JP2006091606A - 撮影装置 - Google Patents

撮影装置

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JP2006091606A
JP2006091606A JP2004278706A JP2004278706A JP2006091606A JP 2006091606 A JP2006091606 A JP 2006091606A JP 2004278706 A JP2004278706 A JP 2004278706A JP 2004278706 A JP2004278706 A JP 2004278706A JP 2006091606 A JP2006091606 A JP 2006091606A
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Abstract

【課題】 AF補助光と撮影補助光との双方を同じ光源から発することができる発光部を備えた撮影装置を提供する。
【解決手段】 白色LED160aを光源に用いる。撮影補助光を発光させるときには、そのまま相対的に拡がって照射角で白色LED160aから被写体に向けて撮影補助光を発光させて、AF補助光を発光させるときには、照射角変更手段によりレンズ162aを光軸に配置して照射角を狭めてスポット光にしてから被写体に向けてAF補助光を発光させる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、撮像素子を備え、その撮像素子上に被写体像を形成して画像信号を生成する撮影装置に関する。
近年においては、自動的にピント調整を行う、いわゆるオートフォーカス(以降AFという)機能を備えた撮影装置が多い。そのAF機能を備えた撮影装置の中には、レンズを通してピント調整を行う、いわゆるTTL(thru the lens)測距を行うものもある。
このTTL測距を行う場合には、被写体の輝度が暗いと正確な測距が行なえないため、被写体輝度が暗いときにピント調整補助光として照射角度を狭めた光(いわゆるスポット光)を被写体に向けて発光してそのスポット光を照射した領域の被写体コントラストを得て測距を行うようにしているものもある。この場合にはスポット光を発光すれば良く、さほど電力が必要ないので、低電力で駆動することができるLEDがよく用いられている(例えば特許文献1参照)。このようなLEDの中には、赤LEDや緑LEDに加えて青色LEDの出現により目覚しい発展を遂げた白色LEDなども含まれている(例えば特許文献2参照)。
一方、撮影用補助光の光源としては発光管が用いられており、その発光管からは照射角の拡がった閃光が発せられ被写界が明るく照らされるようになっている。
このように撮影装置にはピント調整補助光や撮影補助光など、照射角度の異なる光源が複数配備されているが、もしもこれらの光源を一つで賄うことができたとすると、非常に経済的である。
特開2002−139664号公報 特開2003−158675号公報
本発明は、上記事情に鑑み、ピント調整補助光と撮影補助光との双方を同じ光源から発することができる発光部を備えた撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の撮影装置は、撮像素子を備え、その撮像素子上に被写体像を形成して画像信号を生成する撮影装置において、
上記撮像素子上に形成される被写体上のピントを自動調整するピント調整部と、
被写界輝度を求める輝度算出部と
光源から発せられた光の照射角を変更する照射角変更手段を有し、ピント調整補助光および撮影補助光に共用される発光部とを備えたことを特徴とする。
上記本発明の撮影装置によれば、上記輝度算出部で求められた輝度に応じて上記光源から発せられた光の照射角が上記射角変更手段により変更され、上記ピント調整部でピント調整が行なわれるときには照射角が狭められてピント調整補助光が照射され、撮影が行なわれるときには照射角が拡げられて撮影補助光が照射される。
このようにしてピント調整補助光と撮影補助光との双方を同じ光源から発することができる撮影装置が実現される。
ここで、上記発光部は、上記光源の前面に出入自在なレンズを備え、上記照射角変更手段は、そのレンズの出入を制御することにより照射角を変更するものであることが好ましい。
このように上記発光部が光源の前面に出入り自在なレンズを備えたものであると、レンズが光源の前面から退出しているときには、光源から光が所定の照射角で外部へと照射されて、レンズが光源の前面に挿入されたときには、光源の光が所定の照射角でレンズに照射されそのレンズによって照射角が変更されて外部へと照射されるようになる。
また、上記照射角変更手段は、上記レンズの出入りを制御する代わりに、
上記発光部が上記光源の前面にレンズを備え、上記照射角変更手段は、その光源とそのレンズとの間の光軸方向の距離を制御するものであっても良い。
