JP2006126724A - 静電荷像現像用トナー、それを用いた画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

静電荷像現像用トナー、それを用いた画像形成装置および画像形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】静電荷像現像用トナーにおいて、画像濃度が高く、細線再現性および階調性に優れ、長時間の使用でも性能に変化のない二成分系現像剤用トナーを提供すること。
【解決手段】粒径4μm未満のトナー粒子がトナー粒子総個数の13個数%以下で含有し、粒径4〜6μmのトナー粒子がトナー粒子総個数の20個数%以上で含有し、粒径16μm以上のトナー粒子がトナー粒子総体積の2.0体積%以下で含有し、トナー粒子の体積平均粒径が4〜9μmであり、トナー粒子に少なくとも外添剤が添加されている静電荷像現像用トナー。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真、静電記録の如き画像形成方法における静電荷潜像を顕像化するための二成分系現像剤用トナー、それを用いた画像形成装置および画像形成方法に関する。
近年、電子写真複写機の如き画像形成装置が広く普及するに従い、その用途も多種多様に広がり、その画像品質への要求も厳しくなってきている。一般の書類、書物の如き画像の複写では、微細な文字に至るまで、つぶれたり、とぎれたりすることなく、極めて微細且つ忠実に再現することが求められている。画像形成装置の感光体上の潜像が線幅100μm以下の線画像の場合、通常の普通紙複写機では細線再現性が一般に悪く、線画像の鮮明さがいまだ充分ではない。
最近、デジタルな画像信号を使用している電子写真プリンターの如き画像形成装置では、潜像は一定電位のドットが集まって形成されており、ベタ部、ハーフトーン部およびライト部はドット密度をかえることによって表現されている。ところが、ドットに忠実にトナー粒子がのらず、ドットからトナー粒子がはみ出した状態では、デジタル潜像の黒部と白部のドット密度の比に対応するトナー画像の階調性が得られないという問題がある。さらに、画質を向上させるために、ドットサイズを小さくして解像度を向上させる場合には、微小なドットから形成される潜像の再現性がさらに困難になり、解像度および階調性の悪い、鮮鋭さ(シャープネス)に欠けた画像となる傾向がある。
また、初期においては、良好な画質であるが、コピーまたはプリントアウトをつづけているうちに、画質が劣悪化してゆくことがある。この現象は、コピーまたはプリントアウトをつづけるうちに、現像されやすいトナー粒子のみが先に消費され、現像機中に、現像性の劣ったトナー粒子が蓄積し残留することによって起こると考えられる。
これまでに、画質をよくするという目的のために、いくつかの現像剤が提案されている。特開昭51−3244号公報(特許文献1)では、粒度分布を規制して、画質の向上を意図したトナーが提案されている。この場合、該トナーにおいて、8〜12μmの粒径を有するトナーが約60%以上であるときが最適であるとされているが比較的粗いため、本発明者らの検討によると、この粒径では潜像への均密なるトナーの「のり」は困難である。さらに、トナー粒子の数で30個数%以下が5μm以下の平均粒子直径を有し、5個数%以下が20μm以下の平均粒子直径を有するという特性から、粒径分布範囲が広いという点も均一性を低下させる傾向がある。したがって、特許文献1の技術においては、トナー粒子が粗く、かつ広範囲な粒度分布を有するトナーを用いて、鮮明なる画像を形成するためには、トナー粒子を厚く重ねることでトナー粒子間の間隙を埋めて見かけの画像濃度を上げる必要があり、所定の画像濃度を出すために必要なトナー消費量が増加するという問題も有している。
また、特開昭54−72054号公報(特許文献2)では、特許文献1のトナーよりもシャープな分布を有するトナーが提案されているが、中間の重さの粒子において、粒径が8.5〜11.0μmと粗く、高解像性のトナーとしては未だ改良すべき余地を残している。
また、特開昭58−129437号公報(特許文献3)では、平均粒径が6〜10μmであり、最多粒子が5〜8μであるトナーが提案されているが、5μm以下の粒子がトナー粒子の数で15個数%以下と少なく、鮮鋭さの欠けた画像が形成される傾向がある。
また、 特許第2763318号公報(特許文献4)には、5μm以下のトナー粒子個数を17〜60個数%とし、 長時間使用による変化をなくそうとしているが、10万枚程度の使用には耐え得るものの、近年の長寿命化を狙ったマシンにおいては50万枚程度の耐久性が要求されており、これらに使用した場合、現像性の劣ったトナー粒子が蓄積し残留し、その耐久性は十分なものではなかった。
特開昭51−3244号公報 特開昭54−72054号公報 特開昭58−129437号公報 特許第2763318号公報
本発明者らの検討によれば、粒径4〜5.04μmのトナー粒子が、潜像の輪郭を明確に再現し、かつ潜像全体への緻密なトナーの「のり」の主要なる機能をもつことが知見された。特に、感光体上の静電荷潜像においては電気力線の集中のため、輪郭たるエッジ部は内側より電界強度が高く、この部分に集まるトナー粒子の質によって画質の鮮鋭さが決まる。本発明者らの検討によれば4〜5.04μmのトナー粒子が画質の鮮鋭さの問題を解決するのに有効であることが判明した。また、現像剤の劣化を早めるトナー粒子は粒径4μm未満の粒子であり、その数を少なくすることが長寿命化達成の主要因であることが判明した。
かくして、本発明によれば、粒径4μm未満のトナー粒子がトナー粒子総個数の13個数%以下で含有し、粒径4〜6μmのトナー粒子がトナー粒子総個数の20個数%以上で含有し、粒径16μm以上のトナー粒子がトナー粒子総体積の2.0体積%以下で含有し、トナー粒子の体積平均粒径が4〜9μmであり、トナー粒子に少なくとも外添剤が添加されている静電荷像現像用トナーが提供される。
