JP2006126396A - 画像印刷装置の定着条件の補正方法および画像印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 任意の材質の記録媒体に対して最適な定着条件を設定できる画像印刷装置を提供する。
【解決手段】 トナー濃度が異なる複数のテストパターンのブロックが配置されたテスト用画像のデータを記憶するテスト用画像データ記憶部53と、定着処理が実施されたテスト用画像の各ブロック中に定着性の不良が発生した場合で、且つ各ブロック中の個々のブロックが定着性良好な最大トナー濃度となった場合毎に、定着条件の補正値のデータを記憶する補正値記憶部54と、トナー画像の定着条件を補正する場合の定着条件補正モードの処理内容のプログラムを記憶する補正モード処理プログラム記憶部52と、定着条件補正モードおよび補正値を選択できる操作入力部51と、定着条件補正モードが選択された場合、テスト用画像を印刷し、入力された補正値に従って定着条件を補正する制御部30とを備える。
【選択図】 図3

Description

この発明は、電子写真方式の画像印刷装置における定着器の定着条件を補正する方法に関し、特に、記録媒体により異なる定着器の定着条件を補正する方法に関する。
電子写真方式の画像印刷装置における定着器の定着条件の補正方法としては、例えば、画像印刷装置内に、記録媒体である印刷用紙の紙厚を測定する紙厚測定手段と、その紙厚の測定結果により印刷用紙の紙厚を判断する紙厚決定手段とを設け、その紙厚の判断結果に基づいて定着温度等の定着条件を最適化する画像印刷装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−230626号公報(第2−3頁、図10−9)
しかしながら、定着特性は記録媒体の厚みだけで決定できるものではなく、上記した従来技術の画像印刷装置では、例えば、厚みが同様でも構成する材質が異なる記録媒体に対して最適な定着条件を設定できないという問題があった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであって、任意の材質の記録媒体に対して最適な定着条件を設定できる画像印刷装置の定着条件の補正方法と画像印刷装置を提供すること目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明の画像印刷装置の定着条件の補正方法は、記録媒体上のトナー画像をヒートローラで定着させる画像印刷装置の定着条件の補正方法であって、
トナー濃度が異なる複数のテストパターンのブロックが配置されたテスト用画像、及び、定着処理が実施された前記テスト用画像の前記各ブロック中に定着性の不良が発生した場合で、且つ前記各ブロック中の個々のブロックが定着性良好な最大トナー濃度となった場合毎の、定着条件の補正値のデータを予め記憶するステップと、
前記画像印刷装置の定着条件補正モードを選択するステップと、
前記画像印刷装置にセットされた記録媒体に前記テスト用画像を印刷するステップと、
前記テスト用画像の印刷結果により定着性が不良のブロックの有無を判断するステップと、
前記印刷結果に定着性が不良のブロックが有った場合、定着性良好なブロック中でトナー濃度が最大のブロックに対応する前記補正値を選択するステップと、
前記補正値を用いて定着条件を補正するステップ
を有する。
また、本発明の画像印刷装置は、記録媒体上のトナー画像をヒートローラで定着させる場合の定着条件を補正できる画像印刷装置であって、
トナー濃度が異なる複数のテストパターンのブロックが少なくとも配置されたテスト用画像のデータを記憶するテスト用画像データ記憶部と、
定着処理が実施された前記テスト用画像の前記各ブロック中に定着性の不良が発生した場合で、且つ前記各ブロック中の個々のブロックが定着性良好な最大トナー濃度となった場合毎に、定着条件の補正値のデータを記憶する補正値記憶部と、
前記トナー画像の定着条件を補正する場合の定着条件補正モードの処理内容のプログラムを記憶する補正モード処理プログラム記憶部と、
前記定着条件補正モードおよび補正値を選択できる操作入力部と、
前記定着条件補正モードが選択された場合、前記テスト用画像を印刷し、入力された補正値に従って定着条件を補正する制御部と
を備える。
本発明の画像印刷装置の定着条件の補正方法と画像印刷装置では、実際に使用する記録媒体へのテスト画像の印刷結果で判断して定着条件を補正するので、任意の材質の記録媒体に対して最適な定着条件を設定できる。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施形態1の画像印刷装置の概略構成を示す縦断面図である。
図1の画像印刷装置1には、印刷処理前の記録媒体2がセットされている。記録媒体2は、給紙ローラ13で1枚ずつ取り出され、搬送ローラ14及び15等により画像形成部に搬送される。画像形成部では、例えば、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック等に色分けされた各色カートリッジC1〜C4毎の各色に対応する印刷ヘッド47により、帯電ローラ43により帯電された感光ドラム20上に、静電潜像を形成する。
