JP2006129864A - 釣り用リールのハンドル把手及びハンドル組立体 - Google Patents

釣り用リールのハンドル把手及びハンドル組立体 Download PDF

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Abstract

【課題】 釣り用リールのハンドル把手において、ハンドル把手の握持性を向上させる。
【解決手段】 ハンドル組立体1のハンドル把手9は、把手軸18の外周側に装着される筒状部90と、筒状部90と一体成形される略球状の把手部91とを有している。把手部91は、ハンドルアーム8側に配置され外周面が略球状に形成された第1把手92と、ハンドルアーム8と逆側に配置され外周面が第1把手92より大径となる略球状に形成された第2把手93とを有している。第1把手92と第2把手93との連結部84は、第1把手92の最外径部95よりハンドルアーム8と逆側の位置で一体的に連結されている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、ハンドル把手、特に、釣り用リールのハンドルアームの先端に固定された把手軸に回転自在に装着されるハンドル把手及びハンドル組立体に関する。
スピニングリールや、両軸受リール等の釣り用リールのハンドル軸の先端には、ハンドル組立体が固定されている。ハンドル組立体は、ハンドル軸の先端に回転不能に装着されたハンドルアームと、ハンドルアームの先端に固定された把手軸と、把手軸に回転自在に装着されたハンドル把手とを有している。このようなハンドル把手は、外形が全体を掌で握持可能な形状、たとえば外形が略球状になるように形成されている。
このようなハンドル把手は、外形が略球状になるように形成されているので、ジギングを行う際に全体を掌で強く握持することができ、このため大きな力を入れやすくなる。また、合わせ動作からフッキングを行うときは、ハンドル把手を強く握持する必要があり、巻き上げ操作を行うときは、ハンドル把手を指先で摘んで高速に回転させる必要がある。このとき、ハンドル把手の外形が略球状になるように形成されているので、動作中にハンドル把手を持ち替えることなくスムーズにフッキングから巻き上げ操作を連続的に行うことができる。
この種のハンドル把手は、握持したときにフィット感を得るために、最外径位置よりハンドルアーム側を外形が略球状になるように形成し、最外径位置より反ハンドルアーム側を外形が略円錐状になるように形成したものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。このようなハンドル把手は、手の指先部分を略球状部分に密着させ、手の指の付け根部分を略円錐状部分に密着させることにより、フィット感を得ることができる。
また、このようなハンドル組立体で、一般に、リール全体の軽量化を図るために、ハンドル把手の内部に空洞部を設け、中空構造にしたものも知られている(たとえば、特許文献2参照)。このようなハンドル把手は、たとえば真鍮等の金属製の部材であって、把手軸の外周側に装着される筒状部と、筒状部の外周に一体成形された略半球状の第1把手と、第1把手のハンドルアームと逆側の位置で第1把手に着脱可能に装着される略半球状の第2把手とを有している。第2把手は、第1把手と同じ材質の部材、たとえば真鍮等の金属製の部材である。ここでは、筒状部の先端部外周に大径となるように一体成形されたボス部に第2把手の外周部から挿入されたねじ部材を装着することにより、第2把手を第1把手に着脱可能に装着することができる。
特開2003−284463号公報 特開2004−236541号公報
前者の従来のハンドル把手は、最外径位置よりハンドルアーム側の外形が略球状になるように形成され、最外径位置より反ハンドルアーム側の外形が略円錐状になるように形成されているので、ハンドル把手を摘んで操作するときは、フィット感を得ることができる。
しかし、ハンドル把手全体を掌で強く握持するときは、掌部分が密着する側である反ハンドルアーム側の外形が略円錐状になるように端部が扁平状に形成されているので、掌部分とハンドル把手の端部との間に隙間が生成されてしまうことがある。このように掌部分とハンドル把手の端部との間に隙間が生成されると、ハンドル把手を強く握ることができず、ハンドル把手の握持性が低下するおそれが生じる。
また、ハンドル把手の最外径位置は、略球状部分と略円錐状部分との連結位置と同一になるように設けられているので、最外径位置が掌部分から比較的離反した位置に設けられている。ここでは、ハンドル把手を握持したとき、指の腹部分が最外径位置に密着することになるので、ハンドル把手の握持性がさらに低下するおそれが生じる。
後者の従来のハンドル把手は、ねじ部材を装着するためのボス部が筒状部の先端部外周に大径となるように一体成形されている。しかし、筒状部は略半球状の第1把手と一体成形されているので、たとえば筒状部と第1把手とを成型加工によって形成する場合には、筒状部の先端部に大径のボス部を形成するには複雑な形状の型を用いなければならず、このためボス部の形成が非常に困難である。そこで、ボス部を切削加工等の後加工によって形成することが考えられるが、加工に手間がかかるとともに、製作コストが増加するおそれが生じる。
また、後者の従来のハンドル把手は、第1把手及び第2把手が真鍮等の金属製の部材により形成されているので、外観の美観を向上できるとともに、第1把手及び第2把手を把持したときの触感を良好にすることができる。このような、ハンドル把手は、さらに軽量化を図るために、第1把手及び第2把手の少なくとも一方を合成樹脂等の比較的軽量の部材により形成することが考えられる。しかし、第1把手及び第2把手の両方を合成樹脂により形成すると、第1把手及び第2把手が真鍮製である場合に比して、外観の美観が低下するおそれがある。また、第1把手及び第2把手の一方を合成樹脂により形成し、第1把手及び第2把手の他方を真鍮により形成すると、ハンドル把手を把持したときに指先が接触する第1把手と掌が接触する第2把手とで触感が異なるので、釣人が違和感を感じるおそれが生じる。
本発明の課題は、釣り用リールのハンドル把手において、ハンドル把手の握持性を向上させることにある。
本発明の別の課題は、釣り用リールのハンドル把手において、安価な構成で第2把手を第1把手に着脱可能に装着できるようにすることにある。
本発明のさらに別の課題は、釣り用リールのハンドル把手において、全体の軽量化を図るとともに、外観の美観を高く維持しながら、把持したときの触感を良好にすることにある。
発明1に係るハンドル把手は、釣り用リールのハンドルアームの先端に固定された把手軸に回転自在に装着されるハンドル把手であって、把手軸の外周側に装着される筒状部と、筒状部に設けられ、ハンドルアーム側に配置され外周面が略球状に形成された第1把手とハンドルアームと逆側に配置され外周面が第1把手より大径となる略球状に形成され第1把手の最外径位置よりハンドルアームと逆側の位置で第1把手と一体的に連結される第2把手とを有する把手部とを備えている。
このハンドル把手では、把手部は、ハンドルアーム側に配置され外周面が略球状に形成された第1把手と、ハンドルアームと逆側に配置され外周面が第1把手より大径となる略球状に形成され第1把手の最外径位置よりハンドルアームと逆側の位置で第1把手と一体的に連結される第2把手とを有している。
ここでは、ハンドルアームと逆側に配置された第2把手の外周面が略球状に形成されているので、ハンドル把手全体を掌で強く握持するときに掌部分と第2把手の端部との間に隙間が生成されにくくなり、このため掌部分をハンドル把手に密着させて強く握持することができる。したがって、ハンドル把手の握持性を向上させることができる。
また、第2把手は、外周面が第1把手より大径となる略球状に形成され、かつ第1把手の最外径位置よりハンドルアームと逆側の位置で連結されているので、従来のように第1把手と第2把手との連結位置と最外径位置とが同一である場合に比して、最外径位置を掌部分から比較的近接した位置に設けることができる。したがって、ハンドル把手を握持したとき、ハンドル把手の握持性を向上させることができる。
発明2に係るハンドル把手は、発明1のハンドル把手において、第1把手の端部と第1把手の最外径位置との間の軸方向長さは、第2把手の端部と第1把手の最外径位置との間の軸方向長さより長い。この場合、第2把手の端部と第1把手の最外径位置との間の軸方向長さが短くなるように形成されているので、第2把手の端部と第1把手の最外径位置とを近接した位置に配置できる。
発明3に係るハンドル把手は、発明2のハンドル把手において、第1把手の軸方向長さは、第2把手の軸方向長さより長い。この場合、第2把手の軸方向長さが短くなるように形成されているので、第2把手の端部と第1把手の最外径位置とをさらに近接した位置に配置できる。
発明4に係るハンドル把手は、発明1から3のいずれかのハンドル把手において、第1把手の外形は、把手軸から偏芯した位置を中心とした円弧を把手軸まわりに回転させた曲面により形成されている。この場合、第1把手を把手軸に対して径方向外方に広がった扁平な球状になるように形成できる。
発明5に係るハンドル把手は、発明1から4のいずれかのハンドル把手において、第2把手の外形は、把手軸と同心かつ第1把手側に偏倚した位置を中心とした円弧を把手軸まわりに回転させた球面により形成されている。この場合、第2把手を第1把手より大径の球状に形成しながら、第2把手の端部と第1把手の最外径位置とをより近接した位置に配置できる。
