JP7075868B2 - 魚釣用リールのハンドルノブ及びこのハンドルノブを備える魚釣用リール - Google Patents
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このため、把持部材を把持した時に掌と指の腹部に違和感が生じてフィット感に劣り、長時間の巻取り操作で痛みを生じてしまう。また、軸方向に3分割される把持部材は、形状として軸方向から視て丸形状ノブ(ラウンドノブ)であることより、ノブ全体をしっかり掴みながら力強く回転操作し難く、大物釣り等の巻取り操作にあまり適さない。
さらに、中間部品は、外側面を構成する部品と内側面を構成する部品とに単に挟持されているだけで固定強度が低い。よって、巻き取り操作により軸回りの大きな負荷が作用した場合に中間部品が回転し(把持部材にねじれが生じ)、握り性が良くない。
また、把持部材の外側面に対するねじ部材、ねじ穴の露出をなくすることが可能となり、更に把持性が向上する。
巻き取り操作により軸回りの大きな負荷が作用しても、中央把持部、第1側方把持部並びに第2側方把持部が回転するおそれがない。よって、把持部材にねじれが生じることがなく、握り性に優れる。
また、固定部17の右端部18には、右開口18aが形成されている。
把持部材20の外形は、左右かつ上下方向で切った断面が円形となっている。また、把持部材20の外径は、前後方向の両端部から中央部に向うにつれて拡径している(図2参照)。
以上から、把持部材20は、中心軸O2回りに放物線を回転させてなる回転放物体であり、図4に示すように、中心軸O2回りに周回する外周面(右側面21、左側面22、上面23、及び下面24から構成される面)が円形となっている(参照)。
また、把持部材20には、筒部材11の固定部17を支持する支持穴27(第1支持穴28,第2支持穴29)が形成されている。なお、支持穴27(第1支持穴28,第2支持穴29)については後述する。
なお、中央肉抜き穴31における空間において、前方に向って開口する部分を第1開口部32と称し、後方に向って開口する部分を第2開口部33と称し、第1開口部32と第2開口部33とを連通する部分を中央連通穴34と称する。
よって、第1開口部32と第2開口部33と中央連通穴34のそれぞれは、旋盤加工(中央把持部30を中心軸O2回りに回転させながら中心軸O2方向に切削する加工)により形成可能な穴である。
第1側方把持部40の後端部は、内周面にねじ溝が形成されて第1雌ねじ部43を構成している。第1雌ねじ部43は、中央把持部30の第1雄ねじ部32bに螺合し、第1側方把持部40と中央把持部30とが一体になっている。
また、中央把持部30の前端面32aと第1側方把持部40の後端面40aとの接合面間には、リング状のシール部材44が介在している。
また、第2側方把持部50の後端部は、内周面にねじ溝が形成されて第2雄ねじ部53を構成している。そして、第2雌ねじ部53が中央把持部30の第2雄ねじ部33bに螺合し、第2側方把持部50と中央把持部30とが一体になっている。
また、中央把持部30の後端面33aと第2側方把持部50の前端面50aとの接合面間には、リング状のシール部材54が介在している。
図2、図4に示すように、第1支持穴28は、中央把持部30の左側面22から中央連通穴34に向って貫通している。第2支持穴29は、中央把持部30の内周面を窪ませることで形成されている。
第1支持穴28及び第2支持穴29は、中心軸O1を中心とする円形状の穴である。このため、第2支持穴29は、第1支持穴28の延長線上に位置し、中央連通穴34を挟んで第1支持穴28と対向している。
第1支持穴28の内径と第2支持穴29の内径は、同一に形成されている。また、第1支持穴28及び第2支持穴29の内周面には、雌ねじ部が形成されている。
なお、第2支持穴29の右側には、中央把持部30の右側面21を構成する閉塞部29aが配置され、第2支持穴29の右開口が閉塞されている。
固定部17の右端部17bは、第2支持穴29に配置されて第2支持穴29の雌ねじ部と螺合している。固定部17の左端部17aは、第1支持穴28に配置されて第1支持穴28の雌ねじ部と螺合している。固定部17の中間部17cは、中央連通穴34内に配置されている。
なお、固定部17の右端部17bを第2支持穴29内に配置する前提として固定部17の右端部17bが第1支持穴28を通過する必要がある。ここで、右端部17bが第1支持穴28を通過する際に、右端部17bの雄ねじ部と第1支持穴28の雌ねじ部とが係合する。このため、筒部材11(右端部17b)を回転させながら第1支持穴28を通過させる必要がある。
