JP2006127314A - 拡張pdmシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】部品の設計変更があったとき、PDMデータベースを備えたPDM本体システムと連携して、設変処理を容易に行うことができるとともに、容易に設変処理が行われたことを知ることができる拡張PDMシステムを提供する。
【解決手段】
拡張PDMシステム10は、PDM本体システム100、PDM設変システム200等を備える。PDM設変システム200のCPU201は、部品情報と部品の構成情報がツリー形式にて管理されたPDMデータベースDを備えたPDM本体システム100の該PDMデータベースDから、設変対象の部品に関するデータベースを取得する。CPU201は取得したデータベースにおける設変対象の部品に関するデータに対して設変処理を行う。設変処理後の部品の仮データベースに基づいて、PDM本体システム100のCPU101は、PDMデータベースを更新する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、拡張PDM(Product Data Mnagement)システムに関する。
PDMシステムは、設計から製造全般に亘って多種多様なエンジニアリング・データを統合し、一元管理するコンピュータシステムであって、例えば、CADデータ、部品情報(Parts Number)を管理するファイル管理、部品の構成情報(部品構成情報(Parts Structure))を管理する等の機能を有する。PDMシステムでは、前記部品構成情報をツリー形式に構成したデータベースで管理している。
従来は、設計変更処理によって生じたデータを更新する場合、PDMシステム上で、その更新に関連する部品のデータを一旦取り出し、データを更新した後、改めて、関連する他のデータと階層構造となるようにリレーションを張り巡らす処理を行っている。
しかし、従来のPDMシステムは、基本的に前記ツリー形式のデータベースから生成される製品の部品表を管理するのみで、設計変更があった場合、そのデータを更新する処理は極めて難しい問題がある。すなわち、PDMシステム上で、設計変更処理によって生じたデータを更新する場合には、上記のようにその更新に関連する部品のデータを一旦取り出し、データを更新した後、改めて、関連する他のデータと階層構造となるように複雑な手順を踏んでリレーションを張り巡らす処理が必要とされている。このため、PDMシステム上でのデータの更新処理には時間がかかり、又、複雑な更新処理を行う必要がある。
なお、本明細書では、設計変更によって生じたデータの更新を、以下の説明では「設変」、又は「設変処理」という。
本発明の目的は、従来のPDMシステムを拡張して部品の設計変更があったとき、PDMデータベースを備えたPDM本体システムと連携して、設変処理を容易に行うことができるとともに、容易に設変処理が行われたことを知ることができる拡張PDMシステムを提供することにある。又、本発明の目的は、PDM本体システムのPDMデータベースを直接書き換えるのではなく、PDM本体システムとは独立した一時的な仮データベースを構築することにより、PDMデータベースを最新の状態にすることができる拡張PDMシステムを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、部品情報及び部品の構成情報がツリー形式にて管理されたPDMデータベースを備えたPDM本体システムの該PDMデータベースから、少なくとも設変対象の部品に関するツリー形式のデータベースを取得する取得手段と、前記取得したデータベースにおける設変対象の部品に関するデータに対して設変処理を行う設変処理手段と、設変処理後のデータを少なくとも含む仮データベースを記憶する記憶手段と、前記設変処理後の部品の仮データベースに基づいて前記PDMデータベースを更新する更新手段を備えたことを特徴とする拡張PDMシステムを要旨とする。
請求項2の発明は、前記設変処理が行われた部品に関するデータを識別するための識別データを付与する識別データ付与手段を備え、前記更新手段は、前記識別データ及び前記設変処理後の部品のデータを含む前記仮データベースに基づいて前記PDMデータベースを更新することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2において、前記識別データは、PDM本体システムでのデータ更新を促す趣旨のものであることを特徴とする。
請求項4の発明は、前記識別データは、どのような設変が行われたかを示す設変履歴を示すデータであることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1において、前記取得手段にて取得した部品の構成情報に含まれるツリー形式のデータに基づいて構成ツリーと部品リストとを連動して表示する表示手段と、設変処理項目メニューの表示を指示する設変処理メニュー指示手段と、前記指示に基づいて、前記表示手段に対して、複数の設変処理項目を表示制御するメニュー表示制御手段と、表示された前記設変処理項目のいずれかを選択する選択手段と、を備え、前記設変処理手段は、前記選択手段にて選択された設変処理項目に応じた設変処理を行うことを特徴とする。
請求項6の発明は、部品情報及び部品の構成情報がツリー形式にて管理されたPDMデータベースを備えたPDM本体システムに対して設変対象の部品の検索指示を行う検索指示手段と、前記PDMデータベースから、前記検索指示に応じて得た設変対象の部品に関するデータベースを取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記データベースに基づいて、設変対象の部品の品番と、前記設変対象の部品を含む部品構成の最上位品番を表示する表示手段と、前記取得したデータベースにおける設変対象の部品に関するデータに対して設変処理を行う設変処理手段と、設変処理後のデータを少なくとも含む仮データベースを記憶する記憶手段と、前記設変処理後の部品の仮データベースに基づいて前記PDMデータベースを更新する更新手段を備えたことを特徴とする拡張PDMシステムを要旨とするものである。
請求項7の発明は、請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項において、使用予定品番を入力する使用予定品番入力手段と、前記該使用予定品番を記憶する使用予定品番記憶手段と、前記使用予定品番記憶手段の使用予定品番の読取書き込みを制御する記憶制御手段とを備えた品番登録システムと、前記使用予定品番の送出を要求する要求手段と、前記要求手段の要求に応じて前記使用予定品番記憶手段が記憶した使用予定品番を取得し、前記設変対象の部品の品番を親品番とし、該使用予定品番を新設品番である子品番としてリンクする新設品番設定手段とを備えることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項2乃至請求項4のうちいずれか1項において、1つ又は複数の設変処理を設変処理単位として特定するための設変処理識別名を取得する設変処理識別名取得手段を備え、前記設変処理手段が設変処理を行う毎に、該設変処理を行った設変対象の部品に関するデータに対して、前記取得した設変処理識別名、及び、行われた設変処理の名称を付与することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項8において、前記設変処理識別名を特定して該設変処理識別名の下で行われた設変の内容の印刷指令を出力する印刷指令手段と、前記印刷指令に応じて、前記仮データベース中の前記設変処理識別名が付与されたデータを前記記憶手段から読み出して、設変処理が行われた設変対象の部品をリストアップした設変指令書データを作成して、印刷手段に出力する指令書データ作成手段を備えたことを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項8において、前記設変処理識別名を特定して該設変処理識別名の下で行われた設変の内容の印刷指令を出力する印刷指令手段と、前記印刷指令に応じて、前記仮データベース中の前記設変処理識別名が付与されたデータを前記記憶手段から読み出して、設変処理が行われた部品及び該部品にツリー構造で関係する部品の部品表データを作成して、印刷手段に出力する部品表データ作成手段を備えたことを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項8において、前記設変処理識別名を特定して該設変処理識別名の下で行われた設変の内容の印刷指令を出力する印刷指令手段と、前記印刷指令に応じて、前記仮データベース中の前記設変処理識別名が付与されたデータを前記記憶手段から読み出して、設変指令書データを作成して、印刷手段に出力する指令書データ作成手段と、前記印刷指令に応じて、前記仮データベース中の前記設変処理識別名が付与されたデータを前記記憶手段から読み出して、設変処理が行われた部品及び該部品にツリー構造で関係する部品の部品表データを作成して、印刷手段に出力する部品表データ作成手段を備えたことを特徴とする。
請求項1乃至請求項11の発明によれば、部品の設計変更があったとき、PDM本体システムと連携して、設変処理を容易に行うことができるとともに、容易に設変処理が行われたことを知ることができる。又、請求項1の発明によれば、PDM本体システムのPDMデータベースを直接書き換えるのではなく、PDMデータベースとは独立した一時的な仮データベースを構築することにより、PDMデータベースを設変処理に応じて最新の状態にすることができる。
請求項2の発明によれば、識別データが付与されたデータを、PDM本体システムのディスプレイ等の表示手段にて表示することにより、データ更新があったことを知ることができる。
請求項3の発明によれば、データ更新の処理を促す識別データが付与されたデータを、ディスプレイ等の表示手段にて表示することにより、管理者に識別データが付与された部品に関するデータ更新の処理を促すことができる。この結果、PDM本体システムのデータ更新を容易に行うことができる。
請求項4の発明によれば、設変履歴を示すデータがあることにより、どのような設変処理があったことを知ることができる。又、設変履歴が残るため、間違えて設変処理が仮に行われたとしても、データの復元・廃棄が容易に行うことができる。
請求項5の発明によれば、表示手段には、部品構成を表示するために、トップアッシーを筆頭(上位)にして下位の部品をツリー形式で表示するツリー表示領域と、部品表を表示する部品表示領域が設けられる。従来のPDMシステムでは、上記のように各表示領域を表示した状態で、マウス等のポインティング手段にてドラッグ&ドロップによるツリー操作を行うことにより、設変処理を行うことが提案されている。しかし、この場合、ドラッグ&ドロップによる操作であり、ポインタの移動操作中に、ドラッグ&ドロップの操作が解除されてしまい、操作ミスが生じやすい問題がある。請求項5の発明によれば、設変処理メニューに表示された設変処理項目のいずれかを選択手段にて簡単に選択できるため、容易に設変処理を行うことができる。
請求項6の発明によれば、検索指示手段の検索指示に応じて得た設変対象の部品を含む部品構成の最上位品番のデータを、該PDMデータベースから取得して、表示手段に該設変対象の部品を含む全ての部品構成の最上位品番を表示する。この結果、該設変対象の部品を含む全ての部品構成の最上位品番が表示されるため、全ての設変対象の部品について設変処理を行うことができ、設変漏れを防止することができる。
請求項7の発明によれば、従来のPDMシステムでは、新しい品番を得る場合、PDMシステム上において、新設品番を仮で取得して、図面を書き始める段階からPDMシステムに正式登録するようにしている。
これに対して、請求項7の発明ではPDM本体システムとは独立した品番登録システムを備えて、該品番登録システムの使用予定品番入力手段にて入力した使用予定品番を予め使用予定品番記憶手段に記憶させ、必要があるときに、要求手段にて、使用予定品番の送出を要求するようにしている。そして、新設品番設定手段は、この使用予定品番を取得し、設定対象の部品の品番を親品番とし、該使用予定品番を子品番としてリンクするようにしている。この結果、使用予定品番は新設品番である子品番、すなわち正規品番となり、この子品番が、PDM本体システムに送出される。
このようにして、請求項7の発明は、取得された使用予定品番を新設品番にするため、確実に品番を取得できる効果がある。又、請求項7の発明は、使用予定品番を新設品番として多く取りすぎた場合、容易に返却することができる。
請求項8の発明によれば、設変処理識別名が付与されたデータ又はデータ群は、1つ又は複数の設変処理を設変処理単位として特定することができ、データ管理を行いやすくできる効果を奏する。