発明6に係るハンドル把手は、発明1から5のいずれかのハンドル把手において、第1把手と第2把手とは、外形が滑らかになるように連結されている。この場合、ハンドル把手の把持感を良好にできるとともに、外観の意匠性を向上できる。
発明7に係るハンドル把手は、発明1から6のいずれかのハンドル把手において、ハンドル把手は、釣り用リールとしてのスピニングリールのハンドルアームの先端に固定された把手軸に装着される。この場合、スピニングリールのハンドル把手の握持性を向上させることができる。
発明8に係るハンドル把手は、発明1から6のいずれかのハンドル把手において、ハンドル把手は、釣り用リールとしての両軸受リールのハンドルアームの先端に固定された把手軸に装着される。この場合、両軸受リールのハンドル把手の握持性を向上させることができる。
発明9に係るハンドル把手は、発明1から8のいずれかのハンドル把手において、第1把手は、筒状部の先端部外周を覆うように設けられ、内部に第1空間を有し、第2把手は、第1把手に着脱自在に装着され、内部に第1空間と連通する第2空間を有する。この場合には、内部に空間が形成されるので、把手部の軽量化を図ることができる。
発明10に係るハンドル把手は、発明9のハンドル把手において、内周部が筒状部の先端部外周に装着固定され、外周部に第2把手の外側から装着されたねじ部材によって第2把手部がねじ止め可能な取付部材をさらに備える。このハンドル把手では、ねじ部材が装着される取付部材が筒状部と別体で設けられているので、従来のように筒状部の先端部外周に大径となるボス部を形成する必要がなくなる。したがって、従来のようにボス部を切削加工する必要がなくなるので、安価な構成で第2把手を第1把手に着脱可能に装着できる。
発明11に係るハンドル把手は、発明10のハンドル把手において、第2把手は、ハンドルアーム側と逆側の面を貫通する貫通孔をさらに有している。取付部材は、外周部のハンドルアーム側と逆側の面に貫通孔と連通し、ねじ部材の外周に形成された第1雄ねじ部が螺合可能な第1雌ねじ部を有している。この場合、たとえば1又は複数のねじ部材に対応する1又は複数の貫通孔及び第1雌ねじ部を設けることにより、第2把手の第1把手に対する着脱が容易になる。
発明12に係るハンドル把手は、発明10又は11のハンドル把手において、筒状部は、先端部外周に形成された第2雄ねじ部を有している。取付部材は、内周部に形成され、第2雄ねじ部に螺合可能な第2雌ねじ部を有している。この場合、取付部材の筒状部に対する着脱が容易になる。
発明13に係るハンドル把手は、発明10から12のいずれかのハンドル把手において、取付部材は、筒状部の先端部外周に接着固定されている。この場合、取付部材の筒状部への固定が強固になる。
発明14に係るハンドル把手は、発明10から13のいずれかのハンドル把手において、取付部材は、筒状部に装着したときのハンドルアーム側と逆側の面が、第1把手のハンドルアームと逆側の面と面一、又は第1把手のハンドルアームと逆側の面よりハンドルアーム側に位置するように形成されている。この場合、筒状部の先端面が第1把手のハンドルアームと逆側の面と面一、又は第1把手のハンドルアームと逆側の面よりハンドルアーム側に位置するように形成されているので、特に、筒状部と第1把手とを一体成形するときには、従来のボス部を筒状部の先端部外周に大径となるように一体成形することができないので、本発明の効果が顕著になる。
発明15に係るハンドル把手は、発明1から14のいずれかのハンドル把手において、筒状部は、第1把手と一体成形されている。この場合、たとえば筒状部と第1把手とを成型加工によって容易に形成できる。
発明16に係るハンドル把手は、発明1から14のいずれかのハンドル把手において、筒状部は、第1把手と別体で設けられている。この場合、筒状部と第1把手とを異なる材質の部材により形成することができ、たとえば筒状部を第1把手にインサート成形することによって相対回転不能に装着することができる。
発明17に係るハンドル把手は、発明1から16のいずれかのハンドル把手において、第1把手及び第2把手の少なくともいずれかは、金属製部材である。この場合、たとえば真鍮等の金属によって第1把手または第2把手を形成することにより、高級感のあるハンドル把手を提供できる。
発明18に係るハンドル把手は、発明1から16のいずれかのハンドル把手において、第1把手及び第2把手の少なくともいずれかは、合成樹脂製部材である。この場合、一般に軽量な合成樹脂によって第1把手または第2把手を形成することにより、ハンドル把手全体を軽量化できる。
発明19に係るハンドル把手は、発明18のハンドル把手において、第1把手及び第2把手の少なくともいずれかは、炭素繊維強化樹脂製部材である。この場合、たとえば高強度かつ軽量な炭素繊維強化樹脂(CFRP)によって第1把手または第2把手を形成することにより、ハンドル把手の強度を高く維持しながら、ハンドル把手全体を軽量化できる。
発明20に係るハンドル把手は、発明9のハンドル把手において、第1把手は、筒状部に設けられた第1分割部材とハンドルアームと逆側の位置で第1分割部材に着脱可能に装着され第2分割部材とを有する。このハンドル把手は、筒状部と、筒状部外周に設けられ2つの分割部材に分割された第1把手及び第2把手の3つの部材とで構成されている。ここでは、たとえば第1把手の第1分割部材、第2分割部材及び第2把手のうちの少なくとも1つの部材を合成樹脂により形成し、第1把手の第1分割部材、第2分割部材及び第2把手のうちの残りの部材を金属により形成することができるので、合成樹脂製部材によって全体の軽量化を図りながら、金属製部材によって外観の美観を高く維持できる。また、たとえば第2分割部材を合成樹脂又は金属により形成し、第1分割部材及び第2把手を金属又は合成樹脂により形成した場合には、第1分割部材及び第2把手が同じ材質の部材で形成できるので、ハンドル把手を把持したときに指先が接触する第1分割部材と掌が接触する第2把手とで触感が同じになり、このためハンドル把手を把持したときの触感を良好にすることができる。
発明21に係るハンドル把手は、発明9のハンドル把手において、第2分割部材は、第1分割部材及び第2把手のいずれかと異なる材質の部材により形成されている。この場合、たとえば第2分割部材を合成樹脂により形成し、第1分割部材及び第2把手を金属により形成することができるので、合成樹脂製の第2分割部材によって全体の軽量化を図りながら、金属製の第1分割部材及び第2把手によって外観の美観を高く維持できる。
発明22に係るハンドル把手は、発明20又は21のハンドル把手において、第1分割部材は、第2把手と同一の材質の部材により形成されている。この場合、たとえば第1分割部材及び第2把手を金属又は合成樹脂の同一の材質の部材によって形成することにより、ハンドル把手を把持したときに指先が接触する第1分割部材と掌が接触する第2分割部材とで触感が同じになるので、ハンドル把手を把持したときの触感を良好にすることができる。
発明23に係るハンドル把手は、発明22のハンドル把手において、第2把手は、外側から挿入されたねじ部材によって第1分割部材にねじ止めされ、第1分割部材とで第2分割部材を挟持している。この場合、第1分割部材と第2把手とで第2分割部材を挟持することにより、第2分割部材に第1分割部材又は第2把手を装着するための装着部を加工する必要がなくなるので、第2把手の形成が容易になる。
発明24に係るハンドル組立体は、釣り用リールのハンドル軸の先端に装着されるハンドル組立体であって、ハンドル軸の先端に基端が装着されハンドル軸と交差する方向に延びるハンドルアームと、ハンドルアームの先端に固定されハンドル軸に沿う方向に延びる把手軸と、発明1から23のいずれかのハンドル把手とを備えている。この場合、発明1から23のいずれかのハンドル把手を備えたハンドル組立体においても、ハンドル把手の握持性を向上させることができる。
本発明によれば、釣り用リールのハンドル把手において、把手部は、ハンドルアーム側に配置され外周面が略球状に形成された第1把手と、ハンドルアームと逆側に配置され外周面が第1把手より大径となる略球状に形成され第1把手の最外径位置よりハンドルアームと逆側の位置で第1把手と一体的に連結される第2把手とを有しているので、ハンドル把手の握持性を向上させることができる。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を採用したスピニングリールは、図1に示すように、ハンドル組立体1と、ハンドル組立体1を回転自在に支持するリール本体2と、ロータ3と、スプール4とを備えている。ハンドル組立体1は、リール本体2の両側部の一方側に交換可能に装着されており、たとえば図1ではリール本体2の右側部に装着され、図2及び図4ではリール本体2の左側部に装着されている。ロータ3は、リール本体2の前部に回転自在に支持されている。スプール4は、釣り糸を外周面に巻き取るものであり、ロータ3の前部に前後移動自在に配置されている。
ハンドル組立体1は、図2に示すように、後述するハンドル軸10の先端に装着されるハンドルアーム8と、ハンドルアーム8の先端に装着されたハンドル把手9とを備えている。ハンドル把手9は、ハンドルアーム8の先端にかしめ固定された把手軸18に回転自在に装着されている。
