JP2009020384A - 電気光学装置、その制御方法および電子機器 - Google Patents

電気光学装置、その制御方法および電子機器 Download PDF

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Hiroyuki Hosaka
宏行 保坂
Hideto Iizaka
英仁 飯坂
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Abstract

【課題】フィールドシーケンシャル方式によってカラー表示を行う場合に、簡易な構成によって色割れを防止する。
【解決手段】1フレームの期間をR、G、Bの原色に対応したR、G、Bフィールドに分ける。Rフィールドの走査期間の一部(または全部)にわたってR色の光と、当該走査期間の1つ前の走査期間に供給される色成分のB色の光とを合成したM(マゼンタ)色の光を画素に照射し、Rフィールドの帰線期間では、R光だけを画素に照射する。G、Bフィールドについても、走査期間の一部(または全部)にわたって、当該走査期間に供給される色成分の光と、当該走査期間の1つ前の走査期間に供給される色成分の光とを合成した色の光を画素に照射し、帰線期間では、当該帰線期間のフィールドの色成分の光だけを画素に照射する。
【選択図】図4

Description

本発明は、いわゆる色順次(フィールドシーケンシャル)方式においてカラー表示の明るさ等を改善する技術に関する。
一般に、色順次方式は、例えばR(赤)、G(緑)、B(青)の原色画像を各フィールドのそれぞれにおいて時間的に繰り返して表示させることによって、これらの原色画像を知覚的に合成させて、カラー表示を行う、というものである。ところが、色順次方式において画像、特に動画像を表示する場合、R、G、Bの原色画像における表示タイミングのずれのために、いわゆる色割れ(カラーブレークアップ)が発生する。そこで、RGB成分を4色以上に分解して、4色以上の画像を順番に表示させる技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2005−233982号公報(図2参照)
しかしながら、上記技術において4色以上の画像を順番に形成するためには、表示パネルの駆動速度を高速化する必要があるだけでなく、RGB成分を4色以上に分解するなどの処理回路が別途必要となり、構成の複雑化を招く、という問題が指摘されている。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、その目的の一つは、簡易な構成によって色割れを防止することが可能な電気光学装置、その駆動方法および電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る電気光学装置は、複数行の走査線と複数列のデータ線との交差に対応して設けられた複数の画素であって、各々は、対応する走査線が選択されたときに、対応するデータ線に供給されたデータ信号を保持し、入射光に対する出射光の比率が当該保持したデータ信号に応じて変化する画素と、1フレームの期間を、互いに異なる3つの原色に対応した第1、第2および第3フィールドに分け、さらに前記第1、第2および第3フィールドの各々を、走査期間と帰線期間とに分けて、一のフィールドの各走査期間において前記複数の走査線を所定の順番に選択するとともに、選択した走査線に位置する画素に対して、当該一のフィールドの色成分に応じたデータ信号を前記データ線に供給する駆動回路と、当該一のフィールドの走査期間の一部または全部にわたって、当該走査期間に対応した色成分と、当該走査期間の1つ前の走査期間に対応した色成分とを合成した色の光を前記複数の画素に入射させ、当該一のフィールドの帰線期間では、当該帰線期間前の走査期間に対応する色成分の光を前記複数の画素に入射させる光照射手段と、を有することを特徴とする。本発明によれば、走査期間において複数の画素が異なる2色成分のデータ信号を保持する状態が併存する一方で、この2色成分の合成した色の光が画素に入射する。このため、画素からの出射光を明るくすることができ、さらに、出射光の時間的なずれが少なくなるので、色割れを低減することもできる。なお、1フレームの期間とは、1枚のカラー画像表示に要する期間であり、1秒間に60枚のカラー画像を表示する場合であれば約16.7ミリ秒である。
