JP2006124248A - 硝酸製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】窒素酸化物の吸収が常温(〜30℃)で可能になるとともに、有害物質であるアンモニアを用いずに硝酸を製造することができる。
【解決手段】この発明の硝酸製造装置は、オゾンガスが注入された、水蒸気、窒素酸化物を含む被処理ガスが滞留するオゾン反応槽4と、このオゾン反応槽4を通過した被処理ガスが流入し、二酸化窒素ガス及び前記水蒸気を吸着する吸着剤6を収納した吸脱着槽5と、この吸脱着槽5に設けられ吸着剤6に吸着された二酸化窒素ガス及び水蒸気を加熱して、脱着ガスを生成するヒータ7と、このヒータ7からの脱着ガスを冷却して凝縮する冷却器12と、この冷却器12で凝縮された凝縮液を貯える硝酸回収槽13とを備えている。
【選択図】図1

Description

この発明は、水蒸気存在下の排ガス中に含まれる窒素酸化物から硝酸を製造する硝酸製造装置に関する。
従来、硝酸製造方法として、アルカリ土類の酸化物または水酸化物と、遷移元素の酸化物との混合物を含む窒素酸化物吸収剤を用い、酸素および窒素酸化物を含む250〜500℃の高温ガスを窒素酸化物吸収剤に接触させて高温ガス中の窒素酸化物を吸収させ、この窒素酸化物吸収剤を300〜600℃の不活性気体に接触させて、吸収した窒素酸化物を脱着して回収し、回収した窒素酸化物(高濃度のNO等)を硝酸製造の原料として用いたものが知られている(特許文献1参照)。
また、他の硝酸製造方法として、
a.アンモニアと酸素とで酸化窒素を形成する工程(加圧下:8atm)と、
b.酸化窒素を酸素と反応させて二酸化窒素の二量体に酸化させる工程と、
c.二酸化窒素とその二量体を水と反応させて硝酸を生成する工程とを備え、
上記(a)の工程と上記(c)の工程との間に25%以上の酸素富化ガスを導入するものが知られている(特許文献2参照)。
特開2003−175315号公報 特開平10−29809号公報
しかしながら、特許文献1のものでは、窒素酸化物の吸着に高熱(温度250〜500℃)を必要とし、エネルギコストが嵩むという問題点があった。
また、特許文献2のものでは、硝酸の製造に有害物質であるアンモニアを用いざるを得ないという問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題とするものであって、窒素酸化物の吸収が常温(〜30℃)で可能になるとともに、有害物質であるアンモニアを用いずに硝酸を製造することができる硝酸製造装置を得ることを目的とするものである。
この発明に係る硝酸製造装置は、ゾンガスが注入された、水蒸気、窒素酸化物を含む被処理ガスが滞留するオゾン反応槽と、このオゾン反応槽を通過した前記被処理ガスが流入し、二酸化窒素ガス及び前記水蒸気を吸着する吸着剤を収納した吸脱着槽と、この吸脱着槽に設けられ前記吸着剤を加熱して脱着ガスを生成する加熱手段と、前記脱着ガスを冷却して凝縮する凝縮手段と、この凝縮手段で凝縮された凝縮液を貯える硝酸回収槽とを備えている。
この発明に係る硝酸製造装置では、窒素酸化物の吸収が常温で可能になるとともに、有害物質であるアンモニアを用いずに硝酸を製造することができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における硝酸製造装置を示す工程図である。
この硝酸製造装置では、水蒸気を含む空気及び窒素酸化物を含む被処理ガスが通る第1のダクト1aには、被処理ガス中に含まれた塵埃を除去するフィルタ2が取り付けられている。このフィルタ2の下流の第2のダクト1bには、オゾンガスを発生させるオゾナイザ3が接続されている。また、第2のダクト1bには、オゾンガスと酸化反応させてNOガスをNOガスに酸化するオゾン反応槽4が接続されている。
このオゾン反応槽4は、第3のダクト1cを介して、NOガス及び水蒸気を吸着する吸着剤6を内部に収納した吸脱着槽5と接続されている。
吸着剤6は、ペンタシル型ゼオライトに疎水性処理を施し、アルカリ金属イオンを一部水素に置換したものである。
吸脱着槽5内には、吸着剤6に吸着されたNOガス及び水蒸気を加熱して、脱着ガスを生成する加熱手段であるヒータ7が設けられている。このヒータ7は、発熱温度が可変であり、吸脱着槽5内の温度を100℃〜350℃の範囲で調整可能になっている。