ハンドル把手9は、図5から図7に拡大して示すように、把手軸18の外周側に装着される筒状部90と、筒状部90と一体成形される略球状の把手部91とを有している。把手部91は、ハンドルアーム8側に配置され外周面が略球状に形成された第1把手92と、ハンドルアーム8と逆側に配置され外周面が第1把手92より大径となる略球状に形成された第2把手93とを有している。第1把手92と第2把手93との連結部84は、第1把手92の最外径部85よりハンドルアーム8と逆側の位置で一体的に連結されている。
筒状部90は、図5及び図6に示すように、ハンドルアーム8側が開口する筒状部材である。筒状部90は、真鍮等の金属を削り出しによって把手部91と一体成形されており、筒状部90及び把手部91の内周部は、図8に示すように、把手軸18の外周部に軸受20a、20bを介して回転自在に支持されている。把手軸18の基端部は、図8に示すように、ハンドルアーム8の先端にかしめ固定され、把手軸18の先端部は、ねじ部材20cにより筒状部90及び把手部91を抜け止めしている。なお、筒状部90の基端部(図8左端部)は、他の部分より大径となるようになっている。
把手部91は、図5に示すように、真鍮等の金属を削り出しによって筒状部90と一体成形され、把手軸18の軸芯Xに対して軸対称となる略球状に形成されている。把手部91は、図5及び図7に示すように、後端部側が外形が円形となるように開口しており、この開口を閉塞する合成樹脂製の蓋部材96が装着されている。蓋部材96は、図7及び図8に示すように、後端部の中央部に矩形となるように形成され硬貨等で回転操作可能な操作凹部97を有している。蓋部材96の先端部には、図8に示すように、把手部91の開口内周部に形成された雌ねじ部99に螺合可能な雄ねじ部98が形成されている。ここでは、硬貨等で操作凹部97を回転操作することにより、雄ねじ部98を雌ねじ部99に螺合させて、蓋部材96を把手部91に着脱可能に固定している。なお、蓋部材96の外形は、把手部91の第2把手93と滑らかに連続するように連結されており、外形形状は第2把手93の外形形状と同一である。
把手部91は、図5に示すように、把手軸18の軸芯Xに対して軸対称となる略球状に形成された第1把手92と、把手軸18の軸芯Xに対して軸対称となる略球状に形成され第1把手92と一体的に連結される第2把手93とを有している。第1把手92の外形は、把手軸18から偏芯した位置(中心Y)を中心とした円弧(半径A)を把手軸18まわりに回転させた曲面により形成されている。第2把手93の外形は、把手軸18と同心かつハンドルアーム8側に偏倚した位置(中心Z)を中心とした円弧(半径B>半径A)を把手軸18まわりに回転させた球面により形成されている。第1把手92の外形を生成する円弧の中心Yは、第1把手92の最外径部85と同一の位置において、把手軸18の軸芯Xから偏芯した位置に位置している。第2把手93の外形を生成する円弧の中心Zは、把手軸18の軸芯Xと同心であり、第1把手92側に位置している。第1把手92の半径Bは、把手部91の半径Aより大きくなっている。
第1把手92と第2把手93とは、連結部84で、図5に示すように、第1把手92の最外径部85よりハンドルアーム8と逆側の位置で一体的に外形が滑らかになるように連結されている。第1把手92の軸方向長さCは、第2把手93の軸方向長さDより長くなっている。また、第1把手92の端部と第1把手92の最外径部85との間の軸方向長さEは、第2把手93の端部と第1把手92の最外径部85との間の軸方向長さFより長くなっている。このため、第2把手93の端部と第1把手92の最外径部85とが近接した位置に配置されている。
ハンドル把手9は、図5に示すように、全体の軸方向長さが50mm以上70mm以下、具体的には56mmになるように形成されている。
筒状部90は、外部に露出する軸方向長さが15mm以上25mm以下、具体的には19mmになるように形成されている。筒状部90の外径は、3mm以上7mm以下、具体的には5mmである。
把手部91は、軸方向長さが35mm以上45mm以下、具体的には37mmになるように形成されており、筒状部90の外部に露出する軸方向長さより長くなっている。第1把手92及び第2把手93の連結部84の径方向長さは、15mm以上25mm以下、具体的には21mmである。第1把手92の最外径部85の径方向長さは、15mm以上25mm以下、具体的には23mmであり、第1把手92及び第2把手93の連結部84の径方向長さより長くなっている。
第1把手92の外形を生成する円弧の半径Aは、15mm以上25mm以下、具体的には20mmである。第2把手93の外形を生成する円弧の半径Bは、25mm以上35mm以下、具体的には30mmであり、第1把手92の外形を生成する円弧の半径Aより大きくなっている。第1把手92の外形を生成する円弧の中心Yは、第1把手92の最外径部85と同一の位置において、把手軸18の軸芯Xから径方向長さが1mm以上5mm以下、具体的には3mm外方に偏芯した位置に位置している。第2把手93の外形を生成する円弧の中心Zは、把手軸18の軸芯Xと同心であり、第1把手92の最外径部85から軸方向長さが10mm以上15mm以下、具体的には13mm筒状部90側に偏芯した位置に位置している。
第1把手92は、軸方向長さCが25mm以上35mm以下、具体的には28mmになるように形成されている。第2把手93は、軸方向長さDが5mm以上15mm以下、具体的には9mmになるように形成されており、第1把手92の軸方向長さCより短くなっている。第1把手92の端部と第1把手92の最外径部85との間の軸方向長さEは、15mm以上25mm以下、具体的には20mmである。第2把手93の端部と第1把手92の最外径部85との間の軸方向長さFは、15mm以上25mm以下、具体的に17mmであり、第1把手92の端部と第1把手92の最外径部85との間の軸方向長さEより短くなっている。第1把手92及び第2把手93の連結部84と第1把手92の最外径部85との間の軸方向長さ(すなわちF−D、C−E)は、5mm以上15mm以下、具体的には8mmである。
リール本体2は、側部に開口2cを有するリールボディ2aと、リールボディ2aから斜め上前方に一体で延びるT字状の竿取付脚2bと、リールボディ2aの開口2cを閉塞するための蓋体2dとを有している。
リールボディ2aは、図2及び図3に示すように、内部に空間を有しており、その空間内には、ロータ3をハンドル組立体1の回転に連動して回転させるロータ駆動機構5と、スプール4を前後に移動させて釣り糸を均一に巻き取るためのオシレーティング機構6とが設けられている。
リールボディ2aの図2右側面には、図2に示すように、筒状のボス部17aが形成されている。ボス部17aは、後述するハンドル軸10の図2右端を支持する軸受16aを収納するためにリールボディ2aの内方に突出して形成されている。蓋体2dのボス部17aに対向する位置には、ボス部17bが形成されている。ボス部17bはハンドル軸10の図2左端を支持する軸受16bを収納するために蓋体2dの内方に突出して形成されている。ハンドル組立体1が装着された側と逆側のボス部(図2ではボス部17a)は、軸カバー19aにより閉塞されている。ハンドル組立体1が装着された側のボス部(図2ではボス部17b)は、孔あきカバー19bにより水の侵入が防止されている。軸カバー19a及び孔あきカバー19bは、円形の部材であり、それぞれボス部にねじ込み固定されている。
リールボディ2aのボス部17aの前方には、図3に示すように、後述する回転伝達機構14(図3参照)を収納するための膨出部2eが形成されている。膨出部2eは、図2下方側に向かって徐々に突出するように斜めに形成されており、膨出部2eの下端には、回転伝達機構14を構成する第1軸受部28が着脱自在に装着されている。膨出部2eの基端側には、リールボディ2aの内方に突出する第2軸受部29が形成されている。
ロータ駆動機構5は、図1及び図2に示すように、ハンドル組立体1が回転不能に装着されたハンドル軸10と、ハンドル軸10とともに回転するフェースギア11と、このフェースギア11に噛み合うピニオンギア12とを有している。ハンドル軸10の両端は、軸受16a、16bを介してリールボディ2a及び蓋体2dに回転自在に支持されている。この貫通孔にハンドル組立体1が回転不能にねじ込み固定されている。
オシレーティング機構6は、スプール4の中心部に固定されたスプール軸15をロータ3に連動して前後方向に移動させてスプール4を同方向に移動させるための機構である。オシレーティング機構6には、回転伝達機構14を介してハンドル組立体1の回転が伝達される。
オシレーティング機構6は、図1、図2及び図4に示すように、スプール軸15の下方に配置された螺軸21と、螺軸21に沿って前後方向に移動するスライダ22と、スライダ22を案内する2本のガイド軸24a、24bとを有している。螺軸21は、スプール軸15と平行に配置されており、リールボディ2aに回転自在に支持されている。また、螺軸21の外周部には螺旋状の交差する溝21aが形成されている。
スライダ22は、スライダ本体25と、スライダ本体25内に収納された係合部材26とを有している。
スライダ本体25は、たとえばアルミダイキャスト製であり、ガイド軸24a、24bが貫通するガイド孔25a、25bと、係合部材26が装着される係合孔25cと、スプール軸15が回転不能に固定される装着孔25dとを有している。スライダ本体25は、ガイド軸24a、24bによりスプール軸15と平行に案内される。
