JP2006126190A - 自己検知型spmプローブ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 先鋭化された探針12を先端に設けたレバー部と、レバー部を支持する支持部と、レバー部と前記支持部とを連結する屈曲部と、ピエゾ抵抗体112をU字状に設けた自己検知型SPMプローブにおいて、レバー部に位置するピエゾ抵抗体の一部に、ピエゾ抵抗体と電気的に接続した低抵抗層116を形成するようにした。
【選択図】 図12
Description
その中でも、原子間力顕微鏡(AFM:Atomic Force Microscope)は、走査プローブとして、先端部に探針を設けたカンチレバーを使用しており、そのカンチレバーの探針を試料表面に沿って走査し、試料表面と探針との間に発生する原子間力(引力または斥力)をカンチレバーの撓み量として検出することにより、試料表面の形状測定を達成している。
ここで、この方式に用いられるカンチレバーを特に光てこ式カンチレバーと称する。
しかしながら、この光てこ式カンチレバーを使用する際には、カンチレバーに向けて照射するレーザ光の照射角度と、カンチレバーからの反射光を検出するフォトダイオードの位置等の微調整が必要であり、特に、頻繁に行われるカンチレバーの交換の際に、その微調整を繰り返し行わなければならないという煩雑さが伴っていた。
これらのカンチレバー202およびリファレンス204は、その表面にそれぞれU字状のピエゾ抵抗体208および210を形成している。
ここでは、ピエゾ抵抗体208および210は、n型のシリコン基板206の表面に、それぞれU字状にp型の不純物イオンを選択的に注入することにより、p+のピエゾ抵抗体として形成されている。
そして、各メタルコンタクト部には、コンタクト用のアルミニウム電極(Al)214、216、218および220がそれぞれ埋め込まれる。
ここでは、n型のシリコン基板206の表面に、p型の不純物イオンを注入してp+のピエゾ抵抗体208および210を形成したが、逆に、p型のシリコン基板を用いた場合は、基板表面にn型の不純物イオンを注入してn+のピエゾ抵抗体が形成される。
その際に発生する試料表面と探針との間の原子間力(引力または斥力)が、カンチレバー202を撓ませ、この撓みは、カンチレバー202上に形成されたピエゾ抵抗体208の抵抗値を変動させる。
この抵抗値がカンチレバー202の撓み量として検出される。
ピエゾ抵抗体208の抵抗値の変動は、上記メタルコンタクト部のアルミニウム電極214および216を介して、信号処理部(図示せず)に導かれ、試料表面を表す信号として画像化される。
これは、ピエゾ抵抗体自体の抵抗値が、温度条件等の撓み以外の条件によって変動するため、その不要な変動情報をカンチレバー202において測定される抵抗値の変動から取り除くための参照抵抗値を提供するものである。特に、ここでは、ホイーストン・ブリッジを用いた温度補償が実現される。
このX方向の力に対する変位は、実際には、カンチレバーの捩れによってもたらされ、カンチレバー先端の探針と試料表面との間においてカンチレバーの走査の際に生じる摩擦力等を起因とする。
2つのU字状のピエゾ抵抗体は、一端を互いに接続してクランド電位が与えられており、他端をそれぞれ増幅器に接続している。
すなわち、カンチレバーの垂直方向の変位を示す信号によってカンチレバーの撓みを検出し、カンチレバーの水平方向の変位を示す信号によってカンチレバーの捩れを検出しており、カンチレバーの探針と試料表面との間に生じる原子間力のみならず、カンチレバー走査時に生じる摩擦力の計測をも達成している。
また、それぞれ屈曲部上のピエゾ抵抗体は、屈曲部の長手方向において2つの直線状のピエゾ抵抗体を連結した形としてU字状を形成しているので、屈曲部自体の捩れによりU字状のピエゾ抵抗体の直線部分間での抵抗値変化として一部が相殺されてしまい、2つのU字状のピエゾ抵抗体間における正確な抵抗値差を得ることはできなかった。
さらに、各屈曲部上に前記ピエゾ抵抗体または前記第1の導電層を形成することで、ピエゾ抵抗体間における抵抗値の差を計測することにより、屈曲部の捩れ量をより高精度に検出することができる。
