JP2006126611A - 撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数のLEDを用いてAF補助光を発光させるにあたって放射電力量の適正化を図ることができる撮影装置を提供する。
【解決手段】 複数のLED160a〜168aを反射鏡161とともに配備して補助光発光部を構成する。TTL測光により得られたAE情報からAF補助光の発光が必要な場合には、輝度に応じた個数のLEDをAF補助光として発光させる。また、ズーミング操作により望遠が設定されていた場合には、中央の5つのLED(図3(d)参照)を発光させるようなことを行なう。
【選択図】 図3

Description

本発明は、撮像素子を備え、その撮像素子上に被写体像を形成して画像信号を生成する撮影装置に関する。
撮影補助光を発光させるために用いられる発光管としてはキセノン管が有名であるが、最近、このキセノン管に代わるものとして複数の発光体たとえばLEDを用いてキセノン管と同じ程度の電力を持つ発光部を構成しようという動きがある(例えば特許文献1参照)。
ところで、近年においては、自動的にピント調整を行なう、いわゆるオートフォーカス(以降AFという)機能を備えた撮影装置が多い。そのAF機能を備えた撮影装置の中には、撮影レンズを通してピント調整を行なう、いわゆるTTL(thru the lens)測距を行なうものもある。TTL測距においては、ピント調整用の光学部材を含む撮影光学系により撮像素子上に被写体像を結像し、撮影に先立って調整用の画像信号を生成して調整用の画像信号に基づいてピント調整が行なわれる。
このTTL測距を行なう場合には、被写体の輝度が暗いと被写体と背景との間のコントラストをうまく検出することができずに正確な測距が行なえないので、被写体輝度が暗い場合にはAF補助光を被写体に向けて発光して被写体コントラストを得て精度の良い測距を行なうようにしているものもある。この場合にはさほど電力が必要ないので、低電力で駆動することができるLEDがよく用いられている。
上記特許文献1のものでは、撮影補助光発光用に配備してある複数のLEDをそのAF補助光としても用いて活用を図ろうとしている。
また、近年の撮影装置では、被写体輝度が暗い場合にはAF補助光の他、様々な光(たとえば赤目発光等)を発光することによりうまく撮影が行なえなるような工夫が凝らされている。LEDのような発光体を用いると、キセノン管よりも発光に係る制御が行い易く、また応答性の良い発光部が構成される。今後、青色LEDの出現により白色の発光が可能となったLEDの高電力化が進むことが予想され、キセノン管の代替部品として複数のLEDを用いることができるようになることも充分に考えられる。
しかしながら、高電力化が達成された、複数のLEDが撮影装置内に配備されたとして特許文献1の技術を用いて如何なる場合においてもすべてのLEDを発光させるようにしてしまうと、必要以上の電力放射、つまり無駄な電力放射が行なわれてしまう。
特開2001−215579号公報
本発明は、上記事情に鑑み、複数のLEDを用いてAF補助光等を発光させるにあたって放射電力量の適正化を図ることができる撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の第1の撮影装置は、ピント調整用の光学部材を含む撮影光学系により撮像素子上に被写体像を結像し、撮影に先立って調整用の画像信号を生成して該調整用の画像信号に基づいて被写界輝度検出およびコントラストを検知してピント調整を行なうとともに、撮影操作に応じて記録用の画像信号を生成して記録する撮影装置において、
被写体に向けて光を発する複数の発光体と、
補助光撮影時に発光体を発光させるとともに、ピント調整時に、被写界輝度に応じた個数の発光体を発光させる発光制御部とを備えたことを特徴とする。
上記本発明の第1の撮影装置によれば、上記発光制御部は、補助光撮影時に、1個の発光体を発光させたときの電力放射量を下限とし、またすべての発光体を発光させたときの電力放射量を上限として、その下限からその上限までの間の電力放射量を選んで発光を行なわせることができる。その結果、上記発光制御部の制御の基に被写界輝度に応じた個数の発光体例えばLEDからその個数により放射電力量が調整された撮影補助光等が発光され、AF補助光の発光においても無駄な電力放射が抑制され適正な放射電力量での電力放射が行なわれるようになる。
