JP4673907B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、上位装置から入力された画像データを一定の制御に基づいて記録媒体に現像して出力する画像形成装置に関する。
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置、及び電子写真カラー記録装置等の画像形成装置においては、まず、上位装置から送信された印刷データに基づき記録媒体にトナー画像を現像するためのデータ処理を行い、次に、 記録媒体に転写されたトナー像を加熱溶着させる定着装置を印刷開始可能温度に上昇させた上で、印刷動作を開始するという印刷制御が一般的であった。
ここで、印刷開始時間を早めるために、現在の定着装置の温度を監視して所定の印刷開始可能温度に到達していない場合でも、 定着装置の動作速度を低下させることにより、印刷開始タイミングおよび印刷終了時間を短縮する制御方法がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000-137407号公報
近年、印刷時間の短縮に加えて消費電力量の削減に対する要求が非常に高まっている。しかしながら、前述の構成では、印刷時間の短縮は可能であったが、 消費電力量の削減に対しては十分な配慮がなされていなかった。
そこで、本発明は前述の技術的な課題に鑑み、印刷時の消費電力量の低減を行うことを目的とし、 なお且つ、消費電力量と印刷時間の最適化を行うことができる画像形成装置の提供を目的とする。
前述の課題を解決すべく、本発明に係る画像形成装置は、複数の印刷モードを選択可能な制御手段と、前記制御手段により選択された前記印刷モードに基づき、記録媒体に現像された画像を定着させる定着装置とを有し、前記制御手段は、印刷開始前の前記定着装置の現在温度を読み込み、上位装置から前記記録媒体の連続印刷枚数及びサイズを含む印刷情報を受信し、印刷開始時の前記定着装置の設定目標温度及び印刷速度の条件に基づき選択可能な前記印刷モードを複数判定し、複数判定された前記印刷モードにより印刷した場合の消費電力量をそれぞれ算出し、該算出された前記印刷モードの中から前記消費電力量が最小になる前記印刷モードを判定し、該印刷モードで印刷させることを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置によれば、上位装置から送信された印刷データに係る連続印刷枚数、及び、定着装置の定着温度等に情報に基づいて、最も消費電力量が少ない印刷モードを算出して印刷を行うことができる。
以下、本発明の画像形成装置に係る好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、本発明の画像形成装置は、以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、適宜変更可能である。
[第1の実施形態]
第1の実施形態における画像形成装置は、複数の印刷モードを選択可能な制御手段と、前記制御手段により選択された前記印刷モードに基づき現像された画像を定着させる定着装置とを有し、前記制御手段は、上位装置から受信した印刷情報に基づいて決定する連続印刷枚数と、印刷開始前の前記定着装置の定着温度から算出する各印刷モードの消費電力量に基づいて、前記印刷モードのいずれかを選択できる。
まず、本実施形態の画像形成装置1の構成部材について説明する。図1に画像形成装置1の構成図を示す。
画像形成装置1は、例えばLEDタンデム型カラー電子写真式画像記録装置であり、シアン色、マゼンタ色、イエロー色、及びブラック色の各色に対応する画像情報に基づいて記録媒体21に印刷する画像形成ユニット2C、2M、2Y、及び2Kと、記録媒体21を収納した用紙カセット22を始点として画像情報を印刷した記録媒体21が排出されるフェイスダウンスタッカ42を終点とする略S字状の用紙搬送経路3を備えている。
まず、画像形成装置1内部に設けられた画像形成ユニット2C、2M、2Y、及び2Kについて説明する。なお、画像形成ユニット2C、2M、2Y、及び2Kは、互いに略同一の構成であるため、以下の説明においては画像形成ユニット2と称す。画像形成ユニット2は、画像情報に基づく静電潜像を担持する感光体ドラム11と、感光体ドラム11の表面に電荷を蓄えさせる帯電ローラ12と、画像情報に対応した光を感光体ドラム11の表面に照射する画像形成装置1本体に設けられた露光装置13と、トナーを収容するトナーカートリッジ14と、感光体ドラム11表面の静電潜像をトナーによって現像する現像ローラ15とを有する。また、画像形成ユニット2は画像形成装置1に対して着脱可能に配設されている。以下、画像形成ユニット2に含まれる各構成部材について、図1を参照しながら具体的に説明する。