すなわち、屈曲部のピエゾ抵抗体の抵抗値変化を支持部上に導かれた2つの導電層から読み出すことができ、それら抵抗値変化からカンチレバーの撓み量を検出するための信号処理部への接続を容易にする。
さらに、その導電層をピエゾ抵抗体上に形成しているので、屈曲部の領域を有効に利用でき、細く形成することが可能となって、屈曲部の撓みをより顕著に検出することができるという効果を奏する。
すなわち、屈曲部のピエゾ抵抗体の抵抗値変化を支持部上に導かれた2つの導電層から読み出すことができ、それら抵抗値変化からカンチレバーの撓み量を検出するための信号処理部への接続を容易にしている。
さらに、導電層の面積を大きくして抵抗率を低減させることができ、それにより屈曲部のピエゾ抵抗体の抵抗値変化を高精度に読み出すことができるという効果を奏する。
さらに、各屈曲部上に前記ピエゾ抵抗体または前記第1の導電層を形成することで、ピエゾ抵抗体間における抵抗値の差を計測することにより、屈曲部の捩れ量をより高精度に検出することができるという効果を奏する。
さらに、ピエゾ抵抗体22,24上および支持部上には、絶縁層が形成されている。
なお、図1においては、図を簡略化して理解を容易にするため、絶縁層を図示していない。
また、これら2つの屈曲部とピエゾ抵抗体22,24は、カンチレバー202の長手方向に探針12を通過する線を中心軸として、両対称に形成される。
同様に、導電層28のレバー部に位置する一端と、下層のピエゾ抵抗体24とは、メタルコンタクト部44において電気的に接続される。
このSOI技術によって、ピエゾ抵抗体22,24間は、絶縁度の高い素子分離が果たされる。
このシリコン層16中にピエゾ抵抗体22,24が形成され、図2においては、メタルコンタクト部36,38が、ピエゾ抵抗体22,24にそれぞれ接続されて示されている。
なお、この酸化層17が、上述した絶縁層に相当する。
よって、この酸化層17上に、上述した配線となる導電層26,28が形成される。
さらに、カンチレバー202のレバー部に位置するメタルコンタクト部42から配線される導電層26は、ピエゾ抵抗体22の表面に形成された絶縁層17上に配置され、かつカンチレバー202のレバー部から屈曲部を介して支持部へと導かれている。
すなわち、導電層26は、一端をレバー部に位置し、他端をカンチレバー202の支持部においてピエゾ抵抗体22の形成されていない部分に位置している。
また、他方の屈曲部においても、ピエゾ抵抗体24、導電層34,28およびメタルコンタクト部38,44は、一方の屈曲部におけるピエゾ抵抗体22、導電層32,26およびメタルコンタクト部36,42にそれぞれ対称的に配置される。
よって、他方の屈曲部においても、その長手方向に沿って形成されたピエゾ抵抗体24の抵抗値の計測が達成される。
なお、図4および図5では、図1のカンチレバー202のピエゾ抵抗体24を形成する工程断面を示している。
そして、そのSOI基板の表面側と裏面側とを熱酸化することにより、シリコン酸化膜(SiO2)19および13を形成し、シリコン酸化膜19上に、さらにエッチングマスクとなるフォトレジスタ膜21をパターニングする。
続いて、パターニングされたシリコン酸化膜19をマスクとして、リアクティブ・イオン・エッチング(RIE)を行うことにより、図4(c)に示すように、マスク19の下に先鋭化した探針12が形成する。
フォトレジスト膜25をマスクとしてRIEによりSOIシリコン層16を、埋め込み酸化層14に達するまでエッチングし、カンチレバーの端部を形成する。
フォトレジスト膜27をマスクとして緩衝フッ酸溶液(BHF)を用いたバックエッチングを行い、シリコン酸化膜13をパターニング形成する。
さらに、ここで、メタルコンタクト部44,38から配線される導電層28,34が形成される(図示せず)。
その場合、参照用カンチレバーは、探針12を取り除いたこと以外は自己検知型SPMプローブ10と同様な構成であり、自己検知型SPMプローブ10の動作と並行して、その参照用カンチレバー上のピエゾ抵抗体における抵抗値の測定が行われる。