吸脱着槽5は、第4のダクト1dを介して、オゾン反応槽4で未反応であったオゾンガスを清浄な酸素ガスに分解するオゾンガス分解手段であるオゾン分解槽8と接続されている。この第4のダクト1dには、第1の切り替えバルブ9aが取り付けられている。
また、吸脱着槽5は、第1の配管10aを介して空気補給ブロア11と接続されている。第1の配管10aには第2の切り替えバルブ9bが取り付けられている。
吸脱着槽5は、また第2の配管10bを介して脱着ガスを冷却、凝縮する凝縮手段である冷却器12と接続されている。冷却器12は、第3の配管10cを介して硝酸回収槽13に接続されている。
以下、上記構成の硝酸製造装置を用いて硝酸を製造する手順について説明する。
最初に吸着剤6に水蒸気及びNOガスを吸着する吸着処理が施されるが、そのときには、第1の切り替えバルブ9aは「開」、第2の切り替えバルブ9bは「閉」、第3の切り替えバルブ9cは「閉」である。
NOx発生源からの被処理ガスは、第1のダクト1aを通じてフィルタ2を通過するが、このフィルタ2で塵埃は除去される。NOx発生源のNOxは不活性な(処理し難い)NOと活性な(処理し易い)NOとの混合物であるが、通常不活性なNOの比率が大きい。
オゾナイザ3からは、オゾンガスをNOに対してモル比で2倍のオゾンガスを第2のダクト1bに添加し、オゾン反応槽4内に1秒間滞留・反応させて、被処理ガス中のNOガスをNOガスに酸化する。この反応は、25℃前後の常温、大気圧下で行われる。
その後、被処理ガスは、第3のダクト1cを通って吸脱着槽5に導入される。この吸脱着槽5内では、層厚さが5cmの吸着剤6が4層直列に配置されており、この吸着剤6を通過することで、被処理ガス中のNO2ガスとHOとはほぼ同量吸着剤6に吸着される。
この吸着剤6は、ペンタシル型ゼオライトに疎水性処理が施されているので、吸着剤6の表面には薄い水膜が形成されており、吸脱着槽5内に導入されたNO2ガスは、吸着剤6への吸着とともに、薄い水膜へも吸収され、吸着剤6に対するNO2ガスの吸着効率が高い。
また、オゾンガスによるNOガスの酸化反応、及びNOガスの吸着処理により、NOxが除去されるが、被処理ガス中の未反応オゾンガスは、第4のダクト1dに取り付けられたオゾン分解槽8を通して分解して酸素となり、清浄ガスとして大気へ排気される。
その後、吸着剤6に吸着されたNO2は脱着される。
この脱着段階では、先ず第1の切り替えバルブ9aを「閉」、第2の切り替えバルブ9bを「開」、第3の切り替えバルブ9cを「開」、空気補給ブロア11を「ON」とする。
この処理工程では、NOが吸着された吸着剤6をヒータ7が加熱し、脱着された脱着ガスは、空気補給ブロア11の駆動により、第2の配管10bを通じて冷却器12に送られる。この冷却器12では、脱着ガスは、冷却水により、冷却、凝縮され、この凝縮液は、第3の配管10cを通じて硝酸回収槽13に回収される。
本願発明者は、上記構成の硝酸製造装置を用いて、NOx濃度がNOとして100〜1000ppmの被処理ガスを、6m/hの流量でオゾン反応槽4を通じて10kgの吸着剤6が入った吸脱着槽5内に導入し、冷却器12を通じて、最終的に硝酸回収槽13に回収された硝酸濃度を測定した。
図2は、そのときの吸着剤6に吸着されたNO量を示す特性図である。
この図において、入口NOx濃度とは、オゾン反応槽4の入口である第2のダクト1bで被処理ガスをサンプリングしたときのNOの濃度であり、出口NOx濃度とは吸脱着槽5の出口である第4のダクト1dで被処理ガスをサンプリングしたときのNOの濃度である。
この図から分かるように、最初の約170時間は100ppm、その後の約65時間は300ppm、さらにその後の約10時間は1000ppmのNO濃度の被処理ガスを6m/hの流量で連続的に吸脱着槽5に導入した。そして、逐次、入口NOx濃度及び出口NOx濃度を測定し、その差から吸着剤6に吸着されたNOの総量を求めたところ、その総量は204gであった。
図3は、総量204gのNOが吸着された吸着剤6からどの程度の量のNOが脱着されたかを示す特性図である。
この図において、縦軸の左側は、第2の配管10bで被処理ガスをサンプリングしたときのNOの濃度、縦軸の右側は、ヒータ7により加熱された吸脱着槽5内の温度であり、槽内は350℃前後に温度制御された状態において、時間とともに脱着されるNOの変化量を示している。
この図から分かるように、空気補給ブロア11により4〜10l/minで空気を吸脱着槽5内に導入した場合に、先ず吸着剤6に吸着されていた水分が主に蒸発し、その後NO2の脱着量が増大し、2時間経過後には気相NO2濃度は140000ppm(14%)を超える濃度まで上昇した。
