JP2006126192A - モノリシック直交位相検出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】直交偏光ビームを分光と同時に位相シフトして多相検出する検出装置をモノリシック構成で小型化する。
【解決手段】位相シフトコーティングを備えた第1の接合面を備えたプリズムと、位相シフトコーティングを備えた第2の接合面を備えたビームスプリッタと、各相のビームを検出するための偏光子と、検出器と、をモノリシック(一体)に構成する。干渉計等により出力された直交偏光された物体および参照ビームを含んでいる一つのビームを入力して、第1および第2の接合面で反射と透過することで4本のビームに分光と同時に位相シフトを施して、4相のビームを生成する。この4相のビームを各々偏光子により直交偏光成分間で干渉を生じさせてから各検出装置で検出することで、多相の干渉信号の検出装置を小型化する。また、同時に多くのコモンモードエラーを除去可能とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、干渉による距離測定、及び、プロファイル測定等の干渉計測装置における互いに直交する偏光成分間の位相差を検出するモノリシック直交位相検出器に関する。
一般的に、レーザ干渉計が試料表面までの距離、及び、試料表面のプロファイルの測定に広く使われている。このレーザ干渉計のレーザ光源からのコヒーレント光は、まず、ビームスプリッタを用いて二光波、例えば、物体ビームと参照ビームとするために分割される。この参照ビームは、ビームスプリッタから一定距離に位置する基準ミラーに向けられ、物体ビームは、ビームスプリッタからある距離に位置する試料表面に向けられる。さらに、この物体ビームは、試料表面から反射された後、ビームスプリッタによって、再び参照ビームと合わせられる。これにより参照ビームに対する物体ビームの相対的な位相差に基づき、物体ビームおよび参照ビームは、強めあうまたは弱めあうように干渉が生じる。検出器は、この干渉光の強度(物体ビームと参照ビームとの間の位相差に基づく、言い換えれば、ビームスプリッタから試料表面までの物体経路の長さと、ビームスプリッタから基準ミラーまでの参照経路の長さとの差分に関連する)を測定可能である。
特開2004−138617号公報 特開平10−132507号公報
レーザ干渉計の分解能および/または精度は、位相差検出器の能力に制限され、すなわち、物体ビームと参照ビーム間の位相差に忠実に対応した信号を発生させる単なる検出器としての能力に起因している。多くの干渉計において、物体ビームおよび参照ビームは、直交偏光されていて、偏光子を使って合成することではじめてビーム間の位相差を表す強度の干渉光を得るように設計されている。
この種の物体及び参照ビームの干渉の強度に基づいて位相差測定をする場合、位相差の測定誤差は複数回の測定で除去することがしばしば行われている。例えば、偏光子でビームが合成される前に意図的に位相差を加えておいて、後にコモンモードエラー(例えばオフセット成分)を取り除くために複数の各干渉ビームを処理して、特定のエラーを決定して、補償するという手法が知られている。また、離散的な検出器の場合は、各ビームを操作するために離散的な光学部品を使用するので、別々のビーム経路に起因する別々の干渉ビームからこの種の複数の信号を発生させて特定のエラーを決定して補償するという複雑な操作が必要になってしまう。
しかしながら、上記のようにこの種の方法でも、いくらかのエラーを取り除くことはできるが、各検出器の利得係数のばらつきと不安定性に起因するような系統誤差、検出器に到達する前の各ビーム強度におけるばらつきと不安定性、及び、離散的な光学部品により送信される各ビームの経路長のばらつきと不安定性は除去することができない。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、直交偏光する物体ビームおよび参照ビーム間の位相差をより正確に測定できる、コンパクトな光学部品を複合してなるモノリシック偏光タイプの直交位相検出器を提供することを目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するために、入力ビームに含まれる互いに直交する偏光成分間の位相差を検出するモノリシック直交位相検出器において、前記入力ビームを2本のビームに分ける第1の接合面を有する第1のプリズムと、この2本のビームを4本のビームに分ける第2の接合面を有する第1のビームスプリッタと、前記ビームのうち少なくとも2本のビームについて相対的に所定位相差を付ける位相シフト部材と、偏光子を前面に配置すると共に前記第1のビームスプリッタから出力されるビームのいずれか各2本のビームをそれぞれ入力して、この偏光子を通過して発生した干渉光を受光して検出信号を出力する第1および第2の検出器と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の目的を達成するために、入力ビームに含まれる互いに直交する偏光成分間の位相差を検出するモノリシック直交位相検出器において、前記入力ビームを2本のビームに分ける第1の接合面を有する第1のプリズムと、この2本のビームの一方を2本のビームに分ける第2の接合面を有する第1のビームスプリッタと、前記2本のビームの他方を2本のビームに分ける第3の接合面を有する第2のビームスプリッタと、前記ビームのうち少なくとも2本のビームに相対的に所定位相差を付ける位相シフト部材と、偏光子を前面に配置すると共に前記第1のビームスプリッタおよび前記第2のビームスプリッタから出力されるビームのいずれか各2本のビームをそれぞれ入力して、この偏光子を通過して発生した干渉光を受光して検出信号を出力する第1および第2の検出器と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、レーザ干渉計測装置等からの1本のビーム中の直交偏光成分を4本のビームに分光するとともにそれぞれに対して相対的な位相シフトを与えて、直交偏光成分間で干渉を起こさせて同時に4相の干渉信号を検出可能な、コンパクトな光学部品を複合してなるモノリシック偏光タイプの直交位相検出器を提供可能である。