さらに上記発光部が上記光源の前面にレンズ効果の変更が自在な光学部材を備え、上記照射角変更手段は、その光学部材のレンズ効果を制御することにより照射角を変更するものであっても良い。
上記レンズ効果の変更が自在な光学部材として例えば可変焦点レンズのようなものを用いると、レンズを移動させることなく、また光源を移動させることなく、照射角が変更される。
また、上記レンズはフレネルレンズであっても良く、そうすると、レンズ厚が薄くなった分小型化が図れる。
また、上記レンズが正のパワーを持つレンズであって、上記照射角変更手段は、光源から発せられる光をピント調整補助光として使用するときはそのレンズをその光源の前面に移動させ上記光源から発せられた光を撮影補助光として使用するときにはそのレンズをその光源の前面から退避した位置に移動させることにより照射角を変更するものであることが好ましい。
そうすると、ピント調整補助光として使用するときには光源からの光がレンズに照射され、そのレンズにより照射角が狭められるように変更され、撮影補助光として使用するときには光源からの光が光源が持つ所定の照射角度で照射される。
また、被写体を上記撮像素子上に結像する、焦点距離可変な撮影レンズを備え、
上記照射角変更手段は、上記光源から発せられた光を撮影補助光として使用する場合において、その撮影レンズが所定の焦点距離を越える長焦点側に設定されている場合には、上記レンズを上記光源の前面にとどめておくものであることが好ましい。
このように撮影レンズが所定の焦点距離を越える長焦点側に設定されている場合には、上記レンズを上記光源の前面にとどめておくことによって撮影補助光の照射角度を狭まるようにすると、その焦点距離に対応する位置まで撮影補助光が達する。
また、上記発光部は、ピント調整補助光として用いるときの発光時間と撮影補助光として用いるときの発光時間を、被写体輝度と、上記画像信号に基づいて求められる被写体のコントラストとに応じて変化させるものであることが好ましい。
さらに、上記光源はLEDであっても良い。その場合には前述の白色LEDを光源として用いることが可能となる。
以上、説明したように、ピント調整補助光と撮影補助光との双方を同じ光源から発することができる発光部を備えた撮影装置が実現される。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の撮影装置の一実施形態であるデジタルカメラを示す図である。
図1に本発明の一実施形態であるデジタルカメラの構成斜視図であり、図1(a)は正面上方から見た図、図1(b)は背面上方から見た図である。
図1(a)に示すように、本実施形態のデジタルカメラ100ではレンズ鏡胴170内に内蔵された撮影レンズを通してデジタルカメラ100内部に配備されているCCD固体撮像素子まで被写体の像が導かれるようになっている。このデジタルカメラでは、後述するCCD固体撮像素子でスルー画や撮影画像を表す画像信号が生成される他、その画像信号に基づいてTTL測距およびTTL測光が行われて被写体距離や被写体輝度が検出されるようにもなっている。
その検出された被写界輝度によっては、デジタルカメラ100内部に配備されたLEDから発光された撮影補助光が閃光発光窓160を通して被写体に向けて照射されるとともにTTL測距を行うときに発光されるピント調整用補助光(以降AF補助光という)も閃光発光窓160を通して被写体に向けて照射されるようになっている。
また、図1(b)に示すように本実施形態のデジタルカメラ100の背面および上面にはユーザがこのデジタルカメラ100を使用するときにいろいろな操作を行うための操作スイッチ群が設けられている。
この操作スイッチ群101の中にはデジタルカメラ100を作動させるための電源スイッチ101aのほか、十字キー101b、メニュー/OKキー101c、キャンセルキー101d、モードレバー101eなどがある。これらの操作子群の中のモードレバー101eによって再生モードと撮影モードの切替や撮影モードの中でさらに動画モード、静止画モードの切替が行なわれる。このモードレバー101eが撮影モードに切り替えられるとスルー画が表示されてそのスルー画を見ながらシャッタ釦102が押されて被写体の撮影が行なわれ、再生側に切り替えられると既撮影画像の再生表示がLCDパネル150上に行なわれる。
このデジタルカメラ100では、電源が投入されるとすぐにTTL測距によるオートフォーカス機能が働いて自動的にピントが調整されるようになっており、そのピントのあった被写体が表示画面上にスルー画として表示されるようにもなっている。
また、シャッタ釦102は半押しと全押しの2つの操作態様を有しており、半押しされたときにTTL測光とTTL測距との双方が行われて測光値に応じた絞りがセットされ、また測距された被写体距離にあうピント位置にフォーカスレンズが配置された後、全押し操作に応じてCCD固体撮像素子に電子シャッタが設定され露光が行なわれる。TTL測光が行われたときに被写界輝度が暗いと判定されたら、閃光発光窓160からAF補助光が発光されTTL測距が行われて自動的にピント調整が行われた後、閃光発光窓160から撮影補助光が発光され撮影が行なわれる。
