JP2006132418A - エンジンの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両走行中にIGスイッチが配置される電源ライン上で一時的な電源遮断が生じても、好適な制御を継続することができるエンジンの制御装置を提供する。
【解決手段】マイコン11は、IGスイッチ31のオフ検出に基づいてエンジン回転数が下限値以上か否かを判定し、エンジン回転数が下限値以上であると判定すると、スイッチ素子13側からの動作電源の供給を継続すべく該スイッチ素子13のオフを禁止する。すなわち、走行時の振動等による何らかの要因で車両走行中にIGスイッチ31が配置される電源ライン上で一時的な電源遮断が生じた場合、マイコン11は、IGスイッチ31のオフを検出するが、マイコン11がモニタしているエンジン回転数が下限値以上であると、そのIGスイッチ31のオフ検出はドライバの意志によらない走行時の振動等によるものであるとして、スイッチ素子13のオフを禁止し、動作電源の供給を継続させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、イグニッションスイッチのオフ後、好適なタイミングで電源供給を自己遮断して消費電力を低減する機能を有するエンジンの制御装置に関するものである。
2輪車等の車両のエンジンを制御するECU(電子制御ユニット)は、例えば特許文献1にて示されるように、ドライバの操作に伴うイグニッションスイッチのオンに基づいてバッテリから動作電源が供給されると共に、該スイッチのオンに基づいて該スイッチと並列に設けられるコントロールリレーをオンさせて、バッテリからリレーを介して動作電源が供給されるようになっている。また、特許文献1には記載されていないが、このイグニッションスイッチのオンに基づいて、ECUは、エンジンのクランク位置判定やエンジン行程判定等々、各種センサ出力に基づいて判定し、エンジンのクランク位置情報やエンジン行程情報としてRAMに記憶している。
また、2輪車においては搭載するバッテリ容量が小さいため、ECUにおける消費電力を極力低減する要求がある。かかる要求から、エンジン停止時に保持する必要のある各種情報(スロットルアクチュエータの全閉又は全開位置情報やダイアグ情報(異常判定情報)等)を記憶するためのECU内のメモリには、EEPROM等の電気的消去可能な不揮発性メモリが用いられており、ECUは、イグニッションスイッチのオフに基づいて保持対象となっている各種情報をEEPROMに記憶し(バックアップ処理)、その記憶後、コントロールリレーをオフさせて、バッテリからの電源供給を自己遮断する。これにより、データ保持にかかるメモリの電力消費がなくなると共に、メモリ以外の各種回路の暗電流がなくなるので、ECUにおける消費電力が低減される。
ところで、走行中の路面状況によって車両に振動が生じると、イグニッションスイッチの接点が離れたり、該スイッチが配置される電源ライン上のコネクタ部の接点が離れたりすることがある。特に悪路走行を主とするドライバにとっては、この事態が生じ易い。かかる場合、接点の離間に基づいて、ECUは、保持対象の各種情報をEEPROMに記憶すると共に電源自己遮断を行う。
これに対し、RAMに記憶されていて保持対象となっていないエンジンのクランク位置情報やエンジン行程情報は、上記電源自己遮断が実施されると、RAMへの電源供給がなくなることで、車両が走行中であるにもかかわらずリセットされてしまう。これらリセットされたエンジンのクランク位置情報やエンジン行程情報等は、再び正確な情報を得るまでに時間を要するため、この復帰までの間、ECUは好適な制御を行うことができず、エンジン出力等に大きな影響を与えることが懸念される。
特許第2690136号公報
本発明は、車両走行中にメインスイッチが配置される電源ライン上で一時的な電源遮断が生じても、好適な制御を継続することができるエンジンの制御装置を提供することを主たる目的とするものである。
以下、上記課題を解決するのに有効な手段等につき、効果等を示しつつ説明する。