スプール軸15の後端部は、略半円断面の装着孔25dに回転不能に装着されており、たとえば図示しないビスによりスライダ本体25に固定されている。これにより、スライダ22の前後移動がスプール軸15及びスプール4の前後移動に伝達される。また、スプール4がドラグ作動したときにスプール軸15の回転を防止している。
係合部材26は、係合孔25c内に回動自在に装着されており、係合部材26の先端は、螺軸21の溝21aに噛み合っている。この噛み合いにより、螺軸21が回転すると、スライダ22がスプール軸方向に前後に往復移動する。
回転伝達機構14は、図3に示すように、膨出部2eの内部に収納されており、ピニオンギア12と、連結軸36と、連結軸36の下端を回転自在に支持する第1軸受部28と、連結軸36の上端を回転自在に支持する第2軸受部29と、第1ギア37〜第3ギア39とを有している。ピニオンギア12は、ロータ駆動機構5を構成するとともに回転伝達機構14も構成している。ピニオンギア12は、後部にねじ歯車からなるギア部12bを有しており、このギア部12bがフェースギア11に噛み合っている。
連結軸36は、螺軸21に連結可能にピニオンギア12と食い違う軸に沿って斜めに配置された軸であり、膨出部2eの内部に配置されている。具体的には、連結軸36は、ピニオンギア12と螺軸21とにそれぞれ軸交差角が90度となるようにハンドル軸10と交差する面に対して傾いて、つまりリール本体2に対して水平(左右)方向及び垂直(上下)方向に対して斜めに傾いて配置されている。このように連結軸36を斜めに配置することで、連結軸36を設けても、水平方向及び垂直方向のサイズをバランスよく維持した状態で、リール本体2をコンパクト化することができる。
第1軸受部28は、前述したようにリールボディ2aに形成された膨出部2eの下面に着脱自在に装着されており、ねじ23により固定されている。第2軸受部29は、前述したように膨出部2eの基端部からリールボディ2aの内方に向かって突出して形成されている。第1軸受部28及び第2軸受部29は、連結軸36を回転自在に支持するための軸受28a、29aをそれぞれ有している。
第1ギア37は、ピニオンギア12のギア部12bにフェースギア11の噛み合い位置と逆側の面で噛み合うねじ歯車であり、連結軸36に回転不能に固定されている。第2ギア38は、ねじ歯車であり、連結軸36に第1ギア37と間隔を隔てて設けられている。この第2ギア38は、連結軸36と一体形成されている。第3ギア39は、第2ギア38に噛み合うねじ歯車であり、螺軸21の前端に回転不能に固定されている。
第1軸受部28は、リールボディ2aに着脱自在に装着された蓋部材28bと、蓋部材28bに装着された軸受28aとを有している。蓋部材28bは、ロータ3の円筒部30の後端部で覆われるようにリールボディ2aの前部に形成されたフランジ部2gより後方でリールボディ2aに着脱自在に装着されている。蓋部材28bの装着部分において、リールボディ2aの底部には、第2ギア38の最外径より大径の内周面を有する貫通孔2fが形成されている。この貫通孔2fに蓋部材28bがはめ込まれる。蓋部材28bは、ビス23によりリールボディ2aに固定されている。
ロータ3は、図1に示すように、円筒部30と、円筒部30の側方に互いに対向してそれぞれ設けられた第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32とを有している。円筒部30と第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32とは一体成形されている。
円筒部30の前部には前壁33が形成されており、前壁33の中央部にはボス33aが形成されている。このボス33aの貫通孔をピニオンギア12の前部12a及びスプール軸15が貫通している。前壁33の前方側にはナット34が配置されており、このナット34がピニオンギア12の先端のネジ部に螺合している。ナット34の内周部には、ナット34をスプール軸15に対して回転自在に支持するための軸受35が配置されている。
第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32の先端には、ベールアーム44が糸巻き取り姿勢と糸開放姿勢との間で揺動自在に装着されている。ベールアーム44は、図1及び図3に示すように、第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32の先端の内側にそれぞれ揺動自在に装着された第1ベール支持部材40及び第2ベール支持部材42と、第1ベール支持部材40の先端に基端が固定された固定軸を含む固定軸カバー47と、釣り糸をスプール4に案内するラインローラ41と、固定軸カバー47と第2ベール支持部材42とを連結するベール43とを有している。第1ベール支持部材40は、図1に示すように、第1ロータアーム31の先端外側に揺動自在に装着されている。第2ベール支持部材42は、第2ロータアーム32の先端内側に揺動自在に装着されている。
ロータ3の円筒部30の内部にはロータ3の逆転防止機構50が配置されている。逆転防止機構50は、ローラ型のワンウェイクラッチ51と、ワンウェイクラッチ51を作動状態及び非作動状態に切り換える操作機構52とを有している。ワンウェイクラッチ51は、外輪がリールボディ2aに固定され、内輪がピニオンギア12に回転不能に装着されている。操作機構52は、リールボディ2aの後部に配置された操作レバー53を有しており、操作レバー53を揺動させることでワンウェイクラッチが2つの状態に切り換られ、作動状態のときにロータ3が逆転不能になり、非作動状態のときロータ3が逆転可能になる。
スプール4は、ロータ3の第1ロータアーム31と第2ロータアーム32との間に配置されており、スプール軸15の先端にドラグ機構60を介して固定されている。スプール4は、外周に釣り糸が巻き付けられる糸巻胴部4aと、糸巻胴部4aの後部に一体で形成されたスカート部4bと、糸巻胴部4aの前部に固定された前フランジ部4cとを有している。糸巻胴部4aはロータ3の円筒部30の外周側まで延びる円筒状の部材である。また、スカート部4b及び前フランジ部4cは、糸巻胴部4aの両端から垂直に径方向外方に拡がっている。これにより、釣り糸がスプール4の糸巻胴部4aに巻き付けられるとき、各糸巻段での釣り糸の巻数が略等しくなる。
次に、リールの操作及び動作について説明する。
このスピニングリールでは、キャスティング時には、ベールアーム44を糸巻き取り姿勢から糸開放姿勢に倒す。これにより第1ベール支持部材40及び第2ベール支持部材42は、同方向に揺動する。
釣り糸巻き取り時には、ベールアーム44を糸巻き取り姿勢に倒す。これは、ハンドル組立体1を糸巻き取り方向に回転させると図示しないカムとバネの働きにより自動的に行われる。ハンドル組立体1を糸巻き取り方向に回転させると、この回転力はハンドル軸10及びフェースギア11を介してピニオンギア12に伝達される。このピニオンギア12に伝達された回転力は、ピニオンギア12前部12aを介してロータ3に伝達され、ロータ3が糸巻き取り方向に回転する。
このようにハンドル組立体1を回転させるとき、特に、ジギングを行う際には、ハンドル把手9全体を掌で強く握持する。
ここでは、ハンドル把手9は、ハンドルアーム8と逆側に配置された第2把手93の外周面が略球状に形成されているので、ハンドル把手9全体を掌で強く握持するときに掌部分と第2把手93の端部との間に隙間が生成されにくくなる。したがって、掌部分をハンドル把手9に密着させて強く握持することができるので、ハンドル把手9の握持性を向上させることができる。
また、第2把手93は、外周面が第1把手92より大径となる略球状に形成され(すなわち、第2把手93の半径B>第1把手92の半径A)、かつ第1把手92の最外径部85よりハンドルアーム8と逆側の位置で連結されている(すなわち、連結部84が第1把手92の最外径部85よりハンドルアーム8と逆側の位置で連結されている)ので、従来のように第1把手92と第2把手93との連結部84と第1把手92の最外径部85とが同一である場合に比して、第1把手92の最外径部85を掌部分から近接した位置に設けることができる。したがって、ハンドル把手9を握持したとき、指の腹部分が第1把手92の最外径部85に密着することになるので、ハンドル把手9の握持性を向上させることができる。
<第1実施形態の変形例>
(a) スピニングリールの形態は前記第1実施形態に限定されるものではなく、ドラグ機構を有さないものや後部に有するものや、逆転防止機構に代えてブレーキレバーを有する制動機構を装着したものにも本発明を適用できる。また、スピニングリールだけでなく、ロープロファイル型のベイトリールや図9に示す丸型の両軸受リールのハンドルに対して本発明を適用できる。
本発明の別実施形態を採用した両軸受リールは、図9に示すように、シングルハンドルタイプの丸型リールであり、リール本体102と、リール本体102の側方に配置されたスプール回転用のハンドル組立体101と、ハンドル組立体101のリール本体102側に配置されたスタードラグ103とを備えている。