印刷ヘッド47は、受信した画像データに基づいて発光素子アレイ等の発光制御を実施し、帯電ローラ43により帯電された感光ドラム20の表面上に、文字あるいは図形等の画像データをドットイメージの静電画像として形成する。各色毎の感光ドラム20上の静電潜像には、現像ローラ44で供給された各色毎のトナーが付着してトナー像となる。各色の感光ドラム20上の各トナー像は、転写ローラ45と感光ドラム20間に記録媒体2が搬送されてくると、記録媒体2上に転写される。トナー像が転写された記録媒体2は、さらに定着器48まで搬送され、定着器48によりトナー像が記録媒体2上に定着される。印刷処理後の記録媒体3は、搬送ローラ16及び17等により画像形成装置1の外に搬出される。
画像形成装置1の上面あるいは前面には、例えば、設定状況、操作状況、動作状況、画像印刷装置の動作モードの選択肢、選択内容等を表示する表示部31と、選択内容等を入力する操作を行うための操作入力部51が設けられる。また、画像印刷装置1内には、図1には示されていないが後述する図3に示されるように、画像印刷装置を制御する制御部30等の電子回路が設けられている。制御部30等は、画像印刷装置1内における任意の位置に配置される。また、後述する図3に示されるように、画像印刷装置1内には、各種ローラを回転駆動させるための各種モータ46、画像印刷装置1の内部を冷却するためのファン49、印刷の同期をとるために記録媒体の位置を検出する検出センサ50等を備えている。
図2は、図1の定着器48を拡大表示した縦断面図である。
定着器48は、メインフレーム61により外側を囲われており、内部には、両端が開口された円筒形状のヒートローラ62と、同様な形状の加圧ローラ71が設けられる。ヒートローラ62の円筒形状部は、肉厚が1.0mm程度で円筒形状のアルミニウム材あるいは鉄材の外周表面上にシリコンゴム層が形成され、さらにその表面上にPFA等のフッ素樹脂によるコーティング層が形成されるか、その表面上がフッ素樹脂チューブで被覆されて構成される。ヒートローラ62は、軸方向の両端に設けられた軸受(不図示)を介してメインフレーム61に回動可能に取り付けられる。ヒートローラ62の軸方向の一端側には、モータ46の駆動力をヒートローラ62に伝えて回転させるための歯車(不図示)が取り付けられている。
加圧ローラ71は、ヒートローラ62と同様な構造であり、軸方向の両端に設けられた軸受(不図示)を介して図示しないフレームに回転可能となるように取り付けられる。加圧ローラ71は、その表面がヒートローラ62の外周表面と軸方向と平行に接触するように並置される。加圧ローラ71の軸受は、加圧ローラ71の外周表面をヒートローラ62の外周表面と接触させる方向へ移動可能であるようにフレームに取り付けられ、さらにバネ付勢手段であるスプリングにより、ヒートローラ62の方向に付勢される。このため、加圧ローラ71の外周表面は、ヒートローラ62の外周表面に対して、常時、圧接状態となる。
ヒートローラ62の外周表面温度、及び、加圧ローラ71の外周表面温度は、記録媒体2の種類及び厚さ、印刷速度等により設定が異なる。ヒートローラ62等の設定温度は、例えば、表示部31と操作入力部51により設定することができる。ヒートローラ62の円筒形状の内部には、ヒートローラ62を加熱するためのハロゲンランプ65が、ヒートローラ62の軸方向に貫通する配置で設置されている。ハロゲンランプ65は、耐熱線材を介して電源及び定着制御部38と電気的に接続されている。
ヒートローラ62と加圧ローラ71の外周表面には、表面温度を測定するためのサーミスタ67が配置される。サーミスタ67は、板バネ68によってヒートローラ62と加圧ローラ71の外周表面に向かって付勢される。サーミスタ67は、断熱及び絶縁された線材により後述する定着制御部38に接続される。サーミスタ67で測定された表面温度は定着制御部38に入力され、定着制御部38がハロゲンランプ65をON/OFFさせることにより、ヒートローラ62の表面温度は一定に保たれる。
図3は、図1の画像印刷装置の制御内容をブロックで示した図である。
制御部30は、マイクロコンピュータ等からなり、画像印刷装置の全体の動作を制御する。制御部30には、各種の検出センサ50からの検出信号が入力され、その各検出信号により、記録媒体(印刷用紙)2、3の位置を認識し、帯電ローラ43、現像ローラ44、転写ローラ45、各種のモータ46、印刷ヘッド47、定着器48、及びファン49等を制御する。制御部30には、外部入力I/F部32を介して外部装置からの印刷データ及び制御コマンド等の信号が入力され、その印刷データ及び制御コマンドにより、画像データを生成し、その画像データを印刷制御部37に送出する。制御部30は、表示部31に画像印刷装置の動作状況及び各種設定状態を表示させることができ、操作入力部51からの入力により各種設定状態を変更させることができる。
