JP2009075392A - 電気光学装置及びその駆動方法、並びに電子機器 - Google Patents

電気光学装置及びその駆動方法、並びに電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】一つの装置で二視野に別々の画像を表示する場合において、極性反転駆動を行っても、高品位な画像を表示することが可能な電気光学装置を提供する。
【解決手段】電気光学装置は、シャッタ装置の第1及び第2領域(前者につき図中第1及び第3フレーム、後者につき第2及び第4フレーム参照)それぞれを通過する光が、液晶装置を通過することにより、2つの視野(右眼用視野及び左眼用視野)に画像を表示可能である。この場合、液晶装置については、視野の数2に応じた2フレーム毎(かつ、1ライン毎)の極性反転駆動が行われる一方、シャッタ装置についてもまた、視野の数2に応じた2フレーム毎の極性反転駆動が行われる。これにより、例えば領域R12及びR32を比べるとわかるように、同じ右眼用の画像に関し、液晶装置についても、シャッタ装置についても異なる極性による駆動が行われる。
【選択図】図6

Description

本発明は、液晶表示装置等の電気光学装置及びその駆動方法、並びに電子機器に関する。
従来、2つの表示範囲のそれぞれに異なる画像を表示することで、視認者に立体画像を認識させることの可能な液晶表示装置等の電気光学装置(以下、「立体画像表示装置」ということがある。)が提案されている。これは、前記2つの表示範囲それぞれを、視認者の右眼及び左眼に対応させるとともに、両表示範囲に若干異なる内容の右眼用画像及び左眼用画像を表示することで視差を生じさせ、これにより当該視認者に立体感を感じさせることが可能な画像表示装置である。
このような立体画像表示装置における画像表示を可能とするための基礎的な構成には、典型的には、前述のように液晶表示装置が好適に採用される。かかる液晶表示装置には、例えば特許文献1に開示されているようなものが知られている。
特開2006−72211号公報
ところで、前記液晶表示装置では、いわゆる極性反転駆動が行われる。ここに極性反転駆動とは、例えば一画面分の画像を表示する単位時間である「フレーム期間」ごとに、液晶に印加される電圧の極性を反転させる駆動方法をいう。例えば、(2p+1)番目のフレーム期間(p=0,1,2,…)において、前記液晶を挟持する一方の電極である第1電極をプラス、他方の電極である第2電極をマイナスとするなら、2p番目のフレーム期間においては、第1電極をマイナス、第2電極をプラスとする、などというようである。
このような極性反転駆動は、直流電流が印加されることによって液晶が劣化する等といった事象が発生するのを防止するために行われる。
しかしながら、このような極性反転駆動と、前述の立体画像表示装置との組み合わせにおいては、次のような問題がある。すなわち、立体画像表示装置では、前述のように、2つの表示範囲に、若干内容の異なる右眼用画像及び左眼用画像を表示することになるが、この場合、例えば第(2p+1)番目のフレーム期間中は右眼用画像の表示を行い、第(2p)番目のフレーム期間中は左眼用画像の表示を行う、などということになる。ここで、フレームごとの極性反転駆動が行われていると、右眼用画像の表示は、常に、第1電極がプラス、第2電極がマイナスという極性(以下、「第1極性」とよぶ。)に基づいており、左眼用画像の表示は、常に、第1電極がマイナス、第2電極がプラスという極性(以下、「第2極性」とよぶ。)に基づいている、などということが生じる。
一方、一般に、第1極性に基づく液晶への電圧印加と、その逆の第2極性に基づく電圧印加とは、完全に対称の関係にはない。つまり、印加される電圧の波形を観察すると、前者には前者に固有の、後者には後者に固有の、電圧波形特性が存在するのである。このことから、例えば、右眼用及び左眼用それそれで同じ黒を表示しようとしても、両者間で濃淡差が生じる等という現象が生じる。
そうすると結局、次のようになる。すなわち、視認者の右眼には第1極性に基づく画像が表示され続け、左眼には第2極性に基づく画像が表示され続ける。ここで両者間には前記の電圧波形特性に関する非対称性が存在するのだが、視認者はこれらを一体のものとして視認する。その結果、当該視認者は、前記両者の電圧波形を合成したところの、いわばノイズ成分を観察してしまうことになるのである。ここにいう「ノイズ成分」とは、例えば直流成分等をいう。このノイズ成分は、画像上では、フリッカや、いわば「浮き」と呼びうる現象(残像現象のように、本来認識されるべき画像とは全く関係のない画像があたかも浮き上がるかのようにして現れてしまう現象)として現れることになる。
前記の特許文献1は、「信号ライン」及び「共通ライン」間に形成される寄生容量が、極性反転駆動の実行に伴って充放電を行うことに着目し、それによって生じる不具合に対処するための技術を開示する。このような特許文献1は、たしかに、極性反転駆動に伴う不具合を解消しようとする点において、前記事項と共通する部分があるとはいえるが、極性反転駆動と立体画像表示の両者を行う上で生じる、前述したような不具合について特別な配慮がなされているわけではない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、一つの装置で二つの表示範囲に別々の画像を表示する場合において、極性反転駆動を行っても、高品位な画像を表示することが可能な液晶表示装置等の電気光学装置及びその駆動方法、並びに電子機器を提供することを課題とする。
本発明に係る電気光学装置は、上述した課題を解決するため、複数の表示範囲それぞれに相異なる内容の画像を表示可能な電気光学装置であって、前記複数の表示範囲各々に対応する複数の方向に進行する光を所定の割合で透過させる第1液晶と、前記第1液晶に、前記所定の割合を決定する所定の第1電圧を印加する第1電極及び第2電極と、前記第1電極及び前記第2電極各々を、前記所定の第1電圧に対応する所定の電位に設定する第1電極電位設定手段と、前記表示範囲の数に応じて定められた第1反転頻度に従って前記第1電圧の極性を反転させるように、前記第1電極電位設定手段を制御する制御手段と、を備える。
本発明によれば、表示範囲の数に応じて定められた第1反転頻度に従って、第1液晶へ印加される電圧の極性が反転されることから、当該第1反転頻度の設定を好適に行えば、ある特定の表示範囲について、常に、同じ極性に基づく画像表示が行われる、などといった事象の発生を未然に防止することができる。
したがって、本発明によれば、極性反転駆動を行っても、高品位な画像を表示することが可能となる。
この発明の電気光学装置では、前記第1反転頻度は、前記複数の表示範囲のそれぞれに各一画面分の複数の画像が表示されることを一単位とすることに基づき、定められるように構成してもよい。
この態様によれば、例えば、表示範囲の数が2である場合、一方の表示範囲における例えば右眼用画像等の第1画像の表示開始時点から、他方の表示範囲における例えば左眼用画像等の第2画像の表示終了時点までが、「一単位」とされることになる。第1反転頻度は、この単位に従って定められるから、例えば典型的には、前述の間、第1電圧の極性の変更はなく、前記に続いて、一方の表示範囲に新たな第3画像が表示される段にあたってはじめて、第1電圧の極性が変更される、などということになる。このような例によると、第1画像及び第2画像は第1の極性に基づいて表示され、これらそれぞれに対応する第3画像及び第4画像は第2の極性に基づいて表示される、ということになる。つまり、ともに一方の表示範囲に表示される第1画像及び第3画像はそれぞれ、異なる極性に基づいて表示されることになるのである。他方の表示範囲に表示される第2画像及び第4画像についても同様である。
このようなことから、本態様によれば、前記の効果がより実効的に奏される。
また、本発明の電気光学装置では、前記第1液晶、前記第1電極及び前記第2電極は第1液晶素子を構成し、前記第1液晶素子は、マトリクス状の配列に従って配置されており、前記第1電極電位設定手段は、前記第1電圧として前記マトリクス状の配列の各行ごとに異なる極性の電圧が印加されるように、前記第1電極及び前記第2電極の電位を設定可能であり、前記第1反転頻度は、前記各行を一単位とすることに基づき、定められる、ように構成してもよい。
この態様によれば、いわゆる「ライン反転」が行われる。この場合、第1反転頻度は一般に高まるから、そのような駆動により得られる効果、即ち液晶の劣化防止等の効果が、より実効的に享受されることになる。
この態様では、前記第1電極電位設定手段は、前記第1電圧として前記マトリクス状の配列の各行ごと且つ各列ごとに異なる極性の電圧が印加されるように、前記第1電極及び前記第2電極の電位を設定可能であり、前記第1反転頻度は、前記各行且つ各列が交差する各画素を一単位とすることに基づき、定められる、ように構成してもよい。
これによれば、いわゆる「ドット反転」が行われる。この場合、第1反転頻度は、一般に、前記にも増して更に高まるから、前記液晶の劣化防止等の効果が、更に実効的に享受されることになる。
