JP2006125101A - 警報錠 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】警報錠1の本体2を、取付部3を介して窓枠30に回動可能に取り付ける。本体2の下端面に、略U字状に窪んだ凹部5を形成する。本体2を下方に回動させ、凹部5内に窓用錠20の操作レバー23を収容した状態でロックすることにより、操作レバー23を操作できない(回動させることができない)ようにする。押しボタン91〜94が予め定められた順序で押されることなく、本体2がロック状態で無理やり上方側に回動された場合に、本体2内に備えられたスピーカから警報を発生させる。
【選択図】 図3
Description
泥棒などの侵入者が窓から建物に侵入しようとする場合には、通常、窓用錠の近傍における窓ガラスの一部を割り、そこから手を入れて操作レバーを把持し、係止体を回動させることにより、窓を開け得る状態とした後、窓を開けて建物に侵入する。
一方で、侵入者が、侵入できる程度の広範囲にわたって窓ガラスを割って建物に侵入することは稀であり、侵入者は、窓用錠を容易に開錠することができなければ、建物への侵入を断念することが予想される。
上記カバーを上記操作レバーに被せられた状態でロックするためのロック機構を有し、上記制御回路は、上記複数の押しボタンが上記予め定める順序で押されたときは、上記警報発生手段を動作させずに、上記ロック機構によるロック状態を解除するようになっていてもよい。
この場合、上記4つの押しボタンのうちの1つは、押しボタンを上記予め定める順序で押す際に操作開始の旨を入力するためのものであり、他の押しボタンのうちの1つは、押しボタンを上記予め定める順序で押す際に操作終了の旨を入力するためのものであってもよい。
この構成によれば、建物に侵入しようとする侵入者は、発光(たとえば、点滅)している発光ダイオードを窓の外側から視認することにより、制御回路が機能中であることを確認し、建物への侵入を断念することが期待できる。したがって、侵入者が窓から建物に侵入するのをさらに効果的に阻止することができる。
図1は、この発明の第1実施形態に係る警報錠1を前方側から見た斜視図である。図2は、この警報錠1を後方側から見た斜視図である。
図1および図2を参照して、この警報錠1は、窓枠に取り付けられ、支軸を中心に回動する係止体およびこの係止体を回動させるための操作レバーを有する窓用錠に適用されるものである。警報錠1には、本体2と、本体2を窓枠に取り付けるための取付部3とが備えられている。
ケーシング4の後面には、警報錠1が機能中であること(警報を発生し得る状態であること)を報知するための発光ダイオード(機能中報知ランプ13)が配置されている。機能中報知ランプ13の側方には、ソーラパネル14が配置されており、このソーラパネル14で受光した光を用いて発電を行い、発電された電力を用いて機能中報知ランプ13を発光させることができるようになっている。
図3は、この警報錠1の取付態様を示す斜視図である。
図3を参照して、この警報錠1は、支軸21を中心に回動する三日月状の係止体22(いわゆるクレセント)と、この係止体22を回動させるために係止体に連結された操作レバー23とを有する一般的な窓用錠20が取り付けられた窓枠30に対して、付加的に取り付けられるものである。窓用錠20は、たとえば、窓ガラス30Aが嵌め込まれた窓枠30の外側面(窓ガラス30Aに直交する側面)に取り付けられ、窓ガラス30Aに対して平行に延びる支軸21を中心に係止体22を回動させることにより、この窓用錠20が取り付けられた窓枠30の後方側に配置された(窓ガラス31Aが嵌め込まれた)窓枠31に係止体22を係止させ、これらの2つの窓枠30,31の相対的な変位を規制して、閉じた窓を閉じた状態で固定することができるとともに、この状態から操作レバー23を前方に回動させ、支軸21を中心に係止体22を(略180°)回転させることにより、窓枠31に対する係止体22の係止状態を解除して、窓を開け得る状態にすることができる。係止体22が係止状態にあるときには、操作レバー23が窓枠30の外側面に沿って係止体22から上方に向かって延びている。
図4は、図3に示す状態から警報錠1の本体2を下方側に回動させたときの態様を示す概略斜視図であって、(a)は、本体2を途中まで回動させた状態を示しており、(b)は、本体2を最も下方まで回動させた状態を示している。
図5を参照して、本体2のケーシング4内には、本体2の長手方向に沿ってスライド可能な軸状のプランジャ70を備えたソレノイド7と、本体2と取付部3の対向方向に沿ってスライド可能な軸状の可動部16Aを備えたスイッチ16とが配置されている。
図6を参照して、ソレノイド7は、いわゆる自己保持型のものであって、その外形を区画する有底筒状のフレーム71と、一端部がフレーム71の開口部から外方に突出するように他端部側がフレーム71内に挿入された軸状のプランジャ70と、プランジャ70を軸方向にスライド可能に保持するスリーブ72と、スリーブ72を位置決めするためのベース73と、フレーム71内におけるプランジャ70の他端部側に配置され、スリーブ72が挿通されたボビン74と、ボビン74の外周面に巻き付けられたコイル75と、フレーム71内におけるプランジャ70の一端部側に配置され、スリーブ72が挿通された永久磁石76と、フレーム71の開口部を塞ぐプレート77と、プランジャ70を軸方向に沿って他端部側から一端部側に向けて付勢するためのスプリング78とを備えている。