手段1.制御装置は、2輪車等の車両のエンジンに用いられるものであって、ユーザの操作に伴いオンオフされるメインスイッチ(例えばイグニッションスイッチ)のオンに基づいて動作電源の供給を受けると共に、該メインスイッチのオン検出に基づいてスイッチ手段をオンさせて該スイッチ手段側からも動作電源の供給を受けている。制御装置は、その動作電源の供給に基づいてエンジン運転のための各種情報を収集して揮発性メモリに記憶しその記憶した各種情報を用いてエンジンの制御を行う。また、この制御装置は、メインスイッチのオフ検出に基づいてスイッチ手段をオフさせて動作電源の供給を遮断する。運転状態判定手段は、そのメインスイッチのオフ検出に基づいてエンジンが所定の運転状態か否かを判定し、エンジンが所定の運転状態であると判定されると、電源オフ禁止手段は、スイッチ手段側からの動作電源の供給を継続すべく該スイッチ手段のオフを禁止する。
すなわち、走行時の振動等による何らかの要因で車両走行中にメインスイッチが配置される電源ライン上で一時的な電源遮断が生じた場合、制御装置は、メインスイッチのオフを検出する。しかしながらこの場合、運転状態判定手段がモニタしているエンジンの運転状態が所定の運転状態であると、そのメインスイッチのオフ検出はドライバの意志によらない走行時の振動等によるものであるとして、電源オフ禁止手段がスイッチ手段のオフを禁止し、動作電源の供給を継続させる。そのため、揮発性メモリに記憶されているエンジン運転のための各種情報(例えば、エンジンのクランク位置情報やエンジン行程情報等)のリセットが防止されるので、上記した一時的な電源遮断が生じても、好適な制御を継続することができる。
また、エンジン運転のための各種情報の中には、エンジンのクランク位置情報やエンジン行程情報等、リセットされてから再び正確な情報を得るのに時間を要したり、エンジン回転数が高い時に正確な情報を得難いものがあるので、上記のように動作電源の供給を継続させる意義は大きい。
手段2.上記手段1において、メインスイッチのオフ検出に基づいて、揮発性メモリに記憶した各種情報の内で保持対象の情報をバックアップメモリに記憶するバックアップ処理を行った後に、スイッチ手段をオフさせて該スイッチ手段側からの動作電源の供給が遮断される。
すなわち、揮発性メモリに記憶する各種情報の内で保持対象になっている情報には、上記したエンジンのクランク位置情報やエンジン行程情報等、リセットされてから再び正確な情報を得るのに時間を要したり、エンジン回転数が高い時に正確な情報を得難いものが含まれていない。こうした情報は動作電源の供給が遮断されるとリセットされてしまうことから、上記のように動作電源の供給を継続させて該情報を引き続き使用可能とする意義は大きい。
手段3.手段1又は2において、運転状態判定手段は、エンジン回転数、車速、吸気管圧力及び電源信号の少なくとも1つに基づいて判定する。
すなわち、エンジン回転数又は車速は、一般的に車両において扱われているパラメータであるので、エンジンの所定の運転状態を判定(検出)するための手段を特別に設ける必要がなく、その判定(検出)を容易に行うことができる。また、吸気管圧力信号、すなわち吸気行程に発生する負圧と他の行程との圧力差(圧力変動)を検出することにより、エンジンが所定の運転状態であるかが判定できる。また、電源信号、すなわち電源ラインに発生するレギュレータノイズ等を検出することにより、エンジンが所定の運転状態であるかが判定できる。
手段4.上記手段1〜3のいずれかにおいて、メインスイッチのオフ検出に基づいて、点火動作又は燃料噴射動作を停止させる動作規制手段が備えられる。
すなわち、実際にドライバが走行時にメインスイッチをオフさせても、上記手段1に記載したように、メインスイッチのオフ検出がなされエンジンが所定の運転状態であると判定される。従って、このようなドライバの行為はエンジンを惰性で運転させることを意味しているので、動作規制手段がこのような状況時に点火動作又は燃料噴射動作を停止させることで、このようなドライバの意志を反映させることができる。なお、上記した一時的な電源遮断が生じた場合にも点火動作又は燃料噴射動作を停止させることになるが、これは一時的であるので、エンジン制御に与える影響は極めて小さい。
手段5.上記手段4において、動作規制手段は、メインスイッチのオフ検出がなされても、点火時期又は燃料噴射時期の演算を継続させる。
すなわち、動作規制手段が点火動作又は燃料噴射動作を停止させる期間においても、点火時期又は燃料噴射時期の演算が継続されるので、次に点火時期又は燃料噴射時期が必要となるときに直ちに対応することができる。
手段6.上記手段4又は5において、動作規制手段は、メインスイッチのオフ検出がなされても、エンジン回転数又は大気圧検出のための演算を継続させる。
