JP2006123521A - 液体吐出ヘッド及びその製造方法並びに画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の吐出口のそれぞれと連通する複数の圧力室と、前記圧力室の前記吐出口が形成される側とは反対側の面に設けられ、前記複数の圧力室をそれぞれ変形する圧電素子と、前記圧電素子に関して前記圧力室とは反対側に形成され、前記複数の圧力室にそれぞれ液体を供給する共通液室と、前記圧電素子が取り付けられる面に略垂直に立ち上がり、前記共通液室の隔壁内を貫通して前記圧電素子と電気的に接続するスルーホール配線とを有し、前記スルーホール配線と前記圧電素子との接続部に導電性コーティングされた球部材が配置されるとともに、前記接続部の前記スルーホール配線に対して圧電素子側に凹形状を形成することで前記課題を解決する。
【選択図】 図6
Description
路を挟んで印字面側に丸刃28Bが配置されている。なお、カット紙を使用する場合には、カッター28は不要である。
ト記録装置10が対象とする最大サイズの記録紙16の少なくとも一辺を超える長さにわたってインク吐出口(ノズル)が複数配列されたライン型ヘッドで構成されている。
がライン状に配列されたRセンサ列と、緑(G)の色フィルタが設けられたGセンサ列と、青(B)の色フィルタが設けられたBセンサ列とからなる色分解ラインCCDセンサで構成されている。なお、ラインセンサに代えて、受光素子が二次元配列されて成るエリアセンサを用いることも可能である。
このようにボール64を挿入した後、孔62の上からレーザ光Lを照射すると、上に述べたように隙間62aが存在するため、レーザ光Lがレーザ光Lに対して露出している電極パッド59bの部分に当たり、電極パッド59の熱伝導によって接点P1が効率良く加熱され、一方レーザ光Lは接点P2にも当たるため、ボール64の表面にコーティングされたハンダメッキ69が溶解され、各接点P1及びP2においてハンダによる接続が行われる。これにより、孔62の内側に形成されたメッキ63部で形成される電気配線60と、電極パッド59との確実な電気接続が実現される。
し、図10に示すように、凹部59cを一方向に傾斜したV字形状の溝としてもよい。図9のようなU字形状の場合には、U字の曲率半径をボール64の半径よりも大きくすると、ボール64は凹部59bと一点P3で接するようになる。また、U字の曲率半径がボール64の半径と等しい場合には、ボール64と凹部59bとは線で接することとなり、U字の曲率半径がボール64の半径より小さい場合には、ボール64は凹部59bとは2点で接することになる。また、図10の場合には、ボール64と凹部59cとは必ず2点P4、P5で接することになる。
のような導電性コーティングされた球部材(ボール)を複数用いることにより、スルーホールには導電処理を施さずに行うこともできる。
しなくても、圧電素子側からの電極の取り出しを行うことが可能となる。また、導電性接着剤を充填する場合に比べて、電気抵抗を低減することも可能となる。
Claims (10)
- 液体を吐出する複数の吐出口と、
前記複数の吐出口のそれぞれと連通する複数の圧力室と、
前記圧力室の前記吐出口が形成される側とは反対側の面に設けられ、前記複数の圧力室をそれぞれ変形する圧電素子と、
前記圧電素子に関して前記圧力室とは反対側に形成され、前記複数の圧力室にそれぞれ液体を供給する共通液室と、
前記圧電素子が取り付けられる面に略垂直に立ち上がり、前記共通液室の隔壁内を貫通して前記圧電素子と電気的に接続するスルーホール配線とを有し、
前記スルーホール配線と前記圧電素子との接続部に導電性コーティングされた球部材が配置されるとともに、前記接続部の前記スルーホール配線に対して圧電素子側に凹形状が形成されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。 - 前記凹形状の中心位置が前記スルーホール配線の軸位置から所定量ずれていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記スルーホール配線が形成される前記共通液室の隔壁に形成されるスルーホールの直径dと、前記導電性コーティングされた球部材の直径Dと、前記導電性コーティングされた球部材が前記圧電素子側の接続部と接する点と、前記導電性コーティングされた球部材が前記スルーホール配線側の接続部と接する点との間の接点間距離である接続幅Wとの間に、次の不等式(1)
W < D < d ・・・(1)
が成り立つことを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出ヘッド。 - 前記スルーホール配線の、前記導電性コーティングされた球部材と接する部分が凸形状となっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