特に1本のビームから4相信号を得るので、DCオフセットの補正が簡単に行えて、かつ複雑な光学調整が不要であり、さらにモノリシック光学部品により小型に構成可能という顕著な効果が得られる。
図1は、本発明に係るコンパクトなモノリシック直交位相検出器を使用した典型的なレーザ干渉計測装置1の概要を示す。
まず、レーザ光源10はコヒーレント光を発生させる。このコヒーレント光は光ファイバ11へ入力され、入力光を平行光にするコリメーティングレンズ14、および、オプションの波長測定装置12(充分な距離または変位測定の精度を保証するために必要に応じて備える)へ分光される。
次に、コリメーティングレンズ14からの光は、偏光ビームスプリッタ20へ入射され、この偏光ビームスプリッタ20の接合面で「P」偏光(紙面内の電界ベクトル)成分は透過されると共に、「S」偏光(紙面に対して垂直な電界ベクトル)成分は反射される。この偏光ビームスプリッタ20の接合面を透過したP偏光は、いわゆる参照ビーム40になり、1/4波長板22に入射されて回転偏光を生じる。さらに参照ビーム40は基準ミラー24上へ照射され反射される。この結果、参照ビーム40は基準ミラーで反射および1/4波長板22を2回通過することにより180度位相シフトされると共に、偏光方向は入射時の参照ビームに対して相対的に90度回転される。戻り時の参照ビーム40は偏光ビームスプリッタ20の接合面で今度は反射され検出装置100へ向けられて、検出器入力ビーム60の中の直交偏光成分の1方を形成する「S」偏光成分(紙面に垂直な電界ベクトル)を構成することになる。
一方、偏光ビームスプリッタ20により反射された入射光ビームのS偏光成分は、いわゆる物体ビーム50になる。この物体ビーム50はもう一方の1/4波長板23へ入射されて円偏光を生じる。次に物体ビーム50は、発散レンズ27aおよび集束レンズ27bを含む集束装置27によりサンプル26の表面に集光される。物体ビーム50は、サンプル26の表面で反射されて、1/4波長板23および偏光ビームスプリッタ20に向けられる。反射における位相シフトおよび2度の1/4波長板23の通過によって、戻り時の物体ビーム50の偏光方向は、入力時の物体ビームと相対的に90度回転された状態となり、検出器入力ビーム60の直交偏光成分の他方を形成する「P」偏光成分(紙面内の電界ベクトル)を構成することになる。
次に、検出器入力ビーム60は検出装置100に入力される。ここで偏光子を使い再合成されたビームを分析して、検出器入力ビーム60の干渉成分強度を測定することによって、検出装置100は物体ビーム50と参照ビーム40間の位相差を決定する信号を出力する。物体ビーム50および参照ビーム40間の位相差は物体ビームおよび参照ビームの光学距離の違いを表し、サンプル26表面の変位は、物体ビーム50と参照ビーム40間の位相差変化に関係してレーザ光源の光の波長に基づいて測定可能である。
図1に示される構成により、サンプル表面の単一ポイントにおける変位を検出可能であるが、本発明はこの構成に限定されることなく、さらに、適切な集束装置27および直交位相を検出可能な「線形」の一次元または二次元の光検出器アレイで検出装置100を構成可能である。すなわち、図1に示すのと類似したサンプル26の表面の線形の一片上に物体ビーム50を投射して、サンプル26の表面上で物体ビーム50のフォーカスされたポイントをスキャンすれば、一次元または二次元の光検出器アレイ検出装置100を使用して線形に沿って種々の位置でサンプルの表面の変位を検出可能な表面輪郭測定装置を構成することも可能である。
さらにまた、表面の二次元輪郭を測定するために、物体ビームでサンプル26の表面をスキャンすることが可能である。あるいは、集束装置27の代わりに平行光にする装置が用いられ、かつ、「二次元」直交位相検出器である検出装置100が二次元光検出器アレイを含む場合、表面の二次元輪郭を測定するために、図1に示すのと類似したサンプル26の表面の2次元の部分上に物体ビームを投射可能な構成、を備えて、二次元検出器装置である検出装置100を使用してパッチの範囲内で種々の位置で表面の変位を検出可能に構成することもできる。
図1に示された直交位相を検出する検出装置100について、以下図2乃至6を用いてさらに詳細に説明する。図2に示されるコンパクトなモノリシック直交位相検出器である検出装置100は、次の4つの信号を発生させる:同相信号A、同相直交信号C、異相信号B、異相直交信号D。参照ビーム40と物体ビーム50の干渉光の位相Φとすると、それぞれの検出器により測定される各信号は、例えば、以下の通りとなる:

Figure 2006126192