また、本発明の電気光学装置では、前記第1液晶に向けて且つ前記複数の方向の各々に光を進行させるように、自身に入射する光を屈折させるレンズ手段と、前記複数の方向の各々に対応する第1,2,…,N領域(ただし、Nは正の整数であって、前記表示範囲又は前記方向の数に一致する数)をもち、そのうちの第i領域(ただし、iは1,2,…,Nのいずれか)を光が透過し該光が前記レンズ手段に向かって進行するときには、他の第j領域(ただし、jは1,2,…,Nのうち前記iでない数のすべて)は光を遮蔽するシャッタ手段と、を更に備え、前記シャッタ手段は更に、前記光の透過又は遮蔽を規定する第2液晶と、前記第2液晶に、前記光の透過又は遮蔽を規定する所定の第2電圧を印加する第3電極及び第4電極と、前記第3電極及び前記第4電極各々を、前記所定の第2電圧に対応する所定の電位に設定する第2電極電位設定手段と、備えている、ように構成してもよい。
この態様によれば、まず、レンズ手段及びシャッタ手段が備えられていることから、複数の表示範囲の各々における画像表示を好適に行うことができる。なお、複数の表示範囲の各々、複数の方向の各々、及び複数の領域の各々(即ち、第1,2,…,N領域)は、1対1に対応している。例えば、第i領域を透過した光は、当該第i領域に対応するある特定の方向に沿って進行し、当該特定の方向に対応するある特定の表示範囲の画像を構成する表示光となる。
そして、本態様によれば、シャッタ手段が、第2液晶、第3電極及び第4電極を備えることで、一般に液晶表示装置と実質的に同等の構成をもつことから、光の透過又は遮蔽機能をよりよく発揮することができる。
また、同じ理由により、当該シャッタ手段の制御が比較的容易になるという利点も得られる。
この態様では、前記制御手段は、前記表示範囲の数に応じて定められた第2反転頻度に従って前記第2電圧の極性を反転させるように、前記第2電極電位設定手段を制御する、ように構成してもよい。
この態様によれば、シャッタ手段についても、前に第1反転頻度に関して述べたのと同様、表示範囲の数に応じて定められた極性反転駆動が行われることになる。これによると、次のような作用効果が得られる。
すなわち、当該のシャッタ手段と、前述の第1液晶、第1電極及び第2電極等からなる構成(以下、「電気光学装置本体」とよぶ。)とは、実質的に同じ液晶表示装置を構成する。このうち電気光学装置本体については、各表示範囲に対応する液晶印加電圧の各極性の固定が生じると画質の劣化を招く点については既に述べたが、実は、当該シャッタ手段が液晶表示装置と同等の構成を備える以上、同じことがこのシャッタ手段に関しても生じうる。そして、そのようなことがシャッタ手段に生じれば、これを透過する光の割合等に影響が生じ、当然、画像の品位にも影響を及ぼすことになってしまう。
しかるに、本態様では、シャッタ手段においても、表示範囲の数に応じて定められた第2反転頻度に従って、第2液晶へ印加される電圧の極性が反転されるようになっている。したがって、当該第2反転頻度の設定を好適に行えば、ある特定の表示範囲について、常に、同じ極性に基づく光透過、ないしはそれに基づく画像表示が行われる、などといった事象の発生を未然に防止することができるのである。
このように、本態様によれば、極性反転駆動を行っても、高品位な画像を表示することが可能となるという効果が、より実効的に奏されることになるのである。
この態様では、前記第2反転頻度は、前記複数の表示範囲のそれぞれに各一画面分の複数の画像が表示されることを一単位とすることに基づき、定められるように構成してもよい。
これによれば、既に電気光学装置本体に関して述べたように、表示範囲の数が2である場合、ともに一方の表示範囲に表示される第1画像及び第3画像がそれぞれ異なる極性に基づいて表示され、ともに他方の表示範囲に表示される第2画像及び第4画像がそれぞれ異なる極性に基づいて表示される、などといった運用が可能になる。
したがって、本構成によれば、前述の効果が更に実効的に奏される。
あるいは、第2反転頻度に基づく極性反転が行われる態様では、前記第2反転頻度は、前記複数の表示範囲のそれぞれに各一画面分の複数の画像が表示された後、更に、当該複数の表示範囲のそれぞれに各一画面分の他の複数の画像が表示されることを一単位とすることに基づき、定められるように構成してもよい。
これによれば、例えば、電気光学装置本体に係る第1反転頻度が、複数の表示範囲のそれぞれに各一画面分の複数の画像が表示されることを一単位とすることに基づき定められる場合、シャッタ手段に係る第2反転頻度は、その一単位2つ分(即ち、その二単位分)を、新たな一単位とすることに基づき定められる、ということになる。つまり、この場合、シャッタ手段における極性反転の頻度は、電気光学装置本体における極性反転の頻度に比して、倍に間延びする。
そして、このような例によると、例えば、表示範囲の数が2である場合、電気光学装置本体では、順に、
+,+,−,−,+,+,−,−,……
という極性反転駆動が行われることになるのに対し、シャッタ手段では、順に、
+,+,+,+,−,−,−,−,……
という極性反転駆動が行われる、等ということになる。
なお、これら+及び−の記号の羅列は、左から順に、第1表示範囲、第2表示範囲、第1表示範囲、…という順番に従って画像表示が行われることに対応している。
これらの記号列を眺めるとわかるように、奇数番目(又は偶数番目)に登場する双方の列の対応する記号を見比べると、1番目(又は2番目)では+と+、3番目(又は4番目)では−と+、5番目(又は6番目)では+と−、7番目(又は8番目)では−と−、というようになっている。
このように、本構成によると、シャッタ手段における第2電圧の極性と、電気光学装置本体における第1電圧の極性との組み合わせを、時系列に沿ってバランスよく配することが可能となるのである。
また、シャッタ手段を備える態様では、前記シャッタ手段は、前記第1,2,…,N領域が、この順に光を透過させる各状態をとり、前記各状態のうちの一の状態から他の状態に遷移するまでの期間が、前記表示範囲の1つに一画面分の画像が表示される期間を規定する、ように構成してもよい。
これによれば、シャッタ手段と、各表示範囲における画像表示、あるいは前述の第2反転頻度との間に有機的な関連性がもたされることにより、前述の効果をより実効的に享受することが可能になる。
なお、「第1,2,…,N領域が、この順に光を透過させる各状態」をとるという場合において、第N領域が光を透過させた後には第1領域が光を透過させる、即ち1→2→…→N→1→2→…というように、これら第1,2,…,N領域が、円環的に光を透過させるようになっているとなお好ましい。
前述の第2反転頻度に基づく極性反転が行われる態様では、前記第2液晶、前記第3電極及び前記第4電極は第2液晶素子を構成し、前記第2液晶素子は、マトリクス状の配列に従って配置されており、前記第2電極電位設定手段は、前記第2電圧として前記マトリクス状の配列の各行ごとに異なる極性の電圧が印加されるように、前記第3電極及び前記第4電極の電位を設定可能であり、前記第2反転頻度は、前記各行を一単位とすることに基づき、定められる、ように構成してもよい。
これによれば、シャッタ手段において、いわゆる「ライン反転」が行われる。この場合、第2反転頻度は一般に高まるから、そのような駆動により得られる効果、即ち液晶の劣化防止等の効果が、より実効的に享受されることになる。
この態様では、前記第2電極電位設定手段は、前記第2電圧として前記マトリクス状の配列の各行ごと且つ各列ごとに異なる極性の電圧が印加されるように、前記第3電極及び前記第4電極の電位を設定可能であり、前記第2反転頻度は、前記各行且つ各列が交差する各画素を一単位とすることに基づき、定められる、ように構成してもよい。
これによれば、シャッタ手段において、いわゆる「ドット反転」が行われる。この場合、第2反転頻度は、一般に、前記にも増して更に高まるから、前記液晶の劣化防止等の効果が、更に実効的に享受されることになる。
あるいは、前述の第2液晶素子を備える態様では、前記第2反転頻度は、前記第2液晶素子の前記マトリクス状の配列中における配置位置に対応する前記第1液晶素子における前記第1電圧の極性と、当該第2液晶素子における前記第2電圧の極性とが常に反対となるように、定められる、ように構成してもよい。
この態様によれば、シャッタ手段における極性の状態と、電気光学装置本体における極性の状態とが、真反対になるから、シャッタ手段及び電気光学装置本体の双方を通過する光は、シャッタ手段において前記の非対称性を被るものの、電気光学装置本体において反対の非対称性を被ることにより、全体的にみると、最初の非対称性が矯正され得ることになる。
したがって、前述した本発明に係る効果を更に実効的に享受することができる。
一方、本発明の電子機器は、上記課題を解決するために、上述した各種態様の電気光学装置を備える。
本発明の電子機器は、上述した各種の電気光学装置を備えてなるので、一つの装置で二表示範囲に別々の画像を表示する場合において、極性反転駆動を行っても、高品位な画像を表示することが可能である。