本発明において、前記光照射手段は、いわゆるカラーホィールによって所定の色の光を照射する構成としても良いが、3つの原色に応じた光をそれぞれ発する3つのLEDを含む構成としても良い。
この構成において、前記光照射手段は、一のフィールドの走査期間の途中または開始端
にて、当該走査期間に供給される色成分に応じたLEDを発光状態とし、一のフィールドの走査期間の途中または終了端にて、当該走査期間の1つ前の走査期間に供給される色成分に応じたLEDを消灯状態とするのが好ましい。このように光照射手段をLEDで構成すると、構成の簡易化を図ることができる。さらに、前記光照射手段は、前記LEDを発光状態とするとき、発する光を徐々に明るくし、前記LEDを消灯状態とするとき、発する光を徐々に暗くさせても良い。このように、徐々に光量を増減させると、色の切り替わりが滑らかに変化するので、表示に与える影響を少なくすることができる。
なお、本発明は、電気光学装置だけでなく、電気光学装置の制御方法としても、また、当該電気光学装置を有する電子機器としても概念することが可能である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る電気光学装置10の構成を示すブロック図である。
図に示されるように、この電気光学装置10は、制御回路12、メモリ13、Yドライバ14、Xドライバ16、光源18および表示パネル100を有する。このうち、表示パネル100では、360行の走査線112が横方向(X方向)に延設される一方、480列のデータ線114が縦方向(Y方向)に延設されている。そして、画素110が、これらの走査線112とデータ線114との各交差に対応して配列している。したがって、本実施形態において画素110は、縦360行×横480列のマトリクス状に配列する。
制御回路12は、電気光学装置10の各部の動作を制御するものである。詳細には、制御回路12は、上位装置(図示省略)から供給される表示データDataを、一旦メモリ1
3に転送して記憶させた後、表示パネル100の垂直走査および水平走査に同期して表示データDataをメモリ13から読み出し、Xドライバ16に供給する。この垂直走査およ
び水平走査のために、制御回路12は、Yドライバ14およびXドライバ16に必要なクロック信号等を供給する。
ここで、表示データDataは、上位装置から供給されて、各画素の明るさ(階調値)を
RGBの原色毎に指定するデータである。本実施形態においては、後述するように、1フレームの期間(1垂直走査期間)がRGBの色毎に連続した3フィールドに分割されているので、上位装置から供給された表示データDataをメモリ13に記憶させた後に、各フ
ィールドにおいて、対応する色成分の表示データを読み出して、Xドライバ16に供給する構成となっている。また、制御回路12は、後述する光源18による各色の発光・消灯についても制御する。
Yドライバ14は、詳細な動作について後述するが、1〜360行の各走査線112に走査信号を供給するものである。ここで、1、2、3、…、360行目の走査線112に供給される走査信号を、図においてそれぞれY1、Y2、Y3、…、Y360と表記している。
Xドライバ16は、選択された走査線112に位置する画素1行分の表示データを、液晶を駆動するのに適した電圧のデータ信号に変換し、それぞれデータ線114を介して、画素110に供給するものである。ここで、1、2、3、…、480列目のデータ線114に供給されるデータ信号を、図においてそれぞれX1、X2、X3、…、X480と表記している。このため、Yドライバ14およびXドライバ16を併せたたものが駆動回路として概念される。
表示領域パネル100は、図3に示されるように、対向基板101と素子基板102とが互いに一定の間隙を保って貼付されて、この間隙に液晶を挟持した構成となっている。なお、対向基板101には、その対向面に共通電極等が形成され、また、素子基板102には、その対向面に、画素電極等が形成されている。
光源18は、赤色LED18R、緑色LED18G、青色LED18Bを含む。
バックライトユニット105は、光源18から出射される光を、素子基板102の側から均等となるように照射する。このため、光源18およびバックライトユニット105を併せたたものが光照射手段として概念される。
なお、光源18における各LEDの発光については、制御回路12によって制御される。詳細には、赤色LED18Rは、制御信号LED−RがHレベルとなったときオンして発光状態となり、制御信号LED−RがLレベルとなったときオフして消灯状態となる。同様に、緑色LED18G、青色LED18Bは、それぞれ制御信号LED−G、LED−BがHレベルとなったときオンして発光状態となり、Lレベルとなったときオフして消灯状態となる。