ここで、VA, VB, VC, VDはA, B, C, Dの振幅であり、DCA, DCB, DCC, DCDはA, B, C, DのDCオフセットである。検出器が前もって較正される場合、DCA = DCBおよびDCC = DCDとなる。加えて、レーザ強度が測定期間を通じてほぼ一定であるので、VA = VB = VC = VDまたは他の信号はVA, VB, VC, VDの系統的な差分のために修正することができる。例えば、ビームスプリッティング面であるビームスプリッタの接合面の透過度および反射度の変動は、測定および修正可能なVA, VB, VC, VDの変化を引き起こす。 sin(Φ+90) = cosΦ および sin(Φ+180) = -sinΦ から、以下の方程式により、位相差Φを決定することが可能である:

Figure 2006126192

これによりレーザ干渉計側装置1の2本のビーム、参照ビーム40と物体ビーム50の間の位相差Φが求められる。
直交位相検出する検出装置100の特徴は、各信号A, B, C, Dを入力ビームから全て取得できる点にある。この手段では、入力ビームのビーム強度プロファイルのいかなる変化も等しくA, B, C, Dの各測定に影響を及ぼすため、オフセット誤差は除去可能である。上記式(5)によれば、差分信号 A-B および C-D によって、同相モードDCオフセット誤差DCA, DCB, DCC, DCDのほとんどは除去または減少させる。さらにまた、比率 (A-B)/(C-D) を計算することで、例えばレーザ強度変化によって生じる信号の振幅VA, VB, VC, VDの変化を除去または減少させる効果が得られる。最後に、更に以下に示すように、直交性エラー(位相誤差)は同様に補償、または別途較正可能である。
また、上の式(5)に示されるアークタンジェント関数に、 A-B = arg1 および C-D = arg2 として、4象限逆タンジェント関数 atan2(arg1, arg2)(市販の数値計算用ソフトで一般的に見られる)が、使われる。 atan2関数は、2つの独立変数の符号に基づいて結果として生じる角度の象限を、-π/2 と +π/2 ではなく -π と +π 間の値で特定できるという利点を有する。これは、式(5)の固有の潜在的曖昧さを解決するための特別な処理を不要とする。
直交位相を検出する検出装置100’は、4つの被測定信号に結果としてなるユニークなビームスプリッティング装置を備える。検出器装置100’の最上位には、図2に示すように、プリズム104を構成する2つの30-90-60度のプリズム104a,104bを備える。この2つのプリズムは、図2に示されるように、2つの45-90-45度のプリズム110a,110bを含む透過/反射の比率が50/50の無偏光タイプのビームスプリッタ110上に配置される。図2に示すように、2つのプリズム間の第1の接合面107で、2つの30-90-60度のプリズム104aおよびプリズム104bは、入力ビーム102を二つのビーム106,108に分ける。
1つのプリズムの30度の部位と90度の部位をそれぞれ他のプリズムの30度の部位と90度の部位に隣接するように、プリズム104aとプリズム104bは配置される。光がプリズム104aとプリズム104b間の接合面に入射角30度で入射される場合、50/50比率で反射されるサブビームと透過されるサブビームに分けられる。入力ビーム102は、侵入面103に対して垂直であり、従って、接合面に入射角30度で入射され、50/50でビーム106と108に分けられる。
この接合面107で反射されたビーム106は、空気との接合面に臨界角を上回る角度、例えば、1.5の屈折率を有しているプリズムであればおよそ41.8度以上で入射される。従って、ビーム106は全反射されて、ビームスプリッタ110に向けられる。一方、接合面107で透過されたビーム108は、空気との接合面に臨界角を上回る角度で入射される。従って、ビーム108は、同様に全反射されて、ビームスプリッタ110に向けられる。
ガラスと空気の接合面におけるビーム106および108の総内部反射は、(6)式によって、与えられる各々のビーム106および108のPおよびS成分の間で相対的位相シフトΔ(TIR)をもたらす:

Figure 2006126192

δP および δS はビーム102のPおよびS偏光成分の各位相シフトである。そして、θは入射角、 nA は空気の屈折率、 nG はガラスプリズムの屈折率である。ビーム102のSおよびP偏光成分が相対的にシフトされるにもかかわらず、入射角および屈折率が変化しない限り、位相シフトは一定である。その結果、位相シフトは位相オフセットに影響して式 (1)−(4)となり、従って、式(5)によって、与えられる位相差Φの算出に固定オフセットを与えるだけであり、本願明細書において、記載されている干渉計の多くの他の典型的用途のように、サンプル26の表面の変位または輪郭を決定する場合、この固定オフセットは物体および参照径路の長さ間の初期または固有の径路長差分と同じ効果を有していて、基本的に重要でない。
次に、ビームスプリッタ110は、図2に示すように、第2の接合面112において、ビーム106および108を4本の出力ビームに分けることができる。すなわち、第2の接合面112で反射されて2本のビーム114および116、および、第2の接合面112において透過されて2本のビーム118および120が得られる。次にビーム114および116は検出器130および132により検出され、ビーム118および120は検出器134および136により検出される。検出器130および132は2つの個々の検出器、または、一つの検出器を二等分して使う(例えば電荷結合素子(CCD)検出器アレーエリアの片側半分)ことができる。同様に、検出器134および136も2つの個々の検出器、または、一つの検出器を二等分して使うことができる。