印刷制御部37は、制御部30から出力された画像データを、例えば発光素子アレイ等を備える印刷ヘッド47に送出する。モータ制御部36は、画像印刷装置1内の各種のモータ46を制御する。各種のモータ46は、例えば、給紙ローラ13、各搬送ローラ14〜17、感光ドラム20、帯電ローラ43、現像ローラ44、転写ローラ45、定着器48内のヒートローラ62及び加圧ローラ71等の回転部を駆動させる。モータ制御部36から出力される制御コマンドと帯電ローラ制御部33から出力される制御コマンドにより、各種のモータ46によって帯電ローラ43が駆動されると共に電圧が印加され、感光ドラム20の外周表面上が一様に帯電される。それと同時に、各種モータ46によって感光ドラム20が回転駆動され、感光ドラム20の外周表面上には、上記したように印刷ヘッド47により静電潜像が形成される。
現像ローラ制御部34から出力される制御コマンドにより、現像ローラ44が駆動されてトナーが供給され、感光ドラム20の外周表面上の静電潜像にトナーが付着してトナー像が形成される。転写ローラ制御部35から出力される制御コマンドにより、転写ローラ45が駆動されると共に電圧が印加され、感光ドラム20の外周表面上のトナー像が記録媒体2(印刷用紙)に転写される。転写後の感光ドラム20の外周表面に残ったトナーは、不図示のクリーニングユニットによりクリーニングされ、クリーニング後の感光ドラム20は、再び、帯電ローラ制御部33から出力される制御コマンドにより、帯電ローラ43が駆動されろと共に電圧が印加され、感光ドラム20の外周表面上が一様に帯電されて次の静電潜像が形成される。
記録媒体2は、モータ制御部36から出力される制御コマンドにより、各種のモータ46が駆動されることで、給紙ローラ13、搬送ローラ14及び15が回転駆動され、各色カートリッジC1〜C4毎の感光ドラム20と転写ローラ45の間に(C1、C2、C3、C4の順となるように)、順次搬送される。記録媒体2を搬送させる際には、記録媒体2の位置等を検出する検出センサ50の出力により、各色毎の感光ドラム20上のトナー像が記録媒体2上に良好に転写されるように制御部30、各ローラ制御部33〜35およびモータ制御部36により同期がとられる。
制御部30は、転写ローラ制御部35から出力される制御コマンドにより、さらに転写ローラ45を駆動させ、表面上にトナー像が転写された記録媒体2を、定着器48まで搬送させる。定着制御部38は、ヒートローラ62と加圧ローラ71の間に搬送された記録媒体2上トナー像に対して、定着器48で加圧及び加熱を実施して記録媒体2上にトナー像を定着させる。(なお、トナー像が定着された状態になった記録媒体を記録媒体3として、トナー像が定着前の記録媒体2と区別する。)モータ制御部36は、トナー像が定着した記録媒体3を搬送ローラ16及び17により画像印刷装置の外部に搬送(排出)する。
ファン制御部39は、画像印刷装置の温度状態に対応するように、内部冷却用のファン49の駆動を制御する。制御部30は、外部I/F部32から入力した印刷データの印刷が終了するまで、上記した一連の動作を繰り返すように各部を制御する。
補正モード処理プログラム記憶部52は、本実施形態の画像印刷装置において、任意の記録媒体を用いて定着性を補正する場合の動作である「定着条件補正モード」(以下、「補正モード」とも記載)のプログラムが格納される記憶部である。テスト用画像データ記憶部53は、上記した補正モードにおいて、実際に使用される記録媒体2を用いた印刷の定着性をテストするためのテスト用画像(図5を用いて後述)のデータが格納される記憶部である。補正値記憶部54は、テスト用画像の印刷結果に対応させた補正値を格納する記憶部であり、例えば、定着不良を無くすために定着温度を補正する(上昇させる)場合の補正値を格納する。
図4は、図1〜図3に示した画像印刷装置を用いて定着率を補正する場合のフローチャートである。
まず、実際に印刷に用いる記録媒体が画像印刷装置の給紙部にセットされる(S1)。
次に、表示部31に表示された画像印刷装置の動作モードの選択肢中から定着条件補正モードが選択され、操作入力部51により定着条件補正モードが入力される(S2)。補正モード処理プログラム記憶部52からプログラムが読み出されて、テスト用画像データ記憶部53から画像データが読み出され、感光ドラム20上に静電潜像が形成される。静電潜像にはトナーが供給されてトナー像になり、給紙部から印刷媒体2が搬送されて、印刷媒体2上にトナー像が転写される。印刷媒体2上のトナー像は、定着器48で定着されてテスト用画像の印刷が終了する(S3)。印刷が終了した印刷媒体3は、画像印刷装置の外に排出され、画像の定着率が判定される(S4)。
図5は、定着補正のテスト用画像を示す図である。
テスト用画像81の上部には、複数のパターンブロックが順に配列され、右側のブロックほどトナー濃度が高くなっている。図5の場合には、最も右側に位置するパターンブロック91のトナー濃度が、装置の仕様により決定される最大のトナー濃度(100%)であり、右側から順に5%づつ減少するように、100%のパターンブロック91、95%のパターンブロック92、90%のパターンブロック93、85%のパターンブロック94、80%のパターンブロック95、75%のパターンブロック96、70%のパターンブロック97が配列されている。