次に、画素110の構成について図2を参照して説明する。
この図に示されるように、画素110においては、nチャネル型のTFT(薄膜トランジスタ)116のソース電極がデータ線114に接続されるとともに、ドレイン電極が画素電極118に接続される一方、ゲート電極が走査線112に接続されている。
また、画素電極118に対向するように共通電極108が全画素に対して共通に設けられるとともに、本実施形態では時間的に一定の電圧LCcomが印加される。そして、これ
らの画素電極118と共通電極108との間に液晶層105が挟持されている。このため、画素毎に、画素電極118、共通電極108および液晶層105からなる液晶容量が構成される。
特に図示はしないが、両基板の各対向面には、液晶分子の長軸方向が両基板間で例えば約90度連続的に捻れるようにラビング処理された配向膜がそれぞれ設けられる一方、両基板の各背面側には配向方向に透過軸を合わせた偏光子がそれぞれ設けられる。
したがって、画素電極118と共通電極108との間を通過する光は、液晶容量に保持される電圧の実効値がゼロであれば、液晶分子の捻れに沿って約90度旋光するので、光の透過率が最大となる一方、当該電圧実効値が大きくなるにつれて、液晶分子が電界方向に傾く結果、その旋光性が消失するので、透過する光量が減少し、ついには透過率が最小となる(ノーマリーホワイトモード)。
このため、バックライトユニット105によって素子基板102の側から光を照射した場合、当該照射光は、画素毎に、液晶容量に保持された電圧の実効値に応じた比率で出射する。
なお、TFT116を介した液晶容量からの電荷リークの影響を少なくするために、蓄積容量109が画素毎に形成されている。この蓄積容量109の一端は、画素電極118(TFT116のドレイン)に接続される一方、その他端は、全画素にわたって、例えば電源の低位側電位Vssに共通接地されている。
次に、本実施形態に係る電気光学装置10の動作について説明する。図4は、電気光学装置10の動作を示すタイミングチャートである。
この図に示されるように、本実施形態では、1フレームの期間が、RGBの各々に対応したRフィールド、Gフィールド、Bフィールドの3つに分割され、各フィールドにおいて、制御回路12は、図1において上から数えて1、2、3、…、360行目の走査線112に対して一水平走査期間(H)毎に順番に選択するようにYドライバ14を制御する。これにより、図4に示されるように、各フィールドの走査期間では、走査信号Y1、Y2、Y3、…、Y360が順番にHレベルとなる。
制御回路12は、各フィールドの走査期間において、それぞれ走査信号Y1〜Y360が出力されるようにYドライバ14を制御する一方で、Xドライバ16を、次のように制御する。すなわち、制御回路12は、Rフィールドの走査期間において走査信号Y1〜Y360が順番にHレベルとなる場合に、ある行の走査線に着目したとき、当該着目行への走査信号がHレベルとなる前に、当該着目行の走査線に位置する画素1行分の表示データDataで
あって、R成分の表示データをメモリ13から事前に読み出して、Xドライバ16に転送し、Xドライバ16に対して、転送されたR成分の表示データDataをデータ信号に変換
して、当該着目行への走査信号がHレベルになったときに、1〜320列のデータ線に一斉に出力するように制御する。
これにより、Xドライバ16は、当該着目行に位置する画素行のデータ信号X1、X2、X3、…、X480を、すなわち、R成分の階調に応じた電圧のデータ信号を、列に対応するデータ線114にそれぞれ出力する。
当該着目行への走査信号がHレベルとなった場合、当該着目行の走査線112に位置する画素110のTFT116がオンするので、ある1列のデータ線114に着目したとき、当該着目列のデータ信号の電圧が、選択走査線112と着目列のデータ線114との交差に対応した画素の画素電極118に書き込まれる。なお、当該着目行への走査信号がLレベルになっても、当該着目行の走査線112に位置する画素110のTFT116がオフするが、画素電極に書き込まれた電圧は、液晶容量の容量性によって保持される。
このような1行ずつの書込動作は、Rフィールドの走査期間にわたって1、2、3、…、360行目の順番で実行されるので、走査期間後の帰線期間では、全ての液晶容量のそれぞれにおいてR成分に応じた電圧が保持されていることになる。