すなわち、動作規制手段が点火動作又は燃料噴射動作を停止させる期間においても、エンジン回転数又は大気圧検出のための演算が継続されるので、次にエンジン回転数又は大気圧検出が必要となるときに直ちに対応することができる。
手段7.上記手段1〜6のいずれかにおいて、メインスイッチのオフ期間、又はメインスイッチのオフ期間とその後オンしてからの所定期間において、車載部品の異常検出を禁止する異常検出禁止手段が備えられる。
すなわち、メインスイッチのオフ検出時においては、上記した一時的な電源遮断も含まれるので、車載部品が実際に正常であっても、このような一時的な電源遮断により異常と判定される場合がある。そのため、異常検出禁止手段がメインスイッチのオフ期間、又はメインスイッチのオフ期間とその後オンしてからの所定期間が経過して電源が安定するまで車載部品の異常検出を禁止することで、その誤検出を防止することができる。
手段8.上記手段7において、異常検出禁止手段は、メインスイッチを介して電源供給がなされている車載部品の異常検出を禁止する。
すなわち、メインスイッチを介して電源供給がなされている車載部品は、上記した期間内においては、実際に正常であっても異常と判定されてしまう。そのため、異常検出禁止手段がこの車載部品に対する異常検出を禁止することで、その誤検出を確実に防止することができる。
手段9.上記手段7又は8において、異常検出禁止手段は、点火動作を行う点火コイル、燃料噴射動作を行うインジェクタ又は燃料噴射量を決定するための空燃比を検出する空燃比センサの異常検出を禁止する。
すなわち、点火コイル、インジェクタ又は空燃比センサ(例えば、酸素センサのヒータ)はメインスイッチを介して電源供給がなされているので、上記した期間内においては、実際に正常であっても異常と判定されてしまう。そのため、異常検出禁止手段がこの車載部品に対する異常検出を禁止することで、その誤検出を確実に防止することができる。
手段10.上記手段1〜9のいずれかにおいて、メインスイッチのオフ期間、又はメインスイッチのオフ期間とその後オンしてからの所定期間において、メータなどエンジン制御装置との通信制御を行うユニットへの信号出力を禁止する信号出力禁止手段が備えられる。
すなわち、実際にドライバが走行時にメインスイッチをオフさせても、上記手段1に記載したように、メインスイッチのオフ検出がなされエンジンが所定の運転状態であると判定される。従って、このようなドライバの行為はエンジン制御装置の停止要求を意味しているので、信号出力禁止手段がこのような状況時にはメータなどエンジン制御装置との通信制御を行うユニットへの信号出力を禁止することで、エンジン制御装置が停止しているものとしてドライバの行為に応じた表示処理をすることができる。
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図面に従って説明する。本実施の形態は、2輪車のエンジンを対象にエンジン制御システムを構築するものとしており、当該制御システムにおいては電子制御ユニット(以下、ECUという)を中枢として燃料噴射量の制御や点火時期の制御等を実施することとしている。
図1は、ECUを中心としたエンジン制御システム全体の概略構成を示している。ECU10は、マイクロコンピュータ(以下、マイコンという)11、電源回路12、スイッチ素子13、スイッチ入力回路14、波形整形回路15、及び、A/D変換回路16を備えている。
マイコン11は、電源回路12及びイグニッションスイッチ(以下、IGスイッチという)31を介して車載バッテリ32に接続されている。この電源回路12は、バッテリ32から供給されるバッテリ電源を電圧調整し、マイコン11の動作電源を生成する。また、マイコン11は、前記電源回路12及びスイッチ素子13を介して前記バッテリ32に接続されている。スイッチ素子13は例えばトランジスタよりなり、マイコン11の制御によりオンオフされる。また、マイコン11は、スイッチ入力回路14を介して前記IGスイッチ31に接続され、該スイッチ入力回路14を介してIGスイッチ31のオンオフ状態を検出する。
そして、ドライバの操作に伴ってIGスイッチ31がオンされると、マイコン11にはバッテリ32からIGスイッチ31及び電源回路12を介して動作電源が供給される。このとき、マイコン11は、スイッチ入力回路14から入力されるIGスイッチ31のオン信号に基づいて、IGスイッチ31がオンされたことを検出する。マイコン11は、IGスイッチ31がオンされたことを検出すると、スイッチ素子13をオンさせる。これにより、マイコン11には、バッテリ32からスイッチ素子13及び電源回路12を介しても動作電源が供給される。