感光体ドラム11は、現像剤像が形成される像担持体であり、画像情報に基づく静電潜像を担持するために表面に電荷を蓄えることが可能なように構成されている。なお、感光体ドラム11は、円筒形状部からなり、回転可能なように設けられている。この様な感光体ドラム11は、アルミニウム等からなる導電性基層に光導電層と電荷輸送層からなる感光層を形成している。また、帯電ローラ12は、図示せぬ電源を用いて感光体ドラム11の表面に所定の正電圧又は負電圧を印加することにより、感光体ドラム11の表面に対して一様に電荷を蓄えさせるためのものである。帯電ローラ12は、一定の圧力で感光体ドラム11の表面に接触しながら回転可能なように設けられている。この様な帯電ローラ12は、導電性の金属シャフトにシリコーン等の半導電性ゴムを被覆することで構成されている。また、露光装置13は、画像情報に対応した光を感光体ドラム11の表面に照射して感光ドラム11の表面に静電潜像を形成することが可能なように構成されており、感光体ドラム11の上方に設けられている。この様な露光装置13は、例えば、複数のLED素子、レンズアレイ、及びLED駆動素子を組み合わせたものから構成されている。
トナーカートリッジ14は、トナーを収容する収容器であり、現像ローラ15の上方に配置されている。トナーカートリッジ14は、トナーが消耗した時に交換できるように、画像形成ユニット2に対して着脱自在に構成されている。また、現像ローラ15は、感光体ドラム11にトナー層を形成する現像部であり、一定の圧力で感光体ドラム11の表面に接触しながら回転可能なように構成され、且つ、クランク形状を有する。また、現像ローラ15は、回転しながらトナーを感光体ドラム11に搬送し、感光体ドラム11の表面に形成された静電潜像をトナーによって現像する。この様な現像ローラ15は、導電性を有する金属シャフトに半導電ウレタンゴム材等を被覆することで構成されている。
次に、画像形成装置1内部に設けられた用紙搬送経路3について説明する。用紙搬送経路3は、記録媒体21を収納した用紙カセット22を始点とし、リタードローラ23、給紙ローラ24、プレッシャローラ25、レジストローラ26、プレッシャローラ27、レジストローラ28、転写ベルトユニット29、転写ローラ33、定着装置34、搬送ローラ38、搬送コロ39、排出ローラ40、排出コロ41を経て、フェイスダウンスタッカ42を終点とする経路から構成される。以下、用紙搬送経路3に含まれる各構成部材について、図1を参照しながら具体的に説明する。
記録媒体21は、モノクロ又はカラーの画像情報を現像させるための所定寸法の記録用紙であり、一般的には、再生紙、光沢紙、及び上質紙のような紙、若しくはOHPフィルムからなる。また、用紙カセット22は、複数枚の記録媒体21を収納しておき、印刷動作が開始されると記録媒体21を画像形成装置1内に供給するためのものである。なお、用紙カセット22は、画像形成装置1から脱着可能なように構成されている。また、リタードローラ23は、用紙カセット22に収納した記録媒体21に対して圧接した状態で回転することにより記録媒体21を用紙カセット22から1枚ずつ分離して取り出す。また、給紙ローラ24は、記録媒体21を挟むようにリタードローラ23と対向して配設され、記録媒体21をプレッシャローラ25及びレジストローラ26に搬送する。また、プレッシャローラ25及びレジストローラ26は、搬送されてきた記録媒体21を挟むように対向して配設され、レジストローラ26で加圧したプレッシャーローラ25を回転させることで、記録媒体21の斜行取り等を行いながらプレッシャローラ27及びレジストローラ28に搬送する。また、プレッシャローラ27及びレジストローラ28は、搬送されてきた記録媒体21を挟むように対向して配設され、レジストローラ28で加圧したプレッシャーローラ27を回転させることで、記録媒体21の斜行取り等を行いながら後述する転写ベルト32へ吸着する。
転写ベルトユニット29は、アイドルローラ30、ドライブローラ31、及び転写ベルト32から構成される。なお、転写ベルト32は、記録媒体21を画像形成ユニット2に搬送して画像情報を現像するための搬送手段であり、転写ベルト32の周面上に記録媒体21を吸着できるようにした無端状のベルトである。また、アイドルローラ30及びドライブローラ31は、無端状に形成された転写ベルト32の両端に設けられ、転写ベルト32に一定の張力を与えている。この様なアイドルローラ30及びドライブローラ31は、高摩擦抵抗から成る部材で形成されている。アイドルローラ30及びドライブローラ31を図示せぬ駆動系によって回転させると、転写ベルト32が連動して駆動する。また、転写ローラ33は、感光体ドラム11の下方に位置し、転写ローラ33と感光体ドラム11により記録媒体21を挟むように当接した状態で、回転可能に設けられている。転写ローラ33には、トナー帯電とは逆の極性のバイアス電圧が供給され、感光体ドラム11の表面に形成されたトナー画像を記録媒体21に転写することができる。