また、上記課題を達成する本発明の第2の撮影装置は、ピント調整用の光学部材を含む撮影光学系により撮像素子上に被写体像を結像し、撮影に先立って調整用の画像信号を生成してその調整用の画像信号に基づいて被写界輝度検出およびピント調整を行なうとともに、撮影操作に応じて記録用の画像信号を生成して記録する撮影装置において、
被写体に向けて光を発する複数の発光体と、
補助光撮影時に発光体を発光させるとともに、ピント調整時に、コントラストに応じた個数の発光体を発光させる発光制御部とを備えたことを特徴とする。
上記本発明の第2の撮影装置によれば、上記発光制御部の制御の基に、ピント調整時に、コントラストに応じた個数の発光体例えばLEDから放射電力量が調整されたAF補助光が発光される。そうすると、TTL測距中に被写体と背景との間のコントラストを与えるだけの放射電力量でAF補助光を発光させることができる。つまり、AF補助光の放射電力量の適正化が的確に図られる。
また、上記課題を達成する本発明の第3の撮影装置は、上記撮像素子で得られた調整用画像信号に基づくコントラスト検出によるピント調整に先立って、被写体からの概略距離を検出する外部オートフォーカスセンサと、
補助光撮影時に、発光体を発光させるとともに、コントラスト検知によるピント調整時に、上記外部オートフォーカスセンサで検出された被写体までの概略距離に応じた個数の発光体を発光させる発光制御部とを備えたことを特徴とする。
上記第3の撮影装置によれば、上記発光制御部に制御され上記外部オートフォーカスセンサによって検出された概略距離に応じた個数の発光体例えばLEDから放射電力量が調整されたAF補助光が発光される。そうすると、被写体距離に応じて発光体の個数が調整されAF補助光の放射電力量の適正化が図られる。
また、上記課題を達成する本発明の第4の撮影装置は、
撮影光学系により撮像素子上に被写体像を結像して画像信号を生成する、ズーミング機能を備えた撮影装置において、
被写体に向けて光を発する複数の発光体と、
補助光撮影時に、前記ズーミング機能により調整された画角に応じた個数の発光体を発光させる発光制御部とを備えたことを特徴とする。
上記第1の撮影装置から第3の撮影装置までのものは、輝度および被写体距離に応じたものであったが、ズーミング機能によって撮影画角が変更自在な撮影装置も多い。
上記第4の撮影装置によれば、上記発光制御部に制御され上記ズーミング機能により調整されている画角に応じた個数の発光体たとえばLEDから撮影補助光が発光される。
この場合には、広角レンジをカバーするように複数の発光体それぞれの配置、あるいは向き、配先などを調整しておいてすべての発光体を発光させると広角レンジがカバーされ、一部を発光させると望遠レンジがカバーされるような放射パターンを形成するようにしておくと良い。そうすると、画角に応じて放射電力量の適正化が図られる。
さらに上記課題を達成する本発明の第5の撮影装置は、撮影光学系により撮像素子上に被写体像を結像して画像信号を生成する撮影装置において、
被写体に向けて光を発する複数の発光体と、
補助光撮影時に前記発光体を発光させるとともに、該補助光撮影に先立って赤目防止用に一部の発光体を発光させる発光制御部とを備えたことを特徴とする。
上記課題を達成する本発明の第5の撮影装置によれば、赤目防止用としても上記発光体例えばLEDが活用される。このときにも複数ある発光体の中の一部の発光体から、被写体である人物の目が赤目になって撮影されることが防止される程度の電力量に放射電力が調整されて赤目防止用の光が放射されるようになる。
以上、説明したように、複数のLEDを用いてAF補助光、赤目発光、撮影補助光等を発光させるにあたって放射電力量の適正化を図ることができる撮影装置が実現される。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の撮影装置の一実施形態であるデジタルカメラを示す図である。
図1に本発明の一実施形態であるデジタルカメラの構成斜視図である。