請求項9の発明によれば、設変処理識別名毎に設変処理が行われた部品に関するデータを設変指令書に印刷することができる。
請求項10の発明によれば、設変処理識別名毎に設変処理が行われた部品に関するツリー構造の部品表を印刷することができる。
請求項11の発明によれば、設変処理識別名毎に設変処理が行われた部品に関するデータを設変指令書に印刷することができるとともに、設変処理識別名毎に設変処理が行われた部品に関するツリー構造の部品表を印刷することができる。
以下、本発明を、具体化した実施形態を図1〜45を参照して説明する。
(システム)
図1(a)は、拡張PDMシステム全体を示している。拡張PDMシステム10は、PDM本体システム100,PDM設変システム200、及び品番登録システム300の各システムを備えている。PDM本体システム100は、サーバマシーンを構成する高速かつ、大容量のコンピュータシステムである。PDM本体システム100は、CPU(中央処理装置)101、RAM、通信用ボード(ともに図示しない)等を備えている。又、PDM本体システム100は、後述するPDMデータベースDが格納されたハードディスク102を備えるとともに、図示しないディスプレイや、キーボード等の入力装置を備えている。PDM設変システム200の役割は、品番の変更、部品表及び設変指令書の発行である。又、品番登録システム300の役割は、新設品番を登録することである。
PDM設変システム200及び品番登録システム300はCPU(中央処理装置)201,301、RAM、通信用ボード(ともに図示しない)、記憶手段としてのハードディスク205,305等を備え、PDM本体システム100とデータ通信が可能である。又、PDM設変システム200のCPU201は、プリンタ206の印刷制御が可能である。PDM設変システム200及び品番登録システム300は、自身のCPU201,301からの指示により、表示画面上に画像や文字列を表示するディスプレイ(表示部)202,302を備えている。
PDM設変システム200及び品番登録システム300は、PDM本体システム100,PDM設変システム200,品番登録システム300にそれぞれ操作者の指示を入力するための、キーボード203,303を備えている。又、PDM設変システム200及び品番登録システム300は、ディスプレイ202,302の表示画面上の任意の位置をポインタにて指定し、マウス204,304の左右いずれかのボタンのクリックすると、そのときのマウスからの指令信号を入力する。この指令信号により、ポインタにて指定されたアイコン、ボタン等に応じた各種制御を行う。すなわち、マウス204、304は、右ボタン204R,304R、及び左ボタン204L,304Lを備えており、同ボタンによってクリック操作が可能である。
PDM本体システム100のハードディスク102に格納されたPDMデータベースDについて説明する。
(PDMデータベースD)
PDMデータベースDは、各種製品を構成する部品の図面データ(CADデータを含む)D0や、製品のデータのデータ管理情報D1が保持されている。データ管理情報D1は、データの属性、データの意味内容、各データのファイル名、物理的なファイル所在を示すアドレス等が含まれる。さらに、PDMデータベースDには、製品を構成している各部品毎に、各部品に関する情報を示した部品品目情報D2を備えている。
部品品目情報D2は、PDM本体システム100のCPU101により、読み出されてこのデータを編集時の初期値として、PDM設変システム200にて取込み、編集可能である。部品品目情報D2は、部品情報(Parts Number)PNと、部品の構成情報、すなわち、部品構成情報(Parts Structure)PSとにて構成されている。
(前記部品情報PN)
前記部品情報PNには、下記に示すデータを少なくとも備えている(図2(a)参照)。
品番、品名、来歴品番、設変番号(登録時)、設変番号(廃止時)、有効日(登録時)、失効日(登録時)、トップアッシーフラグ(前記品番がツリー形式において部品構成の最上位か否かを示すフラグ)、設変中ロックフラグ、代表品番、主ステイタス、副ステイタス、アイコン表示情報、備考,設変内容(メモ)等。
ここで、設変番号(登録時)は、登録時における設変番号(なお、設変Noと表記することがある)である。来歴品番は、設変により、品番が更新された場合の旧品番である。設変番号は、1つの又は複数の設変処理を行う場合のまとまり(設変処理単位)を特定するためのものである。設変番号(廃止時)は、廃止時における設変番号(設変No)である。ここでの有効日(登録時)は、後述する「S80:設変承認」手続きで入力された日である。失効日(登録時)は、承認がキャンセルされたときの日付である。又、トップアッシーフラグは、部品表の単位となるか否かを識別するためのものである。このフラグがセットされていると、当該部品がツリー構造によって製品別のトップ(最上位)に位置することになり、この部品を筆頭に、部品表には下層の部品が記述されることになる。
設変中ロックフラグは、設変中であるときにセットされることにより、他のシステムから、同時に設変ができないようにロックするためのものである。代表品番は、多品一葉図面の表題欄に表記されている品番であり、当該品番が、多品一葉図面の表題欄に記載される場合に使用する。
主ステイタス、及び副ステイタスについては、後に詳述する。
アイコン表示情報には、当該品番において、主ステイタス及び副ステイタスの両ステイタスに応じたアイコンのコードが、選択されている。すなわち、該アイコン表示情報に応じたアイコンがディスプレイ202,302の表示画面に表示される。備考は、データの特記事項である。部品情報PNでの、設変内容(メモ)は、設変の具体的な内容を示すデータであり、ディスプレイ202に設変プロパティの入力画面が表示された際に、入力可能である。
(部品構成情報PS)
一方、前記部品構成情報PSは、下記のデータを、少なくとも備えている(図2(b)参照)。
親品番、子品番、数量、単位、有効日(登録時)、失効日(登録時)、主ステイタス、副ステイタス、備考、設変内容(メモ)
親品番と子品番は、ツリー形式で、ディスプレイ202,302等の表示画面に表示する場合、親となる品番と子となる品番の関連付けを行うために付与されるものであり、それぞれに関係する品番のコードからなる。この関連付けが行われていることにより、関連付けされた親品番と子品番に関するデータは、階層構造となる。
数量及び単位は、部品構成の属性に関係するものである。数量は、例えば、親品番の部品(この場合、アッシーを意味する)に対して、子品番の部品が何個使用されるかを示す。単位は、使用される子品番の材質等に応じたものが使用される。ここでの有効日(登録時)は、後述する「S80:設変承認」手続きで入力された日である。又、失効日(登録時)は、前記関連付けが解除された時の登録日である。
(主ステイタス、副ステイタス)
ここで、部品情報PN、及び部品構成情報PSの主ステイタス、及び副ステイタスについて説明する。
主ステイタスは、PDM本体システム100への変更、すなわち、PDMデータベースDへの変更状態が記してあるステイタスである。主ステイタスは、PDMデータベースDにおける前記部品情報PN,部品構成情報PSの変更履歴を表すためのものであり、「変更無し」、「新規」、「更新」、「ダミー」のIDコードのいずれかからなる。
(1) 主ステイタスの「変更無し」は、初期値として付与されるIDコードである。例えば、PDM本体システム100から、PDM設変システム200に一旦データが送信されて、該データにデータ更新がされずに、再度、PDM本体システム100のPDMデータベースDに該データが戻される場合には、そのまま初期値が保持される。
(2) 主ステイタスの「新規」は、データが新規に生成された場合に、PDM本体システム100又はPDM設変システム200により付与されるIDコードである。
(3) 主ステイタスの「更新」は、PDMデータベースDの当該設変番号に関するデータが更新された場合、PDM本体システム100又はPDM設変システム200により付与されるIDコードである。
(4) 主ステイタスの「ダミー」は、PDMデータベースDからPDM設変システム200に送信されたデータ上に、PDM本体システム100において、データ更新の必要がある処理がされた際に、PDM設変システム200により付与されるIDコードである。
この場合、主ステイタスの「ダミー」に基づき、CPU101は、PDMデータベースDへの変更がされておらず、要変更として、PDMデータベースDへの変更を促す旨をPDM本体システム100の図示しないディスプレイの表示画面に表示する。又、PDM設変システム200,品番登録システム300のCPU201,301においても、この主ステイタスのダミーのIDコードに基づいて、ディスプレイ202,302にて、要変更として、PDMデータベースDへの変更を促す旨を表示する。本実施形態の場合、PDMデータベースDへの変更を促す旨は、図18に示すように「(仮)」が、品番の前に付される。
副ステイタスは、「変更無し」、「マイナー設変」、「メジャー設変」、「使用追加」、「使用廃止」、「新設」、「数量変更」等のIDコードのいずれかからなる。この副ステイタスに基づいて、後述する設変指令書の「設変事項255」の内容が印字される(図38参照)。
(1) 副ステイタスの「変更無し」は、初期値として付与されるIDコードである。
(2) 副ステイタスの「マイナー設変」は、旧品番から、新品番に変更された場合、互換性がある設変を意味するために付与されるIDコードである。ここで、互換性があるとは、設変(設計変更)があった場合、設変後の部品が、設計前の部品と同様に使用できる場合をいう。例えば、設変対象の部品がボルトである場合、設変前のボルトと同様に設変後のボルトが使用できる場合、互換性がある。
(3) 副ステイタスの「メジャー設変」は、旧品番から、新品番に変更された場合、互換性がない設変を意味するために付与されるIDコードである。ここで、互換性がないとは、設変があった場合、設変後の部品等が、設変前の部品と同様には使用できない場合をいう。例えば、設変後の部品が、ボルトである場合、設変前のボルトと同様には設変後のボルトが使用できず、設変後のボルトを使用する場合は、このボルトに螺合するナット等にも設変が必要な場合、互換性がないという。
(4) 副ステイタスの「使用追加」は、すでに品番が付与された構成を、追加先の構成に対して追加する処理が行われた場合に、該品番が付与された構成に付与されるIDコードである。
(5) 副ステイタスの「使用廃止」は、すでに品番が付与された構成を、処理対象の構成から削除する処理が行われた場合に、該品番が付与された構成に付与されるIDコードである。なお、処理対象の構成から削除する処理とは、品番を廃止することを意味しておらず、他の品番とのツリー形式の関連付けを解消する処理のことである。
(6) 副ステイタスの「新設」は、新しい品番を追加先の構成に追加する処理が行われた場合に、新設された新しい品番の部品に付与されるIDコードである。
(7) 副ステイタスの「数量変更」は、数量が変更された場合に、該変更があった部品に付与されるIDコードである。
(8) 部品構成情報PSでの、設変内容(メモ)は、子品番における設変の具体的な内容を示すデータであり、ディスプレイ202に設変プロパティの入力画面が表示された際に、入力可能である。
次に、本実施形態のPDM設変システム200は、図示しないROMに格納されたPDM設変プログラムにより、ディスプレイ202上に親品番と、子品番とをツリー形式にて表示する場合、親品番と子品番の前に、アイコン表示を行うようにされている。このアイコンの表示は、図3〜図6に示すように表示される。
アイコンの表示は、部品情報PNと部品構成情報PSの各主ステイタスと副ステイタスとに基づいて設定される。
(アイコンの説明)
図3(a)〜(c)は、該アイコンが付与された品番自身に関しては変更がないことを示すノーマルアイコンを示しており、図3(a)のアイコンI1は、トップアッシー(TOPASSY)のノーマルアイコンである。なお、アッシーは、組立体を意味しているが、本明細書では、部品の意味は、説明の便宜上、組立体も含めて使用している。
図3(b)のアイコンI2は、トップアッシーではないアッシーであって、下位に該アッシーを構成する部品の品番があるノーマルアイコンである。
図3(c)のアイコンI3は、下位に構成する部品の品番がない部品(コンポーネント)のノーマルアイコンである。
図3(d)のアイコンI10は、トップアッシーには変更がなく、トップアッシーの下の階層にある部品の品番において、変更があった場合の、アイコンであり、図3(a)の画像上に、青色のレ点(チェック)が表示されるアイコンである。