定着装置34は、定着ローラ35、加圧ローラ36、及びサーミスタ37から構成される。定着ローラ35と加圧ローラ36は転写ベルト32によって搬送された記録媒体21を挟むように対向して配設され、画像形成ユニット2で記録媒体21に現像されたトナー画像を記録媒体21に定着させる。具体的には、定着ローラ35内部に配設された例えばハロゲンランプからなるヒータ35Aにより供給される熱を用いて記録媒体21上に付着したトナー画像を溶解した上で、加圧ローラ36の加圧力によりトナー画像を記録媒体21に定着させる。また、サーミスタ37により定着ローラ35の表面温度を測定する。なお、加圧ローラ36は定着ローラ35の回転に付勢されることで連れ回る。また、搬送ローラ38及び搬送コロ39は、定着装置34から搬送されてきた記録媒体21を挟むように対向して配設され、搬送ローラ38の回転に従動させて搬送コロ39を連れ回すことで記録媒体21を排出ローラ40及び排出コロ41に搬送する。また、排出ローラ40及び排出コロ41は、搬送ローラ38及び搬送コロ39から搬送されてきた記録媒体21を挟むように対向して配設され、排出ローラ40の回転に従動させて排出コロ41を連れ回すことで記録媒体21をフェイスダウンスタッカ42に排出する。また、フェイスダウンスタッカ42は、画像情報を現像して排出された記録媒体21を積載して収容する収納スペースである。
次に、図1を参照しながら前述した画像形成装置1の制御について説明する。図2に画像形成装置1の構成を示すブロック図を示す。
画像形成装置1は、マイクロプロセッサ、CPU、ROM、RAM、入出力ポート、及びタイマ等から構成される制御部51を設けており、この制御部51から指令を出して画像情報を記録媒体21に現像する一連のプロセスを制御する。また、制御部51は、上位装置61、各種センサ62、表示部63、入力部64、給紙搬送制御部65、画像形成制御部69、IDユニット駆動制御部72、転写ベルト制御部74、及び定着制御部76と相互に接続し、設定された印刷データ、記録媒体情報、及び設定速度等を各制御部に通知する。以下、制御部51内部に設けられた各構成部材、及び、制御部51と相互に接続している各構成部材について、図2を参照しながら具体的に説明する。
まず、制御部51内部に設けられた各構成部材について説明する。制御部51内部には、データ受信・処理部52、記憶部53、連続印刷枚数判定部54、消費電力量演算部55、印刷合計時間演算部56、及び印刷速度設定部57が設けられている。データ受信・処理部52は、後述する上位装置61から送信された印刷データ及び制御コマンド等を受信して記録媒体21に印刷データを現像するための処理を行う。また、記憶部53は、制御部51内で処理された各データを一時的に記憶する。また、連続印刷枚数判定部54は、記録媒体21に係る連続印刷が可能な枚数を判定する。また、消費電力量演算部55は、記録媒体21に係る連続印刷枚数及び記録媒体情報から各印刷速度における消費電力量を演算する。また、印刷合計時間演算部56は、記録媒体21に係る連続印刷枚数及び記録媒体情報から各印刷速度における印刷時間の合計を演算する。また、印刷速度設定部57は、消費電力量演算部55で演算された消費電力量から最適な印刷速度を設定する。
次に、制御部51と相互に接続している各構成部材について説明する。上位装置61は、パーソナルコンピュータ等であり記録媒体21に印刷する画像データを制御部51に送信する。また、各種センサ62は、画像形成装置1内部に配設され、例えば記録媒体21の有無を検知する用紙有無センサや温湿度を検知する温湿度センサである。 また、表示部63は、操作者に画像形成装置1の印刷状態等を表示するために画像形成装置1に設けられた表示装置である。また、入力部64は、操作者が画像形成装置1の内部設定に係る変更等を行うために画像形成装置1に設けられた入力装置である。
給紙搬送制御部65は、給紙部66、レジスト・搬送部A67、及びレジスト・搬送部B68に設けられた各ローラの速度及び駆動タイミングを制御する。また、画像形成制御部69は、印刷データに基づいて露光装置13により感光体ドラム11に静電潜像を形成する潜像形成部70、及び、現像ローラ15により感光体ドラム11にトナー層を形成する顕像形成部71を制御して、トナー画像を記録媒体21に現像する。また、IDユニット駆動制御部72は、IDユニット駆動部73の各構成部材に係る回転速度及び回転タイミング等を制御する。また、転写ベルト制御部74は、転写ベルト32の両端に設けられたアイドルローラ30及びドライブローラ31の駆動を制御する駆動制御部74A、及び、感光体ドラム11表面に形成されたトナー像を転写ローラ33により記録媒体21に転写するための転写制御部74Bを有し、転写ベルト駆動部75を制御する。また、定着制御部76は、定着装置34の駆動を制御する駆動制御部76A、及び、定着装置34内に設けられたヒータ35Aの温度を制御する温度制御部76Bを有する。この定着制御部76は、定着駆動部77、ヒータ35A、及びサーミスタ37に指令を与えることで、定着ローラ35の回転速度と駆動タイミングを制御し、且つ、定着装置34内に設けられたサーミスタ37から得られた温度情報に基づいてヒータ35AのON/OFFを制御することでヒータ35Aを設定目標温度に近似させる。