図2の装置において、反射ビームと透過ビームのSおよびP偏光間に相対的位相差をもたらすために、プリズム104のビームスプリッティング面である接合面107、及び、ビームスプリッタ110のビームスプリッティング面である接合面112は、例えば、多層薄膜をコーティングすることができる。例えば、接合面107は、透過光であるビーム108に対して0度位相シフトおよび反射光であるビーム106に対して180度位相シフトをもたらすようにコーティングすることができる。従って、

Figure 2006126192

ここで、 δS (T1), δS (R1) は、それぞれ、接合面107の透過と反射のS偏光成分の位相シフトであり、 δP (T1), δP (R1) は、それぞれ、接合面107の透過と反射のP偏光成分の位相シフトである。そして、 ΔT1 および ΔR1 は、それぞれ接合面107における透過および反射によるSおよびP偏光成分間に生じる位相差分である。次に、接合面112において反射したビーム114と116に対して90度位相シフト、透過したビーム118と120に対して0度位相シフトをもたらすように接合面112に多層薄膜コーティングを備えることができる。

Figure 2006126192

ここで、それぞれ、ΔT2 および ΔR2 は、それぞれ接合面112における透過および反射によるSおよびP偏光成分間に生じる位相差分である。
この実施において、ビーム118が接合面107で透過されることによる0度の位相シフトおよび接合面112で同様に透過されることによる0度の位相シフトを累積するので、式(1)に従って、ビーム118は、信号Aを発生させる。ビーム120が接合面107で反射されることによる180度の位相シフトおよび接合面112で透過されることによる0度の位相シフトを累積するので、式(2)に従って、ビーム120は、信号Bを発生させる。
ビーム114が接合面107で透過されることによる0度の位相シフトおよび接合面112で反射されることによる90度の位相シフトを累積するので、式(3)に従って、ビーム114は、信号Cを発生させる。ビーム116が接合面107で反射されることによる180度の位相シフトおよび接合面112で反射されることによる90度の位相シフトを累積するので、ビーム116は、式(4)に従って信号Dを発生させる。
2つの偏光子122は、ビーム114、116、118および120にそれぞれ含まれているS偏光成分とP偏光成分を互いに干渉させるように偏光方向を規定して取り付けられている。好ましくは、偏光子122の偏光透過軸の向きをやってくるビームのSおよびP偏光の方向に対して45度または-45度で向きを規定するのがよい。
この偏光子122は、検出器130、132、134および136の前面に直接配置できる。従って、信号Aは検出器134による出力、信号Bは検出器136による出力、信号Cは検出器130による出力、そして、信号Dは検出器132による出力である。信号A, B, C, DはSおよびP偏光間の位相差を得るために式(5)に従って組み合わせることが可能である。そして、それは、レーザ干渉計側装置1の参照ビーム40および物体ビーム50との間の径路長(使用光波長の剰余)の差分を表す。サンプル26の表面までの距離の変化は、光の波長、及び、参照ビーム40および物体ビーム50の相対的位相差の変化(必要に応じて位相回転の数が累積される)に基づいて測定される。
上記説明、及び、図2に関する説明から、式(1)−(4)に従って4つの信号A, B, C, Dを発生させることができる多くの他の実施態様がある。他の実施態様は、下記表1にリストされる。

Figure 2006126192
ΔT1T2 の欄は、第1の接合面107(ΔT1)で透過されて、第2の接合面112(ΔT2)で透過されたビーム118に対応する。ΔT1R2 の欄は、第1の接合面107(ΔT1)で透過されて、第2の接合面112(ΔR2)で反射されたビーム114に対応する。 ΔR1T2 の欄は、第1の接合面107(ΔR1)で反射されて、第2の接合面112(ΔT2)で透過されたビーム120に対応する。 ΔR1R2 の欄は、第1の接合面107(ΔR1)で反射されて、第2の接合面112(ΔR2)で反射されたビーム116に対応する。リストに記載された各出力チャネル欄の値は、表1(全て度単位)の最初の4つの欄のコーティング使用による位相シフトによって、ビームにもたらされる種々の相対的位相シフトである。
表1の第1行は、透過ビームに対して0度の位相シフトと反射ビームに対して180度の位相シフトをもたらす第1の接合面107、及び、透過ビームに対して0度の位相シフトと反射ビームに対して90度の位相シフトをもたらす第2の接合面112と、を備えた上記第1の実施形態に対応する。残りの行は、その他の実施態様である。図2から分かるように、他の実施態様は、ビームが生成する信号A, B, C, Dを変化させる。例えば、表1の第2の行で、第2の接合面112は、透過ビーム(反射ビームよりむしろ)に、90度の位相シフトをもたらすことができる。この状態では、ビーム114は信号A、ビーム116は信号B、ビーム118は信号C、ビーム120は信号Dをそれぞれ発生させる。