パターンブロック91のトナー濃度100%という記載はトナーが単色の場合であり、例えば、カラー画像でイエロー、マゼンタ、シアンの3色のトナーを重ね合わせる場合には、各色トナー毎の印刷Dutyが100%ということになり、totalの印刷Dutyは300%(100%×3)となる。同様に、95%という記載のパターンブロック92のカラー画像印刷におけるDutyは285%(95%×3)であり、90%という記載のパターンブロック93のカラー画像印刷におけるDutyは270%(90%×3)であり、85%という記載のパターンブロック94のカラー画像印刷におけるDutyは255%(85%×3)であり、80%という記載のパターンブロック95のカラー画像印刷におけるDutyは240%(80%×3)であり、75%という記載のパターンブロック96のカラー画像印刷におけるDutyは225%(75%×3)であり、70%という記載のパターンブロック97のカラー画像印刷におけるDutyは210%(70%×3)というように、各色トナー毎に5%刻みで低くなることから、totalの印刷Dutyは15%刻みで低くなっていく。
また、定着条件補正モードでテスト用画像データを印刷する際に、記録媒体2上のトナー像のトナーが記録媒体2に定着されない場合、すなわち、未定着(定着不良)になる場合がある。その場合には、記録媒体2上のトナーはヒートローラ62に付着してしまうので、ヒートローラ62のクリーニングが必要である。
図5のテスト用画像には、記録媒体2上のトナー像からヒートローラ62に付着したトナーを記録媒体2に再度付着させることによりクリーニングできるように、複数のパターンブロックからヒートローラ62の外周表面長で1周期分P1だけ搬送方向下流側に離れた位置に、少なくともDutyが100%未満の一様なパターンあるいは白紙の領域82が形成されている。また、テスト用画像における領域82からさらに1周期分P2だけ搬送方向下流側には、よりクリーニングを確実に実施するために、領域82と同様な領域83が形成されている。図5の領域82には、パターンブロック91に対応する再定着ブロック領域101とパターンブロック92に対応する再定着ブロック領域102がクリーニング結果として示されており、さらに、領域83にも、パターンブロック91に対応する再定着ブロック領域111とパターンブロック92に対応する再定着ブロック領域112がクリーニング結果として示されている。
図5のテスト用画像が印刷された記録媒体3により定着率を判定する判定方法としては、例えば、粘着テープをパターンブロックに粘着させてから剥離させた場合の剥離前と剥離後のトナー濃度を比較する判定方法、記録媒体3をパターンブロック部分で折り曲げて、折り曲げ部分のトナーの剥がれ状況を変定する方法、記録媒体3のパターンブロック部の表面を擦ることでトナーの剥がれ状況を判定する方法がある。また、図5のテスト用画像には、上記のようにクリーニング用の領域82、83が設けられていることから、この、領域82および83の再定着ブロック領域101あるいは再定着ブロック領域102にトナーが定着していることを見分けることによっても、どの濃度以上のパターンブロックが未定着であるかを判定することができる。
テスト用画像81上で、印刷された各パターンブロック中に未定着のものが存在(定着不良が発生)した場合(S5:YES)には、印刷された定着が良好である各パターンブロック中でトナー濃度が最高のブロックパターンに対応する補正値を選択して、操作入力部51より入力する(S6)。本実施形態の図5ではトナー濃度が異なる各パターンブロックに91〜97の番号を付与しているので、その91〜97をIDとして、各IDに対応する定着温度の補正値を補正値記憶部54に予め格納しておく。なお、各パターンブロックに対応するIDは、説明の便宜上から91〜97を用いるが、より単純な1〜7あるいはA〜G等を用いても良い。
図6は、本実施の形態の各パターンブロックのトナー濃度と定着率の関係により示される特性が定着温度補正により変化する様子を示す図である。
図6では、トナー濃度が異なる各ブロックの定着率の特性が定着条件を補正することで一様に変化し、定着不良領域であったパターンブロック91と92の定着率が定着良好領域に変化する様子が示されている。
図6において、縦軸は定着率(%)を示し上側にいくほど定着率が高くなる。横軸はトナー濃度を示し右側にいくほどトナー濃度が高くなる。破線D1は、定着良好と定着不良を選別する定着率を示す線である。トナー濃度と定着率は反比例する関係であり、トナー濃度が高くなるほど定着率は低下する。図5に示したテスト用画像の印刷結果では、パターンブロック91と92に定着不良(未定着)が発生したが、図6では、パターンブロック91と92が破線D1より下側の定着不良領域に位置している。