図4(a)〜(c)は、該アイコンが付与された品番自身に関して変更があった品番変更済アイコンを示し、図3(a)〜(c)の表示画像と識別可能に、識別画像(本実施形態ではレ点)が付与されている。又、識別画像には、本実施形態では、例えば赤色が付与されている。図4(a)のアイコンI4は、トップアッシー(TOPASSY)の品番変更済アイコンである。図4(b)のアイコンI5は、トップアッシーではないアッシーであって、下位に該アッシーを構成する部品の品番がある品番変更済アイコンである。図4(c)のアイコンI6は、下位に構成する部品の品番がない部品(コンポーネント)の品番変更済アイコンである。
図5(a)〜(c)は、要変更アイコンを示し、図3(a)〜(c)の表示画像に対して、枠で囲むようにしたアイコンにて構成されている。この枠は、着色されていることが好ましい。本実施形態では、赤色の枠とされている。図5(a)のアイコンI7は、トップアッシー(TOPASSY)の要変更アイコンである。図5(b)のアイコンI8は、トップアッシーではないアッシーであって、下位に該アッシーを構成する部品の品番がある要変更アイコンである。図5(c)のアイコンI9は、下位に構成する部品の品番がない部品(コンポーネント)の要変更アイコンである。
図6(a)〜(c)は、該アイコンが付与された品番自身に関しては変更がない変更、例えば、属性等の変更があった場合に付される変更済アイコンを示している。このアイコンは、図4(a)〜(c)の各品番変更済アイコンと識別できるように識別画像が異なる色で着色されている(本実施形態ではレ点)。又、識別画像に付与される色は本実施形態では、例えば緑色が付与されている。
図6(a)のアイコンI11は、トップアッシー(TOPASSY)の変更済アイコンである。図6(b)のアイコンI12は、トップアッシーではないアッシーであって、下位に該アッシーを構成する部品の品番がある変更済アイコンである。図6(c)のアイコンI13は、下位に構成する部品の品番がない部品(コンポーネント)の変更済アイコンである。
アイコンI1〜I13の表示は、部品情報PNと部品構成情報PSの各主ステイタスと副ステイタスとを基準にして、予め設定された規則に基づいて設定される。そして、部品情報PNの各ステイタスと部品構成情報PSから設定されるステイタスが競合する場合には、下記のように優先順位が設定されており、優先順位の高い方が各システムのCPUに選択されてディスプレイ202等に表示される。
(アイコン優先順位)
(I4,I5,I6)>(I7,I8,I9)>(I11,I12,I13)>(I1,I2,I3,I10)
(作用)
次に、拡張PDMシステム10の作用について説明する。図7は、拡張PDMシステム10のPDM設変システム200の操作フローチャートを示している。又、図8〜図36、及び図41は、PDM設変システム200のディスプレイ202に映し出される表示画面を示している。なお、表示画像を変更する際に、説明がされている場合以外は、説明の便宜上、図示や詳細な説明を省略するが、ディスプレイ202の表示画面を切り換えるための操作を、マウス204又はキーボード203にて操作者は行っているものとする。
(S10:設変No(設変番号)取得)
まず、S10において、PDM設変システム200のPDM設変プログラムを起動すると、ディスプレイ202の表示画面に初期メニューが表示される。なお、前記PDM設変プログラムは、PDM設変システム200が備えているROM(図示しない)に予め格納されている。CPU201は、該プログラムに基づいてディスプレイ202上の各種ボタン等の押圧操作に応じて、各種データの入出力を行うとともに、下記の各種表示制御を行う。
前記初期メニューは、図8に示すように設変No取得ボタン20、設変処理ボタン30、印刷・回覧ボタン15、設変承認ボタン50、設変No台帳ボタン60、PDM検索ボタン70及び終了ボタン80を備えている。これらのボタンは、ポインタにて指定された状態で、マウス204の左ボタン204Lがクリック操作されることにより、該ポインタにて指定されているボタンに応じた指示がPDM設変システム200に入力される。なお、上記表示画面上のボタン操作や後述する表示画面上での各種ボタンに対する、マウス204の左ボタン204Lによるクリック操作を、説明の便宜上、単に押下する、又は押下されるという。
(S20:設変Noの取得)
次に、S20において、設変No取得ボタン20が押下されると、PDM設変システム200のCPU201は、ディスプレイ202の表示画面に対して図9に示すように「設変指令書No台帳」の画像の表示を行う。設変指令書No台帳の表示領域には、設変No入力欄21、担当設計入力欄(担当設計部署入力欄)22a、担当者名入力欄22b、登録日入力欄23、登録ボタン24、キャンセルボタン25が表示される。各入力欄に対して、操作者がキーボード203により、設変No、担当者名、及び登録日を入力し、登録ボタン24を押下すると、CPU201は、設変No、担当者名、及び登録日を取得して、ハードディスク205に格納し、図8の初期メニューを表示する。
(S30:設変対象ツリーの処理)
次に、S30の設変対象ツリーの取得のための操作を操作者は行う。具体的には、図8の初期メニューにおいて、設変処理ボタン30を押下する。CPU201は、設変処理ボタン30の押下に応じた指令に基づいてディスプレイ202の表示画面に対して図10に示すように「設変No選択」の画像を表示する。
「設変No選択」の画像は、選択設変No入力欄31、設変No表示欄32、設変開始ボタン33、及び戻りボタン34を備えている。CPU201は、設変No表示欄32にS10で取得した設変Noを表示する。なお、図10では、ハードディスク205内に記憶していた複数の設変No、担当者名(図面では、作成者欄に表示)が表示されている。操作者は、キーボード203を使用して、選択設変No入力欄31に設変Noを入力する。そして、操作者が設変開始ボタン33を押下すると、CPU201は、選択設変No入力欄31に入力された設変Noを、RAMに一旦格納するとともに、図11に示すPDM設変対象品番検索の画像をディスプレイ202の表示画面に表示する。
以後、選択した1つの設変Noに対応して、少なくとも1つ、又は2つ以上の複数の設変処理を行うことができる。
図11のPDM設変対象品番検索の画像は、品番入力欄35と、検索ボタン36を備える。操作者は、品番入力欄35にキーボード203にて設変したい設変対象品番を入力し、検索ボタン36を押下する。CPU201は、品番入力欄35に入力された品番をPDM本体システム100に出力し、PDM本体システム100からの応答を待つ。キーボード203は設変対象品番入力手段に相当する。
PDM本体システム100のCPU101は、入力した設変対象品番を前記PDMデータベースDから検索し、該設変対象品番を含む部品の品番に関する部品品目情報(部品情報PNと、部品構成情報PSを含む)及び該品番と親子関係にある部品の部品情報PN,部品構成情報PSをPDM設変システム200に出力する。このように、入力した設変対象品番を前記PDMデータベースDから検索し、検索結果として、PDM設変システム200に出力された情報は、互いに関連付けがされたデータベースであり、以後このデータベースを仮データベースという。
PDM設変システム200のCPU201は、PDM本体システム100から入力した該設変対象品番を含む部品の品番に関する部品品目情報D2(部品情報PNと、部品構成情報PSを含む)を、ハードディスク205に格納する。又、CPU201は、図12に示すように、前記PDMデータベースDから検索して取得した設変対象品番を含む親子関係の全ての部品の品番(ここでは、説明の便宜上、アッシー品番という)をディスプレイ202のアッシー一覧表の画像に表示する。
アッシー一覧表の画像は、アッシー一覧表示領域37、選択アッシー入欄38、出図案内リストボタン39を備えている。又、アッシー一覧表の画像には、ツールバー部分にツリー表示コマンドをCPU201に付与するツリー表示ボタン40が設けられている。
なお、図12〜14,図16〜19、図22〜23、図25〜30においては、アイコンの表示が小さくなるため、説明の便宜上、アイコンの代わりにアイコンに対応するI1〜I13(符号)を付して図示している。従って、I1〜I13のいずれかが、前記図に示されている場合、実際には前述した図3〜図6で示すアイコンI1〜I13を表示しているものと理解されたい。なお、以後の説明では、詳説しないがアッシー一覧表示領域37を始め、後述する各表示領域の各部品に関する表示は、PDMデータベースDからCPU201が取得した各種情報に基づいて行われる。
操作者は、図12において、アッシー一覧表示領域37に表示されているアッシー品番の中から設変するアッシー品番をポインタにて指し示し、この状態でマウス204の左ボタン204Lをクリックすることにより、選択する。続いて、ツリー表示ボタン40を押下すると、CPU201は、ディスプレイ202の画面を図13で示すツリー操作画像を表示する。
ツリー操作画像は、左側に示されるツリー表示領域41と、右側に示されるリスト表示領域42を備えている。ツリー表示領域41は、部品構成のツリー(構成ツリー)が表示される領域であり、「+」の部分をポインタを当てた状態でマウス204の左ボタン204Lをクリックすると、それ以下の下位階層部分に位置する部品のツリーが表示されて、「+」部分は、「−」表示に変わる。従って、「−」は、下位階層のツリー表示がされていることを示している。又、「−」の部分をポインタを当てた状態でマウス204の左ボタン204Lをクリックすると、再び、「+」に変わり、それ以下の下位階層部分に位置する部品の表示が消滅してツリー表示が解消される。
リスト表示領域42は、部品リストに相当し、ツリー表示領域41に表示された部品と連動するようにリストアップして表示する。又、リスト表示領域42には、品番に対する属性値を示す欄も設けられている。図13では、品番に対応して、属性値として品名が表示されている。又、リスト表示領域42において、No欄43は、上位階層からの単純な順番を示し、LVL欄(レベル欄)44は、トップアッシーからの階層レベルを示している。図13に示す例では、LVLの「1」〜「5」までが、示されている。LVL(レベル)は、当該品番からトップアッシーまでのそれぞれ品番の親子関係を示す部品構成情報PSに基づいて算出される。又、図13に示す例では、品番「EEE01」は、ツリー表示領域41では示されていないが、品番「DDD01」の下位階層に位置し、リスト表示領域42で表示されている。
(S40:設変処理の実施)
次に、S40では、設変処理の実施を行う。具体的には、操作者は、先ず、図13のツリー操作画像が表示されている状態で、ツリー表示領域41に位置する品番であって、設変処理を行いたい品番(設変対象品番)をポインタを当ててマウス204の左ボタン204Lをクリックする。すると、CPU201は、その品番が選択されたものとしてアクティブにする。
図13の例では、品番「CCC01−PA002−A−1」をアクティブにしたものとする。品番をアクティブにした状態で、マウス204の右ボタン204Rをクリックすると、CPU201は、図14に示す設変メニュー51の表示画像をディスプレイ202に表示する。設変メニュー51は、設変処理項目メニューに相当する。設変メニュー51は、設変処理項目としてマイナー設変ボタン51a、メジャー設変ボタン51b、使用追加ボタン51c、使用廃止ボタン51d、新設ボタン51e、数量変更ボタン51f、属性変更ボタン51g及び設変プロパティボタン51hを備えている。
なお、ここで、本実施形態における品番のルールについて説明する。品番「CCC01−PA002−A−1」のうち、「A−1」」よりも前の部分、この例では、「CCC01−PA002」がコアの部分であり、部品毎に予め決められた所定の品番表等に基づいて設定される。「A−1」のうち、「A」の部分は、メジャー記号A〜Zが付与されるところであり、メジャー設変がある毎にA〜Zの順に変更される。同部分はメジャー設変の履歴を示す。又、末位(本実施形態では、「A−1」の末位の「1」部分)は、マイナー記号1〜9が付与される部分であり、マイナー設変の場合に昇順に変更される。「A−1」の部分中、「A」が記載される桁,及び「1」が記載される桁は、それぞれ、設変履歴、すなわち、図面の履歴を表す。
1) マイナー設変
マイナー設変の例を図14〜図16を参照して説明する。マイナー設変は、設変前と設変後の部品に互換性がある場合になされる。
上記のように設変対象品番をアクティブにした状態で、設変メニュー51を表示し、設変メニュー51中の、マイナー設変ボタン51aを押下する(図14参照)。CPU201は、マイナー設変ボタン51aに対する押下、すなわち、マウスの左ボタンのクリックによる指令信号に応じて、ディスプレイ202上に、図15に示すように、マイナー設変後の品番表示画像を表示する。図15に示すマイナー設変後の品番表示画像は、マイナー設変後の品番の表示領域52、OKボタン53、及びキャンセルボタン54を備えている。