また、本発明は別の観点によれば、像担持体と、この像担持体に静電潜像を形成するための静電潜像形成手段と、現像剤を像担持体へ供給してトナー画像を形成するための現像剤供給手段と、転写材を像担持体の転写位置へ搬送する搬送手段と、前記転写位置においてトナー画像を像担持体から転写材に転写する転写手段とを備えてなり、前記現像剤が、前記静電荷像現像用トナーと磁性キャリアとを少なくとも有する二成分系現像剤からなる画像形成装置が提供される。
また、本発明はさらに別の観点によれば、像担持体に静電潜像を形成し、前記静電荷像現像用トナーと磁性キャリアとを少なくとも有する二成分系現像剤を像担持体に供給してトナー画像を形成し、このトナー画像を転写材に転写する画像形成方法が提供される。
本発明の静電荷像現像用トナー、それを用いた画像形成装置および画像形成方法によれば、以下の効果を奏する。
(1)画像濃度が高く、細線再現性、階調性の優れたトナー画像を形成することができる。すなわち、像担持体(感光体)上に形成された潜像の細線に至るまで、忠実に再現することが可能であり、網点およびデジタルのようなドット潜像の再現にも優れ階調性および解像性にすぐれた画像を形成することができる。
(2)長時間使用による性能の変化を抑制することができる。
(3)環境変動による性能の変化を抑制することができる。
(4)転写性に優れる。
(5)少ない消費量で、高い画像濃度を得ることができる。すなわち、高濃度の画像の場合でも、従来のトナーより少ないトナー消費量で良好な現像をおこなうことが可能であるため経済的であり、複写機またはプリンター本体の小型化にも有利である。
(6)デジタル画像信号による画像形成装置においても、解像性、階調性、細線再現性に優れたトナー画像を形成することができる。
本発明において「トナー」とは、外部磁場5000エルステッド(Oe)において飽和磁化が0〜10emu/gであるトナーを意味する。
本発明のトナーにおいて、上記(1)〜(6)のような効果が得られる理由は、以下のように推定される。
従来、当該分野において、粒径5μm以下のトナー粒子は、帯電量コントロールが困難であること、トナーの流動性を損ない、トナー飛散による機械汚染の成分となること、さらに、画像の「かぶり」を生ずる成分となること等の観点から、積極的に使用量を削減することが必要であると考えられていた。
しかしながら、本発明者らの検討によれば、このような現象は4μm未満のトナー粒子が引き起こしており4〜5μmのトナー粒子は高品質な画質を形成するための必須の成分であることが判明した。そこで、本発明のトナーにおいては、粒径4μm未満のトナー粒子をトナー粒子総個数の13個数%以下で含有するよう少なく設定したことを一つの特徴としている。
本発明者らの研究によれば、例えば、多数のトナー粒子が現像され易い大きな現像電位コントラストから、ハーフトーンへ、さらに、ごくわずかのトナー粒子しか現像されない小さな現像電位コントラストまで、感光体上の表面電位を変化させた潜像を形成し、粒径0.5〜30μmにわたる粒度分布を有するトナー粒子を有する二成分系現像剤を用いて現像し、感光体上の現像されたトナー粒子を集めてトナー粒度分布を測定したところ、粒径4〜8μmの範囲のトナー粒子が多いことが判明した。さらに、この粒径4〜8μmの粒度分布のうち、現像に適したトナー粒子は粒径が4〜6μm、さらに好ましくは4〜5.04μmの粒径を有するものであり、この範囲のトナー粒子であれば感光体上の潜像の現像に際して潜像からはみだすことなく忠実に付着し、細線に対しても再現性の優れたトナー画像が得られることを見出した。この粒径4〜6μm(好ましくは4〜5.04μm)のトナー粒子は、本発明においては、トナー粒子総個数の20〜40個数%であり、好ましくは20〜30個数%であり、この範囲において上記したように優れた再現性を示す。
本発明の静電荷像現像用トナーは、さらには、上述したように粒径4μm未満のトナー粒子がトナー粒子総個数の13個数%以下で含まれる。その理由としては、13個数%より多くなると、複写機またはプリンターにてコピーまたはプリントアウトをつづけてトナーが使われるに従い、有効なトナー粒子成分が減少して、本発明で示すところのトナー粒子の粒度分布のバランスが悪化し、画質がしだいに低下してくるためである。つまり、4μm未満と小粒径なトナー粒子ほどその帯電量が高くかつファンデアワールス力が増大し、キャリア表面に強固に付着して現像剤の中に蓄積していくと考えられ、このような微粒子トナーの割合がトナー粒子総個数の13個数%より多く含有すると、増加するに従って新たに補給されたトナー粒子はキャリアとの接触帯電する機会が失われてゆき、最終的には帯電量の弱いトナーとなって「かぶり」や飛散を生じ易くなる。なお、本発明のトナーにおいては、粒径4μm未満のトナー粒子が含有されなくてもよい。
また、本発明のトナーは、さらには粒径16μm以上のトナー粒子がトナー粒子総体積の2.0体積%以下で含まれ、好ましくは1.0体積%以下であり、さらに好ましくは0.5体積%以下である。2.0体積%より多いと、細線再現の妨げになるばかりでなく、転写において、感光体上に現像されたトナー粒子の薄層面に16μm以上の粗めのトナー粒子が突出して存在することで、トナー層を介して感光体と転写紙間の微妙な密着状態が不規則となって転写条件の変動を引き起こし、転写不良画像を発生する要因となる。なお、本発明のトナーにおいては、粒径16μm以上のトナー粒子が含有されなくてもよい。
また、本発明のトナーは、トナー粒子の体積平均粒径が4〜9μm、好ましくは4〜8μmであり、この値は先にのべた各構成要素と切りはなして考えることはできないものである。体積平均粒径4μm未満では、グラフィック画像などの画像面積比率の高い用途では、転写紙上のトナーののり量が少なく、画像濃度の低下という問題点が生じやすい。これは、先に述べた潜像におけるエッジ部よりも内側の濃度が下がる理由と同じ要因によると考えられる。一方、体積平均粒径が9μmを越えると、複写あるいはプリントアウトの初期は良くとも長期間使用すると解像度および画質の低下を発生し易くなる。
トナーの粒度分布は種々の方法によって測定できるが、本発明においては以下のように測定する。