図6の場合には、例えば、印刷された定着が良好である各パターンブロック中でトナー濃度が最高のパターンブロック93に対応するIDが入力され、それに対応する定着条件の補正値が補正値記憶部54中から選択されて、制御部30および定着制御部38の制御により定着器48の定着条件が補正される。例えば、定着条件をヒートローラ62の定着温度とすると、パターンブロック93のIDに対応する定着温度分だけヒートローラ62の定着温度が上昇される。この定着温度の補正値は、上記したように予め各パターンブロックに対応させて補正値記憶部54中に格納しておく。このように定着条件を補正することにより、図6に示すように定着不良領域にあったパターンブロック91と92の定着率は、定着良好領域にシフトしてパターンブロック91’と92’の定着率となるので、定着条件が補正されたことになる。
以下に図6を用いて本実施形態の原理をさらに詳しく説明する。トナー濃度と定着率は反比例する関係であり、トナー濃度が高くなるほど定着率が悪くなる。定着性(定着率)は、トナー成分によって異なるが、例えば、100%Dutyで0.5mg/cm程度のトナー重量とする。印刷速度24ppmクラスの印刷装置で一般的なトナーを使用した場合、適正な定着温度は、15%duty(0.08mg/cm)増えるにつれ、1.5℃アップさせる必要がある。
図6の場合、温度を補正する前は、パターンブロック91と92が未定着であり、パターンブロック93の定着性が良好になっている。この場合、パターンブロック93とパターンブロック91のDuty差が各色10%ずつで3色で30%になるため、適正な定着温度にするための補正温度は3℃となる。
図6では、一例として、温度補正前のパターンブロック91の定着温度が170℃になっているので、定着温度を3℃上げるように補正することにより、パターンブロック91の定着温度が173℃になり、定着性を確保することができる。
実際の操作内容としては、温度補正前の定着性が良好であるパターンブロックのうち、トナー濃度の一番高いパターンであるパターンブロック93のIDを選択し、その数字を操作入力部51から入力することになる。この入力によって、本来定着されるべき最大トナー濃度のパターンブロック91を定着させるために必要な定着温度との差分である3℃が補正される。補正後、定着調整モードが終了される。
なお、図6に示した例では、定着条件としてヒートローラ62の定着温度を補正して定着性を改善する場合について説明したが、定着条件としては、その他に、記録媒体の定着時の搬送速度、ヒートローラ62と該ヒートローラ62に対向する加圧ローラ71との間の定着ニップ量を補正することでも定着性を改善することが可能である。つまり、温度補正の代替として、印刷速度、あるいは、定着ニップ量を用いることも可能となる。
図7は、実施の形態1の各パターンブロックのトナー濃度と定着率の関係により示される特性が印刷速度補正により変化する様子を示す図である。
印刷速度の補正により定着性を改善する場合は、例えば、定着温度1℃当りが0.6ppmに相当するため、図6に示した補正温度が3℃の場合は、図7の印刷速度は、1.8ppmだけ遅くすることになる。図7では、一例として、速度補正前のパターンブロック91の印刷速度が24ppmになっているので、印刷速度を1.8ppmだけ遅くするように補正することにより、パターンブロック91の印刷速度が22.2ppmになり、定着性を確保することができる。
図8は、実施の形態1の各パターンブロックのトナー濃度と定着率の関係により示される特性が定着ニップ量補正により変化する様子を示す図である。
ニップ量の補正により定着性を改善する場合は、例えば、印刷速度1ppm当りが0.25mmに相当するため、図7に示した印刷速度が1.8ppmの場合は、図8のニップ量は、0.45mmだけ上げることになる。図8では、一例として、速度補正前のパターンブロック91のニップ量が5.5mmになっているので、ニップ量を0.45mmだけ上げてやるように補正することにより、パターンブロック91のニップ量が5.95mmになり、定着性を確保することができる。
上記したように、印刷された定着が良好である各パターンブロック中でトナー濃度が最高のパターンブロックに対応する定着条件の補正値が選択されると、制御部30および定着制御部38の制御により、記録媒体2に対する定着器48の定着条件が補正されて定着不良(未定着)を無くすことができる(S8)。
またテスト用画像81上で、印刷された各パターンブロック中に未定着のものが存在しない場合(S5:NO)には、定着条件を補正する必要はないので、定着条件補正モードを終了する(S7)。
なお、本実施の形態では、定着条件としてヒートローラ62の定着温度を補正する場合について説明したが、定着条件として、その他に、記録媒体の定着時の搬送速度、ヒートローラ62と該ヒートローラ62に対向する加圧ローラ71との間の定着圧力、ヒートローラ62と該ヒートローラ62に対向する加圧ローラ71との間の定着ニップ量を補正することでも定着不良を改善することが可能である。
このように本実施の形態の画像印刷装置では、実際に使用する記録媒体へのテスト画像の印刷結果で判断して定着条件を補正できるので、通常の定着条件ではトナーの未定着等の定着不良が発生するような任意の材質の記録媒体に対しても、最適な定着条件を設定することができ、さらに、テスト画像のトナー濃度が異なる各パターンブロックにIDを付与し、各IDに対応する補正値を予め記憶させておいてテスト印刷結果によりIDを選択することで、定着条件の補正を容易に実施することができる。
実施の形態2.