操作者が、OKボタン53を押下すると、CPU201は、下記の処理を行う。
(a)設変対象品番に関する部品情報PNと部品構成情報PSの、品番をマイナー設変するように、書き換える。具体的には、品番中のマイナー記号を1加算する。
(b)設変対象品番に関する部品情報PNに含まれるアイコン表示情報のアイコンのコードを、アイコンI2からアイコンI5に変更する。
(c)最上位階層の品番の部品情報PNに含まれるアイコンのコードを、アイコンI1からアイコンI10に変更する。
(d)設変対象品番に関係する部品情報PNに、S20で取得した設変番号(登録時)を含ませる。
(e)設変対象品番に関する部品情報PNの設変中ロックフラグをセットする。
そして、CPU201は上記処理に基づいて、ディスプレイ202に設変対象品番のアイコンI5(図4(b)参照)を表示するとともに、最上位階層の品番のアイコンI10(図3(d)参照)を表示する。すなわち、設変対象品番のアイコンは、赤色の識別画像であるレ点を備えた変更済アイコンに変更され、最上位階層の品番のアイコンは、ツリー形式で表された構成内に、設変があったことを知らせる青色の識別画像であるレ点を備えた変更済アイコンに変更される(図16参照)。
2) メジャー設変
メジャー設変の例を図13、図17、図18を参照して説明する。
本実施形態では、メジャー設変は、図13において、「FFF01−HG002−A−1」を設変対象品番として説明するとともに、説明の便宜上、前記マイナー設変に続けて、メジャー設変を、設変No12345で行うものとする。
設変対象品番をアクティブにした状態で、設変メニュー51を表示し、設変メニュー51中の、メジャー設変ボタン51bを押下する。
CPU201は、メジャー設変ボタン51bに対する押下、すなわち、マウスの左ボタンのクリックによる指令信号に応じて、設変対象品番をPDM本体システム100に出力し、PDM本体システム100からの応答を待つ。PDM本体システム100のCPU101は、入力した設変対象品番を前記PDMデータベースDから検索し、該設変対象品番を含むアッシーの品番に関する部品品目情報(部品情報PNと、部品構成情報PSを含む)をPDM設変システム200に出力する。PDM設変システム200のCPU201は、PDM本体システム100から入力した該設変対象品番を含むアッシーの品番に関する部品品目情報(部品情報PNと、部品構成情報PSを含む)を、ハードディスク205に格納する。
又、CPU201は、図17に示すように、前記PDMデータベースDから検索して取得した設変対象品番を含む全てのアッシーの品番(アッシー品番)をディスプレイ202のアッシー一覧表の画像に表示する。アッシー一覧表の画像は、設変対象のアッシーを表示するアッシー品番欄45、変更前の品番を表示する変更前品番表示欄46、変更後の品番を表示する変更後品番表示欄47を備えている。
ここで、図17に示す設変対象のアッシー品番欄45(図17では、ASSY品番で図示)の中から、操作者が、ポインタにて設変対象のアッシー品番を選択し、マウス204の左ボタン204Lをクリックすると、CPU201は、選択されたアッシーの中から、該当する設変対象品番等を書き換える。
具体的には、下記の処理を行う。
(a)設変対象品番に関係する部品情報PNと部品構成情報PSの、品番をメジャー設変するように、書き換える。具体的には、品番中のメジャー記号を変更する。
(b)設変対象品番(図18の例では、「FFF01−HG002−B−1」)の部品情報PNに含まれるアイコンのコードを、アイコンI3からアイコンI6に変更する。
(c)最上位階層の品番(図18の例では、「AAA01−NA001−A」)の部品情報PNに含まれるアイコンのコードを、アイコンI1からアイコンI10に変更する。
(d)直上位階層の品番の部品情報PNに含まれるアイコンのコードを、アイコンI2からアイコンI8に変更する。
(e)設変対象品番に関係する部品情報PNに、S20で取得した設変番号(登録時)を含ませる。
そして、CPU201は上記処理に基づいて、ディスプレイ202に設変対象品番のアイコンI6(図4(c)参照)を表示し、直上位階層の品番のアイコンI8(図5(b)参照)を表示する。この場合、直上位階層の品番の後に「(仮)」も表示する。さらに、CPU201は、最上位階層の品番のアイコンI10(図3(d)参照)を表示する。すなわち、設変対象品番のアイコンは、赤色の識別画像であるレ点を備えた変更済アイコンに変更され、最上位階層の品番のアイコンは、ツリー形式で表された構成内に、設変があったことを知らせる青色の識別画像であるレ点を備えた変更済アイコンに変更される。又、直上位階層の品番は、要変更アイコンであるアイコンI8が表示されることにより、PDM本体システム100において、設変が必要なことを促す。さらに、又、直上位階層の品番の後に「(仮)」が表示されることによっても、PDM本体システム100において、設変が必要なことを促す(図18参照)。
3)使用追加
使用追加の例を図19〜図23を参照して説明する。
本実施形態では、使用追加は、図19において、「BBB01−MB002−A−2」を設変対象品番として説明するとともに、説明の便宜上、設変No12345で行うものとする。
なお、使用追加の場合は、この設変処理を行う以前に、追加される先の部品の品番(すなわち、親品番)を予めマイナー設変しておくものとする。図19の例では、「BBB01−MB002−A−2」は既にマイナ設変が行われたときの品番である。この追加される先の部品に係る親品番のマイナー設変により、最上位階層の品番(この例では、「AAA01−NA001−A−1」)のアイコンが、I10(図3(d)参照)に変更される。
上記のように、親品番となる品番は、マイナー設変により、「BBB01−MB002−A−2」となっており、従って、該品番のアイコンはI5(図4(b)参照)となっている。又、最上位階層の(トップアッシー)の品番「AAA01−NA001−A−1」のアイコンは、I10(図3(d)参照)になっている。
先ず、追加する先の親品番(設変完了品番)をポインタで選択し、マウス204の右ボタン204Rをクリックして、設変メニュー51(図19では図示しない)を表示し、設変メニュー51中の、使用追加ボタン51cを押下する。図19に示す例では、品番「BBB01−MB002−A−2」を追加する先の親品番としている。CPU201は、前記使用追加ボタン51cに対する押下、すなわち、マウスの左ボタンのクリックによる指令信号に応じて、ディスプレイ202上に、図20に示すように、使用追加の表示画像を表示する。図20に示す使用追加の画像は、使用追加の表示領域55、OKボタン56、及びキャンセルボタン57を備えている。操作者がOKボタン56をマウス204の左ボタン204Lにてクリックすると、CPU201は、ディスプレイ202の表示画面に図21に示す使用追加品番の検索画像を表示する。
使用追加品番の検索画像は、検索品番入力欄58、PDM検索ボタン59、ツリー表示領域61、リスト表示領域62、閉じるボタン63を備える。検索品番入力欄58に、操作者は、使用追加したい品番を検索品番入力欄58にキーボード203にて入力し、PDM検索ボタン59をクリック(押下)する。CPU201は、PDM検索ボタン59に対する押下、すなわち、マウスの左ボタンのクリックによる指令信号に応じて、使用追加したい品番(検索品番)をPDM本体システム100に出力し、PDM本体システム100からの応答を待つ。
PDM本体システム100のCPU101は、使用追加したい品番(検索品番)を前記PDMデータベースDから検索し、使用追加したい品番(検索品番)を含むアッシーの品番に関する部品品目情報(部品情報PNと、部品構成情報PSを含む)をPDM設変システム200に出力する。PDM設変システム200のCPU201は、PDM本体システム100から入力した使用追加したい品番(検索品番)を含むアッシーの品番に関する部品品目情報(部品情報PNと、部品構成情報PSを含む)を、ハードディスク205に格納する。
又、CPU201は、図22に示すように、前記PDMデータベースDから検索して取得した使用追加したい品番(検索品番)を含む全てのアッシーの品番(アッシー品番)を、部品情報PNに基づいてそのアイコンとともに使用追加品番の検索画像のツリー表示領域61、リスト表示領域62に表示する。
ここでは、操作者は、ツリー表示領域61、リスト表示領域62のいずれかの表示された品番の中から、ポインタにて品番を選択してマウス204の右ボタン204Rをクリックする。すると、CPU201は、その品番が選択されたものとして図示しない使用追加メニューを表示する。操作者がこの使用追加メニューの中の使用追加ボタン(図示しない)を押下すると、CPU201は、下記の処理を行う。
(a)使用追加したい品番(図23の例では、「TUIKA−MK001−A」)の部品情報PNに含まれるアイコンのコードを、アイコンI2からアイコンI5に変更する。なお、このアイコンのコードの変更は、図22の場合、すなわち、使用追加したい品番が親品番となっていて、下位階層に子品番(図23の例では、「TUIKA−MK002−A」)がある例である。
(b)使用追加したい品番と追加する先の品番の部品構成情報PSを、親子関係となる品番の部品情報PN等に基づいて生成する。
(c)使用追加したい品番と追加する先の品番に関係する部品情報PNに、S20で取得した設変番号(登録時)を含ませる。
そして、図23に示すようにCPU201は上記処理に基づいて、ディスプレイ202のアッシー一覧表の画像に使用追加した品番のアイコンI5(図4(b)参照)を表示する。又、CPU201は、最上位階層の品番のアイコンI10(図3(d)参照)を表示する。すなわち、設変対象品番のアイコンは、赤色の識別画像であるレ点を備えた変更済アイコンに変更され、最上位階層の品番のアイコンは、ツリー形式で表された構成内に、設変があったことを知らせる青色の識別画像であるレ点を備えた変更済アイコンが表示される(図23参照)。
4)使用廃止
なお、図示はしないが、使用廃止の場合について説明する。
使用廃止の場合は、この設変処理を行う以前に、廃止される品番の親品番を予めマイナー設変をしておくものとする。従って、予め行われるマイナー設変により、最上位階層の品番のアイコンは、I10(図3(d)参照)に変更される。
操作者は、使用廃止する品番をポインタで選択し、マウス204の右ボタン204Rをクリックする。CPU201は、このクリックによる指令信号に応じて、設変メニュー51を表示する。続いて、操作者は、設変メニュー51中の、使用廃止ボタン51dを押下する。使用廃止ボタン51dに対する押下、すなわち、マウスの左ボタンのクリックによる指令信号に応じて、CPU201は、ディスプレイ202の表示画面から使用廃止品番の表示をなくする。
この場合、CPU201は、下記の処理を行う。
(a)使用廃止したい品番の部品情報PNに含まれるアイコンのコードを、品番が、トップアッシーか、トップアッシーではないアッシーか、下位に構成する部品の品番がない部品(コンポーネント)かに応じて、該当するノーマルアイコンのコードに変更する。
(b)使用廃止した品番と親品番の部品構成情報PSを削除する。
(c)使用廃止した品番と親品番に関係する部品情報PNに、S20で取得した設変番号(登録時)を含ませる。
5)新設
新設の例を、図19、図24,図25を参照して説明する。
新設の場合は、この設変処理を行う以前に、親品番となる品番を予めマイナー設変をしておくものとする。従って、予め行われる親品番のマイナー設変により、最上位階層の品番のアイコンは、I10(図3(d)参照)に変更される。
ここでは、使用追加の設変と同様に、図19に示すように親品番となる品番は、「BBB01−MB0002−A−2」とする。従って、該品番のアイコンはI5(図4(b)参照)となっており、トップアッシーの品番「AAA01−NA001−A−1」のアイコンは、I10(図3(d)参照)になっている。なお、説明の便宜上、設変Noは、説明の便宜上、使用追加と同じものを使用する。
先ず、操作者は追加する先の親品番(設変完了品番)をポインタで選択し、マウス204の右ボタン204Rをクリックする。CPU201は、このクリックによる指令信号に応じて、設変メニュー51(図19では図示しない。図14を参照)を表示する。そして、操作者は、設変メニュー51中の、新設ボタン51eを押下する。
