JP2006132840A - 熱交換器 - Google Patents

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JP2006132840A JP2004321955A JP2004321955A JP2006132840A JP 2006132840 A JP2006132840 A JP 2006132840A JP 2004321955 A JP2004321955 A JP 2004321955A JP 2004321955 A JP2004321955 A JP 2004321955A JP 2006132840 A JP2006132840 A JP 2006132840A
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Koji Kichise
幸司 吉瀬
Tetsuro Ogushi
哲朗 大串
Shinichi Wakamoto
慎一 若本
Taijo Murakami
泰城 村上
Yasuhiro Yoshida
育弘 吉田
Teruhiko Kumada
輝彦 熊田
Hajime Yoshiyasu
一 吉安
Hide Yamashita
秀 山下
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Abstract

【課題】 熱交換器の熱交換効率を向上させることである。
【解決手段】 本発明の熱交換器は、熱伝導部材18、24間で熱伝達が行われる熱交換器10であって、熱伝導部材18、24同士が接触しており、熱伝導部材18、24の少なくとも一方の接触面にナノポーラス層30が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、熱交換器に関する。
従来、冷却装置などの熱交換器は、熱伝達性を高めるために大きい表面積を有する。小型の熱交換器においては、熱を伝達する熱伝導部材を複雑な形状にすることによって大きい表面積を得ている。発熱体(例えば、CPUなど)に熱的に接続されるヒートシンクなどが挙げられる。複雑な形状の熱伝導部材は、異なる複数の熱伝導部材を組み立てることによって作製される。
また、流体に熱伝達する伝熱面に1nm以上1000nm以下の孔(ナノオーダの大きさの孔)を有する多孔質層(以下、「ナノポーラス層」と称する。)を形成すると、流体と伝熱面の熱伝達性が、ナノポーラス層が存在しない場合に比べて向上することが報告されている(非特許文献1参照。)。
功刀、芝原、他「ナノ・ミクロン−スケール多孔質構造による超高伝熱促進」,日本機械学会熱工学コンファレンス2003講演論文集、p309
しかしながら、組み立てられて接触し合う熱伝導部材の間で高い熱抵抗が発生することがある。理由は、接触し合う熱伝導部材の接触面の間に空間が形成されるためである。これは、接触し合う各熱伝導部材の接触面が高精度に形成されておらず、隙間なく接触できないことが原因とする場合もあれば、ろう材によって複数の熱伝導部材を接合したときに空気が抜けずに生じる場合もある。この空間の存在によって熱交換器の熱交換効率が低下する。
そこで、本発明は、接触し合う各熱伝導部材の接触面の間に空間が存在する場合において、接触面と流体との熱抵抗を小さくするとともに、接触し合う熱伝導部材の接触面間の熱抵抗を小さくすることにより、熱交換効率が向上した熱交換器を提供することを目的とする。
本発明に係る第1の態様の熱交換器は、
熱伝導部材間で熱伝達が行われる熱交換器であって、
熱伝導部材同士が接触しており、
熱伝導部材の少なくとも一方の接触面にナノポーラス層が形成されていることを特徴とする。
本発明に係る第2の態様の熱交換器は、
熱伝導部材と流体で熱伝達が行われる熱交換器であって、
熱伝導部材が流体と接触しており、
熱伝導部材の流体との接触面にナノポーラス層が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、接触し合う各熱伝導部材の接触面の間に空間が存在する場合において、接触面と空間(空気)との熱抵抗を小さくするとともに、接触し合う熱伝導部材の接触面間の熱抵抗を小さくすることが可能になり、熱交換効率が向上した熱交換器の提供が可能になる。
以下、実施の形態として、ヒートシンクを挙げるが、本発明はこれに限定するものではなく、異なる熱伝導部材間で熱交換が行われる熱交換器であれば実施可能である。
図1は、本発明に係る熱交換器の一例であるヒートシンクの断面図である。ヒートシンク10は、パワー半導体素子(例えば、IGBT)12を冷却するものであって、グリース14を介してパワー半導体素子12と熱的に接続されている。
ヒートシンク10は、パワー半導体素子12とグリース14を介してパワー半導体素子12と熱的に接続されている表面16を有する板状のベース部18と、ベース部18の表面16と対向する表面20に一定の間隔22をあけて並設されている板状の複数のフィン24とを有する。
図2は、ベース部18とフィン24との接合状態を示す図1の部分拡大図である。ベース部18とフィン24は、ベース部18のテーパ形状の溝26にフィン24の異なるテーパ形状(溝26のテーパ形状より小さいテーパ角のテーパ形状)の先端28が差し込まれることによって係合されている(以下、「カシメ接合」と称する。)。本実施の形態において、テーパ溝26の表面とテーパ端28の表面が、接触面を構成する。
ベース部18のテーパ溝26とフィン24のテーパ端28の表面それぞれには、ナノポーラス層30が形成されている。ナノポーラス層30は、ベース部18のテーパ溝26とフィン24のテーパ端28の表面の少なくとも一方に形成されていればよく、可能であれば両方に形成されているのが好ましい。
ナノポーラス層30の形成方法は、例えば、ヒートシンク10(ベース部18とフィン24)が銅製である場合、ナノポーラス層を形成するベース部18のテーパ溝26とフィン24のテーパ端28の表面を濃硫酸で洗浄し、次に、水で洗浄する。水をふき取った後、ベース部18のテーパ溝26とフィン24のテーパ端28の表面に濃硫酸を膜状に塗布し、その上に粒子径がナノサイズ(1nm以上1000nm以下)の酸化銅粒子を吹き付ける。ベース部18のテーパ溝26とフィン24のテーパ端28の表面に酸化銅粒子が十分に固着した後、水で洗浄することにより、ナノポーラス層の形成が完了する。ベース部18のテーパ溝26とフィン24のテーパ端28の表面に固着した酸化銅粒子の間隙によってナノポーラス層の孔が形成される。