上記した実施の形態1では、トナーの未定着が発生する実際の記録媒体にテスト画像を印刷して、その結果により最適な定着条件を設定したが、記録媒体上にトナーが定着されても、定着されたトナーの光沢が不十分(光沢不良)である場合が発生する。そこで、以下に示す実施の形態2では、光沢不良を改善する場合について説明する。
実施の形態2の構成は、実施の形態1と同様であるので重複する説明は省略する。本実施の形態の方法も類似するが、定着が良好であるか不良であるかの判定に用いる尺度が定着率ではなく、光沢度に変わっている点が異なっている。
図9は、実施の形態2の画像印刷装置を用いて光沢度を補正する場合のフローチャートである。
まず、実際に印刷に用いる記録媒体が画像印刷装置の給紙部にセットされる(S11)。
次に、表示部31に表示された画像印刷装置の動作モードの選択肢中から光沢補正モードが選択され、操作入力部51により光沢補正モードが入力される(S12)。補正モード処理プログラム記憶部52からプログラムが読み出されて、テスト用画像データ記憶部53から画像データが読み出され、感光ドラム20上に静電潜像が形成される。静電潜像にはトナーが供給されてトナー像になり、給紙部から印刷媒体2が搬送されて、印刷媒体2上にトナー像が転写される。印刷媒体2上のトナー像は、定着器48で定着されてテスト用画像の印刷が終了する(S13)。印刷が終了した印刷媒体3は、画像印刷装置の外に排出され、画像の光沢度が判定される(S14)。
テスト用画像81上で、印刷された各パターンブロック中に光沢不良のものが存在した場合(S15:YES)には、印刷された光沢が良好である各パターンブロック中でトナー濃度が最高のブロックパターンに対応する補正値を選択して、操作入力部51より入力する(S16)。本実施形態でもトナー濃度が異なる各パターンブロックに91〜97をIDとして、各IDに対応する光沢を良好にする定着温度の補正値を補正値記憶部54に予め格納しておく。
図10は、本実施の形態の各パターンブロックのトナー濃度と光沢度の関係を示す図である。
図10では、トナー濃度が異なる各ブロックの光沢度の特性が定着条件を補正することで一様に変化し、光沢不良領域であったパターンブロック91と92の光沢度が光沢良好領域に変化する様子が示されている。
図10において、縦軸は光沢度を示し上側にいくほど光沢度が高くなる。横軸はトナー濃度を示し右側にいくほどトナー濃度が高くなる。破線D2は、光沢良好と光沢不良を選別する光沢度を示す線である。トナー濃度と光沢度は反比例する関係であり、トナー濃度が高くなるほど光沢度は低下する。図5に示したテスト用画像の印刷結果では、パターンブロック91と92に光沢不良が発生したが、図10では、パターンブロック91と92が破線D2より下側の光沢不良領域に位置している。
図10の場合には、例えば、印刷された光沢が良好である各パターンブロック中でトナー濃度が最高のパターンブロック93に対応するIDが入力され、それに対応する定着条件の補正値が補正値記憶部54中から選択されて、制御部30および定着制御部38の制御により定着器48の定着条件が補正される。例えば、定着条件をヒートローラ62の定着温度とすると、パターンブロック93のIDに対応する定着温度分だけヒートローラ62の定着温度が上昇される。この定着温度の補正値は、上記したように予め各パターンブロックに対応させて補正値記憶部54中に格納しておく。このように定着条件を補正することにより、図10に示すように光沢不良領域にあったパターンブロック91と92の光沢度は、光沢良好領域にシフトしてパターンブロック91”と92”の光沢度となるので、定着条件が補正されたことになる。
以下に図10を用いて本実施形態の原理をさらに詳しく説明する。トナー濃度と光沢度は、定着率と同様に反比例する関係であり、トナー濃度が高くなるほど光沢度が悪くなる。光沢度は、トナー成分によって異なるが、例えば、100%Dutyで0.5mg/cm程度のトナー重量とする。印刷速度24ppmクラスの印刷装置で一般的なトナーを使用した場合、適正な光沢度は、15%duty(0.08mg/cm)増えるにつれ、1.5℃アップさせる必要がある。
図10の場合、温度を補正する前は、パターンブロック91と92が未定着であり、パターンブロック93の光沢度が良好になっている。この場合、パターンブロック93とパターンブロック91のDuty差が各色10%ずつで3色で30%になるため、適正な光沢度にするための補正温度は3℃となる。
図10では、一例として、温度補正前のパターンブロック91の定着温度が170℃になっているので、定着温度を3℃上げるように補正することにより、パターンブロック91の定着温度が173℃になり、光沢度を確保することができる。
実際の操作内容としては、温度補正前の光沢度が良好であるパターンブロックのうち、トナー濃度の一番高いパターンであるパターンブロック93のIDを選択し、その数字を操作入力部51から入力することになる。この入力によって、本来定着されるべき最大トナー濃度のパターンブロック91を定着させるために必要な定着温度との差分である3℃が補正される。補正後、定着調整モードが終了される。
なお、図10に示した例では、定着条件としてヒートローラ62の定着温度を補正して光沢度を改善する場合について説明したが、定着条件としては、その他に、記録媒体の定着時の搬送速度、ヒートローラ62と該ヒートローラ62に対向する加圧ローラ71との間の定着ニップ量を補正することでも光沢度を改善することが可能である。つまり、温度補正の代替として、印刷速度、あるいは、定着ニップ量を用いることも可能となる。