次に、 本発明に係る画像形成装置1を動作させて記録媒体21に印刷データを現像する時に定着装置34で消費する消費電力量Wn(Wh)について説明する。表1に定着装置34で消費する消費電力量Wn(Wh)の算出に係るパラメータを示す。
なお、表1に記載した温度勾配a(℃/sec)、消費電力Pw(W)、消費電力Pc(W)は、画像形成装置1及び定着装置34に固有の値であり、予め実験を行い得られた測定値を制御部51内にテーブル化しておくか、若しくは、理論値から算出式を導出して制御部51内にテーブル化しておく。
一般的に、画像形成装置1を起動してから印刷可能となるまでの時間を短縮するために、定着ローラ35内に設けたヒータ35Aを高デューティで点灯させることから、消費電力Pw(W)は大きくなる。しかし、一旦、定着ローラ35が設定目標温度Tn(℃)に到達して印刷可能となり、記録媒体21に画像データを連続印刷している間は、ヒータ35Aが低いデューティーで点灯されることから、消費電力Pc(W)は消費電力Pw(W)より低い値となる。なお、消費電力Pc(W)は、記録媒体21の種類、画像形成装置1の動作環境、及び記録媒体21の印刷枚数等に大きく依存するが、理解を容易にするため一定の値として説明する。ここで、定着ローラ35の温度をT(℃)からTn(℃)まで上昇させるのに必要な時間をtw(sec)とすると、tw(sec)は数式1により算出される。また、定着ローラ35が設定目標温度Tn(℃)を維持しながら印刷動作を行っている時間をtc(sec)とすると、tc(sec)は数式2により算出される。なお、記録媒体21の走行路長が長い場合には、数式2の右辺側の分子に走行路長を加算することにより計算精度を向上させることが可能である。
[数式1]tw=(Tn-T)/a
[数式2]tc={x×L+(x-1)×d}/Vn
また、画像形成装置1の動作開始時から印刷終了までに定着装置34で消費される消費電力量Wn(Wh)は、上述したtw(sec)の算出に係る数式1、tc(sec)の算出に係る数式2、消費電力Pw(W)、及び消費電力Pc(W)により算出する。具体的には、消費電力量Wn(Wh)は数式3により算出される。なお、本実施形態においては、消費電力Wn(Wh)の算出に当たり、画像形成装置1を動作させた場合に消費電力量が最も高い定着装置34のみを考慮したが、駆動モータ、ファン、電源、露光装置13等のいずれかの消費電力量、若しくは、それらを組み合わせた合計消費電力量を算出しても良い。
[数式3]Wn=(Pw×tw+Pc×tc)/60/60
次に、各印刷速度Vn(mm/sec)に係る連続印刷枚数x(枚)に対する定着装置34での消費電力量Wn(Wh)の関係について、図3を参照しながら説明する。なお、印刷開始可能時の定着ローラ35の現在温度T(℃)は20℃である。
ここで、上位装置61から記録媒体21に印刷する画像データが制御部51に送信され印刷に係るデータ処理が完了した時点、すなわち、印刷開始可能時における定着ローラ35の現在温度T(℃)を20℃とする。なお、図5の横軸には連続印刷枚数x(枚)を、縦軸には定着装置34での消費電力量Wn(Wh)をプロットしている。また、 記録媒体21の用紙長L(mm)はA4サイズの記録媒体21を縦方向に搬送するため297mmである。また、連続印刷時における記録媒体21の用紙間距離d(mm)は50mmとした。ここで、印刷時間は印刷速度Vn(mm/sec)に比例するため、印刷速度Vn(mm/sec)が低いほど、連続印刷枚数x(枚)の増加により定着装置34での消費電力量Wn(Wh)が増加する。但し、連続印刷枚数x(枚)が少ない場合には、印刷速度Vn(mm/sec)が低い方が定着装置34での消費電力量Wn(Wh)が少ない。これは、連続印刷枚数x(枚)が少ない場合、定着ローラ35の設定目標温度Tn(℃)を低く設定できることから、定着ローラ35の温度を現在温度T(℃)の20℃から設定目標温度Tn(℃)まで上昇させるために要する消費電力Pw(W)を抑制できるからである。
次に、定着ローラ35の現在温度T(℃)が十分に高い場合における、各印刷速度Vn(mm/sec)に係る連続印刷枚数x(枚)に対する定着装置34での消費電力量Wn(Wh)の関係について、図4を参照しながら説明する。なお、印刷開始可能時の定着ローラ35の現在温度T(℃)は100℃である。