- 液体を吐出する複数の吐出口と、
前記複数の吐出口のそれぞれと連通する複数の圧力室と、
前記圧力室の前記吐出口が形成される側とは反対側の面に設けられ、前記複数の圧力室をそれぞれ変形する圧電素子と、
前記圧電素子に関して前記圧力室とは反対側に形成され、前記複数の圧力室にそれぞれ液体を供給する共通液室と、
前記圧電素子の接続部から前記圧電素子が取り付けられる面に略垂直に立ち上がり、前記共通液室の隔壁内を貫通するスルーホールとを有し、
前記スルーホールに導電性を有する球部材が複数配置されるとともに、前記接続部の前記スルーホールに対して圧電素子側に凹形状が形成されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。 - 液体を吐出する複数の吐出口と、
前記複数の吐出口のそれぞれと連通する複数の圧力室と、
前記圧力室の前記吐出口が形成される側とは反対側の面に設けられ、前記複数の圧力室をそれぞれ変形する圧電素子と、
前記圧電素子に関して前記圧力室とは反対側に形成され、前記複数の圧力室にそれぞれ液体を供給する共通液室と、
前記圧力室内の圧力を検出する圧力検出素子と、
前記前記圧力検出素子の接続部から前記圧電素子が取り付けられる面に略垂直に立ち上がり、前記共通液室の隔壁内を貫通して前記圧力検出素子と電気的に接続するスルーホール配線とを有し、
前記スルーホール配線と前記圧力検出素子との接続部に導電性コーティングされた球部材が配置されるとともに、前記接続部の前記スルーホール配線に対して圧力検出素子側に凹形状が形成されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。 - 液体を吐出する複数の吐出口と、
前記複数の吐出口のそれぞれと連通する複数の圧力室と、
前記圧力室の前記吐出口が形成される側とは反対側の面に設けられ、前記複数の圧力室をそれぞれ変形する圧電素子と、
前記圧電素子に関して前記圧力室とは反対側に形成され、前記複数の圧力室にそれぞれ液体を供給する共通液室と、
前記圧力室内の圧力を検出する圧力検出素子と、
前記前記圧力検出素子の接続部から前記圧電素子が取り付けられる面に略垂直に立ち上がり、前記共通液室の隔壁内を貫通するスルーホールとを有し、
前記スルーホールに導電性を有する球部材が複数配置されるとともに、前記接続部の前記スルーホールに対して圧力検出素子側に凹形状が形成されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。 - 吐出口と連通する各圧力室に液体を供給する共通液室を形成する流路プレートの前記共通液室の隔壁に対応する部分にスルーホールを形成する工程と、
前記スルーホールの内壁面に導電材を形成する導電処理工程と、
前記スルーホール、前記圧力室を変形する圧電素子側の接続部、前記スルーホール及び前記圧電素子側の接続部のそれぞれと接続する球部材に対し、互いに接続する部分の少なくとも一方に導電剤を付与する工程と、
前記共通液室を形成する液体吐出ヘッドの上層部と、前記圧力室を含む液体吐出ヘッドの下層部を接合する工程と、
前記スルーホールから前記球部材を挿入する工程と、
前記球部材、前記スルーホール及び前記圧電素子側の各接続部の少なくとも一方に付与された前記導電剤を溶融するための光を前記スルーホールから照射するか、または前記導電剤を加熱して、前記導電剤を硬化し、前記球部材を前記スルーホール及び前記圧電素子側の電極接続側のそれぞれと接続する工程と、
を含むことを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法。 - 吐出口と連通する各圧力室に液体を供給する共通液室を形成する流路プレートの前記共通液室の隔壁に対応する部分にスルーホールを形成する工程と、
前記共通液室を含む液体吐出ヘッドの上層部と、前記圧力室を含む液体吐出ヘッドの下層部を接合する工程と、
前記スルーホールと前記圧電素子側の接続部に導電剤を付与する工程と、
前記スルーホールから導電性を有する複数の球部材を挿入する工程と、
前記導電剤を硬化する工程と、
を含むことを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法。 - 請求項1〜7のいずれかに記載の液体吐出ヘッドを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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