リール本体102には、釣り糸を巻き取りあるいは繰り出すためのスプール115が回転自在に装着され、竿取付脚104を介して釣竿に取り付けられている。リール本体102は、所定の間隔をあけて配置された左右1対の第1側板110及び第2側板111と第1側板110及び第2側板111を連結する複数の連結部材112とを有するフレーム105と、フレーム105の両側方に装着された第1側カバー113及び第2側カバー114とを有している。
ハンドル組立体101は、図示しないハンドル軸の先端に回転不能に装着されたハンドルアーム108と、ハンドルアーム108の先端にかしめ固定された把手軸118と、把手軸118に回転自在に装着されたハンドル把手109とを有している。
ハンドル把手109は、把手軸118の外周側に装着される筒状部190と、筒状部190と一体成形される略球状の把手部191とを有している。把手部191は、ハンドルアーム108側に配置され外周面が略球状に形成された第1把手192と、ハンドルアーム108と逆側に配置され外周面が第1把手192より大径となる略球状に形成された第2把手193とを有している。第1把手192と第2把手193とは、第1把手192の最外径部185よりハンドルアーム108と逆側に位置する連結部184で一体的に連結されている。なお、以降の説明では、先に示した実施形態と同等の部材については百位のみを変更して明細書や図面に示している。
ここでは、前記実施形態と同様に、ハンドルアーム108と逆側に配置された第2把手193の外周面が略球状に形成されているので、掌部分をハンドル把手109に密着させて強く握持することができ、このためハンドル把手109の握持性を向上させることができる。また、第2把手193は、外周面が第1把手192より大径となる略球状に形成され、かつ第1把手192の最外径部185よりハンドルアーム108と逆側の位置で連結されているので、第1把手192の最外径部185を掌部分から近接した位置に設けることができる。したがって、指の長さの相違によって、ハンドル把手109の握持性が変化しにくくなるので、ハンドル把手109の握持性を向上させることができる。
(b) 前記第1実施形態では、把手部91は、筒状部90と一体成形されていたが、筒状部と把手部とを別体で形成してもよい。また、把手部91は真鍮等の金属を削り出しによって筒状部90と一体成形されていたが、真鍮以外の金属や、金属以外の合成樹脂により把手部91を形成してもよい。
たとえば、図10に示すように、ハンドル組立体201のハンドル把手209において、筒状部290及び蓋部材296をアルミニウム合金により形成し、把手部291を炭素繊維強化樹脂(CFRP)により形成してもよい。把手部291は、内部に空間を有するようにCFRPによって形成され外周面が略半球状に形成された第1把手292と、内部に空間を有するようにCFRPによって形成され外周面が第1把手292より大径となる略半球状に形成された第2把手293とを有している。第1把手292及び第2把手293は、筒状の内周部292g,293gをそれぞれ有しており、内周部292g,293gは、筒状部290の外周部にそれぞれ装着固定されている。第1把手292は、第1外周部292hと、第1外周部292hと着脱可能に接合された第2外周部292iとを有している。第1外周部292hと第2外周部292iとの間には、互いに雄雌接合可能な第1係合部292j及び第2係合部292kが形成されており、第1係合部292jと第2係合部292kは、互いに接合したときに第1外周部292hと第2外周部292iとの外周面が滑らかに連続するように形成されている。第2外周部292iは最外径部285よりハンドルとアーム108から離反した位置にある連結部284で第2把手292と一体的に滑らかに連結されている。蓋部材296は、後端部の中央部に凹んで形成され回転操作可能な操作凹部297を有している。蓋部材296の先端内周部には、筒状部290の先端外周部に形成された雄ねじ部298に螺合可能な雌ねじ部299が形成されている。ここでは、操作凹部297を回転操作することにより、雌ねじ部299を雄ねじ部298に螺合させて、蓋部材296を把手部291に着脱可能に固定している。ここでは、把手部291が内部に空間を有するように炭素繊維強化樹脂(CFRP)により形成されているので、ハンドル把手209の強度を高く維持しながら、ハンドル把手209全体を軽量化することができる。
(c) 前記第1実施形態では、第1把手92の中心Yは、第1把手92の最外径部85と同一の位置において、把手軸18の軸芯Xから偏芯した位置に位置していたが、第1把手92の最外径部85と異なる位置であってもよいし、把手軸18の軸芯Xと同心であってもよい。また、第1把手92の半径A及び第2把手93の半径Bは、第2把手93の半径B>第1把手92の半径Aであれば、前記実施形態に限定されるものではない。また、筒状部90及び把手部91の各寸法は前記実施形態に限定されるものではない。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係るハンドル組立体301は、図11に示すように、ハンドル軸10の先端に装着されるハンドルアーム8と、ハンドルアーム8の先端に装着されたハンドル把手309とを備えている。ハンドル把手309は、ハンドルアーム8の先端にかしめ固定された把手軸18に回転自在に装着されている。
ハンドル把手309は、図12から図15に拡大して示すように、把手軸18の外周側に装着される筒状部390と、筒状部390と一体成形される略球状の把手部391とを有している。把手部391は、ハンドルアーム8側に配置され外周面が略球状に形成された第1把手392と、最外径部385よりハンドルアーム8と逆側に配置され外周面が第1把手392より大径となる略球状に形成された第2把手393と、筒状部390の先端部外周に装着固定され外周部が第2把手393の後端側外周部から把手軸18と平行になるように挿入された2本のねじ部材395によって第2把手393を筒状部390にねじ止め可能な円板状の取付部材394とを有している。図12に示すように、第1把手392と第2把手393とは、第1把手392の最外径部385よりハンドルアーム8と逆側に位置する連結部384で一体的に外形が滑らかになるように連結されている。
筒状部390は、図12から図15に示すように、ハンドルアーム8側が開口する筒状部材である。筒状部390は、真鍮等の金属を成型加工した後切削加工することによって把手部391の第1把手391と一体成形されている。筒状部390及び把手部391の内周部は、図15に示すように、把手軸18の外周部に軸受20a、20bを介して回転自在に支持されている。把手軸18の基端部は、図12に示すように、ハンドルアーム8の先端にかしめ固定され、把手軸18の先端部は、ねじ部材20cにより筒状部390及び把手部391を抜け止めしている。なお、筒状部390の基端部(図15左端部)は、他の部分より大径となるようになっている。
筒状部930は、図14及び図15に示すように、先端部外周に形成された第2雄ねじ部390aを有している。第2雄ねじ部390aは、筒状部390の他の部分より小径になるように形成されており、第2雄ねじ部390aの基端側には、段差が形成されている。第2雄ねじ部390aは、取付部材394の内周部に形成された後述する第2雌ねじ部394aが螺合可能に形成されている。
把手部391は、図12及び図15に示すように、真鍮等の金属を成型加工した後切削加工することによって筒状部390と一体成形され内部に第1空間392aを有する略球状の第1外周部392bと第2把手393とを有している。第1把手392は、第1外周部392bと、第1外周部292bと概ね最外径部385で着脱自在に接合された第2外周部392cとを有している。第1外周部392bと第2外周部392cとの間には、互いに雄雌接合可能な第1係合部392d及び第2係合部392eが形成されており、第1係合部392dと第2係合部392eは、最外径部385の近くに設けられており、互いに接合したときに第1外周部392bと第2外周部392cとの外周面が滑らかに連続するように形成されている。第2外周部392cは連結部384で第2把手392と一体的に滑らかに連結されている。第2把手393は、真鍮等の金属を成型加工した後切削加工することによって第1把手392のハンドルアーム8と逆側の位置で第1把手392に一体的に形成され、内部に第1空間392aと連通する第2空間393aを有している。把手部391は、図14及び図15に示すように、内周部が筒状部390の先端部外周に装着固定され外周部に第2把手393の後端側外側から把手軸18と平行になるように挿入された2本のねじ部材395によって第2把手393及び第2外周部392cがねじ止め可能な取付部材394をさらに有している。
第1外周部392b及び第2外周部392cは、図15に示すように、外形が滑らかに連続するように印籠係合しており、把手軸18の軸芯に対して軸対称となる略球状に形成されている。第2把手393の内周部後端面には、図15に示すように、ハンドルアーム8側に把手軸18と平行になるように柱状に突出する2つのボス部393bが一体成形されており、2つのボス部393bには、2本のねじ部材395が挿入可能な貫通孔393c及び貫通孔393cより大径の段付凹部393dがそれぞれ形成されている。貫通孔393cは、ねじ部材395の第1雄ねじ部395bより大径になるように形成されており、段付凹部393dには、ねじ部材395の頭部395aが収納可能に形成されている。