図3を参照しながら説明した印刷開始可能時の定着ローラ35の温度T(℃)が20℃の場合と比較して、印刷開始可能時の定着ローラ35の温度T(℃)が100℃の方が、消費電力量Wn(Wh)が低い。これは、定着ローラ35の温度を現在温度T(℃)から設定目標温度Tn(℃)まで上昇させるために要する消費電力Pw(W)を軽減できるからである。なお、それ以外の消費電力量に係る特性は図3を参照しながら前述した内容と同様である。
次に、記録媒体21に画像データを良好な画像品質で現像するために必要な各記録媒体21に係る定着ローラ35の設定目標温度Tn(℃)及び印刷速度Vn(mm/sec)のテーブルについて、表2を参照しながら説明する。
印刷に使用する記録媒体21の種類は、薄い紙M1、通常の厚みの紙M2、及び厚い紙M3の3種類である。また、3種類の各記録媒体21に画像データを現像するために、Mn1、Mn2、及びMn3から成る3つの印刷モードがある。具体的には、例えば薄い紙M1の場合、M11、M12、及びM13の3つの印刷モードがある。但し、1種類の記録媒体21について2つ以上の印刷モードがあれば良い。また、複数の印刷速度Vn(mm/sec)を必ずしも設定しなくても良い。
次に、記録媒体21に画像データを現像する画像形成装置1の動作条件の一例、及び、上位装置61から制御部51に送信される印刷データの一例を表3に示す。なお、記録媒体21には通常の厚みの紙M2を選択した。また、表3に記載した条件を参照しながら、定着ローラ35における消費電力量Wn(Wh)が最小となる印刷モードの決定方法を後述する。
次に、定着ローラ35における消費電力量Wn(Wh)が最小となる印刷モードの決定に係るフローについて説明する。図5に定着ローラ35における消費電力量Wn(Wh)が最小となる印刷モードの決定及び印刷に係るフローチャートを示す。
まず、上位装置61から送信された印刷データを制御部51が受信すると、サーミスタ37により定着ローラ35の現在温度T(℃)を測定して制御部51に読み込み、印刷モードの決定及び印刷に係るシーケンスを開始する(S1)。次に、上位装置61から送信された印刷データから、連続印刷枚数x(枚)、記録媒体21の用紙サイズ、及び記録媒体21の種類に係る情報を制御部51に読み込む。なお、記録媒体21の用紙サイズから用紙長L(mm)を求める(S2)。次に、表2を参照しながら前述した印刷モードについて、選択可能な印刷モードM21、M22、及びM23を判定する。なお、記録媒体21には通常の厚みの紙M2を選択している(S3)。
次に、各印刷モードにより記録媒体21に画像データを現像するときに要する消費電力量W21、W22、及びW23を算出する。なお、消費電力量W21(Wh)を導出するための数式を数式4乃至数式6に、消費電力量W22(Wh)を導出するための数式を数式7乃至数式9に、及び消費電力量W23(Wh)を導出するための数式を数式10乃至数式12に示す。表3に示した条件の場合、数式4乃至数式12より消費電力量は、W21=2.06Wh、W22=2.53Wh、及びW23=3.25Whとなる(S4)。
[数式4]tw=(Tn-T)/a=(130-100)/8=3.75sec
[数式5]tc={x×L+(x-1)×d}/Vn={2×297+(2-1)×50}/70=9.20sec
[数式6]W21=(Pw×tw+Pc×tc)/60/60=(1000×3.75+400×9.20)/60/60=2.06Wh
[数式7]tw=(Tn-T)/a=(150-100)/8=6.25sec
[数式8]tc={x×L+(x-1)×d}/Vn={2×297+(2-1)×50}/90=7.16sec
[数式9]W22=(Pw×tw+Pc×tc)/60/60=(1000×6.25+400×7.16)/60/60=2.53Wh
[数式10]tw=(Tn-T)/a=(180-100)/8=10.0sec
[数式11]tc={x×L+(x-1)×d}/Vn={2×297+(2-1)×50}/150=4.29sec
[数式12]W23=(Pw×tw+Pc×tc)/60/60=(1000×10.0+400×4.29)/60/60=3.25Wh
次に、消費電力量W21=2.06Wh、W22=2.53Wh、及びW23=3.25Whを比較し、最小値となるW21=2.08Whに基づいて、印刷モードをM21と決定する(S5)。次に、表2を参照しながら説明した各記録媒体21に係る定着ローラ35の設定目標温度Tn(℃)及び印刷速度Vn(mm/sec)のテーブルから、印刷モードM21に対応する設定目標温度Tn(℃)及び印刷速度Vn(mm/sec)を読み出し、記録媒体21に印刷データを現像した後に、印刷モードの決定及び印刷に係るシーケンスを終了する(S6)。