測定装置としてはコールターカウンターTA−II型(コールター社製)を用い、個数分布、体積分布を出力するインターフェイス(日科機社製)およびパーソナルコンピュータ(シャープ社製)を接続し、電界液としては1級塩化ナトリウムを用いて1%NaCl水溶液を調製する。測定法としては前記電界水溶液100〜500ml中に分散剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンスルホン酸塩を0.1〜5ml加え、さらに測定試料を2〜20mg加える。試料を懸濁した電解液は超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行い、前記コールターカウンターTA−II型により、アパチャーとして100μmアパチャーを用いて、個数を基準として粒度分布を測定し、それから本発明に係わるところの値(個数%、体積%、体積平均粒径等)を求めることができる。
なお、上記測定方法は、コールター原理を用いたものである。コールター原理とは、電気抵抗法を利用した原理であり、粒子が感応領域を通過する際に生じる、2電極間の電気抵抗の変化を測定する。この電気抵抗は、粒子の体積に比例している。アパチャー(細孔)を通して流れる電解液の量は精密に制御されており、粒子の正確な体積から大きさと個数を測定することができる。なお、参考として、粒度分布の統計計算式を以下に示す。
Figure 2006126724
本発明のトナーに使用される結着樹脂としては下記のものが使用可能である。
例えば、ポリスチレン、ポリ−p−クロルスチレン、ポリビニルトルエンの如きスチレンおよびその置換体の単重合体;スチレン−p−クロルスチレン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビニルナフタリン共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体、スチレン−α−クロルメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルエチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン−アクリロニトリル−インデン共重合体の如きスチレン系共重合体;ポリ塩化ビニル、フエノール樹脂、天然変性フェノール樹脂、天然樹脂変性マレイン酸樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリ酢酸ビニル、シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン、ポリアミド樹脂、フラン樹脂、エポキシ樹脂、キシレン樹脂、ポリビニルブチラール、テルペン樹脂、クマロンインデン樹脂、石油系樹脂が使用できる。
オイルを殆ど塗布しない加熱加圧ローラ定着方式においては、トナー像支持体部材上のトナー像の一部がローラに転移するオフセット現象、およびトナー像支持部材に対するトナーの密着性が重要な問題である。より少ない熱エネルギーで定着するトナーは、通常保存中もしくは現像器中でブロッキングもしくはケーキングし易い性質があるので、同時にこれらの問題も考慮しなければならない。それゆえ、本発明のトナーにおいて、オイルを殆ど塗布しない加熱加圧ローラ定着方式を用いる場合には、結着樹脂の選択がより重要である。好ましい結着物質としては、架橋されたスチレン系共重合体もしくは架橋されたポリエステルが挙げられる。
スチレン系共重合体のスチレンモノマーに対するコモノマーとしては、例えば、アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸オクチル、アクリロニトリル、メタクリニトリル、アクリルアミドの如き二重結合を有するモノカルボン酸もしくはその置換体;例えば、マレイン酸、マレイン酸ブチル、マレイン酸メチル、マレイン酸ジメチルの如き二重結合を有するジカルボン酸およびその置換体;例えば塩化ビニル、酢酸ビニル、安息香酸ビニルの如きビニルエステル類;例えばエチレン、プロピレン、ブチレンの如きエチレン系オレフィン類;例えばビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトンの如きビニルケトン類:例えばビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソブチルエーテルの如きビニルエーテル類;の如きビニル単量体が単独もしくは2つ以上用いられる。
ここで架橋剤としては、主として2個以上の重合可能な二重結合を有する化合物が用いられ、例えば、ジビニルベンゼン、ジビニルナフタレンの如き芳香族ジビニル化合物;例えばエチレングリコールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、1,3−ブタンジオールジメタクリレートの如き二重結合を2個有するカルボン酸エステル;ジビニルアニリン、ジビニルエーテル、ジビニルスルフィド、ジビニルスルホンジビニル化合物;および3個以上のビニル基を有する化合物;が単独もしくは混合物として用いられる。架橋剤は、結着樹脂を基準にした場合、0.01〜10wt%(好ましくは0.05〜5wt%)を結着樹脂を合成時に使用することが、耐オフセット性及び定着性の点で好ましい。
離型剤としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチレン、ポリウレタンエラストマー、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、線状飽和ポリエステル、パラフインが挙げられる。
本発明のトナーは、マルチカラーまたはフルカラートナー画像形成用のトナーとしても有用である。
カラートナー画像形成の方法は、原稿からの光をトナーの色と補色の関係にある色分解光透過フィルターを通して光導電層上に静電潜像を形成する。次いで、現像、転写工程を経てトナーが支持体に保持される。次いで前述の工程を順次複数回行い、レジストレーションを合せつつ、同一支持体上にトナーが重ね合せられ、一回の定着によって最終のフルカラー画像が得られる。