マイコン11には、波形整形回路15を介してクランク角センサ35からクランク角信号が入力される。クランク角センサ35は、クランク軸36の回転と共に検出用円板37が回転することにより、所定のクランク角(例えば15°CA)と基準回転位置とを検出可能なクランク角信号を出力する。マイコン11は、このクランク角信号に基づいて、クランク軸36の回転角度やエンジン回転数を検出する。
また、マイコン11には、上記したクランク角センサ35からの出力信号の他に、エンジンの運転を制御するための各種センサからの出力信号、例えば吸気圧を検出すべく吸気管圧力センサからの吸気管圧力信号や大気圧を検出すべく大気圧センサからの大気圧信号、燃料噴射量を決定するための空燃比を検出する空燃比センサからの空燃比信号等がA/D変換回路16を介して入力され、また車速を検出すべく車速センサからの車速信号が入力される。
ここで、マイコン11には、CPU21、ROM22、RAM23、EEPROM24、及び、入出力回路25が備えられており、これらがバス26を介して接続されている。ROM22にはエンジン等の制御プログラムが記憶され、RAM23にはCPU21の処理のためのデータ(情報)が一時的に記憶される。RAM23に記憶されるデータには、エンジンのクランク位置情報やエンジン行程情報、スロットルアクチュエータの全閉又は全開位置情報、各種装置(点火コイル41、インジェクタ42及び空燃比センサ(例えば、酸素センサのヒータ)等)のダイアグ情報(異常判定情報)等が含まれている。EEPROM24には、保持対象の情報、この場合スロットルアクチュエータの全閉又は全開位置情報や各種装置のダイアグ情報がIGスイッチ31のオフに基づいて記憶されバックアップされる。そして、CPU21は、入出力回路25を介して入力される各種入力信号と、RAM23及びEEPROM24に記憶されている各種情報とを用いて、ROM22に記憶されている制御プログラムに従って演算や判定処理を行い、エンジン制御等の各種制御を実施する。
すなわち、マイコン11は、各種入力信号と、RAM23及びEEPROM24に記憶されている各種情報とを用いて、点火コイル41、インジェクタ42、アクチュエータ43、及び、メータ44のそれぞれに対応する各種出力信号を出力し、点火コイル41を用いた点火時期制御、インジェクタ42を用いた燃料噴射制御、スロットルアクチュエータを含む各種アクチュエータ43の制御、及び、車速メータやエンジン回転数メータを含むメータ44の駆動を行う。
このようなマイコン11は、上記したように、ドライバの操作に伴うIGスイッチ31のオンに基づいてスイッチ素子13をオンさせ、IGスイッチ31側から供給される動作電源に加え、スイッチ素子13側からも動作電源が供給される。マイコン11は、この動作電源に基づいて動作状態となり、上記した各種制御等を行う。
一方、ドライバの操作に伴ってIGスイッチ31がオフされると、該スイッチ31側からマイコン11へのバッテリ電源の供給が遮断される。このとき、マイコン11は、スイッチ素子13のオン状態を維持してスイッチ素子13側からの動作電源の供給を維持し、自己の動作可能状態を維持する。そして、マイコン11は、下記に示すIGオフ時処理を行い、その処理における電源遮断条件の成立後に電源の自己遮断(スイッチ素子13のオフ)を実施する。このIGオフ時処理は、図2に示すフローに従って行われる。
ステップS101では、IGスイッチ31がオフされたか否かを判定する。すなわち、スイッチ入力回路14からのIGスイッチ31のオフ信号が入力されたか否かに基づいて、IGスイッチ31のオフ判定を行う。IGスイッチ31がオンされておりオフでない場合、この処理を終了する。IGスイッチ31がオフであると判定すると、ステップS102に進む。
ステップS102では、点火出力信号、燃料噴射出力信号、燃料ポンプ(燃料ポンプを作動させるポンプ駆動用リレー)への出力信号等、各種出力信号の出力を停止する。すなわち、点火出力信号の停止に基づいて点火コイル41の点火動作が停止される。また、燃料噴射出力信号の停止に基づいてインジェクタ42の燃料噴射動作が停止される。また、燃料ポンプ(ポンプ駆動用リレー)への出力信号の停止に基づいて、燃料タンクからの燃料の吸い上げが停止される。また、IGスイッチ31のオフ検出期間中は、点火コイル41、インジェクタ42及び空燃比センサ等のダイアグ情報の検出を禁止し、更にメータ44などマイコン11との通信制御を行うユニットへの信号出力も禁止する。これに対し、点火時期又は燃料噴射時期の演算は継続する。また、エンジン回転数又は大気圧検出のための演算も継続するようにしている。そして、これらの出力停止処理を実施した後、ステップS103に進む。