このようにAF補助光と撮影補助光との双方が同じ光源から同じ発光窓を通して被写体に向けて照射されるので、前述したように発光部内に照射角変更手段を設けて双方の用途にあわせて照射角を異ならせた上で照射を行うことができるようにもしてある。この照射角変更手段については後述する。
図2は図1のデジタルカメラ100の内部に配備された信号処理部の構成ブロック図である。
図2を参照してデジタルカメラ100内にある信号処理部の構成を説明する。
図2はデジタルカメラ100の内部に配備された信号処理部の構成ブロック図である。
本実施形態のデジタルカメラ100ではすべての処理がメインCPU110によって制御されていて、このメインCPU110の入力部には図1(b)に示した操作部の各種スイッチ群101からの操作信号がそれぞれ供給されている。メインCPU110はEEPROM110aを有しており、このEEPROM110aの中にはデジタルカメラ100として動作するために必要なプログラムが書き込まれている。このような構成を持つデジタルカメラの電源スイッチ101aが投入されると、EEPROM内のプログラムの手順にしたがってCPU110によりこのデジタルカメラ全体の動作が制御される。
まず画像信号の流れを、図3を参照して説明する。
電源スイッチ101aが投入されたら、メインCPU110により電源スイッチ101aが投入されたことが検知され、電源130からメインCPU110,測光測距CPU140などの各ブロックに電力が供給される。電源130が投入されたときにモードレバー101eが撮影側に切り替えられている場合には、まずCCD固体撮影素子110に結像された被写体像が画像信号として所定の間隔ごとに間引かれて出力され、その出力された画像信号に基づく被写体像が画像表示LCDのLCDパネル150上に表示される。このCCD固体撮像素子112にはクロックジェネレータ(以下、CGという)1121からタイミング信号が供給されており、このタイミング信号によって所定の間隔ごとに、画像信号が間引かれて出力される。このCG1121はCPU110からの指示に基づいてタイミング信号を出力しており、そのタイミング信号は、CCD固体撮像素子112の他、後段のA/D部113、およびホワイトバランス調整・γ処理部114にも供給されている。したがって、CCD固体撮像素子112、A/D部113、ホワイトバランス・γ処理部114ではそのタイミング信号に同期して順序良く画像信号の処理が流れるように行なわれる。
このようにCPU110の指示に応じてCG1121から出力されるタイミング信号に同期してA/D部113でデジタルの画像信号に変換され、またホワイトバランスγ処理部114でホワイトバランス調整やγ補正が所定の間隔ごとに行なわれていくときには、それらの画像信号の流れをうまく処理する必要があるので、後段にバッファメモリ115を設けて、そのバッファメモリ115によって所定の間隔ごとに画像信号をYC処理部116に転送していくタイミングを調整している。そのバッファメモリ115からは古い時刻に記憶された画像信号から先にYC処理部116へ転送される。そのYC処理部116に転送された画像信号は、YC処理部116でRGB信号からYC信号に変換され、その後バス121を介してその変換されたYC信号が画像表示LCD15側に供給される。この画像表示LCD15の前段にはYC信号をRGB信号に変換するYC→RGB変換部151があり、このYC→RGB変換部151でYC信号が再びRGB信号に変換され、その変換されたRGB信号がドライバ152を経由して画像表示LCD15に供給される。この供給されたRGB信号に基づいて画像表示LCD15のLCDパネル150上に被写体像の画像表示が行なわれる。前述したCG1121から出力されるタイミング信号に同期してCCD固体撮像素子112、A/D部113、WB/γ補正部114が動作して、所定の間隔ごとにCCD固体撮像素子112で生成された画像信号が処理されている訳であるから、この画像表示LCD15の表示パネル150上には撮影レンズが向けられた方向の被写体が被写体像として常に表示され続ける。この表示され続けている被写体像を視認しながら、シャッタチャンスにシャッタ釦102が押されると、シャッタ釦102の押下タイミングを起点として所定の時間を経た後、CCD固体撮像素子112に結像された画像信号すべてがRGB信号となって出力される。このRGB信号はYC処理部116でYC信号に変換されてさらに圧縮・伸張部117でYC信号が圧縮され、その圧縮された画像信号がメモリカード119に記録される。この圧縮・伸張部117では静止画についてはJPEG規格に準拠した圧縮方法で圧縮が行なわれてメモリカード119に画像信号が記録される。ヘッダ部には圧縮情報や撮影情報などが書き込まれており、このデジタルカメラ100のモードレバー101eが再生側に切り替えられたら、メモリカード119からそのファイルのヘッダがまず読み出され、そのヘッダ内の圧縮情報に基づいてファイル内の圧縮画像信号が伸張されて画像信号が元に復元された後、その画像信号に基づく被写体像がLCDパネル150上に表示される。