これは、従来の自己検知型SPMプローブにおけるリファレンスと同様に、ピエゾ抵抗体自体の抵抗値の不要な変動情報を自己検知型SPMプローブ10において測定される抵抗値の変動から取り除くための参照抵抗値を提供するものである。
その場合、ピエゾ抵抗体は、レバー部の捩れが検出されるように、探針を通りかつカンチレバーの長手方向に沿った直線を中心軸として、屈曲部に、対称的に形成されるのが好ましい。
そのため、2つのピエゾ抵抗体間において、カンチレバー202の捩れにより生じる両屈曲部の変位差を示す抵抗値差が、顕著にかつ正確に現れる。
すなわち、屈曲部のピエゾ抵抗体の抵抗値変化を、支持部上に導かれた2つの導電層から読み出すことができ、それら抵抗値変化からカンチレバー202の撓み量および捩れ量を検出する信号処理部への接続を容易にしている。
なお、この場合の信号処理部は、従来の光てこ型カンチレバーおよび4分割フォトダイオードを使用したAFMにおける信号処理と同様な演算処理によって、カンチレバーの探針と試料表面との摩擦力を導出するものである。
図7は、実施の形態2に係る自己検知型SPMプローブ60の平面図である。
自己検知型SPMプローブ60は、レバー部に位置したピエゾ抵抗体22および24のメタルコンタクト部42および44から屈曲部を介して支持部へと導かれる導電層32および34が、ピエゾ抵抗体22および24上に形成されていない点で、実施の形態1に係る自己検知型SPMプローブ10とは異なる。
2つの屈曲部上には、図1と同様に、それぞれピエゾ抵抗体22および24がレバー部から支持部に至って直線状に形成されている。
また、SOIシリコン層16とピエゾ抵抗体22および24の表面には、絶縁層(図示せず)が形成されている。
すなわち、ピエゾ抵抗体22の配置された一方の屈曲部上においては、ピエゾ抵抗体22と導電層32の2つの領域が、それぞれ個別に存在する。
配線となる導電層34もまた同様に、メタルコンタクト部44との電気的接続を果たすために、その一部のみをピエゾ抵抗体24上に形成し、その他の部分を、ピエゾ抵抗体24の形成されていない領域に形成して、レバー部から支持部に至って導かれている。
すなわち、ピエゾ抵抗体24の配置された他方の屈曲部上においては、ピエゾ抵抗体24と導電層34の2つの領域が、それぞれ個別に存在する。
また、同様に、ピエゾ抵抗体24の他方のメタルコンタクト部38との電気的接続を果たす導電層28は、支持部においてピエゾ抵抗体24の形成されていない領域まで導かれる。
その場合、ピエゾ抵抗体は、レバー部の捩れが検出されるように、探針を通りかつカンチレバーの長手方向に沿った直線を中心軸として、屈曲部に、対称的に形成されるのが好ましい。
その場合、参照用カンチレバーは、探針12を取り除いたこと以外は自己検知型SPMプローブ60(または70、80)と同様な構成であり、自己検知型SPMプローブ60(または70、80)の動作と並行して、その参照用カンチレバー上のピエゾ抵抗体における抵抗値の測定が行われる。
これは、従来の自己検知型SPMプローブにおけるリファレンスと同様に、ピエゾ抵抗体自体の抵抗値の不要な変動情報を自己検知型SPMプローブ60(または70、80)において測定される抵抗値の変動から取り除くための参照抵抗値を提供するものである。
すなわち、導電層の面積を大きくして抵抗率を低減させることができ、それにより屈曲部のピエゾ抵抗体の抵抗値変化を高精度に読み出すことができる。
図10は、実施の形態3に係る自己検知型SPMプローブ90の平面図である。
自己検知型SPMプローブ90は、レバー部に位置したピエゾ抵抗体22および24のメタルコンタクト部42および44から屈曲部を介して支持部へと導かれる導電層が、ピエゾ抵抗体22および24上に形成されず、且つその導電層を共通にしている点で、実施の形態1に係る自己検知型SPMプローブ10とは異なる。
3つの屈曲部のうち両端の2つの屈曲部上には、図1と同様に、それぞれピエゾ抵抗体22および24が、レバー部から支持部に至って直線状に形成されている。
また、SOIシリコン層16とピエゾ抵抗体22および24の表面には、絶縁層(図示せず)が形成されている。