さらに、本発明の電気光学装置の駆動方法は、上記課題を解決するために、複数の表示範囲それぞれに相異なる内容の画像を表示可能な電気光学装置を駆動するための電気光学装置の駆動方法であって、前記複数の表示範囲各々に対応する複数の方向に進行する光を所定の割合で透過させる第1液晶に第1電圧を印加する第1電圧印加工程と、前記表示範囲の数に応じて定められた第1反転頻度に従って前記第1電圧の極性を反転させる第1極性反転工程と、を備える。
また、本発明の電気光学装置の駆動方法では、前記第1反転頻度は、前記複数の表示範囲のそれぞれに各一画面分の複数の画像が表示されることを一単位とすることに基づき、定められる、ように構成してもよい。
また、本発明の電気光学装置の駆動方法では、前記電気光学装置は、前記第1液晶に向けて且つ前記複数の方向の各々に光を進行させるように、自身に入射する光を屈折させるレンズ手段と、前記複数の方向の各々に対応する第1,2,…,N領域(ただし、Nは正の整数であって、前記表示範囲又は前記方向の数に一致する数)をもち、そのうちの第i領域(ただし、iは1,2,…,Nのいずれか)を光が透過し該光が前記レンズ手段に向かって進行するときには、他の第j領域(ただし、jは1,2,…,Nのうち前記iでない数のすべて)は光を遮蔽するシャッタ手段と、を更に備えており、前記シャッタ手段における光の透過又は遮蔽を規定する第2液晶に第2電圧を印加する第2電圧印加工程と、前記表示範囲の数に応じて定められた第2反転頻度に従って前記第2電圧の極性を反転させる第2極性反転工程と、を備えるように構成してもよい。
この態様では、前記第2反転頻度は、前記複数の表示範囲のそれぞれに各一画面分の複数の画像が表示されることを一単位とすることに基づき、定められるように構成してもよい。
あるいは、第2反転頻度に基づく極性反転が行われる態様では、前記第2反転頻度は、前記複数の表示範囲のそれぞれに各一画面分の複数の画像が表示された後、更に、当該複数の表示範囲のそれぞれに各一画面分の他の複数の画像が表示されることを一単位とすることに基づき、定められるように構成してもよい。
以上に述べた、各種の電気光学装置の駆動方法によれば、それらに対応する、前述の各種の電気光学装置と同様の作用効果が享受される。
<第1実施形態>
以下では、本発明に係る第1の実施の形態について図1乃至図2を参照しながら説明する。
第1実施形態に係る立体画像表示装置100は、照明装置10、液晶装置20、光学体30、駆動装置50及びタイミング制御回路60から構成されている。照明装置10は、液晶装置20の背面側に設置されて液晶装置20を照明する。光学体30は照明装置10と液晶装置20との間に介挿される。
照明装置10は、図1に示すように、導光板11及び光源15からなる。
このうち光源15は、例えば白色LED(Light Emitting Diode)である。この光源15は、図1に示すように、比較的長尺の棒状ないしは直方体形状をもつ。光源15は、その長手方向が、後述の導光板11の側端に沿うようにして配置される。光源15から発せられた光は、導光板11の当該側端からその内部に入射する。
導光板11は、略平板状の形態をもつ、光透過性の光学部材である。この導光板11は、光源15から入射した光を当該導光板11の全体に行き渡らせるとともに、その光を、液晶装置20に向けて出射する機能を有する。導光板11の図1中上面、即ち液晶装置20に対向する面は、光が当該液晶装置20に向けて出射する面であり、発光面となる。
この機能を補助するため、導光板11は、拡散板及び反射板(いずれも不図示)を備えている。このうち拡散板は、導光板11に入射した光を適当に拡散させる機能を持つ。具体的には例えば、楔形断面をもつ微小な突起を所定方向に沿って並列させた平板等が該当し得る。また、反射板は、導光板11の裏面(図1では表し得ない、図中下面)に備えられる。反射板は、例えばアルミニウム等の比較的高い光反射性能をもつ材料から作られる。これにより、導光板11の内部から逃げようとする光は、その内部に封じ込められる。
液晶装置20は、図1等に示すように、相互に対向する第1基板21と第2基板22とを具備する。第1基板21と第2基板22との間隙には液晶(図示略)が封止される。この液晶については、OCB(Optically Compensated Bend)モードなど高速に応答する液晶が好適に採用される。
第1基板21上には対向電極(不図示)が備えられる一方、第2基板22のうち液晶との対向面には、画像の各画素に対応する複数の画素電極24が、相互に交差するX方向及びY方向にわたってマトリクス状に配列される。
このようにしてマトリクス状に配列される画素電極24のうち、各行に並ぶ画素電極24は、当該各行に配設される走査線に共通接続される一方、各列に並ぶ画素電極24は、当該各列に配設されるデータ線に共通接続される(いずれも不図示)。これら走査線及びデータ線と画素電極24との間には、薄膜トランジスタ(不図示)が設けられている。この薄膜トランジスタは、走査線に供給される選択信号に応じて、ON状態及びOFF状態間を遷移する。画素電極24は、この薄膜トランジスタがON状態にあるときに、データ線を介して供給される画像信号の供給を受ける。
第1基板21と第2基板22とで挟持された液晶は、各画素電極24と対向電極との電位差に応じて配向が変化する。したがって、照明装置10からの出射光のうち観察側に透過する光量の割合(透過率)は画素電極24ごとに制御される。
光学体30は、レンチキュラレンズ32及びシャッタ装置33を備える。
このうちシャッタ装置33は、基本的に前述の液晶装置20と同じ構成を備えている。すなわち、シャッタ装置33は、図2に示すように、相互に対向する第3基板及び第4基板(いずれも不図示)を備えるとともに、このうちの第3基板上には、液晶装置20における前記対向電極に相当する共通電極94が備えられ、第4基板上には、前記画素電極24に相当する長尺電極93L及び93Rが備えられている。また、第3基板及び第4基板間の間隙には液晶(不図示)が封止されるが、この液晶については、前記の液晶装置20と同様、OCB(Optically Compensated Bend)モードなど高速に応答する液晶が好適に採用される。
長尺電極93L及び93Rはそれぞれ、図中Y方向に沿って、その長辺が延びる略長方形状を持つ。また、これら長尺電極93L及び93Rは、図2に示すように、X方向に沿って交互に配列されている。
さらに、このようにして1つ飛びに配列される長尺電極93Lは、1本の駆動配線95Lに接続される一方、同じく1つ飛びに配列される長尺電極93Rもまた、1本の駆動配線95Rに接続される。これにより、複数の長尺電極93R、又は、複数の長尺電極93Lは、一斉に所定の電位に設定されるようになっている。
第3基板と第4基板とで挟持された液晶は、各長尺電極93L及び93Rと、前記共通電極94との電位差に応じて配向が変化する。したがって、照明装置10からの出射光のうち観察側に透過する割合(透過率)は長尺電極93L及び93Rごとに制御される。
ただし、このシャッタ装置33における透過率の制御は、基本的に、Y方向に沿って延びる画素列ごとに、光を透過させ又は透過させない(遮蔽する)、という基本的に2つだけの状態間を遷移する。
レンチキュラレンズ32は、図3に示すように、X方向に複数配列する。各レンチキュラレンズ32はY方向に延在する。発光面に垂直な方向からみると、ひとつのレンチキュラレンズ32は、シャッタ装置33においてX方向に相隣接する2列分の画素列と重なり合う。すなわち、シャッタ装置33を構成する2列の画素列に対して1個のレンチキュラレンズ32が対応する。
このレンチキュラレンズ32は、シャッタ装置33の状態に応じて、導光体11からの出射光を方向DRに進行させ、あるいは方向DAに進行させる。方向DRと方向DAとは別方向である。図3では、各レンチキュラレンズ32の図中右半分に位置するシャッタ装置33の画素列が光透過状態とされていることにより、光は、方向DRに沿って進行することが実線でもって表現されている。
このようなことから、光源15の光が、導光体11からシャッタ装置33を介してレンチキュラレンズ32を透過した後、方向DRに進行するならば、その光は視認者の右眼側に進行することになる一方、方向DAに進行するならば、その光は視認者の左眼側に進行することになる、という状態が実現され得る。要するに、以上の構成によると、立体画像表示が行われ得ることになるのである。
駆動装置50は、照明装置10、シャッタ装置33及び液晶装置20を駆動する。この駆動装置50は、図1に示すように、照明駆動回路52、シャッタ駆動回路53及び液晶駆動回路55を備えている。なお、駆動装置50の実装の態様は任意である。例えば、照明駆動回路52を照明装置10に実装するとともに液晶駆動回路54を液晶装置20に実装した構成や、照明駆動回路52、シャッタ駆動回路53及び液晶駆動回路54を単一の集積回路に搭載した構成が採用される。
照明駆動回路52は、照明装置10の光源15の点灯・消灯を制御する。
また、シャッタ駆動回路53は、シャッタ装置33の状態の遷移を制御する。このシャッタ駆動回路53には、前述の駆動配線95L及び95Rが接続されるほか、共通電極94に接続された駆動配線(不図示)が接続される。シャッタ駆動回路53は、これら各駆動配線を用いて、長尺電極93L及び共通電極94間の電位差を、あるいは長尺電極93R及び共通電極94間の電位差を、適当に設定する。