また、この実施形態のデジタルカメラ100には、メインCPU110の他に焦点調整および露出調整を行なうための測光・測距CPU120が設けられており、この測光・測距CPU120によって撮影光学系のフォーカスレンズの位置制御や絞りの切り替え制御が行なわれている。さらにこの測光・測距CPU120はLED発光制御部16aの制御も行なっており、撮影補助光の発光が必要な場合にはそのLED発光制御部16aを制御して白色LED160aに撮影補助光を発光させることも行なっている。なお、ここでは白色LEDが充分な電力を持つものであって、撮影補助光を発光したとしても被写界に対して充分な輝度をあたるだけの光量を照射することができるものとしている。
この測光・測距CPU120では焦点調整にあっては、メインCPU110からの測距値に基づいてフォーカスレンズ1110を合焦点位置に駆動し、露出調整にあってはメインCPU110からの測光値に基づいて絞り1112の開口の大きさを変更してCCD固体撮像素子112の撮影面に与えられる光量を制御している。また測光値によっては撮影補助光を発光する必要があるので、LED発光制御部16aに指示して白色LED160aを発光させるとともに照射角度変更手段161aにレンズ162aを白色LED160aの前面から退避した位置に移動させている。この測光・測距CPU120と白色LED160aとレンズ162aと照射角変更手段161aが本発明にいう発光部16にあたる。
図3は、レンズ162aの出入りにより照射角がどのように変更されるかを説明する図である。
図3に示すように、照射角変更手段161aによりレンズ162aが白色LED160aの前面に配置されるとその白色LED160aからレンズ162aに向けて照射され照射されたレンズ162aにより白色LED160aから照射された光の照射角度が狭められて被写体に向けてAF補助光が照射される。
また照射角変更手段161aによりレンズ162aが白色LED160aの前面から退避されると白色LED160aが持つ照射角でそのまま撮影補助光が照射される。
ここで、メインCPU110が行う処理を説明する。
図4は、メインCPU110が行う処理の手順を示すフローチャートである。
ステップS401でAE処理つまりTTL測光を行ってその結果を測光・測距CPU120に伝えて結果に応じて、測光・測距CPU120に絞り112の開口を変更させる。次のステップS402でAF処理つまりTTL測距を行うため、まずは測光・測距CPUにフォーカスレンズを光軸に沿って移動させるように指示を出してフォーカスレンズを移動させながら、輝度のサンプリングを行なってコントラストを求める。そして求めたコントラストが最も大きくなる位置を合焦点位置としてその合焦点位置を測光・測距CPUに通知してフォーカスレンズをその合焦点位置に移動させる。次のステップS403で測光・測距CPU120に指示を出してCG1121からCCD112へ露光開始信号を供給させて露光を開始させる。露光終了時に露光終了信号をCG1121からCCD112へ供給させて、次のステップS404でCCD112から画像信号をA/D部113へと出力させる。ステップS405で、A/D部113にアナログの画像信号からデジタルの画像信号への変換を行わせてホワイトバランスγ処理部へ供給させステップS406でホワイトバランスγ処理部に画像処理を行なわせて画像処理を行なわせた画像信号をバッファ115に出力させる。そのバッファ115に出力させた画像信号を、タイミングを計ってYC処理部116に転送してYC処理部116に画像処理を行わせ、次のステップへ進んでS407で圧縮・伸張部117に画像圧縮させた後、I/Fにメモリカード119への記録を行わせてこのフローの処理を終了する。
ここで、ステップS402の処理を詳細に説明する。
図5は、ステップS402の処理の詳細を示すフローチャートである。
ステップS401のAE処理により輝度が検出されたらこのフローの処理が開始される。ステップS4021でステップS401のAE処理により検出した輝度が輝度想定値以上であるかどうかを判定する。このステップS4021で輝度が輝度想定値以上であると判定したらYes側へ進み、ステップS4023でAF処理を開始する。このステップS4021で、輝度想定値より小さいと判定したらステップS4022へ進み、ステップS4022で測光・測距CPUに指示を出して照射角変更手段にレンズを、白色LEDの前面に移動させて、さらに白色「LEDにAF補助光を発光させる。
そして次のステップS4023へ進み、フォーカスレンズの移動を開始させてAFサーチを開始する。