トナーとして、イエローカラートナー、マゼンタカラートナーおよびシアンカラートナーが用いられ、場合により黒色トナーがさらに用いられる。本発明のトナーを非磁性カラートナーに適用してフルカラー画像形成用トナーとした場合には、混色性が優れた、光沢性のある良好なカラー画像を得ることができる。その際、バインダー樹脂としては、定着温度で低い粘度を示す非架橋のポリエステル樹脂を用いるのが混色性の点で好ましい。
本発明のトナーには荷電制御剤をトナー粒子に配合して用いることが好ましい。荷電制御剤によって、現像システムに応じた最適の荷電量コントロールが可能となり、特に本発明では粒度分布と荷電とのバランスをさらに安定したものとすることが可能であり、荷電制御剤を用いることで先に述べたところの粒径範囲毎による高画質化のための機能分離および相互補完性をより明確にすることができる。
正荷電制御剤としては、ニグロシンおよび脂肪酸金属塩による変成物;トリブチルベンジルアンモニウム−1−ヒドロキシ−4−ナフトスルフォン酸塩、テトラブチルアンモニウムテトラフルオロボレートの如き四級アンモニウム塩;ジブチルスズオキサイド、ジオクチルスズオキサイド、ジシクロヘキシルスズオキサイドの如きジオルガノスズオキサイド;ジブチルスズボレート、ジオクチルスズボレート、ジシクロヘキシルスズボレートの如きジオルガノスズボレートを単独であるいは2種類以上組合せて用いることができる。これらの中でも、ニグロシン系、四級アンモニウム塩の如き荷電制御剤が特に好ましく用いられる。
本発明に用いることのできる負荷電制御剤としては、例えば有機金属錯体、キレート化合物が有効で、その例としてはアルミニウムアセチルアセトナート、鉄(II)アセチルアセトナート、3,5−ジターシャリーブチルサリチル酸クロムがある。特にアセチルアセトン金属錯体(モノアルキル置換体及びジアルキル置換体を包含する)、サリチル酸系金属錯体(モノアルキル置換体及びジアルキル置換体を包含する)または塩が好ましく、特に有機金属錯体またはサリチル酸系金属塩が好ましい。
上述の荷電制御剤(結着樹脂としての作用を有しないもの)は、微粒子状として用いることが好ましい。この場合、この荷電制御剤の個数平均粒径は、具体的には、4μm以下(更には3μm以下)が好ましい。トナーに内添する場合は、このような荷電制御剤は、結着樹脂100重量部に対して0.1〜20重量部(更には0.2〜10重量部)用いることが好ましい。
本発明のトナーには、微粉末を外添剤として外添されるのが好ましい。この外添剤としては、シリカ微粉末、BET比表面積50〜400m2/gの酸化チタン微粉末(TiO2)あるいはシリカ微粉末と酸化チタン微粉末の混合粉体を用いることができる。中でも、シリカ微粉末が好ましい。
本発明の特徴とするような粒度分布を有するトナーでは、比表面積が従来のトナーより大きくなる。摩擦帯電のために、トナー粒子と、キャリアまたは内部に磁界発生手段を有した円筒状の導電性スリーブ表面と接触せしめた場合、従来のトナーよりトナー粒子表面とキャリアまたはスリーブとの接触回数は増大し、トナー粒子の摩耗やキャリアまたは/およびスリーブ表面の汚染が発生しやすくなる。本発明に係るトナーとシリカ微粉末を組み合せると、トナー粒子とキャリアまたはスリーブ表面の間に外添剤が介在し、それによって摩耗は著しく軽減される。この結果、トナーおよびキャリアまたは/およびスリーブが長寿命化すると共に、安定した帯電性も維持することができ、長期間の使用にも優れた性能を発揮できる一成分系現像剤またはトナーおよびキャリアを有する二成分系現像剤を提供することが可能となる。
さらに、本発明で主要な役割をする4〜6(好ましくは4〜5.04μm)の粒径を有するトナー粒子は、外添剤としてのシリカ微粉末の存在でより効果を発揮し、高画質な画像を安定して提供することができる。
シリカ微粉体としては、乾式法および湿式法で製造したシリカ微粉体をいずれも使用できるが、耐フィルミング性、耐久性の点からは乾式法によるシリカ微粉体を用いることが好ましい。ここで言う乾式法とは、例えばケイ素ハロゲン化合物の蒸気相酸化により生成するシリカ微粉体の製造法である。一方、本発明に用いられるシリカ微粉体を湿式法で製造する方法は、従来公知である種々の方法が適用できる。
本発明において、シリカ微粉体は、無水二酸化ケイ素(コロイダルシリカ);ケイ酸アルミニウム、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸亜鉛の如きケイ酸塩が適用できる。
上記シリカ微粉体のうちで、BET法で測定した窒素吸着による比表面積が30m2/g以上(特に50〜400m2/g)の範囲内のものが良好な結果を与える。この場合、比磁性トナー100重量部に対してシリカ微粉体0.01〜8重量部、好ましくは0.1〜5重量部使用するのが良い。
本発明のトナーを正荷電性トナーとして用いる場合には、トナーの摩耗防止、キャリア、スリーブ表面の汚損防止のために添加するシリカ微粉体としても、負荷電性であるよりは、正荷電性シリカ微粉体を用いた方が帯電安定性を損うこともない点で好ましい。
正帯電性シリカ微粉体を得る方法としては、上述した未処理のシリカ微粉体を、側鎖に窒素原子を少なくとも1つ以上有するオルガノ基を有するシリコーンオイルで処理する方法、あるいは窒素含有のシランカップリング剤で処理する方法、またはこの両者で処理する方法がある。
本発明において正電荷性シリカとは、ブローオフ法で測定した時に、鉄粉キャリアに対しプラスのトリボ電荷を有するものをいう。
シリカ微粉体の処理に用いる、側鎖に窒素原子を有するシリコーンオイルとしては、公知のもの全て使用可能である。上記シリコーンオイルは、シリカ微粉末を基準にして1〜50重量%、好ましくは5〜30重量%を使用するのが良い。
本発明で用いる含窒素シランカップリング剤としては、例えばアミノプロピルトリメトキシシラン、アミノプロピルトリエトキシシラン、ジメチルアミノプロピルトリメトキシシラン、ジエチルアミノプロピルトリメトキシシラン、ジプロピルアミノプロピルトリメトキシシラン、ジブチルアミノプロピルトリメトキシシラン、モノブチルアミノプロピルトリメトキシシラン、ジオクチルアミノプロピルトリメトキシシラン、ジブチルアミノプロピルジメトキシシラン、ジブチルアミノプロピルモノメトキシシラン、ジメチルアミノフェニルトリエトキシシラン、トリメトキシシリル−γ−プロピルフェニルアミン、トリメトキシシリル−γ−プロピルベンジルアミンが挙げられる。さらに、含窒素複素環としては前述の構造のものが使用でき、そのような化合物の例としては、トリメトキシシリル−γ−プロピルピペリジン、トリメトキシシリル−γ−プロピルモルホリン、トリメトキシシリル−γ−プロピルイミダゾールが挙げられる。上記シランカップリング剤は、シリカ微粉末を基準にして1〜50重量%、好ましくは5〜30重量%使用するのが良い。