一方、液晶駆動回路54は、液晶装置20の状態を制御する。この液晶駆動回路54は、走査線駆動回路及びデータ線駆動回路を含み得る。これら走査線駆動回路及びデータ線駆動回路にはそれぞれ、前述の走査線及びデータ線が接続される。また、液晶駆動回路54には、前述の対向電極に接続された駆動配線(不図示)もまた接続される。
走査線駆動回路は、1つの画素行を単位として選択信号を発し、水平走査期間を規定する。データ線駆動回路は、走査線駆動回路によって選択された画素行に対して、画像信号を供給する(即ち、画像信号を書き込む。)。最初の画素行に画像信号の供給を開始してから、最終の画素行に画像信号を供給するまでの時間が、垂直走査期間となる。
以上の結果、液晶駆動回路54は、各画素について、各画素電極24及び対向電極間の電位差を適当に設定する。
以上述べたシャッタ駆動回路53及び液晶駆動回路54は、第1実施形態の立体画像表示装置において、好適な極性反転駆動を行うが、この点の詳細については、後に改めて説明する。
タイミング制御回路60は、シャッタ駆動回路53及び液晶駆動回路54の動作タイミングを制御する。つまり、タイミング制御回路60は、これら各回路53及び54を介して、シャッタ装置33及び液晶装置20それぞれの状態遷移のタイミングを制御する。
なお、第1実施形態においては特に、照明駆動回路52は、このタイミング制御回路60による制御を受けない。つまり、光源15は、常態において、点灯を継続する。
また、このタイミング制御回路60には、外部装置(不図示)から入力画像信号SINが供給される。入力画像信号SINは、一般に、相異なる内容を持つ右眼側画像及び左眼側画像各々の画素が保有すべき前記の電位差を指定する信号である。
以下では、以上のような構成を備える立体画像表示装置100の動作について、既に参照した図1乃至図3に加えて、図4及び図5を参照しながら説明する。なお、以下の説明における液晶装置20、シャッタ装置33等の各種要素の動作の開始・終了は、特に断りがない限り、駆動装置50を介した、タイミング制御回路60による制御に因る。
なお、以下では、本発明に特徴的な動作態様の説明に入る前に、まず、第1実施形態の立体画像表示装置100の基本的な動作態様について説明する。
図4のタイミングチャートにおいて、「シャッタ・一単位期間」とは、右眼用として表示される画像と、左眼用として表示される画像との1セットの表示に必要な一単位の期間を意味する。この期間を単位とした繰り返し周波数は、第1実施形態において、図に示すように60Hzである。
この図4において、まず初めに、液晶装置20に対する右眼用の画像に係る画像信号の書込みが行われる。この画像信号SINの書込みは、前述のように、液晶装置20の画素行毎に行われるとともに、最初の画素行から最終の画素行までを順次走査していくことによって全ての画素について行われる。なお、図4では、この一連の書込動作が1つのパルスで表現されている。つまり、当該パルスの幅が垂直走査期間にほぼ相当する
続いて、液晶装置20における液晶の応答が始まるのに併せて、シャッタ装置33の応答が始まる。ここでのシャッタ装置33の応答は、図2に「右眼シャッタ透過タイミング」と記載されていることからもわかるように、視認者の右眼側へ画像を表示するための応答である。つまり、図3でいえば、レンチキュラレンズ32の図中右半分に対応する画素列、図2でいえば、長尺電極93Rの配列位置の部分にあたる画素列が光透過状態となり、それに隣接する画素列、即ち長尺電極93Lの配列位置の部分にあたる画素列が光不透過状態となるような応答がなされるのである。
なお、これら液晶装置20及びシャッタ装置33の応答は、理想的には垂直に立ち上がるべきところであるが、現実の液晶では、図に示すように一定の時定数をもつ応答がなされるのが通常である。また、これら液晶装置20及びシャッタ装置33は、前述のように、基本的に同じ構成を備えているので、図4に示すように、その応答の様子も基本的に同様となる。
液晶装置20及びシャッタ装置33が定常状態に至ったら、光源15からの光は、シャッタ装置33における長尺電極93Rの配列位置の部分を透過する。そして、この光は更に、レンチキュラレンズ32を通過する際、図3に示すように方向DRに沿って進行しながら、液晶装置20を通過する。
以上により、視認者の右眼に対して、一定の内容をもつ画像が表示されることになる。このような発光期間LEは一定期間続く。
この後、左眼用の画像表示が行われるが、その態様は、液晶装置20に左眼用の画像が書き込まれること、長尺電極93Lの配列位置の部分が光透過状態とされること、光は図3の方向DLに沿って進行すること等を除いて、前述したのと殆ど同じである。
そして、その後は、右眼用の画像表示、及び、左眼用の画像表示が交互に繰り返し行われるが、この繰り返しにおいて、液晶装置20を駆動するための電位、及び、シャッタ装置33を駆動するための電位は、例えば図5に示すように、シャッタ・一単位期間を単位としてその極性が反転させられていく。
図5においては、シャッタ装置33に関する極性反転駆動の例が示されている。この図5において、最初のシャッタ・一単位期間中、共通電極94の電位がプラス側に設定された後には、次のフレーム期間中はマイナス側に設定されるというように、以後これが繰り返されるようになっている。また、これに応じて、駆動配線95R及び95Lに供給される信号波形の極性、及び、長尺電極93R及び93Lの駆動波形も、シャッタ・一単位期間を単位として反転させられていく。
このような極性反転を利用することにより、シャッタ装置33を構成する液晶の劣化の進行を極力防止することができる。
なお、前述で「プラス側」及び「マイナス側」というのは、所定の基準電圧を基準とする呼称である。すなわち、当該基準電圧を上回る電圧は「プラス」、下回る電圧は「マイナス」と呼ばれている。この基準電圧の値は、基本的に自由に定めうる。この点については、以下においても同じである。
また、液晶装置20についても、基本的に、図5と同様の極性反転駆動が行われる。すなわち、液晶装置20を構成する対向電極は、例えば1フレーム期間を単位としてその極性が反転していき、それに応じて、画素電極24の電位の極性もまた、1フレーム期間を単位として反転していく、などということになる。
以上までが、第1実施形態の立体画像表示装置100の基本的な動作態様である。第1実施形態では、このような基本的動作態様を基礎にして、以下、図6を参照して説明するような特徴的な要素が加えられる。
なお、以下この図6を参照する説明おいては、説明を簡便にするため、液晶装置20における画素数が6行×4列の場合を例にとって説明を行う(この点については、後に参照する図7、図8及び図11においても同じである。)。
また、図6では、その上段に液晶装置20の極性反転の変遷の様子が、その下段にシャッタ装置33の極性反転の変遷の様子が、それぞれ示されているが、それら双方に記載されている「+」及び「−」という符号には、次のような意味がある。すなわち、シャッタ装置33における「+」なる符合は、図5に示すところからもわかるように、長尺電極93R又は93Lがプラスで、共通電極94がマイナスという極性である場合を表し、「−」なる符号は、その逆の長尺電極93R又は93Lがマイナスで、共通電極94がプラスという極性である場合を表している。一方、同様にして、液晶装置20における「+」なる符合は、画素電極24がプラスで、対向電極がマイナスという極性である場合を表し、「−」なる符号は、その逆の画素電極24がマイナスで、対向電極がプラスという極性である場合を表している。なお、図6では、「+」については薄いハッチングを付し、「−」については付していない(シャッタ装置33における「濃いハッチング」については後述する。)。
さらに、図6における「1フレーム期間」は、右眼用画像又は左眼用画像の一画面分の画像が表示される期間を意味している(この点については、後に参照する図7、図8及び図11においても同じである。)。この「1フレーム期間」と、既に参照した図4等に示した「シャッタ・一単位期間」とは、図6に示すように、前者の期間の2期間分が、後者の期間の1期間分に該当する、という関係にある。つまり、この1フレーム期間を単位とした繰り返し周波数は、第1実施形態において、図に示すように120Hzである。
さて、以上の前提の下、この図6をみるとわかるように、第1実施形態では、液晶装置20における極性反転駆動は、1ラインを単位とするライン極性反転駆動が行われるとともに、2フレームを一単位とするフレーム極性反転駆動が行われるようになっている。
一方、シャッタ装置33における極性反転駆動もまた、2フレームを一単位とするフレーム極性反転駆動が行われるようになっている。
より詳細に見ると、液晶装置20においてライン極性反転駆動が行われている結果、第1フレーム目では、第1,3,5行目に位置する画素行がプラスで駆動され、第2,4,6行目に位置する画素行がマイナスで駆動される。
ここでもし、単純なフレーム極性反転駆動が行われているならば、続く第2フレーム目は、いま述べたような極性とは逆の極性による駆動が行われなければならない。