以上、第1の実施形態における画像形成装置1は、上位装置61から送信された印刷データに係る連続印刷枚数x(枚)、及び、定着ローラ35の現在温度T(℃)等に情報に基づいて、最も消費電力量Wn(Wh)が少ない印刷モードMnを算出して印刷を行うことが可能である。例えば表3に示した条件において、印刷モードM21で印刷した場合には、印刷モードM23で印刷した場合と比較して、37%もの消費電力量Wn(Wh)が削減できる。上述した通り、最適な印刷モードを算出して印刷動作を行うことで、消費電力量Wn(Wh)を抑制することが可能である。
[第2の実施形態]
第2の実施形態における画像形成装置は、複数の印刷モードを選択可能な制御手段と、前記制御手段により選択された前記印刷モードに基づき現像された画像を定着させる定着装置とを有し、前記制御手段は、上位装置から受信した印刷情報に基づいて決定する連続印刷枚数と、印刷開始前の前記定着装置の定着温度から判定する各印刷モードの消費電力量と、印刷に掛かる印刷合計時間と、消費電力量優先又は印刷速度優先を示す予め設定された優先順位パラメータとに基づいて、前記印刷モードを判定し前記印刷モードで印刷できる。
以下、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置について説明する。なお、本実施形態において消費電力量Wn(Wh)及び印刷速度Vn(mm/sec)の優先順位を選択することが可能なユーザインターフェース以外の画像形成装置に係る構成は、第1の実施形態で述べた画像形成装置1の構成と同様である。そこで、本実施形態では、簡単のため重複した説明は省略し、ユーザインターフェースに関連するものについてのみ説明する。
まず、各印刷速度Vn(mm/sec)に係る連続印刷枚数x(枚)に対する印刷時間の関係について、図6を参照しながら説明する。なお、印刷開始可能時の定着ローラ35の温度T(℃)は20℃である。
ここで、上位装置61から記録媒体21に印刷する画像データが制御部51に送信され印刷に係るデータ処理が完了した時点、すなわち、印刷開始可能時における定着ローラ35の現在温度T(℃)を20℃とする。なお、図6の横軸には連続印刷枚数x(枚)を、縦軸には印刷合計時間をプロットしている。また、 記録媒体21の用紙長L(mm)はA4サイズの記録媒体21を縦方向に搬送するため297mmである。また、連続印刷時における記録媒体21の用紙間距離d(mm)は50mmとした。ここで、印刷時間は連続印刷枚数x(枚)と比例関係にある。但し、印刷速度Vn(mm/sec)を低速に設定しても、連続印刷枚数x(枚)が少ない場合には印刷合計時間は短い。これは、印刷速度Vn(mm/sec)を低速に設定すると、定着ローラ35の設定目標温度Tn(℃)を低く設定できることから、定着ローラ35の温度を現在温度T(℃)の20℃から設定目標温度Tn(℃)まで上昇させて印刷可能とするために要する時間を短縮できるためである。しかし、連続印刷枚数x(枚)が増加すると、印刷合計時間に占める、定着ローラ35を設定目標温度Tn(℃)まで上昇させて印刷可能とするために要する時間の割合が低下する。すなわち、連続印刷枚数x(枚)が増加すると、印刷合計時間が印刷速度Vn(mm/sec)に大きく依存するため、印刷速度Vn(mm/sec)が高速の印刷モードの方が印刷合計時間を短縮できる。
ここで、第1の実施形態の説明で参照した図3と図6を比較することで、より具体的に、連続印刷枚数x(枚)に係る消費電力量(Wh)及び印刷合計時間との関係を説明する。例えば印刷速度Vn(mm/sec)が70mm/secの印刷モードと150mm/secの印刷モードを比較すると、連続印刷枚数x(枚)が3枚未満であれば、印刷速度Vn(mm/sec)が70mm/secの印刷モードの方が、消費電力量(Wh)が少なく、且つ、印刷合計時間も短い。しかし、連続印刷枚数x(枚)が6枚を超えると、印刷速度Vn(mm/sec)が150mm/secの印刷モードの方が、消費電力量(Wh)が少なく、且つ、印刷合計時間も短い。
次に、定着ローラ35の現在温度T(℃)が十分に高い場合における、各印刷速度Vn(mm/sec)に係る連続印刷枚数x(枚)に対する印刷合計時間の関係について、図7を参照しながら説明する。なお、印刷開始可能時の定着ローラ35の現在温度T(℃)は100℃である。
図6を参照しながら説明した印刷開始可能時の定着ローラ35の温度T(℃)が20℃の場合と比較して、印刷開始可能時の定着ローラ35の温度T(℃)が100℃の方が、印刷合計時間が短い。これは、定着ローラ35の温度を現在温度T(℃)から設定目標温度Tn(℃)まで上昇させて印刷可能とするために要する時間を短縮できるからである。なお、それ以外の消費電力量に係る特性は図6を参照しながら前述した内容と同様である。