取付部材394は、図15に示すように、筒状部390の先端部外周に装着固定される円板状の部材である。取付部材394は、内周部に形成され筒状部390の第2雄ねじ部390aに螺合可能な第2雌ねじ部394aと、ハンドルアーム8側と逆側の外周部の2箇所にねじ部材395の第1雄ねじ部395bが螺合可能な第1雌ねじ部394bとを有している。2つの第1雌ねじ部394bは、第2把手393の2つのボス部393bにそれぞれ形成された貫通孔393cに連通する位置に形成されている。取付部材394は、第2雌ねじ部394aを筒状部390の第2雄ねじ部390aに螺合するとともに、接着剤によって筒状部390に固定されている。
このようなハンドル把手309を組み立てるには、図15に示すように、まず、筒状部390を把手軸18に対して回転可能に装着し、ねじ部材20cによって抜け止めする。次に、筒状部390の第2雄ねじ部390aに取付部材394の第2雌ねじ部394aを螺合し、さらに接着固定することにより、筒状部390に取付部材394を固定する。次に、第1外周部392bの後端面に第2外周部392cの前端面を印籠係合し、第2把手393の貫通孔393cにねじ部材395の第1雄ねじ部395bを挿入する。そして、ねじ部材395の第1雄ねじ部395bを取付部材394の第1雌ねじ部394bに螺合し、ねじ部材395の頭部395aが段付凹部393dに接触するまでねじ込んで第2外周部392c及び第2把手393を筒状部390に固定する。これにより、第2外周部392c及び第2把手393は、筒状部390及び第1把手392に対して着脱自在に装着される。
このような構成の第2実施形態のハンドル把手309を有するハンドル組立体301を回転させるとき、特に、ジギングを行う際には、ハンドル把手309全体を掌で強く握持する。ここでは、ハンドル把手309は、把手部391の外周面が略球状に形成されているので、ハンドル把手309全体を掌で強く握持することができる。
また、このようなハンドル把手309は、第1把手392及び第2把手393の内部に、それぞれ第1空間392a及び第2空間393aが形成されているので、ハンドル把手309全体を軽量化することができる。さらに、ここでは、ねじ部材395が装着される取付部材394が、筒状部390と別体で設けられているので、従来のように筒状部390の先端部外周に大径となるボス部を切削加工する必要がなくなる。このため、安価な構成で第2把手393を第1把手392に着脱可能に装着することができる。
<第2実施形態の変形例>
(a) スピニングリールの形態は、前記第2実施形態に限定されるものではなく、ドラグ機構を有さないものや後部に有するものや、逆転防止機構に代えてブレーキレバーを有する制動機構を装着したものにも本発明を適用できる。また、スピニングリールだけでなく、ロープロファイル型のベイトリールや図16に示す丸型の両軸受リールのハンドルに対して本発明を適用できる。
本発明の他の実施形態を採用した両軸受リールは、図16に示すように、シングルハンドルタイプの丸型リールであり、リール本体102と、リール本体102の側方に配置されたスプール回転用のハンドル組立体401と、ハンドル組立体401のリール本体102側に配置されたスタードラグ103とを備えている。ハンドル組立体401を除く他の構成は、第1実施形態の図10に示す変形例と同様なため説明を省略する。
ハンドル組立体401は、図示しないハンドル軸の先端に回転不能に装着されたハンドルアーム108と、ハンドルアーム108の先端にかしめ固定された把手軸118と、把手軸118に回転自在に装着されたハンドル把手409とを有している。
ハンドル把手409は、把手軸118の外周側に装着される筒状部490と、筒状部490と一体成形される略球状の把手部491とを有している。把手部491は、ハンドルアーム108側に配置され外周面が略半球状に形成された第1把手492と、ハンドルアーム108と逆側に配置され外周面が略球状に形成された第2把手493と、筒状部490の先端部外周に装着固定され外周部に第2把手493の外側から挿入された2本のねじ部材495によって第2把手493を筒状部490にねじ止め可能な円板状の取付部材494とを有している。
ここでは、前記実施形態と同様に、ねじ部材495が装着される取付部材494が、筒状部490と別体で設けられているので、安価な構成で第2把手493を第1把手492に着脱可能に装着できる。
(b) 前記第2実施形態では、第1把手392は、筒状部390と一体成形されていたが、筒状部と第1把手とを別体で形成してもよい。また、第1把手392及び第2把手393は真鍮等の金属を成型加工した後切削加工することによって形成されていたが、真鍮以外の金属や、金属以外の合成樹脂や、炭素繊維強化樹脂(CFRP)等により第1把手及び第2把手を形成してもよい。また、第1把手392及び第2把手393は、真鍮等の金属を成型加工した後切削加工することに限定されるものではなく、真鍮等の金属を切削加工のみで形成してもよい。
(c) 前記第2実施形態では、取付部材394は、第2雌ねじ部394aを筒状部390の第2雄ねじ部390aに螺合して筒状部390に固定していたが、図17に示すように、取付部材594の内周部594cを筒状部590先端部の外周部590bに圧接して取付部材594を筒状部590に固定するようにしてもよい。また、取付部材594の内周部594cを筒状部590先端部の外周部590bに圧接する際に接着剤を塗布してもよいし、単に接着剤のみで取付部材594を筒状部590に対して固定するようにしてもよい。
(d) 前記第2実施形態では、取付部材394は、第2把手393の後端側外周部から把手軸18と平行になるように挿入された2本のねじ部材395によって第2把手393を外周部後面に固定していたが、ねじ部材395の装着位置や装着方向はこれに限定されるものではなく、たとえば第2把手の前端側外周部から把手軸18と垂直になるように挿入された2本のねじ部材によって第2把手を取付部材の外周面に固定するようにしてもよい。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態に係るハンドル組立体601は、図18に示すように、ハンドル軸10の先端に装着されるハンドルアーム8と、ハンドルアーム8の先端に装着されたハンドル把手609とを備えている。ハンドル把手609は、ハンドルアーム8の先端にかしめ固定された把手軸18に回転自在に装着されている。
ハンドル把手609は、図19から図22に拡大して示すように、把手軸18の外周側に装着される筒状部690と、筒状部690と一体成形される略球状の把手部691とを有している。把手部691は、ハンドルアーム8側に配置され外周面が略球状に形成された第1把手692と、第1把手692のハンドルアーム8と逆側に配置され外周面が第1把手692より大径となる略球状に形成された第2把手693とを有している。図19に示すように、第1把手692と第2把手693とは、第1把手692の最外径部385よりハンドルアーム8と逆側の概ね連結部684で一体的に外形が滑らかになるように着脱自在に連結されている。
筒状部690は、図19から図22に示すように、ハンドルアーム8側が開口する筒状部材である。筒状部690は、真鍮等の金属を成型加工した後切削加工することによって把手部691と一体成形されている。筒状部690及び把手部691の内周部は、図22に示すように、把手軸18の外周部に軸受20a、20bを介して回転自在に支持されている。把手軸18の基端部は、図22に示すように、ハンドルアーム8の先端にかしめ固定され、把手軸18の先端部は、ねじ部材20cにより筒状部690及び把手部691を抜け止めしている。なお、筒状部690の基端部(図22左端)は、他の部分より大径となるようになっている。
把手部691の第1把手692は、図19及び図22に示すように、筒状部690に設けられた第1分割部材692bと、ハンドルアーム8と逆側の位置で第1分割部材692bに着脱可能に装着され第2分割部材692cとを有している。第1分割部材692bは、真鍮等の金属を成型加工した後切削加工することによって筒状部690と一体成形され内部に第1空間692aを有している。第2分割部材692cは、略半球状の合成樹脂を成型加工することによって形成され第1分割部材692bのハンドルアーム8と逆側の位置で第1分割部材692bに着脱可能に装着され内部に第1空間692aと連通する第2空間692dを有している。第2分割部材692cは、真鍮等の金属を成型加工した後切削加工することによって形成され第2分割部材692cのハンドルアーム8と逆側の位置で第2分割部材692cに着脱可能に装着され内部に第2空間692dと連通する第3空間693aを有する第2把手693とを有している。第2把手693は、外周部から挿入された2本のねじ部材695によって第1分割部材692bにねじ止めされ、第1分割部材692bとで第2分割部材692cを挟持している。
第1把手692の第1分割部材692b、第2分割部材692c及び第2把手693は、図22に示すように、外形が滑らかに連続するようにそれぞれと印籠係合しており、把手軸18の軸芯に対して軸対称となる略球状に形成されている。