しかし、第1実施形態では、この第2フレーム目は、第1フレーム目と同じ極性による駆動が行われ、フレームを単位とするような極性反転が行われるのは、図6に示す第3フレーム目である。すなわち、この第3フレーム目では、第1,3,5行目に位置する画素行がマイナスで駆動され、第2,4,6行目に位置する画素行がプラスで駆動される。
以下は、上述と同様に、2フレームごとのフレーム極性反転駆動が行われる。
一方、シャッタ装置33においては、第1フレーム目では、第2列及び第4列の長尺電極93Rの配列位置の部分が光透過領域となる(図中の「濃いハッチング部分」は、この光透過領域に隣接する、光不透過ないし光遮蔽領域であることを示している。この図6、並びに図7、図8及び図11における同様の部分について同じ。)。これにより、図6に示す、液晶装置20の領域R12及びR14の部分を光が透過することになり、右眼用画像が表示されることになる。続く第2フレーム目では、第1列及び第3列の長尺電極93Lの配列位置の部分が光透過領域となる。これにより、図6に示す、液晶装置20の領域L21及びL23の部分を光が透過することになり、左眼用画像が表示されることになる。
以後、第2列及び第4列が光透過領域となり、第1列及び第3列が光透過領域となる、という繰り返し動作が行われるが、このシャッタ装置33においても、既述のように、2フレームごとのフレーム極性反転駆動が行われる。つまり、第1及び第2フレーム目ではプラスによる、第3及び第4フレーム目ではマイナスによる、駆動がそれぞれ交互に繰り返し行われるのである。
以上のような、液晶装置20及びシャッタ装置33双方の極性反転駆動の組み合わせによって、以下のようなことがいえる。
すなわち、第1フレーム期間たる右眼用画像の表示期間において、例えば、液晶装置20の領域R12では、奇数行目の画素行がプラスで、偶数行目の画素行がマイナスで駆動されるのに対して、第3フレーム期間たる右眼用画像の表示期間において、前記領域R12に対応する領域R32では、奇数行目の画素行がマイナスで、偶数行目の画素行がプラスで駆動されるのである(その他の領域についても同じである。)。
このように、第1実施形態においては、右眼用画像が表示される各フレーム期間(即ち、第1,第3,第5,第7,…の各フレーム期間)が訪れるごとに、液晶装置20は、その直前とは逆の極性で駆動されるようになっているのである。
以上のことは、シャッタ装置33についても全く同様に言える(図6参照)。
このようなことが可能となっているのは、液晶装置20及びシャッタ装置33の極性反転が、“2フレーム”を一単位として行われるようになっていることによる。すなわち、第1実施形態における極性反転の頻度が、右眼及び左眼という“2つ”の表示範囲に一致する、“2フレーム”ごとに極性反転を行うべきこと、ということに基づいて定められていることによるのである。
このような第1実施形態の立体画像表示装置100によれば、次のような効果が奏される。
(1) 第1実施形態の立体画像表示装置100では、上述のように、右眼用画像が表示される各フレーム期間が訪れるごとに、液晶装置20が、その直前とは逆の極性で駆動されるようになっていて、従来のように、右眼用画像が、常に、同じ極性に基づいて表示されるというようにはなっていない。このことは左眼用画像についても同様である。
したがって、第1実施形態においては、視認者の右眼なら右眼、あるいは左眼なら左眼には、プラス側の極性に基づく画像も、マイナス側の極性の基づく画像も、ともに表示されるということになる。したがって、立体画像全体として見た場合、当該画像上に、フリッカやいわば「浮き」と呼びうる現象が発生する恐れは極めて低減されているのである。
このように、第1実施形態によれば、極性反転駆動を行っても、高品位な画像を表示することが可能となる。
(2) 前記の(1)と同じことは、シャッタ装置33についても言える。すなわち、第1実施形態のシャッタ装置33は、既述のように、あるいは図1ないし図2に示したように、液晶装置20と基本的に同一の構成を備えるが、このシャッタ装置33についても、前述のように、右眼用画像(又は左眼用画像)が表示される各フレーム期間が訪れるごとに、その直前とは逆の極性で駆動されるようになっている。したがって、当該シャッタ装置33における極性の偏り、あるいは光透過特性についての偏りは生ぜず、前記した効果は、より実効的に奏されることになるのである。
以上、(1)及び(2)として述べた効果は、例えば従来例たる図7を参照すると、より明瞭に把握される。この図7では、液晶装置20は、1フレーム期間ごとに極性反転駆動されている様子が示されている。したがって、この図7では、液晶装置20の領域R12と、これに対応する領域R32とは、同じ極性で駆動されている。以後図示されない部分も同様の駆動がなされることになるから、結局、右眼用画像は、常に、同じ極性で駆動されることになってしまうのである(その他の領域についても同様である。)。
また、図7において、シャッタ装置33は、極性反転駆動が行われていない。したがって、この図7では、光透過領域は、常に、同じ極性で駆動されることになってしまい、当該領域を透過する光の割合等に一定の偏りを生じさせてしまうおそれがある。
以上のようなことから、図7では、画像上にフリッカや前記「浮き」等を生じさせてしまう恐れが高まるのである。
これに対して、第1実施形態では、図7に示すのと同様な意味における不具合をこうむる恐れは全くない。
(3) 第1実施形態では、液晶装置20について、フレームを単位とするような極性反転駆動が行われるとともに、ラインを単位とする極性反転駆動もまた行われるようになっている。したがって、極性反転を行うこと自体による効果、即ち液晶の劣化防止等の効果がより実効的に奏される。
<第2実施形態>
以下では、本発明に係る第2の実施の形態について図8を参照しながら説明する。なお、この第2、及び、それ以後の第3実施形態は、前述の第1実施形態に比べて、立体画像表示装置100の具体的な動作態様について、主に、特徴的な変更があるものであり、それ以外の構成等は、前述の第1実施形態と同じである。したがって、以下では、両者が同一である点についての説明は省略する。
第2実施形態の立体画像表示装置100では、図8に示すように、図6と比べて、シャッタ装置33の反転頻度について変更がある。すなわち、この図8では、シャッタ装置33は、4フレームを一単位とした極性反転駆動が行われている。言い換えると、液晶装置20は、2フレームを一単位として極性反転駆動されるようになっている一方(この点、図6と変わりはない。)、シャッタ装置33は、液晶装置20における前記「一単位」の2つ分を一単位として(即ち、4フレームを一単位として)、極性反転駆動されるようになっているのである。
このように、第2実施形態では、シャッタ装置33の極性反転頻度が、液晶装置20のそれに比べて、倍に間延びしている。
これによると、次のようなことがいえる。すなわち、図8の各フレームの右上隅の画素(破線参照)に着目すると、第1フレーム目において、液晶装置20では「+」、シャッタ装置33では「+」となっている。以後、同じく、右眼画像が表示される第3、第5、及び第7フレーム目における液晶装置20及びシャッタ装置33の図中右上隅の画素に着目すると、この順に、「−」及び「+」、「+」及び「−」、そして「−」及び「−」となっている。
以後は、このような極性の組み合わせによる駆動が繰り返し行われる。
このような極性反転の様子は、図6の場合とは異なる。すなわち、図6において、上述と同じく、第1,第3,第5,及び第7フレームにおける、液晶装置20及びシャッタ装置33の図中右上隅の画素に着目すると(ただし、後二者のフレームは図示されていない。)、それぞれ、「+」及び「+」、「−」及び「−」、「+」及び「+」、「−」及び「−」というようになっている。
このような第2実施形態の立体画像表示装置100によれば、次のような効果が奏される。
(1) まず、この第2実施形態においても、上記第1実施形態の効果として述べた(1)乃至(3)に係る効果と本質的に変わりのない効果が同様に奏される。
(2) また、この第2実施形態によれば、前述のように、図8の第1,第3,第5,及び第7の各フレームの図中右上隅の画素に着目すると、この順に、
〔1〕「+」・「+」,〔3〕「−」・「+」,〔5〕「+」・「−」,〔7〕「−」・「−」
という極性の組み合わせになっているのに対して、図6の同各フレームでは、
〔1〕「+」・「+」,〔3〕「−」・「−」,〔5〕「+」・「+」,〔7〕「−」・「−」
という極性の組み合わせとなっている(いずれも〔〕内の数字は、フレーム数を表す。)。
これらの場合のうち、図6の場合における前記〔1〕、〔5〕、更に記載はしていないがその後、〔9〕、〔13〕…と続く、各フレームにおいては、右眼用画像の表示の際に、液晶装置20及びシャッタ装置33ともに「+」極性であるような、極性の固定、あるいは偏りを生じさせてしまうことがわかる(一方、〔3〕、〔7〕、…と続く各フレームでは、「−」極性の固定を生じさせる。)。
ここで、液晶装置20とシャッタ装置33とは互いに異なる装置ではあるにしても、両装置とも実質的に同じ液晶表示装置であることに鑑みると、両装置20及び33における「+」極性及び「−」極性それぞれの場合の液晶への電圧印加特性には類似の固有性が現れるということが考えられる。そうすると、前述したような「極性の固定」を生じさせるのは、できるだけ回避することが好ましい。そうでなければ、結局、前述したようなフリッカ等を画像上に発生させ、その画質の低下をもたらす恐れがあるからである。