ステップS103では、エンジン回転数が下限値A[rpm]以上か否かを判定する。因みに、下限値Aは、本実施の形態ではアイドル回転数(例えば1000[rpm])に設定されている。エンジン回転数が下限値A以上である場合、この処理を終了する。一方、エンジン回転数が下限値A未満である場合、ステップS104に進む。
ステップS104では、常時電源(スイッチ素子13側からの給電)の自己遮断を実施する。この場合、自己遮断実施前にRAM23に記憶されているスロットルアクチュエータの全閉又は全開位置情報や各種装置のダイアグ情報等、保持対象となっている情報をEEPROM24に記憶させるバックアップ処理を行い、その後、常時電源の自己遮断を実施、すなわちスイッチ素子13のオフさせる。これにより、マイコン11への動作電源の供給がなくなり、マイコン11における消費電力低減が図られている。
ここで、悪路走行中等、走行中に生じる大きな振動によりIGスイッチ31の接点が離れたり、該スイッチ31が配置される電源ライン上のコネクタ部の接点が離れたりした場合、マイコン11にはオフ信号が入力され、IGスイッチ31のオフを検出する。しかしながらこの場合、マイコン11はエンジン回転数をモニタしており、そのエンジン回転数が下限値A以上であると常時電源の自己遮断を実施しない(ステップS103)ようになっている。
つまり、走行時にはアイドル回転数(下限値A)を超えた回転数でエンジンが運転しているので、マイコン11は、上記したIGスイッチ31のオフ信号が走行時の振動等に起因する一時的な電源ライン上の接点離れでドライバの意志によらないものであると判定し、このような場合では常時電源の自己遮断を実施しないようになっている。
従って、RAM23に記憶されていて保持対象となっていないエンジンのクランク位置情報やエンジン行程情報は、リセットされることなく引き続き使用可能である。つまり、これらクランク位置情報やエンジン行程情報等は、走行時にリセットされると、再び正確な情報を得るまでに時間を要するためにエンジン出力等に大きな影響を与えることが懸念されるが、本実施の形態では、上記のような走行時のRAM23のリセットを防止できるので、マイコン11(ECU10)は好適な制御を継続できるようになっている。
以上詳述した本実施の形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
本実施の形態のマイコン11は、IGスイッチ31のオフ検出に基づいてエンジン回転数が下限値A以上か否かを判定し、エンジン回転数が下限値A以上であると判定すると、スイッチ素子13側からの動作電源の供給を継続すべく該スイッチ素子13のオフを禁止する。すなわち、走行時の振動等による何らかの要因で車両走行中にIGスイッチ31が配置される電源ライン上で一時的な電源遮断が生じた場合、マイコン11は、スイッチ入力回路14からのオフ信号に基づいてIGスイッチ31のオフを検出する。しかしながらこの場合、マイコン11がモニタしているエンジン回転数が下限値A以上であると、そのIGスイッチ31のオフ検出はドライバの意志によらない走行時の振動等によるものであるとして、該マイコン11はスイッチ素子13のオフを禁止し、動作電源の供給を継続させる。そのため、RAM23に記憶されているエンジン運転のための各種情報(エンジンのクランク位置情報やエンジン行程情報等)のリセットが防止されるので、上記した一時的な電源遮断が生じても、好適な制御を継続することができる。
また、上記したエンジンのクランク位置情報やエンジン行程情報は、リセットされてから再び正確な情報を得るのに時間を要するばかりか、エンジン回転数が高い時に正確な情報を得難いものである。そのため、上記のように動作電源の供給を継続させる意義は大きい。
本実施の形態では、エンジン回転数によりスイッチ素子13のオンオフを判定している。すなわち、エンジン回転数は、一般的に車両において扱われているパラメータであるので、エンジンの所定の運転状態を判定(検出)するための手段を特別に設ける必要がなく、その判定(検出)を容易に行うことができる。