続くGフィールドおよびBフィールドの走査期間においても同様に書込動作が実行される。これにより、Gフィールドの走査期間後の帰線期間では、全ての液晶容量のそれぞれにおいてG成分に応じた電圧が保持され、Bフィールドの走査期間後の帰線期間では、全ての液晶容量のそれぞれにおいてB成分に応じた電圧が保持されていることになる。
このような表示パネル100に対する書込動作に対して、制御回路12は、次のように制御信号LED−R、LED−G、LED−Bを出力して、赤色LED18R、緑色LED18G、青色LED18Bを制御する。
すなわち、図4に示されるように、制御回路12は、Rフィールドの走査期間の途中におけるタイミングtr1からGフィールドの走査期間の終了タイミングtgeまでにわたって制御信号LED−RをHレベルとし、Gフィールドの走査期間の途中におけるタイミングtg1からBフィールドの走査期間の終了タイミングtbeまでにわたって制御信号LED−GをHレベルとし、Bフィールドの走査期間の途中におけるタイミングtb1から次のフレームにおけるRフィールドの走査期間の終了タイミングtreまでにわたって制御信号LED−BをHレベルとする。
このような制御信号LED−R、LED−G、LED−Bによって、タイミングtr1からタイミングtreまでの期間では、赤色LED18Rとともに青色LED18Bが発光するので、表示パネル100には、赤と青との合成色であるM(マゼンタ)色の光が照射される。
また、タイミングtreからタイミングtg1までの、Rの帰線期間を含む期間では、赤色LED18Rだけが発光するので、表示パネル100への照射光はR(赤)色となり、タイミングtg1からタイミングtgeまでの期間では、赤色LED18Rとともに緑色LED18Gが発光するので、表示パネル100には、赤と緑との合成色であるY(イエロー)色の光が照射される。
一方、タイミングtgeからタイミングtb1までの、Gの帰線期間を含む期間では、緑色LED18Gだけが発光するので、表示パネル100への照射光はG(緑)色となり、タイミングtb1からタイミングtbeまでの期間では、緑色LED18Gとともに青色LED18Bが発光するので、表示パネル100には、緑と青との合成色であるC(シアン)色の光が照射される。
なお、タイミングtbeから次のフレームのタイミングtr1までの、Bの帰線期間を含む期間では、青色LED18Bだけが発光するので、表示パネル100への照射光はB(青)色となる。
ところで、従来の色順次方式では、図8に示されるように、すべての液晶容量のそれぞれにR成分に応じた電圧が保持されるRフィールドの帰線期間においてのみ、赤色LED18Rだけが発光し、同様に、全ての液晶容量のそれぞれにおいてG、B成分に応じた電圧が保持されるG、Bフィールドの帰線期間においてのみ、緑色LED18G、青色LED18Bだけがそれぞれ発光する。このため、従来の色順次方式では、画面全体が暗くなるだけでなく、R、G、B色の原色画像が視認される期間が時間的にずれているので、色割れとして知覚されやすい。
これに対して、本実施形態では、R、G、Bフィールドの各帰線期間においてそれぞれR、G、B色の光を表示パネル100に照射する点に加えて、Rフィールドの走査期間の途中であるタイミングtr1までB色を、タイミングtr1からM色をそれぞれ表示パネル100に照射させ、同様に、Gフィールドの走査期間のタイミングtg1までR色を、タイミングtg1からY色を、Bフィールドの走査期間のタイミングtb1までG色を、タイミングtb1からC色を、それぞれ表示パネル100に照射させている。
このため、本実施形態によれば、ほぼ1フレームの期間の全域にわたってなんらかの色の光を照射しているので、画面全体を明るくすることができるだけでなく、各色の画像が視認される期間の時間的なずれが小さいので、色割れを低減することが可能となる。
しかも、表示パネル100に対する駆動方法は従来と同様であり、赤色LED18R、緑色LED18G、青色LED18Bに対する制御だけが異なるので、構成の複雑化も回避される。