位相シフトをもたらすコーティングは周知であり、しばしば、例えばMgFl、Al2O3、TiO2、SiO2およびSiNで構成される。この種のコーティングは、例えばRocky Mountain Instrument Company of Lafayette(アメリカ合衆国コロラド州)などのカスタムメイドのオプティカルコーティング設計製造サービス会社により提供可能である。加えて、この種のコーティングは、オプティカルコーティング(例えばThin Film Center, Inc., Tuscon, AZから入手可能な"The Essential Macleod"ソフトウェアおよびSoftware Spectra, Inc., Portland, OR, USAから入手可能な"TFCalc"ソフトウェア)を設計するための市販のソフトウェアパッケージを使用して設計できる。コーティングは典型的に多層であり、各層が異なる屈折率を有する。そして、所望の位相シフトを得るために厚みが選択される。通常、これらの多層コーティングは、透過および反射の振幅出力を±3%の範囲で等しくなるように規定することが可能である。反射および透過のSおよびP偏光間の位相シフトは、約±10度、または、±5度で規定できる。従って、2つのコーティングにおけるSおよびP偏光間の出力位相シフトの不確定度の範囲は10-20%であることが期待できる。これは、700nm波長で動作する場合、測定される距離または変位の不確定度は、約70-140nmに相当することになる。
第1の接合面107および第2の接合面112でもたらされる位相シフトが所望の値に完全一致するように制御されない場合であっても、本発明のモノリシック直交位相検出器である検出装置100’は種々の位相シフトの偏差を打ち消すように較正することができる。例えば、モノリシック直交位相検出器である検出装置100’は参照ビーム40の長さおよび物体ビーム50の長さが公知であるレーザ干渉計側装置1に取り付けられ、検出装置100’によってもたらされる実際の位相シフトは、周知の方法に従って測定および/または較正できる。あるいは、検出装置100’は、少なくとも2つの既知、または、それぞれ測定されて波長が求められる光源を有しているレーザ干渉計側装置1に取り付けることができる。既知またはそれぞれ測定された波長で得られた検出装置100’の出力を分析することによって、検出装置100’によってもたらされる実際の位相シフトは、周知の方法によって、測定および/または較正できる。
各々の検出器130,132,134および136は、電荷結合素子(CCD)アレイまたは他のマルチピクセルアレイ検出器で構成できる。あるいは、各々の検出器130,132,134および136は、検出器表上に集積された光強度と比例して単一の信号を出力する、単純な、モノリシックのフォトディテクタでも構成できる。
図3は、他の典型的なコンパクトなモノリシック直交位相検出器である検出装置200を示す。位相を調整するプレート(よく遅延板と称される)の包含を除いて、検出装置200は、図2に示された検出装置100’と同様、2つの無偏光のプリズム204および無偏光のビームスプリッタ210を有して、2つの接合面207および212で入力ビーム202を4本のビーム214,216,218および220に分ける。
ビーム214および218は、2つの位相調整板(例えば1/4波長板240および280)を通り抜けるようにすることができる。1/4波長板240および280を通り抜けた後に、ビーム214および218は、偏光子222および検出器230および234上に入射される。接合面207および212によってもたらされる位相シフトに加えて、1/4波長板240および280は、SおよびP偏光間に付加的な位相シフトをもたらす。1/4波長板240および280は、所望の量、SおよびP偏光間の相対的位相を調整、および/または、シフトするために用いることができる。ガラススペーサ250および260は、ビーム216および220の光学距離を補償するために図示するように加えることができる。また、同様の目的を達成するために、種々の位相調整量を有している位相調整板をさらに備えても構わない。位相調整板の追加は、例えば、接合面207によってもたらされる位相シフト間の測定されるオフセットを調整するために、検出装置100’と同様の校正手順で行うことができる。
また、接合面207と212によってもたらされる公称位相シフトに加えて、1/4波長板240および280はSおよびP偏光間の1/4波長以外の選択された公称位相シフトをもたらし、名目上、所望の相対的位相シフトはそれぞれの検出器で検出可能となる。それぞれの検出器で検出される干渉ビーム間の所望のSおよびP偏光間の各公称位相シフトは、接合面207および212によってもたらされる位相シフトの方はほとんどなくし、1/4波長板240および280によって完全に提供されるように設計することも可能である。また、1/4波長板240および280は、SおよびP偏光間の1/4波長以外の特定の位相シフトを提供するために、有効な種々のプレートから選択された波長板に変更して較正または補償することができる。このようにして、ビームスプリッタ207と212よりもたらされた特定の位相シフトに加え、所望の許容範囲内で特定の位相シフトを各ビームにもたらした上で各検出器が位相信号を検出するように構成可能である。