第1分割部材692bは、真鍮等の金属を成型加工した後切削加工することによって形成された略半球状の部材である。第1分割部材692bの内周部前端面には、図22に示すように、ハンドルアーム8と逆側に柱状に突出する2つの第1ボス部692eが一体成形されており、2つの第1ボス部692eには、2本のねじ部材695の第1雄ねじ部695bが螺合可能な第1雌ねじ部692fが形成されている。2つの第1ボス部692eは、第2分割部材692cを第1分割部材692cに装着したとき、先端部が第2分割部材392cの内周側に位置するように延びている。
第2分割部材392cは、合成樹脂を成型加工することによって形成された略円筒状の部材であって、第1分割部材692b及び第2把手693と異なる材質の部材により形成されている。第2把手693は、第1分割部材692b及び第2把手693と外形が滑らかに連結するように、外周面が湾曲した形状になっている。この第2分割部材692cに最外径部685が位置している。
第2把手693は、真鍮等の金属を成型加工した後切削加工することによって形成された略半球状の部材であって、第1分割部材692bと同じ材質の部材により形成されている。第2把手693の内周部後端面には、図22に示すように、ハンドルアーム8側に柱状に突出する2つの第2ボス部693bが一体成形されており、2つの第2ボス部693bには、2本のねじ部材695が挿入可能な貫通孔693c及び貫通孔693cより大径の段付凹部693dがそれぞれ形成されている。2つの第2ボス部693bは、先端部が第1分割部材692bの2つの第1ボス部692eの先端部と対向する位置に設けられており、第2分割部材692cを第1分割部材692bに装着したとき、先端部が第2分割部材692cの内周側に位置するように延びている。また、第2ボス部693bの貫通孔693cは、第1ボス部692eの第1雌ねじ部692fと連通する位置に形成されている。貫通孔693cは、ねじ部材695の第1雄ねじ部695bより大径になるように形成されており、段付凹部693dには、ねじ部材695の頭部695aが収納可能に形成されている。
このようなハンドル把手609を組み立てるには、図22に示すように、まず、筒状部690を把手軸18に対して回転可能に装着し、ねじ部材20cによって抜け止めする。次に、第1把手692の第1分割部材692bの後端面に第2分割部材692cの前端面を印籠係合し、さらに第2分割部材692cの後端面に第2把手693の前端面を印籠係合する。この状態で、第2把手693の貫通孔693cにねじ部材695の第1雄ねじ部695bを挿入する。そして、ねじ部材695の第1雄ねじ部695bを第1分割部材692bの第1雌ねじ部692fに螺合し、ねじ部材695の頭部695aが段付凹部693dに接触するまでねじ込んで第2把手693を第1把手692に固定する。これにより、第2分割部材692cは、第1分割部材692bと第2把手693とで軸方向移動不能に挟持される。
このようにハンドル組立体601を回転させるとき、特に、ジギングを行う際には、ハンドル把手609全体を掌で強く握持する。ここでは、ハンドル把手609は、把手部691の外周面が略球状に形成されているので、ハンドル把手609全体を掌で強く握持することができる。このようにハンドル把手609を握るときは、第1分割部材692bの外周面に指先が接触し、第2把手693の外周面に掌が接触する。このハンドル把手609では、第1分割部材692bと第2把手693とが真鍮等の金属の同じ材質の部材により形成されているので、ハンドル把手609を握ったときに指先が接触する第1分割部材692bと掌が接触する第2把手693とで触感が同じになり、このためハンドル把手609を把持したときの触感を良好にすることができる。
また、このようなハンドル把手609は、筒状部690と、筒状部90外周に設けられた第1分割部材692b、第2分割部材692c及び第2把手693の3つの部材とで構成されている。ここでは、第2分割部材692cは、合成樹脂により形成され、第1分割部材692b及び第2把手694は、真鍮等の金属により第2分割部材69cと異なる材質の部材で形成されているので、合成樹脂製の第2分割部材692cによって全体の軽量化を図りながら、金属製の第1分割部材692b及び第2把手693によって外観の美観を高く維持することができる。したがって、第1分割部材692b、第2分割部材69c及び第2把手693の3つの部材でハンドル把手609を構成することにより、全体の軽量化を図るとともに、外観の美観を高く維持しながら、把持したときの触感を良好にすることができる。
<第3実施形態の変形例>
(a) スピニングリールの形態は、前記第3実施形態に限定されるものではなく、ドラグ機構を有さないものや後部に有するものや、逆転防止機構に代えてブレーキレバーを有する制動機構を装着したものにも本発明を適用できる。また、スピニングリールだけでなく、ロープロファイル型のベイトリールや図23に示す丸型の両軸受リールのハンドルに対して本発明を適用できる。
本発明の他の実施形態を採用した両軸受リールは、図23に示すように、シングルハンドルタイプの丸型リールであり、リール本体102と、リール本体102の側方に配置されたスプール回転用のハンドル組立体701と、ハンドル組立体701のリール本体102側に配置されたスタードラグ103とを備えている。ハンドル組立体401を除く他の構成は、第1実施形態の図10に示す変形例と同様なため説明を省略する。
ハンドル組立体701は、図示しないハンドル軸の先端に回転不能に装着されたハンドルアーム108と、ハンドルアーム108の先端にかしめ固定された把手軸118と、把手軸118に回転自在に装着されたハンドル把手709とを有している。
ハンドル把手709は、把手軸118の外周側に装着される筒状部790と、筒状部790と一体成形される略球状の把手部791とを有している。把手部791は、第1把手792と第2把手793とを有している。第1把手792は、ハンドルアーム108側に配置され外周面が略半球状に形成された第1分割部材792bと、第1分割部材792bのハンドルアーム108と逆側に配置され外周面が略円筒状に形成された第2分割部材79cとを有している。第2把手793は、第2分割部材792cのハンドルアーム108と逆側に配置され外周面が略球状に形成されている。第2分割部材792cは、合成樹脂により形成され、第1分割部材792b及び第2把手793は、真鍮等の金属により第2分割部材792c異なる材質の部材で形成されている。第1分割部材792bと第2把手793は、真鍮等の金属の同じ材質の部材により形成されている
ここでは、前記第3実施形態と同様に、第1分割部材792b、第2分割部材792c及び第2把手792の3つの部材でハンドル把手709を構成することにより、全体の軽量化を図るとともに、外観の美観を高く維持しながら、把持したときの触感を良好にすることができる。
(b) 前記第3実施形態では、第1分割部材692bは、筒状部690と一体成形されていたが、筒状部と第1分割部材とを別体で形成してもよい。また、第1分割部材692b及び第2把手693は、真鍮等の金属を成型加工した後切削加工することによって形成されていたが、真鍮以外の金属や、金属以外の合成樹脂や、炭素繊維強化樹脂(CFRP)等により第1分割部材6及び第2把手6を形成してもよい。また、第1分割部材及び第2把手は、真鍮等の金属を成型加工した後切削加工することに限定されるものではなく、真鍮等の金属を切削加工のみで形成してもよい。また、第2分割部材692cは、合成樹脂により形成されていたが、金属や炭素繊維強化樹脂(CFRP)等により第2把手を形成してもよい。たとえば、図24に示すように、第1分割部材892b及び第2把手893を炭素繊維強化樹脂(CFRP)等の合成樹脂により形成し、第2分割把手892cを軽量な軽金属等の金属により形成する構成にしてもよい。
(c) 前記第3実施形態では、第1分割部材692b及び第2把手693は、第2分割部材692cと異なる材質の部材で形成されていたが、第2分割部材と同じ材質の部材により形成してもよい。たとえば、第1分割部材、第2分割部材、及び第2把手を全て同じ材質の部材により形成する構成にしてもよい。
(d) 前記第3実施形態では、第1分割部材692bと第2把手693とが同じ材質の部材により形成されていたが、第1分割部材と第2把手とを異なる材質の部材で形成してもよい。たとえば、第1分割部材、第2分割部材及び第2把手を全て異なる材質の部材により形成する構成にしてもよい。また、第1分割部材及び第2分割部材を同じ材質の部材により形成し、第2把手を第1分割部材及び第2分割部材と異なる材質の部材により形成してもよい。この場合、第2把手を第3実施形態と同様にして第1把手を分割せずに一体で形成してもよい。また、第2分割部材及び第2把手を同じ材質の部材により形成し、第1分割部材を第2分割部材及び第2把手と異なる材質の部材により形成してもよい。
(e) 前記第3実施形態では、第1把手692は、2つの第1雌ねじ部692fが形成された2つの第1ボス部692eが一体成形され、第2把手693は、2本のねじ部材695によって第1分割部材692bの第1雌ねじ部692fにねじ止めされていたが、図25に示すように、筒状部990を、第2実施形態と同様に把手部991の内周側まで延ばし、その先端部に固定された円板状の取付部材996にねじ止めする構成にしてもよい。
筒状部990は、図25に示すように、先端部外周に形成された第2雄ねじ部990aを有している。取付部材896は、内周部に形成され筒状部890の第2雄ねじ部990aに螺合可能な第2雌ねじ部996aと、外周部のハンドルアーム8側と逆側の面の2箇所にねじ部材995の第1雄ねじ部995bが螺合可能な第1雌ねじ部996bとを有している。