これらの処理された正荷電性シリカ微粉体の適用量は、正荷電性トナー100重量部に対して、0.01〜8重量部のときに効果を発揮し、特に好ましくは0.1〜5重量部添加した時に優れた安定性を有する正の帯電性を示す。添加形態についての好ましい態様は、正荷電性トナー100重量部に対して、0.1〜3重量部の処理されたシリカ微粉体がトナー粒子表面に付着している状態にあるのが良い。前述した未処理のシリカ微粉体も、これと同様の適用量で用いることができる。
本発明に用いられるシリカ微粉体は、必要に応じてシランカップリング剤、疎水化の目的で有機ケイ素化合物などの処理剤で処理されていても良く、シリカ微粉体と反応あるいは物理吸着する上記処理剤で処理される。そのような処理剤としては、例えばヘキサメチルジシラザン、トリメチルシラン、トリメチルクロルシラン、トリメチルエトキシシラン、ジメチルジクロルシラン、メチルトリクロルシラン、アリルジメチルクロルシラン、アリルフェニルジクロルシラン、ベンジルジメチルクロルシラン、ブロムメチルジメチルクロルシラン、α−クロルエチルトリクロルシラン、β−クロルエチルトリクロルシラン、クロルメチルジメチルクロルシラン、トリオリガノシリルメルカプタン、トリメチルシリルメルカプタン、トリオルガノシリルアクリレート、ビニルジメチルアセトキシシラン、ジメチルエトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、ヘキサメチルジシロキサン、1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサン、1,3−ジフェニルテトラメチルジシロキサン、および1分子当り2〜12個のシロキサン単位を有し、末端に位置するSiに結合した水酸基を含有するジメチルポリシロキサンがある。処理剤は、これら1種あるいは2種以上の混合物で用いられる。上記処理剤は、シリカ微粉末を基準にして1〜40重量%を使用するのが好ましいが、最終処理シリカ微粉末が負荷電性を有するように留意しなければならない。
本発明において、フッ素含有重合体の微粉末(例えばポリテトラフルオロエチレン、ポリビニリデンフルオライドまたはテトラフルオロエチレン−ビニリデンフルオライド共重合体の微粉末)を添加することは好ましい。特に、ポリビニリデンフルオライド微粉末が流動性および研磨性の点で好ましい。トナーに対する添加量は0.01〜2.0重量%、特に0.02〜1.5重量%(さらに好ましくは、0.02〜1.0重量%)が好ましい。
特に、シリカ微粉末と上記フッ素含有重合体の微粉末と組み合わせたトナーにおいては、トナーに付着したシリカの存在状態を安定化せしめ、例えば、付着したシリカがトナーから遊離して、トナー摩耗やキャリア、スリーブ汚損への効果が減少するようなことがなくなり、かつ、帯電安定性をさらに増大することが可能である。
着色剤としては従来公知の染料および/または顔料が使用可能である。例えば、カーボンブラック、フタロシアニンブルー、ピーコックブルー、パーマネントレッド、レーキレッド、ローダミンレーキ、ハンザイエロー、パーマネントイエロー、ベンジジンイエロー等を使用することができる。その含有量としては、結着樹脂100重量部に対して0.1〜20重量部、好ましくは0.5〜20重量部、さらにトナー像を定着したOHPフィルムの透過性を良くするためには12重量部以下が好ましく、さらに好ましくは0.5〜9重量部である。
トナーには、必要に応じてその他の添加剤を使用しても良い。他の添加剤としては、ステアリン酸亜鉛の如き滑剤、あるいは酸化セリウム、炭化ケイ素の如き研磨剤あるいはコロイダルシリカ、酸化アルミニウムの如き流動性付与剤、ケーキング防止剤、あるいはカーボンブラック、酸化スズの如き導電性付与剤が挙げられる。例えば、カーボンブラック、酸化スズの如き導電性付与剤を0.1〜5重量%添加すると、スリーブ上での過度の帯電を抑え、安定した荷電状態を維持できる。平均粒径0.05〜3μm、好ましくは0.1〜1μmの球状微粒子樹脂粉の添加も同様の効果を得ることができ、画質の鮮鋭さを増すのに有効である。添加量は0.01〜10重量%、好ましくは0.05〜5重量%、さらに好ましくは0.05〜2重量%が良い。トナーに対して、逆極性の球状微粒子樹脂粉が逆帯電性または弱同極性帯電であることが好ましい。
球状微粒子樹脂粉は、ビニル系重合体または共重合体から形成されていることが好ましく、特に、メタクリル酸アルキルエステル共重合体または共重合体が好ましい。
熱ロール定着時の離型性を良くする目的で低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、マイクロクリスタリンワックス、カルナバワックス、サゾールワックス、パラフインワックスの如きワックス状物質を0.5〜5重量%トナーに加えることも本発明の好ましい形態の1つである。
本発明に使用し得るキャリアとしては、例えば鉄粉、フェライト粉、ニッケル粉の如き磁性を有する粉体及びこれらの表面を樹脂で処理したもの、ガラスビーズまたは非磁性金属酸化物粒子及びこれらの表面を樹脂で処理したものが挙げられる。この場合、トナー10重量部に対して、キャリア10〜1000重量部(好ましくは30〜500重量部)使用するのが良い。磁性キャリア(以下、「磁性粒子」ともいう)の粒径としては体積平均粒径30〜100μmのものが小粒径トナーとのマッチングにおいて好ましい。
本発明に係る静電荷像現像用トナーを作製するにはビニル系、非ビニル系の熱可塑性樹脂、必要に応じて着色剤としての顔料又は染料、荷電制御剤、その他の添加剤をボールミルの如き混合機により充分混合してから、加熱ロール、ニーダー、エクストルーダーの如き熱混練機を用いて熔融、捏和及び練肉して樹脂類を互いに相溶せしめ、その中に顔料又は染料を分散又は溶解せしめ、冷却固化後、粉砕及び厳密な分級をおこなって本発明に係るところのトナーを得ることができる。