図1に示すデジタルカメラ100は、ピント調整用の光学部材例えばフォーカスレンズを含む撮影光学系により撮像素子上に被写体像を結像して画像信号を生成するものである。
図1に示すように、本実施形態のデジタルカメラ100のカメラボディ中央にはレンズ鏡胴が配備されている。そのレンズ鏡胴170に上記フォーカスレンズを含む撮影光学系が内蔵されており、その撮影光学系を通してデジタルカメラ100内部に配備されているCCD固体撮像素子(以降CCDという)まで被写体の像が導かれるようになっている。また、レンズ鏡胴170上方にはファインダ105や窓枠にプロテクタ160が嵌め込まれている閃光発光窓が配備されている。
このデジタルカメラ1では、デジタルカメラ1内部のCCDでスルー画や撮影画像を表す画像信号が生成される他、CCDで得られた画像信号に基づいてTTL測距やTTL測光が行われて被写体距離や被写体輝度が検出されるようになっている。
本実施形態のデジタルカメラ100が有する、カメラボディ上面にあるレリーズ釦102が半押しと全押しの2つの操作態様を有しているので、半押し時に上記TTL測距を行なって合焦位置を検出してフォーカスレンズを合焦位置に配置し、TTL測光に基づいて絞り1112の開口が調節された後、全押し操作に応じてCCDに露光を行なわせるようにしている。
図2は、図1のデジタルカメラ100の内部に配備された信号処理部の構成ブロック図である。
図2を参照してデジタルカメラ100内にある信号処理部の構成を説明する。
図2はデジタルカメラ100の内部に配備された信号処理部の構成ブロック図である。
本実施形態のデジタルカメラ100ではすべての処理がメインCPU110によって制御されていて、このメインCPU110の入力部には図1(b)に示した操作部の各種スイッチ群101からの操作信号がそれぞれ供給されている。メインCPU110はEEPROM110aを有しており、このEEPROM110aの中にはデジタルカメラ100として動作するために必要なプログラムが書き込まれている。このような構成を持つデジタルカメラの電源スイッチ101aが投入されると、EEPROM内のプログラムの手順にしたがってCPU110によりこのデジタルカメラ全体の動作が制御される。
まず画像信号の流れを、図3を参照して説明する。
スイッチ群101の中の電源スイッチ101a(図1参照)が投入されたら、メインCPU110により電源スイッチ101aが投入されたことが検知され、電源130からメインCPU110,測光測距CPU120などの各ブロックに電力が供給される。電源130が投入されたときにスイッチ群101の中のモードレバー101eが撮影側に切り替えられていた場合には、まずCCD110に結像された被写体像が画像信号として所定の間隔ごとに間引かれて出力され、その出力された画像信号に基づく被写体像が画像表示LCDのLCDパネル150上に表示される。このCCD112にはクロックジェネレータ(以下、CGという)1121からタイミング信号が供給されており、このタイミング信号によって所定の間隔ごとに、画像信号が間引かれて出力される。このCG1121はCPU110からの指示に基づいてタイミング信号を出力しており、そのタイミング信号は、CCD112の他、後段のA/D部113、およびホワイトバランス調整・γ処理部114にも供給されている。したがって、CCD112、A/D部113、ホワイトバランス・γ処理部114ではそのタイミング信号に同期して順序良く画像信号の処理が流れるように行なわれる。
このようにCPU110の指示に応じてCG1121から出力されるタイミング信号に同期してA/D部113でデジタルの画像信号に変換され、またホワイトバランスγ処理部114でホワイトバランス調整やγ補正が所定の間隔ごとに行なわれていくときには、それらの画像信号の流れをうまく調整する必要があるので、後段にバッファメモリ115を設けて、そのバッファメモリ115によって所定の間隔ごとに画像信号をYC処理部116に転送していくタイミングを調整している。そのバッファメモリ115からは古い時刻に記憶された画像信号から先にYC処理部116へ転送される。