ナノポーラス層30の形成方法は、これに限定するわけでなく、ナノポーラス(ナノサイズの孔)が形成されるのであれば、どのような方法でもよい。また、ナノポーラス層30は、約10μm以下の厚さであるため、カシメ接合に影響を与えることがない。
ベース部18のテーパ溝26とフィン24のテーパ端28は、カシメ接合であるため、その間に空間(隙間)32が形成されている。空間32は、ベース部18のテーパ溝26とフィン24のテーパ端28の表面に形成されたナノポーラス層30によって覆われている。ナノポーラス層30を介することにより、テーパ溝26と空間32内の空気との熱伝達性が向上するとともに、テーパ端28と空間32内の空気との熱伝達性が向上する。
ベース部18のテーパ溝26とフィン24のテーパ端28は、それぞれの表面に形成されたナノポーラス層30を介して接触している。ナノポーラス層30は、ナノポーラスを表面にも有するので表面積が大きくなる。表面積が大きいナノポーラス層30を介するためベース部18のテーパ溝26とフィン24のテーパ端28との接触面積が大きくなり、ベース部18とフィン24との熱抵抗が、ナノポーラス層30がない場合に比べて小さくなる。なお、ベース部18のテーパ溝26とフィン24のテーパ端28の接触部分に形成されているナノポーラス層30のナノポーラスは接触によって潰れてナノポーラス層による熱伝達性の向上の効果が小さくなるが、その効果は、ナノポーラス層30によって接触面積が大きくなり熱抵抗が小さくなる効果によって補完される。
このようなヒートシンク10によれば、パワー半導体素子12から発生した熱は、グリース14を介してヒートシンク10に伝達される。ヒートシンク10に伝達された熱は、ヒートシンク10内を伝導し、テーパ溝26に到達する。テーパ溝26に到達した熱は、テーパ溝26と接触しているフィン24のテーパ端28にナノポーラス層30を介して伝達される。このとき、ナノポーラス層30によって熱抵抗がナノポーラス層30がない場合に比べて小さいため、より多くの熱が伝達される。それとともに、空間32を介してテーパ溝26からフィン24のテーパ端28に熱が伝達される。このとき、空間32がナノポーラス層30で覆われているため、テーパ溝26の表面に形成されたナノポーラス層30から空間32内の空気に高い熱伝達効率で熱が伝達され、続いて、空間32内の空気からフィン24のテーパ端28の表面に形成されたナノポーラス層30に高い熱伝達効率で熱が伝達される。この間で伝達された熱量は、ナノポーラス層30がない場合に比べて大きい。フィン24のテーパ端28に伝達された熱は、フィン24内を伝導し、フィン24の表面から外気に放熱される。
本実施形態によれば、フィンのテーパ端とベース部のテーパ溝の間に空間が生じても、テーパ端とテーパ溝の表面にナノポーラス層を形成することによって多く熱を伝達でき、フィンとベース部の熱抵抗を小さくすることができる。その結果、ヒートシンクの熱交換効率が向上する。
また、ヒートシンク10のベース部18の表面16にナノポーラス層を形成してもよい。これにより、粘性を有する液体のグリース14とベース部18との熱伝達性が向上され、パワー半導体素子12をより冷却することができる。また、パワー半導体素子12のグリース14との接触面にナノポーラス層を形成してもよく、パワー半導体素子12とグリース14との熱伝達性が向上される。
カシメ接合に以外の係合方法においても、本発明は使用できる。例えば、異なる熱伝導部材がロウ接着(ロウ付け接合)されて熱伝導部材間を熱が伝達される場合でも、熱伝導部材間に空間(一般的に、ボイドと呼ばれる空間)が形成されるのであれば、ナノポーラス層によって空間による熱抵抗を小さくすることができる。また、ろう材と熱伝導部材との間の熱抵抗も小さくできる。
また、接触面の形状は、実施の形態のように、一方の熱伝導部材に形成された凹形状面と他方の熱伝導部材に形成された凸形状面のような形状でなくてもよい。例えば、平板状の2つの熱伝導板を接触させて熱交換する場合にも実施可能である。極めて高い平面度で作成された熱伝導板でない限り、熱伝導板の間には空間が生じるためである。ナノポーラス層により、この空間によって増大した熱抵抗を小さくすることができる。
本発明に係る熱交換器であるヒートシンクの断面図である。 ヒートシンクのベース部とフィンとの係合部を示した図1の拡大断面図である。
符号の説明
10 熱交換器(ヒートシンク) 18 熱伝導部材(ベース部)、 24 熱伝導部材(フィン)、 30 ナノポーラス層

Claims (2)

  1. 熱伝導部材間で熱伝達が行われる熱交換器であって、
    熱伝導部材同士が接触しており、
    熱伝導部材の少なくとも一方の接触面にナノポーラス層が形成されていることを特徴とする熱交換器。
  2. 熱伝導部材と流体で熱伝達が行われる熱交換器であって、
    熱伝導部材が流体と接触しており、
    熱伝導部材の流体との接触面にナノポーラス層が形成されていることを特徴とする熱交換器。
JP2004321955A 2004-11-05 2004-11-05 熱交換器 Pending JP2006132840A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100846832B1 (ko) * 2007-06-07 2008-07-17 주식회사 써모랩 히트파이프가 구비된 히트싱크 및 그 제조방법
JP2018155483A (ja) * 2017-03-15 2018-10-04 ドゥサン ヘヴィー インダストリーズ アンド コンストラクション カンパニー リミテッド 超撥水表面が実現された伝熱管およびその製造方法

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