CPU201は、新設ボタン51eに対する押下、すなわち、マウス204の左ボタン204Lのクリックによる指令信号に応じて、PDM本体システム100に対して、浮遊品番の要求指令を送信し、使用予定品番としての浮遊品番を格納している浮遊品番データファイルの読み出しを指示する。PDM本体システム100は、この指示に応じて、ハードディスク102から浮遊品番を格納している浮遊品番データファイルの読み出しを行い、CPU201に浮遊品番及び該浮遊品番に関連付けされたパーツ名のデータを出力する。
CPU201は、その浮遊品番及びパーツ名をハードディスク205に格納する。さらに、CPU201は、入力した浮遊品番に基づいて、ディスプレイ202上に、図24に示すように浮遊品番及びパーツ名の取得確認画像を表示する。図24では、「品番の欄は、浮遊品番が表示され、「品名」の欄にパーツ名が表示されている。なお、浮遊品番の登録の仕方については、後述する。
浮遊品番の取得確認画像は、図24に示すように品名を表示する浮遊品番一覧表示領域64を備えている。操作者は、表示画面に表示された浮遊品番の中で、追加する浮遊品番、すなわち、新設のために追加する品番をポインタで選択し、マウス204の右ボタン204Rをクリックする。この例では、品番「SHI002−U001」を選択する。CPU201は、マウス204の右ボタン204Rのクリックによる指令信号に応じて図24に示すように追加ボタン67を備える操作メニュー66を表示する。続いて、操作者は、操作メニュー66中の追加ボタン67を押下する。この追加ボタン67によるマウス204の左ボタン204Lのクリックによる指令信号に基づいて、CPU201は、図25に示すように、新設追加する品番を、部品情報PNに基づいてそのアイコンとともにツリー操作画像のツリー表示領域41、リスト表示領域42に表示する。
なお、操作者が追加ボタン67を押下したとき、CPU201は、下記の処理を行う。
(a)新設品番の部品情報PNのファイルを作成し、アイコン表示情報のアイコンのコードを、アイコンI6とする。なお、このアイコンのコードは、図25の場合、すなわち、新設品番には、下位階層に子品番がない例である。
(b)新設品番と追加する先の品番の部品構成情報PSを生成する。
(c)新設品番と追加する先の品番に関係する部品情報PNに、S20で取得した設変番号(登録時)を含ませる。
このようにして、図25に示すようにCPU201は上記処理に基づいて、ディスプレイ202のアッシー一覧表の画像に新設品番(本実施形態では、「SHI002−UJ001」)のアイコンI6(図4(c)参照)を表示する。又、CPU201は、最上位階層の品番(本実施形態では、「AAA01−NA001−A−1」)のアイコンI10(図3(d)参照)を表示する。すなわち、新設品番のアイコンは、赤色の識別画像であるレ点を備えた変更済アイコンに変更され、最上位階層の品番のアイコンは、ツリー形式で表された構成内に、設変があったことを知らせる青色の識別画像であるレ点を備えた変更済アイコンが表示される(図25参照)。
なお、新設品番の取りすぎ等により、新設品番の使用を中止する場合には、前記使用廃止と同様の手続き処理を行う。この処理により、新設品番の使用が中止され、CPU201は、PDM本体システム100に対して、新設品番(即ち、浮遊品番)を送信する。PDM本体システム100のCPU101は、返却された浮遊品番を浮遊品番データファイルに書き戻す。CPU201は、要求手段及び新設品番設定手段に相当する。
6)数量変更
数量変更の例を図26〜図29を参照して説明する。ここでの数量とは、親品番の部品(アッシーを含む)に対する子品番(アッシーを含む)の部品の数のことである。
数量変更の場合は、この処理を行う以前に、数量が変更される品番の親品番(本実施形態では、「BBB01−MB002−A−2」)を予めマイナー設変をしておくものとする。数量が変更される品番に係る親品番のマイナー設変により、最上位階層の品番(本実施形態では、「AAA01−NA001−A−1」)のアイコンは、図13に示すように、I2からI10(図3(d)参照)に変更される。
従って、以下の説明では、親品番となる品番は、マイナー設変により、「BBB01−MB002−A−2」となっており、従って、該品番のアイコンはI5(図4(b)参照)となっており、トップアッシーの品番「AAA01−NA001−A−1」のアイコンは、I10(図3(d)参照)になっているものとする。なお、説明の便宜上、設変Noは、新設の説明と同じものを使用する。
先ず、数量変更する品番をポインタで選択し、マウス204の右ボタン204Rをクリックして、設変メニュー51(図26では図示しない)を表示させ、設変メニュー51中の、数量変更ボタン51fを押下する。図26に示す例では、品番「FFF01−HG002−B−1」を数量変更する品番としている。CPU201は、数量変更ボタン51fに対する押下、すなわち、マウスの左ボタン204Lのクリックによる指令信号に応じて、ディスプレイ202上に、図27に示すように、数量変更画像を表示する。
図27に示す数量変更画像は、品番リスト領域68、現在の数量表示欄69、数量入力欄71、変更ボタン72及び閉じボタン73を備えている。又、品番リスト領域68には、品番表示部68a、変更前数量表示部68b,及び変更後数量表示部68cを備える。
操作者は、品番表示部68aにリストアップされた品番のうち、数量変更する品番をポインタで選択して、左ボタン204Lにてクリックしてアクティブにする。次に、操作者は、数量入力欄71に変更する数量をキーボード203にて入力し、変更ボタン72を押下する。すると、CPU201は、変更ボタン72の押下に応じて、数量変更する品番と該品番の親品番に関する部品構成情報PS内の数量を数量入力欄71に入力した数量に変更する。
そして、CPU201は、図28に示すように、数量変更画像において、数量変更する品番に対応する変更後数量表示部68cに変更後の数量を表示する。この画面を確認した後、操作者が閉じボタン73を押下すると、CPU201は、図29に示すようにディスプレイ202にアッシー一覧表の画像を表示する。
又、操作者が変更ボタン72を押下したとき、CPU201は下記の処理を行う。
(a)数量変更を行った品番(本実施形態では、「FFF01−−HG002−B−1」)の部品情報PNに含まれるアイコン表示情報のアイコンのコードを、アイコンI13に変更する。なお、このアイコンのコードの変更は、図29の場合、下位階層に子品番がない例である。
(b)数量変更を行った品番の部品情報PNに、S20で取得した設変番号(登録時)を含ませる。
このようにして、図29に示すようにCPU201は上記処理に基づいて、ディスプレイ202に設変した品番のアイコンI13(図6(c)参照)を表示する。又、CPU201は、最上位階層の品番のアイコンI10(図3(d)参照)を表示する。すなわち、設変対象品番のアイコンは、緑色の識別画像であるレ点を備えた変更済アイコンに変更され、最上位階層の品番のアイコンは、ツリー形式で表された構成内に、設変があったことを知らせる青色の識別画像であるレ点を備えた変更済アイコンが表示される(図29参照)。
7)属性変更
なお、図示はしないが、属性変更の場合について説明する。
操作者は、属性変更する品番をポインタで選択し、マウス204の右ボタン204Rをクリックする。CPU201は、このクリックによる指令信号に応じて、設変メニュー51を表示する。続いて、操作者は、設変メニュー51中の、属性変更ボタン51gを押下する(図14参照)。
属性変更ボタン51gの押下に応じて、CPU201は、ディスプレイ202の表示画面に属性入力のための各種属性入力欄を複数備えた表示画像を表示する。
続いて、操作者は、キーボード203により、前記各種属性入力欄のうち、属性の変更が必要なところの属性入力欄に属性データを入力する。この場合、属性には、部品情報PNを構成する情報、例えば、品名、備考等が含まれる。
そして、各種属性入力欄とともに表示画像に設けられた、更新ボタン(図示しない)が押下されることにより、CPU201は、下記の(a)〜(c)の処理を行い、データを更新する。この後、操作者が図示しない閉じボタンを押下すると、CPU201は、図29に示すようにディスプレイ202にアッシー一覧表の画像を表示する。
(a)設変対象品番の部品情報PNに含まれるアイコンのコードを、品番が、トップアッシーか、トップアッシーではないアッシーか、下位に構成する部品の品番がない部品(コンポーネント)かに応じて、I11〜I13のいずれかのアイコンのコードに変更する。
(b)設変対象品番の部品情報PNに、予め取得した設変番号(登録時)を含ませる。
(c)設変対象品番の部品情報PNに、入力した属性データに基づいて属性を更新する。
このようにして、CPU201は上記処理に基づいて、ディスプレイ202の設変対象品番のアイコンをI11〜I13のアイコンのいずれかに変更して表示する。又、CPU201は、設変対象品番を下位として、最上位階層の品番のアイコンI10(図3(d)参照)を表示する。
8)設変プロパティ
次に、図示はしないが、設変プロパティについて説明する。
操作者は、設変対象品番をポインタで選択し、マウス204の右ボタン204Rをクリックする。CPU201は、このクリックによる指令信号に応じて、設変メニュー51を表示する。続いて、操作者は、設変メニュー51中の設変プロパティボタン51hを押下する(図14参照)。
設変プロパティボタン51hの押下に応じて、CPU201は、ディスプレイ202の表示画面に設変内容(メモ)の入力のための設変内容入力欄を表示画像を表示する。続いて、操作者は、キーボード203により、設変内容入力欄に設変の具体的なデータを入力する。
そして、設変内容入力欄とともに表示画像に設けられた、更新ボタン(図示しない)が押下されることにより、CPU201は、下記の(a)の処理を行い、設変内容を更新する。この後、操作者が図示しない閉じボタンを押下すると、CPU201は、図29に示すようにディスプレイ202にアッシー一覧表の画像を表示する。
(a)設変対象品番に関する部品情報PN及び部品構成情報PSの設変内容を上記設変内容入力欄に入力された設変の具体的なデータに更新する。
このようにして、S40にて得られた各種データに基づいて、PDM本体システム100から検索して読み出した仮データベースを書き換える。
(S50:出図案内リスト作成)
次に、出図案内リスト作成について説明する。S50は、出図する図面の種類や、図面の枚数及び多品一葉図面の情報を入力する処理である。この出図案内リスト作成のときは、例えば、ツリー操作画像が現れている画面において、ディスプレイ202上の画面上の図示しない「メニュー」の「ファイル−閉じる」を選択(押下)する。すると、CPU201は、図30に示すようにディスプレイ202のアッシー一覧表の画像を表示する。
図30では、説明の便宜上、設変Noを、「55555」とし、同図に示す各アッシー品番(ASSY品番)は、設変数の欄37aに示す数に相当する設変が行われたものとする。なお、設変数は、S40で設変が行われる毎にカウントされ、該カウントの累積値としてトップアッシーの品番に関する部品情報PNを構成するデータの1つであり、トップアッシー以下の品番で行われた設変の個数(設変数)である。そして、この設変数が、部品情報PNに基づいて設変数の欄37aに表示される。
図30のように表示された状態で、出図案内リストボタン39を押下すると、CPU201は、図31に示す出図案内リスト作成画像をディスプレイ202に表示する。出図案内リスト作成画像は、図31に示すように、設変対象品番表示領域90、選択後設変対象品番表示領域91、代表品番表示領域92、図品番セットボタン93、枝品番セットボタン94、解除ボタン95、データ種別入力欄96、枚数入力欄97、変更ボタン98、閉じるボタン99等を備える。
設変対象品番表示領域90は、出図案内リストボタン39を押下する直前迄に、共通の設変Noの下で設変が行われた設変対象品番等を表示する領域である。該領域には、品番表示領域90aと設変内容表示領域90bとを有する。CPU201は、出図案内リストボタン39の押下に応じて、前記共通の設変Noの下で行われた設変対象品番を、部品情報PNの設変番号(登録時)に基づいて設変対象品番表示領域90の品番表示領域90aにリストアップして表示する。
又、CPU201は、設変内容表示領域90bに、前記部品情報PNの副ステイタスに基づき、前記設変対象品番の設変内容を品番表示領域90aにリストアップされた各設変対象品番に対応して表示する。
図31に示すように、操作者が、リストアップされた設変対象品番のうち、出図案内リストを作成したい設変対象品番をポインタで選択し、図品番セットボタン93を押下すると、CPU201は、選択後設変対象品番表示領域91に前記選択された設変対象品番を移動して表示する(図32参照)。
選択後設変対象品番表示領域91は、品番表示領域91a、データ種別表示領域91b,枚数表示領域91c,設変内容表示領域91dとを有する。