次に、画像形成装置の操作者が、消費電力量Wn(Wh)と印刷速度Vn(mm/sec)の優先順位を選択できるユーザインターフェースの一例について説明する。図8に、ユーザインターフェースに係る模式図を示す。
以下の説明においてユーザインターフェースをUIと称す。画像形成装置の操作者は、図8に示した優先順位設定部81を操作することにより、消費電力量Wn(Wh)と印刷速度Vn(mm/sec)の優先順位を優先順位パラメータkとして0から5の間で選択する。また、優先順位パラメータkは、例えば上位装置61から送信された印刷データを受信した制御部51内で設定するか、若しくは、図2を参照しながら説明した入力部64内で設定する。なお、優先順位パラメータkを5と設定すると消費電力量Wn(Wh)の軽減を最優先とし、優先順位パラメータkを0と設定すると印刷速度Vn(mm/sec)の高速化を最優先とする。
次に、各印刷速度Vn(mm/sec)に対する、消費電力量Wn(Wh)、印刷合計時間tn(sec)、及び判定スコアHnについて、表4を参照しながら説明する。
記録媒体21の用紙長L(mm)はA4サイズの記録媒体21を縦方向に搬送するため297mmであり、連続印刷時における記録媒体21の用紙間距離d(mm)は50mmである。なお、連続印刷枚数x(枚)は3枚である。また、定着ローラ35の現在温度T(℃)は100℃である。ここで、判定スコアHnは、消費電力量Wn(Wh)及び印刷合計時間tn(sec)に係る印刷効率を示すものであり、値が小さいほうが印刷効率が良い。また、優先順位パラメータkが0、3、及び5のときの判定スコアHnをそれぞれH21、H22、及びH23とする。なお、判定スコアHnは数式13により算出する。具体的には、例えば操作者が優先順位パラメータkを0と指定すると、印刷速度150mm/secにおける判定スコアH23の値が一番小さく印刷効率が良い。同様に、操作者が優先順位パラメータkを3と指定すると、印刷速度90mm/secにおける判定スコアH22の値が一番小さく印刷効率が良い。同様に、操作者が優先順位パラメータkを5と指定すると、印刷速度70mm/secにおける判定スコアH21の値が一番小さく印刷効率が良い。
[数式13]Hn=k×Wn+(5-k)×tn
なお、消費電力量Wn(Wh)と印刷合計時間tn(sec)の比率が大きく異なる場合には、比率調整用パラメータm及びbを設定しても良い。この場合、判定スコアHnは数式14により算出する。
[数式14]Hn=k×(Wn×m)+(5-k)×(tn×b)
次に、定着ローラ35における消費電力量Wn(Wh)及び印刷合計時間に係る印刷効率が最良となる印刷モードの決定に係るフローについて説明する。図9に印刷効率が最良となる印刷モードの決定及び印刷に係るフローチャートを示す。
まず、上位装置61から送信された印刷データを制御部51が受信すると、制御部51内又は入力部64内から操作者が決定した優先順位パラメータkを読込み、印刷モードの決定及び印刷に係るシーケンスを開始する(S11)。なお、手順S12乃至手順S15は、図5を参照しながら説明した手順S1乃至手順S4と同様であるため、説明を省く。次に、印刷モードMn1、Mn2、及びMn3で印刷する場合に要する印刷合計時間tn(sec)を算出する(S16)。次に、数式13を用いて判定スコアHn1、Hn2、及びHn3を算出する(S17)。次に、判定スコアHn1、Hn2、及びHn3を比較して最小の値となる判定スコアHnを判定し、印刷モードMnを決定する(S18)。次に、印刷モードMnにより記録媒体21に印刷データを現像した後に、印刷モードの決定及び印刷に係るシーケンスを終了する(S19)。
以上、第2の実施形態における画像形成装置は、操作者が優先順位パラメータkを決定することにより、消費電力量Wn(Wh)と印刷速度Vn(mm/sec)の優先順位に基づく最良な印刷モードを選択することが可能である。 例えば、印刷合計時間に制約が無い場合には消費電力量Wn(Wh)を抑制する最良な印刷モードを選択できる。また、オフィス等で印刷合計時間を短縮する必要がある場合には印刷速度Vn(mm/sec)を高速にする最良な印刷モードを選択できる。
なお、上述の第1の実施形態及び第2の実施形態においては、画像形成装置を印刷装置として説明したが、本実施形態の画像形成装置をファクシミリ装置、複写機、複合機などに設けても良い。
