画像表示)
表示装置100に画像記憶装置34や記憶媒体37に記録されている画像データによる再生画像を表示させる場合、図5に示すように、白色LED141を点灯させるとともに第1の表示モジュール10に再生画像を表示させる一方、第2の表示モジュール20は全画素を透過(透明)状態とする。観察者は、第1の表示モジュール10から射出される表示光が形成する表示画像を、透過状態にある第2の表示モジュール20を通して観察する。ここで、第2の表示モジュール20が表示のメモリ性(給電を遮断してもその状態が保持される)を有する場合には、第2の表示モジュール20に対しては全画素を透過状態に切換えた以降に給電を遮断し、その状態を保持させる。これにより、表示装置100に静止画像を表示させる場合には、第2の表示モジュールの全画素を透過(透明)状態とし、第1の表示モジュール10へ給電を行うだけで画像表示を継続できる。
(文字表示)
一方、表示装置100に文字などを表示させる場合、図6に示すように、第2の表示モジュール20の表示したい文字に対応する領域(画素)を透過状態に、それ以外の領域(画素)を反射状態にするとともに、第1の表示モジュール10に対しては液晶11の駆動を停止し、さらに給電を遮断し、LED141を消灯させる。給電オフにより第1の表示モジュール10の全画素は非射出状態、つまり黒色化されるため、第2の表示モジュール20の透過領域(文字部分)を透過した光は上記黒色化部分で吸収される。この結果、観察者には黄色地に表示された黒文字が視認される。給電オフ状態の第1の表示モジュール10が第2の表示モジュール20に必要な吸収層としての役割を兼ねるので、吸収層を構成する黒色板等を別途設ける必要がない。上記とは逆に、第2の表示モジュール20の表示したい文字に対応する領域(画素)を反射状態に、それ以外の領域(画素)を透過状態とするとともに、LED141を消灯し、第1の表示モジュール10の全画素を非射出状態として黒色化すれば、黒地の背景に黄色文字が視認される。
上述したように、第2の表示モジュール20は給電を遮断した後も透過状態もしくは反射状態を保持するので、表示内容の更新を行わない場合は第1の表示モジュール10および第2の表示モジュール20双方への給電をともにオフさせて電力消費を極めて少なく抑えることができる。
(混在表示)
表示装置100の有効表示領域100aの一部に画像を表示させるとともに、他の部分に文字を表示させる場合、図7に示すように、たとえば、第1の表示モジュール10の上半分に画像を表示させ、下半分を黒表示状態にするとともに、白色LED141を点灯させる。一方、第2の表示モジュール20に対しては上半分を透過状態に、下半分の文字に対応する領域(画素)を透過状態に、下半分の文字以外に対応する領域(画素)を反射状態にする。これにより、観察者は、第1の表示モジュール10による再生表示画像を第2の表示モジュール20の透過領域を通して画面の上半分に観察でき、画面の下半分には第2の表示モジュール20による表示文字(黄色地に黒文字)を観察できる。
なお、第1の表示モジュール10を有機ELなどの自発光素子を用いて構成すれば、第1の表示モジュール10の下半分への給電をオフできるようになり、第1の表示モジュール単体で同様の表示を行う場合に比べて第1の表示モジュール10における消費電力を半分に抑えることができる。なお、混在表示においては、画像表示領域と文字表示領域との混在比率、各領域の数や位置、大きさなどを任意に変更してよい。
(文字のカラー表示)
たとえば、表示装置100に文字を赤色で表示させる場合、図8に示すように、第2の表示モジュール20の文字に対応する領域(画素)を透過状態に、文字以外に対応する領域(画素)を反射状態にする。第1の表示モジュール10においては、上記文字に対応する領域(もしくは文字に対応する領域を含む所定領域)を赤色に表示させ、他の領域を黒色表示状態とするとともに、白色LED141を点灯させる。これにより、観察者は、第2の表示モジュール20の透過領域(文字画素)を通して第1の表示モジュール10の赤色を視認できる。つまり、表示装置100は黄色地に赤色の文字表示を行う。
なお、第1の表示モジュール10の文字に対応する領域(もしくは文字に対応する領域を含む所定領域)を青色や緑色などに表示させれば、赤以外の色で文字を表示させることもできる。また、文字ごとに色を変えて表示させるようにしてもよい。
(表示モジュールの選択)
CPU31は、図5〜図7のいずれの表示態様とするかを表示すべきコンテンツに応じ自動選択するように構成されている。たとえば、表示コンテンツが静止画像や動画像、アニメーション等のカラー画像である場合、CPU31は自動的に図5に例示した表示態様を選択する。表示コンテンツがテキストや簡単な絵柄で構成される場合には、CPU31は自動的に図6に例示した表示態様を選択する。また、表示コンテンツが画像とテキストの混在である場合には、自動的に図7に例示した表示態様を選択する。これにより、観察者が表示態様の選択操作をしなくてもよくなり、表示装置100の使い勝手が向上する。なお、観察者による選択操作によって表示態様を切り換える構成としても構わない。