なお、本実施形態において、Rフィールドの走査期間の開始からタイミングtr1までの期間では、表示パネル100に対してB色の光を照射することになるが、当該期間では、前回のBフィールドにおけるB成分に応じた電圧を依然として保持する画素が多く存在するので、B色の光が照射されることによる影響は少ないと考えられる。同様に、Rフィールドの走査期間のうち、タイミングtr1からタイミングtreまでの期間では、表示パネル100に対してM色の光を照射することになるが、当該期間では、前回のBフィールドにおけるB成分に応じた電圧を依然として保持する画素と、今回のRフィールドにおけるR成分に応じた電圧に書き換えられた画素とが併存するので、B、Rの成分の画素に対し、両者の混合色であるM色の光が照射されることによる影響は少ない考えられる。
Gフィールドの走査期間においてR色からY色とする点、および、Bフィールドの走査期間においてB色からC色とする点においても同様であり、影響は少ない考えられる。
この実施形態では、表示パネル100に対して、R(G、B)フィールドの走査期間の途中タイミングtr1(tg1、tb1)からR(G、B)色の光の照射を開始したが、R(G、B)フィールドの走査期間では、すでに一部の画素がR(G、B)成分に応じた電圧に書き換えられているので、図5に示されるように、R(G、B)フィールドの走査期間の先頭からR(G、B)色の光の照射を開始して、R(G、B)フィールドの全域にわたって発光させても良い。
このように、R(G、B)フィールドの走査期間の先頭からR(G、B)色の光の照射を開始させると、色割れの低減とともに、なお一層、画面全体を明るくすることが可能となる。
また、赤色LED18R、緑色LED18G、青色LED18Bを発光・消灯というように2値的に制御するのではなく、図6に示されるように、消灯から発光に状態変化させるに際し、消灯状態から徐々に明るくし、反対に、発光から消灯に状態変化させるに際し、点灯状態から徐々に暗くなるように制御しても良い。
このように明るさを徐々に変化させると、色割れの低減や画面全体の明るさ増加とともに、色の切り替わりが滑らかとなるので、知覚される画像に与える影響を小さくすることも可能となる。
なお、上述した実施形態では、表示パネル100がR(赤)、G(緑)、B(緑)の3つの原色画像を形成する構成としたが、これらの色成分とは異なる成分の原色画像を形成して、色成分に応じた色の光の照射を制御する構成としても良い。ただし、上位装置から供給される画像データがRGBの成分毎に供給される場合には、画像データの色成分を変換する構成が必要となる。
また、上述した実施形態では、赤色LED18R、緑色LED18G、青色LED18Bを用いて表示パネル100に対する照射光の色を変化させていたが、図4、図5、図6における合成照射光と同様な色に着色したカラーホィールを表示パネル100の駆動に同期して回転させるとともに、例えば白色LEDによる白色照射光を透過させることによって表示パネル100に対する照射光の色を変化させても良い。
上述した実施形態では、共通電極108と画素電極118との電圧実効値が小さい場合に白色表示を行うノーマリーホワイトモードとして説明したが、黒色表示を行うノーマリーブラックモードとしても良い。
また、実施形態では、液晶としてTN型を用いたが、BTN(Bi-stable Twisted Nematic)型・強誘電型などのメモリ性を有する双安定型や、高分子分散型、さらには、分子
の長軸方向と短軸方向とで可視光の吸収に異方性を有する染料(ゲスト)を一定の分子配列の液晶(ホスト)に溶解して、染料分子を液晶分子と平行に配列させたGH(ゲストホスト)型などの液晶を用いても良い。
電圧無印加時には液晶分子が両基板に対して垂直方向に配列する一方、電圧印加時には液晶分子が両基板に対して水平方向に配列する、という垂直配向(ホメオトロピック配向)の構成としても良いし、電圧無印加時には液晶分子が両基板に対して水平方向に配列する一方、電圧印加時には液晶分子が両基板に対して垂直方向に配列する、という平行(水平)配向(ホモジニアス配向)の構成としても良い。このように、本発明では、液晶や配向方式として、種々のものに適用することが可能である。
さらに、透過型に限られず、反射型としても良いし、液晶容量に限られず、例えばデジタルミラー素子にも適用可能である。
次に、上述したように検査された電気光学装置10を具体的な電子機器に用いた例について説明する。図7は、上記電気光学装置10を表示部に適用した携帯電話の構成を示す斜視図である。
図において、携帯電話1200は、複数の操作ボタン1202のほか、受話口1204、送話口1206とともに、電気光学装置10を備えるものである。なお、電子機器としては、図6を参照して説明した他にも、液晶テレビや、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルのような直視型装置や、縮小画像を形成して拡大投射するプロジェクタなどの投射型装置等などが挙げられる。