本発明の第1の実施形態の画像形成装置を示す構成図である。 本発明の第1の実施形態の画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の画像形成装置における20℃からの立ち上がり時の各印刷速度に係る連続印刷枚数と消費電力量の関係を示す図である。 本発明の第1の実施形態の画像形成装置における100℃からの立ち上がり時の各印刷速度に係る連続印刷枚数と消費電力量の関係を示す図である。 本発明の第1の実施形態の画像形成装置における消費電力量が最小となる印刷モードの決定及び印刷に係る処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の画像形成装置における20℃からの立ち上がり時の各印刷速度に係る連続印刷枚数と印刷合計時間の関係を示す図である。 本発明の第2の実施形態の画像形成装置における100℃からの立ち上がり時の各印刷速度に係る連続印刷枚数と印刷合計時間の関係を示す図である。 本発明の第2の実施形態の画像形成装置における消費電力量及び印刷速度の優先順位を選択することが可能なユーザインターフェースの一例を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態の画像形成装置における消費電力量及び印刷合計時間に関する印刷効率が最良となる印刷モードの決定及び印刷に係る処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置
2,2C,2M,2Y,2K 画像形成ユニット
3 用紙搬送経路
11 感光体ドラム
12 帯電ローラ
13 露光装置
14 トナーカートリッジ
15 現像ローラ
21 記録媒体
22 用紙カセット
23 リタードローラ
24 給紙ローラ
25 プレッシャローラ
26 レジストローラ
27 プレッシャローラ
28 レジストローラ
29 転写ベルトユニット
30 アイドルローラ
31 ドライブローラ
32 転写ベルト
33 転写ローラ
34 定着装置
35 定着ローラ
35A ヒータ
36 加圧ローラ
37 サーミスタ
38 搬送ローラ
39 搬送コロ
40 排出ローラ
41 排出コロ
42 フェイスダウンスタッカ
51 制御部
52 データ受信・処理部
53 記憶部
54 連続印刷枚数判定部
55 消費電力量演算部
56 印刷合計時間演算部
57 印刷速度設定部
61 上位装置
62 各種センサ
63 表示部
64 入力部
65 給紙搬送制御部
66 給紙部
67 レジスト・搬送部A
68 レジスト・搬送部B
69 画像形成制御部
70 潜像形成部
71 顕像形成部
72 IDユニット駆動制御部
73 IDユニット駆動部
74 転写ベルト制御部
74A 駆動制御部
74B 転写制御部
75 転写ベルト駆動部
76 定着制御部
76A 駆動制御部
76B 温度制御部
77 定着駆動部
81 優先順位設定部

Claims (3)

  1. 複数の印刷モードを選択可能な制御手段と、
    前記制御手段により選択された前記印刷モードに基づき、記録媒体に現像された画像を定着させる定着装置とを有し、
    前記制御手段は、
    印刷開始前の前記定着装置の現在温度を読み込み、
    上位装置から前記記録媒体の連続印刷枚数及びサイズを含む印刷情報を受信し、
    印刷開始時の前記定着装置の設定目標温度及び印刷速度の条件に基づき選択可能な前記印刷モードを複数判定し、
    複数判定された前記印刷モードにより印刷した場合の消費電力量をそれぞれ算出し、
    該算出された前記印刷モードの中から前記消費電力量が最小になる前記印刷モードを判定し、
    該印刷モードで印刷させること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 複数の印刷モードを選択可能な制御手段と、
    前記制御手段により選択された前記印刷モードに基づき、記録媒体に現像された画像を定着させる定着装置とを有し、
    前記制御手段は、
    消費電力量優先又は印刷速度優先を選択する優先順位パラメータを読み込み、
    印刷開始前の前記定着装置の現在温度を読み込み、
    上位装置から前記記録媒体の連続印刷枚数及びサイズを含む印刷情報を受信し、
    印刷開始時の前記定着装置の設定目標温度及び印刷速度の条件に基づき選択可能な前記印刷モードを複数判定し、
    複数判定された前記印刷モードにより印刷した場合の消費電力量をそれぞれ算出し、
    複数判定された前記印刷モードにより印刷した場合の印刷時間をそれぞれ算出し、
    複数判定された前記印刷モードにより印刷した場合の前記消費電力量、前記印刷時間、及び前記印刷速度に基づき印刷効率を示す判定スコアをそれぞれ算出し、
    該算出された前記印刷モードの中から前記判定スコアが最小となる前記印刷モードを判定し、
    該印刷モードで印刷させること
    を特徴とする画像形成装置。
  3. 前記優先順位パラメータは、前記上位装置から送信されること、又は予め装置の内部に設定されていること
    を特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
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