図11は、実施の形態2の各パターンブロックのトナー濃度と光沢度の関係により示される特性が印刷速度補正により変化する様子を示す図である。
印刷速度の補正により光沢度を改善する場合は、例えば、定着温度1℃当りが0.6ppmに相当するため、図10に示した補正温度が3℃の場合は、図11の印刷速度は、1.8ppmだけ遅くすることになる。図11では、一例として、速度補正前のパターンブロック91の印刷速度が24ppmになっているので、印刷速度を1.8ppmだけ遅くするように補正することにより、パターンブロック91の印刷速度が22.2ppmになり、光沢度を確保することができる。
図12は、実施の形態2の各パターンブロックのトナー濃度と光沢度の関係により示される特性が定着ニップ量補正により変化する様子を示す図である。
ニップ量の補正により光沢度を改善する場合は、例えば、印刷速度1ppm当りが0.25mmに相当するため、図11に示した印刷速度が1.8ppmの場合は、図12のニップ量は、0.45mmだけ上げることになる。図12では、一例として、速度補正前のパターンブロック91のニップ量が5.5mmになっているので、ニップ量を0.45mmだけ上げてやるように補正することにより、パターンブロック91のニップ量が5.95mmになり、光沢度を確保することができる。
上記したように、印刷された光沢が良好である各パターンブロック中でトナー濃度が最高のパターンブロックに対応する定着条件の補正値が選択されると、制御部30および定着制御部38の制御により、記録媒体2に対する定着器48の定着条件が補正されて光沢不良を無くすことができる(S18)。
またテスト用画像81上で、印刷された各パターンブロック中に光沢不良のものが存在しない場合(S15:NO)には、定着条件を補正する必要はないので、光沢補正モードを終了する(S17)。
このように本実施の形態の画像印刷装置では、実際に使用する記録媒体へのテスト画像の印刷結果で判断して定着条件を補正できるので、通常の定着条件ではトナーの光沢不良が発生するような任意の記録媒体に対しても、最適な定着条件を設定することができる。
本発明の実施形態1の画像印刷装置の概略構成を示す縦断面図である。 図1の定着器48を拡大表示した縦断面図である。 図1の画像印刷装置の制御内容をブロックで示した図である。 図1〜図3に示した画像印刷装置を用いて定着率を補正する場合のフローチャートである。 定着補正のテスト用画像を示す図である。 実施の形態1の各パターンブロックのトナー濃度と定着率の関係により示される特性が定着温度補正により変化する様子を示す図である。 実施の形態1の各パターンブロックのトナー濃度と定着率の関係により示される特性が印刷速度補正により変化する様子を示す図である。 実施の形態1の各パターンブロックのトナー濃度と定着率の関係により示される特性が定着ニップ量補正により変化する様子を示す図である。 実施の形態2の画像印刷装置を用いて光沢度を補正する場合のフローチャートである。 実施の形態2の各パターンブロックのトナー濃度と光沢度の関係により示される特性が定着温度補正により変化する様子を示す図である。 実施の形態2の各パターンブロックのトナー濃度と光沢度の関係により示される特性が印刷速度補正により変化する様子を示す図である。 実施の形態2の各パターンブロックのトナー濃度と光沢度の関係により示される特性が定着ニップ量補正により変化する様子を示す図である。
符号の説明
1 画像印刷装置、
2 印刷処理前の記録媒体、
3 印刷処理後の記録媒体、
13 給紙ローラ、
14〜17 搬送ローラ、
20 感光ドラム、
30 制御部、
31 表示部、
32 外部入力I/F部、
33 帯電ローラ制御部、
34 現像ローラ制御部、
35 転写ローラ制御部、
36 モータ制御部、
37 印刷制御部、
38 定着制御部、
39 ファン制御部、
43 帯電ローラ、
33 現像ローラ、
35 転写ローラ、
46 各種のモータ、
47 印刷ヘッド、
48 定着器、
49 ファン、
50 検出センサ、
51 操作入力部、
52 補正モード処理プログラム記憶部、
53 テスト用画像データ記憶部、
54 補正値記憶部、
61 メインフレーム、
62 ヒートローラ、
65 ハロゲンランプ、
67 サーミスタ、
68 板バネ、
71 加圧ローラ、
81 テスト用画像、
82、83 領域、
91〜97、91’〜97’、91”〜97” パターンブロック、
101、102、111、112 再定着ブロック領域、
C1〜C4 各色カートリッジ。

Claims (12)

  1. 記録媒体上のトナー画像をヒートローラで定着させる画像印刷装置の定着条件の補正方法であって、
    トナー濃度が異なる複数のテストパターンのブロックが配置されたテスト用画像、及び、定着処理が実施された前記テスト用画像の前記各ブロック中に定着性の不良が発生した場合で、且つ前記各ブロック中の個々のブロックが定着性良好な最大トナー濃度となった場合毎の、定着条件の補正値のデータを予め記憶するステップと、
    前記画像印刷装置の定着条件補正モードを選択するステップと、
    前記画像印刷装置にセットされた記録媒体に前記テスト用画像を印刷するステップと、
    前記テスト用画像の印刷結果により定着性が不良のブロックの有無を判断するステップと、
    前記印刷結果に定着性が不良のブロックが有った場合、定着性良好なブロック中でトナー濃度が最大のブロックに対応する前記補正値を選択するステップと、
    前記補正値を用いて定着条件を補正するステップ
    を有することを特徴とする画像印刷装置の定着条件の補正方法。