ハンドルノブ10の把持部材20内には、前後方向に連続する大きな肉抜き穴(中央肉抜き穴31と第1肉抜き穴41と第2肉抜き穴51)が形成されている。よって、把持部材20は、大きく軽量化されてハンドル7の回転操作性が向上すると共に、釣糸放出操作時のハンドル7の不要な回転による不具合も抑制される。また、ハンドル7側の重量偏位も軽減されて魚釣操作性も向上する。
また、把持部材20は、中心軸O2を中心とする回転方物体であり、非常に握り易く、ハンドル操作性がさらに向上している。
また、中央把持部30の後端面33aと第2側方把持部50の前端面50aとの接合面は、第2螺合部(第2雄ねじ部33bと第2雌ねじ部53)により強固に当て突いている。また、後端面33aと前端面50aとの間には、シール部材54が介在している。
さらに、筒部材11の被覆部16の右端部と中央把持部30の凹部26は、支持穴27と固定部17との螺合により強固に当て突いている。また、被覆部16の右端面と凹部26との間には、シール部材36が介在している。
以上から、各部品の連結部分を通じて肉抜き穴(中央肉抜き穴31と第1肉抜き穴41と第2肉抜き穴51)内に海水が浸入しないようになっている。
また、把持部材20の支持穴29は閉塞部29aにより閉塞され、把持部材20の外周面の平滑性を確保されている。よって、把持部材20の把持性が更に向上する。
さらに、巻き取り操作により把持部材20に軸回りの大きな負荷が作用しても、中央把持部、第1側方把持部40並びに第2側方把持部50が回転するおそれがない。よって、把持部材20にねじれが生じて握り難くなることを回避している。
また、旋盤加工により中央把持部30,30Aを肉抜きしようとした場合、その肉抜き穴の径は、切削工具の入口である第1開口部32,32A及び第2開口部33,33Aの径に制限される。
以上から、実施形態によれば、旋盤加工により肉抜きできる範囲が大きくすることができ(補助線H参照)、肉抜き作業の容易化を図れる。
一方で、本実施形態では、旋盤加工により前後方向に貫通する肉抜き穴31を形成した場合に最も肉部が残る中央把持部30の前後方向の中央部に、支持穴27(第1支持穴28、第2支持穴29)を形成している。つまり、肉部を有効に利用して支持穴27の支持強度を確保している。
以上、本実施形態によれば、支持穴27の支持強度を確保しつつ、上記した中央把持部30の内周面を切削する作業を不要とすることができる。
例えば、第1側方把持部40や第2側方把持部50を中心軸O2回りに回転させることを容易にするため、第1側方把持部40や第2側方把持部50に治具が係合可能な係合部を形成してもよい。
具体的には、図6に示すように、第1側方把持部40の前面45に、後方に窪む2つの凹部46a,46aから構成される係合部46を形成することが考えられる。
これによれば、図示しない二股の治具を凹部46a,46a内に挿入して中心軸O2回りに回転させることで、第1側方把持部40が回転し、第1雄ねじ部32bと第1雌ねじ部43との螺合を容易に解除することができる。
また、実施形態において、筒部材11の固定部17と支持穴27(第1支持穴28と第2支持穴29)とが螺合により一体化しているが、本発明においては接着、圧入等により一体化していてもよい。
また、実施形態の把持部材20は、中央把持部30を貫通する中央肉抜き穴31により第1支持穴28と第2支持穴29とが離間しているが、本発明における肉抜き穴は、中央把持部31を貫通しない穴であってもよい。つまり、中央把持部30が前方にのみ開口する有底筒状を呈していてもよい。
10 ハンドルノブ
11 筒部材
17 固定部
17a 左端部
17b 右端部
17c 中間部
20,20A 把持部材
27 支持穴
28 第1支持穴
29 第2支持穴
29a 閉塞部
30,30A 中央把持部
31 中央肉抜き穴
32,32A 第1開口部
33,33A 第2開口部
34 中央連通穴
35 肉厚部
40,40A 第1側方把持部
50,50A 第2側方把持部
Claims (2)
- ハンドルの支軸に装着される筒部材と、
前記筒部材に取り付けられる把持部材と、を備え、
前記把持部材は、
前記筒部材に直交する方向に一体的に設けられる中央把持部と、
前記中央把持部に対し前記筒部材と直交する方向の一側に取着される第1側方把持部と、
前記中央把持部に対し前記筒部材と直交する方向の他側に取着される第2側方把持部と、を備え、
前記中央把持部の前記直交方向の長さは、前記第1側方把持部及び前記第2側方把持部よりも短く、
前記中央把持部の内部に、両側に連通して開口する肉抜き穴を有する空間が形成されており、
前記筒部材の一側部は、前記中央把持部の内部に形成した肉抜き穴を有する空間を跨いで両受状態で離間固定されていることを特徴とする魚釣用リールのハンドルノブ。 - 請求項1に記載のハンドルノブを備えたことを特徴とする魚釣用リール。
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