このような事情に鑑みると、第2実施形態においては、液晶装置20及びシャッタ装置33の各極性の組み合わせが、第1実施形態に比べてバランスよく配されるようになっており、前述したような「極性の固定」が生じないようになっている。
したがって、第2実施形態によれば、極性反転駆動を行いながらも、より高品位の画像を表示するという効果が、より一層実効的に奏されることになるのである。
<第3実施形態>
以下では、本発明に係る第3の実施の形態について図9乃至図11を参照しながら説明する。この第3実施形態では、上述の第1実施形態に比べて、シャッタ装置の構成について変更がある。最初に、この点について図9を参照しながら説明する。
図9において、シャッタ装置330は、第3基板、第4基板及びこれらに挟持される液晶(いずれも不図示)、並びに、共通電極94を備えている。この点について、図2と何ら変更はない。変更されているのは、長尺電極93R及び93Lに代えて、ドット状画素電極33DR及び33DLが備えられている点である。
これらドット状画素電極33DR及び33DLのそれぞれは、図9に示すように、平面視して殆ど正方形に近い長方形状を持つ。そのそれぞれの大きさは、液晶装置20の画素の1つ1つの大きさに対応している。
また、これらドット状画素電極33DR及び33DLは、それぞれがマトリクス状に配列されている。より詳細には、図中左右方向に沿ってみると、ドット状画素電極33DRとドット状画素電極33DLとは交互に配列されている一方、図中上下方向に沿ってみると、ある一列についてはドット状画素電極33DRのみが並び、他の一列についてはドット状画素電極33DLのみが並ぶ、というようになっている。
なお、図中上下方向に沿って順次並ぶ、ドット状画素電極33DR(又は33DL)の各行に関してのみ、後の説明の便宜上、“n”という名前を付けておくことにする(図9参照)。
なお、第3実施形態のシャッタ装置330における「画素列」とは、いま述べた、一列に並ぶ複数のドット状画素電極33DR又は33DLの一体を指す(図9中破線参照)。また、第3実施形態において、本発明にいう「第1領域」とは、一列に並ぶ複数のドット状画素電極33DRからなる画素列を単位として、その全てが集まった全画素列の占める領域がそれに該当し、同じく「第2領域」とは、一列に並ぶ複数のドット状画素電極33DLからなる画素列を単位として、その全てが集まった全画素列の占める領域がそれに該当する、とみることができる。
図9中左右方向に延びるある1ラインに着目した場合にみられる、1つ飛びに配列される複数のドット状画素電極33DRは、図9に示すように、1本の駆動配線35DRに共通接続されている。この駆動配線35DRは配線駆動回路38に接続されており、この配線駆動回路38は更に、シャッタ駆動回路53に接続されている。これにより、駆動配線35DRないしドット状画素電極33DRは、タイミング制御回路60の制御の下、所定の電位に設定される。
以上により、第3実施形態に係るシャッタ装置330では、前記1ライン内に存在する複数のドット状画素電極33DRが一斉に光を透過させ又は透過させない、という2つの状態間を遷移する。
以上、ドット状画素電極33DRに関して述べた事項は、残るドット状画素電極33DLにも全く同様にあてはまる。すなわち、図中左右方向の、ある1ラインに着目した場合にみられる、1つ飛びに配列されるドット状画素電極33DLもまた、駆動配線35DLに共通接続されており、この1ラインを単位として、一斉に光を透過させ又は透過させない、という2つの状態間を遷移する。
以上のような構成を備えるシャッタ装置330は、図10に示すタイミングチャートに従って動作する。
この図10においては、液晶装置20における1ライン分の画素行に対する画像信号の書込みが完了するごとに、発光期間LE(1)乃至LE(n)(又は発光期間LE(n+1)乃至LE(2n))が、設けられるようになっている。
すなわち、図10においてまず、液晶装置20の第1行目の画素行に対する画像書込みが行われると、それに続いて、当該第1行目の画素行に対応する液晶の応答が始まり、これに併せて、シャッタ装置330の応答が始まる。ここでいう、シャッタ装置330の応答とは、右眼側画像を表示するための応答であり、かつ、図9中の第1行目内に存するドット状画素電極33DRの配列位置の部分のみが光透過状態となる応答である。図10では、これが「右眼ラインシャッタ 1 透過タイミング」と表現されている。
以後、第2行目、第3行目、…、第n行目の画素行について上記と同様の動作が繰り返し行われる。図10では、これらによる生じるそれぞれのケースが、「右眼ラインシャッタ i1 透過タイミング」(i1は、1,2,…,nまでのいずれか。以下同じ。)、と表現されている。
なお、右眼側画像表示における、最終画素行に係る画像信号の書込は、最初の画素行に係る画像信号の書込みが開始した時点からみて、1フレーム期間の1/4の時間が経過する際に、行われるようになっている。
以後、左眼側画像表示ついても、上述と同様の動作が、第1行目から第n行目に至るまで行われる。図10では、これらによる生じるそれぞれのケースが、「左眼ラインシャッタ i2−n 透過タイミング」(i2は、n+1,n+2,…,2nまでのいずれか。以下同じ。)、と表現されている。
なお、上述した事項から明らかなように、図10では、図4とは異なり、「1ライン分の画素行に対する書込動作」が、1つのパルスで表現されている。つまり、当該パルスの幅が垂直走査期間を全画素行の数で割った期間にほぼ相当する。
以上のようなシャッタ装置330及びその駆動態様を基礎として、第3実施形態における極性反転駆動は、例えば図11に示すように行われる。
この図11では、液晶装置20上のマトリクス状の配列中における、ある画素(即ち、第L行目且つ第C列目の画素)の極性と、当該画素に対応する、シャッタ装置330上のマトリクス状の配列中におけるある画素(即ち、同じく第L行目且つ第C列目の画素)の極性とは、常に、反対となっている。例えば、図11の第1フレーム期間中の第2列に位置する画素列に着目すると、液晶装置20では、図中上から順に「+」,「−」,「+」,「−」,「+」,「−」という極性になっているのに対して、シャッタ装置330では、同じ順に「−」,「+」,「−」,「+」,「−」,「+」という極性になっている。
このようなことが可能となるのは、図10を参照して説明したように、液晶装置20の1ライン分の画素行への画像信号の書込みごとに、シャッタ装置330の1ライン分のドット状画素電極33DR(又は33DL)に関する、光透過又は不透過状態間の遷移に係る制御が行われるようになっているからである。これによれば、当該書込みが行われた1行分の極性とは異なる極性によって、シャッタ装置330の1ライン分のドット状画素電極33DR(又は33DL)の駆動をなしうることは了解され得る(図5参照)。
このような第3実施形態の立体画像表示装置100によれば、次のような効果が奏される。
(1) まず、この第3実施形態においても、上記第1実施形態の効果として述べた(1)乃至(3)に係る効果と本質的に変わりのない効果が同様に奏される。
(2) また、この第3実施形態では、上述した第2実施形態に関して述べた(2)に係る効果と本質的に相違のない効果を同様に享受することが可能である。というのも、この第3実施形態においても、第2実施形態と同様、図11中、第1,第3,第5,及び第7の各フレームの右上隅の画素に着目すると、この順に、「+」及び「−」、「−」及び「+」、「+」及び「−」、「−」及び「+」という極性が繰り返し現れるようになっており、第2実施形態の説明のところで言及したような「極性の固定」が生じないようになっているからである。
(3) 加えて、この第3実施形態では、前述のように、相互に対応する液晶装置20及びシャッタ装置330の各画素が、互いに異なる極性でもって駆動されるようになっていることから、シャッタ装置330及び液晶装置20の双方を通過する光は、シャッタ装置330において、例えば「+」極性の「−」極性に対する非対称性の影響を被るものの、液晶装置20においては、必ず、それとは反対の非対称性の影響を被ることになる。そうすると、全体的にみれば、光が、シャッタ装置330を通過する際にこうむった非対称性は、液晶装置20を通過する際に、いわば矯正され得るということになるのである。
したがって、第3実施形態によれば、上述の第1及び第2実施形態にもまして、極性反転駆動を行いながら、高品位の画像を表示するという効果を、より一層実効的に享受することが可能になる。
ただ、このような効果を享受するためには、既に説明したように、図9に示すようなシャッタ装置330、即ち図2に示すシャッタ装置33から比べると比較的複雑な構成をもつシャッタ装置を準備する必要があることに鑑みると、この点については、前記の第1及び第2実施形態の方が、より優位に立っているということができる。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明に係る電気光学装置は、上述した形態に限定されることはなく、各種の変形が可能である。