すなわち、ピエゾ抵抗体22および24のレバー部に位置する端部は、導電層30によって共通に電気的に接続され、支持部側へと電気的に配線されている。
また、同様に、ピエゾ抵抗体24の他方のメタルコンタクト部38との電気的接続を果たす導電層28は、支持部においてピエゾ抵抗体24の形成されていない領域まで導かれる。
図10に示した自己検知型SPMプローブ90の形成工程は、前述した説明した図4および図5と同様であるため、ここではその説明を省略する。
なお、自己検知型SPMプローブ90においては、ピエゾ抵抗体22、24および導電層30を、それぞれ個別の屈曲部上に配置したが、図11に示す自己検知型SPMプローブ100のように、レバー部と支持部とを連結する屈曲部を1つにして、その屈曲部上にピエゾ抵抗体の形成領域および導電層を設けてもよい。
その場合、参照用カンチレバーは、探針12を取り除いたこと以外は自己検知型SPMプローブ90(または100)と同様な構成であり、自己検知型SPMプローブ90(または100)の動作と並行して、その参照用カンチレバー上のピエゾ抵抗体における抵抗値の測定が行われる。
これは、従来の自己検知型SPMプローブにおけるリファレンスと同様に、ピエゾ抵抗体自体の抵抗値の不要な変動情報を自己検知型SPMプローブ90(または100)において測定される抵抗値の変動から取り除くための参照抵抗値を提供するものである。
すなわち、導電層の面積を大きくして抵抗率を低減させることができ、それにより屈曲部のピエゾ抵抗体の抵抗値変化を高精度に読み出すことができる。
さらに、1つの導電層を共通にして使用しているので、屈曲部上に配置される導電層の数を減少させることができ、これにより屈曲部の幅を狭くできるため、より顕著にレバーの撓み量を検出することができる。
図12は、実施の形態4に係る自己検知型SPMプローブ110の平面図である。
自己検知型SPMプローブ110は、1つの屈曲部上に、支持部−レバー部−支持部に亘ってU字状のピエゾ抵抗体が形成され、且つ各ピエゾ抵抗体のレバー部に位置する部分の一部に、低抵抗層を設けている点で、実施の形態1に係る自己検知型SPMプローブ10とは異なる。
2つの屈曲部上には、それぞれピエゾ抵抗体112および114が、支持部−レバー部−支持部に亘ってU字状に形成されている。
また、SOIシリコン層16とピエゾ抵抗体112および114の表面には、絶縁層(図示せず)が形成されている。
低抵抗層116は、メタルコンタクト部113および115によって、下層のピエゾ抵抗体112との電気的接続を果たし、後述する導電層32および34と同材料の金属であることが好ましい。
レバー部において捩れ量を検出するのに、レバー部の長手方向に対して垂直な方向のピエゾ抵抗体領域は意味をもたず、むしろ高抵抗領域として機能する。
低抵抗層116は、その部分に流れる電流を迂回させるために機能し、より捩れ量の実質的な検出を可能にする。
低抵抗層118は、メタルコンタクト部117および119によって、下層のピエゾ抵抗体114との電気的接続を果たしている。
また、同様に、導電層28および34は、それぞれピエゾ抵抗体114の端部に位置するメタルコンタクト部38および44との電気的接続を果たし、支持部においてピエゾ抵抗体114の形成されていない領域まで導かれる。
その場合、ピエゾ抵抗体は、レバー部の捩れが検出されるように、探針を通りかつカンチレバーの長手方向に沿った直線を中心軸として、屈曲部に、対称的に形成されるのが好ましい。
その場合、参照用カンチレバーは、探針12を取り除いたこと以外は自己検知型SPMプローブ110(または120、130)と同様な構成であり、自己検知型SPMプローブ110(または120、130)の動作と並行して、その参照用カンチレバー上のピエゾ抵抗体における抵抗値の測定が行われる。
これは、従来の自己検知型SPMプローブにおけるリファレンスと同様に、ピエゾ抵抗体自体の抵抗値の不要な変動情報を自己検知型SPMプローブ110(または120、130)において測定される抵抗値の変動から取り除くための参照抵抗値を提供するものである。
さらに、ピエゾ抵抗体上の低抵抗層の存在により、電流損失の少ない、より実質的なピエゾ抵抗体の抵抗値の検出が可能になる。