品番表示領域91aには、品番表示領域90aから移動した品番が表示される。データ種別表示領域91bには、データ種別が表示される。91cには、出図する際の枚数が表示される。設変内容表示領域91dは、品番表示領域91aに表示された設変内容が表示される。
(多品一葉図面以外の場合)
図32の状態で、多品一葉図以外の場合は、さらに、同様に、設変対象品番表示領域90から、各設変対象品番をそれぞれ選択して、図品番セットボタン93を押下すると、CPU201は、図示はしないが、全ての設変対象品番を選択後設変対象品番表示領域91に移動させる。この場合は、品番表示領域91aに表示された設変対象品番は、後述する多品一葉図となる場合と相違し、該品番の左端の位置は、互いに同じ位置となる。
ここで、ポインタを品番表示領域91aに表示された設変対象品番のデータ種別表示領域91bは、デフォルトは、キャド(CAD)とされる。しかし、他のデータに変更したい場合は、キーボード203等により例えばデータ種別入力欄96に「図面」と入力し、変更ボタン98を押下すると、CPU201はデータ種別表示領域91bの表示を「図面」に変更する。
又、ポインタを品番表示領域91aに表示された設変対象品番の枚数表示領域91cは、デフォルトは、「1」とされる。しかし、数値を変更したい場合は、キーボード203等により枚数入力欄97に2以上の数値を入力し、変更ボタン98を押下すると、CPU201は枚数表示領域91cの表示を、枚数入力欄97に入力した数値に表示変更する。
(多品一葉図面の場合)
ここで、多品一葉図面を説明する。例えば、長尺状の部品の場合、長さだけが異なり、長さ以外の他の構成部分は、同じのものがある場合、一様の図面(設計図面)にて長さ以外の互いに同じ構成部分を図面化し、長さに関してだけは、数値等により記述して、異なる部品(多品)が一葉の図面にされている場合がある。このように、異なる部分があっても、同じ構成を有している場合、同じ構成は図面化して、異なる部分のみを数値等により記述して一葉の図面に複数の部品(多品)が記述されている図面を多品一葉図面(又は多品一葉図)という。
多品一葉図面の場合は、図32の状態において、品番をポインタにて選択し、マウス204の左ボタン204Lにてクリックする。この場合に選択された品番を、「代表品番」と称する。このようにして代表品番が選択されると、選択された品番に関する部品情報PNの代表品番の記録領域に記録される。CPU201は、上記のように、代表品番が選択されると、当該代表品番を代表品番表示領域92に表示する(図33参照)。
続いて、操作者が、設変対象品番表示領域90にある設変対象品番(多品一葉図面に関する説明中では、以下、枝品番という)をポインタにて選択し、枝品番セットボタン94を押下する。この押下に応じて、CPU201は、選択された枝品番を選択後設変対象品番表示領域91に移動させる。この場合、品番表示領域91aに表示された設変対象品番は、多品一葉図となるため、枝品番の左端は、代表品番よりも数例下がった位置となるように表示される(本実施形態では、3列(3文字)下がった位置)。なお、この実施形態では、枝品番は代表品番よりも数列下がった位置としているが、1列下がった位置であってもよい。
図34は、図33において、品番表示領域90aにあった設変対象品番(枝品番)を全て選択後設変対象品番表示領域91に移動したときを表示している。なお、選択後設変対象品番表示領域91に移動した枝品番においても、データ種別、枚数は、上述した代表品番のときと同様に、変更が可能である。
図34に示すように設変対象品番表示領域90に品番がなくなった後、閉じボタン99を押下すると、CPU201は、S50で設定したデータが互いに関連付けられたリレーショナルデータベースとしてハードディスク205に保存される。このリレーショナルデータベースは、前記仮データベースとともに関連付けがされる。
リレーショナルデータベースとしては、出図リストファイル、出図リストリレーションファイル、指令書リレーションファイルを有する。品番毎に作成される出図リストファイルには、前述した「図品番、データ種別、枚数、出図状況」等を含むデータにて構成されている。ここで、図品番とは、多品一葉図面の場合は、代表図面であり、多品一葉図面以外の場合は、品番(品番表示領域91aに表示された設変対象品番)である。出図状況は、出図が既に出ているのか、後日でるのかを示すデータである。
出図リストリレーションファイルは、代表品番、枝品番、設変有無等のデータにて構成されている。出図リストリレーションファイルは、多品一葉図面を管理するためにのみ使用されるファイルである。設変有無は、今回設変処理しているか否かを識別するためのコードである。
指令書リレーションファイルは、マイナー設変又はメジャー設変された品番、上記設変のあつたトップアッシーの品番等のデータにて構築されている。
(S60:印刷・回覧)
S60では、図8の初期メニューに戻り、印刷・回覧ボタン15を押下する。図37は、CPU201が実行する印刷・回覧処理のフローチャートである。CPU201は、この操作に応じて、図35に示すように、印刷回覧設変No選択画像をディスプレイ202に表示する(S100)。
印刷回覧設変No選択画像は、選択設変No表示欄110、設変No表示領域120、印刷・回覧開始ボタン122、戻るボタン124等を有する。
設変No表示領域120は、設変No欄120a,作成者欄120b、状態欄120cを有する。設変No欄120aは、ハードディスク205に格納されるとともに、「状態」が回覧中、又は設変中の設変Noを表示する欄である。
作成者欄120bは設変Noの関する設変処理を行う担当者名が表示される。状態欄120cは、現在回覧中か、設変中の状態を示す欄である。この状態欄120cは、ハードディスク205に格納した、前記設変指令書No台帳に基づいて表示される。すなわち、ある設変Noの元で、前述したS40において、設変がされているときは、該当するその設変Noが設変中である旨の記録をハードディスク205に格納した設変指令書No台帳に対してCPU201は行い、この記録データに基づいて「設変中」の表示をディスプレイ202に行わせる。
なお、「回覧中」の表示については後述する。
続いて、状態欄120cが「設変中」となっている設変Noがポインタで選択されると、選択設変No表示欄110に、選択された設変Noが表示される。この状態で、印刷・回覧開始ボタン122が押下されると(S110)、CPU201は「設変中」の表示から「回覧中」の表示に切り換えるとともに、回覧中である旨の記録を設変指令書No台帳に対して行う。又、CPU201は、指令書・部品表印刷ボタン(図示しない)をディスプレイ202に表示する(S120)。操作者はこの指令書・部品表印刷ボタンを押下すると(S130)、S140において、CPU201は前記選択された設変Noを特定して該設変Noの下で行われた設変の内容の印刷指令をプリンタ206に出力し、プリンタ206を制御して部品表、指令書及び出図案内リストを、前述したように書き換えした仮データベースに基づいて、印刷する。
図38は、印刷された指令書の例を示し、各種データが表形式で印刷されている。指令書とは、特定の設変Noの下で行われた設変の内容を、当該品番に関係する部署に知らせるめたの書類である。
指令書は、表題欄240と、設変処理がされた品番等を表す複数の設変品番表示欄250とを備える。表題欄240中の製品名欄242の内容は、マイナー設変又はメジャー設変があったかを指令書リレーションファイルに基づき、まずトップアッシーの品番が求められ、該トップアッシーの部品情報PNの品名から得られる。
設変No欄244の内容は、当該印刷を行うときに選択設変No表示欄110(図35参照)に表示された設変Noから得られる。担当設計欄246の内容は、設変指令書No台帳の担当設計入力欄(担当設計部署入力欄)22aに入力されたデータから得られる。
設変品番表示欄250中のLVL(レベル)の新欄251の内容は、当該品番からトップアッシーまでのそれぞれ品番の親子関係を示す部品構成情報PSの「親品番」、「子品番」に基づいて得られる。又、LVL(レベル)の旧欄252の内容は、当該品番からトップアッシーまでのそれぞれ品番の親子関係を示す部品構成情報PSの「親品番」、「子品番」及び「副ステイタス」に基づいて得られる。
設変品番表示欄250中の旧品番欄253の内容は、部品情報PNの来歴品番から得られる。設変品番表示欄250中の新品番欄254の内容は、設変が行われた後の部品情報PNの品番から得られる。
品名欄257の内容は、当該品番の部品情報PNの品名から得られる。設変事項255の内容は、部品情報PNの副ステイタスから得られる。出図欄256の内容は、前記出図リストファイルの出図状況から得られる。
図39は、印刷された部品表の例を示し、各種データが表形式で印刷されている。部品表は、表題欄340と、品番等を表す複数の品番表示欄350とを備える。表題欄340中の製品名欄342の内容は、トップアッシーの品番の部品情報PNから得られる。トップアッシー品番欄344は、トップアッシーの品番の部品情報PNの品番から得られる。
品番表示欄350中の変更欄351の内容は、品番の部品情報PNの「副ステイタス」に基づいて得られ、設変があった品番のみ変更があった旨の印が記される。LVL(レベル)欄352の内容は、当該品番からトップアッシーまでのそれぞれ品番の親子関係を示す部品構成情報PSの「親品番」、「子品番」に基づいて得られる。品番表示欄350中の品番欄353の内容は、部品情報PNの品番から得られる。
品名欄354の内容は、当該品番の部品情報PNの品名から得られる。数量欄355の内容は、当該品番を子品番としたときの、親品番との関係を表す部品構成情報PSの数量から得られる。単位欄356の内容は、同じく部品構成情報PSの単位から得られる。
図40は出図案内(配布)リストの例を示し、各種データが表形式で印刷されている。出図案内リストは表題欄440と、リストアップされた物を挙げるためのリストアップ欄450とを備えている。
設変No欄446の内容は、当該印刷を行うときに選択設変No表示欄110(図35参照)に表示された設変Noから得られる。表題欄440中の製品名欄442の内容は、前記設変Noの下で更新された、トップアッシーの品番の部品情報PNから得られる。担当設計欄444の内容は、設変指令書No台帳の担当設計入力欄(担当設計部署入力欄)22aに入力されたデータから得られる。
リストアップ欄450中の物品名欄451の内容は、設変指令書及び部品表についてはその旨が印刷される。又、リストアップ欄450中の物品名欄451の内容は、品番については、多品一葉図面ではない場合、出図リストファイルに基づいて得られ、多品一葉図面に関しては、出図リストファイル及び出図リストリレーションファイルに基づいて得られる。
リストアップ欄450中のデータ種別欄452の内容は、設変指令書及び部品表については、エクセルで在る旨が印刷される。又、リストアップ欄450中のデータ種別欄452の内容は、品番に関しては、出図リストファイルのデータ種別に基づいて得られる。
リストアップ欄450中の紙枚数欄453の内容(数値)は、設変指令書及び部品表については、印刷するデータ量に応じて算出することにより得られる。又、リストアップ欄450中の紙枚数欄453の内容(数値)は、品番に関しては、出図リストファイルの「枚数」に基づいて得られる。
リストアップ欄450中の配布先欄454は、配布先毎に欄が設けられている。そして、設変対象品番と設変対象品番によって影響を受ける配布先とが関連付けられたデータファイルが、ハードディスク205に記憶されており、該データファイルに基づいて出図案内リストの印刷時に、物品名欄451に挙げられた品番(設変対象品番)と対応する配布先欄(部署)欄に「○印」が記される。物品名欄451に挙げられた物の部数の合計数(合計部数)は、前記「○印」が付される数と対応するように、CPU201にて算出され、その算出結果がリストアップ欄450中の合計部数欄455に記される。
(S70:承認)
S70では、操作者又は担当者は、前記出図案内リストに従って、各配布先に、出図案内リストに挙げた物を配布し、関係各部署、或いは責任担当者等から承認を受ける。
(S80:設変承認)
設変承認処理を行う場合は、操作者は、図8に示す設変承認ボタン50を押下する。CPU201は、この押下に応じて図41の承認設変No選択画像をディスプレイ202に表示する。
承認設変No選択画像は、選択設変No表示欄310、及び設変No表示領域320、承認開始ボタン322、戻るボタン324等を有する。選択設変No表示欄310、設変No表示領域320、設変No欄320a,作成者欄320b、状態欄320c、戻るボタン324は、選択設変No表示欄110、設変No表示領域120、設変No欄120a、作成者欄120b、状態欄120c及び戻るボタン124とそれぞれ同様であるので、説明を省略する。