次のステップS4024で、TTL測距により検出した輝度信号(コントラストでも良い)が想定値以上であると判定した場合にはYes側に進み、このフローの処理を終了する。このステップS4021で、輝度値が想定値より小さいと判定した場合には、ステップS4022へ進み、撮影補助光を発光させるべく、ステップS4022で測光・測距CPUに指示を出してレンズを光軸から退避させ、このフローの処理を終了する。
図6は、ステップS403の露光処理の詳細を示すフローチャートである。
ステップS4031で輝度想定以上であるかどうかを判定する。このステップS4031で輝度想定値以上であると判定したらステップS4034へ進んで撮像素子への露光を開始させ、このフローの処理を終了する。
ステップS4031で輝度想定値より小さいと判定した場合には、No側へ進み、ステップS4032で撮影補助光を発光させる。次のステップS4033へ進んでレンズを光軸に戻し、次のステップS4034で撮像素子に露光を開始させる。
なお、本実施形態においては、AF補助光、撮影補助光の双方の発光時間が測光・測距CPUからの指示に基づいて個別にLED発光制御部により制御され、AF補助光として、また撮影補助光として好適な光量が被写体に向けて照射されるようになっている。
このようにして、AF補助光と撮影補助光との双方を同じ光源から発することができる発光部を備えた撮影装置が実現される。
また、本実施形態のデジタルカメラでは、十字キー101bがズームスイッチとしても働き、上キーと下キーによりズームイン、ズームアウトを行うことができるようにもなっている。
上記は通常の場合であって、例外的な場合、例えば撮影時にズームイン操作され続けてズームレンズが所定の焦点距離よりも長焦点側に設定されている場合には、画角がかなり狭められるため、撮影補助光もその狭められた画角にあわせて狭める必要がある。そこで長焦点側に設定されている場合にはレンズ162aを退避させずにそのまま光軸上にとどめて照射角を狭めて遠くの距離まで到達するように撮影補助光を発光させるようにしている。
図7、図8は、撮影レンズが長焦点側にある場合の処理を説明するフローチャートである。
図7は、図5に対応するものであって、焦点距離設定以上であるかどうかの判定ステップS4025を付加した以外、図5と同様のフローである。また、図8は図6に対応するものであって、レンズ162aが光軸に存在しているかどうかを判定してレンズ162aを光軸上に必ず位置させるようにする処理ステップS4033を付加した以外、図6と同様のフローである。
このようにしておくと、長焦点側に設定されている場合においては、できるだけ遠くの距離に到達するように白色LED160aから発光された撮影補助光の照射角が照射角変更手段によって変更され狭められてから被写体に向けて照射される。
また、図3で説明したようにレンズの出入りを制御しても良いが、レンズ162aと白色LED160aとの間の距離を制御しても図3で説明したのと同じ効果が得られる。
図9は、レンズ162aと白色LED160aとの間の距離を制御する場合の処理を説明する図である。
図9に示すように例えばレンズ162aの位置を固定しておいて、白色LED160aとレンズ162aとの間隔を縮めたり広げたりしても照射角が変更される。この場合には図2に示す照射角変更手段161aが白色LED160aを移動させる働きを担う。
図10、図11は、白色LEDとレンズとの間の光軸方向の距離を制御する場合の処理を示すフローチャートである。
図10に示すフローの処理については、ステップS4026をレンズ162aと白色LED160aとの間隔を広げる処理ステップに変更した以外、図7と同様の処理である。
また、図11に示すフローの処理については、ステップS4034を、レンズと白色LEDの間隔を縮める処理に変更した以外、図8と同様の処理である。
図12は、レンズ162aの代わりにレンズ効果の変更が自在な光学部材例えば可変焦点レンズ1600aを用いた場合の例を説明する図である。
周知の通り、可変焦点レンズ1600aはチューブの中に不混和性の、絶縁性の液体と導電性の液体との2種が密封されたものであって、導電性の液体の側の容器の内壁(両側面と底面の3箇所)に疎水性のコーティングを施して、さらに容器の内壁と底部との間に電圧を加えることにより、底部と両側内壁との間に液体を通して電場を形成して導電性の液体の表面張力を変化させて導電性の液体表面の曲率を制御しようとするものである。外部からの電気信号を変化させることにより図12(a)〜図12(c)のように曲率が変化する。この可変焦点レンズを用いても照射角の変更を行うことができる。
図13、図14は、可変焦点レンズを用いた場合の処理を示すフローチャートである。
図13に示すフローの処理については、ステップS4026を可変焦点レンズの曲率を緩める(図12(a)参照)処理ステップに変更した以外、図7と同様の処理である。
また、図14に示すフローの処理については、ステップS4034を、可変焦点レンズの曲率を強める(図12(c)参照)処理ステップに変更した以外、図8と同様の処理である。