本実施の形態のマイコン11は、IGスイッチ31のオフ検出に基づいて、点火動作又は燃料噴射動作を停止させる。すなわち、実際にドライバが走行時にIGスイッチ31をオフさせても、マイコン11は、IGスイッチ31のオフ検出がなされエンジン回転数が下限値A以上であると判定し、スイッチ素子13側からの動作電源の供給を継続させる。従って、このようなドライバの行為はエンジンを惰性で運転させることを意味しているので、マイコン11がこのような状況時に点火動作又は燃料噴射動作を停止させることで、このようなドライバの意志を反映させることができる。なお、上記した一時的な電源遮断が生じた場合にも点火動作又は燃料噴射動作を停止させることになるが、これは一時的であるので、エンジン制御に与える影響は極めて小さい。
本実施の形態のマイコン11は、IGスイッチ31のオフ検出がなされても、点火時期又は燃料噴射時期の演算を継続させる。すなわち、マイコン11がこのような状況時において点火動作又は燃料噴射動作を停止させる期間においても、点火時期又は燃料噴射時期の演算を継続するので、次に点火時期又は燃料噴射時期が必要となるときに直ちに対応することができる。
また、点火時期又は燃料噴射時期の演算に加え、エンジン回転数又は大気圧検出のための演算も継続するようにしているので、次にエンジン回転数又は大気圧検出が必要となるときにも直ちに対応することができる。
本実施の形態のマイコン11は、IGスイッチ31のオフ検出期間において、点火コイル41、インジェクタ42又は空燃比センサのダイアグ情報の検出を禁止する。すなわち、点火コイル41、インジェクタ42又は空燃比センサ(例えば、酸素センサのヒータ)はIGスイッチ31を介して電源供給がなされているので、そのオフ期間においては、実際に正常であっても異常と判定されてしまう。そのため、マイコン11がこの車載部品に対する異常検出を禁止することで、その誤検出を確実に防止することができる。
また、IGスイッチ31のオフ検出期間において、メータ44などマイコン11との通信制御を行うユニットへの信号出力を禁止している。すなわち、実際にドライバが走行時にIGスイッチ31をオフさせても、マイコン11は、IGスイッチ31のオフ検出がなされエンジン回転数が下限値A以上であると判定し、スイッチ素子13側からの動作電源の供給を継続させる。従って、このようなドライバの行為はマイコン11の停止要求を意味しているので、マイコン11がこのような状況時にはメータ44などマイコン11との通信制御を行うユニットへの信号出力を禁止することで、マイコン11が停止しているものとしてドライバの行為に応じた表示処理をすることができる。
なお、本発明は上記実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施しても良い。
上記実施の形態では、ECU10内のトランジスタよりなるスイッチ素子13を制御してマイコン11への動作電源の供給を制御するようにしたが、このようなスイッチ素子はトランジスタ以外、例えばリレーであっても良く、またECU10外に配置されていても良い。
上記実施の形態では、IGスイッチ31のオフ検出がなされエンジン回転数が下限値A以上である場合に、スイッチ素子13のオフを禁止して動作電源の供給を継続させるようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、下限値A、この場合アイドル回転数(例えば1000[rpm])に設定したが、これ以外の回転数に設定しても良い。また、エンジン回転数の代わりに車速や吸気管圧力信号、電源信号を用いても良い。
車速は、エンジン回転数と同様、一般的に車両において扱われているパラメータであるので、エンジンの所定の運転状態を判定(検出)するための手段を特別に設ける必要がなく、その判定(検出)を容易に行うことができる。また、吸気管圧力信号、すなわち吸気行程に発生する負圧と他の行程との圧力差(圧力変動)を検出することにより、エンジンが所定の運転状態であるかが判定できる。また、電源信号、すなわち電源ラインに発生するレギュレータノイズ等を検出することにより、エンジンが所定の運転状態であるかが判定できる。
上記実施の形態では、IGスイッチ31のオフ検出後に、点火動作や燃料噴射動作の停止、ダイアグ情報の検出の禁止、点火時期や燃料噴射時期の演算の継続、エンジン回転数や大気圧検出のための演算の継続を行うようにしたが、これに限定されるものではなく、適宜変更しても良い。