本発明の二成分系現像剤は、非磁性トナーと磁性粒子を用い、二成分系の画像形成方法に用いることができる。以下、この二成分系現像剤を用いる本発明の画像形成装置並びに画像形成方法を図1および2を参照しながら説明する。
<画像形成装置>
図1は本発明の画像形成装置の実施の形態を示す全体構成の説明図であり、図2は図1の要部拡大図である。
この画像形成装置100は、後述の画像読取装置Fにて読み込まれた画像や、画像形成装置100に外部から接続された機器(例えばパーソナルコンピュータなどの画像処理装置)からのデータを画像として記録出力するものである。
画像形成装置100には、像担持体としての感光体ドラム3を中心に、画像形成プロセスの各機能を担う各プロセスユニットが配置されこれらにより画像形成部が形成されている。感光体ドラム3の周囲には、帯電手段5、光走査ユニット11、現像ユニット2、転写手段6、クリーニングユニット4および除電ランプ12等が配置されている。
帯電手段5は、感光体ドラム3の表面を均一に帯電させるものである。光走査ユニット11は、均一に帯電された感光体ドラム3上に光像を走査して静電潜像を書き込むものである。現像ユニット2は、光走査ユニット11により書き込まれた静電潜像を現像剤補給容器7から供給される現像剤、すなわち本発明のトナーおよび磁性キャリアを有する二成分系現像剤により顕像化するものである。転写手段6は、感光体ドラム3上に顕像化された画像を記録材(転写材)上に転写するものである。クリーニングユニット4は、感光体ドラム3上に残留した現像剤を除去して感光体ドラム3上に新たな画像を記録することを可能にするものである。除電ランプ12は、感光体ドラム3表面の電荷を除去するものである。
画像形成装置100の下部には、画像形成装置100本体内に内装された供給トレイ10を有する記録材供給部aが配置されている。
供給トレイ10は、記録材(シート)を収容する記録材収容トレイである。供給トレイ10に収容されたシートは、ピックアップローラ16等により1枚ずつ分離され、レジストローラ14まで搬送され、レジストローラ14により感光体ドラム3に形成された画像とのタイミングが計られ、転写手段6と感光体ドラム3との間に順次供給される。そして感光体ドラム3上に記録再現された画像はシート上に転写される。なお、供給トレイ10へのシートの補給は、画像形成装置100の正面側(操作側)に、供給トレイ10を引き出して行なう。
画像形成装置100の下面には、周辺装置として準備されている多段の記録材供給トレイを有する記録材供給装置Aおよび大量のシートを収容可能とした記録材供給装置B等から送られてくるシートを受け入れ、画像形成部に向かってシートを順次供給するためのシート受口20および拡張記録材受け入れ部21が設けられている。
画像形成装置100内の上部には、定着装置8が配置されている。定着装置8は、画像が転写されたシートを順次受け入れて、定着ローラ81と加圧ローラ82等により、熱と圧力によりシート上に転写された現像画像を定着するものである。これにより、シート上に画像が記録される。
画像が記録されたシートは、搬送ローラ25によりさらに上方搬送され、切換えゲート9を通過する。そして、シートの排出トレイが画像形成装置100の外装に備えられた積載トレイ15に設定されている場合は、反転ローラ26により積載トレイ15に排出される。一方、両面画像形成や後処理が指定されている場合には、一旦反転ローラ26により積載トレイ15に向けてシートを排出する。なお、この場合には、シートを完全に排出せず、シートを狭持させたまま反転ローラ26を逆転させる。そして、上記シートを逆方向、つまり両面画像形成や後処理の為に選択的に装着されている記録材再供給搬送装置や後処理装置の装着されている方向に、反転搬送する。
このとき、切換えゲート9は、図2の実線の状態から破線の状態に切換えられる。両面画像形成を行なう場合は、反転搬送されたシートは、記録材再供給搬送装置を通り、再び画像形成装置100に供給される。後処理が成される場合は、記録材再搬送装置から別の切換えゲートにて、中継搬送装置を介して、後処理装置に搬送され、後処理が成されるようになっている。
光走査ユニット11の上下空間部には、画像形成プロセスを制御する回路基板及び外部機器からの画像データを受け入れるインターフェイス基板等を収容する制御部110、およびこれら各種の上記インターフェイス基板ならびに各上記画像形成プロセスユニットに対して電力を供給する電源装置111等が配置されている。
<記録材供給装置A>
図1に示すように、記録材供給装置Aは、記録材供給部b、c、dと記録材排出部eとにより構成されている。上記記録材供給部b〜dはシートを収容している。記録材供給装置Aは、使用者よって選択されたシートを収容した記録材供給部b〜dを選択的に動作させると共に、該記録材供給部b〜dに収容されたシートを、上記記録材排出部eに向かって分離供給するものである。また、記録材供給装置Aは、画像形成装置100を載置するデスク機能を有するユニットでもあり、画像形成装置100に着脱自在となっている。
記録材供給装置Aによってシートが供給されると、該シートは、画像形成装置100の下部に設けられたシート受口20へ受け渡された後、画像形成部へ至る。
記録材供給部b〜dにシートを補給する場合、あるいは記録材供給部b〜dに収容されているシートを交換する場合には、記録材供給装置A本体の前面方向(使用者の立ち位置側)に記録材供給部a〜c内の供給トレーを引き出して行なう。なお、本実施の形態では、記録材供給装置Aは3つの記録材供給部b〜dにより構成されているが、1つもしくは4つ以上の記録材供給部と記録材排出部とにより構成されていてもよい。
<記録材供給装置B>
図1に示すように、記録材供給装置Bは、記録材供給部fにより構成されている。記録材供給部fはシートを収容している。記録材供給装置Bは、記録材供給を動作させるとともに、記録材供給部fに収容されたシートを、記録材供給装置Bの右側面上部に設けられた記録材排出部gに向かって分離供給するものである。記録材供給装置Bは、上記記録材供給部a〜dに収容されるシートの量よりも大量のシートを収容することができる。