その後は、気相NO2濃度は減少し、約7時間で脱着は完了した。
このときのNO2脱着量の総量は200gで、吸着されたNO2のほぼ全量が脱着されたことが分かった。
このときの硝酸回収槽13に回収された凝縮液の硝酸濃度は40.5%であり、このことから被処理ガス中の窒素酸化物から40%以上の濃度の硝酸が得られることが分かった。
また、本願発明者は、NOx発生源からNOx濃度がNOとして1000ppmで一定とし、またオゾナイザ3からNO濃度の2倍の2000ppmの濃度のオゾンガスをオゾン反応槽4に導入し、吸脱着槽5内でNOガスを吸着剤6の吸着能力の限界まで吸着させたときにおいて、硝酸回収槽13に回収された硝酸濃度を測定した。
図4はそのときの吸着剤6の吸着特性を示す図である。
この図から、約90時間を経過した時点で吸着剤6の吸着能力は飽和され、吸着剤6の重量10kgに対して990gのNO2が吸着剤6に吸着され、吸着剤6の約10%弱の重量のNO2が吸着できたことが分かった。
図5は、総量990gのNOが吸着された吸着剤6からどの程度の量のNOが脱着されたかを示す特性図である。
この図から分かるように、空気補給ブロア11により4〜10l/minで空気を吸脱着槽5内に導入した場合に、先ず吸着剤6に吸着されていた水分が蒸発し、その後NO2が脱着し、4時間経過後には気相NO2濃度は300000ppm(30%)を超える濃度まで上昇した。
その後、気相NO2濃度は減少し、8時間経過後に脱着は完了した。
このときのNO2脱着量の総量は985gで、吸着されたNO2のほぼ全量が脱着されたことが分かった。
このときの硝酸回収槽13に回収された凝縮液の硝酸濃度は43%であった。
なお、オゾンガス濃度をNOx発生源からのNO濃度に対してモル比で2倍から1.3倍の量まで低下させたときまでは、上述したのと同様の硝酸濃度が得られたが、1.3倍以下のオゾンガス添加量になると、第2の配管10bからのサンプリングでNOが検出された。
これは、(1)式に示すように、吸脱着槽5内において酸化されたNOが水との反応でNOを生成したためと考えられる。
Figure 2006124248
上記(1)式から分かるように、NO21モルに対して1/3モルのNOが生成されるが、これに対しては、(2)式から分かるように、1モルのNOに対して1モルのオゾンを添加することで1モルのNOが生成されるので、1/3モルのNOに対して1/3モルのオゾンを添加することで、NOを再びNO2に酸化させることがすることができ、このNOは容易に吸着剤6に吸着される。
Figure 2006124248
また、本願発明者は、ヒータ7の加熱温度を調整することで、吸脱着槽5内の温度を最初200℃以下の状態を保持し、その後300℃前後に変えることで、高い濃度の硝酸が得られることが分かった。
これは、温度が200℃以下の前半で、多くの水分が蒸発してしまっており、NOが脱着する300℃前後の温度の後半では、蒸発する水分の量の低下とともにNOの脱着量も増大し、必然的にNO濃度が高い(30%以上)ガスが吸着剤6から脱着したためと考えられる。
図6は、凝縮液中の硝酸濃度と、この凝縮液と平衡状態にある気相NOx濃度との関係を示す図である。
この図6からは、NO濃度が30%(3000000ppm)のときには、濃度が約80%の硝酸液が得られることになるが、この図6は平衡状態における関係図であり、実際には硝酸濃度が60%を超える濃硝酸が生成されたと考えられる。
なお、上記実施の形態では、25℃前後、大気圧下で、ペンタシル型ゼオライトに疎水性処理を施した吸着剤6を用いた場合について説明したが、勿論このものに限定されるものではなく、常温(〜30℃)、大気圧下で、例えばY型ゼオライトに疎水性処理を施した吸着剤、ZSM−5型ゼオライトに疎水性処理を施した吸着剤であってもよい。
また、NOの吸着能力が低下するものの、疎水性処理を施さないゼオライトを吸着剤として常温で用いてもよい。
また、加熱手段としてヒータ7を用いた場合について説明したが、吸脱着槽5内を所定の温度に加熱するものであれば、勿論このものに限定されない。
以上説明したように、この発明に係る硝酸製造装置によれば、水蒸気を含む空気及び窒素酸化物を含む被処理ガスを、オゾンガスと酸化反応させて一酸化窒素ガスを二酸化窒素ガスに酸化するオゾン反応槽4と、このオゾン反応槽4に接続され、二酸化窒素ガス及び水蒸気を吸着する吸着剤6と、吸脱着槽5内に設けられ吸着剤6に吸着された二酸化窒素ガス及び水蒸気を加熱して、脱着ガスを生成するヒータ7と、脱着ガスを冷却して凝縮する冷却器12とを備えたので、窒素酸化物の吸収が常温で可能になるとともに、有害物質であるアンモニアを用いずに硝酸を製造することができる。