本発明の実施形態に係る電気光学装置の構成を示すブロック図である。 同電気光学装置における画素の構成を示す回路図である。 同電気光学装置における表示パネル等の構成を示す図である。 同電気光学装置における表示パネル等の構成を示す図である。 同電気光学装置の動作を説明するための図である。 同電気光学装置の応用例に係る動作の説明図である。 同電気光学装置の別の応用例に係る動作の説明図である。 従来の電気光学装置の動作を説明するための図である。
符号の説明
10…電気光学装置、12…制御回路、14…Yドライバ、16…Xドライバ、18……光源、112…走査線、114…データ線、100…画素、108…共通電極、118…画素電極、105…液晶、1200…携帯電話

Claims (6)

  1. 複数行の走査線と複数列のデータ線との交差に対応して設けられた複数の画素であって、各々は、対応する走査線が選択されたときに、対応するデータ線に供給されたデータ信号を保持し、入射光に対する出射光の比率が当該保持したデータ信号に応じて変化する画素と、
    1フレームの期間を、互いに異なる3つの原色に対応した第1、第2および第3フィールドに分け、さらに前記第1、第2および第3フィールドの各々を、走査期間と帰線期間とに分けて、一のフィールドの各走査期間において前記複数の走査線を所定の順番に選択するとともに、選択した走査線に位置する画素に対して、当該一のフィールドの色成分に応じたデータ信号を前記データ線に供給する駆動回路と、
    当該一のフィールドの走査期間の一部または全部にわたって、当該走査期間に対応した色成分と、当該走査期間の1つ前の走査期間に対応した色成分とを合成した色の光を前記複数の画素に入射させ、当該一のフィールドの帰線期間では、当該帰線期間前の走査期間に対応する色成分の光を前記複数の画素に入射させる光照射手段と、
    を有することを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記光照射手段は、前記3つの原色に応じた光をそれぞれ発する3つのLEDを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記光照射手段は、
    一のフィールドの走査期間の途中または開始端にて、当該走査期間に供給される色成分に応じたLEDを発光状態とし、
    一のフィールドの走査期間の途中または終了端にて、当該走査期間の1つ前の走査期間に供給される色成分に応じたLEDを消灯状態とする
    ことを特徴とする請求項2に記載の電気光学装置。
  4. 前記光照射手段は、
    前記LEDを発光状態とするとき、発する光を徐々に明るくし、
    前記LEDを消灯状態とするとき、発する光を徐々に暗くさせる
    ことを特徴とする請求項3に記載の電気光学装置。
  5. 複数行の走査線と複数列のデータ線との交差に対応して設けられた複数の画素であって、各々は、対応する走査線が選択されたときに、対応するデータ線に供給されたデータ信号を保持し、入射光に対する出射光の比率が当該保持したデータ信号に応じて変化する画素と、
    1フレームの期間を、互いに異なる3つの原色に対応した第1、第2および第3フィールドに分け、さらに前記第1、第2および第3フィールドの各々を、走査期間と帰線期間とに分けて、一のフィールドの各走査期間において前記複数の走査線を所定の順番に選択するとともに、選択した走査線に位置する画素に対して、当該一のフィールドの色成分に応じたデータ信号を前記データ線に供給する駆動回路と、
    を有する電気光学装置の制御方法であって、
    当該一のフィールドの走査期間の一部または全部にわたって、当該走査期間に対応した色成分と、当該走査期間の1つ前の走査期間に対応した色成分とを合成した色の光を前記複数の画素に入射させ、当該一のフィールドの帰線期間では、当該帰線期間前の走査期間に対応する色成分の光を前記複数の画素に入射させる
    ことを特徴とする電気光学装置の制御方法。
  6. 請求項1乃至4のいずれかに記載の電気光学装置を有することを特徴とする電子機器。
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