記録材供給装置Bによってシートが供給されると、該シートは、画像形成装置100の左側面下部に設けられた拡張記録材受け入れ部21へと受け渡された後、画像形成部へ至る。
<中継搬送装置C>
図1に示すように、中継搬送装置Cは、シートを後処理装置Dに搬送するものである。中継搬送装置Cは、画像形成装置100に対して記録材再供給搬送装置Eを介して、後処理装置Dに装着されている。
中継搬送装置Cは、後処理装置D、または画像形成装置100と後処理装置Dとを連結するための連結部材(第1位置決め部材)、または後処理装置Dなどに備えられた回動支点を中心に、中継搬送装置C全体が回動可能となるよう支持されている。
<後処理装置D>
図1に示すように、後処理装置Dは、画像形成システムの左側に配置されており、第1の記録材排出部hと第2の記録材排出部iとを備えている。第1の記録材排出部hは、画像形成装置100から排出された画像が形成されたシートを、後処理装置Dの側面上部に設けられた受け取り搬送部jによって受け取り、シートがそのままの状態で排出される排出部である。第2の記録材排出部iは、ステープル、パンチ等選択的に装着される後処理手段により後処理が成されたシートが排出される排出部である。
なお、ここでは図示しないが、後処理装置Dは、所定枚数のシートに対してステープル処理を施す機能を有する後処理装置、あるいはB4、A3などのシートの紙折りする機能を有する後処理装置、あるいはファイリング用の穴をあける機能を有する後処理装置、あるいはソートや仕分けを行うために数ビン〜数10ビンの記録材排出部を有する後処理装置等があり、何れの後処理装置を選択してもよい。
<記録材再供給搬送装置E>
図1に示すように、記録材再供給搬送装置Eは、画像形成装置100の左側側面に取り付けられ、定着装置8から排出された画像が形成された記録材を画像記録装置100上部の排紙部の反転ローラ26を用いて反転搬送して、記録材の表裏を反転した上で、再度、画像記録装置100の画像形成部の感光体ドラム3と転写手段6との間(転写部)に向かって供給するための記録材搬送経路ユニットである。
<画像読取装置F>
図1に示すように、画像読取装置Fは、透明な原稿載置台(図示せず)上にセットされた原稿の画像を露光走査して光電変換素子上に結像し、原稿画像を電気的信号に変換した上で画像データとして出力するものである。また、該画像読取装置Fは、その上に設置された自動原稿搬送装置Gにて自動原稿搬送経路にそって原稿を搬送する過程において、原稿の下方および上方から、原稿画像を同時に走査して読み取るように構成されている。原稿面の下方からは、通常原稿台下面を走査移動する移動走査光学系が、原稿搬送経路の所定の位置に停止した状態で光電変換素子であるCCDまで光像を導き原稿画像を読み取る構成となっている。また、原稿の両面を同時に読み取る場合は、原稿面の上面に対して原稿を露光する光源、光像を光電変換素子まで導く光学レンズ、光像を画像データに変換する光電変換素子などから一体的に構成される密着イメージセンサ(CIS)を自動原稿搬送装置に装着することにより、同時に原稿の両面を読み取る構成となっている。
本発明の画像形成装置100およびその周辺装置A〜Gは以上のように構成されており、両面原稿の読み取りモードが設定された場合、自動原稿搬送装置Gの供給部にセットされた原稿が順次搬送され、画像がほぼ同時に読み取られる。
画像読取装置Fは、自動読取モードと、手動読取モードとを備えている。自動読取モードは、シート物の原稿を、自動原稿搬送装置Gにより自動的に供給して1枚ずつ順次露光走査して原稿画像を読み取る方式である。手動読取モードは、ブック物の原稿、もしくは自動原稿搬送装置Gにより自動供給が不可能なシート物の原稿をマニュアル操作によりセットして原稿画像を読み取る方式である。
以下、実施例により本発明をさらに説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
表1に、実施例1〜3および比較例1〜6のトナーのトナー特性、実機評価結果並びにそれらの各種条件を示した。
Figure 2006126724
(濃度評価)
画像の濃度値は、直径55mmの黒円を含む原稿を用いて3枚複写し、得られたコピーサンプルの黒部をマクベス濃度計にて測定し、それらを平均した値である。この数値が高いほど濃度が高いことを示す。濃度値を下記のように5段階で評価した。
評価: 濃度値
5: 1.4以上
4: 1.3〜1.4
3: 1.2〜1.3
2: 1.0〜1.2
1: 1.0以下
(かぶり評価)
A4サイズの白紙を予め白度計(ハンター白度計、日本電色工業社製)にて白度を測定し、その値を第1測定値とする。次に、直径55mmの白円を含む原稿を用いて、3枚複写し、得られたコピーサンプルの白部を前記白度計にて測定し、この値を第2測定値とする。第2測定値の値を第1測定値から差し引いた値を「かぶり」の値とする。この数値が高い程かぶりが多いことを示す。
評価: かぶり値
5: 0.4以下
4: 0.6〜0.4
3: 0.8〜0.6
2: 1.0〜0.8
1: 1.0以上
(細線再現性の評価)
直径5mmの画像濃度0.3(ハーフトーン)のオリジナル画像のコピー画像を画像濃度0.3〜0.5で複写できる条件において、正確に幅100μmとした細線のオリジナル原稿を複写したコピー画像を測定用サンプルとし、測定装置としてルーゼックス450粒子アナライザーを用いて、拡大したモニター画像からインジケーターによって線幅の測定を行った。このとき、線幅の測定位置はトナーの細線画像の幅方向に凹凸があるため、凹凸の平均的線幅をもって測定点とした。そして、複写物の線幅測定値を原稿線幅で除して100倍したものを細線再現性の値(%)とした。この値が100%に近いもの程、細線再現性が良いことを示す。
評価: 細線再現性の値(%)
5: 100〜105未満
4: 105〜115未満
3: 115〜125未満
2: 125〜135未満
1: 135以上
(解像性の評価)
