JP2006124607A5 - - Google Patents
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ここで、この請求項5に記載の導電性接着剤においては、請求項6に記載の発明のように、前記合金フィラーの表面には、前記他の金属よりも貴な金属からなるナノサイズの微粒子がコーティングされていることが好ましい。
上記の合金フィラーは、Ag単独よりも卑であるため、酸化しやすく、当該合金フィラーと相手側との間の接続抵抗が大きくなりやすい。そこで、他の金属よりも貴な金属からなるからなるナノサイズの微粒子を合金フィラーにコーティングしてやれば、導電性接着剤の熱硬化によりナノサイズの微粒子が融着するので、上記の合金フィラー単独の場合よりもフィラー間にて十分な接続がなされ当該接続抵抗を確保しやすい。
また、請求項7に記載の発明のように、請求項1〜請求項4に記載の導電性接着剤において、前記導電フィラーは、Agからなる第1のフィラーと前記他の金属からなる第2のフィラーとの混合物であるものにできる。
ここで、この請求項7に記載の導電性接着剤においては、請求項8に記載の発明のように、前記第1のフィラーもしくは前記第2のフィラーの表面には、前記他の金属よりも貴な金属からなるからなるナノサイズの微粒子がコーティングされていることが好ましい。
その理由は、上記請求項6に記載の発明と同様であり、導電性接着剤の熱硬化によるナノサイズの微粒子の融着により、フィラー間における十分な接続がなされ当該接続抵抗の確保をしやすい。
また、請求項9に記載の発明では、請求項5または請求項7に記載の導電性接着剤において、前記導電フィラーの間には、前記他の金属よりも貴な金属からなるナノサイズの微粒子が混合されていることを特徴としている。
本発明の作用効果も、上記請求項6に記載の発明と同様であり、導電性接着剤の熱硬化によるナノサイズの微粒子の融着により、フィラー間における十分な接続がなされ当該接続抵抗の確保をしやすい。
また、請求項10に記載の発明のように、請求項6または請求項8〜請求項9に記載の導電性接着剤においては、前記微粒子の粒径としては、1〜500nmにすることができる。
そして、硬化剤である酸無水物とフェノール樹脂とは、併用でエポキシ当量比を0.8当量とし、その内訳として95/5〜5/95とすることが好ましく、特に酸無水物とフェノール樹脂との比は、50/50がより好ましい。
Claims (17)
- 回路基板(10)上にSn系の卑金属電極(21)を有する電子部品(20)を接続するときに使用される導電性接着剤において、
主剤としてのナフタレン骨格を持つエポキシ樹脂と、硬化剤としての酸無水物およびフェノール樹脂と、硬化促進剤としてのイミダゾールと、導電フィラーとを含んでなり、
前記導電フィラーは、AgとAgよりも卑であってSnよりも貴である他の金属とからなるものであり、
前記酸無水物と前記フェノール樹脂とは併用でエポキシ当量比を0.8当量とし、その内訳として95/5〜5/95であることを特徴とする導電性接着剤。 - 前記イミダゾールは、マイクロカプセル化されたものであることを特徴とする請求項1に記載の導電性接着剤。
- 前記フェノール樹脂は、ノボラックフェノールであることを特徴とする請求項1または2に記載の導電性接着剤。
- 前記導電フィラーと樹脂成分との配合比率は、重量比として82/18〜90/10であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の導電性接着剤。
- 前記導電フィラーは、Agと前記他の金属との合金からなる合金フィラーであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の導電性接着剤。
- 前記合金フィラーの表面には、前記他の金属よりも貴な金属からなるナノサイズの微粒子がコーティングされていることを特徴とする請求項5に記載の導電性接着剤。
- 前記導電フィラーは、Agからなる第1のフィラーと前記他の金属からなる第2のフィラーとの混合物であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の導電性接着剤。
- 前記第1のフィラーもしくは前記第2のフィラーの表面には、前記他の金属よりも貴な金属からなるからなるナノサイズの微粒子がコーティングされていることを特徴とする請求項7に記載の導電性接着剤。
- 前記導電フィラーの間には、前記他の金属よりも貴な金属からなるナノサイズの微粒子が混合されていることを特徴とする請求項5または7に記載の導電性接着剤。
- 前記微粒子の粒径は、1〜500nmであることを特徴とする請求項6または8ないし9のいずれか1つに記載の導電性接着剤。
- 前記他の金属はCuであることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1つに記載の導電性接着剤。
- 前記導電性接着剤中のClイオン濃度が10ppm以下であることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1つに記載の導電性接着剤。
- 前記導電性接着剤を硬化した後の硬化物において、85℃、85RH%の環境で364時間放置する耐湿試験を行った後の重量変化が2%以下であることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1つに記載の導電性接着剤。
- 前記導電性接着剤を硬化した後の硬化物において、そのガラス転移温度が110〜160℃であることを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1つに記載の導電性接着剤。
- 前記導電フィラーは、前記導電フィラー同士にて、または、前記回路基板(10)の電極(11)もしくは前記電子部品(20)の前記卑金属電極(21)と融着するものであることを特徴とする請求項1ないし14のいずれか1つに記載の導電性接着剤。
- 請求項1ないし15のいずれか1つに記載の導電性接着剤(30)を介して、回路基板(10)上にSn系の卑金属電極(21)を有する電子部品(20)を搭載し、前記導電性接着剤(30)を加熱硬化することにより、前記電子部品(20)と前記回路基板(10)とを接続してなる電子装置。
- 回路基板(10)上にSn系の卑金属電極(21)を有する電子部品(20)を接続するときに使用される導電性接着剤において、
主剤としてのナフタレン骨格を持つエポキシ樹脂と、硬化剤としての酸無水物およびフェノール樹脂と、硬化促進剤としてのイミダゾールと、導電フィラーとを含んでなり、
前記導電フィラーは、AgとAgよりも卑であってSnよりも貴である他の金属とからなるものであることを特徴とする導電性接着剤。
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