以上説明したように、照射角変更手段を設けることにより照射角を変更してAF補助光と撮影補助光との双方を同じ光源から発することができるようにした撮影装置が実現される。
なお、本実施形態では、レンズとして凸レンズを用いたが、フレネルレンズを用いても良い。そうすると、レンズ厚が薄くなりさらなる小型化が図れる。また、白色LEDを用いた例を示したが、発光管などであっても良い。
本発明の撮影装置の一実施形態であるデジタルカメラを示す図である。 図1のデジタルカメラ100の内部に配備された信号処理部の構成ブロック図である。 レンズ162aの出入りにより照射角がどのように変更されるかを説明する図である。 メインCPU110が行う処理の手順を示すフローチャートである。 ステップS402の処理の詳細を示すフローチャートである。 ステップS403の露光処理の詳細を示すフローチャートである。 撮影レンズが長焦点側にある場合の、ステップS402の詳細な処理を説明するフローチャートである。 撮影レンズが長焦点側にある場合の、ステップS403の詳細な処理を説明するフローチャートである。 レンズ162aと白色LED160aとの間の距離を制御する場合の処理を説明する図である。 白色LEDとレンズとの間の光軸方向の距離を制御する場合の処理を示すフローチャートである。 白色LEDとレンズとの間の光軸方向の距離を制御する場合の処理を示すフローチャートである。 レンズ162aの代わりにレンズ効果の変更が自在な光学部材例えば可変焦点レンズ1600aを用いた場合の例を説明する図である。 可変焦点レンズを用いた場合の処理を示すフローチャートである。 可変焦点レンズを用いた場合の処理を示すフローチャートである。
符号の説明
100 デジタルカメラ
110 メインCPU
120 測光・測距CPU
16a LED発光制御部
160a 白色LED
161a 照射角変更手段
162a レンズ
1600a 可変焦点レンズ

Claims (9)

  1. 撮像素子を備え、該撮像素子上に被写体像を形成して画像信号を生成する撮影装置において、
    前記撮像素子上に形成される被写体上のピントを自動調整するピント調整部と、
    被写界輝度を求める輝度算出部と
    光源から発せられた光の照射角を変更する照射角変更手段を有し、ピント調整補助光および撮影補助光に共用される発光部とを備えたことを特徴とする撮影装置。
  2. 前記発光部は、前記光源の前面に出入自在なレンズを備え、前記照射角変更手段は、該レンズの出入を制御することにより照射角を変更するものであることを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  3. 前記発光部は、前記光源の前面にレンズを備え、前記照射角変更手段は、該光源と該レンズとの間の光軸方向の距離を制御することにより照射角を変更するものであることを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  4. 前記発光部は、前記光源の前面にレンズ効果の変更が自在な光学部材を備え、前記照射角変更手段は、該光学部材のレンズ効果を制御することにより照射角を変更するものであることを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  5. 前記レンズが、フレネルレンズであることを特徴とする請求項2又は3記載の撮影装置。
  6. 前記レンズが正のパワーを持つレンズであって、前記照射角変更手段は、光源から発せられる光をピント調整補助光として使用するときは該レンズを該光源の前面に移動させ前記光源から発せられる光を撮影補助光として使用するときは該レンズを該光源の前面から退避した位置に移動させることにより照射角を変更するものであることを特徴とする請求項2記載の撮影装置。
  7. 被写体を前記撮像素子上に結像する、焦点距離可変な撮影レンズを備え、
    前記照射角変更手段は、前記光源から発せられた光を撮影補助光として使用する場合において、該撮影レンズが所定の焦点距離を越える長焦点側に設定されている場合には、前記レンズを前記光源の前面にとどめておくものであることを特徴とする請求項6記載の撮影装置。
  8. 前記発光部は、ピント調整補助光として用いるときの発光時間と撮影補助光として用いるときの発光時間を、被写体輝度と、前記画像信号に基づいて求められる被写体のコントラストとに応じて変化させるものであることを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  9. 前記光源が、LEDであることを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
JP2004278706A 2004-09-27 2004-09-27 撮影装置 Pending JP2006091606A (ja)

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