線幅および間隔の等しい5本の細線よりなるパターンで、1mmの間にR=2.8、3.2、3.6、4.0、4.5、5.0、5.6、6.3、7.1または8.0本/mmあるように描かれているオリジナル画像をつくる。ここで、Rは解像力を意味し、R=1/2d(d:細線の幅)で表される。この10種類の線画像を有するオリジナル原稿を適正なる複写条件でコピーした画像を、拡大鏡にて観察し、細線間が明確に分離している画像の本数(本/mm)をもって解像力の値とした。この値が大きい程、解像力が高いことを示す。
評価: 画像の本数(本/mm)
5: 7.1、8.0
4: 5.6、6.3
3: 4.5、5.0
2: 3.6、4.0
1: 3.2以下
(トナー消費量の評価)
トナー消費量は、実機での5000枚の連続コピーにて使用したトナー量を実測により求めた。
評価: トナー消費量
5: 80g未満
4: 80〜100g未満
3: 100〜120g未満
2: 120g以上140g未満
1: 140g以上
(総合評価)
実機評価結果における各項目の評価値の平均値を総合評価とした。平均値が4以上でかつ最低評価項目が1つもないものを合格と判断した。
以下、実施例1〜3および比較例1〜6のその他の成分および製造過程について説明する。
(実施例1〜3および比較例1〜6)
架橋ポリエステル樹脂(THF不溶分30重量%) 100重量部
カーボンブラック 10重量部
(三菱化学製 #44 粒子径24nm)
荷電制御剤 4重量部
(ボントロンS−34 オリエント化学製)
ワックス 3重量部
(ハイワックス4051E 三井化学製)
上記の割合で計量された原料50kgをヘンシェルミキサーにて、羽根回転数400rpm、処理時間5分の条件で混合し、得られた混合物をエクストルーダー(池貝鉄工PCM−65)にて溶融混練を行った。運転条件は、シリンダー設定温度100℃、バレル回転数300rpm、原料供給速度100kg/Hであった。得られたトナー混練物を冷却ベルトにて冷却後、φ3mmのスクリーンを有するスピードミルにて粗粉砕した。次に、この粗砕物を流動床式気流粉砕機(三井鉱山製)にて粉砕し、さらにローター式分級機(三井鉱山製)にて微粉、粗粉をカットし平均粒径(D50)が6.7μmのトナーとした。
得られたトナーを前述の如く100μmのアパチャーを具備するコールターカウンターTA II型を用いて測定した。
得られた黒色微粉体のトナー100重量部に疎水性乾式シリカ(BET比表面積200m2/g)0.5重量部を加え、ヘンシェルミキサーで混合し、さらにこのトナー外添品4重量部と、フェライトキャリア(体積平均粒径95μm)96重量部を混合して、負帯電性の二成分非磁性現像剤とした。
このトナーの粒度分布および諸特性は表1に示すとおりである。
調製した二成分現像剤をAR−620(シャープ株式会社製)にセットし、初期(1回後)のトナー画像と、50万回連続して行った後のトナー画像を得る画出しテストを行った。
表1から、本発明のトナー特性を満たす実施例1〜3では総合評価がいずれも4以上であり、画像の高濃度、かぶり防止、細線再現性、解像性およびトナー消費量の低減に優れたトナーであることが分かる。一方、本発明のトナー特性を満たさない比較例1〜6では総合評価が4に達しておらず、画像濃度、かぶり、細線再現性、解像性およびトナー消費量のいずれかに問題が残ることが分かる。
本発明は、複写機あるいはプリンターに適用することができる。
本発明の画像形成装置の実施の形態を示す全体構成の説明図である。 図1の要部拡大図である。
符号の説明
2 現像ユニット
3 感光体ドラム
4 クリーニングユニット
5 帯電手段
6 転写手段
11 光走査ユニット
12 除電ランプ
100 画像形成装置
A、B 記録材供給装置
C 中継搬送装置
D 後処理装置
E 記録材再供給搬送装置
F 画像読取装置
G 自動原稿搬送装置
a〜d、f 記録材供給部
e、g 記録材排出部
h 第1の記録材排出部
i 第2の記録材排出部
j 受け取り搬送部

Claims (6)

  1. 粒径4μm未満のトナー粒子がトナー粒子総個数の13個数%以下で含有し、粒径4〜6μmのトナー粒子がトナー粒子総個数の20個数%以上で含有し、粒径16μm以上のトナー粒子がトナー粒子総体積の2.0体積%以下で含有し、トナー粒子の体積平均粒径が4〜9μmであり、トナー粒子に少なくとも外添剤が添加されていることを特徴とする静電荷像現像用トナー。
  2. 粒径4μm未満のトナー粒子がトナー粒子総個数の10個数%以下で含有し、粒径4〜5.04μmのトナー粒子がトナー粒子総個数の25個数%以上で含有し、粒径16μm以上のトナー粒子がトナー粒子総体積の0.5体積%以下で含有し、トナー粒子の体積平均粒径が6.7〜7.7μmである請求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
  3. 外添剤が、平均粒径4μm以下のシリカ微粉末であり、トナー粒子100重量部に対して0.01〜8重量部外添されている請求項1または2に記載の静電荷像現像用トナー。
  4. 像担持体と、この像担持体に静電潜像を形成するための静電潜像形成手段と、現像剤を像担持体へ供給してトナー画像を形成するための現像剤供給手段と、転写材を像担持体の転写位置へ搬送する搬送手段と、前記転写位置においてトナー画像を像担持体から転写材に転写する転写手段とを備えてなり、
    前記現像剤が、請求項1〜3のいずれか1つに記載の静電荷像現像用トナーと磁性キャリアとを少なくとも有する二成分系現像剤からなることを特徴とする画像形成装置。
  5. 二成分系現像剤において、磁性キャリアは、体積平均粒径30〜100μmであり、トナー10重量部に対して10〜1000重量部含有する請求項4に記載の画像成形装置。
  6. 像担持体に静電潜像を形成し、請求項1〜3のいずれか1つに記載の静電荷像現像用トナーと磁性キャリアとを少なくとも有する二成分系現像剤を像担持体に供給してトナー画像を形成し、このトナー画像を転写材に転写することを特徴とする画像形成方法。
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