図4は、他の典型的なモノリシック直交位相検出器である検出装置300を示す。検出装置300において、45-90-45度のビームスプリッタは、2つのサブキューブ310および320に分けられる。各サブキューブ310および320は、一対のプリズム、310aと310b、および、320aと320bから構成され、2つの接合面312および322が配置される。接合面312および322は、各ビームを偏光子330’、332’、334’および336’を通過させてから、検出器330,332,334および336に入射させる。同時に、検出器332および336を同一の検出器または検出器アレー(別々の出力信号を提供することが可能な)の2つの部分から構成することができる。
ビームスプリッタが2つのサブキューブ310および320に分けられるので、検出装置300は組み立てがより容易であると同時によりコンパクトでもあるという利点を有する。組立ての利点は、例えば、検出装置300が同時に2つの表層(例えばプリズム304aの下面に対するプリズム310aの上側面)の接着、及び、プリズム304bの下面にプリズム320aの接着を必要とするだけであるという点からも明らかである。逆に、検出装置100’(200も同様に)は、ビームスプリッタ110の表面に、プリズム104aおよび104bの両方の下面の接着を必要とする。プリズム104aおよび104bが各々付属品によって、すでに拘束されるように、これは若干の組立て上の問題点がある。一般的に、互いに自由に動ける2つの面を接着するのに比較して、特定の方向にすでに拘束されている2つの面を正確に一緒に接着することは比較的難しい方法である。従って、検出装置300が検出装置100’(および200と)比較して、パーツ数は多いにもかかわらず、小型でしかも組み立てが容易であるという利点を有する。
検出装置300は検出装置100’よりコンパクトであり、すなわち、サブキューブ310および320はビームスプリッタ110の四分の一の大きさである。サブキューブの典型的寸法は10mm×10mmであり、これで直径4mmの入力ビームを扱うに十分なクリアランスを提供可能である。30-90-60度のプリズム304aおよび304bの三角形は20mmの長辺(斜辺)および10mmの短辺を有する。従って、この短辺はサブキューブ310および320に長さと一致する。
検出装置300は、2つの別々の接合面312および322にそれぞれ異なったコーティングを有して、各接合面で透過、反射されるビームに対して4つの異なった位相シフトをもたらすように構成可能である。この特徴は、接合面307、312および322を覆っているオプティカルコーティングの設計に関して、より大きな柔軟性を提供可能である。検出器330,332,334および336に到達する4つのビームは、いかなる順序でも、SおよびP成分間の総累積された相対的位相シフトがほぼ0,90,180および270度である限りは、ビームスプリッティングのいかなる組み合わせも3つのビームスプリッティング接合面として選択可能である。
図5は、他の典型的なモノリシック直交位相検出器である検出装置400を示す。45-90-45度のビームスプリッタが2つのサブキューブ410および420に分けられるという点で、検出装置400は検出装置300と同様である。さらに詳しくは図6に示されるように、サブキューブ410は一対のプリズム410a,410bで構成され、サブキューブ420は同様に一対のプリズム420a,420bで構成される。検出装置400において、サブキューブ410および420は、図4に示される検出装置300に比較して対応する部材をそれぞれ時計回りおよび逆時計周りにそれぞれ回転して配置されている。従って、図5において、接合面412および422は裏側に回っているので図面上では見られない。
図6は、モノリシック直交位相検出器である検出装置400の側面図である。対応する検出器430および434と共に、接合面412および422は、側面図において示されている。図5および6に示すようにビームスプリッタの接合面の向きを定めることによって、単一の検出器を2つの部分に分けて、それぞれ別々の出力信号を提供するようにして、例えば、単一のCCD撮像素子アレイの2つの隣接部分で、検出器430および434を構成することができる。従って、図5および6に示される検出装置400は、図4に示される検出装置300と同様にコンパクトに構成可能である。すなわち、検出装置300は3つ検出器が必要であるのに対して、検出装置400は2つの検出器だけで構成可能である。さらにまた、サブキューブ410および420のビームスプリッタの接合面は、同じ平面に整列配置可能であるので、従って、共通の接合面に沿ってプリズム410aと420aを併合した等価物、及び、共通の接合面に沿ってプリズム410bと420bを併合した等価物により、共通接合面に沿って2つのサブキューブ410および420を併合して長い一つのビームスプリッタに替えて提供することで、パーツの数を削減可能である。
図7は、モノリシック直交位相検出器である検出装置1200を使用して物体ビームおよび参照ビーム間の位相差を算出するために用いるシステム1000を例示する。このシステム1000は、コントローラ1300、メモリ1400、減算装置1500、除算装置1600、アークタンジェント装置1700、そして、出力装置1800、を備える。上述した各装置1300〜1700はバス1900に連結される。または、各装置1500〜1700は、ソフトウェアとしてメモリ1400に格納されてコントローラ1300において、実行するように構成することも可能であり、また、ハードウェア回路、例えば、特定用途向け集積回路(ASIC)として構成することも可能である。各装置1300〜1800の機能を実行するいかなるハードウェアもまたはソフトウェア実装は、これらのシステム及び方法を実施するために利用可能である。