そのYC処理部116に転送された画像信号は、YC処理部116でRGB信号からYC信号に変換され、その後バス121を介してその変換されたYC信号が画像表示LCD15側に供給される。この画像表示LCD15の前段にはYC信号をRGB信号に変換するYC→RGB変換部151があり、このYC→RGB変換部151でYC信号が再びRGB信号に変換され、その変換されたRGB信号がドライバ152を経由して画像表示LCD15に供給される。この供給されたRGB信号に基づいて画像表示LCD15のLCDパネル150上に被写体像の画像表示が行なわれる。前述したCG1121から出力されるタイミング信号に同期してCCD112、A/D部113、WB/γ補正部114が動作して、所定の間隔ごとにCCD112で生成された画像信号が処理されている訳であるから、この画像表示LCD15の表示パネル150上には撮影レンズが向けられた方向の被写体が被写体像として常に表示され続ける。この表示され続けている被写体像を視認しながら、シャッタチャンスにレリーズ釦102が押されると、レリーズ釦102の押下タイミングを起点として所定の時間を経た後、CCD112に結像された画像信号すべてがRGB信号となって出力される。このRGB信号はYC処理部116でYC信号に変換されてさらに圧縮・伸張部117でYC信号が圧縮され、その圧縮された画像信号がメモリカード119に記録される。この圧縮・伸張部117では静止画についてはJPEG規格に準拠した圧縮方法で圧縮が行なわれてメモリカード119に画像信号が記録される。ヘッダ部には圧縮情報や撮影情報などが書き込まれており、このデジタルカメラ100のモードレバー101eが再生側に切り替えられたら、メモリカード119からそのファイルのヘッダがまず読み出され、そのヘッダ内の圧縮情報に基づいてファイル内の圧縮画像信号が伸張されて画像信号が元に復元された後、その画像信号に基づく被写体像が画像表示LCD15のLCDパネル150上に表示される。
また、この実施形態のデジタルカメラ100には、メインCPU110の他に焦点調整および露出調整を行なうための測光・測距CPU120が設けられており、この測光・測距CPU120によって撮影光学系のフォーカスレンズ1110の位置制御や絞り1112の切り替え制御が行なわれている。
メインCPU110は、その測光・測距CPU120にフォーカスレンズ1110の位置制御を行なわせるにあたってTTL測距の測距結果を測光・測距CPU120へ通知することによって、測光・測距CPU120にフォーカスレンズ1110を合焦位置に駆動させている。また測光値によっては補助光発光が必要になる場合もあるため、TTL測光の測光結果を測光・測距CPU120へ通知することによって、測光・測距CPU120にその測光結果に応じた光量になる電力に応じた個数のLEDを発光させている。この例においては、図2に示すように9つのLED160a〜168aが配備されているので、9つすべてあるいは9つのうちのいくつかを発光させることにより輝度に応じた電力量での発光を複数のLED160a〜168aに行なわせるようにしている。なお、本実施形態ではCG1121と協同してフラッシュ等の発光タイミングを精度良く制御することができるようにフラッシュ発光タイミング制御部140も設けられている。
そうすると、測光・測距CPU120によってフォーカスレンズ1110の駆動とLED160aの発光制御が供に行なわれ、さらにLED160a〜168aの発光タイミングが信号処理タイミングと同期して測光・測距CPU120により精度良く制御されるようになるため、AF補助光がAFサーチ中に効果的に発光されメインCPU110によって被写体コントラストの検出が精度良く行なわれて高精度の測距が行なわれるようになる。
図3は、補助光発光部16の構成を示す図である。図3(a)には補助光発光部の斜視図が示されており、図3(b)には補助光発光部の動作原理を説明する図が示されている。また、図3(c)には本実施形態の撮影装置が備える補助光発光部の構成が示されており、図3(d)には、図3(c)の複数のLEDの平面的な配置が示されている。
図3(a)〜図3(b)を参照して、まず、補助光発光部の動作原理を簡単に説明しておく。