また、表示コンテンツがテキストや簡単な絵柄で構成される場合、通常は上述したように図6の表示態様が適しているが、表示装置100の周囲が暗い場合にはこの限りではない。この場合のCPU31は、明るさセンサ35から入力された検出信号が所定の明るさ以上であることを示していれば図6の表示態様を選択し、検出信号が所定の明るさ未満であることを示している場合には図5の表示態様を選択する。図5の表示態様では、第1の表示モジュール10を照明するバックライト(上記例ではLED141)を点灯させるため、観察者は周囲が暗くても表示内容を観察できる。
明るさセンサ35による明るさ検出に代えて、時計36からの時刻情報に応じて表示態様の選択を行うように構成してもよい。この場合のCPU31は、所定の時間帯(昼間の明るい時間帯)であれば図6の表示態様を選択し、それ以外の時間帯では図5の表示態様を選択する。
さらに、周知のバッテリチェック機能を利用し、バッテリBTの残量が所定値以上であれば図5の表示態様を選択し、バッテリBTの残量が所定値未満になると図6の表示態様を選択する構成にしてもよい。これにより、バッテリBTの寿命を延ばすことができる。
さらにまた、第1の表示モジュール10による同一コンテンツの表示時間が所定時間に達したら、自動的に同じコンテンツ表示を第2の表示モジュール20にて行うようにすることで、電力節約を図る構成としてもよい。
上記の表示装置100を構成する第1の表示モジュール10はいわゆるアクティブ駆動方式であるため、パッシブ駆動方式に比べて描画速度が速い反面、表示内容を保持する場合は駆動(給電)を継続する必要がある。これに対して、第2の表示モジュール20はパッシブ駆動方式であるため、アクティブ駆動方式に比べて描画速度が遅い反面、駆動(給電)を停止しても表示内容を保持できる。
本発明は、上記表示装置100に文字表示を行わせる場合、すなわち、図5もしくは図7の表示態様に関し、第1の表示モジュール10による高速描画特性と、第2の表示モジュール20による表示保持特性とを有効利用するものである。
図9は、表示装置100に、例えば文字表示を行わせる場合にCPU31によって行われる描画処理手順を説明するフローチャートである。図9のステップS1において、CPU31は、第1の表示モジュール10に対する描画を指示してステップS2へ進む。具体的には、CPU31から表示制御回路32へテキストデータ、テキスト表示(たとえば、黒文字)のための液晶駆動指令、およびLED点灯指令が送信される。これにより、第1の表示モジュール10には図10(a)に例示するテキスト画面が描画される。
ステップS2において、CPU31は、第2の表示モジュール20に対する描画を指示してステップS3へ進む。具体的には、CPU31から表示制御回路33へ全画素を透過状態にするための液晶駆動指令が送信される。これにより、第2の表示モジュール20は図11(a)に例示する全面透明状態にされる。観察者は、第1の表示モジュール10によるテキスト画面を、透過状態にある第2の表示モジュール20を通して観察する。なお、ステップS1とステップS2の順序は逆にしてもよい。
ステップS3において、CPU31は、第2の表示モジュール20に対する描画(第2の表示モジュール20の文字に対応する領域を透過領域に、それ以外の領域を反射領域とする、あるいは、第2の表示モジュール20の文字に対応する領域を反射領域に、それ以外の領域を透過領域とする)を行い、第2の表示モジュール10によって描画されたラインに対応する第1の表示モジュール10上の領域(画素)を所定色(たとえば、黒色)にするように指示してステップS4へ進む。具体的には、CPU31から表示制御回路33へテキストデータ、およびテキスト表示のための液晶駆動指令が送信される。テキストデータは第1の表示モジュール10に対して送信されたデータと共通である。これにより、第2の表示モジュール20には図11(b)に例示するように1ラインずつテキストが描画される。次に、CPU31から表示制御回路32へ黒色化に対応するデータ、液晶駆動指令が送信される。これにより、第1の表示モジュール10には図10(b)に例示するように、第2の表示モジュール20の描画処理速度に同期して1ラインずつ黒色に描画される。観察者には、テキスト画面がステップS2終了時点と同様に観察されている。
ステップS4において、CPU31は、全ラインが終了したか否かを判定する。CPU31は、第2の表示モジュール20において全ライン分の描画が終了した場合にステップS4を肯定判定してステップS5へ進み、全ラインが終了していない場合にはステップS3に戻り、処理を継続して当該判定処理を繰り返す。