また、吸脱着槽5内に、加熱手段としてヒータ7が設けられているので、簡単な構成で吸脱着槽5内を所定の温度に加熱することができる。
また、未反応のオゾンガスを酸素に分解するオゾン分解槽8が吸脱着槽5に接続されているので、吸脱着槽5内で未反応であったオゾンガスはオゾン分解槽8で酸素に分解され、そのまま大気中に放出することができる。
また、吸脱着槽5内に空気を補給する空気補給ブロアが接続されているので、吸脱着槽5内で脱着された脱着ガスは、冷却器12に円滑に導かれる。
また、オゾン反応槽4には、一酸化窒素ガスに対してモル比で1.3倍以上のオゾンガスが添加されるようになっているので、一酸化窒素ガスは確実に二酸化窒素ガスに酸化される。
また、吸着剤6は、ペンタシル型ゼオライトに疎水性処理が施されているので、吸着剤6の表面には薄い水膜が形成され、吸着剤6に過剰な水が吸着されて吸着剤6に対する二酸化窒素ガスの吸着量が減少するのを防止しつつ、吸脱着槽5内に導入された二酸化窒素ガスは、吸着剤6への吸着とともに、その水膜へも吸収され、二酸化窒素ガスは、吸着剤6に効率良く吸着される。
また、吸着剤6は、温度可変のヒータ7により100℃〜350℃の範囲で加熱されて、脱着ガスが生成されるようになっているので、例えば最初にその範囲の下限値近傍で水分を蒸発し、その後その範囲の上限値近傍まで温度上昇させることで脱着ガス内の二酸化窒素ガス濃度を高くすることで、高濃度の硝酸を製造することができる。
この発明の実施の形態1である窒素酸化物から硝酸を製造する硝酸製造装置の工程図である。 図1の吸着剤に吸着される二酸化窒素の量を示す特性図である。 図1の吸着剤に吸着された二酸化窒素が脱着される量を示す特性図である。 図2及び図3のものと別の使用態様において、図1の吸着剤に吸着される二酸化窒素の量を示す特性図である。 図2及び図3のものと別の使用態様において、図1の吸着剤に吸着された二酸化窒素が脱着される量を示す特性図である。 凝縮液中の硝酸濃度と、この凝縮液と平衡状態にある気相NOx濃度との関係を示す図である。
符号の説明
1a 第1のダクト、1b 第2のダクト、1c 第3のダクト、1d 第4のダクト、 3 オゾナイザ、4 オゾン反応槽、5 吸脱着槽、6 吸着剤、7 ヒータ(加熱手段)、8 オゾン分解槽(オゾンガス分解手段)、11 空気補給ブロア、12 冷却器(凝縮手段)、13 硝酸回収槽。

Claims (9)

  1. オゾンガスが注入された、水蒸気、窒素酸化物を含む被処理ガスが滞留するオゾン反応槽と、
    このオゾン反応槽を通過した前記被処理ガスが流入し、二酸化窒素ガス及び前記水蒸気を吸着する吸着剤を収納した吸脱着槽と、
    この吸脱着槽に設けられ前記吸着剤を加熱して脱着ガスを生成する加熱手段と、
    前記脱着ガスを冷却する凝縮手段と、
    この凝縮手段で凝縮された凝縮液を貯える硝酸回収槽と
    を備えた硝酸製造装置。
  2. 前記吸着剤は、疎水処理を施したものである請求項1に記載の硝酸製造装置。
  3. 前記吸着剤は、ペンタシル型ゼオライトである請求項2に記載の硝酸製造装置。
  4. 前記加熱手段は、前記吸脱着槽の内部に設けられている請求項1ないし3の何れか1項に記載の硝酸製造装置。
  5. 前記加熱手段は、ヒータである請求項1ないし4の何れかに記載の硝酸製造装置。
  6. 前記吸脱着槽には、未反応の前記オゾンガスを酸素に分解するオゾンガス分解手段が接続されている請求項1ないし5の何れか1項に記載の硝酸製造装置。
  7. 前記吸脱着槽には、吸脱着槽内に空気を補給する空気補給ブロアが接続されている請求項1ないし6の何れか1項に記載の硝酸製造装置。
  8. 前記被処理ガス中の一酸化窒素ガスに対してモル比で1.3倍以上の前記オゾンガスが注入されるようになっている請求項1ないし7の何れか1項に記載の硝酸製造装置。
  9. 前記吸着剤は、温度可変の前記ヒータにより100℃〜350℃の範囲で加熱されて、前記脱着ガスが生成されるようになっている請求項5ないし8の何れか1項に記載の硝酸製造装置。
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