図3(a)に示すように補助光発光部16は、プロテクタ160と反射鏡161とからなる。図3(b)に示すように半円筒状の反射鏡161は、発光体であるLED160aを囲むようにして配備されており、そのLED160aから発光された光がその反射鏡161によってすべてプロテクタ160側へ向けて反射される。このようになっているとLED160aから発光された光がプロテクタ160を通って前方方向(被写体方向)へ向けて効率よく放射されるようになる。
本実施形態では図3(a)に示すような1個のLED160aでは電力量が足りないので、図3(c)に示すように複数の発光体ここでは9つのLED160a〜168aを設けて電力の増強を図っている。例えばそれらLED160a〜168aをすべて発光させると高電力のAF補助光や撮影補助光が被写体に向けて放射され、それらLEDのうちの一部を発光させると、すべてを発光させたときよりも低電力のAF補助光や撮影補助光が被写体に向けて放射される。ここでは、後述するLED発光制御部が実装されている基板を、複数の孔が設けられている反射鏡161のすぐ後に配置して基板1600に実装されているLED160a〜168aの先端部を、反射鏡161に設けた孔を通して、反射鏡とプロテクトとで挟み込まれる空間内を覗かせるようにして配設してある。このようにしておくと、制御部とLEDとが近接して配置されている関係上、LED発光制御部16aによるLED160a〜168aの制御が行ない易い。
さらに、複数のLED160a〜168aは、平面的には図3(d)に示す配列を持っており、そのすべて、もしくは一部を発光させることにより、前方方向つまり被写体に向けての放射パターンを変えることができるようにもしてある。例えば、中央の5個のLED160a,161a,163a,165a,167aを発光させると、狭い角度の放射パターンでの電力放射が得られ、中央に電力を集中させて比較的遠い位置にいる被写体に向けて光を放射することができるようになる。このような中央の5つのLEDでの発光は望遠などの狭い画角が設定されているときに効果的である。
ここで、電源スイッチ101aが投入されモードレバー101eにより撮影モードが指定され、さらにレリーズ釦102が操作されたときにメインCPU110が行なう撮影処理を説明する。
図4は、メインCPU110が行なう撮影処理の手順を示すフローチャートである。
ステップS401でレリーズ釦102の半押し時にAE処理つまりTTL測光を行ってその結果を測光・測距CPU120に伝えて測光・測距CPU120に絞り112の開口を変更させる。同じく半押し時に次のステップS402でAF処理つまりTTL測距を行なうため、まずは測光・測距CPU120にフォーカスレンズ1110を光軸に沿って移動させるように指示を出してフォーカスレンズ1110を駆動させながら、CCD112で得られる画像信号に基づくコントラストの算出を行なう。そして算出したコントラストが最も大きくなる位置を合焦位置としてその合焦位置を測光・測距CPU120に通知してフォーカスレンズ1110をその合焦位置に移動させる。ここでレリーズ釦102が全押しされたら次のステップS403で測光・測距CPU120に指示を出してCG1121からCCD112へ露光開始信号を供給させて露光を開始させる。露光終了時に露光終了信号をCG1121からCCD112へ供給させて、次のステップS404でCCD112から画像信号をA/D部113へと出力させる。ステップS405で、A/D部113にアナログの画像信号からデジタルの画像信号への変換を行なわせてホワイトバランスγ処理部へ供給させ、ステップS406でホワイトバランスγ処理部114に画像処理を行なわせて画像処理を行なわせた画像信号をバッファ115に出力させる。そのバッファ115に出力させた画像信号を、タイミングを計ってYC処理部116に転送してYC処理部116に画像処理を行なわせ、次のステップへ進んでステップS407で圧縮・伸張部117に画像圧縮させた後、ステップS408でI/F118に記録媒体ここではメモリカード119への記録を行なわせてこのフローの処理を終了する。
ここで、ステップS402の処理を詳細に説明する。このステップS402の処理はメインCPU110で行なわれた測距結果を基に測光・測距CPU120によって行なわれるものなので、以降の説明においては測光・測距CPU120が行なう処理として説明する。