ステップS5において、CPU31は、第1の表示モジュール10に対する液晶駆動停止、給電オフ、およびバックライト制御部32bに対してバックライト消灯を指示してステップS6へ進む。これにより、第1の表示モジュール10は図10(c)に例示するように、全ライン分が黒色に描画された状態で給電がオフされる。ステップS6において、CPU31は、第2の表示モジュール20に対する液晶駆動停止、給電オフを指示して図9による処理を終了する。これにより、第2の表示モジュール20は図11(c)に例示するように、図10(a)と同内容のテキスト画面が描画された状態で給電がオフされる。観察者には、テキスト画面がステップS2終了時点と同様に観察されている。
以上説明した実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)アクティブ駆動方式の第1の表示モジュール10の上にパッシブ駆動方式の第2の表示モジュール20を積層して表示装置100を構成し、表示内容に応じて異なる表示モジュールに描画を行わせるようにしたので、多彩で高コントラストな表示が可能でありながら、消費電力を最小限に抑えることができる。
(2)文字表示の更新時において、表示開始時に第1の表示モジュール10に描画させるとともに、第2の表示モジュールの全面を透過状態としたので(ステップS1、S2)、第2の表示モジュール20に描画させる場合に比べて描画(表示内容の更新)を速く行うことができる。
(3)文字表示の更新時において、第1の表示モジュール10による描画後に、第1の表示モジュール10による描画内容と同じ内容を第2の表示モジュール20に描画させるとともに、第1の表示モジュール10について、第2の表示モジュール10によって描画されたラインに対応する領域(画素)を黒色にした(ステップS3)。これにより、ステップS2の終了時点で観察可能にされたテキスト画面を保持したままで、第1の表示モジュール10による描画内容と同じ内容を第2の表示モジュール20に徐々に描画させることができる。
(4)文字表示の更新時において、第2の表示モジュール10による全ラインの描画後に、第1の表示モジュール10の全ライン分が黒色に描画された状態で第1の表示モジュール10の液晶駆動および給電をオフ(ステップS5)するとともに、第2の表示モジュール20の液晶駆動および給電をオフ(ステップS6)した。これにより、ステップS2の終了時点で観察可能にされたテキスト画面を保持したままで、消費電力を大きく低減することができる。
上記ステップS5において、第1の表示モジュール10に対する液晶駆動停止と第1の表示モジュール10に対する給電オフとを行うことによって表示制御を停止するようにした。この代わりに、少なくとも白色LED141を消灯させるように指示すれば、第1の表示モジュール10への給電を継続させてもよい。白色LED141を消灯させることで、消費電力を低減させることができる。
文字表示の例としてテキスト画面を例示したが、静止画像を表示する場合にも本発明を適用できる。なお、上記実施形態においては第2の表示モジュール20が2値の文字を表示する例について説明したが、駆動電圧を変更したり、周知のディザ技術を用いることにより、多値画像を表示することもできる。
また、テキスト情報と静止画像とが混在する画面を表示する場合にも本発明を適用してよい。
(変形例)
上述したステップS3において第1の表示モジュール10をラインごとに所定色に描画するようにしたが、第2の表示モジュール20の全ラインの描画終了後に、第1の表示モジュール10の全ライン分を一度に描画してもよい。図14は、この際のCPU31の動作を説明するフローチャートである。ステップS1、ステップS2、ステップS5およびステップS6は、図9に示された各ステップと同じ動作であるので説明を省略する。図12は、この場合の第1の表示モジュール10による描画内容を例示する図である。図12(a)、図12(c)はそれぞれ図10(a)、図10(c)と同様なので説明を省略する。
変形例におけるCPU31は、ステップS30において、第2の表示モジュール20に対して図11(b)に例示するように1ラインずつテキストを描画させる間、図12(b)に例示するように、第1の表示モジュール10にはステップS1で描画された全ラインのテキスト画面をそのまま保持させる。観察者には、テキスト画面がステップS2終了時点と同様に観察される。
ステップS40において、変形例におけるCPU31は、第2の表示モジュール20に対する描画が全ライン終了したか否かを判定する。CPU31は、第2の表示モジュール20において全ライン分の描画が終了した場合にステップS40を肯定判定し、ステップS5へ進む。これにより、第1の表示モジュール10の全ライン分が一度に黒色表示(給電および駆動オフの状態)される。なお、このとき、第1の表示モジュール10の表示を所定色にする(給電および駆動オンの状態)ようにしてもよい。一方、CPU31は、第2の表示モジュール20において全ライン分の描画が終了していない場合には判定処理を繰り返す。