上記実施の形態では、点火コイル41、インジェクタ42及び空燃比センサ等のダイアグ検出をIGスイッチ31のオフ検出期間中禁止したが、例えばIGスイッチ31のオフ検出期間中だけでなく、その後IGスイッチ31がオンしてからの所定期間もダイアグ検出を禁止するようにしても良い。このようにすれば、ダイアグ情報の誤検出はより確実に防止できる。
発明の実施の形態におけるエンジン制御システムの概略を示す構成図である。 IGオフ時処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
11…マイクロコンピュータ(運転状態判定手段、電源オフ禁止手段、動作規制手段、異常検出禁止手段及び信号出力禁止手段)、13…スイッチ素子(スイッチ手段)、31…イグニッションスイッチ(メインスイッチ)、23…RAM(揮発性メモリ)、24…EEPROM(バックアップメモリ)、41…点火コイル(車載部品)、42…インジェクタ(車載部品)。

Claims (10)

  1. ユーザの操作に伴いオンオフされるメインスイッチのオンに基づいて動作電源の供給を受けると共に、該メインスイッチのオン検出に基づいてスイッチ手段をオンさせて該スイッチ手段側からも動作電源の供給を受け、その動作電源の供給に基づいてエンジン運転のための各種情報を収集して揮発性メモリに記憶しその記憶した各種情報を用いてエンジンの制御を行うと共に、前記メインスイッチのオフ検出に基づいて前記スイッチ手段をオフさせて前記動作電源の供給を遮断するエンジンの制御装置であって、
    前記メインスイッチのオフ検出に基づいて、エンジンが所定の運転状態か否かを判定する運転状態判定手段と、
    前記運転状態判定手段によりエンジンが所定の運転状態であると判定した時には、前記スイッチ手段側からの前記動作電源の供給を継続すべく該スイッチ手段のオフを禁止する電源オフ禁止手段と、
    を備えたことを特徴とするエンジンの制御装置。
  2. 前記メインスイッチのオフ検出に基づいて、前記揮発性メモリに記憶した各種情報の内で保持対象の情報をバックアップメモリに記憶するバックアップ処理を行った後に、前記スイッチ手段をオフさせて該スイッチ手段側からの前記動作電源の供給を遮断することを特徴とする請求項1に記載のエンジンの制御装置。
  3. 前記運転状態判定手段は、エンジン回転数、車速、吸気管圧力及び電源信号の少なくとも1つに基づいて判定していることを特徴とする請求項1又は2に記載のエンジンの制御装置。
  4. 前記メインスイッチのオフ検出に基づいて、点火動作又は燃料噴射動作を停止させる動作規制手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエンジンの制御装置。
  5. 前記動作規制手段は、前記メインスイッチのオフ検出がなされても、点火時期又は燃料噴射時期の演算を継続させることを特徴とする請求項4に記載のエンジンの制御装置。
  6. 前記動作規制手段は、前記メインスイッチのオフ検出がなされても、エンジン回転数又は大気圧検出のための演算を継続させることを特徴とする請求項4又は5に記載のエンジンの制御装置。
  7. 前記メインスイッチのオフ期間、又は前記メインスイッチのオフ期間とその後オンしてからの所定期間において、車載部品の異常検出を禁止する異常検出禁止手段を備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のエンジンの制御装置。
  8. 前記異常検出禁止手段は、前記メインスイッチを介して電源供給がなされている車載部品の異常検出を禁止することを特徴とする請求項7に記載のエンジンの制御装置。
  9. 前記異常検出禁止手段は、点火動作を行う点火コイル、燃料噴射動作を行うインジェクタ又は燃料噴射量を決定するための空燃比を検出する空燃比センサの異常検出を禁止することを特徴とする請求項7又は8に記載のエンジンの制御装置。
  10. 前記メインスイッチのオフ期間、又は前記メインスイッチのオフ期間とその後オンしてからの所定期間において、メータなどエンジン制御装置との通信制御を行うユニットへの信号出力を禁止する信号出力禁止手段を備えたことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のエンジンの制御装置。
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