図5は、ステップS402のAF処理の詳細を示すフローチャートである。
ステップS402のAF処理が開始されるとこのフローの処理が開始される。
図4に示したステップS401でメインCPU110によってAE処理つまりTTL測光が行なわれて輝度が検出されているので、ステップS4021でまずその輝度情報を基に補助光の発光が必要であるかどうかを判定する。ステップS4021で必要なしと判定した場合にはステップS4024へ進み、メインCPU側にCCDAFつまりTTL測距を行なわせるためにフォーカスレンズの駆動を行なってこのフローの処理を終了する。
ステップS4021で補助光の発光が必要であると判定したときには必要光量に応じてLEDの点灯個数を計算してLED発光制御部16aにその個数分のLEDを発光させ被写体に向けてAF補助光を放射させる。
このようにしておくと、複数のLEDのいくつかをAF補助光用に発光させることができ、また撮影補助光用に複数のLEDすべてを発光させることができるようになる。そうするといままでのようにAF補助光であっても撮影補助光であってもすべてのLEDを放射させて電力の無駄使いをすることなく、適正な放射電力量での補助光発光を行なわせることができるようになる。
図6は、第2実施形態を説明する図である。
撮影装置の構成は、図5と同様であるが、ステップS4025〜ステップS4028までの処理が追加されている。
ステップS4025では、CCDAFつまりTTL測距を行なっているときのAF結果が妥当であったかどうかを判定するように改良している。このAF結果が妥当であったかどうかは、被写体コントラストが充分に得られていたかどうかということである。
このステップS4025で、被写体コントラストが充分に得られるだけのAF補助光発光が行なわれていたと判定したときにはOK側に進みこのフローの処理を終了する。またステップS4025で被写体コントラストが得られず測距が不正確であると判定したときにはNG側に進み、ステップS4026で今度は複数のLEDすべてが点灯していたかどうかを判定する。
ここでは、ステップS4026ですべてが点灯していて被写体側のコントラストが発光させても得られない、いわゆるローコントラスト状態であると判定したときにはYes側に進んでステップS4028でフォーカスレンズを所定の位置に配置してこのフローの処理を終了する。
ステップS4026で点灯していた個数がすべてではなかったと判定したらNo側へ進みステップS4027ですべてのLEDを発光させてステップS4024でCCDAFつまりTTL測距のためにフォーカスレンズを駆動してメインCPU側に測距を再度行なわせる。
ステップS4025へ進みステップS4025で被写体コントラストが充分に得られるだけのAF補助光発光が行なわれていたと判定したときにはOK側に進みこのフローの処理を終了する。またステップS4025で被写体コントラストが得られず測距が不正確であると判定したときにはNG側に進み、ステップS4026でYes側に進み、ローコントラストであるのでフォーカスレンズを所定位置に配置してこのフローの処理を終了する。
このようにしておくと、被写体コントラストを得て精度良く測距が行なえるようになるように発光量が調節される。すなわち、LEDから発光されるAF補助光の放射電力の適正化が図られる。
図7、図8は、第3の実施形態を説明する図である。図7には第3の実施形態を示すデジタルカメラの外観が示されており、図8には図7のデジタルカメラの内部構成が示されている。
外部オートフォーカスセンサ(以降外部AFセンサという)190(一対のセンサ190a,190bからなる)が設けられている以外、図1に示す第1実施形態のデジタルカメラ100と同様の構成である。また内部構成もその外部AFセンサ190が追加され、またその一対の外部AFセンサ190によって検出された被写体までの概略距離がメインCPU110に検知され、その概略距離近傍においてのみTTL測距が行なわれるようになっている以外、動作も同様である。