コントローラ1300は、例えば、バスまたはケーブル1350を介して、モノリシック直交位相検出器である検出装置1200から出力信号を受け取るように連結される。検出装置1200は、上記の検出装置100’〜400のいずれかとすることができる。コントローラ1300は、図2に関して上記したように、A、B、CおよびD信号を集めて、値(AD変換された値)をメモリ1400に保存する。次に減算装置1500は、信号Aおよび信号Bの値をメモリから取り出して、信号Aおよび信号B間の第1の差分を算出すると共にこの第1の差分をメモリ1400に保存する。次に減算装置1500は、信号CおよびDの値をメモリ400から取り出して、信号Cおよび信号D間の第2の差分を算出すると共にこの第2の差分をメモリ1400に保存する。
次に除算装置1600は、減算装置1500によってメモリ1400に格納された第1と第2の差分をそれぞれ取り出して、第1の差分を第2の差分で除算して、算出された除算値をメモリに保存する。次にアークタンジェント装置1700は、この除算値および第1および第2の差分の符号をメモリ1400から取り出して、除算値および符号からアークタンジェントに対応する位相角を算出して、出力装置1800に位相角として出力する。出力装置1800は、例えば、ディスプレイ、他のコントローラまたは他のメモリで構成可能である。
上記動作により対処されない信号A,B,CおよびDと関連する種々のエラーを測定及び補償または較正するために、付加的な装置をこのシステム1000に備えることが可能である。例えば、直交性エラー(すなわち種々の光学干渉信号にもたらされる所望の相対的位相シフトにおけるエラー)または種々の振幅誤差は、干渉計、光学式エンコーダ、などの同様の直交信号に由来するリサージュパターンに基づいての修正、較正および/または補償するための周知の方法と装置により対処可能である。
図8は、モノリシック直交位相検出器の1つの構成を用いて干渉計の物体ビームおよび参照ビームの間で位相シフトを得る典型的な方法を例示しているフローチャートである。ステップS100に始まり、ステップS200において、直交偏光する物体ビームおよび参照ビームの成分を有している入力ビームが、モノリシック直交位相検出器へ入力される。次にステップS300において、入力ビームは、コーティングを含む第1のビームスプリッティング接合面により二光波に分けられると共に、各ビームに含まれる2つの直交偏光成分間に相対的位相シフトがもたらされる。次にステップS400において、この二光波は、コーティングを含む第2のビームスプリッティング接合面により4つの異なる相対的位相シフト0、180、90および270の4つのビームA、B、CおよびDに分けられると共に、同様に、各ビームに含まれる直交偏光成分間に付加的な相対的位相シフトがもたらされる。
ステップS500において、ビームA、B、CおよびDは、偏光子を通過して検出器上へ向けられる。ステップS600において、ビームA、B、CおよびDの強度が測定される。ステップS700において、第1の差分A-Bおよび第2の差分C-Dが測定される。ステップS800において、C-Dに対するA-Bの比率が求められる。ステップS900において、A-B/C-Dの比率のアークタンジェントおよび差分A-BおよびC-Dの符号は、直交偏光する物体および参照ビーム間の位相差を測定するために分析される。ステップS1000において、位相差値が出力される。ステップS1100で処理終了となる。
上記のように最適な実施態様について詳細に説明した、本発明はこれに限定されることなく種々の変更態様が可能である。例えば、モノリシック直交位相検出器は、他の光学素子(例えば付加的な1/4波長板または半波長板、レンズおよびフィルタ)を含んでもよい。また、遅延板による遅延効果がビームの偏光成分間に所望の相対的位相シフトを与えるが、特に偏光子要素に隣接して配置する必要はなく、偏光子の上流の光路中であればどこに配置してもよい。さらにまた、遅延板は複数備えてもかまわない。加えて、0、90、180および270度と異なる位相シフト値が、補完的な信号処理と連動して使われてもよい。例えば、0、120、240度の相対的位相シフトの出力を3つの位相検波器へ提供するように設計してレーザ干渉計測装置に適用することも。
本発明に係るモノリシック直交位相検出器を備えたレーザ干渉計装置の概要構成を示す図である。 本発明に係るモノリシック直交位相検出器の好適な実施形態である。 図2に示された本発明に係るモノリシック直交位相検出器を改良した実施形態である。 本発明に係るよりコンパクトなモノリシック直交位相検出器の好適な実施形態である。 図4に示された本発明に係るモノリシック直交位相検出器を改良した実施形態の正面図である。 図5に示された本発明に係るモノリシック直交位相検出器の側面図である。 本発明に係るモノリシック直交位相検出器を使用したシステム構成を示す図である。 本発明に係るモノリシック直交位相検出器の使用方法のフローチャートである。
符号の説明
1・・・レーザ干渉計測装置、10・・・レーザ光源、11・・・光ファイバ、12・・・波長測定装置、14・・・コリメーティングレンズ、20・・・偏光ビームスプリッタ、22,23・・・1/4波長板、24・・・基準ミラー、26・・・サンプル、27・・・収束装置、40・・・参照ビーム、50・・・物体ビーム、60・・・検出器入力ビーム、100,100’,200,300,400・・・検出装置、102・・・入力ビーム、103・・・侵入面、104・・・プリズム、107・・・第1の接合面、110・・・ビームスプリッタ、112・・・第2の接合面、122,222・・・偏光子、130,132,134,136・・・検出器、204・・・無偏光プリズム、210・・・無偏光ビームスプリッタ、240,234・・・1/4波長板、250,260・・・ガラススペーサ、310,320・・・サブキューブ