以上の説明では、TFT液晶モジュールを用いて第1の表示モジュール10を構成するようにしたが、TFT液晶モジュールに代えて有機ELモジュールを用いて構成してもよい。有機ELモジュールは素子自体が発光するため、バックライト部材を省略できる。なお、無機EL素子を用いて第1の表示モジュール10を構成してもよい。
また、第2の表示モジュール20について、コレステリック液晶モジュールに代えてPN(ポリマーネットワーク)液晶モジュールを用いて構成してもよい。PN液晶モジュールはメモリ性を備えていないため、表示内容を維持させるためには駆動および給電を必要とするが、バックライトや素子自体の発光を伴わないため、少ない消費電力で表示内容を維持できる。さらに、コレステリック液晶では反射光の色が黄色や赤みがかるのに対し、PN液晶では白色反射光が得られるため、白地に黒文字、あるいは黒地に白文字の冴えた表示を行うことができる。
特許請求の範囲における各構成要素と、発明を実施するための最良の形態における各構成要素との対応について説明する。第1の表示素子は、たとえば、第1の表示モジュール10によって構成される。第2の表示素子は、たとえば、第2の表示モジュール20によって構成される。表示制御手段は、たとえば、CPU31によって構成される。照明手段は、たとえば、LED141、基板142および導光板14によって構成される。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する上で、上記の実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係に何ら限定されるものではない。
表示装置の構成を説明する正面図である。 表示装置の構成を説明する側面図である。 図2の一部を拡大した図である。 表示装置の制御ブロック図である。 画像表示を説明する図である。 文字表示を説明する図である。 混在表示を説明する図である。 文字のカラー表示を説明する図である。 CPUによって行われる描画処理手順を説明するフローチャートである。 第1の表示モジュールによる描画を説明する図である。 第2の表示モジュールによる描画を説明する図である。 第1の表示モジュールによる描画を説明する図である。 表示装置が搭載されたPDAを例示する図である。 CPUによって行われる描画処理手順を説明するフローチャートである。
符号の説明
10…第1の表示モジュール
11、21…液晶
12a、12b、22a、22b…ガラス基板
13a,13b…偏光板
14…導光板
20…第2の表示モジュール
31…CPU
32、33…表示制御回路
100…表示装置
141…白色LED
142…基板

Claims (5)

  1. 画像信号に応じて光の射出量を画素ごとに制御して表示を行う第1の表示素子と、
    前記第1の表示素子と積層され、画像信号に応じて光の透過状態および反射状態を画素ごとに制御して表示を行う第2の表示素子と、
    (1)前記第1の表示素子へ描画を指示するとともに、少なくとも前記第1の表示素子による描画領域に対応する前記第2の表示素子の画素を前記透過状態にするように前記第2の表示素子へ指示し、
    (2)前記第2の表示素子へ前記第1の表示素子と少なくとも表示色以外が同内容の描画を指示するとともに、前記第2の表示素子による描画領域に対応する前記第1の表示素子の画素を、前記第2の表示素子による描画速度に同期して所定色に描画するように前記第1の表示素子へ指示し、
    (3)前記第2の表示素子による描画の終了後、少なくとも前記第1の表示素子に対する表示制御を停止する表示制御手段とを備えることを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1に記載の表示装置において、
    前記第1の表示素子はアクティブ駆動型であり、
    前記第2の表示素子はパッシブ駆動型であり、
    前記第2の表示素子による描画速度は前記第1の表示素子による描画速度より遅いことを特徴とする表示装置。
  3. 請求項2に記載の表示装置において、
    前記第1の表示素子を照明する照明手段をさらに備え、
    前記表示制御の停止は前記照明手段の消灯を含むことを特徴とする表示装置。
  4. 請求項2に記載の表示装置において、
    前記第1の表示素子は自発光型であり、
    前記表示制御の停止は前記第1の表示素子への給電停止を含むことを特徴とする表示装置。
  5. 請求項2〜4のいずれか一項に記載の表示装置において、
    前記第2の表示素子は、前記画素ごとに制御された透過および反射の状態を給電停止後も保持することを特徴とする表示装置。
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