図7に示すようにファインダ105の両脇に、一対のセンサ190a,190bからなる外部AFセンサ190が設けられており、その外部AFセンサ190によって被写体までの概略距離が検出されメインCPU110によって被写体までの概略距離が検知される。
その概略距離を表す情報が、図2に示すCPU間通信により測光・測距CPU120に通知され測光・測距CPU120によってその概略距離に応じた電力量になる発光体つまりLEDの個数が算出される。
図9は、図8に示す測光・測距CPUが行なうAF処理を説明する図である。
まずメインCPU110がステップS4021で外部AFセンサ190に測距を行なわせ、その測距結果がメインCPU110から測光・測距CPU120に通知されてきたら測光・測距CPU120が以降の処理を開始する。
ステップS4021測距結果がOKであると判定したらステップS4022へ進んでステップS4022で測距情報を基にLEDの点灯数を計算する。次のステップS4023で補助光をLEDに発光させてステップS4024でCCDAFつまりTTL測距用にフォーカスレンズを駆動してこのフローの処理を終了する。ステップS4021でNGであったら、複数のLEDすべてを点灯させて補助光発光を行なわせてステップS4024でCCDAFつまりTTL測距用にフォーカスレンズを駆動してこのフローの処理を終了する。
図10は、第4の実施形態を説明する図である。
図10には図4のS403の露光ステップで測光・測距CPU120が行なう処理の手順を示したフローチャートが示されている。
図1および図7に示すデジタルカメラは、ズーミング機能を備えたものであって、十字キーの操作によりズーミングが行なわれると撮影画角が変化する。図1および図7に示すデジタルカメラでは、光学ズームと電子ズームを併用して広角(WIDE)から望遠まで高い倍率でのズーミングが行なえるようになっている。
そこでレリーズ釦102が半押しされたら画角をチェックするようにしてそのチェックした画角に応じた個数のLEDを点灯させるように変更している。
メインCPU110でTTL測光が行なわれるので、その測光値がAE情報としてメインCPU110から測光・測距CPU120へ通知されてきたら測光・測距CPUがフローの処理を開始する。
まずステップS4031でAE情報を基に補助光が必要であるかどうかを判定する。ステップS4031で必要なしと判定した場合には、ステップS4032へ進み、F値に応じて絞りの開口を設定し、シャッタスピードに応じてCCDにシャッタスピードを設定する。次のステップS4032へ進みシャッタを開け露光を開始させてシャッタスピードに相当する時間が経過したら次のステップS4033へ進んでシャッタを閉じて露光を終了させる。
ステップS4031で補助光が必要と判定した場合には、撮影レンズの画角をチェックして画角がWIDE(広角)であったら、ステップS4035で全LED点灯をLED発光制御にセットする。さらに次のステップS4035でF値に応じた絞りの開口を選択するように絞り駆動部にF値をセットするとともに、シャッタスピードをCCDにセットする。ここでレリーズ釦が全押しされたらステップS4038でシャッタを開けステップS4039で撮影補助光として全LEDを発光させ露光を開始させる。シャッタスピードに対応する時間が経過したら次のステップS4040へ進みシャッタを閉じて露光を終了させる。
またステップS4034で画角がTELE(望遠)であったら、図3に示すように中心部のLEDのみを点灯させるということをLED発光制御部にセットして以降ステップS4037からステップS4040までの処理を行なってこのフローの処理を終了する。
図11は、第5の実施形態を説明する図である。
補助光撮影時に撮影補助光として複数のLEDを発光させるとともに、補助光撮影に先立って赤目防止用に複数のLEDのうちの一部のLEDを発光させるように改良している。この撮影装置では、赤目モードが配備されており、その赤目モードが指定されると、撮影に先立って目を慣らすための予備(赤目)発光が行なわれるようになっている。このように赤目低減用の予備発光が行なわれると、本発光によって被写体が人物であった場合に人物の目が発光の影響を受け赤目になって撮影されてしまうようなことが防止される。そこで、ステップS40301に赤目モードに入っているか否かの判定ステップを設けて、赤目モードに入っていると判定したら赤目モード有り側に進んでLEDを赤目低減用に発光させるようにしている。以降の処理は、図10と同様の処理である。