Claims (18)

  1. 入力ビームに含まれる互いに直交する偏光成分間の位相差を検出するモノリシック直交位相検出器において、
    前記入力ビームを2本のビームに分ける第1の接合面を有する第1のプリズムと、
    この2本のビームを4本のビームに分ける第2の接合面を有する第1のビームスプリッタと、
    前記ビームのうち少なくとも2本のビームについて相対的に所定位相差を付ける位相シフト部材と、
    偏光子を前面に配置すると共に前記第1のビームスプリッタから出力されるビームのいずれか各1本のビームを入力して、この偏光子を通過して発生した干渉光を受光して検出信号を出力する第1および第2の検出器と、
    を備えたことを特徴とするモノリシック直交位相検出器。
  2. 請求項1において、偏光子を前面に配置すると共に前記第1のビームスプリッタから出力されるビームをそれぞれ入力して、この偏光子を通過して発生した干渉光を受光して検出信号を出力する第1乃至第4の検出器を備えたことを特徴とするモノリシック直交位相検出器。
  3. 請求項1において、前記位相シフト部材は、前記第1の接合面に備えられた第1の位相シフトコーティングであることを特徴とするモノリシック直交位相検出器。
  4. 請求項1において、前記位相シフト部材は、前記第2の接合面に備えられた第2の位相シフトコーティングであることを特徴とするモノリシック直交位相検出器。
  5. 請求項1において、前記位相シフト部材は、1/4波長板であることを特徴とするモノリシック直交位相検出器。
  6. 請求項3乃至5において、前記ビームの位相を調整する位相調整板をさらに備えたことを特徴とするモノリシック直交位相検出器。
  7. 請求項1において、前記第1のプリズムは30−90−60度のプリズム要素から構成されると共に前記第1の接合面における透過/反射の比率は50/50であることを特徴とするモノリシック直交位相検出器。
  8. 請求項1において、前記第1のビームスプリッタは45−90−45度のプリズム要素から構成されると共に前記第2の接合面における透過/反射の比率は50/50であることを特徴とするモノリシック直交位相検出器。
  9. 入力ビームに含まれる互いに直交する偏光成分間の位相差を検出するモノリシック直交位相検出器において、
    前記入力ビームを2本のビームに分ける第1の接合面を有する第1のプリズムと、
    この2本のビームの一方を2本のビームに分ける第2の接合面を有する第1のビームスプリッタと、
    前記2本のビームの他方を2本のビームに分ける第3の接合面を有する第2のビームスプリッタと、
    前記ビームのうち少なくとも2本のビームに相対的に所定位相差を付ける位相シフト部材と、
    偏光子を前面に配置すると共に前記第1のビームスプリッタおよび前記第2のビームスプリッタから出力されるビームのいずれか各1本のビームを入力して、この偏光子を通過して発生した干渉光を受光して検出信号を出力する第1および第2の検出器と、
    を備えたことを特徴とするモノリシック直交位相検出器。
  10. 請求項9において、偏光子を前面に配置すると共に前記第1のビームスプリッタおよび前記第2のビームスプリッタから出力されるビームをそれぞれ入力して、この偏光子を通過して発生した干渉光を受光して検出信号を出力する第1乃至第4の検出器を備えたことを特徴とするモノリシック直交位相検出器。
  11. 請求項9において、前記位相シフト部材は、前記第1の接合面に備えられた第1の位相シフトコーティングであることを特徴とするモノリシック直交位相検出器。
  12. 請求項9において、前記位相シフト部材は、前記第2の接合面に備えられた第2の位相シフトコーティングであることを特徴とするモノリシック直交位相検出器。
  13. 請求項9において、前記位相シフト部材は、前記第3の接合面に備えられた第3の位相シフトコーティングであることを特徴とするモノリシック直交位相検出器。
  14. 請求項9において、前記位相シフト部材は、1/4波長板であることを特徴とするモノリシック直交位相検出器。
  15. 請求項11乃至14において、前記ビームの位相を調整する位相調整板をさらに備えたことを特徴とするモノリシック直交位相検出器。
  16. 請求項9において、前記第1のプリズムは30−90−60度のプリズム要素から構成されると共に前記第1の接合面における透過/反射の比率は50/50であることを特徴とするモノリシック直交位相検出器。
  17. 請求項9において、前記第1のビームスプリッタ、および、前記第2のビームスプリッタは45−90−45度のプリズム要素からそれぞれ構成されると共に前記第2の接合面、および、前記第3の接合面における透過/反射の比率は50/50であることを特徴とするモノリシック直交位相検出器。
  18. 請求項9において、前記第2の接合面、および、前記第3の接合面が連続した面となるように前記第1のビームスプリッタ、および、前記第2のビームスプリッタを並列に配置したことを特徴とするモノリシック直交位相検出器。
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