  2. 前記テスト用画像を予め記憶するステップでは、各ブロックは、トナー濃度に従い昇順又は降順となるように並べられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像印刷装置の定着条件の補正方法。
  3. 前記テスト用画像を予め記憶するステップでは、各ブロックには、各々に対して識別可能となるように異なる記号又は番号が付与され、
    前記補正値を選択するステップでは、前記記号又は番号により選択する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像印刷装置の定着条件の補正方法。
  4. 前記テスト用画像を予め記憶するステップでは、前記テスト用画像に、前記記録媒体における前記各ブロックから、前記ヒートローラの周面の長さの1又は複数周期分より下流側に、前記ヒートローラ側に付着した前記各ブロックの未定着分のトナーが定着される余白領域又は中間調の一様なパターン画像領域が設けられ、
    前記定着性が不良のブロックの有無を判断するステップでは、前記余白領域又は中間調の一様なパターン画像領域のトナーの定着により不良を判断する
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の画像印刷装置の定着条件の補正方法。
  5. 前記テスト用画像を予め記憶するステップでは、定着条件として、ヒートローラの定着温度、記録媒体の定着時の搬送速度、ヒートローラと該ヒートローラに対向する加圧ローラとの間の定着ニップ量のうちの少なくとも1つの補正値のデータを記憶し、
    前記補正値を用いて定着条件を補正するステップでは、前記補正値に対応する処理内容で定着条件を補正する
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の画像印刷装置の定着条件の補正方法。
  6. 前記テスト用画像を予め記憶するステップでは、前記定着条件の補正値のデータとして、定着性の不良を定着後のトナーの光沢性により判断した場合の補正値のデータが記憶され、
    前記定着性が不良のブロックの有無を判断するステップでは、トナーの光沢性により判断し、
    前記補正値を用いて定着条件を補正するステップでは、トナーの光沢性を補正する処理内容で定着条件を補正する
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の画像印刷装置の定着条件の補正方法。
  7. 記録媒体上のトナー画像をヒートローラで定着させる場合の定着条件を補正できる画像印刷装置であって、
    トナー濃度が異なる複数のテストパターンのブロックが配置されたテスト用画像のデータを記憶するテスト用画像データ記憶部と、
    定着処理が実施された前記テスト用画像の前記各ブロック中に定着性の不良が発生した場合で、且つ前記各ブロック中の個々のブロックが定着性良好な最大トナー濃度となった場合毎に、定着条件の補正値のデータを記憶する補正値記憶部と、
    前記トナー画像の定着条件を補正する場合の定着条件補正モードの処理内容のプログラムを記憶する補正モード処理プログラム記憶部と、
    前記定着条件補正モードおよび補正値を選択できる操作入力部と、
    前記定着条件補正モードが選択された場合、前記テスト用画像を印刷し、入力された補正値に従って定着条件を補正する制御部と
    を備えることを特徴とする画像印刷装置。
  8. 前記テスト用画像におけるテストパターンの各ブロックは、トナー濃度に従い昇順又は降順となるように並べられる
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像印刷装置。
  9. 前記テスト用画像におけるテストパターンの各ブロックには、各々に対して識別可能となるように異なる記号又は番号が付与される
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の画像印刷装置。
  10. 前記テスト用画像には、前記記録媒体における前記各ブロックから、前記ヒートローラの周面の長さの1又は複数周期分より下流側に、前記ヒートローラ側に付着した前記各ブロックの未定着分のトナーが定着される余白領域又は中間調の一様なパターン画像領域が設けられる
    ことを特徴とする請求項7〜9の何れかに記載の画像印刷装置。
  11. 前記補正値記憶部には、定着条件として、ヒートローラの定着温度、記録媒体の定着時の搬送速度、ヒートローラと該ヒートローラに対向する加圧ローラとの間の定着ニップ量のうちの少なくとも1つの補正値のデータが記憶され、
    前記補正モード処理プログラム記憶部には、前記補正値記憶部の補正値に対応する処理内容のプログラムが記憶され、
    前記制御部は、前記補正値記憶部の補正値に対応する定着条件を補正する
    ことを特徴とする請求項7〜10の何れかに記載の画像印刷装置。
  12. 前記補正値記憶部の定着条件の補正値のデータは、定着性の不良を定着後のトナーの光沢性により判断した場合の補正値のデータが記憶される
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像印刷装置。
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JP2015179180A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

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