また、ステップS40301で赤目モード無しと判定した場合には、ステップS40302をスキップして赤目発光処理を行なわない。
以上説明したように、複数のLEDを用いてAF補助光を発光させるにあたっては、輝度や被写体距離に応じた個数が算出されてその個数のLEDから適正電力量で補助光が発光される。すなわち補助光発光における放射電力量の適正化を図ることができる撮影装置が実現される。またAF補助光に限らず、撮影補助光や赤目発光においても発光個数を調節することにより発光用途に応じた放射電力量の適正化を図ることもできる。
本発明の撮影装置の第1実施形態であるデジタルカメラを示す図である。 図1のデジタルカメラ100の内部に配備された信号処理部の構成ブロック図である。 補助光発光部16の構成を示す図である。 メインCPU110が行なう撮影処理の手順を示すフローチャートである。 図4のステップS402のAF処理の詳細を示すフローチャートである。 第2実施形態を説明する図である。 第3の実施形態を説明する図である。 第3の実施形態を説明する図である。 図8に示す測光・測距CPUが行なうAF処理を説明する図である。 第4の実施形態を説明する図である。 第5の実施形態を説明する図である。
符号の説明
100 100A デジタルカメラ
101a 電源スイッチ
101e モードダイヤル
102 レリーズ釦
105 ファインダ
16 AF補助光発光部
16a LED発光制御部
160 AF補助光発光窓
160a LED
170 レンズ鏡胴
180 閃光発光窓
190 外部AFセンサ
190a 190b 一対のセンサ

Claims (5)

  1. ピント調整用の光学部材を含む撮影光学系により撮像素子上に被写体像を結像し、撮影に先立って調整用の画像信号を生成して該調整用の画像信号に基づいて被写界輝度検出を検知してピント調整を行なうとともに、撮影操作に応じて記録用の画像信号を生成して記録する撮影装置において、
    被写体に向けて光を発する複数の発光体と、
    補助光撮影時に発光体を発光させるとともに、ピント調整時に、被写界輝度に応じた個数の発光体を発光させる発光制御部とを備えたことを特徴とする撮影装置。
  2. ピント調整用の光学部材を含む撮影光学系により撮像素子上に被写体像を結像し、撮影に先立って調整用の画像信号を生成して該調整用の画像信号に基づいて被写界輝度検出およびコントラストを検知してピント調整を行なうとともに、撮影操作に応じて記録用の画像信号を生成して記録する撮影装置において、
    被写体に向けて光を発する複数の発光体と、
    補助光撮影時に発光体を発光させるとともに、ピント調整時に、コントラストに応じた個数の発光体を発光させる発光制御部とを備えたことを特徴とする撮影装置。
  3. 前記撮像素子で得られた調整用画像信号に基づくコントラスト検知によるピント調整に先立って、被写体までの概略距離を検出する外部オートフォーカスセンサと、
    補助光撮影時に発光体を発光させるとともに、コントラスト検知によるピント調整時に、前記外部オートフォーカスセンサで検出された被写体までの概略距離に応じた個数の発光体を発光させる発光制御部とを備えたことを特徴とする撮影装置。
  4. 撮影光学系により撮像素子上に被写体像を結像して画像信号を生成する、ズーミング機能を備えた撮影装置において、
    被写体に向けて光を発する複数の発光体と、
    補助光撮影時に、前記ズーミング機能により調整された画角に応じた個数の発光体を発光させる発光制御部とを備えたことを特徴とする撮影装置。
  5. 撮影光学系により撮像素子上に被写体像を結像して画像信号を生成する撮影装置において、
    被写体に向けて光を発する複数の発光体と、
    補助光撮影時に前記発光体を発光させるとともに、該補助光撮影に先立って赤目防止用に一部の発光体を発光させる発光制御部とを備えたことを特徴とする撮影装置。
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