図41の承認設変No選択画像が表示された場合、設変承認する設変Noをポインタにて選択する。設変Noがポインタで選択されると、選択設変No表示欄310に、選択された設変Noが表示される。
この状態で、承認開始ボタン322が押下されると、CPU201は、ディスプレイ202に図示しない、担当者名入力欄と日付入力欄及びOKボタンを表示して、入力を促す。そして、担当者名入力欄と日付入力欄にそれぞれ担当者名及び日付入力がされて、図示しない前記OKボタンが押下されると、CPU201は、前記選択された設変Noを含む部品情報PN、及び部品構成情報PSの有効日(登録時)の項目に、前記日付欄に入力された日付を記録する。又、CPU201は、S40で行われた設変内容を含んだ仮データベースをPDM本体システム100のデータベースに反映させる。具体的には、CPU201が、前記仮データベースをPDM本体システム100に送信すると、PDM本体システム100のCPU101は、該仮データベースを受信し、受信した仮データベースに基づいてPDMデータベースDを更新する。
承認開始ボタン322を押下した後は、操作者は、戻るボタン324を押下して、図8の初期メニューに戻る。
(S90:システム終了)
S80の処理が終了後、初期メニューの終了ボタン80を操作者が押下してシステムを終了する。
(浮遊品番の登録)
次に品番登録システム300を使用した浮遊品番の登録の仕方について、図42〜45を参照して説明する。図45は、操作のフローチャートである。
(S310)
操作者は、品番登録システム300を起動して、キーボード303を操作してディスプレイ302に初期メニューを図42に示すように表示させる。図42の初期メニューは、パーツ(PART)ボタン400、及びアッシーボタン410を備えている。
パーツボタン400は、単品の品番を登録候補品番として選択するためのものである。アッシーボタン410は、アッシー品番を登録候補品番として選択するためのものである。従って、パーツボタン400が押下されると、これ以後に行われる各種ボタン操作によって、CPU301は、単品の品番として登録候補品番を選択する。一方、アッシーボタン410が押下されると、これ以後に行われる各種ボタン操作によって、CPU301は、アッシー品番として登録候補品番を選択する。
(S320)
ここでは、アッシー品番を登録候補品番として選択するために、アッシーボタン410が押下されたものとする。図43は、アッシーボタン410が押下されたときの、ディスプレイ302に表示された品番選択画面である。
品番選択画面には、図43に示すように、「製品別」、「主文類」、「副文類」、「パーツ名」の項目欄510〜540が設けられている。「主文類」、及び「副文類」の項目欄は、製品及び部品管理に必要な観点で、それぞれ分類分けされたものである。
各項目欄510〜540は、複数の項目選択ボタン510a、520a、530a、540aを備えている。又、項目欄510〜530欄の項目選択ボタンの横には、その項目選択ボタンの分類名の表示欄510b、520b,530bが設けられている。又、品番選択画面には、品番入力欄550、品名入力欄560、及び選択ボタン570が設けられている。
そして、操作者は、項目欄510〜530の順(すなわち、「製品別」、「主文類」、「副文類」の順)に、項目選択ボタン510a、520a、530aを押下する。すると、押下された項目選択ボタン510a、520a、530aに対応した分類符号を、品番入力欄550に、CPU301は入力する。又、項目欄510〜530の押下の後に「パーツ名」の項目選択ボタン540aを操作者が押下すると、品名入力欄560に、CPU301はその押下した項目選択ボタン540aに対応したパーツ名を入力する。
選択ボタン570を押下すると、CPU301は、品番入力欄550及び品名入力欄560に入力されたデータを操作者が、選択したものとして、S330に移行する。
前記項目選択ボタン510a、520a、530a及びマウス304は、使用予定品番入力手段に相当する。
(S330)
S330では、CPU301は、図44に示すようにディスプレイ302に浮遊品番登録画面を表示する。浮遊品番登録画面は、品番表示欄600、パーツ名表示欄610、取り消しボタン620及び登録ボタン630を有する。品番表示欄600には、選択ボタン570が押下されたときに、品番入力欄550に入力されていた品番をCPU301は、表示する。又、パーツ名表示欄610には、選択ボタン570が押下されたときに、品名入力欄560に入力されていた品番をCPU301は、表示する。
取り消しボタン620が押下されると、CPU301は、ディスプレイ302を図43の品番選択画面の表示に戻す。又、登録ボタン630が押下されると、CPU301は、品番表示欄600に表示された品番を浮遊品番とし、パーツ名表示欄610に表示されたパーツ名を前記浮遊品番と連付けして、ハードディスク305に格納されている浮遊品番データファイルに登録し、この登録処理を終了する。
以上のようにして、品番登録システム300は、浮遊品番データファイルが構築されている。ハードディスク305は、使用予定品番記憶手段に相当する。又、CPU301は、記憶制御手段に相当する。
さて、品番登録システム300は、PDM本体システム100からの、品番要求指令を入力すると、この浮遊品番データファイルに予め登録された浮遊品番及び関連付けされたパーツ名をPDM本体システム100に送信する。PDM本体システム100は、品番登録システム300から送信されてきた浮遊品番及び該浮遊品番に関連付けされたパーツ名を受信し、ハードディスク102の浮遊品番データファイルに一旦格納する。そして、PDM設変システム200からの浮遊品番の要求指令を受信すると、PDM本体システム100のCPU101は、ハードディスク102に一旦格納した浮遊品番及びパーツ名をPDM設変システム200に送信する。
以上のように構成された拡張PDMシステム10は、下記の特徴がある。
(1) 本実施形態の拡張PDMシステム10では、PDM設変システム200のCPU201は、取得手段として、部品情報PNと部品の部品構成情報PSがツリー形式にて管理されたPDMデータベースDを備えたPDM本体システム100の該PDMデータベースDから、設変対象の部品に関するデータベースを取得するようにした。
又、CPU201は、設変処理手段として前記取得したデータベースにおける設変対象の部品に関するデータに対して設変処理を行うようにした。そして、ハードディスク205を記憶手段として、前記設変処理後のデータを含む仮データベースを記憶するようにした。さらに、前記設変処理後の部品の仮データベースに基づいて、PDM本体システム100のCPU101は、更新手段として、PDMデータベースDを更新するようにした。
この結果、本実施形態では、部品の設計変更があったとき、PDM本体システム100と連携して、設変処理を容易に行うことができるとともに、容易に設変処理が行われたことを知ることができる。又、本実施形態によれば、PDM本体システム100のPDMデータベースDを直接書き換えるのではなく、PDMデータベースDとは独立した一時的な仮データベースを構築することにより、PDMデータベースDを設変処理に応じて最新の状態にすることができる。
(2) 本実施形態の拡張PDMシステム10では、PDM本体システム100のCPU101は、識別データ付与手段として設変処理が行われた部品に関するデータを識別するための識別データとして、部品情報PN、及び部品構成情報PSに、主ステイタス及び副ステイタスを付与する。
又、PDM本体システム100のCPU101は、前記更新手段として、前記識別データ及び前記設変処理後の部品のデータを含む仮データベースに基づいてPDMデータベースDを更新するようにした。この結果、識別データが付与されたデータを、PDM本体システム100のディスプレイ等にて表示することにより、データ更新があったことを知ることができる。
(3) 本実施形態の拡張PDMシステム10では、前記識別データは、PDM本体システム100でのデータ更新を促すように、主ステイタスとして、「ダミー」を設けた。PDM本体システム100は、データ更新の処理を促す識別データ(「ダミー」)が付与されたデータを、ディスプレイ等の表示手段にて表示することにより、管理者に「ダミー」が付与された部品に関するデータ更新の処理を促すことができる。この結果、PDM本体システム100のデータ更新を容易に行うことができる。
(4) 本実施形態の拡張PDMシステム10では、主ステイタス及び副ステイタスは、どのような設変が行われたかを示す設変履歴を示すデータとした。この結果、設変履歴を示すデータがあることにより、どのような設変処理があったことを知ることができる。又、設変履歴が残るため、間違えて設変処理が仮に行われたとしても、データの復元・廃棄を容易に行うことができる。
(5) 本実施形態の拡張PDMシステム10は、PDM設変システム200のCPU201にて取得した部品の部品構成情報PSに含まれるツリー形式のデータに基づいてツリー表示領域41(構成ツリー)とリスト表示領域42(部品リスト)とを連動して表示するディスプレイ202(表示手段)を備える。拡張PDMシステム10は、設変メニュー51(設変処理項目メニュー)(図14参照)の表示を指示するマウス204(設変処理メニュー指示手段)を備える。さらに、拡張PDMシステム10は、設変メニュー51の表示の指示に基づいて、ディスプレイ202に対して、複数の設変処理項目(マイナー設変ボタン51a、メジャー設変ボタン51b等)を表示制御するCPU201(メニュー表示制御手段)を備える。拡張PDMシステム10は、表示された前記設変処理項目のいずれかを選択するマウス204(選択手段)を備える。又、CPU201(設変処理手段)は、マウス204にて選択された設変処理項目に応じた設変処理を行うようにした。
この結果、ディスプレイ202には、部品構成を表示するために、トップアッシーを筆頭(上位)にして下位の部品をツリー形式で表示するツリー表示領域41と、部品リストを表示するリスト表示領域42(部品表示領域)が設けられる。本実施形態では、設変処理メニューに表示された設変処理項目のいずれかをマウス204にて簡単に選択できるため、容易に設変処理を行うことができる。
(6) 本実施形態の拡張PDMシステム10は、部品情報PN及び部品の部品構成情報PSがツリー形式にて管理されたPDMデータベースDを備えたPDM本体システム100に対して設変対象の部品の検索指示を行うCPU201(検索指示手段)を備える。CPU201(取得手段)は、PDMデータベースDから、前記検索指示に応じて得た設変対象の部品に関するデータベースを取得するようにした。又、拡張PDMシステム10は、CPU201が取得した前記データベースに基づいて、設変対象の部品の品番と、前記設変対象の部品を含む部品構成のトップアッシー品番(最上位品番)を表示するディスプレイ202(表示手段)を備える。又、拡張PDMシステム10は、前記取得したデータベースにおける設変対象の部品に関するデータに対して設変処理を行うCPU201(設変処理手段)を備える。拡張PDMシステム10は、設変処理後のデータを少なくとも含む仮データベースを記憶するハードディスク205を備える。そして、拡張PDMシステム10は、設変処理後の部品の仮データベースに基づいて前記PDMデータベースDを更新するCPU101(更新手段)を備えるようにした。
上記のようにした結果、CPU201の検索指示に応じて得た設変対象の部品を含む部品構成のトップアッシー品番のデータを、該PDMデータベースDから取得して、ディスプレイ202に該設変対象の部品を含む全ての部品構成のトップアッシー品番を表示する。この結果、該設変対象の部品を含む全ての部品構成のトップアッシー品番が表示されるため、全ての設変対象の部品について設変処理を行うことができ、設変漏れを防止することができる。
(7) 本実施形態は、浮遊品番(使用予定品番)を入力するマウス304、項目選択ボタン510a、520a等(使用予定品番入力手段)と、浮遊品番を記憶するハードディスク305(使用予定品番記憶手段)と、ハードディスク305の浮遊品番の読取書き込みを制御するCPU301(記憶制御手段)を備えた品番登録システムを設けた。PDM設変システム200のCPU201は、要求手段として浮遊品番の送出を要求し、ハードディスク305が記憶した浮遊品番を取得するようにした。又,CPU201は、新設品番設定手段として、設変対象の部品の品番を親品番とし、該浮遊品番を新設品番である子品番としてリンクするようにした。
この結果、拡張PDMシステム10では、PDM本体システム100とは独立した品番登録システム300を備えて、該品番登録システム300のマウス304にて入力した浮遊を予めハードディスク305に記憶させ、必要があるときに、CPU201にて、浮遊品番の送出を要求するようにした。そして、CPU201は、この浮遊品番を取得し、設定対象の部品の品番を親品番とし、該浮遊品番を子品番としてリンクするようにしている。この結果、使用予定品番は新設品番である子品番、すなわち正規品番となり、この子品番が、PDM本体システム100に送出される。