図7を参照して、この警報錠1の動作は、本体2のケーシング4内に配置された制御回路に含まれるマイクロコンピュータ(マイコン)17により制御される。マイクロコンピュータ17には、押しボタン91〜94を含むキー入力部9の他、スイッチ16、ソレノイド7、ソーラパネル14、発光ダイオード12,13,91A〜94Aおよびスピーカ10などが電気的に接続されている。
図8を参照して、マイクロコンピュータ17は、操作開始キー91が押されたかどうか(ステップS1)、および、スイッチ16がオン状態からオフしたかどうか(ステップS12)を監視している。
この実施形態では、カバー(本体2のケーシング4における凹部5の周辺部分)が操作レバー23に被せられることにより、操作レバー23を操作できないようにすることができるので、侵入者が、窓用錠20の近傍における窓ガラスの一部を割り、そこから手を入れたとしても、操作レバー23を把持して係止体22を回動させることはできない。したがって、侵入者は、窓用錠20を容易に開錠することができずに、建物への侵入を断念することが期待でき、侵入者が窓から建物に侵入するのを効果的に阻止することができる。
さらに、建物に侵入しようとする侵入者は、点滅している機能中報知ランプ13を窓の外側から視認することにより、制御回路が機能中であることを確認し、建物への侵入を断念することが期待できる。したがって、侵入者が窓から建物に侵入するのをさらに効果的に阻止することができる。
図9および図10を参照して、この警報錠101は、窓枠30に取り付けられ、支軸21を中心に回動する係止体22およびこの係止体22を回動させるための操作レバー23を有する窓用錠20に適用されるものである。警報錠101には、警報を発生させるためのスピーカ(図示せず)を備えた本体102と、本体102に対して回動可能に取り付けられたカバー103とが備えられている。
ケーシング104の後面には、警報錠101が機能中であることを報知するための発光ダイオード(機能中報知ランプ113)が配置されている。機能中報知ランプ113の側方には、ソーラパネル114が配置されており、このソーラパネル114で受光した光を用いて発電を行い、発電された電力を用いて機能中報知ランプ113を発光させることができるようになっている。
この実施形態では、カバー103が操作レバー23に被せられることにより、操作レバー23を操作できないようにすることができるので、侵入者が、窓用錠20の近傍における窓ガラスの一部を割り、そこから手を入れたとしても、操作レバー23を把持して係止体22を回動させることはできない。したがって、侵入者は、窓用錠20を容易に開錠することができずに、建物への侵入を断念することが期待でき、侵入者が窓から建物に侵入するのを効果的に阻止することができる。
さらに、建物に侵入しようとする侵入者は、点滅している機能中報知ランプ113を窓の外側から視認することにより、制御回路が機能中であることを確認し、建物への侵入を断念することが期待できる。したがって、侵入者が窓から建物に侵入するのをさらに効果的に阻止することができる。
図11を参照して、この警報錠201は、窓枠30に取り付けられ、支軸21を中心に回動する係止体22およびこの係止体22を回動させるための操作レバー23を有する窓用錠20に適用されるものである。警報錠201には、警報を発生させるためのスピーカ(図示せず)を備えた本体202と、本体202を窓枠30に取り付けるための取付部203とが備えられている。
ケーシング204の後面には、警報錠201が機能中であることを報知するための発光ダイオード(機能中報知ランプ213)が配置されている。機能中報知ランプ213の側方には、ソーラパネル(図示せず)が配置されており、このソーラパネルで受光した光を用いて発電を行い、発電された電力を用いて機能中報知ランプ213を発光させることができるようになっている。
この実施形態では、カバー(本体202のケーシング204における凹部205の周辺部分)が操作レバー23に被せられることにより、操作レバー23を操作できないようにすることができるので、侵入者が、窓用錠20の近傍における窓ガラスの一部を割り、そこから手を入れたとしても、操作レバー23を把持して係止体22を回動させることはできない。したがって、侵入者は、窓用錠20を容易に開錠することができずに、建物への侵入を断念することが期待でき、侵入者が窓から建物に侵入するのを効果的に阻止することができる。
さらに、建物に侵入しようとする侵入者は、点滅している機能中報知ランプ213を窓の外側から視認することにより、制御回路が機能中であることを確認し、建物への侵入を断念することが期待できる。したがって、侵入者が窓から建物に侵入するのをさらに効果的に阻止することができる。
図12を参照して、この警報錠301は、窓枠30に取り付けられ、支軸21を中心に回動する係止体22およびこの係止体22を回動させるための操作レバー23を有する窓用錠20に適用されるものである。警報錠301には、警報を発生させるためのスピーカ(図示せず)を備えた本体302と、本体302を窓枠30に取り付けるための取付部303とが備えられている。