(1) 上記各実施形態では、液晶装置20については、いずれも右眼用画像及び左眼用画像を表示するための“2つ”の表示範囲に一致する、“2フレーム”を一単位として極性反転駆動が行われるようになっているが、本発明は、かかる形態に限定されない。すなわち、本発明において、極性反転の頻度は、基本的に、「表示範囲の数に応じて」、定められるようになっていればよいから、具体的には例えば、表示範囲の数の所定倍数ごとに極性反転が行われる、などとなっていてもよい。これによっても、前記各実施形態によって奏された各効果と略同様の効果が奏されることに変わりはない。
また、極性反転の頻度が「表示範囲の数に応じて」定められるようになっていれば、極性反転実行時の位相がずれていたとしても問題ない。例えば、図6に示す第1及び第2フレーム目における液晶装置20の極性の状態が、1フレーム分位相がずれて、第2及び第3フレームに位置し、その後も、同様に1フレーム分位相がずれた状態で極性反転駆動が行われる、という態様が採用されてもよい。
(2) 上述の各実施形態においては、液晶装置20においては、ライン極性反転駆動、及び、フレーム極性反転駆動が行われるようになっており、シャッタ装置33においては、フレーム極性反転駆動が、シャッタ装置330においては、ライン極性反転駆動かつフレーム極性反転駆動が、それぞれ行われるようになっているが、本発明は、かかる形態に限定されない。
このほかにも、例えば、一画素を一単位として極性反転していく、ドット極性反転駆動が行われるようにしてもよい。
(3) 上記各実施形態では、図2、図9に示す共通電極94が平板上の形態を持ち、画素電極たる長尺電極93R及び94Lの全て(第1及び第2実施形態)、あるいはドット状画素電極33DR及び33DLの全て(第3実施形態)に共通電位を提供するものとなっているが、本発明は、この形態に限定されない。共通電極もまた、適当な形態により、セグメント化されていてよい。
例えば、図2に関して言えば、共通電極は、長尺電極93R及び93Lと同様に分割された形態ないし形状で設けられてよい。これによると、画素電極側のうち光を透過させる領域においては、画素電極には正の電位が設定され、対向する電極には負の電位が設定され、画素電極側のうち光を遮光させる領域においては、画素電極及び対向する電極にはともに正もしくは負の電位が設定されてもよい。なお、ここで「正」又は「負」とは、基準となる所定の電位(例えば、接地電位)との関係において、正又は負であることを意味している。
このようにすることにより、画素電極及び対向する電極を駆動するために消費される電力を低減することができる。また、画素電極及び対向する電極の電位関係が直流電圧とならないように、シャッタ装置を制御する周期に合わせて、画素電極及び対向する電極の電位関係を反転させてもよい。
(4) 上記各実施形態では、本発明に係る「電気光学装置」が、もっぱら立体画像表示装置に適用される例について説明しているが、本発明はかかる形態に限定されない。例えば、上述した立体画像表示装置100の構成及び駆動方法と殆ど同一の構成及び駆動方法をもつことで、二画像表示装置を構成することができる。ここでいう二画像表示装置とは、例えば、自動車のダッシュボードの中央に搭載されて好適な装置であり、これにより、運転席側に座る運転者にはある一の画像を、助手席側に座る同乗者にはそれとは別の画像を、それぞれ表示することが可能な装置である。この場合、図3における方向DRに進む光が運転席側の画像を、方向DLに進む光が助手席側の画像を、それぞれ構成する、といった運用を行うことになる。
このような二画像表示装置においては、一人である視認者が立体画像を視認する場合において、画像上のフリッカ等を認識するといった不具合は生じないが、極性の相違に基づく特性の相違により、運転席側に表示される画像は、助手席側に表示される画像よりも、常に若干暗い、などといった不具合が生じうる。このような場合、本発明を適用すれば、そのような不具合の解消に極めて有効である。
以上のように、本発明は、二画像表示装置に対しても適用することが可能である。
なお、本発明にいう「電気光学装置」とは、電気光学素子を備えることで、所定の画像を表示することが可能な装置をいう。ここで「電気光学素子」とは、電気信号(電流信号又は電圧信号)の供給によって透過率や輝度といった光学的特性が変化する素子である。この電気光学素子を適当な態様で複数配列し、かつ、これらを適当に制御することによって、前記所定の画像を表示することが可能となる。
<応用例>
次に、本発明に係る立体画像表示装置100を利用した電子機器について説明する。図12ないし図15には、以上に説明した何れかの形態に係る立体画像表示装置100を採用した電子機器の形態が図示されている。
図12は、表示装置100を採用したモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。パーソナルコンピュータ2000は、各種の画像を表示する立体画像表示装置100と、電源スイッチ2001やキーボード2002が設置された本体部2010とを具備する。
図13は、立体画像表示装置100を適用した携帯電話機の構成を示す斜視図である。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001およびスクロールボタン3002と、各種の画像を表示する立体画像表示装置100とを備える。スクロールボタン3002を操作することによって、立体画像表示装置100に表示される画面がスクロールされる。
図14は、立体画像表示装置100を適用した携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す斜視図である。携帯情報端末4000は、複数の操作ボタン4001および電源スイッチ4002と、各種の画像を表示する表示装置100とを備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった様々な情報が立体画像表示装置100に表示される。
図15は、前述した、二視野画像表示装置を適用したカーナビゲーション装置の構成を示す図である。カーナビゲーション装置5000は、複数の操作ボタン5001と、各種の画像を表示する二視野画像表示装置とを備える。操作ボタン5001を操作すると、経路情報を含む道路地図や、渋滞情報、あるいは、お勧め観光スポット等の様々な情報(以下、「運行関連情報」という。)が二視野画像表示装置に表示される。
また、このカーナビゲーション装置5000では、二視野画像表示装置を利用して、DVD、ビデオテープ、あるいはテレビ受像信号等に基づく動画像等の表示を行うこともできる。
そして、このカーナビゲーション装置5000は、上記各種実施形態に係る二視野画像表示装置を搭載しているので、運転席5100に座る運転手に対して表示される画像と、助手席5200に座る同乗者に対して表示される画像とを異ならせることができる。この場合、好ましくは(特に、当該自動車の運行中には)、運転席5100の側に前記運行関連情報に係る画像が、助手席5200の側に前記動画像等が、それぞれ表示される。
なお、本発明に係る立体画像表示装置100が適用される電子機器としては、図12から図15に例示した機器のほか、デジタルスチルカメラ、テレビ、ビデオカメラ、ページャ、電子手帳、電子ペーパー、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、プリンタ、スキャナ、複写機、ビデオプレーヤ、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。
本発明の第1実施形態に係る立体画像表示装置の構成を示すブロック図である。 図1の立体画像表示装置を構成するシャッタ装置の構成を示す平面図である。 図1の立体画像表示装置の構成の側面図である。 図1の立体画像表示装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。 図2のシャッタ装置における電圧極性反転を伴う駆動方法を説明するためのタイミングチャートである。 図1の立体画像表示装置を構成する液晶装置及びシャッタ装置各々における極性反転の変化の様子を説明するための図である。 従来例に係る液晶装置及びシャッタ装置各々における極性反転の変化の様子を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る液晶装置及びシャッタ装置各々における極性反転の変化の様子を説明するための図である。 本発明の第3実施形態に係る立体画像表示装置を構成するシャッタ装置の構成を示す平面図である。 第3実施形態に係る立体画像表示装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。 第3実施形態に係る液晶装置及びシャッタ装置各々における極性反転の変化の様子を説明するための図である。 本発明に係る電子機器の形態(パーソナルコンピュータ)を示す斜視図である。 本発明に係る電子機器の形態(携帯電話機)を示す斜視図である。 本発明に係る電子機器の形態(携帯情報端末)を示す斜視図である。 本発明に係る電子機器の形態(カーナビゲーション装置)を示す図である。