このようなハンドル把手809を組み立てるには、筒状部990を把手軸18に対して回転可能に装着し、ねじ部材20cによって抜け止めする。次に、筒状部990の第2雄ねじ部990aに取付部材996の第2雌ねじ部996aを螺合し、さらに接着固定することにより、筒状部990に取付部材896を固定する。次に、第1分割部材992bの後端面に第2分割部材992cの前端面を印籠係合し、さらに第2分割部材992cの後端面に第2把手993の前端面を印籠係合する。この状態で、第2把手993の貫通孔993fにねじ部材995の第1雄ねじ部995bを挿入する。そして、ねじ部材995の第1雄ねじ部995bを取付部材996の第1雌ねじ部996bに螺合し、ねじ部材995の頭部995aが段付凹部994dに接触するまでねじ込んで第2把手993を第1分割部材992bに固定する。これにより、第2分割部材992cは、第1分割部材992bと第2把手993とで軸方向移動不能に挟持される。
ここでは、ねじ部材995が装着される取付部材996が、筒状部990と別体で設けられているので、従来のように筒状部990の先端部外周に大径となるボス部を切削加工する必要がなくなる。このため、安価な構成で第2把手993を第1分割部材992bに着脱可能に装着することができる。
本発明の第1実施形態を採用したスピニングリールの側面断面図。 図1のII−II断面図。 図1のIII−III断面図。 ハンドル軸周辺の断面図。 ハンドル把手の拡大側面図。 前記ハンドル把手の正面図。 前記ハンドル把手の背面図。 前記ハンドル把手の側面断面図。 第1実施形態の変形例を採用した両軸受リールの斜視図。 その変形例の図8に相当する図。 第2実施形態の図2に相当する図。 第2実施形態の図5に相当する図。 第2実施形態の図6に相当する図。 第2実施形態の図7に相当する図。 第2実施形態の図8に相当する図。 第2実施形態の変形例の図9に相当する図。 その変形例の図8に相当する図。 第3実施形態の図2に相当する図。 第3実施形態の図5に相当する図。 第3実施形態の図6に相当する図。 第3実施形態の図7に相当する図。 第3実施形態の図8に相当する図。 第3実施形態の変形例の図9に相当する図。 その変形例の図8に相当する図。 別の変形例の図8に相当する図。
符号の説明
1,101,201,301,401,501,601,701,810,901 ハンドル組立体
2,102 リール本体
7 ハンドル軸部
8,108 ハンドルアーム
9,109,209,309,409,509,609,709,809,909 ハンドル把手
10 ハンドル軸
18,118 把手軸
20a、20b 軸受
20c ねじ部材
90,190,290,390,490,590,690,790,890,990 筒状部
91,191,291,391,491,591,691,791,891,991 把手部
92,192,292,392,492,592,692,792,892,992 第1把手
93,193,293,393,493,593,693,793,893,993 第2把手
84,184,284,384,484,584,684,784,884,984 連結部
85,185,285,385,485,585,685,785,885,985 最外径部

Claims (24)

  1. 釣り用リールのハンドルアームの先端に固定された把手軸に回転自在に装着されるハンドル把手であって、
    前記把手軸の外周側に装着される筒状部と、
    前記筒状部に設けられ、前記ハンドルアーム側に配置され外周面が略球状に形成された第1把手と、前記ハンドルアームと逆側に配置され外周面が前記第1把手より大径となる略球状に形成され前記第1把手の最外径位置より前記ハンドルアームと逆側の位置で前記第1把手と一体的に連結される第2把手とを有する把手部と、
    を備えた釣り用リールのハンドル把手。
  2. 前記第1把手の端部と前記第1把手の前記最外径位置との間の軸方向長さは、前記第2把手の端部と前記第1把手の前記最外径位置との間の軸方向長さより長い、請求項1に記載の釣り用リールのハンドル把手。
  3. 前記第1把手の軸方向長さは、前記第2把手の軸方向長さより長い、請求項2に記載の釣り用リールのハンドル把手。
  4. 前記第1把手の外形は、前記把手軸から偏芯した位置を中心とした円弧を前記把手軸まわりに回転させた曲面により形成されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の釣り用リールのハンドル把手。
  5. 前記第2把手の外形は、前記把手軸と同心かつ前記第1把手側に偏倚した位置を中心とした円弧を前記把手軸まわりに回転させた球面により形成されている、請求項1から4のいずれか1項に記載の釣り用リールのハンドル把手。
  6. 前記第1把手と前記第2把手とは、外形が滑らかになるように連結されている、請求項1から5のいずれか1項に記載の釣り用リールのハンドル把手。
  7. 前記ハンドル把手は、前記釣り用リールとしてのスピニングリールのハンドルアームの先端に固定された把手軸に装着される、請求項1から6のいずれか1項に記載の釣り用リールのハンドル把手。
  8. 前記ハンドル把手は、前記釣り用リールとしての両軸受リールのハンドルアームの先端に固定された把手軸に装着される、請求項1から6のいずれか1項に記載の釣り用リールのハンドル把手。
  9. 前記第1把手は、前記筒状部の先端部外周を覆うように設けられ、内部に第1空間を有し、
    前記第2把手は、前記第1把手に着脱自在に装着され、内部に前記第1空間と連通する第2空間を有する、請求項1から8のいずれか1項に記載の釣り用リールのハンドル把手。
  10. 内周部が前記筒状部の先端部外周に装着固定され、外周部に前記第2把手の外側から装着されたねじ部材によって前記第2把手部がねじ止め可能な取付部材をさらに備える、請求項9に記載の釣り用リールのハンドル把手。
  11. 前記第2把手は、前記ハンドルアーム側と逆側の面を貫通する貫通孔をさらに有し、
    前記取付部材は、外周部の前記ハンドルアーム側と逆側の面に前記貫通孔と連通し、前記ねじ部材の外周に形成された第1雄ねじ部が螺合可能な第1雌ねじ部を有している、請求項10に記載の釣り用リールのハンドル把手。
  12. 前記筒状部は、先端部外周に形成された第2雄ねじ部を有し、
    前記取付部材は、内周部に形成され、前記第2雄ねじ部に螺合可能な第2雌ねじ部を有している、請求項10又は11に記載の釣り用リールのハンドル把手。
  13. 前記取付部材は、前記筒状部の先端部外周に接着固定されている、請求項10から12のいずれか1項に記載の釣り用リールのハンドル把手。
  14. 前記取付部材は、前記筒状部に装着したときの前記ハンドルアーム側と逆側の面が、前記第1把手の前記ハンドルアームと逆側の面と面一、又は前記第1把手の前記ハンドルアームと逆側の面より前記ハンドルアーム側に位置するように形成されている、請求項10から13のいずれか1項に記載の釣り用リールのハンドル把手。
  15. 前記筒状部は、前記第1把手と一体成形されている、請求項1から14のいずれか1項に記載の釣り用リールのハンドル把手。
  16. 前記筒状部は、前記第1把手と別体で設けられている、請求項1から14のいずれか1項に記載の釣り用リールのハンドル把手。
  17. 前記第1把手及び前記第2把手の少なくともいずれかは、金属製部材である、請求項1から16のいずれか1項に記載の釣り用リールのハンドル組立体。
  18. 前記第1把手及び前記第2把手の少なくともいずれかは、合成樹脂製部材である、請求項1から17のいずれか1項に記載の釣り用リールのハンドル組立体。
  19. 前記第1把手及び前記第2把手の少なくともいずれかは、炭素繊維強化樹脂製部材である、請求項18に記載の釣り用リールのハンドル把手。
  20. 前記第1把手は、前記筒状部に設けられた第1分割部材と前記ハンドルアームと逆側の位置で前記第1分割部材に着脱可能に装着され第2分割部材とを有する、請求項9から19のいずれかに記載の釣り用リールのハンドル把手。
  21. 前記第2分割部材は、前記第1分割部材及び前記第2把手のいずれかと異なる材質の部材により形成されている、請求項20に記載の釣り用リールのハンドル把手。
  22. 前記第1把手は、前記第2把手と同一の材質の部材により形成されている、請求項20又は21に記載の釣り用リールのハンドル把手。
  23. 前記第2把手は、外側から挿入されたねじ部材によって前記第1分割部材にねじ止めされ、前記第1分割部材とで前記第2分割部材を挟持している、請求項22に記載の釣り用リールのハンドル把手。
  24. 釣り用リールのハンドル軸の先端に装着されるハンドル組立体であって、
    前記ハンドル軸の先端に基端が装着され、前記ハンドル軸と交差する方向に延びる前記ハンドルアームと、
    前記ハンドルアームの先端に固定され、前記ハンドル軸に沿う方向に延びる前記把手軸と、
    請求項1から23のいずれか1項に記載の前記ハンドル把手と、
    を備えた釣り用リールのハンドル組立体。
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