よって、カンチレバーは、一般に、ウェハ上から個別に取り出した状態で使用される。
しかしながら、例えば使用されるカンチレバーが不良であった場合に、そのカンチレバーがウェハ上のどの位置に形成されていたかを知る術がなかった。
図15は、実施の形態1〜4のいずれか1つに係るカンチレバーまたは自己検知型SPMプローブが、シリコンウェハ150上のカンチレバー形成領域151においてマトリクス状に複数形成された状態を示す。
ここで、カンチレバー形成領域151は、円形状のシリコンウェハ150内に収まる領域であり、特に、個々のカンチレバーが方形状の領域で仕切られて、複数個収められている。
例えば、図15に示すように、カンチレバー形成領域151において、マトリクスの要素区域すなわち各カンチレバーの方形領域の長軸方向に沿って配置される最大の数(図15の場合は、8)と短軸方向に沿って配置される最大の数(図15の場合は、16)をそれぞれ縦と横にした仮想マトリクス(図15の場合は、8ラ16)を考える。
さらに、この仮想マトリクスの縦軸に沿った要素区域に対して、それぞれA,B,C,...と記号を付す。
同様に、横軸に沿った要素区域に対して、それぞれ01,02,03,...と番号を付す。
これにより、仮想マトリクス内の要素区域が記号と番号によって特定でき、これを識別マークとする。
例えば、カンチレバー152は、F−06の要素区域として表すことができる。
この場合、カンチレバー形成領域151に含まれない要素区域(例えば、A−01〜A−05)には、実際には、カンチレバーは形成されないが、識別マークからウェハ上の位置を特定するには、このように、方形状のマトリクスを想定した方が直感的に判り易い。
なお、識別マークとして使用する符号は、マトリクス内において位置が特定できる記号または番号であれば何でも良い。
これら識別マークは、実施の形態1において説明されたカンチレバーの作成工程の1つとして、例えば、図5(g)に示す工程においてメタルコンタクト部44,38および導電層28,34(図示していない)と同時に、アルミニウム(Al)等で形成する。
よって、特に不良なカンチレバーに対して、ウェハ上における不良カンチレバー位置分布を得ることができ、さらには、その不良カンチレバー位置分布によって不良要因を特定し、その要因を取り除くように、カンチレバー作成工程を再現性高く、良質な工程となるように改善することができる。
12 探針
14,17 酸化層
15,16 シリコン層
22,24,112,114 ピエゾ抵抗体
26,28,32,34 導電層
36,38,42,44,113,115,117,119 メタルコンタクト部
116,118 低抵抗層
152、202 カンチレバー
Claims (4)
- 先鋭化された探針を先端に設けたレバー部と、該レバー部を支持する支持部と、前記レバー部と前記支持部とを連結する屈曲部とからカンチレバーを構成し、このカンチレバー上にピエゾ抵抗体をU字状に設けた自己検知型SPMプローブにおいて、
前記レバー部に位置する前記ピエゾ抵抗体の一部に、該ピエゾ抵抗体と電気的に接続した低抵抗層を形成したことを特徴とする自己検知型SPMプローブ。 - 前記ピエゾ抵抗体の前記支持部に位置する両端からそれぞれ電極配線を設けたことを特徴とする請求項1に記載の自己検知型SPMプローブ。
- 前記ピエゾ抵抗体は、前記屈曲部上に複数個形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の自己検知型SPMプローブ。
- 前記屈曲部を少なくとも2つ設け、前記各屈曲部上に前記ピエゾ抵抗体または前記電極配線を形成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の自己検知型SPMプローブ。
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JPH10282129A (ja) | 半導体歪センサおよびこれを用いた走査型プローブ顕微鏡 |
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