符号の説明
100……立体画像表示装置、10……照明装置、11……導光体、15……光源、20……液晶装置、21……第1基板、22……第2基板、24……画素電極、30……光学体、32……レンチキュラレンズ、33、330……シャッタ装置、93R、93L……長尺電極、33DR,33DL……ドット状画素電極、94……共通電極、50……駆動装置、52……照明駆動回路、53……シャッタ駆動回路、54……液晶駆動回路、60……タイミング制御回路、

Claims (18)

  1. 複数の表示範囲それぞれに相異なる内容の画像を表示可能な電気光学装置であって、
    前記複数の表示範囲各々に対応する複数の方向に進行する光を所定の割合で透過させる第1液晶と、
    前記第1液晶に、前記所定の割合を決定する所定の第1電圧を印加する第1電極及び第2電極と、
    前記第1電極及び前記第2電極各々を、前記所定の第1電圧に対応する所定の電位に設定する第1電極電位設定手段と、
    前記表示範囲の数に応じて定められた第1反転頻度に従って前記第1電圧の極性を反転させるように、前記第1電極電位設定手段を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記第1反転頻度は、
    前記複数の表示範囲のそれぞれに各一画面分の複数の画像が表示されることを一単位とすることに基づき、定められることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記第1液晶、前記第1電極及び前記第2電極は第1液晶素子を構成し、
    前記第1液晶素子は、マトリクス状の配列に従って配置されており、
    前記第1電極電位設定手段は、前記第1電圧として前記マトリクス状の配列の各行ごとに異なる極性の電圧が印加されるように、前記第1電極及び前記第2電極の電位を設定可能であり、
    前記第1反転頻度は、
    前記各行を一単位とすることに基づき、定められる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電気光学装置。
  4. 前記第1電極電位設定手段は、前記第1電圧として前記マトリクス状の配列の各行ごと且つ各列ごとに異なる極性の電圧が印加されるように、前記第1電極及び前記第2電極の電位を設定可能であり、
    前記第1反転頻度は、
    前記各行且つ各列が交差する各画素を一単位とすることに基づき、定められる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の電気光学装置。
  5. 前記第1液晶に向けて且つ前記複数の方向の各々に光を進行させるように、自身に入射する光を屈折させるレンズ手段と、
    前記複数の方向の各々に対応する第1,2,…,N領域(ただし、Nは正の整数であって、前記表示範囲又は前記方向の数に一致する数)をもち、そのうちの第i領域(ただし、iは1,2,…,Nのいずれか)を光が透過し該光が前記レンズ手段に向かって進行するときには、他の第j領域(ただし、jは1,2,…,Nのうち前記iでない数のすべて)は光を遮蔽するシャッタ手段と、
    を更に備え、
    前記シャッタ手段は更に、
    前記光の透過又は遮蔽を規定する第2液晶と、
    前記第2液晶に、前記光の透過又は遮蔽を規定する所定の第2電圧を印加する第3電極及び第4電極と、
    前記第3電極及び前記第4電極各々を、前記所定の第2電圧に対応する所定の電位に設定する第2電極電位設定手段と、
    備えている、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  6. 前記制御手段は、
    前記表示範囲の数に応じて定められた第2反転頻度に従って前記第2電圧の極性を反転させるように、前記第2電極電位設定手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の電気光学装置。
  7. 前記第2反転頻度は、
    前記複数の表示範囲のそれぞれに各一画面分の複数の画像が表示されることを一単位とすることに基づき、定められることを特徴とする請求項6に記載の電気光学装置。
  8. 前記第2反転頻度は、
    前記複数の表示範囲のそれぞれに各一画面分の複数の画像が表示された後、更に、当該複数の表示範囲のそれぞれに各一画面分の他の複数の画像が表示されることを一単位とすることに基づき、定められることを特徴とする請求項6に記載の電気光学装置。
  9. 前記シャッタ手段は、前記第1,2,…,N領域が、この順に光を透過させる各状態をとり、
    前記各状態のうちの一の状態から他の状態に遷移するまでの期間が、
    前記表示範囲の1つに一画面分の画像が表示される期間を規定する、
    ことを特徴とする請求項5乃至8のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  10. 前記第2液晶、前記第3電極及び前記第4電極は第2液晶素子を構成し、
    前記第2液晶素子は、マトリクス状の配列に従って配置されており、
    前記第2電極電位設定手段は、前記第2電圧として前記マトリクス状の配列の各行ごとに異なる極性の電圧が印加されるように、前記第3電極及び前記第4電極の電位を設定可能であり、
    前記第2反転頻度は、
    前記各行を一単位とすることに基づき、定められる、
    ことを特徴とする請求項6乃至9のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  11. 前記第2電極電位設定手段は、前記第2電圧として前記マトリクス状の配列の各行ごと且つ各列ごとに異なる極性の電圧が印加されるように、前記第3電極及び前記第4電極の電位を設定可能であり、
    前記第2反転頻度は、
    前記各行且つ各列が交差する各画素を一単位とすることに基づき、定められる、
    ことを特徴とする請求項10に記載の電気光学装置。
  12. 前記第2反転頻度は、
    前記第2液晶素子の前記マトリクス状の配列中における配置位置に対応する前記第1液晶素子における前記第1電圧の極性と、当該第2液晶素子における前記第2電圧の極性とが常に反対となるように、
    定められる、
    ことを特徴とする請求項10又は11に記載の電気光学装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれか一項に記載の電気光学装置を備える、
    ことを特徴とする電子機器。
  14. 複数の表示範囲それぞれに相異なる内容の画像を表示可能な電気光学装置を駆動するための電気光学装置の駆動方法であって、
    前記複数の表示範囲各々に対応する複数の方向に進行する光を所定の割合で透過させる第1液晶に第1電圧を印加する第1電圧印加工程と、
    前記表示範囲の数に応じて定められた第1反転頻度に従って前記第1電圧の極性を反転させる第1極性反転工程と、
    を備えたことを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
  15. 前記第1反転頻度は、
    前記複数の表示範囲のそれぞれに各一画面分の複数の画像が表示されることを一単位とすることに基づき、定められることを特徴とする請求項14に記載の電気光学装置の駆動方法。
  16. 前記電気光学装置は、
    前記第1液晶に向けて且つ前記複数の方向の各々に光を進行させるように、自身に入射する光を屈折させるレンズ手段と、前記複数の方向の各々に対応する第1,2,…,N領域(ただし、Nは正の整数であって、前記表示範囲又は前記方向の数に一致する数)をもち、そのうちの第i領域(ただし、iは1,2,…,Nのいずれか)を光が透過し該光が前記レンズ手段に向かって進行するときには、他の第j領域(ただし、jは1,2,…,Nのうち前記iでない数のすべて)は光を遮蔽するシャッタ手段と、を更に備えており、
    前記シャッタ手段における光の透過又は遮蔽を規定する第2液晶に第2電圧を印加する第2電圧印加工程と、
    前記表示範囲の数に応じて定められた第2反転頻度に従って前記第2電圧の極性を反転させる第2極性反転工程と、
    を備えたことを特徴とする請求項14又は15に記載の電気光学装置の駆動方法。
  17. 前記第2反転頻度は、
    前記複数の表示範囲のそれぞれに各一画面分の複数の画像が表示されることを一単位とすることに基づき、定められることを特徴とする請求項16に記載の電気光学装置の駆動方法。
  18. 前記第2反転頻度は、
    前記複数の表示範囲のそれぞれに各一画面分の複数の画像が表示された後、更に、当該複数の表示範囲のそれぞれに各一画面分の他の複数の画像が表示されることを一単位とすることに基づき、定められることを特徴とする請求項16に記載の電気光学装置の駆動方法。
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