ケーシング304の後面には、警報錠301が機能中であることを報知するための発光ダイオード(機能中報知ランプ313)が配置されている。機能中報知ランプ313の側方には、ソーラパネル(図示せず)が配置されており、このソーラパネルで受光した光を用いて発電を行い、発電された電力を用いて機能中報知ランプ313を発光させることができるようになっている。
この実施形態では、カバー(本体302のケーシング304における凹部305の周辺部分)が操作レバー23に被せられることにより、操作レバー23を操作できないようにすることができるので、侵入者が、窓用錠20の近傍における窓ガラスの一部を割り、そこから手を入れたとしても、操作レバー23を把持して係止体22を回動させることはできない。したがって、侵入者は、窓用錠20を容易に開錠することができずに、建物への侵入を断念することが期待でき、侵入者が窓から建物に侵入するのを効果的に阻止することができる。
さらに、建物に侵入しようとする侵入者は、点滅している機能中報知ランプ313を窓の外側から視認することにより、制御回路が機能中であることを確認し、建物への侵入を断念することが期待できる。したがって、侵入者が窓から建物に侵入するのをさらに効果的に阻止することができる。
図13を参照して、この警報錠401は、窓枠30に取り付けられ、支軸21を中心に回動する係止体22およびこの係止体22を回動させるための操作レバー23を有する窓用錠20に適用されるものである。警報錠401には、警報を発生させるためのスピーカ(図示せず)を備えた本体402と、本体402に対して回動可能に取り付けられたカバー403とが備えられている。
ケーシング404の後面には、警報錠401が機能中であることを報知するための発光ダイオード(機能中報知ランプ413)が配置されている。機能中報知ランプ413の側方には、ソーラパネル(図示せず)が配置されており、このソーラパネルで受光した光を用いて発電を行い、発電された電力を用いて機能中報知ランプ413を発光させることができるようになっている。
この実施形態では、カバー403が操作レバー23に被せられる(操作レバー23の前方側を覆う)ことにより、操作レバー23を操作できないようにすることができるので、侵入者が、窓用錠20の近傍における窓ガラスの一部を割り、そこから手を入れたとしても、操作レバー23を把持して係止体22を回動させることはできない。したがって、侵入者は、窓用錠20を容易に開錠することができずに、建物への侵入を断念することが期待でき、侵入者が窓から建物に侵入するのを効果的に阻止することができる。
さらに、建物に侵入しようとする侵入者は、点滅している機能中報知ランプ413を窓の外側から視認することにより、制御回路が機能中であることを確認し、建物への侵入を断念することが期待できる。したがって、侵入者が窓から建物に侵入するのをさらに効果的に阻止することができる。
たとえば、機能中報知ランプ13,113,213,313,413は、発光時に点滅するような構成に限らず、点灯するような構成であってもよい。ロック解除報知ランプ12,112,212,312,412は、発光時に点灯するような構成に限らず、点滅するような構成であってもよい。
警報錠1,101,201,301,401を窓枠30に取り付ける方法は、ビスなどの固定具を用いて取り付けるような方法に限らず、たとえば、(強力な)両面テープを用いて取り付けるような方法であれば、容易に取り付けることができる。
5 凹部
10 スピーカ
13 機能中報知ランプ
17 マイクロコンピュータ
20 窓用錠
21 支軸
22 係止体
23 操作レバー
30 窓枠
91〜94 押しボタン
101 警報錠
103 カバー
113 機能中報知ランプ
191〜194 押しボタン
201 警報錠
205 凹部
213 機能中報知ランプ
291〜294 押しボタン
301 警報錠
305 凹部
313 機能中報知ランプ
391〜394 押しボタン
401 警報錠
403 カバー
413 機能中報知ランプ
491〜494 押しボタン
Claims (3)
- 窓枠に取り付けられ、支軸を中心に回動する係止体およびこの係止体を回動させるための操作レバーを有する窓用錠に適用される警報錠であって、
上記操作レバーに被せられ、操作レバーを操作できないようにするためのカバーと、
複数の押しボタンと、
警報を発生させるために動作される警報発生手段と、
上記複数の押しボタンが予め定める順序で押されたときは、上記警報発生手段を動作させず、上記複数の押しボタンが上記予め定める順序で押されることなく上記カバーが外されたときには、上記警報発生手段を動作させる制御回路と
を有することを特徴とする警報錠。 - 上記押しボタンは、4つ設けられていることを特徴とする請求項1記載の警報錠。
- 上記カバーが上記操作レバーに被せられた状態で、窓の外側から視認可能に設けられた発光ダイオードを有し、
上記制御回路は、機能中であることを報知するために上記発光ダイオードを発光させることを特徴とする請求項1または2記載の警報錠。
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