このようにして、本実施形態では、取得された使用予定品番を新設品番にするため、確実に品番を取得できる効果がある。又、本実施形態では、使用予定品番を新設品番として多く取りすぎた場合、容易に品番登録システム300に返却することができる。
(8) 本実施形態の拡張PDMシステム10は、1つ又は複数の設変処理を設変処理単位として特定するための設変No(設変処理識別名)を取得するCPU201(設変処理識別名取得手段)を備える。
そして、CPU201(設変処理手段)は、設変処理を行う毎に、該設変処理を行った設変対象の部品に関するデータ(部品情報PN)に対して、前記取得した設変No(設変処理識別名)、及び、行われた設変処理の名称(マイナー、メジャー等の設変処理名)を付与するようにした。
この結果、設変No(設変処理識別名)が付与されたデータ又はデータ群は、1つ又は複数の設変処理を設変処理単位として特定することができ、データ管理を行いやすくできる効果を奏する。
(9) 本実施形態の拡張PDMシステム10では、CPU201は、印刷指令手段として、設変No(設変処理識別名)を特定して該設変Noの下で行われた設変の内容の印刷指令を出力するようにした。そして、CPU201は、指令書データ作成手段として、前記印刷指令に応じて、仮データベース中の設変No(設変処理識別名)が付与されたデータを、ハードディスク102(記憶手段)から読み出すようにした。
又、CPU201は、設変処理が行われた設変対象の部品に関するデータをリストアップした設変指令書データを作成して、プリンタ206(印刷手段)に出力するようにした。この結果、設変No(設変処理識別名毎)に設変処理が行われた部品に関するデータを設変指令書に印刷することができる。
(10) 本実施形態の拡張PDMシステム10では、CPU201は、印刷指令手段として、設変No(設変処理識別名)を特定して該設変Noの下で行われた設変の内容の印刷指令を出力するようにした。そして、CPU201は、部品表データ作成手段として、前記印刷指令に応じて、仮データベース中の設変No(設変処理識別名)が付与されたデータを、ハードディスク102(記憶手段)から読み出すようにした。
そして、CPU201は、設変処理が行われた部品及び該部品にツリー構造で関係する部品の部品表データを作成して、プリンタ206(印刷手段)に出力するようにした。
この結果、本実施形態では、設変No(設変処理識別名)毎に設変処理が行われた部品に関するツリー構造の部品表を印刷することができる。
(11) 本実施形態の拡張PDMシステム10では、CPU201は、印刷指令手段として、設変No(設変処理識別名)を特定して該設変Noの下で行われた設変の内容の印刷指令を出力するようにした。そして、CPU201は、指令書データ作成手段として、前記印刷指令に応じて、仮データベース中の設変No(設変処理識別名)が付与されたデータを、ハードディスク102(記憶手段)から読み出すようにした。又、CPU201は、部品表データ作成手段として、前記印刷指令に応じて、仮データベース中の設変No(設変処理識別名)が付与されたデータを、ハードディスク102(記憶手段)から読み出すようにした。又、CPU201は、設変処理が行われた設変対象の部品に関するデータをリストアップした設変指令書データを作成して、プリンタ206(印刷手段)に出力するようにした。そして、CPU201は、設変処理が行われた部品及び該部品にツリー構造で関係する部品の部品表データを作成して、プリンタ206(印刷手段)に出力するようにした。
この結果、本実施形態によれば、設変No毎に設変処理が行われた部品に関するデータを設変指令書に印刷することができるとともに、設変処理識別名毎に設変処理が行われた部品に関するツリー構造の部品表を印刷することができる。
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 前記実施形態では、設変指令書及び部品表のいずれをも印刷するようにしたが、いずれか一方のみ印刷できるようにしてもよい。
(a)は拡張PDMシステム10を示すブロック図、(b)はPDMデータベースDの概念図。 (a)は部品情報PNの説明図、(b)は部品構成情報PSの説明図。 (a)〜(d)はノーマルアイコンを示す説明図。 (a)〜(c)は変更済アイコンを示す説明図。 (a)〜(c)は要変更アイコンを示す説明図。 (a)〜(c)は属性変更済アイコンを示す説明図。 PDM設変システム200の操作フローチャート。 ディスプレイ202の表示画面の初期メニューを示す説明図。 設変指令書No台帳の画像を示す説明図。 設変No選択の画像を示す説明図。 PDM設変対象品番検索の画像を示す説明図。 アッシー一覧表の画像を示す説明図。 ツリー操作画像を示す説明図。 設変メニュー51の表示画像を示す説明図。 マイナー設変後の品番表示画像を示す説明図。 アッシー一覧表の画像を示す説明図。 アッシー一覧表の画像を示す説明図。 アッシー一覧表の画像を示す説明図。 アッシー一覧表の画像を示す説明図。 使用追加の表示画像を示す説明図。 使用追加品番の検索画像を示す説明図。 使用追加品番の検索画像を示す説明図。 アッシー一覧表の画像を示す説明図。 浮遊品番の取得確認画像の説明図。 アッシー一覧表の画像を示す説明図。 アッシー一覧表の画像を示す説明図。 数量変更画像の説明図。 数量変更画像の説明図。 アッシー一覧表の画像を示す説明図。 出図案内リストの画像表示の説明図。 出図案内リストの画像表示の説明図。 出図案内リストの画像表示の説明図。 出図案内リストの画像表示の説明図。 出図案内リストの画像表示の説明図。 印刷回覧設変No選択画像の説明図。 印刷回覧設変No選択画像の説明図。 CPU201が実行するフローチャート。 指令書の説明図。 部品表の説明図。 出図案内リストの説明図。 承認設変No選択画像の説明図。 品番登録システム300の初期メニューの説明図。 品番選択画面の説明図。 浮遊品番登録画面の説明図。 品番登録システム300の操作のフローチャート。
符号の説明
10…拡張PDMシステム
51…設変メニュー(設変処理項目メニュー)
100…PDM本体システム
101…CPU(更新手段)
200…PDM設変システム
201…CPU(取得手段、設変処理手段、メニュー表示制御手段、検索指示手段、識別データ付与手段、要求手段、新設品番設定手段、設変処理識別名取得手段、印刷指令手段、指令書データ作成手段)
202…ディスプレイ(表示手段)
203…キーボード(設変対象品番入力手段)
204…マウス(選択手段、設変処理メニュー指示手段)
205…ハードディスク(記憶手段)
301…CPU(記憶制御手段)
304…マウス(使用予定品番入力手段)
305…ハードディスク(使用予定品番記憶手段)
510a、520a、530a…項目選択ボタン(使用予定品番入力手段)

Claims (11)

  1. 部品情報及び部品の構成情報がツリー形式にて管理されたPDMデータベースを備えたPDM本体システムの該PDMデータベースから、少なくとも設変対象の部品に関するツリー形式のデータベースを取得する取得手段と、前記取得したデータベースにおける設変対象の部品に関するデータに対して設変処理を行う設変処理手段と、設変処理後のデータを少なくとも含む仮データベースを記憶する記憶手段と、前記設変処理後の部品の仮データベースに基づいて前記PDMデータベースを更新する更新手段を備えたことを特徴とする拡張PDMシステム。
  2. 前記設変処理が行われた部品に関するデータを識別するための識別データを付与する識別データ付与手段を備え、
    前記更新手段は、前記識別データ及び前記設変処理後の部品のデータを含む前記仮データベースに基づいて前記PDMデータベースを更新することを特徴とする請求項1に記載の拡張PDMシステム。
  3. 前記識別データは、PDM本体システムでのデータ更新を促す趣旨のものである請求項2に記載の拡張PDMシステム。
  4. 前記識別データは、どのような設変が行われたかを示す設変履歴を示すデータであることを特徴とする請求項2に記載の拡張PDMシステム。
  5. 前記取得手段にて取得した部品の構成情報に含まれるツリー形式のデータに基づいて構成ツリーと部品リストとを連動して表示する表示手段と、設変処理項目メニューの表示を指示する設変処理メニュー指示手段と、前記指示に基づいて、前記表示手段に対して、複数の設変処理項目を表示制御するメニュー表示制御手段と、表示された前記設変処理項目のいずれかを選択する選択手段と、
    を備え、
    前記設変処理手段は、前記選択手段にて選択された設変処理項目に応じた設変処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の拡張PDMシステム。
  6. 部品情報及び部品の構成情報がツリー形式にて管理されたPDMデータベースを備えたPDM本体システムに対して設変対象の部品の検索指示を行う検索指示手段と、前記PDMデータベースから、前記検索指示に応じて得た設変対象の部品に関するデータベースを取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記データベースに基づいて、設変対象の部品の品番と、前記設変対象の部品を含む部品構成の最上位品番を表示する表示手段と、前記取得したデータベースにおける設変対象の部品に関するデータに対して設変処理を行う設変処理手段と、設変処理後のデータを少なくとも含む仮データベースを記憶する記憶手段と、前記設変処理後の部品の仮データベースに基づいて前記PDMデータベースを更新する更新手段を備えたことを特徴とする拡張PDMシステム。
  7. 使用予定品番を入力する使用予定品番入力手段と、前記該使用予定品番を記憶する使用予定品番記憶手段と、前記使用予定品番記憶手段の使用予定品番の読取書き込みを制御する記憶制御手段とを備えた品番登録システムと、
    前記使用予定品番の送出を要求する要求手段と、
    前記要求手段の要求に応じて前記使用予定品番記憶手段が記憶した使用予定品番を取得し、前記設変対象の部品の品番を親品番とし、該使用予定品番を新設品番である子品番としてリンクする新設品番設定手段とを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載の拡張PDMシステム。
  8. 1つ又は複数の設変処理を設変処理単位として特定するための設変処理識別名を取得する設変処理識別名取得手段を備え、
    前記設変処理手段が設変処理を行う毎に、該設変処理を行った設変対象の部品に関するデータに対して、前記取得した設変処理識別名、及び、行われた設変処理の名称を付与することを特徴とする請求項2乃至請求項4のうちいずれか1項に記載の拡張PDMシステム。
  9. 前記設変処理識別名を特定して該設変処理識別名の下で行われた設変の内容の印刷指令を出力する印刷指令手段と、
    前記印刷指令に応じて、前記仮データベース中の前記設変処理識別名が付与されたデータを前記記憶手段から読み出して、設変処理が行われた設変対象の部品に関するデータをリストアップした設変指令書データを作成して、印刷手段に出力する指令書データ作成手段を備えたことを特徴とする請求項8に記載の拡張PDMシステム。
  10. 前記設変処理識別名を特定して該設変処理識別名の下で行われた設変の内容の印刷指令を出力する印刷指令手段と、
    前記印刷指令に応じて、前記仮データベース中の前記設変処理識別名が付与されたデータを前記記憶手段から読み出して、設変処理が行われた部品及び該部品にツリー構造で関係する部品の部品表データを作成して、印刷手段に出力する部品表データ作成手段を備えたことを特徴とする請求項8に記載の拡張PDMシステム。
  11. 前記設変処理識別名を特定して該設変処理識別名の下で行われた設変の内容の印刷指令を出力する印刷指令手段と、
    前記印刷指令に応じて、前記仮データベース中の前記設変処理識別名が付与されたデータを前記記憶手段から読み出して、設変指令書データを作成して、印刷手段に出力する指令書データ作成手段と、
    前記印刷指令に応じて、前記仮データベース中の前記設変処理識別名が付与されたデータを前記記憶手段から読み出して、設変処理が行われた部品及び該部品にツリー構造で関係する部品の部品表データを作成して、印刷手段に出力する部品表データ作成手段を備えたことを特徴とする請求項8に記載の拡張PDMシステム。
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